説明

ジーゼルエンジン排気ガス浄化システム

ジーゼル又は他の圧縮点火エンジンに使用され、粒子状及びガス状汚染物質を除去する排気ガス浄化システム。本システムは、汚染物質が触媒エレメントと接触する前に排気ガスの粒子状汚染物質を焼却するのに十分なレベルまで排気ガスを加熱する触媒コンバータアセンブリと、触媒コンバータアセンブリ内の排気ガス排気口に連通し該アセンブリから排出される排気ガスの温度を約100°Fに下げる複数のガス冷却エレメントとを含み、冷却された排気ガスが更に燃焼されるようにエンジンに案内される。

【発明の詳細な説明】
【関連記載】
【0001】
本願は、2002年12月20日に出願された合衆国仮特許出願番号60/435,412号の優先権の利益を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は従来のジーゼルエンジン用のエンジン排気ガス浄化システムに関し、排気ガス流中で粒子状物質、炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素及び他の汚染ガスを実質的に減少させるシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ジーゼルエンジンは、ガソリン動力エンジンより実質的に大きな粒子状物質や有害ガスを含有する汚染排気ガスを排出するものとして知られている。ジーゼルエンジン及びガソリンを燃料とした内燃機関エンジンの両者では、排気ガスの品質を改良するために、多くの開発がなされてきたが、多くのジーゼルエンジンでは触媒コンバータの使用による利点を享受できていない。触媒コンバータは、排気ガス中の炭化水素、窒素酸化物及び他のガスをより単純な成分に分解してより汚れのない排気とする。しかしながら、ジーゼルエンジンに使用される場合には、触媒反応を阻害する粒子状残留物が表面に形成されるため、触媒コンバータが急速に機能しなくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この残留物の問題が克服できれば、触媒コンバータがジーゼルエンジンに有効に使用可能となり、ジーゼルエンジンにおける排気ガス対策の遅れを実質的に改善することができる。本発明はその結果を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
概略として、本発明はジーゼルエンジン用の排気ガス浄化システムであり、排気ガスは、酸化触媒ベッドに突き当たる前に、排気ガスを約500°Fから750°Fの温度に昇温させて煤塵、炭化水素、アルデヒド及び他のガス等の粒子状物質及び他の可燃性物質の殆どを燃やして実質的に焼却する加熱エレメントを通過する。加熱エレメントには、近傍エアをイオン化し、ガス状燃料、好ましくはプロパン及びエアの混合物からなる燃料、に点火するスパークプラグが用いられ、そのガス状燃料は、赤外線熱を生成するために、加圧されることで有孔セラミックブロックを介して導入され、セラミックブロックの表面に沿ってエンジン排気ガス中の可燃ガスへの点火を容易にする複数のオープンフレーム(はだか火)を供給し、可燃ガスの燃焼による追加の熱が他の排気ガスの構成成分の燃焼を支援する。次いで、加熱された排気ガスが酸化触媒ベッド上を通過し、ガソリン駆動自動車における従来の触媒コンバータでの使用の場合と同様に分解される。加熱エレメントにより排気ガスに供給される熱量は変動する条件により変動するが、一般に、ジーゼルエンジンの排気ガスの熱はそれ自体、触媒機能を支援するには不十分であるため、触媒機能を支援するのに十分な温度で触媒ベッドを継続的に維持する十分な温度を供給する。本発明の触媒チャンバから排出されるガスは酸素リッチであり、実質的に汚染物質が減少したレベルで大気に排出することが可能である。しかしながら、処理済み排気ガスが実質的に排気ガスを冷却する一連の冷却器及び収集器(コレクタ)に導入され、ガス流に含まれる水蒸気を凝結させ水及び汚染物質を除去する密閉系内で排気ガスが実質的に維持されることがより好ましい。次いで、冷却及び浄化されたガスがジーゼルエンジンの取入口に戻される。
【0006】
エンジンの高負荷状態や可変スピード駆動中には、冷却浄化された排気ガスに酸素を増大させることで燃焼を支援する必要がある。従って、処理済み排気ガスに周囲エアを補給する吸気及び排気バルブがエンジンのエア取入口の上流側に配置され、大気に排気ガスの相応量が排気される。更に、燃焼が支援可能なように再導入された排気ガスの酸素含有量を調整することで、エンジン内の燃焼温度を約2100°F以下に維持して実質的にNOX(窒素酸化物)の形成及び排出を排除することができる。
【0007】
本発明の主目的はジーゼルエンジンの排気ガス中の汚染物質を減少させるシステムを提供することである。本願発明におけるこの目的及び他の目的並びに利点は添付図面と関連した以下の詳細な説明から明らかとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して、特にジーゼルエンジン12への使用に適合した本発明の排気ガス浄化システム10について説明する。本発明は他の圧縮点火エンジンにも適用可能であるが、現時点でジーゼルエンジンが本発明の主適用範囲のため、以下の説明ではジーゼルエンジンついて説明する。しかしながら、本発明がこれに制限されるものではない。
【0009】
図1に示すように、エンジン12からの排気ガスは、導管14を介して触媒コンバータアセンブリ16に導かれる。アセンブリ16の好ましい実施形態は、図2に概略的に詳細に示されている。図2に示すように、アセンブリ16は、その上流端に位置する排気ガス吸気口20と、その下流端に位置する排気ガス排気口22とを有するハウジング18を含んでいる。触媒ベッド24は、従来の触媒コンバータと同様に、ハウジング18内にハウジング18横切るように広げられて(延びて)配置されている。本発明では異なるタイプの触媒コンバータを用いてもよいが、触媒ベッド24は、後述する試験結果を出したもので、酸化パラジウム(直径約3mm)を含有する小ペレットからなり、概ね1975年から1993年にジェネラルモーターズ(General Motors)の自動車の触媒コンバータに使用されていたものである。
【0010】
混合チャンバ26は、その下に配置されており、好ましくはセラミック材質で形成された有孔ブロック28を介してハウジング18の内部エリアの上流部と連通している。ブロック28には、ガスが燃焼し平板の赤外線スペースヒータのタイプのものが用いられている。特に、本発明で有効に用いられるセラミックブロック28は、厚さ約1.5インチ、長さ約8インチ、幅約4インチで、グレインジャ(Grainger)カタログ394の商品番号2E392として特定され、ミシガン州ウォーレンに所在するデトロイト レイディアント プロダクス社(Detroit Radiant Products Company)製のポータブルヒータ、型式番号P−16Tに用いられたものを使用した。ブロック28は、混合チャンバ26からハウジング18の上流内部として定義される燃焼チャンバ30にガスの比較的均一な通過を許容するために、その中に多数の小さなハニカム状の通路を有している。ブロック28は、その中に延出されたガス通路を有し又は形成され、混合チャンバへの火炎の移転を防止するように構成された他の耐火(炎)性(flame-resistant)部材で構成されていてもよく、ブロック28内でセラミック部材により赤外線波形を生成するように構成されていることがより好ましい。
【0011】
新鮮なエア及び燃料、好ましくはプロパンの加圧源が、それぞれ導管32及び34を介して混合チャンバ26に連通している。天然ガス及び他の燃料を用いてもよい。点火(イグナイタ)装置36、好ましくは電気的に作動するスパークプラグが、セラミックブロック28に隣接して燃焼チャンバ30内に設けられている。燃料とエアとが混合チャンバ26に導入され、その混合ガスがセラミックブロックを通過して燃焼チャンバ30に導入され次第、イグナイタ36が作動することで、混合チャンバの底部で燃料及びエアの混合物が点火し、セラミックブロックを白熱させてハウジング18内で燃焼チャンバ30に赤外線熱を放射する。点火装置でのスパークプラグの使用により隣接エアがイオン化されるが、後述するように、このことが炭化水素の減少に役立つと考えられ、プロパン又は他の燃料を混合チャンバに供給することを定期的に遮断することを許容している。
【0012】
混合チャンバへの及び混合チャンバからのエア及び燃料の供給量は、チャンバ30内の温度を調整するために、需要量/コントロールメカニズム37により調整されることが好ましい。これにより、エンジン始動前に触媒活性温度又は触媒活性温度より若干高い温度にチャンバ30を昇温させることができ、その後、必要に応じて、動作条件の変更に応じてその温度を変動させることができる。例えば、エンジン駆動に対応して一旦触媒コンバータアセンブリ16が作動し触媒が活性化すると、セラミックブロック28で火炎を維持しアセンブリ16がエンジン排気ガスの汚染を効果的に遮断するため、混合チャンバへのプロパンの継続供給は必要なくなる。最近のよりクリーンな燃焼ジーゼルエンジンでは、燃焼チャンバ内の火炎を維持するために、混合チャンバへはプロパン流量を少なくても定期的に供給する必要がある。特定の条件及び/又は適用下では、一旦チャンバが触媒反応を活性化する温度まで昇温すると、火炎を維持する必要はない。約750°F以上の温度で触媒反応に排気ガス中の汚染物質を十分供給すると、プロパンがパラジウム触媒により窒素酸化物と反応するため、非点火プロパンが触媒ベッドに導かれ窒素酸化物(NOX)を低減させる。また、非点火プロパンの導入により火炎なしで触媒反応を維持することが補助される。メタン又はブタン等の他の類似の燃料を用いてもよい。
【0013】
触媒反応を始動させるために約750°Fの最小温度が必要であるが、当然、使用される触媒に依存し、上述したヒータ構成は燃焼チャンバ30内の温度を約750°F以上の好ましいレベルまで効果的に昇温させる。このヒータ構成は、孔が形成されエアとプロパンとの混合物が流れるセラミックブロック28の近傍の燃焼チャンバの下端内では多数の小さな火炎も供給する。これらの火炎は、効率的かつ有効な熱源であるばかりでなく、高度な耐風性を有しており、このため、そこを急速に通過する排気ガスにより容易には消えることがない。チャンバ30内での火炎の結合及び生成された熱により、排気ガス流のアルデヒド及びアルコールを燃やして追加的な熱を生成し、酸化触媒ベッド24に排気ガスが突き当たる前に、煤塵、炭化水素や他のガス等の排気ガス中の汚染物質及び他の可燃性物質の殆どを焼却する。この結果、ジーゼル排気ガスが従来の触媒コンバータに導入される場合のように触媒ベッドが粒子状残留物で塞がれることもない。
【0014】
加熱された排気ガスが触媒ベッド24を通過することに従い従来の触媒反応が生じ、反応表面での温度を1000°Fを越える温度に昇温させ、排気ガス中の燃焼していない炭化水素及び窒素酸化物をより単純な非汚染成分に分解する。次いで、浄化された排気ガスが排気口22を介してアセンブリ16から排出される。本発明では他の加熱エレメントを使用できることは明らかであるが、上述したエレメントは、燃焼チャンバ内で所望の熱を効果的に供給し、排気ガス中のアルデヒド及びアルコールへの点火を容易にする耐風性火炎を供給する構成を有しており、セラミックブロック28は火炎を混合チャンバ26に引き戻すことを効果的に防止している。
【0015】
キャタピラ/アリソンカタログNo.34086の24,500ポンドCVWシャーシに8.2リットル、V−8ジーゼルエンジンを有する1986年シボレーシリーズ60フラットベッド(平台)トラックを使用して、処理済み排気ガスに対する以下の読取値が、アイドル及びフルスロットル条件下で図1に示した触媒コンバータアセンブリ16の下流の密閉系(a closed system)の点Aに相当する位置で、開放系(an open system)で記録された。
【0016】
【表1】

【0017】
以下の読取値は図1の点Bでの未処理ジーゼル排気ガスと試験が行われた場所の周囲のエアとを測定したものである。
【0018】
【表2】

【0019】
このように、上記データから処理済みジーゼル排気ガスが未処理排気ガスよりかなり改善されており、周囲エアの汚染物質含有量とも遜色ないことが分かる。更に、浄化された排気ガスの酸素含有量は、未処理排気ガスが12%〜14%であるのに対し、15%〜19%の範囲にある。
【0020】
排気口22で触媒コンバータアセンブリ16から排出される排気ガスは実質的な改善を表しているが、酸素リッチガスは大気に排出する必要はない。処理済み排気ガスが冷却導管38を介して水フィルタ40に導出される実質的に密閉された浄化システム10(図1参照)内で維持されるか大幅に維持されることがより好ましい。導管38は、複数のコイル42、閉鎖端44及び端44に近傍であって導管38を介して水フィルタ40内に処理済みの排気ガスを放出するための複数のガス排出開口46を有する薄い金属管で形成されるようにしてもよい。排気ガス排出開口は、システム10全体の実質的な圧力低下を招かないように、導管38の断面積と概ね等しい排出面積を集合的に有するサイズであることが好ましい。冷却導管38の大きさのパラメータは適用に応じて変動する。(図1及び3に示された)一例では、導管38が、触媒コンバータアセンブリと水フィルタ40との間で6つの16インチ直径のコイル42となるように、直径約1.5インチ、直線長さ約20フィートのスチール管で形成されている。
【0021】
水フィルタ40は冷却導管38の下流側端部がその中を通過する開口50が形成されたハウジング48を有している。ハウジングの上部端に近接して、濾過された排気ガスを導管56を介して冷却器(a cooler)54に導くためのガス排出口52が設けられている。管状シール58が水フィルタのハウジング48により冷却導管38の周りに施されており、両者間には気密シールが施されている。冷却導管38の下流側端が延びているハウジング48の下部は、水49、好ましくは比較的少量の酸化鉄を含有した水49で満たされている。処理済み排気ガスが冷却導管38を通過しガス排出開口46を介して導管から排出されに従い、ガスは、水フィルタ40内の水及び酸化鉄の中を上方に向かう泡となる。ガスが多くの開口46から排出されるので、開放端の管とは反対に、ガスと水及び酸化鉄との表面接触面積が十分に増加し、濾過のプロセスを高めることができる。ガスが通過して導管56に導かれるまでに、水中で水中の酸化鉄が効果的にガスの硫黄成分を捕捉する。冷却器54の下部端には凝結した水蒸気を冷却器54から水フィルタ40に戻すための導管60が設けられている。導管60には、水フィルタ40から冷却器54への流体流れを防止するためのアンチサイフォン弁62が含まれている。
【0022】
冷却器54は従来のラジエータタイプのものであり、そこを通過する排気ガスを膨張させそこに用いられた多数のラジエータフィン(不図示)を介して放熱させる結果として排気ガスの更なる冷却を図るものである。そして、冷却されたガスは冷却器54を通過して導管64を介して水分離器(a water trap separator)64内に案内される。水分離器66は下端に水ドレイン(排水口)68と上端にガス排出口70を有する中空パイプで構成することができる。冷却ガスが導管64から水分離器64に案内されると、ガスは更に膨張し、ガスを付加的に冷却して残りの水蒸気を凝結させる。凝結ドレイン管72は、分離器66の排水口を、導管60を介して水フィルタ40の下部に連通させている。排出口70を介して水分離器66から排出され次第、排気ガスは導管74を介して、排気ガスを更に冷却し残りの水分を抽出する第2の冷却器76に導かれる。冷却器76から、導管78を介してガスはジーゼルエンジン12のエア取入口80に導かれる。
【0023】
処理済みの排気ガスが触媒コンバータアセンブリ16からシステム10の残りの部分に導入されるので、排気ガスの温度は約1000°F〜1500°Fから約100°Fに下げられ、酸素リッチの冷却ガスを密閉系のジーゼルエンジンに有効に再導入することができ、大気への汚染物質の排気を最小限に止めることができる。しかしながら、本発明のシステム10で浄化された排気ガスは約18%の酸素含有量を未だ有しているものの、高負荷下でのジーゼルエンジン駆動や可変スピード条件では約20%の酸素含有量となるまでエア取り入れが要求されるため、そのような駆動条件では、エンジンのエア取入口に導入する前に、追加の外部エアで排気供給量を増大させることでエンジンの燃焼を支援する必要がある。このため、システム10にはバルブ機構82が設けられており、これによって、エンジンエア取入口の上流側で補助的な周囲エアが排気ガスに導入され、必要に応じて、排気が大気に開放されるが、その量は追加エアの量と同一でも同一でなくてもよい。上述したように、そのような排気エアは本発明により実質的に浄化されている。動力を必要としないアイドル状態では、システムは完全な密閉状態でうまく作動させることができ、ほぼ全ての浄化排気ガスがエンジンのエア取入口に戻される。しかしながら、不思議なことに、実質的な密閉系では、上述したように、大気に排出された排気汚染物質の総量が、従来のシステムで排出された未処理の排気ガスの量と比較して、少なくとも約99%まで減少していることが見出された。このように、排気ガスにおけるそのような減少量により、大気に放出されるCO、CO及び他の汚染物質の総量が本発明では実質的に減少する。
【0024】
システム10では、変動するエンジンの酸素需要量に応じて取入及び排出バルブ機構82を調整するためコンピュータ化されたコントローラ84が用いられる。バルブ機構82を介して導入される追加酸素を燃焼が継続できるレベルまで最小限とするようにバルブコントローラ84を用いることで、エンジン12の温度を約2100°F以下のレベルに維持することができ、このことが排気ガス中のNOXの形成を防止ないし実質的に制限し、更にシステムの効率を高めることができる。NOXが約0−40ppmのレベルまで減少したことが観察された。
【0025】
上述したシステム10は本発明の好ましい実施の形態を具現したものであるが、燃焼していない炭素粒子、水及び他のガスを捕捉すると共に、上述したように密閉系ないし実質的に密閉系で排気ガスを効率的にリサイクルできるように排気ガスの温度を下げるために、他のフィルタ/冷却器の組み合わせを本発明の浄化システムに採用するようにしてもよい。例えば、図4には修正したシステムが例示されており、このシステムでは、排気ガスは、触媒コンバータアセンブリ16から上述した実施形態の冷却器54及び57と同様の構成を有する冷却器154に導入されており、冷却器154から導管157を介して凝結液/コレクタ(収集器)155に導入される。凝結液/コレクタ155は排気ガスから冷却器154より除去された凝結液を収集し、コンピュータでコントロールされるエアバルブ182を介してガスをジーゼルエンジンのエア取入口に導入する。凝結液/コレクタ155で収集された凝結液及び粒子状物質は逆浸透又は他のメカニカルフィルタ159に導入されて、システム内に残留した液体及び粒子状物質を除去するために分離及び収集され、そこを通過するガスが導管163を介して導管161に導かれエンジンエア取入口に導入される。この排気ガスループにおいて1以上の追加の冷却器及びコレクタを用いるようにしてもよい。この冷却及びフィルタリングプロセスにおいて、触媒コンバータアセンブリ16からのガス流を冷却し不燃粒子状物質、水蒸気及び他のガス状汚染物質を除去する他の修正実施形態も採用できることは云うまでもない。添付の特許請求の範囲内においてそれら及び他の変更及び修正された態様も本発明の範囲と考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のジーゼルエンジン排気ガス浄化システムの好ましい実施形態の概略図である。
【図2】本発明の触媒コンバータアセンブリの好ましい実施形態の概略図である。
【図3】本発明の排気ガス浄化システムの一部の部分拡大概略図であり、排気ガスの冷却及び濾過を示す。
【図4】本発明のエンジン浄化システムの代替実施形態の概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジーゼル又は他の圧縮点火エンジン用排気ガス浄化システムに使用され、粒子状及びガス状汚染物質を除去する触媒コンバータアセンブリであって、
排気ガス吸気口及び排気ガス排気口を有するハウジングと、
前記ハウジング内の前記吸気口と前記排気口との間に配置された触媒エレメントであって、前記吸気口にエンジン排気ガスを連通させることで該排気ガスが前記ハウジング内の前記触媒エレメントを通過する触媒エレメントと、
前記ハウジングに組み合わされ、排気ガスと前記触媒エレメントとの触媒反応を起こさせるのに十分な温度であって排気ガス中の粒子状汚染物質が前記触媒エレメントに接触する前に該粒子状汚染物質を焼却するのに十分な温度に、前記ハウジングを通過する排気ガス流を前記吸気口と前記触媒エレメントとの間で加熱する加熱アセンブリと、
を備えた触媒コンバータアセンブリ。
【請求項2】
前記加熱アセンブリは、前記加熱エレメントの効率を高めるために、排気ガス中のガス状汚染物質を燃やし、前記吸気口と前記触媒エレメントとの間の前記ハウジング内での温度を上げる1以上の火炎を前記ハウジング内で供給することを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項3】
前記触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項4】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガスを少なくとも約575°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項5】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガスを少なくとも約750°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項6】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間で前記ハウジングの内部と連通する複数の小通路を有する有孔部材からなる赤外線発熱エレメント、前記通路を介して前記ハウジングの前記内部と連通する燃料加圧源及び前記赤外線発熱エレメントに隣接配置され前記通路を通過した燃料に点火するためのイグナイタを含むことを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項7】
前記燃料はプロパンを有し、前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項6に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項8】
前記通路が赤外線波形を生成するように構成されたことを特徴とする請求項6に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項9】
前記ハウジングは前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間に燃焼チャンバを有し、前記加熱アセンブリは、混合チャンバと、前記混合チャンバと前記燃焼チャンバとの間に配置された有孔部材のブロックであって、該有孔部材が前記混合チャンバを前記燃焼チャンバに連通させる複数の通路を有するブロックと、燃料加圧源を前記混合チャンバに連通させるための燃料導入口と、エア加圧源を前記混合チャンバに連通させるためのエア導入口と、前記混合チャンバに前記エア及び/又は燃料供給量を調整するためのコントローラと、前記有孔部材のブロックに隣接して前記ハウジング内に配置され、前記ブロックを介して前記混合チャンバから前記燃焼チャンバに流入する燃料及び空気の混合物に点火するためのイグナイタとを有し、前記燃料チャンバ内の温度が少なくとも575°Fの温度に加熱されることを特徴とする請求項1に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項10】
前記加熱アセンブリは、前記ハウジングの前記内部を少なくとも約575°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項6に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項11】
前記加熱アセンブリは、前記ハウジングの前記内部を少なくとも約750°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項6に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項12】
前記触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項6に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項13】
前記燃焼チャンバ内の前記温度が前記加熱アセンブリにより少なくとも約750°Fに昇温させられることを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項14】
前記有孔部材がセラミックであり、前記触媒エレメントがパラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項15】
前記加熱アセンブリは、前記加熱アセンブリの効率を高めるために、排気ガス中のガス状汚染物質を燃やし、前記吸気口と前記触媒エレメントとの間の前記ハウジング内での温度を上げる1以上の火炎を前記燃焼アセンブリ内で供給することを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項16】
前記コントローラは、エンジンに動作的に連動するように構成されており、エンジンの動作条件の変更に応じて前記混合チャンバにエア及び/又は燃料供給量を変動させることで、前記燃焼チャンバ内の温度が前記動作条件に対応して変動可能なことを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項17】
前記有孔部材がセラミックであることを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項18】
前記通路が赤外線波形を生成するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項19】
前記有孔部材がセラミックであり、前記通路が赤外線波形を生成するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項20】
前記触媒エレメントは、パラジウム酸化物を含有するペレットを有することを特徴とする請求項10に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項21】
前記燃焼チャンバ内の前記温度が前記加熱アセンブリにより少なくとも約750°Fに昇温させられることを特徴とする請求項15に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項22】
ジーゼル又は他の圧縮点火エンジン用排気ガス浄化システムに使用され、粒子状及びガス状汚染物質を除去する触媒コンバータアセンブリであって、
排気ガス吸気口及び排気ガス排気口を有するハウジングと、
パラジウムを有し、前記ハウジング内の前記吸気口と前記排気口との間に配置され前記ハウジングを横切るように広げられた酸化触媒エレメントであって、前記吸気口にエンジン排気ガスを連通させることで該排気ガスが前記ハウジング内の前記酸化触媒エレメントを通過する酸化触媒エレメントと、
前記ハウジングに組み合わされ、前記ハウジング内で1以上の火炎を供給して、前記吸気口と前記触媒エレメントとの間で排気ガス中のガス状汚染物質を燃やし、排気ガスと前記触媒エレメントとの触媒反応を起こさせるのに十分な温度であって排気ガス中の粒子状汚染物質が前記触媒エレメントに接触する前に該粒子状汚染物質を焼却するのに十分な温度に前記吸気口と前記触媒エレメントとの間の排気ガスを加熱する加熱アセンブリと、
を備えた触媒コンバータアセンブリ。
【請求項23】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間で前記ハウジングの内部と連通する複数の小通路を有する有孔部材からなる赤外線発熱エレメント、前記通路を介して前記ハウジングの前記内部と連通する燃料加圧源及び前記赤外線発熱エレメントに隣接配置され前記通路を通過した燃料に点火するためのイグナイタを含むことを特徴とする請求項22に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項24】
前記ハウジングは前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間に燃焼チャンバを有し、前記加熱アセンブリは、混合チャンバと、前記混合チャンバと前記燃焼チャンバとの間に配置されたセラミック部材のブロックであって、該セラミック部材が前記混合チャンバを前記燃焼チャンバに連通させる複数の通路を有するブロックと、燃料加圧源を前記混合チャンバに連通させるための燃料導入口と、エア加圧源を前記混合チャンバに連通させるためのエア導入口と、前記混合チャンバに前記エア及び/又は燃料供給量を調整するためのコントローラと、前記セラミックブロックに隣接して前記ハウジング内に配置され、前記ブロックを介して前記混合チャンバから前記燃焼チャンバに流入する燃料及び空気の混合物に点火するためのイグナイタとを有し、前記燃料チャンバ内の温度が少なくとも575°Fの温度に加熱されることを特徴とする請求項22に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項25】
前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項22に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項26】
前記燃料はプロパンを有し、前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項23に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項27】
前記有孔部材がセラミックであることを特徴とする請求項23に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項28】
前記燃焼チャンバ内の前記温度が前記加熱アセンブリにより少なくとも約750°Fに昇温させられることを特徴とする請求項24に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項29】
前記コントローラは、エンジンに動作的に連動するように構成されており、エンジンの動作条件の変更に応じて前記混合チャンバにエア及び/又は燃料供給量を変動させることで、前記燃焼チャンバ内の温度が前記動作条件に対応して変動可能なことを特徴とする請求項24に記載の触媒コンバータアセンブリ。
【請求項30】
ジーゼル又は他の圧縮点火エンジンに使用され、粒子状及びガス状汚染物質を除去する排気ガス浄化システムであって、
排気ガス吸気口及び排気ガス排気口を有するハウジングと、前記ハウジング内の前記吸気口と前記排気口との間に配置された酸化触媒エレメントであって前記吸気口にエンジン排気ガスを連通させることで該排気ガスが前記ハウジング内の前記酸化触媒エレメントを通過し前記排気ガス排気口から外部に排出される酸化触媒エレメントと、前記ハウジングに組み合わされ、排気ガスと前記触媒エレメントとの触媒反応を起こさせるのに十分な温度であって排気ガス中の粒子状汚染物質が前記触媒エレメントに接触する前に該粒子状汚染物質を焼却するのに十分な温度に前記ハウジングを通過する排気ガスを前記吸気口と前記触媒エレメントとの間で加熱する加熱アセンブリと含む触媒コンバータアセンブリと、
第1の導管と、
前記第1の導管を介して前記触媒コンバータアセンブリの前記ハウジング内の排気ガス排気口に連通し、前記触媒コンバータアセンブリ内の前記排気ガス排気口を通過した排気ガスの温度を約100°Fに下げる複数のガス冷却エレメントと、
前記ガス冷却エレメントに連通し、冷却された排気ガスを燃焼させるために前記冷却エレメントからエンジンに案内する第2の導管と、
を備えた排気ガス浄化システム。
【請求項31】
前記第2の導管に連通し、前記第2の導管に算出されたエア量を注入してエンジンに向けて前記第2の導管を通過する排気ガスの酸素レベルを高めるバルブアセンブリと、前記バルブアセンブリに動作的に連結され、注入されるエア量を調整するためのレギュレータとを含む請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項32】
1以上の前記ガス冷却デバイスが、通過する排気ガスを膨張させて該排気ガスを冷却し水蒸気を凝結させると共に、凝結した水蒸気用のコレクタと、前記システムから前記凝結した水蒸気を導出する導管とを含むことを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項33】
前記加熱アセンブリは、前記加熱エレメントの効率を高めるために、排気ガス中のガス状汚染物質を燃やし、前記吸気口と前記触媒エレメントとの間の前記ハウジング内での温度を上げる1以上の火炎を前記ハウジング内で供給することを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項34】
前記酸化触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項35】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間で前記ハウジングの内部と連通する複数の小通路を有する有孔部材からなる赤外線発熱エレメント、前記通路を介して前記ハウジングの前記内部と連通する燃料加圧源及び前記赤外線発熱エレメントに隣接配置され前記通路を通過した燃料に点火するためのイグナイタを含むことを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項36】
前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項37】
前記燃料はプロパンを有し、前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項38】
前記有孔部材がセラミックであることを特徴とする請求項30に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項39】
前記酸化触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットのベッドを有することを特徴とする請求項33に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項40】
前記酸化触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットのベッドを有することを特徴とする請求項35に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項41】
ジーゼル又は他の圧縮点火エンジンに使用され、粒子状及びガス状汚染物質を除去する排気ガス浄化システムであって、
排気ガス吸気口及び排気ガス排気口を有するハウジングと、前記ハウジング内の前記吸気口と前記排気口との間に配置された酸化触媒エレメントであって前記吸気口にエンジン排気ガスを連通させることで該排気ガスが前記ハウジング内の前記酸化触媒エレメントを通過し前記排気ガス排気口から外部に排出される酸化触媒エレメントと、前記ハウジングに組み合わされ、排気ガスと前記触媒エレメントとの触媒反応を起こさせるのに十分な温度であって排気ガス中の粒子状汚染物質が前記触媒エレメントに接触する前に該粒子状汚染物質を焼却するのに十分な温度に前記ハウジングを通過する排気ガスを前記吸気口と前記触媒エレメントとの間で加熱する加熱アセンブリと含む触媒コンバータアセンブリと、
前記触媒コンバータアセンブリの前記ハウジングの排気ガス排気口に連通し、通過する排気ガスの温度を下げる第1のガス冷却エレメントと、
前記第1のガス冷却エレメントに連通し、前記触媒コンバータアセンブリの前記排気ガス排気口から排出される排気ガスを更に冷却する第2の冷却エレメントと、
前記第2のガス冷却エレメントに連通し、通過する排気ガスを更に冷却する第3の冷却エレメントと、
前記冷却エレメントの2つに間に配置され該2つの冷却エレメントに連通し、排気ガスからガス状及び粒子状汚染物質を除去するフィルタエレメントと、
前記冷却エレメント又はフィルタエレメントの1つに連通し、冷却及び濾過された排気ガスを燃焼させるためにエンジンに案内する導管と、
を備えた排気ガス浄化システム。
【請求項42】
前記導管に連通し、前記導管に算出されたエア量を注入してエンジンに向けて前記導管を通過する排気ガスの酸素レベルを高めるバルブアセンブリと、前記バルブアセンブリに動作的に連結され、注入されるエア量を調整するためのレギュレータとを含む請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項43】
1以上の前記ガス冷却エレメントが、通過する排気ガスを膨張させて該排気ガスを冷却し水蒸気を凝結させると共に、凝結した水蒸気用のコレクタと、前記システムから前記凝結した水蒸気を導出する導管とを含むことを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項44】
前記加熱アセンブリは、前記加熱エレメントの効率を高めるために、排気ガス中のガス状汚染物質を燃やし、前記吸気口と前記触媒エレメントとの間の前記ハウジング内での温度を上げる1以上の火炎を前記ハウジング内で供給することを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項45】
前記触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項46】
前記加熱エレメントは、前記排気ガスを少なくとも約575°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項47】
前記加熱エレメントは、前記排気ガスを少なくとも約750°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項48】
前記第1の冷却エレメントは、複数のコイルを形成する細長い金属製管状部材を有することを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項49】
前記加熱アセンブリは、前記排気ガス吸気口と前記触媒エレメントとの間で前記ハウジングの内部と連通する複数の小通路を有する有孔部材からなる赤外線発熱エレメント、前記通路を介して前記ハウジングの前記内部と連通する燃料加圧源及び前記赤外線発熱エレメントに隣接配置され前記通路を通過した燃料に点火するためのイグナイタを含むことを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項50】
前記イグナイタはスパークプラグと該スパークプラグを作動させる手段とを含むことを特徴とする請求項41に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項51】
前記酸化触媒エレメントは、パラジウムを含有するペレットを有することを特徴とする請求項44に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項52】
前記第2の冷却エレメントは、導入口及び排出口を有し内部に冷却液を収容するハウジングを有しており、前記管状部材は前記導入口を介して前記冷却液まで延出されており、前記排出口は前記第3の冷却エレメントに連通していることを特徴とする請求項48に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項53】
前記加熱エレメントは、前記排気ガスを少なくとも約575°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項49に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項54】
前記加熱エレメントは、前記排気ガスを少なくとも約750°Fの温度に加熱することを特徴とする請求項49に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項55】
前記有孔部材がセラミックであることを特徴とする請求項49に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項56】
前記通路が赤外線波形を生成するように構成されたことを特徴とする請求項49に記載の排気ガス浄化システム。
【請求項57】
前記第1の冷却エレメントの前記管状部材が前記第2の冷却エレメント内の前記液内に配置された延出端と、該延出端の近傍に配置され前記管状部材を通過して前記冷却液内に排気ガスを放出するための複数の開口とを有し、前記ハウジングの前記導入口が前記管状部材に密閉結合されていることを特徴とする請求項52に記載の排気ガス浄化システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−507662(P2007−507662A)
【公表日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530896(P2006−530896)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050982
【国際公開番号】WO2005/030910
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(506105537)
【Fターム(参考)】