説明

ケーシング用カバーおよびファンユニット

【課題】 排気漏れが少なく、排気効率が高いファンユニットを提供すること。
【解決手段】 外壁形成用パネル(1)の内側面に突出し且つ前記外壁形成用パネル(1)と一体成形されたファン収容用の筒状壁(2a)と前記筒状壁(2a)内側の前記外壁形成用パネル(1)部分に形成された排気口(1d)とを有するファンユニット装着部(2)であって、回転可能なロータ(4b)を有するモータ(4)と前記モータ(4)を支持する支柱(3)と前記ロータ(4b)と一体的に回転するファン(5)とを有するファンユニット(U5a)の前記ファン(5)が前記筒状壁(2a)内に回転可能に収容された状態で前記ファンユニット(U5a)が装着される前記ファンユニット装着部(2)を有するケーシング用カバー(U5)および前記ケーシング用カバー(U5)に装着されるファンユニット(U5a)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置を含む種々の電子機器の内部のエアを外部に排気するファンユニットおよび前記ファンユニットが装着される前記電子機器のケーシング用カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の電子機器において、電源またはモータ等の熱源から発生した熱を機外に排出する必要がある。また、電子機器としての電子写真方式の画像形成装置では、電源、モータでの熱に加え定着装置の熱や、帯電工程で発生するオゾン等の排出も行う必要がある。このため、前記画像形成装置を含む電子機器は、一般的に熱やオゾン等を排出するファンユニットを備えている。
【0003】
図7は従来技術のファンユニットの説明図である。
図7において、従来のファンユニットを備えた画像形成装置では、通気孔(図示せず)を備えた外壁01のファンユニット取付面側には、ファンユニット02のケーシング03を取り囲むようにフード04が設けられている。前記ケーシング03の中央部には、ファン支持部06が配置されている。前記ファン支持部06には、図示しないステータとロータ07とを有するモータが支持されており、前記モータのロータ07には、複数羽根08aを有するファン08が設けられている。前記モータには、給電線09が接続されている。前記ファンユニット02は、前記ケーシング03の四隅をネジ止めすることにより、画像形成装置に取り付けられている。
【0004】
図7に示す画像形成装置は、前記モータを駆動することにより、ファン07が回転し、前記画像形成装置内の空気やオゾン等を装置外に排出している。
このような画像形成装置では、前記ケーシング03とフード04との隙間からの空気漏れを低減し、排気効率の向上および低騒音化をするために、前記ケーシング03とフード04とをできるだけ近接させていた。しかし、寸法精度のばらつきや外壁01の伸縮等により、ファンユニット02のケーシング03とフード04との隙間をなくすことは困難であり、実際には、その隙間にスポンジ等の緩衝部材を介在させて、前記隙間からの空気漏れを低減していた。
この他にも、前記ファンユニットの排気効率の向上および低騒音化を図る技術として、次の従来技術(J01),(J02)が公知である。
【0005】
(J01)特許文献1(特開平7−129276号公報)記載の技術
特許文献1には、ファン(1)と、前記ファン(1)の外周を覆う円筒状のダクト(2)とを一体構造とし、前記ファン(1)とダクト(2)とを一体的に回転させて、前記装置内の空気を排出する技術が記載されている。
(J02)特許文献2(特開2002−118388号公報)記載の技術
特許文献2には、上下方向に離れて配置したベース部材(50)とファンユニットのカバー部材(52)とにより、ファン(42)の送風方向(上下方向)と直角をなす方向(水平方向)に延びる排気用空気流通路(100)が形成され、前記ファン(42)から前記排気用空気流通路(100)に空気を送り込む技術が記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開平7−129276号公報(段落番号「0023」、第2図)
【特許文献2】特開2002−118388号公報(段落番号「0023」〜「0026」、第2図、第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図7において、前記ファンユニット02のケーシング03とフード04との隙間には、スポンジ等の緩衝部材を介在させて、前記隙間からの空気漏れを低減していたが、前記隙間からの空気漏れを防止するのに十分でなく、排気効率が低下するおそれがある。また、前記ファンユニット02には、放熱用のモータやファン08を支持するためにケーシング03をわざわざ設ける必要があるため、前記ファンユニット02を小型化することが困難である。さらに、緩衝部材が必要なので、部品点数が多くなり、コスト高になる問題もある。
(従来技術(J01)の問題点)
従来技術(J01)記載の技術(J01)では、ファン(1)とダクト(2)とが一体的に回転するので、前記ファン(1)とダクト(2)を含む回転部材の重量が重くなる。このため、回転出力の大きなモータが必要となり、騒音が発生し易くなったり、消費電力が大きくなる。したがって、エネルギ効率(排気効率)が低下する。また、前記ダクト(2)端部とファンユニットを取り付けた装置との間は、寸法精度のばらつきや、温度変化による装置カバーの伸縮等の影響により隙間が生じるおそれがあり、前記隙間から空気漏れが発生するおそれがある。
【0008】
(従来技術(J02)の問題点)
従来技術(J02)記載の技術では、ケーシング(52)とベース部材(50)とにより、排気用空気流通路(100)を形成するため、前記ケーシング(52)を排気方向に沿って大きくする必要がある。このため、前記ケーシング(52)を配置するためのスペースを電子機器内部に設けなければならないので、電子機器の小型化が難しくなり、構成部品の増加による電子機器のコストアップにもなる。また、ケーシング(52)とベース部材(50)とにより形成される排気用の空気流路(100)の排気方向は、ファン(42)の送風方向(上下方向)と直角をなす方向(水平方向)である。このため、ファン(42)から下方に送風された空気は、前記ベース部材(50)の上面に衝突してから90度方向転換して水平方向に排気される。このため、排気抵抗が大きくエネルギ効率(排気効率)が低い。また、放熱用のモータ(40)やファン(42)を支持するためにケーシング(52)をわざわざ設ける必要があり、前記ファンユニットを小型化することが困難である。
【0009】
本発明は、前述の事情に鑑み下記(O01),(O02)の記載内容を課題とする。
(O01)排気漏れが少なく、排気効率が高いファンユニットを提供すること。
(O02)小型で軽量のファンユニットを提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0010】
次に、前記課題を解決するための本発明を説明するが、本発明の要素には、後述する実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明のケーシング用カバー(U5)は、下記の構成要件(A01)、(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)外壁形成用パネル(1)の内側面に突出し且つ前記外壁形成用パネル(1)と一体成形されたファン収容用の筒状壁(2a)と、前記筒状壁(2a)内側の前記外壁形成用パネル(1)部分に形成された排気口(1d)とを有するファンユニット装着部(2)、
(A02)回転可能なロータ(4b)を有するモータ(4)と、前記モータ(4)を支持する支柱(3)と、前記ロータ(4b)と一体的に回転するファン(5)と、を有するファンユニット(U5a)の前記ファン(5)が前記筒状壁(2a)内に回転可能に収容された状態で前記ファンユニット(U5a)が装着される前記ファンユニット装着部(2)。
【0012】
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)、(A02)を備えた第1発明のケーシング用カバー(U5)では、外壁形成用パネル(1)と一体成形されたファンユニット装着部(2)に設けたファン収容用の筒状壁(2a)は、外壁形成用パネル(1)の内側面に突出する。前記筒状壁(2a)内側の前記外壁形成用パネル(1)部分には、排気口(1d)が形成されている。前記ファンユニット(U5a)の支柱(3)に支持されたモータ(4)のロータ(4b)とファン(5)とは一体的に回転する。
前記ファンユニット(U5a)は、ファンユニット(U5a)の前記ファン(5)が前記筒状壁(2a)内に回転可能に収容された状態で前記ファンユニット装着部(2)に装着される。前記ファン収容用の筒状壁(2a)は、外壁形成用のパネルと一体形成されるので製作が容易であり、部品数の増加を抑えることができる。また、前記ファンユニット(U5a)のファン(5)は、前記筒状壁(2a)内に収容されるので、前記ファンユニット(U5a)には、前記ファン(5)の周囲にケーシングを設ける必要がないので、ファンユニット(U5a)の構成を簡素化し、小型化および軽量化することができる。
また、ファンユニット(U5a)の回転部材としては、特許文献1記載の従来技術のようにダクトを含まないので、軽量な回転部材(ロータ(4b)およびファン(5))を使用できるので、回転出力の小さなモータ(4)を使用できる。このため、騒音を少なくし且つ排気効率を高めることができる。
【0013】
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1のケーシング用カバー(U5)は、前記第1発明において、下記の構成要件(A03)を備えたことを特徴とする。
(A03)前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に設けられ且つ前記ファンユニット(U5a)が取り付けられるユニット取付部(2b)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A03)を備えた第1発明の形態1のケーシング用カバー(U5)では、前記ファンユニット(U5a)は、前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に設けられたユニット取付部(2b)に取り付けられて使用される。
【0014】
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2のケーシング用カバー(U5)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A04)を備えたことを特徴とする。
(A04)前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に設けられ且つ前記ファンユニット(U5a)が位置決めされるユニット位置決め部(2c)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A04)を備えた第1発明の形態2のケーシング用カバー(U5)では、前記ファンユニット(U5a)を前記ユニット取付部(2b)に取り付ける際、前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に設けられた前記ユニット位置決め部(2c)により、前記ファンユニット(U5a)の位置決めを容易に行うことができる。
【0015】
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3のケーシング用カバー(U5)は、前記第1発明または第1発明の実施の形態1もしくは第1発明の形態2において、下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする。
(A05)周方向に離れて複数設けられた前記ユニット取付部(2b)または前記ユニット位置決め部(2c)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A05)を備えた第1発明の形態3のケーシング用カバー(U5)では、ファンユニット装着部(2)へのファンユニット(U5a)の位置決め、または取り付けが複数箇所で行われるのでファンユニット装着部(2)へのファンユニット(U5a)の取付位置が安定し、取付位置がずれ難い。
【0016】
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4のケーシング用カバー(U5)は、前記第1発明または第1発明の実施の形態1ないし第1発明の形態3のいずれかにおいて、下記の構成要件(A06)、(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06)ネジ孔(2b1)が形成された前記ユニット取付部(2b)、
(A07)前記ネジ孔(2b1)に螺合する固定用ネジにより構成された取り付け用部材(6)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A06)、(A07)を備えた第1発明の形態4のケーシング用カバー(U5)では、前記ユニット取付部(2b)は、ネジ孔(2b1)が形成されている。前記ネジ孔(2b1)に螺合する取り付け用部材(6)は、固定用ネジにより構成されている。
【0017】
(第2発明)
第2発明のファンユニットは、下記の構成要件(B01)、(B02)を備えたことを特徴とする。
(B01)支柱(3)と、
前記支柱(3)により支持されたステータ(4a)および回転可能なロータ(4b)を有するモータ(4)と、
前記ロータ(4b)と一体的に回転するファン(5)と、
を有するファンユニット(U5a)、
(B02)外壁形成用パネル(1)と一体成形され且つ内側面に突出するファンユニット装着部(2)に設けられた筒状壁(2a)内側に回転可能に収容される前記ファン(5)を有し、前記ファンユニット装着部(2)に装着される前記ファンユニット(U5a)。
【0018】
(第2発明の作用)
前記構成要件(B01)、(B02)を備えた第2発明のファンユニット(U5a)は、支柱(3)と、前記支柱(3)により支持されたステータ(4a)および回転可能なロータ(4b)を有するモータ(4)と、前記ロータ(4b)と一体的に回転するファン(5)と、を有しており、外壁形成用パネル(1)と一体成形され且つ内側面に突出するファンユニット装着部(2)に装着される。その際、ファンユニット(U5a)のファン(5)は、ファンユニット装着部(2)の筒状壁(2a)内側に回転可能に収容される。したがって、ファンユニット(U5a)には、ファン(5)の周囲に筒状壁(2a)を設ける必要がないので、ファンユニット(U5a)の構成を簡素化、小型化および軽量化することができる。
【0019】
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1のファンユニットは、前記第2発明において、下記の構成要件(B03)を備えたことを特徴とする。
(B03)前記支柱(3)に設けられ且つ前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に取り付け用部材(6)により取り付けられる被取付部(3b)。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(B03)を備えた第2発明の形態1のファンユニット(U5a)では、被取付部(3b)は、前記支柱(3)に設けられ且つ前記筒状壁(2a)の周方向の所定位置に取り付け用部材(6)により取り付けられる。
【発明の効果】
【0020】
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)排気漏れが少なく、排気効率が高いファンユニットを提供することができる。
(E02)小型で軽量のファンユニットを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0022】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としてのプリンタUは、画像が記録される用紙が収容される給紙カセットTR1が下部に収容されており、上面には排出トレイTRhが設けられている。
図2において、プリンタUはマイクロコンピュータにより構成されたコントローラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ローラCRy〜CRk、現像器Gy〜Gkおよび転写ローラRt等にバイアス電圧を印加する。
【0023】
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から入力された印字データを、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応した潜像形成用の画像データに変換して、所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された各色の画像データに応じてレーザ駆動信号を潜像形成装置ROS(光走査装置)に出力する。前記ROSは、レーザ駆動信号に応じて、各色の画像書き込み用のレーザビーム(画像書込光)Ly、Lm,Lc,Lkを出射する。
【0024】
前記ROSの上方には、トナー(現像剤)を補給するための現像剤補給装置Uaが配置されている。前記ROSの前方にはK(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色のトナー像を形成するトナー像形成装置UK,UY,UM,UCが配置されている。K(黒)のトナー像形成装置UKのドラム状の感光体(1次トナー像担持体)Pkの周囲には、帯電器としての帯電ロールCRk、現像器Gk、像担持体用現像剤吸着保持部材CLk等が配置されている。
そして、他のトナー像形成装置UY,UM,UCの前記感光体(1次トナー像担持体)Py,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記感光体Pkの周囲と同様の帯電器CRy,CRm,CRc、現像器Gy,Gm,Gc、感光体用トナー吸着保持部材CLy,CLm,CLc等が配置されている。
【0025】
前記トナー像形成装置UY,UM,UC,UKの前方には中間転写装置Utが配置されている。中間転写装置Utは、3つの中間転写ドラム(中間トナー像担持体)DR1,DR2,DR3を有する。第1中間転写ドラム(1次中間トナー像担持体)DR1は、Y色の感光体Pyと1次転写領域Qyで接触し且つM色の感光体Pmに1次転写領域Qmで接触する。第2中間転写ドラム(1次中間トナー像担持体)DR2は、C色の感光体Pcと1次転写領域Qcで接触し且つK色の感光体Pkと1次転写領域Qkで接触する。第3中間転写ドラム(2次中間トナー像担持体)DR3は、各中間転写ドラムDR1、DR2と中間転写領域Q31、Q32で接触する。
前記第3中間転写ドラムDR3の前方には、2次転写領域Q2で接触する2次転写ロール(2次転写器)Rtが対向して配置されている。前記2次転写ロールRtには、2次転写ロールRt表面のトナーをクリーニングする2次転写ロールクリーナCLtが接触している。
前記中間転写ドラムDR1およびDR2の回転方向で中間転写領域Q31およびQ32の下流側には、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材CL1およびCL2が配置されている。また、前記第3中間転写ドラムDR3の回転方向で2次転写領域Q2の下流側には、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材CL3が配置されている。前記各中間転写ドラムDR1〜DR3および2次転写ロールRtには、トナー像転写用のバイアスが印加される。
【0026】
図2において、感光体(1次トナー像担持体)Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSの出力するレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した静電潜像が各感光体Py,Pm,Pc,Pkに形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)の画像に対応した静電潜像のみが感光体Pkに形成される。
前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。各現像器Gy,Gm,Gc,Gkには前記トナーディスペンサ装置Uaに装着された各色のトナーカートリッジKTy,KTm,KTc,KTk,からトナーが補給される。
【0027】
Y色、M色の感光体Py,Pm上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)のトナー像は1次転写領域Qy,Qmにおいて第1中間転写ドラムDR1に重ねて1次転写されてから、中間転写領域Q31において第3中間転写ドラムDR3に転写される。C色、K色の感光体Pc,Pk上に形成されたC(シアン)、K(黒)のトナー像は1次転写領域Qc,Qkで前記第2中間転写ドラムDR2に重ねて1次転写されてから中間転写領域Q32において第3中間転写ドラムDR3のY(イエロー)、M(マゼンタ)のトナー上に重ねて転写される。
【0028】
給紙トレイTR1に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、シート搬送路SH1の搬送ローラRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差しトレイTR0のシートSは、手差し給紙ロールRp0により給紙されてレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q2に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q2に搬送され、2次転写ロールRtによりトナー像が2次転写される。
【0029】
1次転写後の各感光体Py,Pm,Pc,Pk表面に残留したトナーは、前記感光体用トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLcによって一時的に吸着保持され、感光体Py,Pm,Pc,Pk表面がクリーニングされる。同様に、中間転写または2次転写後の中間転写ドラムDR1〜DR3表面に付着した残留トナーは、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材CL1〜CL3により一時的に吸着保持され、クリーニングされる。
前記各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3により一時的に吸着保持されたトナーは、所定のタイミングで開始されるクリーニングモード時に、像担持体Py,Pm,Pc,Pk,DR1〜DR3表面に吐出されて、2次転写ロールRtまで転写、搬送され、2次転写ロールクリーナCLtにより回収される。2次転写ロールクリーナCLtに回収されたトナーは、図示しないトナー排出路を搬送されてトナー回収ボックスBtに回収される。
なお、トナー吸着保持部材でトナーを一時的に吸着保持したり、吐出したりしてクリーニングを行う技術は従来公知(例えば、特開2003−029588号公報等参照)であり、種々の構成を採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
【0030】
前記2次転写領域Q2でトナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fに搬送される。前記記録シートSは、定着装置Fの加熱ロールFhおよびFpが圧接する定着領域Q5を通過する際にトナー像が加熱定着される。トナー像が加熱定着された記録シートSは、シート排出ローラRhに搬送され、排出トレイTRhに排出される。
両面印刷を行う場合、シート排出ローラRhによりスイッチバックされてシート反転路SH2に搬送され、表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
【0031】
(画像形成装置の外装カバーおよびフレームの説明)
図3は実施例1のプリンタの各外装カバーを取り外した状態の斜視説明図である。
図1〜図3において、プリンタUは、ユーザが入力操作するUI(ユーザインタフェース)や手差しトレイTR0、定着装置F等を支持するフロントユニットU1と、左右一対のサイドカバー(外装カバー)U2,U3と、を有する。前記サイドカバーU2,U3の下端部には、下方に突出する係合突部(カバー被支持部)U2a、U3aが複数形成されている。前記サイドカバーU2,U3の内側面には被ネジ止め部U3b(右側サイドカバーU2の被ネジ止め部は図示省略)が形成されている。前記サイドカバーU2,U3の上端部には、トナーカートリッジKTy,KTm,KTc,KTkが収容されるカートリッジ収容部U4aが一体的に形成されたトップカバー(外装カバー)U4が支持されている。前記サイドカバーU2,U3の後端部には、ファンユニットU5aが装着されるリアカバー(ケーシング用カバー)U5が支持されている。前記トップカバーU4の上面には、排出トレイTRhの下流側部分TRh1を構成するカートリッジ保護カバーU6が着脱可能に装着されている。
【0032】
前記各カバーU2〜U5の内部には、プリンタUの上部フレームF1が配置されており、前記上部フレームF1は、前記給紙トレイTR1を着脱可能に支持する下部フレームF2に支持されている。前記上部フレームF1は、略直角三角形状の左右一対のフレーム側壁F1a,F1bと、フレーム後端壁F1cと、を有している。前記フレーム側壁F1a,F1bの前端部は、前記フロントユニットU1を支持する。また、フレーム側壁F1a,F1bの上端部には、排出トレイ支持部F1d,F1eが形成されている。前記排出トレイ支持部F1d,F1eには、排出トレイTRhの上流側を構成する排出トレイ部材TRUが支持される。前記フレーム後端壁F1cには、ROS支持口F1fが形成されている。前記潜像形成装置ROSは前記ROS支持口F1fに支持される。
前記上部フレームF1の内側には、4つの現像器Gy〜Gkをユニット化した現像ユニットGUと、4つの感光体Py〜Pk、帯電ロールCRy〜CRk、中間転写装置Utおよびトナー回収ボックスBt等をユニット化した像担持体ユニットPUと、が着脱可能に支持される。したがって、潜像形成装置ROS、現像器Gy〜Gk、感光体Py〜Pkからなるトナー像形成装置UY,UM,UC,UKと中間転写装置Utは上部フレームF1に支持される。すなわち、実施例1のプリンタUでは、画像形成部材(ROS+UY〜UK+Ut)は上部フレームF1に支持される。
【0033】
前記ROS支持口F1fの右側後端部には、プリンタUの画像形成動作を制御する制御基板が収容された基板ボックスK1が支持される。図3において、前記基板収容ボックスK1の上端部には、右側サイドカバーU2の内側面に形成された被ネジ止め部(図示せず)をネジ止めするためのネジ止め部(カバー支持部)K1aが形成されている。
前記ROS支持口F1fの後側左部には角柱K2が支持されており、支柱K2には左側サイドカバーU3のネジ止め部U3bをネジ止めするためのネジ止め部(カバー支持部)K2aが形成されている。
前記下部フレームF2には、前記サイドカバーU2,U3の係合突起(係合部)U2a、U3aに対応して、図示しない複数の係合スリット(カバー支持部)が形成されおり、前記サイドカバーU2,U3の係合突起U2a、U3aが係合スリットに係合して、サイドカバーU2,U3の下端面が下部フレームF2の上面により支持される。
【0034】
(ファンユニットおよびファンユニット装着部の説明)
図4は、画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図4Aリアカバーに設けたファンユニット装着部の斜視図、図4Bは前記図4Aリアカバーに設けたファンユニット装着部に装着されるファンユニットの斜視図である。
図5は画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図5Aはファンユニット装着部にファンユニットを装着した状態の説明図、図5Bはファンユニットの断面図である。
図4Aにおいて、前記リアカバーU5は、外壁形成用パネル1を有する。前記外壁形成用パネル1には、リアカバーU5を位置決めするための複数の位置決め部材1a,1b,1cが形成されている。前記位置決め部材1b、1cは、下部フレームF2に支持された図示しないコントロールボックス(前記基板収容ボックスK1とは異なる基板収容部材)に支持される。
【0035】
前記外壁形成用パネル1には、内側に突出するファンユニット装着部2が前記外壁形成パネル1に一体成形されており、前記ファンユニット装着部2に対応した位置に排気口1dが形成されている。なお、図4において、実施例1の排気口1dにはメッシュが形成されている。
前記ファンユニット装着部2は、円筒壁(筒状壁)2aと、前記円筒壁2aの円周方向に180°離れた位置にそれぞれ設けた一対のユニット取付部2b,2bを有する。前記ユニット取付部2b,2bは、円筒壁2aの外側面に母線に沿って設けた柱状部であり、ユニット取付部2b,2bの内端面には取付用ネジ孔2b1,2b1が形成されている。
前記円筒壁2aの円周方向には、前記ユニット取付部2b,2bから90°離れた位置に、一対のユニット位置決め部としての凹部2c,2dが形成されている。円筒壁2aの右上部に配置されたユニット位置決め部としての凹部2dの底部には、給電線挿通溝2d1が形成されている。
【0036】
図4Bにおいて、前記図4Aのファンユニット装着部2に装着されるファンユニットU5aの中央部には、支柱3が配置されている。前記支柱3は、円板状部分3aを有する。前記円板状部分3aの円周方向に180°離れた位置には、前記ユニット取付け部2bに対応して形成された放射状に延びる一対の被取付部(ファン取付け部)3b,3bが設けられている。前記被取付部3b,3bから前記円周方向に90°離れた位置には、凹部2c,2dに対応して形成された放射状に延びる一対の被位置決め部3c,3cが設けられている。前記円板状部分3aには、後方(−X方向)に突出する円柱状のモータ支持部3d(図5B参照)が形成されている。
図5において、前記一対の被取付部3b,3bの先端部には、ネジ貫通孔(図示せず)が形成されており、ネジ貫通孔およびネジ孔2b1,2b1を貫通するファン固定用ネジ6,6によりファンユニットU5aがリアカバーU5に固定支持される。
【0037】
図5Bにおいて、前記支柱3のモータ支持部3dには、モータ4が支持されている。前記モータ4は、モータ支持部3dに固定支持されたステータとしてのコイル4aと、前記コイル4aの周囲を囲むように配置されたロータ4bとを有する。前記ロータ4bは、複数の永久磁石4b1と、前記永久磁石4b1を支持する円筒状のファン軸部4b2とを有する。前記ロータ4bはベアリングBrによりモータ支持部3dに対して回転可能に支持されている。前記ロータ4bのファン軸部4b2には、複数の羽根5aを有するファン5が一体的に形成されている。なお、羽根5aの外径は前記円筒壁2aの内径に対応して形成されている。
前記モータ4のコイル4aには、モータ駆動用の電力を供給する給電線7が接続されている。前記給電線7は被位置決め部3cに沿って延び、凹部2dの給電線挿通溝2d1で挟持されることによりゆるみ止めされている。前記給電線7の先端には、接続端子(コネクタ)7aが設けられている。
【0038】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、モータ4が駆動するとロータ4bとファン5とが一体的に回転して、前記プリンタUの電源の熱および定着装置Fで発生する熱等を前記プリンタUの外へ排出することができる。このとき、前記排気口1dを有する外壁形成用パネル1と、前記ファンユニットU5aを収容する円筒壁2aと、は一体成形されているので、隙間が無く、排気漏れが少ない。したがって、排気効率が高いファンユニットU5aを提供することができる。
実施例1のリアカバーU5では、外壁形成用パネル1とファン収容用の前記円筒壁2とが一体形成されるので製作が容易であり、部品数の増加を抑えることができる。また、前記ファンユニットU5aのファン5は、前記円筒壁2内に収容されるので、前記ファンユニットU5aには、従来技術のようにケーシングを設ける必要がないので、ファンユニットU5aの構成を簡素化し、小型化および軽量化することができる。
さらに、前記ファン5の送風方向は、排気方向と同じ方向であるので、排気抵抗が小さくエネルギ効率(排気効率)が高くなる。また、特許文献1記載の従来技術のようにファンとダクトが一体的に回転しないので、回転部材(ロータおよびファン)が軽量となり、回転出力の小さなモータを使用できる。このため、騒音を少なくし且つ排気効率を高めることができる。
【0039】
(実施例2)
図6は実施例2の画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図6Aリアカバーに設けたファンユニット装着部の斜視図、図6Bは前記図6Aリアカバーに設けたファンユニット装着部に装着されるファンユニットの斜視図、図6Cは実施例2の被位置決め部の断面図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図6Aにおいて、前記実施例1のユニット位置決め部としての凹部2d(図4A参照)には、給電線挿通溝2d1が形成されていたが、実施例2の凹部2d′は、凹部2cと同様に形成されている。
図6B、図6Cにおいて、実施例2のファンユニットU5aの一方の被位置決め部3c′には、給電線7が取付けるための給電線支持溝3c1′が形成されている。前記給電線支持溝3c1′の中央部には、給電線脱落防止用の給電線保持爪(給電線保持部)3c2′が形成されている。
【0040】
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置では、ファンユニット装着部2′に給電線挿通溝2d1を形成する必要が無いので、リアカバーU5の作製が容易になる。
その他、実施例2のファンユニット装着部2およびファンユニットU5aは、前記実施例1のファンユニット装着部2およびファンユニットU5aと同様の作用効果を奏する。
【0041】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、本発明は、プリンタに限定されず、FAX、複合機等の画像形成装置に適用可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記各実施例において、画像形成装置のケーシング用カバーおよびファンユニットに限定されず、パーソナルコンピュータ等を含む種々の電子機器のケーシング用カバーおよびファンユニットに適用可能である。
【0042】
(H03)前記各実施例において、本発明は、帯電工程でオゾンが発生するチャージコロトロンを備えた画像形成装置にも適用可能である。
(H04)前記各実施例において、前記各実施例に例示したモータおよびファンの構造に限定されず、モータのロータとファンの軸部とを別々に構成したモータおよびファン等、設計に応じて適宜変更可能である。
(H05)前記各実施例において、円筒壁に限定されず、多角形状の筒壁により構成することも可能である。
(H06)前記各実施例において、被位置決め部3c,3c′およびユニット位置決め部としての凹部2c,2d,2d′を省略して、被取付部3bに給電線支持溝3c1′を形成したり、前記ユニット取付部2bに給電線挿通溝2d1を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
【図2】図2は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
【図3】図3は実施例1の画像形成装置の各外装カバーを取り外した状態の斜視説明図である。
【図4】図4は、画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図4Aリアカバーに設けたファンユニット装着部の斜視図、図4Bは前記図4Aリアカバーに設けたファンユニット装着部に装着されるファンユニットの斜視図である。
【図5】図5は画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図5Aはファンユニット装着部にファンユニットを装着した状態の説明図、図5Bはファンユニットの断面図である。
【図6】図6は実施例2の画像形成装置のリアカバーに設けたファンユニット装着部および前記ファンユニット装着部に装着されるファンユニットの説明図であり、図6Aリアカバーに設けたファンユニット装着部の斜視図、図6Bは前記図6Aリアカバーに設けたファンユニット装着部に装着されるファンユニットの斜視図、図6Cは実施例2の被位置決め部の断面図である。
【図7】図7は、従来技術のファンユニットの説明図である。
【符号の説明】
【0044】
1…外壁形成用パネル、
1d…排気口、
2…ファンユニット装着部、
2a…筒状壁、
2b…ユニット取付部、
2b1…ネジ孔、
2c…ユニット位置決め部、
3…支柱、
3b…ファン取り付け部、
4…モータ
4a…ステータ
4b…ロータ、
5…ファン、
6…固定用ネジ、
U5…ケーシング用カバー、
U5a…ファンユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の構成要件(A01)、(A02)を備えたことを特徴とするケーシング用カバー、
(A01)外壁形成用パネルの内側面に突出し且つ前記外壁形成用パネルと一体成形されたファン収容用の筒状壁と、前記筒状壁内側の前記外壁形成用パネル部分に形成された排気口とを有するファンユニット装着部、
(A02)回転可能なロータを有するモータと、前記モータを支持する支柱と、前記ロータと一体的に回転するファンと、を有するファンユニットの前記ファンが前記筒状壁内に回転可能に収容された状態で前記ファンユニットが装着される前記ファンユニット装着部。
【請求項2】
下記の構成要件(A03)を備えたことを特徴とする請求項1記載のケーシング用カバー、
(A03)前記筒状壁の周方向の所定位置に設けられ且つ前記ファンユニットが取り付けられるユニット取付部。
【請求項3】
下記の構成要件(A04)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のケーシング用カバー、
(A04)前記筒状壁の周方向の所定位置に設けられ且つ前記ファンユニットが位置決めされるユニット位置決め部。
【請求項4】
下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする請求項1ないし3記載のいずれかのケーシング用カバー、
(A05)周方向に離れて複数設けられた前記ユニット取り付け部または前記ユニット位置決め部。
【請求項5】
下記の構成要件(A06)、(A07)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4記載のいずれかのケーシング用カバー、
(A06)ネジ孔が形成された前記ユニット取り付け部、
(A07)前記ネジ孔に螺合する固定用ネジにより構成された取り付け用部材。
【請求項6】
下記の構成要件(B01)、(B02)を備えたことを特徴とするファンユニット、
(B01)支柱と、
前記支柱により支持されたステータおよび回転可能なロータを有するモータと、
前記ロータと一体的に回転するファンと、
を有するファンユニット、
(B02)外壁形成用パネルと一体成形され且つ内側面に突出するファンユニット装着部に設けられた筒状壁内側に回転可能に収容される前記ファンを有し、前記ファンユニット装着部に装着される前記ファンユニット。
【請求項7】
下記の構成要件(B03)を備えたことを特徴とする請求項6記載のファンユニット、
(B03)前記支柱に設けられ且つ前記筒状壁の周方向の所定位置に取り付け用部材により取り付けられる被取付部。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−5543(P2007−5543A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−183485(P2005−183485)
【出願日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】