説明

コンテナを製造するための装置

【課題】ペースト状のプラスチックから始まる、装置が制限された寸法を有するコンテナの製造のための装置の成形手段を提供する。
【解決手段】回転カルーセル(57)および該カルーセル(57)によって支持されかつ該カルーセル(57)に対して移動可能である複数の保持要素(71)を含む装置であり、該保持要素(71)がブロー成形手段(4)からコンテナ(2)を取り除くために成形される装置において、該装置が該保持要素(71)と関連する複数のさらなる保持要素(72)をさらに含み、該さらなる保持要素(72)が圧縮成形手段(5)にプラスチックの投与(37)を届けるように成形され、各々の該さらなる保持要素(72)が対応する保持要素(71)に固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物体の成形に関し、特に、プレフォームを得るためのプラスチックの圧縮成形、および、コンテナを得るためのこれらのプレフォームのブロー成形または延伸ブロー成形に関する。
【背景技術】
【0002】
コンテナを得るためにプレフォームが膨張されるブロー成形と同様に、プラスチックがプレフォームを得るために射出成形される型の成形を含む、コンテナ製造装置は公知である。プレフォームは、成形型からの出口で冷却されずに直接ブロー成形に供給される。これらの装置の欠陥は、それらがきわめて非効率的であるということである。
【0003】
コンテナ・プレフォームの成形のために配置される成形機およびコンテナを得るためにプレフォームを延伸ブローするために配置されるブロー機もまた、公知である。
【0004】
ブロー機は、成形機によって生じられるプレフォームを供給する。
【0005】
成形機は、プラスチックを圧縮成形する機械、または、プラスチックを射出成形する機械である。
【0006】
ブロー機および成形機は、製造プラントの異なる領域に置かれる、または、異なる製造プラントにおいてさえ配置することができる。
【0007】
成形機から取り除かれるプレフォームは例えば、周囲温度で冷却される。
【0008】
上記した装置の一つの欠陥は、プレフォームが延伸ブロー成形される前にまた加熱されなければならないということである。
【0009】
このため、ブロー機はプレフォームを加熱するため、加熱要素を備えなければならない。
【0010】
上記に開示した装置のさらなる欠陥は、それが2つの異なるタイプの機会を提供する必要があるので、その全体の寸法が相当大きいことである。
【0011】
コンテナ製造プラントはしたがって、大きい建物のみに設置することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、コンテナの製造のための装置を改善することである。
【0013】
本発明の別の目的は、ペースト状のプラスチックから始まる、装置が制限された寸法を有するコンテナの製造のための装置を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の第1の態様において、装置は、コンテナを得るようにプレフォームを膨張させるために配置されるブロー成形手段を含んで提供され、そのブロー成形手段はパンチ手段と協働するダイ手段を含み、前記装置はまた、前記プレフォームを得るためプラスチック投与を圧縮成形するため、前記パンチ手段と協働するさらなるダイ手段を含む圧縮成形手段も含むことにおいて特徴付けられる。
【0015】
本発明の本態様のため、圧縮成形手段と同様に両方のブロー成形手段も備える装置を得ることは可能であり、前記圧縮成形手段と同様に前記ブロー成形手段は、ダイ手段、および、前記パンチ手段と連続して協働するさらなるダイ手段をそれぞれ備える。
【0016】
これにより、コンテナ、および、成形されかつ連続して装置において直接膨張するコンテナを生じるためのプレフォームを得るようにプラスチック投与を提供することができる、きわめて小型の装置を得ることが可能になる。特に本発明の装置において、例えば、圧縮成形手段と同様に延伸ブロー成形手段のようなブロー成形手段を支持する支持手段が提供される。
【0017】
本発明の装置は、公知の装置とは異なり、延伸ブロー成形をもたらす機械および圧縮成形をもたらす機械を並べて提供しないので、多くの空間節減を可能にする。
【0018】
本発明の装置はまた、公知の装置において提供される移動装置を取り除くことができ、その移動装置は、成形をもたらす機械からプレフォームを取り除き、延伸ブロー成形をもたらす機械にプレフォームを届ける。
【0019】
本発明の第2の態様において、プレフォームを受容し、コンテナを得るようにそのプレフォームを膨張させるために配置されるブロー成形ダイ手段を含む成形手段が提供され、圧縮成形ダイ手段が前記ブロー成形ダイ手段と関連し、前記圧縮成形ダイ手段が、プラスチック投与を受容し、前記プレフォームの頸部部分を得るようにそのプラスチック投与を成形するために配置されることにおいて特徴付けられる。
【0020】
本発明の本態様のため、圧縮成形ダイ手段と同様に両方のブロー成形ダイ手段を含み、成形手段を得ることができる。
【0021】
ブロー成形ダイ手段および圧縮成形ダイ手段は、互いに独立して駆動することができる。
【0022】
本発明の第3の態様において、成形手段は、プレフォームを延伸するために配置される延伸手段、および、コンテナを得るためにそのプレフォームを膨張させるために配置されるブロー手段を含んで提供され、前記延伸手段は、第1の延伸手段と第2の延伸手段とを備えることにおいて特徴付けられる。
【0023】
本発明の第4の態様において、ツール手段によるプレフォームの変形、およびコンテナを得るために液体によるそのプレフォームの膨張を含む方法が提供され、前記変形は前記ツール手段の延伸手段による前記プレフォームの延伸を含み、前記変形は、前記ツール手段のさらなる延伸手段による前記プレフォームのさらなる延伸を含むことにおいて特徴付けられる。
【0024】
これらの本発明の態様のため、コンテナを得るためにプレフォームの変形の操作のより良好な制御を有することが可能な装置および方法を得ることができる。
【0025】
特に、プレフォームの所望の領域上に第1の延伸手段および第2の延伸手段によって出される延伸力の範囲を制御することは可能である。
【0026】
本発明の第5の態様において、コンテナを得るためにプレフォームを膨張させるために配置されるブロー手段を含む成形手段が提供され、前記ブロー手段は第1のブロー手段および第2のブロー手段を含むことにおいて特徴付けられる。
【0027】
本発明の第6の態様において、コンテナを得るためにプレフォームの膨張を含む方法が提供される、その膨張は前記プレフォームへの液体の流れの導入を含み、前記膨張は、さらに前記プレフォームへの液体のさらなる流れの導入をさらに含むことにおいて特徴付けられる。
【0028】
これらの本発明の態様のため、コンテナを得るためにプレフォームの膨張の操作のより良好な制御を有することが可能である装置および方法を得ることができる。
【0029】
特に、プレフォームの異なった領域に出されるブローの力の範囲を制御することは可能である。
【0030】
本発明の第7の態様において、回転カルーセル手段、および、前記カルーセル手段によって支持され、前記カルーセル手段に関して可動である保持手段を含む装置が提供され、前記装置は、前記保持手段と関連しているさらなる保持手段をさらに含むことにおいて特徴付けられる。
【0031】
本発明の本態様のために、型から物体を取り除き、本質的に同時にダイ成形において形成されるプラスチック投与を導入することが可能である。
【0032】
特に、圧縮成形ダイ内部でペースト状のプラスチックを堆積させることが可能である。
【0033】
本発明の第8の態様において、装置は、回転軸周辺で回転可能なカルーセル手段、前記回転軸周辺で回転可能なさらなるカルーセル手段、前記カルーセル手段に支持される挿入手段であって、前記カルーセル手段に関して可動であり、圧縮成形手段にプラスチック投与を挿入するために配置される挿入手段、および、前記さらなるカルーセル手段によって支持される抽出手段であって、前記さらなるカルーセル手段に関して可動であり、ブロー成形手段から形成されたコンテナを取り除くために配置される抽出手段を含み提供される。
【0034】
本発明の本態様のため、ブロー成形型から形成されたコンテナを取り除き、本質的に同時に圧縮成形ダイにおいて形成されるプラスチック投与を導入することが可能である。
【0035】
本発明の第9の態様において、形成手段によるプラスチック投与の圧縮成形を含む方法が提供され、そこで、パンチ手段は、コンテナを得るために前記プレフォームを膨張させるように前記パンチ手段の周りでプレフォームを成形するためのダイ手段で受容され、前記パンチ手段周辺で前記プレフォームを維持し、前記膨張の前に、前記プレフォームから前記パンチ手段を少なくとも部分的に取り外すことにより特徴付けられる。
【0036】
本発明の第10の態様において、形成手段によるプラスチック投与の圧縮成形を含む方法が提供され、そこで、パンチ手段は、前記パンチ手段の周りでプレフォームを成形するためにダイ手段で受容され、コンテナを得るために前記プレフォームを膨張させ、前記膨張の前に、前記プレフォームを前記形成手段から取り外すため、前記パンチ手段および前記プレフォーム間、および/または、前記ダイ手段および前記プレフォーム間に液体手段を導入することにおいて特徴付けられる。
【0037】
これらの本発明の態様のため、プレフォームが膨張する場合、プレフォームの領域が形成手段、特にパンチ手段に取り付いたままであることを防ぐことが可能であり、均等に厚くない壁または亀裂を有する均等な壁を有しているコンテナを形成する。
【0038】
加えて、これらの本発明の態様のため、パンチ手段および/またはダイ手段を最適にプレフォームに関して移動し、パンチ手段およびプレフォーム間および/またはダイ手段およびプレフォーム間に液体手段を挿入することによって、プレフォームに必要な熱的な外形を提供して熱的にプレフォームを保つことが可能であり、特に、厚みの全体にわたってより均一である熱的な外形を有するプレフォームを得ることが可能である。
【0039】
本発明の第11の態様において、コンテナを得るようにプレフォームを膨張させるために配置されるブロー成形手段を支持する回転カルーセル手段、および、前記ブロー成形手段から前記コンテナを受容し、前記ブロー成形手段(4)から離れて前記コンテナ(2)を移動させるために配置される移動手段を含んで、装置は提供される。
【0040】
一実施態様において、位置決め手段は、カルーセル手段の周囲の領域の方へコンテナを移動するように成形される。
【0041】
他の一実施態様において、位置決め手段は、カルーセル手段の回転軸手段に対して本質的に並列してコンテナを移動するように成形される。
【0042】
本発明の本態様のため、移動手段がブロー成形型から離れてコンテナを移動させるので、コンテナを取り除く装置は、例えばきわめて単純な保持手段を備える除去カルーセルのような装置と関連することができる。実際には、保持手段は、ブロー成形手段の半型の一対の間で識別される除去位置であり、外側にあってしたがってきわめて容易に到達する位置からコンテナを取り除いてはならない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】コンテナの製造のための装置の概略斜視図である。
【図2】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図3】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図4】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図5】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図6】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図7】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図8】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図9】作業サイクルの次の段階における装置を示す、図1の装置の縦の部分である。
【図10】図4の詳細である。
【図11】図6の詳細である。
【図12】作業サイクルのさらなる段階における図1の装置の部分的な縦の部分である。
【図13】図7の詳細である。
【図14】図1の装置の平面図である。
【図15】図14のXV-XV平面に沿った部分である。
【図16】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図17】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図18】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図19】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図20】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図21】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図22】図1の装置の縦の部分であり、さらなる作業サイクルの連続した段階における装置を示す。
【図23】作業サイクルのなお更なる段階における図1の装置の部分的な縦の部分である。
【図24】作動構造における延伸手段を示す縦の部分である。
【図25】さらなる作動構造における延伸手段を示す図24に類似した部分である。
【図26】図26は、なおさらなる作動構造における延伸手段を示している図24に類似した部分である。
【図27】コンテナを成形するためのプラントの概略平面図である。
【図28】図27の装置の変形物の概略平面図である。
【図29】図27の装置のさらなる変形物の概略平面図である。
【図30】図27の装置のなお更なる変形物の概略平面図である。
【図31】図31は、閉構造のブロー成形手段、成形構造の頸部形成手段および収縮構造でコンテナを支持するために配置される支持要素を示す図1の装置の概略的な長手方向断面図である。
【図32】図32は、開構造のブロー成形手段、閉構造の頸部形成手段、および、前進構造で、コンテナを支持するために配置される支持要素を示す図31に類似したものである。
【図33】図32の平面XXXIII-XXXIIIに沿った部分である。
【図34】開構造のブロー成形ダイ手段、解放構造の頸部形成手段、および、前進構造の支持要素を示す図33に類似した部分である。
【図35】可動カルーセルの概略平面図である。
【図36】図35の平面XXXVI-XXXVIに沿った部分である。
【図37】図35のカルーセルの保持手段の側面図である。
【図38】図37の保持手段の平面図である。
【図39】図37の平面XXXIX-XXXIXに沿った部分である。
【図40】作動している構造における装置を示している縦の部分である。
【図41】他の作動している構造における装置を示している縦の部分である。
【図42】さらに作動している構造における装置を示している縦の部分である。
【図43】なおさらなる作動している構造における装置を示している縦の部分である。
【図44】時間の機能として装置の成形ツールの運動の組合せを示しているグラフである。
【図45】時間の機能として成形ツールの運動のさらなる組合せを示している図44に類似したグラフである。
【図46】作動している構造を示し、流体の流れがパンチ手段およびプレフォームの内部壁の成形の間で導入される概略的な長手方向断面図である。
【図47】他の作動している構造を示し、流体の流れがパンチ手段およびプレフォームの内部壁の成形の間で導入される図46に類似した部分である。
【図48】さらに作動している構造を示し、流体の流れがパンチ手段およびプレフォームの内部壁の成形の間で導入される図46に類似した部分である。
【図49】なおさらなる作動している構造を示し、さらなる流体の流れがダイ手段およびプレフォームの外側の壁の成形の間で導入される図46に類似した部分である。
【図50】装置のパンチ手段の成形の実施態様を示している図46に類似した部分である。
【図51】装置のパンチ手段の成形の他の実施態様を示す図46に類似した部分である。
【図52】装置のパンチ手段の成形のさらなる実施態様を示している図46に類似した部分である。
【図53】装置のパンチ手段の成形のなおさらなる実施態様を示している図46に類似した部分である。
【図54】装置を使用して得ることができるコンテナの概略的な長手方向断面図である。
【図55】装置を使用して得ることができるコンテナの概略的な長手方向断面図である。
【図56】装置を使用して得ることができるコンテナの概略的な長手方向断面図である。
【図57】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な長手方向断面図である。
【図58】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な長手方向断面図である。
【図59】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な長手方向断面図である。
【図60】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な長手方向断面図である。
【図61】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な横断面である。
【図62】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な横断面である。
【図63】装置を使用して得られ、かつ膨張するプレフォームの概略的な横断面である。
【図64】可動カルーセルの実施態様の斜視図である。
【図65】図64の可動カルーセルの上面図である。
【図66】図64の可動カルーセルの縦の部分である。
【図67】図64の可動カルーセルのさらなる縦の部分である。
【図68】図64の可動カルーセルの概略平面図である。
【図69】図64の可動カルーセルのさらなる概略平面図である。
【図70】作業サイクル段階における可動カルーセルおよび成形カルーセルの概略平面図である。
【図71】さらなる作業サイクル段階における可動カルーセルの概略平面図および図70の成形カルーセルである。
【図72】なおさらなる作業サイクル段階における、図70の可動カルーセルおよび成形カルーセルの概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本発明は、いくつかの実施態様が非制限的な例として示される、添付の図面に関してよりよく理解され、実施される。そこで:
【0045】
図1から23に関して、装置1は、圧縮成形手段3および延伸ブロー成形手段4を含むコンテナ2を成形するために示される。
【0046】
延伸ブロー成形手段4は、コンテナ・プレフォーム8を膨張させるためにパンチ7と協同するダイ手段9を含む。圧縮成形手段3は、ダイ手段9とは異なり、例えばペースト状の状態のプラスチック投与37のようなプラスチックを受けるために配置される、受容要素6‐杯状である‐を備えたさらなるダイ手段5を含む。
【0047】
受容要素6は、コンテナ・プレフォーム8を得るため、上述のプラスチック投与を圧縮成形するようにパンチ7と協働する。
【0048】
装置1は、装置1の縦軸Aに沿って、さらなるダイ手段5を移動するために配置される移動手段を含む。
【0049】
装置1は、続いてブロー成形または延伸ブロー成形を受けないコンテナ・プレフォーム8の頸部部分11の圧縮成形のために配置される頸部形成手段10をさらに含む。
【0050】
ダイ手段9は、第1の半型12および第2の半型13、および、第1の半型12と第2の半型13とを縦軸Aに横断方向に移動するために配置されるさらなる移動手段を含む。
【0051】
第1の半型12および第2の半型13は、図2において示される、第1の半型12および第2の半型13が互いに離れている開構造C、および、図6において示される、第1の半型12および第2の半型13が互いに接触している閉構造Dの間で移動可能である。
【0052】
第1の半型12は、第1の成形空洞15が得られ、コンテナ2の側方部分を形成するために配置される第1の本体14を含む。
【0053】
第1の半型12は、例えば螺旋形のスプリング、ガス・スプリング、または、類似したもののような第1の弾性要素17によって第1の本体14に連結される、第1の下部要素16をさらに含む。
【0054】
さらなる第1の成形空洞22は第1の下部要素16において得られ、コンテナ2の下部部分を形成するために配置されている。
【0055】
同様に、第2の半型13は第2の本体18を含み、そこで、第2の成形空洞19は作成され、第2の成形空洞19は、コンテナ2のさらなる側方部分を形成するために配置される。
【0056】
第2の半型13は、例えば螺旋形のスプリング、ガス・スプリングまたは、類似したもののような第2の弾性要素21によって、第2の本体18に連結される第2の下部要素20をさらに含む。
【0057】
さらなる第2の成形空洞23は第2の下部要素20において得られ、コンテナ2のさらなる下部部分を形成するために配置される。
【0058】
第1の下部要素16および第2の下部要素20は各々、さらなるダイ手段5に提供される対応している円錐面手段36と相互作用するために配置される円錐面部分29‐以下にさらに詳細に開示される‐を含む。
【0059】
第1の下部要素16および第2の下部要素20は、第1の下部要素16および第2の下部要素20がそれぞれ第1の本体14および第2の本体18から遠く離れている、図2において示される休止構造X、および、第1の下部要素16および第2の下部要素20がそれぞれ第1の本体14および第2の本体18に載置される、図6において示される作動構造Yの間で移動可能である。
【0060】
頸部形成手段10は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25と、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を縦軸Aに横断方向に移動するために配置されるなおさらなる移動手段とを含む。
【0061】
さらなる移動手段およびなおさらなる移動手段のため、ダイ手段9および頸部形成手段10は、他方とは独立して各々が移動することができる。
【0062】
さらなる第1の半型24は第1の半型12と関連し、後者の上に配置される。なおさらなる移動手段によって駆動されるさらなる第1の半型24は、第1の半型12上を摺動する。
【0063】
同様に、さらなる第2の半型25は第2の半型13と関連し、後者の上に配置される。なおさらなる移動手段によって駆動されるさらなる第2の半型25は、第2の半型13上を摺動する。
【0064】
ダイ手段9および頸部形成手段10は、異なる材料で作成することができる。例えば、頸部形成手段10は鋼鉄でできていて、ダイ手段9はアルミニウムでできていてもよい。
【0065】
なおさらなる第1の成形空洞26は、さらなる第1の半型24において得られ、そのなおさらなる第1の成形空洞26は、コンテナ2の頸部部分11の部分を形成するために配置されている。
【0066】
なおさらなる第2の成形空洞27は、さらなる第2の半型25において作成され、そのなおさらなる第2の成形空洞27は、コンテナ2の頸部部分11の部分を形成するために配置されている。
【0067】
さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は各々、続いてさらに詳細に開示されるように、パンチ7と相互作用するために配置されるさらなる円錐面部分28を含む。
【0068】
さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型2が互いに遠く離れている、図2において示される解放構造Zと、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25が互いに接触している、図3において示される成形構造Wとの間で移動可能である。
【0069】
成形構造Wにおいて、なおさらなる第1の成形空洞26およびなおさらなる第2の成形空洞27は、頸部部分11を成形するために配置される室手段81を定める。
【0070】
パンチ7は、さらなるダイ手段5においてコンテナ・プレフォーム8を得るためにプラスチック投与を成形し、ダイ手段9においてコンテナ2を得るようにコンテナ・プレフォーム8を膨張させるため、交互に受容されるように配置される成形要素30を含む。
【0071】
装置1は、例えば、第1の半型12、第2の半型13、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を支持するために配置され、第1の半型12、第2の半型13、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を縦軸Aに沿って移動するために、ガイド上で摺動可能な台車の様に成形される、支持ブロック(図示せず)を含む。
【0072】
パンチ7は、成形構造Wにおいてさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を維持するために配置されるブロッキング要素31を含む。
【0073】
ブロッキング要素31は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を部分的に囲み、その内側で、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の遠方端部を受容するために配置されるシート32を備える。
【0074】
シート32は、さらなる円錐面部分28と係合するために配置されるさらなる円錐面手段33によって部分的に区切られる。装置1は、縦軸Aに沿ってパンチ7を移動するために配置される駆動手段34をさらに含む。パンチ7は、縦軸Aに沿って移動可能であり、コンテナ・プレフォーム8を伸ばすために配置される延伸ロッド50をさらに含む。装置1の作動モードは、図1から13までに関して開示される。
【0075】
図2において示される初期の作業サイクル段階において、さらなるダイ手段5は、さらなるダイ手段5がダイ手段9の下に配置され、パンチ手段7またはダイ手段9により作用しない低下位置Kにおいて配置される。低下位置Kにおいて、ペースト状のプラスチック投与37は受容要素6に挿入される。
【0076】
第1の半型12および第2の半型13は、開構造Cにある。さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は、解放構造Zにある。
【0077】
支持ブロックは、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25がブロッキング要素31と相互作用しない第1の作動位置Q1にある。パンチ7は、成形要素30がダイ手段9またはさらなるダイ手段5と相互作用しない上部の端部ストッパ位置T1にある。ブロッキング要素31は、下部位置M1において図示されない弾性要素によって維持される。
【0078】
続いて、さらなる駆動手段は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を図3に示すように、成形構造Wに導く。
【0079】
支持ブロックは、第1の半型12、第2の半型13、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を上げる。支持ブロックは、第1の作動位置Q1から、さらなる円錐面手段33がさらなる円錐面部分28と相互作用する第2の作動位置Q2まで移動する。
【0080】
ブロッキング要素31は、下部位置M1において維持される。駆動手段34は、頸部形成手段10およびダイ手段9の近くにパンチ7を導き、パンチ7を中間位置T2に導く。成形要素30は、頸部形成手段10内部で部分的に受容される。
【0081】
さらなるダイ手段5は低下位置Kにおいて維持され、一方で第1の半型12および第2の半型13が開構造Cにおいて維持される。
【0082】
続いて、図4および10に示すように、移動手段は、低下位置Kから、さらなるダイ手段5が頸部形成手段10と相互作用する上昇位置Jにさらなるダイ手段5を移動する。さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は、成形構造Wにおいて維持される。
【0083】
さらなるダイ手段5は、支持ブロックおよび、その結果として第1の半型12、第2の半型13、それに対して固定するさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25をブロッキング要素31の上部の位置M2に対応して、第3の作動位置Q3まで導くように、弾性要素の抵抗を克服することによって、頸部形成手段10をさらに上げる。
【0084】
成形要素30は、プラスチック投与37がコンテナ・プレフォーム8を得るために圧縮成形されるようにさらなるダイ手段5において受容される。
【0085】
上昇位置Jにおいて、円錐面手段36はさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の対応している円錐形の領域80と係合し、成形構造Wのさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の維持に関与する。第1の半型12および第2の半型13が開構造Cで維持され、一方でパンチ7は中間位置T2において維持される。
【0086】
続いて、図5に示すように、移動手段はさらなるダイ手段5を上昇位置Jから低下位置Kまで移動する。ブロッキング要素31は下部位置M1に戻る。支持ブロックは、第2の作動位置Q2に戻される。駆動手段34は、パンチを中間位置T2から下端の停止位置T3まで移動する。さらなる円錐面手段33は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wに維持するのに関与するように、さらなる円錐面部分28と相互作用する。
【0087】
第1の半型12および第2の半型13は、開構造Cで維持される。コンテナ・プレフォーム8の頸部部分11は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の間で固定される。成形要素30は、形成されたばかりのコンテナ・プレフォーム8に保たれる。コンテナ・プレフォーム8の内部表面は、成形要素30の対応している外部表面に付着する。
【0088】
図6および11において示される作業サイクルの次の段階において、パンチ7は下端の停止位置T3にあり、ブロッキング要素31は上部の位置Mにあり、支持ブロックは第2の作動位置Q2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにある。
【0089】
さらなる移動手段は、第1の成形空洞15、第2の成形空洞19、さらなる第1の成形空洞22およびさらなる第2の成形空洞23が、‐続いて開示されるように第1の下部要素16および第2の下部要素20が作動構造Yを呈した後‐その中でコンテナ・プレフォーム8が続いて膨張するダイ手段9の室40を区切るように、開構造Cから閉構造Dまで第1の半型12および第2の半型13を導く。
【0090】
移動手段は、さらなるダイ手段5を低下位置Kから、さらなるダイ手段5がダイ手段9と相互作用する遮断位置Hまで移動する。
【0091】
遮断位置Hにおいて、円錐面手段36は円錐面部分29と相互作用し、第1の半型12と第二の半型13が閉構造Dを維持するようにする。低下位置Kから遮断位置Hに通過するさらなるダイ手段5は、第1の下部要素16および第2の下部要素20を休止構造Xから作動構造Yまで移すように、第1の下部要素16および第2の下部要素20と相互作用する。ダイ手段9は、縦軸Aに沿ってさらなるダイ手段5と整列される。
【0092】
図14および15に示すように、ダイ手段9は、ダイ手段9を頸部形成手段10の中央に置き、閉構造Dにダイ手段9を維持する閉止要素41を備える。閉鎖要素41は、縦軸Aと本質的に平行して配置され、第1の半型12および第2の半型13において作成されるシート43内部で摺動するロッド42を含む。
【0093】
シート43は、第1の移動性の下部要素16または第2の移動性の下部要素20に面する第1の開口部44、および、さらなる第1の半型24、または、さらなる第2の半型25に面する第2の開口部45を有する。ピン46は第1の移動性の下部要素16および第2の移動性の下部要素20から離れ、このピン46は第1の開口部44でシート43において受容されるように配置される。第1の移動性の下部要素16および第2の移動性の下部要素20が作動構造Yに導かれる場合、ピン46はロッド42と相互作用し、ロッド42の遠方端部47が、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25に固定されるプレート手段49で作成される孔48内部で貫通するようにさせる。
【0094】
閉鎖要素41は、第1の半型12および第2の半型13を効率的に閉構造Dに維持することを可能にする。特に、閉鎖要素41は、第1の半型12および第2の半型13が互いに接触するのを維持するため、さらなる移動手段がより長い時間作用するのを妨げる。
【0095】
示されていない実施態様において、ダイ手段9がより容易に頸部形成手段10に関して中央に置かれるように、閉鎖要素は、対応して成形されたシートにおいて受容されるために配置されるくさび状の要素を含む。図11に示すように、延伸ロッド50は、一端で成形要素30を支持する。延伸ロッド50は、成形要素30の作動表面51が、その中で延伸ロッド50が摺動するパンチ7の管状の要素53の対応している上部の作動表面52に載置される収縮構造Fを呈する。
【0096】
図12において示される作業サイクルの段階において、パンチ7は下端停止位置T3にあり、ブロッキング要素31上部位置Mにあり、支持ブロックは第2の作動位置Q2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにあり、さらなるダイ手段5は遮断位置Hにある。延伸ロッド50は、作動表面51およびさらなる作動表面52間で、通路54は、コンテナ・プレフォーム8がブローまたは延伸ブロー成形される予備的な段階を実行するためコンテナ・プレフォーム8に圧力下で液体に与えるように定められるような方法で下に移動される。
【0097】
図7および13において示される作業サイクルの次の段階において、パンチ7は下端停止位置T3にあり、ブロッキング要素31は上部位置Mにおいてあり、支持ブロックは第2の作動位置Q2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は、成形構造Wにあり、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにあり、さらなるダイ手段5は遮断位置Hにある。延伸ロッド50は、延長構造Gを呈するためにさらに下に移動される。
【0098】
このように、成形要素30はコンテナ・プレフォーム8を延伸し、一方で、パンチ7において作成される導管で供給される加圧流体は室40内部で後者を膨張させるため、コンテナ・プレフォーム8を貫通する。コンテナ・プレフォーム8は、コンテナ2を作成するため、それが室40の形状を呈するまで変形する。
【0099】
図8において示される作業サイクルの次の段階において、パンチ7は下端停止位置T3にあり、ブロッキング要素31は上部の位置Mにあり、支持ブロックは第2の作動位置Q2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにある。移動手段は、遮断位置Hから低下位置Kまでさらなるダイ手段5を移動する。第1の弾性要素17および第2の弾性要素21は、第1の下部要素16および第2の下部要素20をそれぞれ作動構造Yから休止構造Xに移動する。
【0100】
さらなる移動手段は、閉構造Dから開構造Cに第1の半型12および第2の半型13を移動する。延伸ロッド50は収縮構造Fに戻される。コンテナ2は、さらなる第1の半型24によっておよび頸部部分11を固定するさらなる第2の半型25によって保持される。
【0101】
図9において示される作業サイクルの次の段階において、ブロッキング要素31は上部の位置Mにあり、第1の半型12および第2の半型13は開構造Cにあり、さらなるダイ手段5は低下位置Kにある。駆動手段34は、下端停止位置T3から上部の端部停止位置T1まで、パンチ7を移動する。支持ブロックは、第2の作動位置Q2から第1の作動位置Q1へ移動する。
【0102】
なおさらなる移動手段は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wから解放構造Zまで移動する。コンテナ2は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25から取り除かれ、さらなるプラスチック投与37が受容要素6に挿入される。装置は、したがって新規な作業サイクルを始めることができる。
【0103】
装置1のさらなる作動モードは、図16から23に関して開示される。図16において示される作業サイクルの初期の段階において、さらなるダイ手段5は、ペースト状のプラスチック投与37が受容要素6に挿入される低下位置Kに配置される。第1の半型12および第2の半型13は、開構造Cにある。さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は、解放構造Zにある。
【0104】
支持ブロックは、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25がブロッキング要素31と相互作用しない作動位置S1にある。パンチ7は、作業サイクルの継続時間全体にわたって固定位置に保たれる。示されない弾性要素によって、ブロッキング要素31‐パンチ7上で自由に摺動可能である‐はさらなる下部位置N1において維持される。
【0105】
続いて、図17に示すように、さらなる駆動手段は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wに導く。移動手段は、低下位置Kから上昇位置Jまでさらなるダイ手段5を移動させ、そこでさらなるダイ手段5は、頸部形成手段10と相互作用する。
【0106】
さらなるダイ手段5は弾性要素の抵抗を克服することによって頸部形成手段10を上げ、支持ブロック、およびその結果として、第1の半型12、第2の半型13、さらなる第1の半型24およびそれに対して固定するさらなる第2の半型25は、ブロッキング要素31のさらなる上部の位置N2に対応した、さらなる作動位置S2に導かれる。支持ブロックがさらなる作動位置S2にある場合、さらなる円錐面手段33は、さらなる円錐面部分28と相互作用する。
【0107】
プラスチック投与37がコンテナ・プレフォーム8を得るために圧縮成形されるように、成形要素30は頸部形成手段10およびさらなるダイ手段5において受容される。上昇位置Jにおいて、円錐面手段36は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の対応した円錐形の領域80と係合し、さらなる半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wに保つのに関与する。第1の半型12および第2の半型13は、開構造Cで維持される。
【0108】
続いて図18に示すように、移動手段は、上昇位置Jから低下位置Kまでさらなるダイ手段5を移動する。支持ブロックは、さらなる作動位置S2において維持される。さらなる円錐面手段33は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wに保つのに関与するようにさらなる円錐面部分28と相互作用する。第1の半型12および第2の半型13は、開構造Cで保たれる。コンテナ・プレフォーム8の頸部部分11は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25の間で固定される。成形要素30は、形成されたばかりのコンテナ・プレフォーム8に保たれる。コンテナ・プレフォーム8の内部表面は、成形要素30の対応している外部表面に付着する。
【0109】
図19において示される作業サイクルの次の段階において、支持ブロックはさらなる作動位置S2にあり、ブロッキング要素31はさらなる上部位置N2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにある。さらなる移動手段は、第1の成形空洞15、第2の成形空洞19、さらなる第1の成形空洞22、およびさらなる第2の成形空洞23が、‐第1の下部要素16および第2の下部要素20が作動構造Yを呈した後‐コンテナ・プレフォーム8が続いて膨張するダイ手段9の室40を区切るように、開構造Cから閉構造Dまで第1の半型12および第2の半型13を導く。移動手段は低下位置Kから遮断位置Hまでさらなるダイ手段5を移動し、そこでさらなるダイ手段5がダイ手段9と相互作用する。
【0110】
低下位置Kから遮断位置Hへ通過するさらなるダイ手段5は、第1の下部要素16および第2の下部要素20を休止構造Xから作動構造Yまで移動するように第1の下部要素16および第2の下部要素20と相互作用する。遮断位置Hにおいて、円錐面手段36は、第1の半型12および第2の半型13を閉構造Dに維持するのに関与するように円錐面部分29と相互作用する。
【0111】
図23において示される作業サイクルの次の段階において、支持ブロックはさらなる作動位置S2にあり、ブロッキング要素31はさらなる上部の位置N2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにあり、さらなるダイ手段5は遮断位置Hにある。延伸ロッド50は、作動表面51およびさらなる作動表面52間で、通路54が予備的な段階を実行するためにコンテナ・プレフォーム8に加圧流体を供給するために定められるように収縮構造Fから始まって下に移動され、コンテナ・プレフォーム8はブローまたは延伸ブロー成形される。
【0112】
図20において示される作業サイクルの次の段階において、支持ブロックはさらなる作動位置S2にあり、ブロッキング要素31はさらなる上部の位置N2にあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにあり、さらなるダイ手段5は遮断位置Hにある。延伸ロッド50は、延長構造Gを呈するためにさらに下に移動される。
【0113】
成形要素30はしたがってコンテナ・プレフォーム8を伸ばし、一方でパンチ7において得られる導管を通じて供給される加圧流体は、室40内部で後者を膨張させるためにコンテナ・プレフォーム8を貫通する。コンテナ・プレフォーム8は、室40の形状がコンテナ2を作成するようになるまで変形する。図21において示される作業サイクルの次の段階において、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにある。
【0114】
延伸ロッド50は、収縮構造Fにおいて示される。移動手段は、遮断位置Hから低下位置Kまでさらなるダイ手段5を移動する。第1の弾性要素17および第2の弾性要素21は、作動構造Yから休止構造Xまで第1の下部要素16および第2の下部要素20をそれぞれ移動する。支持ブロックは、さらなる作動位置S2から作動位置S1へ移動する。弾性要素は、さらなる上部の位置N2からさらなる下部の位置N1までブロッキング要素31を移動する。
【0115】
図22において示される作業サイクルの次の段階において、支持ブロックは作動位置S1にあり、ブロッキング要素31はさらなる下部の位置N1にあり、第1の半型12および第2の半型13は開構造Cにあり、さらなるダイ手段5は低下位置Kにある。さらなる移動手段は、第1の半型12および第2の半型13を閉構造Dから開構造Cまで移動する。なおさらなる移動手段は、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25を成形構造Wから解放構造Zまで移動する。コンテナ2は、位置決め手段90によって保持される。
【0116】
続いて、コンテナ2は位置決め手段90によって取り除かれ、さらなるプラスチック投与37は受容要素6に挿入される。位置決め手段90は、コンテナ2が装置1から取り除かれる除去位置の正確な識別を可能にする。装置1は、したがって新規な作業サイクルを始めることができる。
【0117】
図24から26に関して、パンチ手段7の実施態様が示され、そこで成形要素30は第1の成形本体82および第2の成形本体83を含む。第1の成形本体82において、シート84は内部で第2の成形本体83が摺動することができるように作成される。延伸ロッド50は、第1の成形本体82が固定される第1のアクチュエータ部材85および第2の成形本体83が固定される第2のアクチュエータ部材86を含む。第1のアクチュエータ部材85に関して第2のアクチュエータ部材86が摺動可能であるように、第1のアクチュエータ部材85は管状であり、第2のアクチュエータ部材86を収容する内部の空洞を有する。
【0118】
図24において示される、コンテナ・プレフォーム8の膨張サイクルの初期段階において、成形要素30は作動構造V1を呈し、そこで、第1の成形本体82の作動表面51aは、内部で第1のアクチュエータ部材85の一端87が摺動することができるパンチ7の管状の要素53aの対応しているさらなる作動表面52aに載置される。作動構造V1において、第2の成形本体83はシート84において受容される。作動構造V1において、第1の成形本体82および第2の成形本体83はコンテナ・プレフォーム8を延伸しない。さらに、作動構造V1で、プレフォームは加圧流体をブローすることによって膨張しない。
【0119】
図25において示される、コンテナ・プレフォーム8の膨張サイクルの次の段階において、成形要素30はさらなる作動構造V2を呈し、そこで、第1のアクチュエータ部材85は、作動表面51aおよびさらなる作動表面52a間で、通路88はコンテナ・プレフォーム8内部で加圧された流体の流れを供給するために定められるように管状の要素53aから離れて第1の成形本体82を移動する。上述の加圧された流体の流れは、例えば、頸部部分11の近くのコンテナ・プレフォーム8の領域のようなコンテナ・プレフォーム8の第1の領域と相互作用する。
【0120】
さらなる作動構造V2において、さらに、第2のアクチュエータ部材86は、第1の成形本体82から離れるように第2の成形本体83を移動する。第2の成形本体83は、さらなる加圧された流体の流れは、第2のアクチュエータ部材86および第2の成形本体83を通過する導管手段89によってコンテナ・プレフォーム8内部に導入されるシート84から突出する。上述のさらなる加圧された流体の流れは、例えば、コンテナ・プレフォーム8つの反対側の頸部部分11の領域のようなコンテナ・プレフォーム8の第2の領域と相互作用する。
【0121】
図26において示される、コンテナ・プレフォーム8の膨張サイクルのなおさらに次の段階において、成形要素30はなおさらなる作動構造V3を呈し、コンテナ・プレフォーム8を延伸するために、第2のアクチュエータ部材86は、第1の成形本体82からさらに離れるように第2の成形本体83を移動する。第2の成形本体83が第1の成形本体82から離れて移動する一方、さらなる加圧された流体の流れは− 上述した加圧された流体の流れと共に−、コンテナ2を作成するためにコンテナ・プレフォーム8に室40の形状を提供するように、コンテナ・プレフォーム8を完全に膨張させる。
【0122】
なおさらなる作動構造V3において、第1のアクチュエータ部材85は、加圧された流体の流れが通路88を通じてコンテナ・プレフォーム8に流れ続けるように、管状の要素53aから第1の成形本体82を特定の距離に維持する。成形要素が2つの部分で占められる−すなわち第1の成形本体82および第2の成形本体83を含む−ので、コンテナ・プレフォーム8の2つの異なる領域に出される延伸動作をコンテナ・プレフォーム8の膨張を改善するように制御することができる。さらに、コンテナ・プレフォーム8の2つの別々の領域の方へ向かう−すなわち、第1の流体の流れが頸部領域の方へ向かい、第2の流体の流れは端部に向かう−成形液体の2つの別々の流れが使用されるので、コンテナ・プレフォーム8が膨張する方式をきわめて正確に制御することができる。
【0123】
図40に関して、一端から管状の要素53が離れた本体100を含むパンチ7が、より詳細に示される。本体100および管状の要素53を通過した、延伸ロッド50はその一端で成形要素30を担持する。成形要素30は、延伸ロッド50が収縮構造Fにおいてある場合、管状の要素53のさらなる作動表面52上に載置される作動表面51を含む。本体100は、頸部形成手段10が提供される停止表面102と相互作用するために配置される当接面101を備える。成形要素30および管状の要素53は、互いに独立して縦のA軸に沿って移動可能である。成形要素30および管状の要素53は、成形パンチ手段103を定めるために協働する。特に、管状の要素53は、プレフォーム8の開口部−すなわちプレフォーム8の頸部部分11の近くに配置されるプレフォーム8の内部壁−に最も近いコンテナ・プレフォーム8の部分を形成し、一方で成形要素は、上述した開口部から最も遠くに離れてコンテナ・プレフォームの部分を形成する。
【0124】
図40は、図4および17にて示したような作業サイクルの同じ段階、すなわちプレフォーム8を得るためのプラスチック投与37の圧縮成形段階を示す。圧縮成形段階終了後、管状の要素53は、当接面101が停止面102と接触する作動位置OP1にあり、成形要素30は、作動中の表面51がさらなる作動中の表面52と接触するさらなる作動位置0P2にあり、およびさらなるダイ手段5は、図4および17に関して開示される上昇位置Jに対応するなおさらなる作動位置OP3にある。圧縮成形段階終了後、そのように、プレフォーム8は、成形ツール、すなわち頸部形成手段10、管状の要素53、成形要素30およびさらなるダイ手段5間で加圧される。
【0125】
上述した成形ツールの温度がプラスチックの温度と異なるので、非均等な温度プロフィールは、プレフォーム8の内部領域および(内外の)壁の間で作成される。プレフォーム8に関して軸方向に同じく放射状に測定される上述した非均等な温度プロフィールは、プレフォーム8の次のブローまたは延伸ブロー成形段階の最適状態に対応しない。ブローまたは延伸ブロー成形段階のより良好な状態は、完全に均一の温度プロフィールの場合、すなわち、プレフォームの内部領域および壁間の温度の差異がない場合には得られる。圧縮成形およびプラスチックの縮小による寸法の収縮に続いて、プレフォームは、パンチ成形手段103、すなわち管状の要素53および成形要素30上で縮むことが認められた。
【0126】
こういった(成形要素30の運動により、および、より小さい範囲では管状の要素53の運動により生成される)機械の延伸動作から構成されるさらなる効果もまた加えられ、それがプレフォームをパンチ形成手段103においてさらに縮ませる傾向がある。上記に開示される2つの効果により、コンテナを得るためのプレフォームの膨張の間、成形要素30を囲んでいるプラスチック−特に、前述の開口の反対側のプレフォーム8の下部領域111を形成する特定のプラスチック−が、延伸しないように、残留しているプラスチックと比較して非常に遅く後者から取り外される、−または全く取り外されないことが可能である。その結果として、プレフォームは、厚さの値が放射状と同様に軸方向に変化する壁を有してもよい。
【0127】
これは、プレフォームを膨張させることによって得られたコンテナの隣接した領域間容認できない差異の厚さを生じ、ある場合には、コンテナを亀裂および破損させる。上述した欠点を克服するため、−ブローまたは延伸ブロー成形段階から始める前に、 すなわちコンテナを得るためにプレフォームを膨張させる前に−、頸部形成手段10を通じたプレフォームの保持、および、さらなるダイ手段5および/または管状の要素53および/または成形要素30からのプレフォーム取り外しが提供される。これは、プレフォームの部分が、ブローまたは延伸ブロー成形段階の間、成形パンチ手段103に取り付けられるままであることを防ぎ、したがって、厚さの値がコンテナの一方から他の領域まで容認できない方法で変化する壁を備えるコンテナの形成を防ぐ。
【0128】
加えて、後でさらに詳細に開示される方式によって実行される成形ツールからのプレフォームの分離により、上記したように、ブローまたは延伸ブロー成形段階のための特に良好な状態を構成する、内部領域および壁間のきわめて制限された温度差を有するプレフォームを得ることが可能になる。特に、プレフォームがさらなるダイ手段5および/または管状の要素53および/または成形要素30から取り外される場合、熱は最も内部の部分から壁まで伝達され、最初により熱い最も内部の部分は、より均一の温度プロフィールに達するまで最初により冷たい壁の熱を冷ます。さらなるダイ手段5、管状の要素53および成形要素30は互いに独立して移動可能であるので、成形ツールの運動の異なる組合せは可能である。
【0129】
図41に関して、ブローまたは延伸ブロー成形段階の前に、作動位置OP1から移動した後、一方で成形要素30が頸部形成手段10に関して移動せず、さらなる作動位置OP2に残ったままである、管状の要素53が頸部形成手段10からどのように切り離されるかが示される。さらなるダイ手段5は、さらなる作動位置0P3から移動された後、頸部形成手段10から切り離される。特に本体100は、固定された距離が当接面101および停止面102の間にあるような方法で頸部形成手段10に関して移動される。
【0130】
図41に示すように、管状の要素53はプレフォーム8の内部壁104から離れるように間隔を置かれ、さらなる空洞手段5はプレフォーム8の外側の壁105から離れるように間隔を置かれ、それにより、プレフォーム8が、ブローまたは延伸ブロー成形段階の前に、管状の要素53が内部壁104と常に接触して維持される場合と比較して温度プロフィールの均一性の観点からより好ましい状態を呈することを可能にする。
【0131】
図41を用いて、成形ツールの運動の特有の組合せに対応して3つの作動モードを識別することができる。すべての上述した作動モードにおいて、管状の要素53は、作動位置OP1から始まり− 自身の運動の法則により− 頸部形成手段10から離れて移動し、一方で、成形要素はさらなる作動構造0P2にあるままであり、頸部形成手段10に関して移動しない。第1の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により− 、管状の要素53の運動の開始に続いた一定時間後に頸部形成手段10から離れて移動する。第2の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により− 管状の要素53の運動の開始と本質的に同時に頸部形成手段10から離れて移動する。第3の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により− 管状の要素53が運動を開始する前に頸部形成手段10から離れて移動する。管状の要素53は、さらなるダイ手段5の運動の開始に続き一定時間後に移動し始める。
【0132】
図41に示すように、第1の作動モード、第2の作動モードのおよび第3の作動モードにおいて、さらなる空洞手段5が頸部形成手段10から離れるように移動された後、管状の要素53はプレフォーム8と接触せず、成形要素30がプレフォーム8と接触する。これらの作動構造において、プレフォーム8の熱的な釣合いは、外側の壁105の伝達、管状の要素53から間隔を置かれる内部壁104の一部の伝達、および成形要素30と接触している内部壁104のさらなる部分の伝導によるものである。
【0133】
図42に関して、ブローまたは延伸ブロー成形段階で始まる前に、管状の要素53および成形要素30が、作動位置OP1およびさらなる作動位置OP2からそれぞれ移動した後に頸部形成手段10からどのように切り離されるかが示される。さらなるダイ手段5は、さらなる作動位置OP3から移動された後に頸部形成手段10から切り離される。特に本体100は、前もって決まった距離が当接面101および停止面102の間に挿入されるように頸部形成手段10に関して移動される。
【0134】
図42に示すように、管状の要素53および成形要素30は内部壁104から離れるように間隔を置かれ、さらなる空洞手段5は外側の壁105から離れるように間隔を置かれ、それにより、プレフォーム8のいくつかの部分がプレフォーム8の残りの部分よりも延伸されないことを妨げるのを可能にし、コンテナに非均等な厚さを有する壁を有するようにさせ、管状の要素53および成形要素30が内部壁104と常に接触して維持される場合と比較して、プレフォーム8の温度プロフィールの均一性を改善することができる。管状の要素53および成形要素30は好都合にも、本体100からさらなるダイ手段5の方へ縦軸Aに沿って減少する円錐形の外側の表面および横断面を有することに留意する必要がある。結果として、管状の要素53および成形要素30の極めて減少した運動でさえ、上述した外部表面および内部表面104間で接触領域がないことを確実にすることができる。
【0135】
図42を用いて、成形ツールの運動の特有の組合せに対応する3つのさらなる作動モードを識別することは可能である。すべての上述したさらなる作動モードにおいて、管状の要素は、作動位置OP1から始まり− 自身の運動の法則により−頸部形成手段10から離れて移動し、成形要素30は、さらなる作動位置OP2から始まり− 自身の運動の法則により−、頸部形成手段10から離れて移動する。運動の法則および管状の要素53および成形要素30の運動は、類似している、または、互いに異なってもよい。成形要素30の運動は、管状の要素53の運動より少ない、または、同等でなければならない。
【0136】
図42は、成形要素30の運動が管状の要素53の運動より少ない構造を示す。成形要素30の運動が管状の要素53の運動に等しい場合、作動中の表面51はさらなる作動中の表面52と接触する。第4の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により−、管状の要素53の運動および成形要素30の運動の開始から前もって決まった時間後、頸部形成手段10から離れて移動する。第5の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により−、成形要素30の運動および管状の要素53の運動の開始と本質的に同時に頸部形成手段10から離れて移動する。第6の作動モードにおいて、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により−、管状の要素53および成形要素30が移動し始める前に頸部形成手段10から離れて移動する。管状の要素53および成形要素30は、さらなるダイ手段5の運動開始に続いて前もって決まった時間後に移動し始める。
【0137】
図42に示すように、第4の作動モード、第5の作動モードおよび第6の作動モードにおいて、さらなる空洞手段5が頸部形成手段10から離れて移動された後、管状の要素53および成形要素30は、プレフォーム8と接触してない。これらの作動構造において、プレフォーム8の熱的な釣合いは、外部壁105の伝達および内部壁104の伝達によるものである。
【0138】
図43に関して、ブローまたは延伸ブロー成形段階が始まる前にどのように、管状の要素53および成形要素30が頸部形成手段10に関して移動せず、作動位置OP1およびさらなる作動位置OP2においてそれぞれ残ったままであるかを示す。さらなるダイ手段5は、さらなる作動位置OP3から移動された後に頸部形成手段10から切り離される。特に、当接面101は停止面102と接触しているので、本体100は頸部形成手段10に関して移動されない。
【0139】
図43に示すように、さらなる空洞手段5はプレフォーム8の外部壁105から離れて間隔を置かれ、それにより、プレフォーム8の温度プロフィールの均一性の改善を可能にする。図43を用いて、成形ツールの運動の特有の組合せに対応する第7の作動モードを識別することは可能である。この第7の作動モードにおいて、管状の要素53は作動構造OP1に残留し、頸部形成手段10に関して移動せず、成形要素30はさらなる作動構造0P2において残留し、頸部形成手段10に関して移動し、さらなるダイ手段5は、なおさらなる作動位置OP3から始まり− 自身の運動の法則により−頸部形成手段10から離れて移動する。
【0140】
図43に示すように、第7の作動モードにおいて、さらなる空洞手段5が頸部形成手段10から離れて移動された後、管状の要素53および成形要素30は、プレフォーム8と接触する。この作動構造において、プレフォーム8の温度の釣合いは外部壁105の伝達および内部壁104の伝導によるものである。
【0141】
図44および45は、管状の要素53および/または成形要素30および/またはさらなる空洞手段5の運動の2つの可能な組合せを示す、2つのグラフを再現したものである。
【0142】
図44および45は、管状の要素53および/または成形要素30および/またはさらなる空洞手段5の運動の2つの可能な組合せを示す、2つのグラフを再現したものである。図44および45において、ゼロより大きい運動は管状の要素53および/または成形要素30の上昇を示し、一方でゼロより少ない運動はさらなるダイ手段5の低下を示す。上述した図は、装置1が図1から26に示すように配置される、すなわち、縦軸Aが本質的に垂直に配置されるように配置され、パンチ7がさらなるダイ手段5より上に配置されるのを前提とする。成形要素30の管状の要素53およびさらなる空洞手段5の移動速度は、互いに異なってもよく、同じ作業サイクルの間、独立して変わることができる。
【0143】
さらに、管状の要素53および成形要素30の軌道−この場合さらなる空洞手段5の軌道−は、頸部形成手段10からの移動に続いて、頸部形成手段10の部分的な移動を含んでもよい。示されない実施態様において、成形パンチ手段103は、単一の部分によって作成されることができる、すなわち、管状の要素53および成形要素30は、一緒に確実に結合されることができる。この場合、成形パンチ手段103およびさらなる空洞手段5の運動の特有の組合せに対応する複数の作動モードを識別することは可能である。特に、成形パンチ手段103は、ブローまたは延伸ブロー成形段階の前にプレフォームから取り外されることができる。
【0144】
図24から26に関して開示される他の実施例では、成形要素30は、第1の成形本体82および第2の成形本体83を含んでもよい。この場合、管状の要素53および/または第1の成形本体82および/または第2の成形本体83および/またはさらなる空洞手段5の運動の特有の組合せに対応する複数の作動モードを識別することは可能である。
【0145】
各々の前述の成形ツールは他の成形ツールに関して、自身の運動の法則で他の成形ツールから独立して移動可能である。特に、各々の成形ツールの速度および各々の成形ツールの運動は、ブローまたは延伸ブロー成形段階前に成形ツールからのプレフォームの最適な分離、およびプレフォームの温度プロフィールの適切な均質化のため、適切に選ばれてもよい。成形ツールからプレフォーム8の分離を容易にするため、液体は、成形パンチ手段103および内部表面104の間、および/または、さらなるダイ手段5および外部表面105間で吹き入れられる。液体の上述した吸入は、代替技術として、または、より効果的に成形ツールの相対的な運動に加えて、図40から45に関して上記に開示されるように提供されてもよい。特に、液体の流れは、成形要素30の表面51および管状の要素53のさらなる表面52の間で定められる通路54を通じて成形パンチ手段103および内部表面104の間で導入されてもよい。
【0146】
図46に示すように、液体の流れは、管状の要素53、成形要素30およびさらなる空洞手段5の運動前に、液体の流れが成形ツールがプレフォーム8から離れて移動する前であっても取り外し動作を実行するように吹き入れられてもよい。
【0147】
図47に示すように、液体の流れは、成形ツールがプレフォーム8から離れて移動する一方、特に、成形要素30および/または管状の要素からのプレフォーム8の分離を容易にするため、管状の要素53および/または成形要素30の運動の間、吹き入れられてもよい。
【0148】
図48に示すように、液体の流れは、管状の要素53、成形要素30、およびさらなるダイ手段5がプレフォーム8から離れて移動した後に吹き入れられることができる。この場合、液体の流れは、プレフォーム8の予備的な延伸を実行することができる。成形パンチ手段103が、図24から26に示すように作成される場合、−すなわち成形要素30が第1の成形本体82と第2の成形本体83とを備える場合、前述の液体の流れの代わりに、管状の要素53aおよび第1の成形本体82の間で定められる通路88を通じて届けられる液体の第1の流れが提供されてもよく、第2の成形本体83および第1の成形本体82の間で定められるさらなる通路188(図53)を通じて、または、第2の成形本体83と関連している導管手段89を通じて届けられる第2の液体の流れが提供されてもよい。
【0149】
図49に示すように、液体のさらなる流れは、さらなるダイ手段5からプレフォーム8の分離を容易にするため、さらなるダイ手段5および外部表面105間で、導入されてもよい。流体の流れおよびさらなる流体の流れは、連続して、または、同時に、または代替的に吹き入れられてもよい。液体の流れのみ、または、液体のさらなる流れのみを吹き入れることもまた可能である。それぞれ、液体の流れおよび液体のさらなる流れは、気流およびさらなる気流を含んでもよい。液体の流れおよび液体のさらなる流れは、圧力および流量に関して互いに独立して調整されることができる。液体の流れおよび液体のさらなる流れにより、放射状であると同様に軸方向に均一および均質である成形ツールからのプレフォームの分離を得ることができる。加えて、例えば、プレフォームが作成されるプラスチックの特性のため、または、特に複雑な形状を有しているコンテナを得るためプレフォームの膨張が困難である場合、液体の流れおよび液体のさらなる流れは、次のブローまたは延伸ブロー成形段階を容易にするプレフォームの第1の部分的なブロー成形のために提供することができる。
【0150】
図50に関して、成形パンチ手段103が概略的に示され、そこでパンチ手段が図11から13のように成形される。これらの成形パンチ手段103において、管状の要素53および成形要素30間の接触領域、したがって通路54は、この記述における高い部分がプレフォーム8の頸部部分11およびプレフォーム8の本体の高さの上の中間の間のプレフォーム8の一部を意味する、プレフォームの「高い」部分の近くに位置する。ブローまたは延伸ブロー成形段階の間、吹き込まれる液体は通路54から入る。図50において示される成形パンチ手段103の構造は、コンテナの下部領域の形成を目的とする一部のプラスチックの位置決めを可能にする。この構造はそれぞれ、図54および55において示されるコンテナ110aおよび110bを得るために効果的に使われてもよい。図50において示される成形パンチ手段103の構造において、吹き込まれる液体はプレフォーム8の高い部分で導入され、延伸効果はプレフォーム8の高い部分から始まる。
【0151】
図51に関して、成形パンチ手段103が概略的に示され、そこで、管状の要素53および成形要素30間の接触領域、したがって、通路54は、この記述における低い部分がプレフォーム8の本体の高さの中間および下部領域111の間に挿入されるプレフォーム8の一部を意味する、プレフォームの「低い」部分の近くに位置する。ブローまたは延伸ブロー成形段階の間、吹き込まれる液体は通路54から入る。図51において示される成形パンチ手段103の構造は、図56において示されるコンテナ110cを得るために効果的に使われることができる。図51において示される成形パンチ手段103の構造において、吹き込まれる液体はプレフォーム8の低い部分で導入され、延伸効果はプレフォーム8の低い部分から始まる。
【0152】
図52および53に関して、成形パンチ手段103は概略的に示され、その成形パンチ手段は図24から26のもののように成形される。これらの成形パンチ手段103において、管状の要素53aおよび第1の成形本体82間の接触領域、したがって通路88はプレフォームの高い部分で位置決めされ、一方で、第1の成形本体82および第2の成形本体83間の接触領域、したがって、さらなる通路188はプレフォームの低い部分に位置し、上述した高い部分および上述した低い部分は、図50および51に関して開示されるように定められる。
【0153】
図52において示される第1の作動モードにおいて、吹き込まれる液体は、通路88のみを通じて吹き入れられる。この作動モードにおいて、それを通じて吹き込まれる液体が流れる開口部の幅、すなわち通路88の幅、および、独立して第2の成形本体83のストロークを制御することは可能である。第1の作動モードにおいて、吹き込まれる液体はプレフォーム8の高い部分で導入され、一方で、延伸効果はプレフォーム8の低い部分から始まる。すぐに、さらなる通路188と同様に通路88を通じて吹き入れられる。
【0154】
第2の作動モードにおいて、吹き込まれる液体はプレフォーム8の低い部分においてと同様に高い部分に導入され、延伸効果はプレフォーム8の低い部分から始まる。図50から53において示される成形パンチ手段は、プレフォーム8が本質的にブロー動作のみを受けかつ延伸動作を受けない作動モードにより機能することができると指摘されなければならない。この場合、プレフォーム8の長さは、本質的に得られるコンテナのそれと等しくてもよい。この作動モードにおいて、図50および51において示される成形パンチ手段103の場合、成形要素30および管状の要素53は、成形要素30および管状の要素53の間で通路54が吹き入れられる液体をブローするために定められるように、互いに関して例えば2、3ミリメートルのようなきわめて制限された距離を移動する。
【0155】
同様に、図52および52において示される成形パンチ手段103の場合、第2の成形本体83、第1の成形本体82、および管状の要素53aは、吹き入れられる液体をブローするために通路88が管状の要素53aおよび第1の成形本体82の間で定められ、さらなる通路188が第1の成形本体82および第2の成形本体83の間で定められるように、互いに関して例えば2、3ミリメートルのようなきわめて制限された距離を移動する。
【0156】
図50から53に関して示される成形パンチ手段103の異なるタイプ次第で、−特に、分離が管状の要素53および成形要素30の間で発生するプレフォームの領域の位置次第で、(または、分離が管状の要素53aおよび第1の成形本体82の間で発生する領域、および、分離が第1の成形本体82および第2の成形本体83の間で発生する領域の位置次第で)、したがって、成形液体が吹き入れられる領域(または複数の領域)の位置次第で、−加工されるプラスチックおよび生じるコンテナの形状次第で、異なるタイプのプレフォームを提供することができる。
【0157】
プレフォームは、次の特徴を有する;
−プレフォームの厚さは、極めて小さい変化を示す、または、均一の温度プロフィール(図57)を得ることをより容易にするために本質的に一定でもよい;
−プレフォームの厚さは、上述した分離領域(図59)の近くで存在する延伸の局地化を補うように、管状の要素53および成形要素30間の分離領域の近くでより厚くてもよい;
−プレフォームの下部領域111の厚さは可変であってもよく、好ましくは、側壁(図59および60)の厚さに関して薄い;
−プレフォームは、ブローまたは延伸ブロー成形段階前に成形要素30がプレフォームから取り外されるのを可能にする抜けこう配を有してもよい。これらの抜けこう配は、例えば間隔3°‐7°に属する振幅を有する(図57、58および59において示されるプレフォームは、同じ重量を有するが、異なる形状を有する);
−プレフォームは、生じられる(図60)コンテナの形状に従いプラスチック投与の軸方向の局地化を示してもよい;
−プレフォームは、円形でないが、例えば、長円(図61)または、四角形(図62)または三角形(図63)のような多角形である可能性のある断面を有してもよい−周辺の厚さの局地化は生じられるコンテナの形状による。
【0158】
装置1の作業サイクルはまた、プレフォームを得るためプラスチックの圧縮成形段階、成形ツールから得られたプレフォームの分離段階、温度バランスの段階、およびプレフォームのブローまたは延伸ブロー成形段階を含む。成形ツールの温度は、したがって、上述した段階を最適化するために調整されなければならない。さらに、プレフォームの形状は、得られるコンテナの形状次第で、プレフォームの残りの部分と比較して異なる種類の冷却を必要とする様々な厚さまたは部分を示してもよい。
【0159】
成形ツールはしたがって、例えば下で開示される方式によって、熱的に調整されることができる:
−成形ツールは、プラスチック挿入段階および圧縮成形段階の間の重合体の溶融の温度に近い温度から、成形ツールで得られたプレフォームの分離段階、熱的なバランスの段階およびプレフォームのブローまたは延伸ブロー成形の段階において80‐160℃以下の温度になる;
−成形ツールの温度は、さらなる空洞手段5の外部本体に沿って、および成形パンチ手段103内部で異なる回路を用いて、および/または、流量および上述した回路を通じて流れる冷却液圧力に作用することにより、区別される。例えば、異なる範囲で変形を受けるプレフォームの部分は、異なる温度に導かれることができ、特にブローまたは延伸ブロー成形段階の間、かなりの変形を受けるプレフォームの部分は、より小さい範囲が変形するプレフォームの部分と比較してより高温に導かれる;
−成形ツールは、プラスチックと接触する成形ツールの部分の表面温度だけを調整するように、成形ツールの外側(放射線生成手段、空気ブロー生成手段など)または、成形ツールの内側(調節液、電気加熱要素など)に配置された熱的な調節手段の動作を受ける。
【0160】
図27に関して、複数の開示されたタイプの装置1を備えた成形カルーセル55が示される。装置1は、本質的に一定の角度の間隔で成形カルーセル55の周囲の端領域に配置される。装置1のうちの1つのダイ手段9から形成されたコンテナ2を取り除き、さらなるコンテナ2の形成のためのプラスチック投与37を同じ装置1のさらなるダイ手段5に届けるために配置された可動カルーセル56もまた提供される。装置1は、可動カルーセル56からプラスチック投与37を受容する。続いて、成形カルーセル55の回転の間、装置1は、プラスチック投与37からコンテナ・プレフォーム8を得て、コンテナ2を得るようにコンテナ・プレフォーム8を膨張させるため、図2から26に関して開示される作業サイクル段階を実行する。成形カルーセル55が360°より少ない角度で回転する一方、上述した作業サイクル段階は実行される。成形カルーセル55が360°の角度で本質的に回転した場合、可動カルーセル56は装置1からコンテナ2を取り除き、さらなるプラスチック投与37を装置1に届ける。
【0161】
図28に関して、8つの装置1aが関連する成形カルーセル55が示される。前もって決まった寸法を有するコンテナ2を生じるように、装置1aは成形される。装置1aは支持ブロック91と関連し、そのそれぞれは本質的に45°に等しい角度の拡張部を有する。
【0162】
図29に関して、8つの装置1aが12のさらなる装置1bと交換される図28の成形カルーセル55が示される。さらなる装置1bは、装置1aに構造的に類似していて、上述した前もって決まった寸法より少ないさらなる前もって決まった寸法を有するさらなるコンテナ2を生じるように成形される。さらなる装置1bはさらなる支持ブロック92と関連し、そのそれぞれは本質的に30°に等しい角度の拡張部を有する。
【0163】
図30に関して、8つの装置1aが16のなおさらなる装置1cと交換される図28の成形カルーセル55が示される。なおさらなる装置1cは、装置1a−およびさらなる装置1bに構造的に類似していて、なおさらなるコンテナ2を生じるために、上述した前もって決まった寸法および上述したさらなる前もって決まった寸法より少ないなおさらなる前もって決まった寸法を有するように成形される。なおさらなる装置1cはなおさらなる支持ブロック93と関連していて、そのそれぞれは本質的に22.5°に等しい角度の拡張部を有する。装置1の異なる数はしたがって、成形カルーセル55の同じターンテーブルと関連することができ、この数は例えば、得られるコンテナの形状および寸法次第である。その結果として、カルーセル55はモジュラ型形状で作成されることができ、したがって、きわめて用途が広いと認められる。作動中、特定の寸法を有するコンテナの製造から異なる寸法を有するコンテナに通過させるため、成形カルーセル55のターンテーブルとそれに結びついた移動および制御装置とを交換する必要なしで− それぞれの支持ブロックへの作用によって−装置を交換するのに十分である。
【0164】
図31から34に関して、位置決め手段90は、成形カルーセル55に載置されて示される。特に、位置決め手段90は複数の位置決め要素を含んでもよく、そのそれぞれはそれぞれの装置1と協働する。位置決め手段90を装置1の方へ/離れるように動かす図示されないモータ手段は提供される。特に、モータ手段は、成形カルーセル55に関して、本質的に放射状に配置された方向に沿って位置決め手段90を動かす。モータ手段は、図31において示される、位置決め手段90がコンテナ2と相互作用しない収縮構造U1、および、図32、33および34において示される、位置決め手段90がコンテナ2と相互作用し、コンテナ2を支持する前進構造U2の間で位置決め手段を動かす。
【0165】
図31において示される作業サイクルの段階において、第1の半型12および第2の半型13は閉構造Dにあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、位置決め手段は収縮構造U1にある。図32および33において示される作業サイクルの次の段階において、第1の半型12および第2の半型13は開構造Cにあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、位置決め手段は部分的に頸部部分11の近くに配置されるコンテナ2の領域92を囲む前進構造U2にある。図34において示される作業サイクルの次の段階において、第1の半型12および第2の半型13は開構造Cにあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は解放構造Zにあり、位置決め手段は、頸部成形10によって解除されるコンテナ2を支持する前進構造U2にある。図示されない作業サイクルの次の段階において、成形カルーセル56の除去要素59により、位置決め手段90からコンテナ2を取り除く。位置決め手段90は、除去手段59が位置決め手段90からコンテナ2を取り除く固定された位置の本質的な維持を可能にする。示されない実施態様において、位置決め手段は成形カルーセル55上に取り付けられない。本実施態様において、成形カルーセル55が回転する一方、位置決め手段は装置1と連続的に相互作用する。
【0166】
図27および図35から39に関して、可動カルーセル56は、回転方向E1の回転軸B1周辺で、回転可能な回転本体57を含む。除去要素59を支える支持要素58は、回転本体57に回転可能に支持され、以下にさらに詳細に開示される。支持要素58は、本質的に一定の角度の間隔で回転本体57の周囲の端領域に配置される。
【0167】
図27は3つの支持要素58を含む可動カルーセル56の実施態様を示し、一方で図35は4つの支持要素58を含む可動カルーセル56の実施態様を示す。各々の支持要素58は、その中で案内棒手段が摺動する孔手段60を備え、それぞれの除去要素59は、その案内棒手段の端部領域62で固定される。孔手段60は、第1の孔60Aおよび第2の孔60Bを含む。案内棒手段61は、第1の孔60Aにおいて摺動可能か第1の案内棒61Aおよび第2の孔60Bにおいて摺動可能である第2の案内棒61Bを含む。転動体64は各々の支持要素58に回転可能に支持され、この転動体64はカム手段65と係合するために配置される。カム手段65は、回転本体57が回転し始める場合、固定された位置において維持される可動カルーセル55のプレート67において作成される溝66のように成形される。カム手段65との相互作用による転動体64は、支持要素58を回転本体57に関して回転させる。
【0168】
さらなる転動体68は各々の除去要素59に回転可能に支持され、このさらなる転動体68はさらなるカム手段69と係合するように配置されている。さらなるカム手段69は、プレート67の端領域において作成されるトラック63のように成形される。例えば螺旋形のスプリングのように成形される弾性要素70は各々の支持要素58および対応している除去要素59の間に挿入され、この弾性要素70は、孔手段60に関して案内棒手段61を移動させるために配置される戻り手段として作用し、その摺動により、除去要素59を支持要素58の近くに導く傾向がある。弾性要素70と協働し、さらなるカム手段69と相互作用することにより、さらなる転動体68は案内棒手段61を孔手段60内部で摺動させ、その結果として、除去要素59を支持要素58の近くにまたは離れるように動かす。各々の除去要素59は、成形カルーセル55の装置1からコンテナ2を取り除くために配置される第1の処理要素71、および、プラスチック投与37を上述した装置1に届けるために配置される第2の処理要素72を含む。
【0169】
第1の処理要素71は、コンテナ2を保持する真空を作成するために配置される吸着カップ手段を含んでもよい。吸着カップ手段は、第1の処理要素71によって、コンテナ2の解放を容易にするために配置される加圧流体の流れを生成するように成形されることができる。第2の処理要素72は、押出機74からプラスチック投与37を取り除き、回転本体57が回転する場合、プラスチック投与37を含むために配置される空洞手段73を含む。導管75は第2の処理要素72において作成され、この導管75は、開口部76を通じて空洞手段73内部を貫通する、例えば圧縮空気のような加圧流体を運搬するために配置されている。液体の上述した流れは、以下にさらに詳細に開示されるように。空洞手段73からプラスチック投与37の放出、および、さらなるダイ手段5へのプラスチック投与37の挿入を促進する。導管75は示されない。加圧流体生成手段によって供給されるさらなる導管77に連結される。
【0170】
代替的に、回転本体57および支持要素58は、カム手段およびさらなるカム手段の代わりに、例えば気圧作動手段または電気機械作動手段のような、他のタイプの装置によって移動されることができる。示されない実施態様において、支持要素は可動カルーセルに関して摺動することができ、回転可能に除去要素を支持する。この場合、可動カルーセルに関して支持要素の移動を制御するカム手段、および、支持要素に関して除去要素の回転を制御するさらなるカム手段が提供される。
【0171】
代替的に、支持要素および除去要素は、カム手段およびさらなるカム手段の代わりに、例えば気圧作動手段または電気機械作動手段のような、他のタイプの装置によって移動されることができる。示されない実施態様において、カム手段およびさらなるカム手段は、可動カルーセル56の代わりに成形カルーセル55と関連することができる。特に、カム手段およびさらなるカム手段は、例えば延伸ブロー成形型4上のように、成形カルーセル55に配置される当接手段を含む。示されない他の一実施態様において、抽出要素は、回転本体57に関して摺動可能な第1の支持ブロック、および、除去要素を支持し、第1の支持ブロックに関して摺動可能である第2の支持ブロック(挿入軸を有するシステム)を含む。
【0172】
示されないさらなる実施態様において、抽出要素は、回転本体57に関して振動可能である第1のアーム、および、除去要素を支持しかつ第1のアームに関して振動可能である第2のアームを含む。これらの場合においてもまた、カム駆動装置または気圧駆動装置、または、電気機械駆動装置が提供されてもよい。
【0173】
図27に関して、可動カルーセル56の作業サイクルが開示される。可動カルーセル56が方向E1において回転する場合、除去要素59は連続して複数の作動位置を呈する。第1の作動位置P1において、除去要素59は押出機74と相互作用する。第1の作動位置P1において、上述した除去要素59の第2の処理要素72は、押出機74からプラスチック投与37を取り除く。コンテナ2は第1の処理要素71と関連していない。第2の作動位置P2において、除去要素59は成形カルーセル55と相互作用する。作動位置P2において、第1の処理要素71は装置1からコンテナ2を取り除き、一方で第2の処理要素72が上述した装置1にプラスチック投与37を放出する。第3の作動位置P3において、除去要素59は除去カルーセル78と相互作用する。第3の作動構造P3において、第1の処理要素71は、除去カルーセル78において提供される複数の受容ユニットの受容ユニット79にコンテナ2を放出する。プラスチック投与は第2の処理要素72と関連していない。カム手段65およびさらなるカム手段69は、第1の処理要素71および第2の処理要素72が、成形カルーセル55が回転する場合に装置1によって識別されるさらなる軌道に部分的に重なる軌道に沿って進むように成形される。
【0174】
これにより、第1の処理要素71および第2の処理要素72がそれぞれダイ手段9およびさらなるダイ手段5と相互作用する間、長期にわたる時間間隔を提供することが可能になり、コンテナ2がより容易に装置1から取り除かれ、プラスチック投与37は装置1により正確に導入されることができる。さらに、カム手段65およびさらなるカム手段69は、成形カルーセル55の近くの第1の処理要素71が開構造Cである第1の半型12および第2の半型13と干渉しないように、および、解放構造Zであるさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25と干渉しないように軌道に沿って進むように成形される。このように、コンテナ2−すなわち、きわめてかさばった物体−は、一方の側面での第1の半型12およびさらなる第1の半型24の間、および、他の側面での第2の半型13およびさらなる第2の半型25の間で識別されるもののように、第1の処理要素71−または、第1の処理要素71によって保持されるコンテナ2−が頸部形成手段10および/またはダイ手段9にぶつかることなく、狭い空間から取り除かれる。さらに、カム手段65およびさらなるカム手段69は、除去要素59が成形カルーセル1からコンテナ2を取り除くのを可能にし、また、成形カルーセル55上の隣接した位置に配置される2つの装置1間のピッチが除去カルーセル78上の隣接した位置に配置される2つの受容ユニット79間のピッチと異なる場合、除去カルーセル78にコンテナ2を放出するように成形されることができる。
【0175】
図64から69に関して、軸B2周辺で回転可能であり、プラスチック投与37を成形カルーセル55に載置される装置1に届けるために配置される挿入要素202を支持する本体206を備えた挿入手段201を含む可動カルーセル256が示される。本体206は、本質的に円柱状に成形される。可動カルーセル256は、軸B2のまわりを回転するさらなる本体207を備え、本体206上に配置された抽出手段203をさらに含む。さらなる本体207は、本質的に管状である。さらなる本体207は、装置1からコンテナ2を取り除くために配置される抽出要素204を支持する。本体206に関して同期された方法で回転するために、さらなる本体207は、移動手段205によって移動される。移動手段205は、本体206またはさらなる本体207を駆動するために配置されるモータ手段、および、さらなる本体207または本体206それぞれに運動を伝達するために配置される伝送手段208を含んでもよい。このように、本体206の運動は、さらなる本体207の運動と同期する。代替的に、移動手段205は、さらなる本体207を駆動するために配置される第1のモータ手段から独立している、本体206および第2のモータ手段を駆動するために配置される第1のモータ手段を含んでもよい。第1のモータ手段および第2のモータ手段は、電子制御装置によって同期される。上記に開示される両方の場合において、本体206の回転速度および/または角度位置をさらなる本体207のさらなる回転速度および/またはさらなる角度位置と同期するのは可能である。
【0176】
図64、66および67に示すように、モータ手段は、回転方向R1に回転可能であり、本体206を回転させる軸209を含む。軸209は、示されないさらなる伝送手段により成形カルーセル55で移動されてもよい。伝送手段208は、第1のプレート225に固定する内部のギヤ歯を有する第1の歯車211を備えたエピサイクロイド伝送210を含む。第1のプレート225は、管状であり、挿入手段201を支持するために配置される支持構造212に載置される。第1のプレート225およびしたがって第1の歯車221は、本体206が回転する場合、固定された位置にあるままである。エピサイクロイドの伝送210は、本体206によって回転可能に支持されるピン213をさらに含み、一端214で第1の歯車211に連結される第2の歯車215を備え、さらなる端部216で第3の歯車217を備える。第3の歯車217は、さらなる本体207に固定される第4の歯車218に連結される。このように、さらなる本体207も回転方向R1において回転する。さらなる本体207は、本体206のそれと異なる回転速度で、軸B2のまわりを回転することができる。特に、さらなる本体207の角速度は本体206の角速度に関連があり、さらなる本体207と関連している抽出要素204および本体206と関連している挿入要素202は、− 本質的に同時に−成形カルーセル55の同じ装置1と相互作用する。したがって、抽出要素204の数および挿入要素202の数が互いに独立している可動カルーセル356を得ることは可能である。特に、抽出要素204の数は、挿入要素202の数と異なってもよい。図64から69において示される可動カルーセル256において、挿入要素202の数は、抽出要素204のそれの2倍である。第1の歯車211、第2の歯車215、第3の歯車217および第4の歯車218はしたがって、本体206が回転する角速度はさらなる本体207が回転するさらなる角速度の半分であるように作成される。
【0177】
さらに、本体206およびさらなる本体207は、形成されたコンテナ2が抽出要素204によって取り除かれる一方、挿入要素202は、さらなるダイ手段5にプラスチック投与37を堆積させるように同期して移動される。挿入要素202は、本体206に関して放射状に摺動することが可能であるように成形される。挿入要素202は、本質的に一定の角度の間隔で本体206の周囲の端領域に配置される。可動カルーセル256は、6つの挿入要素202を含む。各々の挿入要素202は、本体206の第1の孔手段220内部で放射状に摺動するように配置される第1の案内棒手段219を含む。支持ブロック231は第1の案内棒手段219の一端221で固定され、この支持ブロック231は、部分的に図64、66および67において示される空洞手段222を支持するために配置される。空洞手段222は、押出機74からプラスチック投与37を取り除き、本体206が回転する一方プラスチック投与37を保持し、成形カルーセル55にプラスチック投与37を放出するために配置される。
【0178】
支持要素231、第1の案内棒手段219および本体206において、2つの導管223は、空洞手段222に導いて作成され、および第1のプレート225において作成される分配回路224と連通する。導管223の1つは真空下で維持される分配回路224に連結され、プラスチック投与37を保持するように空洞手段222から空気を吸い込むために配置される。他の導管223は、例えば圧縮空気のような加圧流体のための分配回路224に連結され、空洞手段222によって保持されるプラスチック投与37の放出、および、さらなるダイ手段5におけるプラスチック投与37の挿入を促進するためにこの液体を運搬するように配置される。挿入手段201は、挿入要素202を体206に関して移動させるさらなる第1のカム手段226を含む。
【0179】
第1のカム手段226は、第1のプレート225に固定された第1のカム227を含み、第1の転動体229が回転する成形された表面228を備える。各々の第1の転動体229は、順番にそれぞれの支持ブロック231に固定されるL字状のアーム230によって回転可能に支持される。例えば螺旋形のスプリング233のような第1の弾性要素232は各々の支持ブロック231および回転本体206の間に挿入され、この第1の弾性要素232は、第1の孔手段220に関して第1の案内棒手段219を摺動させるために配置される戻り手段として作用し、その摺動は本体206近くに空洞手段222を導く傾向がある。第1の転動体229は、第1の弾性要素232と協働し、かつ、第1のカム手段226と相互作用することにより、第1の孔手段220内部で第1の案内棒手段219を摺動させ、その結果として、空洞手段222を本体206に近づくまたは離れさせる。成形された表面228は、成形カルーセル55が回転する場合、空洞手段222が部分的に装置1によって識別される軌道と重なる第1の軌道によって進むように成形される。これは−可動カルーセル256および成形カルーセル55間、および多くの適切に選択された挿入要素202の軸とともに−空洞手段222がプラスチック投与37をさらなるダイ手段5に届けるのを可能にするのに十分に長期にわたる時間間隔を提供する。
【0180】
示されない実施態様において、第1のカム手段は可動カルーセル256よりも、成形カルーセル55に関連してもよい。特に、第1のカム手段は、例えば、圧縮成形型3上の成形カルーセル55に配置される当接要素を含んでもよい。挿入要素202は、第1のカム手段226による装置よりも、例えば気圧作動手段または電気機械作動手段のような他のタイプの装置によって、移動されることができる。可動カルーセル256は、3つの抽出要素204を含む。各々の抽出要素204は、それぞれの支持要素236の第2の孔手段235内部で縦に摺動するために配置される第2の案内棒手段234を含む。各々の支持要素236は、さらなる本体207から外へ突出する突起237によって回転可能に支持される。除去要素239は、第2の案内棒手段234のさらなる端部238で提供される。除去要素239はしたがって、それらが−支持要素236と共に− さらなる本体207に関して回転することができ、支持要素236に関して摺動することができるので、さらなる本体207と比較して2つの自由度を有する。各々の除去要素239は、成形カルーセル55の装置1からコンテナ2を取り除くために配置され、図35から39に関して開示されるそれらに類似した吸着カップ手段240を含んでもよい。
【0181】
第2の転動体241は各々の支持要素236に回転可能に支持され、この第2の転動体241は第2のカム手段242と係合するために配置される。第2のカム手段242は、可動カルーセル256の第2のプレート243において作成される溝244のように成形され、さらなる本体207が回転する場合、その第2のプレートは固定された位置において維持される。溝244と相互作用することによって、第2の転動体241は、支持要素236を本体207に関して回転させる。さらなる第2の転動体245は各々の除去要素239に回転可能に支持され、さらなる第2の転動体245はさらなる第2のカム手段246と係合するために配置される。さらなる第2のカム手段246は、第2のプレート243の端領域において作成されるさらなる成形表面247を含む。例えば螺旋形のスプリング249のような第2の弾性要素246は、各々の支持要素236および対応している除去要素239の間に挿入され、この第2の弾性要素246は、第2の孔手段235に関して第2の案内棒手段234を移動するために配置される戻り手段として作用し、その移動は支持要素236の近くに除去要素239を導く傾向がある。第2の弾性要素248と協働し、さらなる第2のカム手段246と相互作用することによって、さらなる第2の転動体245は、第2の案内棒手段234を第2の孔手段235内部で摺動させ、その結果として、除去要素239を支持要素236の方へまたは離れて動かす。第2のカム手段242およびさらなる第2のカム手段246は、各々の除去要素239が装置1からコンテナ2を取り除くことができるように、成形カルーセル55が回転する場合、除去要素239が部分的に装置1によって識別されるさらなる軌道と重なる第2の軌道を通じて進むように成形される。
【0182】
さらに、第2のカム手段242およびさらなる第2のカム手段246は、さらなる軌道が成形カルーセル55の近くで、抽出要素204は開構造Cにある第1の半型12および第2の半型13と、解放構造Zにあるさらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25とに干渉しないように成形される。抽出要素204は、第2のカム手段242およびさらなる第2のカム手段246よりもむしろ、例えば、気圧作動手段または電気機械作動手段のような他の種類の装置によって移動されることができる。
【0183】
代替的に、示されない実施態様において、支持要素はさらなる本体に関して摺動し、回転可能に除去要素を支持することができる。この場合、可動カルーセルに関して支持要素の移動を制御する第2のカム手段、および、除去要素を支持要素に関して回転させるさらなる第2のカム手段が提供される。代替的に、支持要素および除去要素は、第2のカム手段およびさらなる第2のカム手段よりもむしろ、例えば気圧作動手段または電気機械作動手段のような他のタイプの装置によって移動されることができる。
【0184】
示されない実施態様において、第2のカム手段およびさらなる第2のカム手段は、可動カルーセル256よりも成形カルーセル55と関連することができる。特に第2のカム手段およびさらなる第2のカム手段は例えば、延伸ブロー成形型4上で成形カルーセル55に配置される当接要素を含んでもよい。示されない他の一実施態様において、抽出要素は、さらなる本体に関して摺動可能である第1の支持ブロック、および除去要素を支持し、かつ、第1の支持ブロックに関して摺動可能である第2の支持ブロック(挿入軸を有するシステム)を含む。示されないさらなる実施態様において、抽出要素は、さらなる本体に関して振動可能である第1のアーム、および、除去要素を支持し、かつ第1のアームに関する振動可能である第2のアームを含む。これらの場合においても、カム駆動装置、または気圧駆動装置、または、電気機械駆動装置が提供されてもよい。
【0185】
図68に関して、可動カルーセル256の作業サイクルが開示される。本体206およびさらなる本体207が回転方向R1において回転する場合、挿入要素202および抽出要素204は連続した複数の作動位置を呈する。第1の作動位置P4において、挿入要素202の空洞手段222は押出機74と相互作用し、後者からプラスチック投与37を取り除く。第2の作動位置P5において、挿入要素202は、成形カルーセル55と相互作用し、プラスチック投与37をさらなるダイ手段5に届ける。一方、第2の作動位置P5で、除去要素239は装置1からコンテナ2を取り除く。第3の作動位置P6において、除去要素239は、除去カルーセル78と相互作用し、除去カルーセル78に提供される複数の受容ユニットの受容ユニット79にコンテナ2を届ける。
【0186】
図70から72に関して、成形カルーセル55に載置される位置決め手段90が示される。位置決め手段90は、延伸ブロー成形手段4から離れてコンテナ2を移動する。特に、位置決め手段90は、それぞれの装置1と各々協働する複数の位置決め要素を含んでもよい。位置決め手段90を装置1の方へまたは離れるように移動する、表されないモータ手段が提供される。位置決め手段90は、成形カルーセル55の周囲の領域360の方へコンテナ2を移動するように成形されてもよい。この場合、モータ手段は、成形カルーセル55に関して本質的に放射状に配置される方向に沿って位置決め手段90を移動することができる。例えば、モータ手段は、電気機械作動手段、気圧作動手段、カム作動手段を含んでもよい。モータ手段は、位置決め手段90がコンテナ2と相互作用せず、かつ第1の半型12および第2の半型13の開閉を可能にする、図72において示される収縮構造W1と、位置決め手段90が成形カルーセル55の周囲の領域360にコンテナ2を配置し、かつコンテナ2を可動カルーセル356に届ける、図71において示される前進構造W3との間で位置決め手段90を移動する。収縮構造W1および前進構造W3の間で、位置決め手段90が装置1からコンテナ2を取り除く、図70において示される中間構造W2が定められる。特に、位置決め手段90は頸部形成手段10からコンテナ2を受容する。
【0187】
図70において示される作業サイクルの段階において、第1の半型12および第2の半型13は開構造Cにあり、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は成形構造Wにあり、位置決め手段90は中間構造W2にある。この段階では、コンテナ2は頸部形成手段10によって保持され、位置決め手段90はコンテナ2を受容する準備をする。示されない作業サイクルの次の段階において、さらなる第1の半型24およびさらなる第2の半型25は解放構造Zにあり、位置決め手段90は、頸部形成手段10によって放出されるコンテナ2を受容しかつ支持する中間構造W2にある。位置決め手段90は、機械的な(例えば図31から34において示されるタイプ)ブロッキング・システム、または、空気式(例えば吸着カップ要素による)のブロッキング・システムによりコンテナ2を保持する。中間構造W2から前進構造W3へ通過して、位置決め手段90は、一方の側面上の第1の半型12とさらなる第1の半型24との間、および、反対側上の第2の半型13とさらなる第2の半型25との間の領域350からコンテナ2を取り除く。位置決め手段90はしたがって、可動カルーセル356により成形カルーセル55の外側の領域の方へコンテナ2を移動することによってコンテナ2の除去を容易にする。位置決め手段が延長構造W3にある場合、コンテナ2の一般の部分は領域350の外側にある。
【0188】
図71において示される作業サイクルの次の段階において、位置決め手段90は、コンテナ2を可動カルーセル356に届ける前進構造W3にある。図72において示される作業サイクルの次の段階において、可動カルーセル356は除去カルーセル78の方へコンテナ2を移動する。位置決め手段90は、前進構造W3から収縮構造W1まで通過する。可動カルーセル356は、それがさらなる回転本体207に関して特に放射状に摺動できるが、可動カルーセル256と関連した抽出要素204とは異なりさらなる回転本体207に関して振動しない抽出要素304を含むことにおいて、図64から69において示される可動カルーセル256とは異なる。抽出要素304は、さらなる回転本体207に関して、例えば、カム装置または空気式装置または電気機械装置によって、摺動されることができる。位置決め手段90が装置1から離れてコンテナ2を移動するので、延伸ブロー成形手段4の半型および頸部形成手段10の半型の間に挿入される領域からコンテナが抽出されなければならない場合と比較して、除去要素304が非常により単純である可動カルーセルを提供することができる。特に、除去要素304は、2つの自由度の代わりにさらなる回転本体207に関して単一の自由度を備えることができる。
【0189】
示されない実施態様において、除去要素304は、さらなる回転本体に関して振動する。抽出要素304は、例えばカム装置または空気式装置、または電気機械装置によって、さらなる回転本体に関して振動させられることができる。
【0190】
示されないさらなる実施態様において、除去要素はさらなる回転本体に関して固定位置に配置される、すなわち、それらはさらなる回転本体に関して摺動も振動もしない。この場合、コンテナは、位置決め手段90により支持されるコンテナ2によって定められる軌道と除去要素によって定められる軌道とが本質的に正接である点で、位置決め手段90によって除去要素に移動される。これにより、きわめて単純な構造を有している可動カルーセルを得ることを可能にする。この単純化は、前進構造W3において、コンテナ2がさらなる回転本体207に関して移動しない除去要素によっても容易に取り除かれることができる位置にコンテナ2を配置する位置決め手段90により可能である。
【0191】
示されない実施態様において、位置決め手段は成形カルーセル55に関して固定位置に配置される。本実施態様において、成形カルーセル55が回転する一方、位置決め手段は装置1と連続的に相互作用する。
【0192】
示されない他の実施態様において、位置決め手段は、成形カルーセル手段55の回転軸手段に本質的に平行してコンテナを移動するように成形される。本実施態様において、位置決め手段90は、領域350からコンテナ2を延伸ブロー成形型4の上下に配置されるさらなる領域に移動することによって、延伸ブロー成形型4から離れてコンテナ2を移動する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転カルーセル(57)および該カルーセル(57)によって支持されかつ該カルーセル(57)に対して移動可能である複数の保持要素(71)を含む装置であり、該保持要素(71)がブロー成形手段(4)からコンテナ(2)を取り除くために成形される装置において、該装置が該保持要素(71)と関連する複数のさらなる保持要素(72)をさらに含み、該さらなる保持要素(72)が圧縮成形手段(5)にプラスチックの投与(37)を届けるように成形され、各々の該さらなる保持要素(72)が対応する保持要素(71)に固定されることにおいて特徴付けられる装置。
【請求項2】
前記保持要素(71)および前記さらなる保持要素(72)が、前記カルーセル手段(57)の回転軸(B1)と本質的に平行して配置される方向に沿って互いに整列される請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記保持要素(71)および前記さらなる保持要素(72)を支持するために配置される支持手段(58、59)を含む請求項1または2記載の装置。
【請求項4】
前記支持手段(58、59)を制御するために配置されるカム手段(65)およびさらなるカム手段(69)をさらに含む請求項3記載の装置。
【請求項5】
前記支持手段(58、59)が前記カルーセル(57)に回転可能に支持される支持ブロック手段(58)を含む請求項125または126記載の装置。
【請求項6】
前記支持手段(58、59)を制御するために配置されるカム手段(65)およびさらなるカム手段(69)をさらに含み、
前記カム手段(65)が、前記カルーセル(57)に対して前記支持ブロック手段(58)を移動し、
前記支持ブロック手段(58)が、前記支持ブロック手段(58)を前記カルーセル(57)に対して回転するための前記カム手段(65)と係合するように配置される回転手段(64)を含む請求項5記載の装置。
【請求項7】
前記支持手段(58、59)が、前記支持ブロック手段(58)により支持され、前記支持ブロック手段(58)に対して摺動可能なさらなる支持ブロック手段(59)を含む請求項3から6のいずれか1つに記載の装置。
【請求項8】
前記支持手段(58、59)を制御するために配置されるカム手段(65)およびさらなるカム手段(69)をさらに含み、
前記さらなるカム手段(69)が、前記支持ブロック手段(58)に対して前記さらなる支持ブロック手段(59)を移動し、
前記さらなる支持ブロック手段(59)が、前記さらなる支持ブロック手段(59)を前記支持ブロック手段(58)に対して移動するために前記さらなるカム手段(69)と係合するために配置されるさらなる回転手段(68)を含む請求項7記載の装置。
【請求項9】
前記支持手段(58、59)が、前記カルーセル(57)により支持され、該カルーセル(57)に対して摺動可能である支持ブロック手段(58)を含む請求項3または4記載の装置。
【請求項10】
前記支持手段(58、59)を制御するために配置されるカム手段(65)およびさらなるカム手段(69)をさらに含み、
前記カム手段(65)が、前記カルーセル(57)に対して前記支持ブロック手段(58)を移動し、
前記支持ブロック手段(58)が、該支持ブロック手段(58)を前記カルーセル(57)に対して移動するように前記カム手段(65)と係合するために配置される回転手段(64)を含む請求項9記載の装置。
【請求項11】
前記支持手段(58、59)が、前記支持ブロック手段(58)に回転可能に支持されるさらなる支持ブロック手段(59)を含む請求項9または10記載の装置。
【請求項12】
前記支持手段(58、59)を制御するために配置されるカム手段(65)およびさらなるカム手段(69)をさらに含み、
前記さらなるカム手段(69)が、前記支持ブロック手段(58)に対して、前記さらなる支持ブロック手段(59)を移動し、
前記さらなる支持ブロック手段(59)が、前記支持ブロック手段(58)に対して該さらなる支持ブロック手段(59)を回転させるため、前記さらなるカム手段(69)と係合するために配置されるさらなる回転手段(68)を含む請求項11記載の装置。
【請求項13】
前記支持手段(58、59)が前記カルーセル(57)の周囲の領域と関連し、
前記支持手段(58、59)が一定の角度の間隔(1)で配置される請求項3から12のいずれか1つに記載の装置。
【請求項14】
前記保持要素(71)が吸着カップ手段を含み、
前記さらなる保持要素(72)が、前記さらなる除去要素(72)によって前記プラスチック投与(37)の放出を容易にするために配置される放出促進手段を含み、
前記放出促進手段が、前記プラスチック投与(37)に前記流体の流れを向けるために配置される流体の流れ生成手段を含む請求項1から13のいずれか1つに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【公開番号】特開2012−210820(P2012−210820A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−152984(P2012−152984)
【出願日】平成24年7月6日(2012.7.6)
【分割の表示】特願2008−558926(P2008−558926)の分割
【原出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【出願人】(507015435)サクミ コオペラティヴァ メッカニチ イモラ ソシエタ コオペラティヴァ (22)
【Fターム(参考)】