説明

サーチュイン調節化合物としての8−置換キノリンおよび関連類似体

新規のサーチュイン調節化合物およびその使用方法が本明細書で提供されている。サーチュイン調節化合物は、細胞の寿命を増加させるために、ならびに例えば、老化もしくはストレスと関連する疾患もしくは障害、糖尿病、肥満、神経変性疾患、心臓血管疾患、血液凝固障害、炎症、癌、および/または紅潮ならびにミトコンドリア活性の増加により利益を得る疾患または障害をはじめとする、多種多様な疾患および障害を治療および/または予防するために使用し得る。別の治療剤と組み合わせたサーチュイン調節化合物を含む組成物も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記構造式(I)により表される化合物またはその塩:
【化1】

(式中、
、Z、Z、Z、およびZは各々、NおよびCRから独立に選択され、
、ZおよびZは各々、独立にCRであるか、または
またはZのうちの少なくとも一つはNであり、かつZ〜Zのうちの二つ以下が同時にNであり、または
、ZおよびZのうちの二つはNであり、かつZ〜Zの他の各々は独立にCRであり、
Rは各々、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、および−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、Rがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、−O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロ、もしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環およびピペラジン以外の複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、かつ
Xは、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=S)−†、−C(=O)−NR−†、−C(=S)−NR−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)−NR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−C(=O)−NR−(CR1−3−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(=O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、
†はXがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項2】
、Z、およびZの各々がCRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xが、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(=O)−CR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−C(=O)−NR−†、−C(=O)−NR−(CR1−3−†、−NR−C(=O)−CR−O−†、−NR−C(=O)−O−†,−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−†、および−C(=NR)−NR−†から選択されるものである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Xが−C(O)−NR−†である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
下記構造式(II)により表される化合物またはその塩:
【化2】

(式中、
、Z、およびZは各々、NおよびCRから独立に選択され、
、Z、およびZのうちの一つのみがNであり、
各々のRは、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、および−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつXが−C(=O)−NH−†でないとき、Rはまた、=Oで場合により置換されていてもよく、Rがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合によりかつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環およびピペラジン以外の複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)−、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されており、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、
Xは、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=S)−†、−C(=O)−NR−†、−C(=S)−NR−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)−NR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、かつZまたはZがNであるとき、Xはまた、−C(=O)−NR−(CR1−3−†から選択され、
†は、XがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項6】
下記構造式(IV)により表される、請求項5に記載の化合物またはその塩:
【化3】

(式中、
各々のRは、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、および−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合によりかつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合によりかつ独立に置換されていてもよく、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、
Xは、−NR−C(=S)−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、Rが、場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、または飽和ヘテロシクリルであるとき、Xは、−C(=S)−NR−†および−NR−C(=O)−NR−†からさらに選択され、Rが、場合により置換されたシクロアルキルまたは飽和ヘテロシクリルであるとき、Xは、−NR−C(=O)−†からさらに選択され、
、†は、XがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項7】
下記構造式(VI)により表される、請求項5に記載の化合物またはその塩:
【化4】

(式中、
またはZのうちの一方はNであり、もう一方はCRであり、
各々のRは、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキルおよびC−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ならびに−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合によりかつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)−、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、
Xは、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=S)−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−C(=O)−NR−(CR1−3−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、かつRが場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、または飽和ヘテロシクリルであるとき、Xは、−C(=O)−NR−†、−C(=S)−NR−†、および−NR−C(=O)−NR−†からさらに選択され、
†は、XがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項8】
Xが、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(=O)−CR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−C(=O)−NR−†、−NR−C(=O)−CR−O−†、−NR−C(=O)−O−†、−CR−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−†、および−C(=NR)−NR−†から選択されるものである、請求項5〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が、場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、または飽和ヘテロシクリルであり、かつXが−C(=O)−NR−†である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
が、
【化5】

から選択され、ハロ、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、=O、−N(R)(R)、および−O−Rから独立に選択される1個または2個の置換基で場合により置換されていてもよい、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
が、
【化6】


から選択されるものである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が、場合により置換されたアリールおよび場合により置換されていてもよいヘテロアリールから選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
が、
【化7】

から選択され、ハロ、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−SO−R、−N(R)(R)、および−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)から独立に選択される一つ以上の基で場合により置換されていてもよい、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、化合物の残りの部分へのRの結合に対してメタ置換されており、かつ場合によりさらに置換されていてもよい、請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
が、
【化8】


から選択されるものである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される担体を含む、発熱物質を含まない医薬組成物。
【請求項17】
追加の活性剤をさらに含む、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
下記構造式(VII)により表される化合物またはその塩を細胞に接触させる工程を含む、細胞のサーチュイン−1活性の増加方法:
【化9】

(式中、
〜Zは各々、NおよびCRから独立に選択され、Z〜Zのうちの二つ以下が同時にNであり、
各々のRは、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキルおよびC−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ならびに−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)−、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、
Xは、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=S)−†、−C(=O)−NR−†、−C(=S)−NR−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)NR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NH−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−C(=O)−NR−(CR1−3−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(=O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、
†は、XがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項19】
インスリン耐性、メタボリックシンドローム、糖尿病、もしくはそれらの合併症に罹患しているか、もしくはこれらに罹患しやすい対象を治療するための、または対象のインスリン感受性を増加させるための方法であって、下記構造式(VIII)により表される化合物またはその塩を、それを必要とする前記対象に投与する工程を含む、方法:
【化10】

(式中、
〜Zは各々、NおよびCRから独立に選択され、Z〜Zのうちの二つ以下が同時にNであり、
各々のRは、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキルおよびC−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−(C−C)−O−飽和複素環、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、ならびに−N(R)(R)から独立に選択され、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−(アリール)、−(複素環)、O−(複素環)、−O−(炭素環)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のアリール、シクロアルキル、炭素環、飽和複素環、または複素環置換基は、任意の置換可能な炭素原子において−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、または−N(CHCHOCHから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ、
の任意の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキル、フルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキル、または−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、ヒドロキシ置換C−Cアルコキシ、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニル、−SO−(C−Cアルキル)−、および第2の複素環から独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつRがフェニルであるとき、Rはまた、−O−(第2の複素環)、−O−(C−Cシクロアルキル)、メチレンジオキシ、フルオロ置換メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、またはフルオロ置換エチレンジオキシで場合により置換されていてもよく、
の任意のフェニル、飽和複素環、第2の複素環、またはシクロアルキル置換基は、任意の置換可能な炭素原子においてハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロまたはクロロ置換C−Cアルキル、−O−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(フルオロ置換C−Cアルキル)、−NH−(C−C)アルキル、および−N−(C−Cアルキルから独立に選択される1以上の置換基で場合により置換されていてもよく、かつ
の任意の第2の複素環または飽和複素環置換基は、任意の置換可能な窒素原子においてC−Cアルキルフルオロもしくはクロロ置換C−Cアルキルまたは−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)で場合により、かつ独立に置換されており、
各々のRは、水素および−C−Cアルキルから独立に選択され、前記アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)、もしくは−N(CHCHOCHのうちの一つ以上で場合により置換されていてもよく、または
二つのRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を場合により含む4〜8員の飽和複素環を形成し、
Xは、−NR−C(=O)−†、−NR−C(=S)−†、−C(=O)−NR−†、−C(=S)−NR−†、−NH−S(=O)−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NR−†、−NR−S(=O)−†、−NR−S(O)−NR−†、−NR−C(=O)−O−†、−O−C(=O)NR−†、−NR−C(=O)−NR−†、−NR−NR−†、−O−NH−†、−NH−O−†、−NR−CR−†、−CR−NR−†、−NH−C(=NR)−†、−C(=NR)−NR−†、−NR−C(=NR)−NR−†、−C(=O)−NR−(CR1−3−†、−CR−NR−C(O)−†、−NR−C(=S)−CR−†、−CR−C(=S)−NR−†、−NH−S(O)−CR−†、−CR−S(O)−NH−†、−NR−S(=O)−CR−†、−CR−S(O)−NR−†、−NH−C(=O)−O−CR−†、−CR−O−C(=O)−NH−†、−NH−C(=O)−NR−CR−†、−NR−C(=O)−CR−†、−CR−NH−C(=O)−O−†、−NR−C(=O)−CR−NR−†、および−NR−C(=O)−CR−O−†から選択され、
†は、XがRに結合している場所を表し、
およびRは各々、水素、ハロ、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択され、かつ
各々のRは、水素、C−Cアルキル、およびハロ置換C−Cアルキルから独立に選択される)。
【請求項20】
それを必要とする患者に追加の治療剤を共投与することをさらに含む、請求項19に記載の方法。

【公表番号】特表2012−519211(P2012−519211A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553053(P2011−553053)
【出願日】平成22年3月2日(2010.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/025963
【国際公開番号】WO2010/101949
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(507239341)サートリス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】