説明

コンバインにおける前処理部の昇降制御装置

【課題】コンバインを運転操縦するオペレータの好みや作業形態に応じて、前処理部の昇降制御速度を容易に切替ることができる昇降制御装置を提供する。
【解決手段】穀稈を刈取る前処理部16を油圧シリンダ33を介して昇降させる昇降操作具17を備えたコンバインにおいて、前記昇降操作具17の操作位置に応じて前処理部16の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部16を一定の高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とに切り替え可能に構成すると共に、当該昇降操作具17の把持部に両昇降制御を切り替える切替手段43を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの前部に配設されて穀稈を刈取る前処理部の昇降制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインにおいては、機体の前部に穀稈を刈取る刈取機(前処理部)を配設すると共に、この刈取機を油圧シリンダを介して昇降させる刈取調節レバーと、該刈取調節レバーの操作位置によって刈取機の昇降速度を変更する調節装置(ロータリバルブ)を設け、コンバインを運転操縦するオペレータが高年齢者や婦人であっても、刈取作業の容易化を図ると共に安全な操作が行えるようにした刈取機の昇降制御装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−148919号公報(第2−4頁、図1−図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、圃場での刈取作業を開始した時点で刈取機の刈り高さ調整を行う際には、刈取機を高速で昇降作動させて速やかに適正な刈り高さの調整が行えるようにすることが期待されていた。また、圃場の畦際まで刈取走行を行って、刈取機前端の分草体が畦畔に衝突しないように安全且つ速やかに刈取機を上昇させて方向転換する場合等においては、上述した刈取調節レバーの操作位置に関係なく刈取機を高速上昇させることが好ましく、当該高速上昇制御を備えて作業性に優れる刈取機の昇降制御装置を提供することが期待されていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、機体の前部に穀稈を刈取る前処理部を配設すると共に、該前処理部を油圧シリンダを介して昇降させる昇降操作具を備えたコンバインにおいて、前記昇降操作具の操作位置に応じて前処理部の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部を一定の高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とに切り替え可能に構成したことを第1の特徴としている。
【0005】
そして、昇降操作具の把持部に、前処理部の可変速昇降制御と一定高速昇降制御とを切り替える切替手段を設け、該切替手段を操作している間のみ一定高速昇降制御を実行するように構成したことを第2の特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、前処理部を油圧シリンダを介して昇降させる昇降操作具の操作位置に応じて前処理部の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部を一定の高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とに切り替え可能に構成したことによって、通常は、前記可変速昇降制御による刈取作業を行うことができ、また、圃場での刈取作業を開始した時点で前処理部の刈り高さ調整を行う際は、前処理部を高速で昇降作動させる一定高速昇降制御に切り替えると、前処理部を適正な刈り高さに調整するための時間短縮が図れて作業性が向上すると共に、凹凸が大きい圃場で刈取走行を行う場合も、この圃場の凹凸に追従するように前処理部を高速で昇降作動させることができるので安定した刈取走行が可能になる。また、例えば、畦畔に前処理部先端の分草体が衝突しそうになり、それを回避すべく前処理部を速やかに上昇させて方向転換したい場合は、当該可変速昇降制御を一定高速昇降制御に切り替えることにより、瞬時に前処理部を高速で昇降作動させることができ、それによって安全な刈取走行が可能になる。
【0007】
そして、請求項2の発明によれば、コンバインを運転操縦するオペレータが常時把持する昇降操作具の把持部に、前処理部の可変速昇降制御と一定高速昇降制御とを切り替える切替手段を設け、該切替手段を操作している間のみ一定高速昇降制御を実行するように構成したことによって、両昇降制御の切り替えを確実且つスムーズに行うことができると共に、必要な時に常用する前処理部の可変速昇降制御から一定高速昇降制御に容易に切り替えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、コンバイン11の側面図であって、コンバイン11は、左右一対のクローラ走行装置12,12を走行方向に沿わせて配置した機体13を有し、この機体13の上部位置を占める運転操縦部14には、図2に示すように、オペレータが着座する座席15を設けると共に、該座席15前方のパネル14aの右側に、機体操向及び前処理部16の昇降操作を行うマルチステアリングレバー17を突設している。そして、座席15の左側のパネル14bには、主変速レバー18、副変速レバー19、作業機・刈取クラッチレバー21、及び詳細は後述する刈高さポジションコントロールスイッチ22の他、コンバイン11の操縦に必要な複数のレバーやスイッチ類を配置している。
【0009】
また、前処理部16には、刈り取り穀稈を分草する複数の分草体23を分草体支持フレーム24に一体的に取り付けると共に、分草体23の後方には、分草された穀稈を引き起こす複数の引起装置25を設けている。
【0010】
そして、前処理部16で刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、この脱穀済みの穀粒を選別する脱穀部26と、該脱穀部26で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク27と、脱穀済みの排稈を機外に排出処理する後処理部28を機体13上に備えると共に、穀粒タンク27内に一時的に貯留した穀粒を穀粒排出オーガ29を介して機外に排出できるようになっている。
【0011】
更に詳しくは、前処理部16は、図1に示すように前処理フレームを兼ねる伝動軸ケース31の後端を機体13の前部に設けた支点32に軸支すると共に、伝動軸ケース31の下面と機体13との間に油圧シリンダ33を介装し、この油圧シリンダ33の伸縮作動により支点32を回動中心として前処理部16を昇降させることができるように構成している。
【0012】
また、図3に示すように、油圧ポンプ34によって作動する油圧シリンダ33の油圧回路中に電磁ソレノイドバルブ35を介設すると共に、この電磁ソレノイドバルブ35と油圧シリンダ33間には、流量制御バルブ36及びパイロット操作逆止めバルブ37を設けている。そして、電磁ソレノイドバルブ35は、前処理部16の昇降操作具であるマルチステアリングレバー17の上昇または下降操作に対応して電磁石の励磁位置が切り替えられる。即ち電磁ソレノイドバルブ35の上昇側ソレノイド35aが励磁され、油圧ポンプ34からの圧油を油圧シリンダ33に送る流れと、逆に下降側ソレノイド35bが励磁され、油圧シリンダ33内の圧油を油圧タンク38に還流させる流れとに切り替えることができるようになっている。
【0013】
そして、コンバイン11は、図4に示すように、マルチステアリングレバー17の上昇または下降操作に対応して前処理部16を昇降制御する制御装置(制御部)41を備えており、以下この制御装置41による前処理部16の昇降制御について説明する。
【0014】
制御装置41は、CPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータを用いて構成される制御ユニットであり、その入力側には、マルチステアリングレバー17の操作位置、即ち当該レバー17の前後方向の操作角度を検出するリフト昇降レバーポテンショメータ42、刈高さポジションコントロールスイッチ22に備えるダイヤルで設定した前処理部16の刈高さを解除する刈高解除スイッチ43、同じく刈高さポジションコントロールスイッチ22に備える刈高自動スイッチ44、伝動軸ケース31の傾斜を前処理部16の対地高さとして検出するリフト角ポテンショメータ45を接続する共に、出力側には、油圧シリンダ33を伸縮作動させる電磁ソレノイドバルブ35、油圧シリンダ33に供給される圧油または油圧シリンダ33から還流される圧油の流量を調整する流量制御バルブ36を接続してある。尚、前記刈高解除スイッチ43は、マルチステアリングレバー17の把持部の前側に設けている。
【0015】
次に、前記制御装置41による前処理部16の昇降制御を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0016】
先ず、図5に示すステップS1では、通常の刈高自動条件が成立しているか否か、即ち作業機・刈取クラッチレバー21が入り操作され、当該作業機・刈取クラッチがONで、且つ刈高自動スイッチ44がONの通常の刈取作業状態になっているか否かを判断し、刈高自動条件が成立していればステップS2に進み、成立していなければステップS3に進む。
【0017】
ステップS2では、前処理部16の昇降操作レバーであるマルチステアリングレバー17の操作方向と操作量、即ちマルチステアリングレバー17の前後方向の操作角度を検出するリフト昇降レバーポテンショメータ42によって、当該レバー17が中立位置、前処理部の下降操作位置、及び前処理部の上昇操作位置のうち、何れの位置に操作されているかを判断し、中立位置にあればステップS4に進み、下降操作位置にあればステップS5に進み、上昇操作位置にあればステップS6に進む。
【0018】
ステップS4では、刈高さポジションコントロールスイッチ22に備えるダイヤルで設定した前処理部16の刈高さ、即ちこのダイヤルで設定した前処理部16の刈高さを下限ストッパーとする刈高自動制御が実行される。
【0019】
ステップS5では、刈高解除スイッチ43がONであるかOFFであるかを判断し、ONであればステップS7に進み、OFFであればステップS4に進む。即ち、刈高自動制御で設定されている前処理部16の刈高さよりも前処理部16を下げたい場合、当該刈高解除スイッチ43をON操作しながらマルチステアリングレバー17を下げ操作すると、ステップS7のマルチステアリングレバー17の操作量に応じて前処理部16の昇降速度を変更する前処理可変昇降制御(圧油流量制御)が実行される。
【0020】
ステップS6では、マルチステアリングレバー17を上げ操作することにより、刈高自動制御が解除され、次いでステップS7の如く前処理部16の可変速昇降制御(圧油流量制御)が実行されるようになっている。
【0021】
また、通常の刈高自動条件が成立していないステップS3では、刈高解除スイッチ43がONであるかOFFであるかを判断し、ONであればステップS8に進み、OFFであればステップS9に進む。
【0022】
ステップS8では、前処理部16の昇降操作レバーであるマルチステアリングレバー17の操作位置が中立位置にあるか、前処理部16の上昇または下降操作位置に操作されているかをリフト昇降レバーポテンショメータ42の検出値によって判断し、中立位置にあればステップS10に進み、上昇または下降操作位置にあればステップS11に進む。
【0023】
そして、ステップS10では、前処理部16の昇降作動が停止され、ステップS11では、前処理部16の一定高速昇降制御が実行されるようになっている。この一定高速昇降制御は、図6及び図7に示すように、流量制御バルブ36を介して油圧シリンダ33に供給される圧油または油圧シリンダ33から還流される圧油の流量が最大となるように設定し、マルチステアリングレバー17が前処理部16の上昇操作位置にあれば、電磁ソレノイドバルブ35の上昇側ソレノイド35aを作動させて油圧ポンプ34からの圧油を高速で油圧シリンダ33に送り、逆にマルチステアリングレバー17が前処理部16の下降操作位置にあれば、電磁ソレノイドバルブ35の下降側ソレノイド35bを作動させて油圧シリンダ33内の圧油を一定の高速で油圧タンク38に還流する制御が実行されるようになっている。
【0024】
一方、ステップS9では、前処理部16の昇降操作レバーであるマルチステアリングレバー17の操作位置が中立位置にあるか、前処理部16の上昇または下降操作位置に操作されているかをリフト昇降レバーポテンショメータ42の検出値によって判断し、中立位置にあればステップS12に進み、上昇または下降操作位置にあればステップS13に進む。
【0025】
そして、ステップS12では、前処理部16の昇降作動が停止され、ステップS13では、ステップS7と同様な前処理部16の可変速昇降制御(圧油流量制御)が実行されるようになっている。この可変速昇降制御は、図8及び図9に示すように、前処理部16の昇降操作レバーであるマルチステアリングレバー17の操作位置(倒し角度)が、予め設定したマルチステアリングレバー17の操作量に応じて圧油の流量を可変させる比例範囲Kにあるか、あるいは最大範囲Mにあるかをリフト昇降レバーポテンショメータ42の検出値によって判断し、前記比例範囲Kにあればマルチステアリングレバー17の中立位置からの操作量に応じて圧油の流量を比例設定し、あるいは最大範囲Mにあれば圧油の流量が最大となるように設定すると共に、マルチステアリングレバー17が前処理部16の上昇操作位置にあれば、電磁ソレノイドバルブ35の上昇側ソレノイド35aを作動させて油圧ポンプ34からの圧油を油圧シリンダ33に送り、逆にマルチステアリングレバー17が前処理部16の下降操作位置にあれば、電磁ソレノイドバルブ35の下降側ソレノイド35bを作動させて油圧シリンダ33内の圧油を油圧タンク38に還流する制御が実行されるようになっている。
【0026】
以上説明した前処理部16の昇降制御は、通常の刈高自動条件が成立していない状態、即ち作業機・刈取クラッチレバー21が入り操作され、当該作業機・刈取クラッチがONで、刈高自動スイッチ44をOFFとした刈取作業状態のもとで、刈高さポジションコントロールスイッチ22に備えるダイヤルで設定した前処理部16の刈高さを解除する刈高解除スイッチ43を利用し、この刈高解除スイッチ43をON/OFF操作することによって、マルチステアリングレバー17の操作位置に応じて前処理部16の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部16を一定の高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とに切り替え可能に構成しており、それによってコンバイン11を運転操縦するオペレータの好みや経験に応じた刈取作業の作業形態の切り換えが容易に行えるようになる。
【0027】
前記刈高解除スイッチ43は、コンバイン11を運転操縦するオペレータが常時把持するマルチステアリングレバー17の把持部の上部前側に設けられているので操作性に優れている。そして、本実施例においては、刈高解除スイッチ43は、前処理部16の可変速昇降制御と一定高速昇降制御とを切り替える切替手段として利用され、この刈高解除スイッチ43をON操作している間のみ一定高速昇降制御を実行するように構成したので、両昇降制御の切り替えを確実且つスムーズに行うことができると共に、必要な時に常用する前処理部16の可変速昇降制御から一定高速昇降制御に容易に切り替えることができる利点を有している。尚、前処理部16の可変速昇降制御と一定高速昇降制御とを切り替える切替手段として、専用の切り替えスイッチを操作性のよいマルチステアリングレバー17の把持部周辺に設けてもよい。
【0028】
更に、図10に二点鎖線で示す如く、マルチステアリングレバー17の操作位置に応じて前処理部16の昇降速度を変更する可変速昇降制御中に、例えばマルチステアリングレバー17の操作量に応じて圧油の流量を可変させる比例範囲Kの図中K1位置において、当該可変速昇降制御から前処理部16を高速で昇降作動させる実線で示した一定高速昇降制御に切り替えできるように構成することによって、通常は、昇降操作具であるマルチステアリングレバー17の操作位置に応じて前処理部61の昇降速度を変更させる可変速昇降制御を実行すると共に、この可変速昇降制御中において、例えば、畦畔に前処理部16先端の分草体23が衝突しそうになり、それを回避すべく前処理部16を速やかに上昇させて方向転換したい場合は、前記可変速昇降制御中に前処理部16を高速で昇降作動させる高速昇降制御に瞬時に切り替えることができ、それによって安全な刈取走行が可能になる。
【0029】
そして、圃場での刈取作業を開始した時点で前処理部16の刈り高さ調整を行う際は、前処理部16を高速で昇降作動させる一定高速昇降制御に切り替えると、前処理部16を適正な刈り高さに調整するための時間短縮が図れて作業性が向上すると共に、凹凸が大きい圃場で刈取走行を行う場合も、この凹凸に追従するように前処理部16を高速で昇降作動させることができるので安定した刈取走行が可能になる。
【0030】
また、上述の如くマルチステアリングレバー17の操作位置に応じて前処理部16の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部16を高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とを、刈高解除スイッチ43のON/OFF操作によって切り替え可能に構成すると共に、刈高さポジションコントロールスイッチ22に備えるダイヤルで設定した前処理部16の刈高さでの刈高自動制御を実行する通常の刈取作業中において、刈高解除スイッチ43をON操作しながら前処理部16を高速下降させる方向にマルチステアリングレバー17を傾倒操作する時は、予め設定した前処理部16の刈高さの刈高制御高さ以下では、マルチステアリングレバー17の操作位置(操作量)に応じて前処理部16の下降速度を変更する可変速昇降制御、即ちマルチステアリングレバー17の当該傾倒操作域では、前処理部16の下降速度を微速制御することができるように構成することによって、予め設定した前処理部16の刈高さの刈高制御高さ以下での微妙な前処理部16の刈高さの調整が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】運転操縦部の平面図。
【図3】油圧回路図。
【図4】制御部のブロック図。
【図5】前処理部の昇降制御を示すフローチャート。
【図6】高速昇降制御を示すフローチャート。
【図7】高速昇降制御における圧油流量図。
【図8】可変速昇降制御を示すフローチャート。
【図9】可変速昇降制御における圧油流量図。
【図10】可変速昇降制御中に高速昇降制御に切り替えた場合の圧油流量図。
【符号の説明】
【0032】
13 機体
16 前処理部
17 昇降操作具(マルチステアリングレバー)
33 油圧シリンダ
43 切替手段(刈高解除スイッチ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体(13)の前部に穀稈を刈取る前処理部(16)を配設すると共に、該前処理部(16)を油圧シリンダ(33)を介して昇降させる昇降操作具(17)を備えたコンバインにおいて、前記昇降操作具(17)の操作位置に応じて前処理部(16)の昇降速度を変更する可変速昇降制御と、前処理部(16)を一定の高速で昇降作動させる一定高速昇降制御とに切り替え可能に構成したことを特徴とするコンバインにおける前処理部の昇降制御装置。
【請求項2】
昇降操作具(17)の把持部に、前処理部(16)の可変速昇降制御と一定高速昇降制御とを切り替える切替手段(43)を設け、該切替手段(43)を操作している間のみ一定高速昇降制御を実行するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインにおける前処理部の昇降制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−43951(P2007−43951A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−231557(P2005−231557)
【出願日】平成17年8月10日(2005.8.10)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】