説明

クロメン−2−オン誘導体

式(I)
【化1】


(式中、R、R、R、R、Rおよび環Aは明細書に定義のとおりである)
の化合物、それらの製造方法、それらのとりわけ移植における使用、およびそれらを含む医薬組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロメン−2−オン誘導体、それらの製造方法、医薬としてのそれらの使用、およびそれらを含む医薬組成物に関する。
【発明の開示】
【0002】
より具体的には、本発明は、第1の局面において式I
【化1】

〔式中、
およびRは各々独立して、水素;ハロゲン;ニトロ;非置換C1−8アルキル;例えばアリール、C3−6シクロアルキルまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルキル;所望により置換されたハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルキル−カルボニル;所望により置換されたC1−8アルケニル;非置換C1−8アルコキシ;例えばC1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロ環式基(例えばヘテロアリールまたはヘテロC3−8シクロアルキル)で置換されたC1−8アルコキシ;C1−8アルキニル;所望により置換されたハロC1−8アルコキシ;非置換C3−6シクロアルキル;例えばC1−8アルキルで置換されたC3−6シクロアルキル;所望により置換されたC3−8シクロアルキル−オキシ;ヘテロ環式基;所望により、例えばアルキルで置換されたアリール;から成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、所望により置換されたC3−8シクロアルキルまたはヘテロ環式基を形成し;
は水素;ハロゲン;所望により置換された(例えば、C1−8アルキルの1個以上で置換された)C1−8アルキル;所望により置換された(例えば、C1−8アルキルの1個以上で置換された)C1−8アルコキシ;所望により置換されたハロC1−8アルコキシ(例えばOCF);C1−8アルケニルであり;好ましくはR3は水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ;ハロC1−8アルコキシであり;
【0003】
は式C1−2アルキル−NR(式中、
1−2アルキルは非置換であるか、またはヒドロキシル;カルボキシル;(所望により、例えばヒドロキシルまたはカルボキシルで置換された)C1−8アルキル;所望により、C1−6アルキルで置換されたC3−6シクロアルキル;モノ(C1−6アルキル)カルバモイル;およびジ(C1−6アルキル)カルバモイルから選択される1個以上の置換基で置換されているか;
またはC1−2アルキルは、同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりそれらが結合しているC原子と一体となってC3−8シクロアルキルを形成し;好ましくは同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており;
およびRは各々独立して、水素;非置換C1−8アルキル;例えばヒドロキシル、カルボキシル、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ、アリール、C1−6アルコキシカルボニル、モノ(C1−6アルキル)カルバモイルまたはジ(C1−6アルキル)カルバモイルで置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C3−6シクロアルキル;C1−6アルキルカルボニル;C1−6アルコキシカルボニル;およびC1−6アルキンから成る群から選択されるか;
とRは、それらが結合している窒素原子と一体となって所望により置換されたヘテロ環式基を形成する)
であり;
【0004】
好ましくはRは式Ia、IbまたはIc
【化2】

(式中、nは2〜7、好ましくは2〜4、より好ましくは2であり;そしてRおよびRは上記定義のとおりである)
であり;
そしてRは3または4位、好ましくは4位に存在し、
は、水素;ヒドロキシル;ハロゲン;ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキル);C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRは水素であり;
そしてRは2(オルト)位または3(メタ)位、好ましくは2位に存在するか;
またはRおよびRはそれぞれ4位と3位に存在し、一体となってヘテロ環式基を形成し;
環Aはヘテロ原子を含まないか、または1または2個の環ヘテロ原子;好ましくは2位と3位で1または2個の窒素原子を含む。
ただし、Rが水素であるときRは水素ではなく、Rが水素であるときRは水素ではない〕
の化合物、またはその生理的に加水分解可能な誘導体、その塩、水和物および/または溶媒和物を提供する。
【0005】
環Aが1または2個のヘテロ原子を含むとき、Rは好ましくは水素である。
ハロゲンはフッ素、塩素または臭素、好ましくはフッ素または塩素であり得る。
基としての、または基の中に存在するアルキルまたはアルコキシは、直鎖または分枝鎖であり得る。アルキレンは直鎖または分枝鎖であり得る。
【0006】
基としての、または基の中に存在するアルキルは、例えばR、R、Rについてはカルボキシル;例えばR、R、Rについてはヒドロキシル;例えばR、R、R、Rについてはアルコキシ;R、R、R、Rについてはアリール;例えばR、Rについてはアリール;例えばR、R、RについてはC3−8シクロアルキル;例えばR、Rについてはアルコキシカルボニル;例えばR、R、Rについてはモノ(アルキル)カルバモイルもしくはジ(アルキル)カルバモイル;で、例えば置換されていてもよい。
【0007】
基としての、または基の中に存在するアルコキシは、例えばR1、、R、Rについてはヒドロキシル;例えばR1、、Rについてはカルボキシル;例えばR1、、R、Rについてはアルキル;例えばR、Rについてはアルコキシ;例えばR、Rについてはヘテロ環式基;例えばR、RについてはC3−8シクロアルキル;例えばR、R;Rについてはヘテロ環式基(例えばC3−8シクロアルキル);例えばR、Rについてはアリール;例えばR、Rについてはヘテロアリール;または例えばR、RについてはC1−8アルキニルで、例えば置換されていてもよい。
【0008】
アルキルまたはアルコキシがヒドロキシルで置換されているとき、当該ヒドロキシル基は好ましくはアルキルまたはアルコキシの末端位に存在する。
アルケニルは例えばアルキルで置換されていてもよい。
【0009】
本明細書で定義するハロアルキルおよびハロアルコキシは、基としての、または基の中に存在する、1〜5個のハロゲンで置換されたアルキルおよびアルコキシ、例えばCF−、CHF−、CHF−またはCF−CH−O−、CHF−CH−O−、CHF−CH−O−をそれぞれ意味する。
ハロアルキルおよびハロアルコキシは、例えばアルキル、ヒドロキシルで置換されていてもよい。好ましくはハロアルキルおよびハロアルコキシは非置換である。
【0010】
アリールはフェニルまたはナフチル、好ましくはフェニルであり得る。
アリールは例えばRまたはRについて、例えばアルキルで置換されていてもよい。
【0011】
基としての、または基の中に存在する、例えばR、Rとしての、RとRによって形成される、またはRのC1−2アルキルの同じC原子上で結合している2個のアルキル基によって形成されるC3−8シクロアルキルは、ヘテロ原子を含まない、3〜8、好ましくは5〜7、より好ましくは3〜5員非芳香環を意味する。
基としての、または基の中に存在する、例えばR、RとしてのヘテロC3−8シクロアルキルは、好ましくはN、OおよびSから選択される1または2個のヘテロ原子を含む、3〜8、好ましくは5〜7員非芳香環を意味する。
【0012】
上記定義のとおり、同じC原子上で2個のアルキル基によって置換されており、当該2個のアルキル基がそれらが結合しているC原子と一体となってC3−8シクロアルキルを形成するC1−2アルキルは、1−アミノ−C3−8シクロアルキル、1−アミノメチル−C3−8シクロアルキルおよび1−アミノ−C3−8シクロアルキルメチルのいずれかを意味する。
【0013】
基としての、または基の中に存在する、シクロアルキルおよびシクロアルキル−オキシは、例えばR、RまたはRについては、例えばアルキルまたはハロゲンで置換されていてもよい。好ましくはシクロアルキルおよびシクロアルキル−オキシは非置換である。
【0014】
またはRのような、またはRとR、NRもしくはRとRによってそれぞれ形成されるヘテロ環式基は、N、OおよびSから選択される1または2個のヘテロ原子を含み、所望により他の5〜8員飽和、不飽和もしくは芳香族性ヘテロ環式環と縮合している3〜8、好ましくは5〜8員飽和、不飽和または芳香族性ヘテロ環式環を意味する。ヘテロ環式基は、所望により置換されている。
【0015】
とRによって形成されていてもよいヘテロ環式基の場合、ヘテロ環式基はそのN−オキシドも意味する。
ヘテロ環式基が置換されているとき、これは1個以上の環炭素原子および/または存在するとき環窒素原子上であり得る。環炭素原子上の置換基の例には、例えばヘテロ環式基がRとRまたはイミノで形成されるとき、例えばヘテロ環式基がRとRで形成されるとき、例えばハロゲン、C1−4アルキル、カルボニル、カルボキシルまたはヒドロキシルが含まれる。例えばヘテロ環式基がRとR、N−オキシドで形成されるとき、環ヘテロ原子上の置換基の例には、例えばC1−4アルキルが含まれ得る。
【0016】
下記意味が独立して、集合的に、または任意の組合せもしくはサブコンビネーションで好ましい:
1.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはアリール、C3−6シクロアルキルもしくはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルキル);所望により置換されたハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロ環式基で置換されたC1−8アルコキシ);所望により置換されたハロC1−8アルコキシから成る群から選択される。ただし、RとRはいずれもが水素ではない;ただし、RとRはいずれもが水素ではない;
【0017】
2.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシもしくはアリール、好ましくはアルコキシで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えばC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);ハロC1−8アルコキシから成る群から選択される。ただし、RとRはいずれもが水素ではない;
3.RおよびRが各々独立して、水素;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;ハロC1−8アルコキシから成る群から選択され、そしてRとRはいずれもが水素ではない;
【0018】
4.Rが水素;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり、そしてRが水素;所望により置換されたC1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである。ただし、RとRはいずれもが水素ではない;
5.Rが水素、C1−8アルキル;C1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;C1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである;
6.Rが水素;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである;
7.Rが水素;C1−8アルキル;C1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;C1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;ハロC1−8アルコキシ;またはC3−6シクロアルキルである;
【0019】
8.Rが水素;C1−8アルキル;C1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;C1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである;
9.Rが水素;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである;
10.Rが水素;所望により置換されたC1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシである;
11.Rが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0020】
12.Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
13.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;例えば非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;例えば非置換C1−8アルコキシ);およびハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である。ただし、RとRはいずれもが水素ではない;
【0021】
14.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;例えば非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;例えば非置換C1−8アルコキシ);およびハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0022】
15.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル;例えば非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換であるか、またはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ;例えば非置換C1−8アルコキシ);およびハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり、好ましくはRが水素であり、そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRのいずれもが水素である;
【0023】
16.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、またはC1−2アルキルは、同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し;好ましくは同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており;好ましくはRが式C1−2アルキル−NRであり、式中C1−2アルキルは同じC原子上で2個のアルキル基で置換されているか、またはRは式Ia、IbもしくはIcである;
17.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となって、ヘテロ環式基を形成する;
【0024】
18.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは式Ia、IbまたはIcであり);そしてRおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換であるか、またはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となって、ヘテロ環式基を形成する;
【0025】
19.Rが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素であり;そしてRが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成する(例えばRは式Ia、IbまたはIcである);
【0026】
20.Rが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素であり;そしてRとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成する;
【0027】
とRは各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換C1−8アルコキシまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);またはハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;Rが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素であり;そしてRが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルが所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し;好ましくはRが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルが同じC原子上で2個のアルキル基で置換されているか、またはRが式Ia、IbまたはIcである;
【0028】
22.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換C1−8アルコキシまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);またはハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;Rが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素であり;そしてRおよびRは各々独立して水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成する;
【0029】
23.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換C1−8アルコキシまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);またはハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;そしてRが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成する(例えばRは式Ia、IbまたはIcである);
【0030】
24.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換C1−8アルコキシまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);またはハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;そしてRとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成する;
【0031】
25.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは式Ia、IbまたはIcであり);Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0032】
26.RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0033】
27.Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素であり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素である;
【0034】
28.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは式Ia、IbまたはIcであり);Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素である;
【0035】
29.RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素である;
【0036】
30.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは式Ia、IbまたはIcであり);RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素である;
【0037】
31.RおよびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシもしくはアリールで置換されたC1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ(例えば非置換C1−8アルコキシまたはC1−8アルコキシで置換されたC1−8アルコキシ);またはハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは式Ia、IbまたはIcであり);RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素である;
【0038】
32.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し;RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0039】
33.Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRはIa、IbまたはIcであり);RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRが水素である;
【0040】
34.Rが4位に存在する;
35.環Aがヘテロ原子を含まない;
36.環Aが1または2個のヘテロ原子、好ましくは1または2個のN原子を含む;
37.環Aが1または2個のヘテロ原子、好ましくは1または2個のN原子を、2および/または3位上に含む;
【0041】
38.RおよびRが各々独立して、水素;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;ハロC1−8アルコキシから成る群から選択され;そしてRとRはいずれもが水素ではなく;Rが式C1−2アルキル−NRであり、式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりC3−8シクロアルキルを形成し(例えばRは同じC原子上で2個のアルキル基で置換されている式C1−2アルキル−NRであるか、またはRは式Ia、IbまたはIcであり);RとRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル(例えば非置換C1−8アルキルまたはヒドロキシルで置換されたC1−8アルキル);またはハロC1−8アルキルであるか;またはRとRがそれらが結合している窒素原子と一体となってヘテロ環式環を形成し;Rが4位に存在し;Rが水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル(好ましくは非置換C1−8アルキル);ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;そしてRが水素;ハロゲン;C1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;好ましくはRとRがいずれもが水素であり;環Aがヘテロ原子を含まない。
【0042】
式Iの化合物は遊離形または塩形、例えば有機酸または無機酸、例えば塩酸もしくは酢酸との例えば酸付加塩、あるいはR5がCOOHであるかまたはそれを含むとき塩基との塩、例えばアルカリ塩、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩、または置換もしくは非置換アンモニウム塩の形態で存在し得る。
【0043】
式Iの化合物が光学異性体、ラセミ体またはジアステレオマーの形態で存在していてもよいことが理解される。本発明は、全てのエナンチオマーおよび配座異性体、ならびにそれらの混合物を包含することが理解される。同様の配慮が上記のとおり不斉炭素原子を示す出発物質に対する反応において適用される。
【0044】
式Iの化合物の生理的に加水分解可能な誘導体は、生理的条件下で加水分解可能であり、式Iの化合物とそれ自体生理的に許容される副生成物を生じる化合物、例えば加水分解されて式Iの化合物と非毒性アルコールを所望の投与レベルで生じるエステルを意味する。
【0045】
本発明はまた、式Iの化合物の製造方法(スキーム1)であって、
式IIの化合物(式中、R、RおよびRは上記定義のとおりである)を式III(式中、RおよびRは上記定義のとおりである)の化合物と反応させる(ルートA)か;
または式IIの化合物を中間体IVを介して式Vの中間体(式中、R、RおよびRは上記定義のとおりである)に変換し、これを式VI(式中、RおよびRは上記定義のとおりである)の化合物と反応させる(ルートB)
ことを含む方法を含む。
【化3】

【0046】
全ての反応を、溶媒、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、トルエン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、N−メチルピロリドン、キシレン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジメチルホルムアミド、アセトン、ジメチルスルホキシド、tert−ブチルメチルエーテル中で行う。全ての化合物を、当業者に既知の方法(例えば結晶化、シリカゲルクロマトグラフィー、HPLC)を用いて単離することができる。
【0047】
ルートAにしたがって、式IIの2−ヒドロキシベンズアルデヒドを式IIIのマロネート誘導体と、適当な塩基(例えば2級アミン、例えばピペリジン)の存在下で適当な溶媒中で縮合させることができる。
【0048】
ルートBにしたがって、式IIの2−ヒドロキシベンズアルデヒドをジエチルマロネートと、適当な塩基(例えば2級アミン、例えばピペリジン)の存在下で適当な溶媒中で縮合させて、式IVの2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボン酸エステルを得る。R2がヒドロキシである場合、この段階でヒドロキシル基を、塩基性条件下で、アルキルハライドを求電子試薬として用いて、適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ピペリジン、水酸化ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸セシウムの存在下で、適当な溶媒の存在下で、あるいはミツノブ条件を用いて対応するアルコールと、トリフェニルホスフィンおよびDEAD試薬の存在下で、アルキル化してR2をアルコキシにすることができる。
【0049】
式IVの2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボン酸エステルを、水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムの存在下で、適当な溶媒中で鹸化して、式Vの2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボン酸を得る。
【0050】
式Vの化合物をアミド結合形成のために、塩化チオニルまたは1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドまたは1,1’−カルボニルジイミダゾールまたはプロパンホスホン酸無水物のような試薬で、適当な塩基、例えばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンまたは重炭酸ナトリウムの存在下で、適当な溶媒中で活性化させて、式VIの化合物(アニリン誘導体)と反応させて所望の式Iの化合物を誘導する。R5またはR4が窒素官能保護基、例えばカルバミン酸tert−ブチルエステル官能基を含むとき、それを塩酸またはトリフルオロ酢酸のような酸と、適当な溶媒中で反応させて脱保護を行う。
【0051】
2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボン酸および式Iの化合物を、ルートAおよびBを用いて製造する方法、ならびに本発明に付随する他の方法は、当業者に既知であり、文献に記載されている(Horing, E.C. et al. (1955) organic synthesis, Coll. Vol. III, 165, Livingstone, R. (1977);Rodd’s Chemistry of carbon compounds, Vol. IV, p96, Staunton, J. (1979);Heterocyclic Chemistry (ed. P.G. Sammes), Vol. 4)。
【0052】
出発物質の製造が具体的に記載されていなくとも、当該化合物は既知であるか、または当業者に既知の方法と同様に、または本明細書に記載のとおりに製造することができる。
【0053】
がアリルまたはプロピルである、商業的に入手することができない式IIの2−ヒドロキシベンズアルデヒド化合物を製造するための常套の方法を、スキーム2に示す(ルートC)。RがHである式IIの2−ヒドロキシベンズアルデヒドを、アリルブロマイドのような求電子試薬で、適当な塩基、例えば炭酸カリウムまたは炭酸セシウムの存在下で、適当な溶媒中でO−アルキル化して、式VIIの化合物を得ることができる。式VIIの化合物を熱条件下(オイルバスまたはマイクロウェーブ加熱)でクライセン転移を原液で、または適当な溶媒中で行って、Rがアリルである式IIの化合物を得ることができる。Rがプロピルである式IIの化合物を得るために、アルデヒドの存在下で、標準的水素化条件下で、ラネーニッケルを触媒として用い、適当な溶媒中で二重結合の選択的還元を行うことができる。
【0054】
あるいは、スキーム2に示すとおり(ルートD)、Rがアルコキシであるとき、式VIIIの化合物を強塩基、例えばブチルリチウムおよびアルキルハライドまたはアシルハライドと反応させて式IXの化合物を得て、これを塩酸、臭化水素酸またはボロントリブロマイドのような酸の作用によって、適当な溶媒中でO−脱アルキル化して式Xの化合物(フェノール)を得る。式Xの化合物を、ビルスマイヤー条件下で、例えばPOClおよびN,N−ジメチルホルムアミドをカルボニル源として用いて、適当な溶媒中で、Rがアルキルまたは−COアルキルであり、RがOHである式IIの化合物に変換する。
【化4】

【0055】
がヒドロキシである、商業的に入手することができない式IIの2−ヒドロキシベンズアルデヒド化合物を製造するための常套の方法を、スキーム3に示す。式XIの化合物の合成を、文献の方法を踏襲して行う(Synthetic Communications, 20(12), 1869-1876)。式XIの化合物を、ビルスマイヤー条件下で、例えばPOClおよびN,N−ジメチルホルムアミドをカルボニル源として用いて、適当な溶媒中で、Rがヒドロキシである式IIの化合物に変換する。
【化5】

【0056】
式IIIの化合物を合成するための常套の方法を下記スキーム4に示す。式VIの化合物(アニリン)を、熱条件下で溶媒としてジエチルマロネートと反応させる。あるいは、モノエチルマロン酸を塩化チオニルまたは1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドまたは1,1’−カルボニルジイミダゾールのような試薬で活性化して、式VIの化合物と適当な塩基、例えばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンまたは重炭酸ナトリウムの存在下で、適当な溶媒中で反応させることができる。
【化6】

【0057】
式VIのアニリン中間体を購入することができるか、またはそれぞれのニトロ化合物を購入し、パラジウム炭素と水素、またはパラジウム炭素とホウ化水素ナトリウムもしくは2塩化スズの作用で、適当な溶媒中で、式VIのアニリンに還元することができる。RおよびRのアミノ官能基を、tert−ブトキシカルバメートとして、求電子試薬としてBOC無水物を用いて適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンの存在下で、適当な溶媒中で保護する。
【0058】
が所望により置換されたアミノメチル基(CR’R’NR)である式VIのアニリンを、当業者に既知の方法、またはスキーム5に記載のルートE−Gの3つのうち1つで製造することができる。
【化7】

【0059】
ルートE(スキーム5)によって、4−ニトロ臭化ベンジルアナログを、対応するアミンで適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンの存在下で適当な溶媒中で求核置換させることによって式XIIのベンジルアミン中間体に変換することができる。
【0060】
Rdおよび/またはRcが水素であるとき、式IIの化合物のアミン官能基の保護を、求電子試薬としてBOC無水物を用いて適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンの存在下で、適当な溶媒中で行って、式XIIIの化合物を得ることができる。Pd炭素またはラネーニッケルのような触媒の存在下で水素ガスまたは水素化ホウ素ナトリウムを水素源として用いて、適当な溶媒中でニトロ官能基を還元して、式VIの中間体を得る。
【0061】
ルートFによって、商業的に入手可能な式XIVのニトロニトリルを、Pd炭素またはラネーニッケルおよび水素を用いて適当な溶媒中で還元して、R4がCR’R’NRである式VIの化合物を得る。Rcが水素であるとき、アミノ官能基を、求電子試薬としてBOC無水物を用いて、適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンの存在下で、適当な溶媒中で保護して、R4がCR’R’NRBOCである式VIの化合物を得る。
【0062】
ルートGによって、R4がCR’R’NRである式VIのアニリン中間体を、式XVの中間体から標準的なニトロ化条件を用いて、硝酸−硫酸混合物を用いて式XVIの化合物を得て、これを標準的な還元条件下で、Pd炭素またはラネーニッケルのような触媒の存在下で、水素ガスまたは水素化ホウ素ナトリウムを水素源として用いて、適当な溶媒中で還元する。Rが水素であるとき、アミノ官能基を、求電子試薬としてBOC無水物を用いて、適当な塩基、例えばトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンの存在下で、適当な溶媒中で保護する。
【0063】
下記実施例によって本発明を説明する。
【実施例】
【0064】
溶液の濃縮を、ロータリーエバポレーターで、減圧下で行う。常套のフラッシュクロマトグラフィーをシリカゲル上で行う。フラッシュクロマトグラフィーはまた、Biotage Flashクロマトグラフィー装置またはFlashmaster装置を用いて行う。
【0065】
使用した略語は下記のとおりである:
TBME = tert−ブチルメチルエーテル
BOC = tert−ブチルオキシカルボニル
DMF = ジメチルホルムアミド
LiOH = 水酸化リチウム
HCl = 塩酸
THF = テトラヒドロフラン
CHCl = ジクロロメタン
RT = 室温
NaOH = 水酸化ナトリウム
Min = 分
【0066】
実施例1:7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−アミノメチル−フェニル)−アミド
【表1】

【0067】
a)2−アリルオキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドの製造
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒド(5g、32.8mmol)およびアリルブロマイド(3.89ml、46mmol)のアセトン(50ml)溶液に、炭酸カリウム(6.8g、49.3mmol)を加える。反応混合物を還流下で3時間攪拌する。反応混合物を濃縮し、200ml TBMEと150ml 1N NaOHで分配し、層を分離させた。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。2−アリルオキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドをフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 CHCl/ヘキサン 8/2)を用いて精製した後、単離する。
【0068】
b)3−アリル−2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドの製造
2−アリルオキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒド(5g、26mmol)のNMP(10ml)溶液をマイクロウェーブで230℃で、30分間加熱する。反応混合物を氷水(200ml)混合物に注ぎ、TBME(200ml)を加え、有機層を分離し、150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。3−アリル−2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 CHCl/ヘキサン 8/2)を用いて精製した後、単離する。
【0069】
c)2−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドの製造
3−アリル−2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒド(5g、26mmol)のTHF(25ml)溶液に、10%wt Pt/Cを加える。反応混合物を室温で、水素ガスが消費されるまで攪拌する。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮する。2−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドをさらに精製することなく用いる。
【0070】
d)7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステルの製造
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒド(15g、77.2mmol)のエタノール(450ml)溶液に、ジエチルマロネート(11.7ml、77.2mmol)およびピペリジン(7.6ml、77.2mmmol)を加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を0℃に、氷水バスを用いて冷却し、形成された沈殿を濾過し、エタノールで洗浄する。母液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 酢酸エチル/ヘキサン 3/7)を用いて精製して7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステルを得る。
【0071】
e)7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸の製造
7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステル(15.4g、53.0mmol)のTHF(300ml)溶液に、0℃で1N NaOH(120ml)溶液を加え、反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を0℃に、氷水バスを用いて冷却し、pHを1N HCl溶液を用いて1に低下させた。反応混合物を0℃で30分間攪拌し、形成された沈殿を濾過し、水で洗浄する。7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸を、沈殿を乾燥させた後単離する。
【0072】
f){4−[(7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(600mg、2.28mmol)のCHCl(20ml)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(530ul、3mmol)、およびプロパンホスホン酸無水物の酢酸エチル(2.9ml、4.57mmol)50%溶液を加え、反応混合物を30分間RTで攪拌する。(4−アミノ−ベンジル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.0mg、4.57mmol)を反応混合物に加え、これを室温で1時間攪拌する。反応混合物を氷水(50ml)混合物に注ぎ、CHCl(50ml)を加え、有機層を分離し、50ml 塩水および50ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。{4−[(7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、ヘキサンの添加によって得られた沈殿の濾過によって単離する。
【0073】
g)7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−アミノメチル−フェニル)−アミドの製造
{4−[(7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル)−アミノ]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(640mg、1.37mmol)のCHCl/MeOH(40ml)溶液に、4M HClのジオキサン溶液を加える。反応混合物をRTで5時間攪拌する。CHCl(500ml)および水(200ml)を加え、有機層を分離し、100ml 炭酸ナトリウム飽和溶液および100ml 塩水で洗浄する。7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−アミノメチル−フェニル)−アミドを、ヘキサンを用いて沈殿させた後、単離する(M+H-NH3)+=350。
【0074】
実施例2:7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−メチルアミノメチル−フェニル)−アミド
【表2】

【0075】
a)2−プロピル−ベンゼン−1,3−ジオールを、Synthetic Communications, 20(12), 1869-1876に記載の通りに製造する。
【0076】
b)2,4−ジヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドの製造
2−プロピル−ベンゼン−1,3−ジオール(13g、85.4mmol)のDMF(70ml)溶液に、0℃、不活性雰囲気下で、オキシ塩化リン(17.4ml、188mmol)のDMF(70ml)溶液を加える。反応混合物をRTで1時間攪拌する。反応混合物を0℃に冷却し、注意深く水でクエンチする。反応混合物を200ml 酢酸エチルと150ml 水で分配し、層を分離する。有機層を150ml 塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。2,4−ジヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドを、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 ヘキサン/酢酸エチル 9/1)を用いて精製した後単離する。
【0077】
c)4−(2−フルオロ−エトキシ)−2−ヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドの製造
2,4−ジヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒド(4g、22.2mmol)のTHF(50ml)溶液に、1−ブロモ−2−フルオロエタン(5.75g、44.4mmol)および炭酸カリウム(4.60g、33.3mmol)を加える。反応混合物を80℃で12時間攪拌する。反応混合物を濃縮し、200ml 酢酸エチルと150ml 水で分配し、層を分離する。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。4−(2−フルオロ−エトキシ)−2−ヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒドを、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 ヘキサン/酢酸エチル 9/1)を用いて精製した後単離する。
【0078】
d)7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステルの製造
4−(2−フルオロ−エトキシ)−2−ヒドロキシ−3−プロピル−ベンズアルデヒド(2.41g、10.7mmol)のエタノール(40ml)溶液に、ジエチルマロネート(1.62ml、10.7mmol)およびピペリジン(1.05ml、10.7mmol)を加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を濃縮し、200ml 酢酸エチルと150ml 水で分配し、層を分離させる。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステルを、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 ヘキサン/酢酸エチル 9/1)を用いて精製した後単離する。
【0079】
e)7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸の製造
7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸エチルエステル(2.9g、9.11mmol)のTHF(30ml)溶液に、LiOH(772mg、18.2mmol)を加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を濃縮し、100ml 酢酸エチルと80ml 2N HClで分配し、層を分離する。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸を、ヘキサン/酢酸エチルから沈殿させた後、単離する。
【0080】
f)メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−アミンの製造
1−ブロモメチル−4−ニトロ−ベンゼン(6g、27.8mmol)のTHF(50ml)溶液に、トリエチルアミン(5ml、36.14mmol)および2N メチルアミンのTHF(42ml、84.0mmol)溶液を加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を濃縮し、200ml 酢酸エチルと150ml 水で分配し、層を分離する。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−アミンを、ヘキサン/酢酸エチルから沈殿させた後、単離する。
【0081】
g)メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−アミン(6g、32.5mmol)のCHCl(80ml)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(9.27ml、54.1mmol)およびBoc無水物(15.8g、72.4mmol)を加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を150ml 水で分配し、層を分離させる。有機層を150ml 塩水および150ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 ヘキサン/酢酸エチル 9/1)を用いて精製した後単離する。
【0082】
h)メチル(4−アミノ−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
メチル−(4−ニトロ−ベンジル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(6.68g、17.6mmol)のエタノール(40ml)溶液に、不活性雰囲気下でPd/C(10%)を加える。反応混合物を2時間、50psiの水素雰囲気下に置く。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮する。(4−アミノ−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤 ヘキサン/酢酸エチル 9/1)を用いて精製した後単離する。
【0083】
i)(4−{[7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル]−アミノ}−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(90mg、0.30mmol)のCHCl(5ml)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(94ul、0.39mmol)およびプロピルホスホン酸無水物(160ul、0.39mmol)を加える。反応混合物をRTで30分間攪拌し、メチル(4−アミノ−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(73.8mg、0.30mmol)を加え、反応混合物を一晩RTで攪拌する。反応混合物を30ml 水で分配し、層を分離する。有機層を50ml 塩水と50ml 水で洗浄し、乾燥させ、濃縮する。(4−{[7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル]−アミノ}−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、ヘキサン/酢酸エチルで沈殿させた後、単離する。
【0084】
j)7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−メチルアミノメチル−フェニル)−アミドの製造
4M HClのジオキサン(3ml)溶液を、(4−{[7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボニル]−アミノ}−ベンジル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.22mmol)に加える。反応混合物をRTで一晩攪拌する。反応混合物を濃縮し、7−(2−フルオロ−エトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボン酸(4−メチルアミノメチル−フェニル)−アミドを、ヘキサンの添加後、濾過によって単離する(M+H)+ = 413。
【0085】
全ての下記実施例を、上記2つの方法のいずれかによって合成する。
【化8】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【表15】

【表16】

【表17】

【表18】

【表19】

【表20】

【表21】

【表22】

【表23】

*Ex249:Nは環Aの3位
**Ex250:Nは環Aの2位
【0086】
遊離形または薬学的に許容される塩形の式Iの化合物は、例えばS1P1受容体アゴニストとして、例えばインビトロおよびインビボ試験で示されるとおり、有用な薬理学的特徴を示し、したがって、治療に適用される。
【0087】
A.インビトロ
式Iの化合物は、下記アッセイにおいて測定されるとおり、個々のヒトS1P受容体に結合親和性を有する:
【0088】
A.1 インビトロ:ヒトEDG受容体を発現するCHO細胞から製造した膜に対するGTP[γ−35S]の結合を測定するGPCR活性化アッセイ
S1P(EDG−1)GTP[γ−35S]結合アッセイ:均質な膜を、ヒトEDG−1N−末端c−mycタグを安定的に発現するCHO細胞から製造する。細胞を懸濁液中で、2つの850cmローラーボトルで3または4日後増殖させた後、収穫する。細胞を遠心分離し、冷PBSで1回洗浄し、≦20mlのバッファーA(20mM HEPES、pH7.4、10mM EDTA、EDTAを含まない完全プロテアーゼ阻害カクテル[1錠/25ml])に再懸濁する。細胞懸濁液を氷上で、Polytronホモジナイザーを用いて30000rpmで、各15秒の3回インターバルでホモジナイズする。ホモジネートを2000rpmで、卓上低速遠心分離機で10分間、最初に遠心分離する。上清を細胞濾過器に通し、50,000×gで25分間、4℃で再度遠心分離する。ペレットをバッファーB(15%グリセロール、20mM HEPES、pH7.4、0.1mM EDTA、EDTAを含まない完全プロテアーゼ阻害カクテル[1錠/10ml])に再懸濁する。調製物のタンパク質濃度を、BCA Protein Assayキット(Pierce)を用いて、BSAを標準として用いて測定する。膜を等分し、−80℃で凍結保存する。
【0089】
10mMから0.01nMの範囲の試験化合物溶液をDMSOで製造する。S1Pを陽性対照として、4% BSA溶液に希釈する。所望の量の膜調製物を氷冷アッセイバッファー(20mM HEPES、pH7.4、100mM NaCl、10mM MgCl、0.1% 脂肪酸を含まないBSA、5□M GDP)で希釈し、十分ボルテックス攪拌する。2μl以下の化合物を丸底96ウェルポリスチレンアッセイプレートの各ウェルに分注し、100□lの希釈膜(3−10μg/ウェル)を加え、熱GTPγSを加えるまで氷上に保つ。[35S]−GTPγSを1:1000(v/v)で、氷アッセイバッファーで希釈し、100μlを各ウェルに加える。反応を室温で90分間進行させ、その後膜をPerkin-Elmer Unifilter(登録商標)GF/B-96フィルタープレート上に、Packard Filtermate Harvesterを用いて収穫する。洗浄バッファー(20mM HEPES、pH7.4、100mM NaCl、10mM MgCl)で数回洗浄し、95% エタノールでリンスした後、フィルターを37℃のオーブンで30分間乾燥させる。MicroScint-20を加え、TopCountでシンチレーションカウンティングを行うためにプレートを封する。EC50値を、GTP[γ−35S]結合曲線(生データ)をGraphPad Prismの用量応答曲線フィッティングツールでフィッティングさせて得る。6または12種類の異なる濃度を用いて、応答曲線を作成する(濃度あたり3つのデータ点を用いる)。
【0090】
S1P3,−5,−6および−8GTP[γ−35S]結合アッセイを、c−末端c−mycタグ化または非タグ化受容体を安定的に発現するCHO細胞由来の膜を用いて、S1P1 GTP[γ−35S]結合アッセイと同様の方法で行う。各膜調製物について、滴定実験をS1P対照で最初に行い、アッセイウェル毎に加える最適な膜の量を決定する。
【0091】
式Iの化合物を、上記アッセイによって試験すると、EC50<1μMのS1P受容体、例えばS1P1受容体に対する結合親和性を示す。
より具体的には、式Iの化合物はS1P3、S1P4およびS1P5と比較してS1P1受容体に選択性を示し得て、例えばS1P3、S1P4およびS1P5と比較してS1P1に対して少なくとも20倍選択性であり得る。
【0092】
A.2 FLIPRカルシウム流量アッセイ
C本発明の化合物を、S1P1、S1P3、S1P5およびS1P6に対するアゴニスト活性について、FLIPRカルシウム流量アッセイで試験する。簡単に説明すると、S1P受容体を発現するCHO細胞を、5% FBSと500ug/ml G418を含むF−12K培地(ATCC)で維持する。アッセイ前に細胞を384黒色透明底プレートに、10,000細胞/ウェル/25□lの密度で、1% FBSを含むF−12K培地中に播種する。2日目に細胞を3回、洗浄バッファーで洗浄する(各25μl)。約25μlの染料を各ウェルに加え、1時間37℃および5% COでインキュベートする。細胞を4回、洗浄バッファーで洗浄する(各25μl)。25μl SEW2871(Rosen et al.によって公開、参照として使用する)溶液を各ウェルの細胞に加えた後、カルシウム流量をアッセイする。同じアッセイを、異なるS1P受容体のそれぞれを発現する細胞について行う。FLIPRカルシウム流量アッセイにおける滴定を、3分間隔で記録し、S1P−1活性化に対する最大ピーク高さ応答率として定量する。本発明の化合物はこのアッセイにおいて、10−12から3.10−5nMの濃度で活性である。
【0093】
例えば実施例1は、S1P−1についてEC50=8.7nM、および全ての他のアイソフォーム(S1P−2、S1P−3、S1P−4、S1P−5)についてEC50>1um を有する。
【0094】
B.インビボ: 血中リンパ球減少の測定についてのスクリーニングアッセイ
循環リンパ球の測定: 試験化合物をDMSO/PEG200に溶解させ、さらに脱イオン水で希釈する。ラット(Lewis株、メス、6−12週齢)に4ml/kgビークル(最大2%DMSO/最大2%PEG200/水)中1mg/kgの試験化合物を経口適用で投与する。DMSO/PEG200/水およびFTY720(0.3mg/kg)は、それぞれ陰性または陽性対照を含む。
【0095】
血液を舌下静脈から、投与の2、6、24および48時間後に、短時間イソフルラン麻酔下で回収する。全血サンプルを血液学的分析に供する。末梢リンパ球数を、自動分析装置を用いて測定する。末梢血リンパ球の一部を蛍光色素共役特異的抗体で染色し、蛍光活性化細胞選別装置(Facscalibur)を用いて分析する。2体のラットを用いて選別した各化合物のリンパ球減少活性を評価する。結果は、50%の血中リンパ球減少を示すのに必要な有効用量として定義されるED50である。式Iの化合物を、上記アッセイによって試験すると、10mg/kg未満のED50を有する。例えば実施例19の化合物は、6時間でED50=0.5mg/kgを有する。
【0096】
したがって、式Iの化合物はリンパ球相互作用によって介在される疾患または障害、例えば移植、例えば細胞、組織または臓器の同種もしくは異種移植片の急性もしくは慢性移植片拒絶、または移植片機能の遅延、移植片対宿主病、自己免疫性疾患、例えばリウマチ性関節炎、全身性エリテマトーデス、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、重症筋無力症、I型またはII型糖尿病、およびそれに関連する障害、脈管炎、悪性貧血、シェーグレン症候群、ブドウ膜炎、乾癬、グレーブス眼症、円形脱毛症等、アレルギー性疾患、例えばアレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎/結膜炎、アレルギー性接触性皮膚炎、任意に異常な応答を伴う炎症性疾患、例えば炎症性腸疾患、クローン病または潰瘍性大腸炎、内因性喘息、炎症性肺傷害、炎症性肝臓傷害、炎症性糸球体傷害、アテローム性動脈硬化症、骨関節炎、刺激性接触性皮膚炎およびさらなる湿疹様皮膚炎、脂漏性皮膚炎、免疫介在性障害の皮膚症状、炎症性眼疾患、角結膜炎、心筋炎または肝炎、虚血/再灌流障害、例えば心筋梗塞、卒中、腸虚血、腎不全または出血性ショック、外傷性ショック、がん、例えば乳癌、T細胞リンパ腫またはT細胞白血病、感染症、例えば毒性ショック(例えば超抗原誘導性)、感染性ショック、成人呼吸窮迫症候群またはウィルス感染、例えばAIDS、ウイルス性肝炎、慢性細菌感染もしくは老年性認知症の処置および/または予防において有用である。細胞、組織または固形臓器移植の例は、例えば膵島、幹細胞、骨髄、角膜組織、神経組織、心臓、肺、心肺、腎臓、肝臓、腸管、膵臓、気管または食道が含まれる。上記使用のために必要な投与量は、投与形態、具体的な処置する状態および所望の効果に依存して、当然変化する。
【0097】
一般的に、満足のいく結果が、0.03〜5.0mg/kg体重の全身的な1日用量で得られる。大型哺乳類、例えばヒトに適用される1日用量は、約0.5mg〜約500mgであり、簡便には例えば、1日4回までの分割用量で、または徐放形態で投与する。経口投与のために適当な単位用量形体は、約0.1〜50mgの有効成分を含む。
【0098】
式Iの化合物を、あらゆる常套の経路で、とりわけ経腸的に、例えば経口的に、例えば錠剤またはカプセル剤の形態で、または非経腸的に、例えば注射溶液または懸濁液の形態で、局所的に、例えばローション、ゲル、軟膏またはクリームの形態で、または経鼻もしくは座薬形態で投与することができる。遊離形または薬学的に許容される塩形の式Iの化合物を、少なくとも1種の薬学的に許容される担体または希釈剤と共に含む医薬組成物を、常套の方法で、薬学的に許容される担体または希釈剤と混合することによって製造することができる。
【0099】
式Iの化合物を、例えば上記の通り、遊離形または薬学的に許容される塩形で投与することができる。かかる塩を常套の方法で製造することができ、これは遊離化合物と同程度の活性を示す。
【0100】
上記にしたがって、本発明はさらに下記の態様を提供する:
1.1 必要とする対象におけるリンパ球によって介在される障害または疾患、例えば上記のものの予防または処置方法であって、当該対象に有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法;
1.2 必要とする対象における、急性もしくは慢性移植片拒絶またはT細胞介在炎症性もしくは自己免疫性疾患、例えば上記のものの予防または処置方法であって、当該対象に有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法;
【0101】
2. 医薬として、例えば上記1.1または1.2に記載の方法のいずれかにおいて使用するための、遊離形または薬学的に許容される塩形の式Iの化合物。
3. 例えば上記1.1または1.2の方法に使用するための、遊離形または薬学的に許容される塩形の式Iの化合物を、薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む医薬組成物。
4. 上記1.1または1.2の方法のいずれかにおいて用いる医薬組成物の製造における、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【0102】
式Iの化合物を、単独の有効成分として、または例えば他の薬剤、例えば免疫抑制剤もしくは免疫調節剤、または他の抗炎症剤、例えば同種もしくは異種移植片急性もしくは慢性拒絶、あるいは炎症性または自己免疫性障害の処置または予防のため、例えば悪性細胞抗増殖剤と共に、例えばアジュバントとして投与することができる。例えば、式Iの化合物を、カルシニューリン阻害剤、例えばシクロスポリンAまたはFK506;mTOR阻害剤、例えばラパマイシン、40−O−(2−ヒドロキシエチル)−ラパマイシン、CCI779、ABT578、AP23573、ビオリムス−7またはビオリムス−9;免疫抑制特性を有するアスコマイシン、例えばABT−281、ASM981等;コルチコステロイド;シクロホスファミド;アザチオプレン;メトトレキセート;レフルノミド;ミゾリビン;ミコフェノール酸またはその塩;ミコフェノール酸モフェチル;15−デオキシスペルグアリンまたはその免疫抑制ホモログ、アナログもしくは誘導体;PKC阻害剤、例えばWO 02/38561またはWO 03/82859に記載のもの、例えば実施例56または70の化合物;JAK3キナーゼ阻害剤、例えばN−ベンジル−3,4−ジヒドロキシ−ベンジリデン−シアノアセトアミドα−シアノ−(3,4−ジヒドロキシ)−]N−ベンジルシンナミド(Tyrphostin AG 490)、プロジギオシン25−C(PNU156804)、[4−(4’−ヒドロキシフェニル)−アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン](WHI−P131)、[4−(3’−ブロモ−4’−ヒドロキシルフェニル)−アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン](WHI−P154)、[4−(3’,5’−ジブロモ−4’−ヒドロキシルフェニル)−アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン]WHI−P97、KRX−211、3−{(3R,4R)−4−メチル−3−[メチル−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−アミノ]−ピペリジン−1−イル}−3−オキソ−プロピオニトリル、その遊離形または薬学的に許容される塩形、例えばモノサイトレート(CP−690,550とも称される)、またはWO 04/052359またはWO 05/066156に記載の化合物;S1P受容体アゴニストもしくは調節剤、例えば所望によりリン酸化されたFTY720、またはそのアナログ、例えば所望によりリン酸化された2−アミノ−2−[4−(3−ベンジルオキシフェニルチオ)−2−クロロフェニル]エチル−1,3−プロパンジオールまたは1−{4−[1−(4−シクロヘキシル−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシイミノ)−エチル]−2−エチル−ベンジル}−アゼチジン−3−カルボン酸もしくはその薬学的に許容される塩;免疫抑制性モノクローナル抗体、例えば白血球受容体に対するモノクローナル抗体、例えばMHC、CD2、CD3、CD4、CD7、CD8、CD25、CD28、CD40、CD45、CD52、CD58、CD80、CD86またはそれらのリガンド;他の免疫調節化合物、例えばCTLA4の細胞外ドメインの少なくとも一部を有する組換え結合分子またはその変異体、例えば非CTLA−4タンパク質配列と結合しているCTLA4の少なくとも細胞外部分またはその変異体、例えばCTLA4Ig(例えば登録番号ATCC 68629)またはその変異体、例えばLEA29Y;接着分子阻害剤、例えばLFA−1アンタゴニスト、ICAM−1もしくは−3アンタゴニスト、VCAM−4アンタゴニストまたはVLA−4アンタゴニスト;または化学療法剤、例えばパクリタキセル、ゲムシタビン、シスプラチン、ドキソルビシンまたは5−フルオロウラシル;または抗感染剤との組合せで投与することができる。
【0103】
式Iの化合物を他の免疫抑制/免疫調節剤、抗炎症剤、化学療法剤または抗感染療法剤と共に投与するとき、共投与する免疫抑制/免疫調節剤、抗炎症剤、化学療法剤または抗感染療法剤の用量は、使用する共薬剤のタイプ(例えばそれがステロイドであるのかカルシニューリン阻害剤であるのか)、使用する具体的な薬剤、処置する状態等に依存して、当然変化する。上記に従って、本発明は下記さらなる局面を提供する:
5. 例えば同時または逐次的に、治療上有効、非毒性量の式Iの化合物と、少なくとも1種の第2の薬剤物質、例えば免疫抑制剤、免疫調節剤、抗炎症剤または化学療法剤、例えば上記のものと共投与することを含む、上記定義の方法。
6. a)遊離形または薬学的に許容される塩形の、本明細書に定義の式Iの化合物と、b)少なくとも1種の共薬剤、例えば免疫抑制剤、免疫調節剤、抗炎症剤、化学療法剤または抗感染剤を含む医薬組合せ剤、例えばキット。キットはその投与のための指示書を含んでいてもよい。
【0104】
本明細書で使用する「共投与」または「組合せ投与」等の用語は、選択した治療薬剤を1人の患者に投与することを含むことを意味し、そして薬剤を必ずしも同じ投与経路で、または同時に投与する必要がない処置レジメンを含むことを意図している。
【0105】
「医薬組合せ剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、1種以上の有効成分の混合または組合せによって得られる製品を意味し、有効成分の固定された組合せ剤および固定されていない組合せ剤のいずれをも含む。「固定された組合せ剤」なる用語は、有効成分、例えば式Iの化合物と共薬剤を、いずれも患者に同時に、1個の物質または薬剤の形態で投与することを意味する。「固定されていない組合せ剤」なる用語は、有効成分、例えば式Iの化合物と共薬剤を、いずれも患者に、別個の物質として、同時に、一度に、または具体的な時間制限を設けず連続して投与されることを意味し、かかる投与は患者における2種の化合物の治療上有効レベルを提供する。後者はまた、カクテル療法、たとえば3種以上の有効成分の投与に適用する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

〔式中、
およびRは各々独立して、水素;ハロゲン;ニトロ;所望により置換されたC1−8アルキル;所望により置換されたハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルキル−カルボニル;所望により置換されたC1−8アルケニル;所望により置換されたC1−8アルコキシ;所望により置換されたハロC1−8アルコキシ;C1−8アルキニル;所望により置換されたC3−6シクロアルキル;所望により置換されたC3−8シクロアルキル−オキシ;ヘテロ環式基;所望により置換されたアリールから成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、所望により置換されたC3−8シクロアルキルまたはヘテロ環式基を形成し;
は水素;ハロゲン;所望により置換されたC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ;所望により置換されたハロC1−8アルコキシ;C1−8アルケニルであり;
は式C1−2アルキル−NR(式中、
1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりそれらが結合しているC原子と一体となってC3−8シクロアルキルを形成し;
およびRは各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;C3−6シクロアルキル;C1−8アルキルカルボニル;C1−6アルコキシカルボニル;およびC1−6アルキンから成る群から選択されるか;
とRは、それらが結合している窒素原子と一体となって所望により置換されたヘテロ環式基を形成する)
であり;
そしてRは3または4位に存在し、
は、水素;ヒドロキシル;ハロゲン;ハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルキル;C1−8アルコキシ;またはハロC1−8アルコキシであり;
そしてRは2または3位に存在するか;
またはRおよびRはそれぞれ4位と3位に存在し、一体となってヘテロ環式基を形成し;
環Aはヘテロ原子を含まないか、または1または2個の環ヘテロ原子を含む。
ただし、RとRはいずれもが水素ではない〕
の化合物、またはその生理的に加水分解可能な誘導体、その塩、水和物および/または溶媒和物。
【請求項2】
およびRが各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル;所望により置換されたハロC1−8アルキル;所望により置換されたC1−8アルコキシ;または所望により置換されたハロC1−8アルコキシである;
請求項1に記載の化合物、またはその生理的に加水分解可能な誘導体、その塩、水和物および/または溶媒和物。
【請求項3】
が式C1−2アルキル−NR(式中、C1−2アルキルは所望により置換されているか、または同じC原子上で2個のアルキル基で置換されており、当該2個のアルキル基は所望によりそれらが結合しているC原子と一体となってC3−8シクロアルキルを形成し;
およびRは各々独立して、水素;所望により置換されたC1−8アルキル;ハロC1−8アルキル;から成る群から選択されるか;
またはRとRは、それらが結合している窒素原子と一体となって所望により置換されたヘテロ環式基を形成する)
である、請求項1または2に記載の化合物、またはその生理的に加水分解可能な誘導体、その塩、水和物および/または溶媒和物。
【請求項4】
およびRが水素である、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2−フルオロエトキシ)−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−メチルフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−クロロフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−クロロフェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)−ベータ−アラニン;
N−[4−(アミノメチル)−2−メトキシフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−メチルフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−クロロフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(エチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[1−メチル−1−(メチルアミノ)エチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
メチルN−(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)−ベータ−アラニナート;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロポキシ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロブチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[1−(メチルアミノ)シクロプロピル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ベンジルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル]−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−メトキシフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
tert−ブチルN−(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)−ベータ−アラニナート;
N−{4−[1−(ジメチルアミノ)−1−メチルエチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−6−クロロ−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7,8−ジイソプロポキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−ヒドロキシフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−6,8−ジ−tert−ブチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
4−{[(7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}−L−フェニルアラニン;
N−{4−[(イソプロピルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−(4−{[(2−メトキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)−ベータ−アラニン;
6,8−ジ−tert−ブチル−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−3−ヒドロキシフェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アセトアミドメチル)フェニル]−8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−6,8−ジ−tert−ブチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−(4−{[メチル(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
メチルN−(4−{[(8−アリル−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)−ベータ−アラニナート;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7,8−ジメトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−({[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]アミノ}メチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(tert−ブチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[ビス(2−メトキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{3−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−8−メチル−2−オキソ−6−(トリフルオロメトキシ)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−7−(トリフルオロメチル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(1−メチル−1−モルホリン−4−イルエチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−N−{4−[(2−オキソピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(1−モルホリン−4−イルエチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[3−(2−アミノエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
6−アリル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[1−(ジメチルアミノ)シクロプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−N−(4−{[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]メチル}フェニル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−2−オキソ−N−[3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1E)−N−ヒドロキシエタンイミドイル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
tert−ブチル(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)カルバメート;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−(ジメチルアミノ)−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R,2R)−2−アミノ−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−アミノ−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−{4−[(4−オキシドモルホリン−4−イル)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−イソプロポキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−7−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−2−オキソ−7−プロポキシ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−7−イソプロポキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−イソプロポキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−イソブトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−イソプロポキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−(シクロプロピルメトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(シクロブチルオキシ)−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−(シクロペンチルオキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(1−シクロプロピルエトキシ)−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−イソプロポキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(シクロプロピルメトキシ)−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−(1,2−ジメチルプロポキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−イソブトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(シクロペンチルオキシ)−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−イソプロポキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−イソブトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(シクロペンチルオキシ)−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−エトキシ−8−エチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−エトキシ−8−エチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−ブチル−7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノ−1−ヒドロキシエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−8−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−8−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2S)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−7−(トリフルオロメチル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−8−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−{4−[(イソプロピルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−{4−[(エチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S)−1−アミノエチル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R)−1−アミノエチル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−(ジメチルアミノ)−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−アミノ−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)−2−メトキシフェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−イソプロピル−7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アセトアミドシクロプロピル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アセトアミドシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−(4−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2−フルオロエトキシ)−N−(4−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2−フルオロエトキシ)−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−{4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−7−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−7−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−8−プロピル−7−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−7−(2−フルオロエトキシ)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−7−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−(4−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[2−クロロ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−(4−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−エチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[3−クロロ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
4−{[(7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}−D−フェニルアラニン;
N−{4−[(2R)−2,3−ジアミノ−3−オキソプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノ−3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−イソプロピル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−エチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−7−エトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−エチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−8−(3−メチルブチル)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−8−(3−メチルブチル)−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−8−イソブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−イソブチル−7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−エチル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−(2−フェニルエチル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−イソプロピル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノ−2−メチルプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−イソプロピル−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−(2−ヒドロキシエチル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−(4−{[エチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−8−(3−メチルブチル)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−8−イソブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−8−(3−メチルブチル)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−イソブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノ−1,1−ジメチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[1−(アミノメチル)シクロプロピル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−ブチル−N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−(4−{[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−エトキシ−N−(4−{[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−イソブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−ブチル−7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[3−(アミノメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[6−(アミノメチル)ピリジン−3−イル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[5−(アミノメチル)ピリジン−2−イル]−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7,8−ジメトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−エトキシ−7−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−{4−[(1R)−1−(メチルアミノ)エチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7,8−ジメトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−{4−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−エトキシ−7−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノ−1−ヒドロキシエチル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−{4−[1−(メチルアミノ)シクロプロピル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アセチル−N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{3−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−8−ニトロ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−イソプロポキシ−7−メトキシ−N−{4−[(メチルアミノ)メチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(2−アミノ−1−ヒドロキシエチル)フェニル]−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7,8−ジメトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−N−{4−[1−(メチルアミノ)シクロプロピル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[アセチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メトキシフェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−(2−ヒドロキシエトキシ)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[アセチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7,8−ジメトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−N−{4−[1−メチル−1−(メチルアミノ)エチル]フェニル}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロピル]フェニル}−8−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}−2−メチルフェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−(シクロプロピルメトキシ)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−イソブトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−(シクロプロピルメトキシ)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−メトキシ−8−(2−メトキシエトキシ)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R)−1−アセトアミドエチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S)−1−アセトアミドエチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アセトアミドメチル)フェニル]−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[1−(ジメチルアミノ)−1−メチルエチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−イソブトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−8−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−8−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(2R)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロピル]フェニル}−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−1−メトキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}−2−メチルフェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アセトアミドシクロプロピル)フェニル]−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−7−メトキシ−N−[4−(2−モルホリン−4−イルエチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−N−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−N−(4−{[(4S)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−イル]メチル}フェニル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[アセチル(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−N−(4−{[(4R)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−イル]メチル}フェニル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−N−(4−{[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[アセチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−N−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−アミノ−1,3−ジメトキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−8−{[(1R)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}−2−メチルフェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−7−メトキシ−8−{[(1S)−1−メチルプロピル]オキシ}−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}−2−メチルフェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}−2−メトキシフェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}フェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アセトアミドシクロプロピル)フェニル]−8−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−N−[4−(2−モルホリン−4−イルエチル)フェニル]−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エトキシ−7−メトキシ−N−[4−(2−モルホリン−4−イルエチル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]メチル}フェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−(ジメチルアミノ)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル]フェニル}−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S,2S)−2−(ジメチルアミノ)−1,3−ジヒドロキシプロピル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}−2−メトキシフェニル)−8−イソプロポキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−エチル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}−2−メチルフェニル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S)−1−アミノエチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロペンチル)フェニル]−8−エチル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−7−エトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−6−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R)−1−アミノエチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R)−1−アミノプロピル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1S)−1−アミノブチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−{4−[(1R)−1−アミノブチル]フェニル}−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7,8−ジメトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−エトキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−7−メトキシ−8−(2−メトキシエトキシ)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−2−オキソ−7,8,9,10−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(アミノメチル)フェニル]−2−オキソ−7,8,9,10−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボキサミド;
7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−N−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(1−イミノ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)−7−メトキシ−2−オキソ−8−プロピル−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−(4−{[(8−アリル−7−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)グリシン;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−tert−ブチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノ−1−メチルエチル)フェニル]−8−tert−ブチル−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−8−エトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−[4−(1−アミノシクロプロピル)フェニル]−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド;
8−アリル−N−(4−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}フェニル)−2−オキソ−2H−クロメン−3−カルボキサミド
から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその生理的に加水分解可能な誘導体、その塩、水和物および/または溶媒和物。
【請求項6】
医薬として使用するための、遊離形または薬学的に許容される塩形の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
遊離形または薬学的に許容される塩形の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を、薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む医薬組成物。
【請求項8】
遊離形または薬学的に許容される塩形の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物と、免疫抑制剤、免疫調節剤、抗炎症剤、化学療法剤および抗感染剤から選択されるさらなる薬剤を含む、医薬組合せ剤。
【請求項9】
請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、
式(II)
【化2】

〔式中、R、RおよびRは請求項1で定義のとおりである〕
の化合物を、式(III)
【化3】

〔式中、RおよびRは請求項1で定義のとおりである〕
の化合物と反応させるか;
または式(V)
【化4】

〔式中、R、RおよびRは請求項1で定義のとおりである〕
の化合物を、式(VI)
【化5】

〔式中、RおよびRは請求項1で定義のとおりである。ただし、請求項1に定義のとおりである〕
の化合物と反応させ;
そして所望により、適当なとき、得られた遊離形の式(I)の化合物を塩形に、またはその逆に変換することを含む、方法。
【請求項10】
処置を必要とする対象におけるTリンパ球によって介在される障害または疾患の処置または予防方法であって、対象に有効量の請求項1〜5のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。

【公表番号】特表2009−534315(P2009−534315A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504631(P2009−504631)
【出願日】平成19年4月10日(2007.4.10)
【国際出願番号】PCT/EP2007/003184
【国際公開番号】WO2007/115820
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】