説明

スイッチ装置

【課題】機器内部の回路基板に組み付ける際に、作業工数の削減と作業効率の向上を図ることができるスイッチ装置、及び、これらのスイッチ装置のいずれかを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】レバースイッチ2にフレキシブルプリント配線基板を連結するためのコネクタ4を一体化したスイッチ装置1とし、レバースイッチ2は、ケース3と、その内部に設置された固定接点20及び可動接点30と、傾倒動作により可動接点30を変形させて固定接点20との接触を切り換えるレバー40とからなり、コネクタ4は、ケース3から突出した固定接点20の接続端子を覆い、フレキシブルプリント配線基板100を挿入する挿入口62が設けられたコネクタカバー60を備え、挿入口62にフレキシブルプリント配線基板100を挿入したときにその端子101が固定接点20の接続端子に接続されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用のコネクタを一体化したスイッチ装置と、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用の連結端子部などを設けたスイッチ装置、及び、これらのスイッチ装置のいずれかを備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、あるいはBD(Blu-ray Disc)等のディスクプレイヤーにおいて、機器の内部には制御用の回路基板が内蔵されている。この回路基板には、ディスクトレイを開閉するためのモータや、その開閉を検出するレバースイッチ(例えば下記の特許文献1を参照。)といった各種の部品が搭載されている。
【0003】
従来、これらの部品の組み付け作業は、回路基板に設けられたコネクタにフレキシブルプリント配線基板(FPC、以下「フレキシブル基板」という。)の一端を連結し、回路基板とフレキシブル基板を電気的に接続するとともに、回路基板上にレバースイッチを実装し、回路基板とレバースイッチを電気的に接続する作業を行うことにより、回路基板を介してレバースイッチとフレキシブル基板とが間接的に配線されるようにする。また、これとは別に、回路基板にモータ等の部品用端子を設け、この部品用端子とモータ等の部品を接続する作業も必要となる。
【0004】
このように、ディスクプレイヤー等の電子機器における従来の部品組み付け作業にあっては、その作業工数が多く、また作業内容も複雑であるため、機器全体の製造コストの増加を招くといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−277304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ディスクプレイヤー等の機器内部の回路基板に組み付ける際に、作業工数の削減や作業効率の向上を図ることができ、機器全体の製造コストを低減することが可能なスイッチ装置、及び、これらのスイッチ装置のいずれかを備えた電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、第1の本発明は、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用のコネクタを一体化したスイッチ装置であって、上記レバースイッチは、ケースの内部に設置された固定接点及び可動接点と、上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、上記コネクタは、上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子を覆い、上記フレキシブルプリント配線基板を挿入する挿入口が設けられたコネクタカバーを備え、上記挿入口に上記フレキシブルプリント配線基板を挿入すると、当該基板の端子が上記固定接点の接続端子に接続されることを特徴とするものである。
【0008】
第2の本発明は、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用のコネクタを一体化したスイッチ装置であって、上記レバースイッチは、ケースに設置された部品用端子、固定接点及び可動接点と、上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、上記コネクタは、上記ケースから突出した上記部品用端子の一端部及び上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子を覆い、上記フレキシブルプリント配線基板を挿入する挿入口が設けられたコネクタカバーを備え、上記挿入口に上記フレキシブルプリント配線基板を挿入すると、当該基板の端子が上記部品用端子及び上記固定接点の接続端子に接続されることを特徴とするものである。
【0009】
上記第2の本発明では、上記部品用端子をモータ用端子とすることができる。
【0010】
上記第2の本発明において、上記ケースと上記コネクタカバーの連結構造は、上記ケースの側面に延設したフランジの先端に係止爪が設けられ、上記コネクタカバーを上記フランジに装着したときに上記コネクタカバーの係止孔に上記係止爪が嵌合する構造を採用することができる。
【0011】
上記第2の本発明において、上記ケースから突出した上記部品用端子又は上記固定接点の接続端子には、その先端を湾曲させたばね状接点部が設けられていても良い。
【0012】
第3の本発明は、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用の連結端子部を設けたスイッチ装置であって、上記レバースイッチは、ケースに設置された固定接点及び可動接点と、上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、上記連結端子部は、上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子からなり、上記フレキシブルプリント配線基板の端子が、上記連結端子部に接続されることを特徴とする。
【0013】
上記第3の本発明において、上記レバースイッチは、上記固定接点以外に、外部入力用の部品用端子を有し、上記外部入力用の部品用端子は、その一端部が上記連結端子部と並んで配置されており、上記フレキシブルプリント配線基板の端子が、上記連結端子部及び上記外部入力用の部品用端子の一端部に接続されるように構成しても良い。
【0014】
《定義1》上記第3の本発明において、これを構成する上記「連結端子部」は、その下位概念として、上記第1の発明の構成要件である「コネクタ」やこれとは異なる構成の他のコネクタを含む。《定義2》この第3の本発明における「フレキシブルプリント配線基板の端子が、上記連結端子部に接続される」という要件は、半田などの導通剤を用いてフレキシブルプリント配線基板の端子と連結端子部が直接導通接続される場合と、上記コネクタを用いてフレキシブルプリント配線基板の端子と連結端子部とが直接導通接続される場合の双方を含む。
【0015】
本発明に係る電子機器は、前記第1ないし第3の本発明に係るスイッチ装置のいずれかを備えるものである。この種の電子機器としては、例えばCD、DVD、あるいはBD等のディスクプレイヤー、ディスクレコーダーその他の電子機器を含むものとする。
【発明の効果】
【0016】
第1及び第2の本発明に係るスイッチ装置によれば、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用のコネクタを一体化したことにより、ディスクプレイヤー等の機器内部の回路基板上にこのスイッチ装置を搭載し、搭載したスイッチ装置の前記コネクタにフレキシブルプリント配線基板を差し込むだけで、回路基板を介することなく、レバースイッチとの配線が可能になる。したがって、従来行なわれていた組み付け作業に比べ、作業工数が削減され、かつ作業効率も大幅に向上するので、機器全体の製造コストを低減することができる。
【0017】
また、第3の本発明に係るスイッチ装置によれば、レバースイッチにフレキシブルプリント配線基板用の連結端子部を設けたことにより、ディスクプレイヤー等の機器内部の回路基板上にこのスイッチ装置を搭載し、搭載したスイッチ装置における連結端子部にフレキシブルプリント配線基板の端子を接続するだけで、回路基板を介することなく、レバースイッチとフレキシブルプリント配線基板との配線が可能になる。したがって、従来行なわれていた組み付け作業に比べ、作業工数が削減され、かつ作業効率も大幅に向上するので、機器全体の製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は断面図。
【図2】図1のスイッチ装置の組立説明図。
【図3】図1のベースと固定接点の説明図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はA−A線断面図。
【図4】図1の接点ばね片の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図5】図1のレバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図6】図1のトップケースの説明図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はB−B線断面図。
【図7】図1のコネクタカバーの説明図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)はC−C線断面図。
【図8】図1のスイッチ装置の使用説明図。
【図9】第2の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は断面図。
【図10】図9のベースと固定接点の説明図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はD−D線断面図。
【図11】第3の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は断面図。
【図12】図11のスイッチ装置の組立説明図。
【図13】図11のベースと固定接点の説明図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はA−A線断面図。
【図14】図11の接点ばね片の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図15】図11のレバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図16】図11のトップケースの説明図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はB−B線断面図。
【図17】図11のスイッチ装置の使用説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、願書に添付した図面を参照しながら説明する。
【0020】
〔第1の本発明の実施形態〕
図1は第1の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す全体図、図2は同スイッチ装置の組立説明図、図3〜7は同スイッチ装置を構成する部品図、図8は同スイッチ装置の使用説明図である。
【0021】
図1に示すスイッチ装置1(1A)は、例えばCD、DVD、あるいはBD等のディスクプレイヤーにおいて、機器内部にあるディスクトレイの開閉検出に用いられるものであって、相反する2方向からの外力を受けてその各方向に均等に動作するレバースイッチ2を備えている。また、このスイッチ装置1Aは、ケース3に収容されたスイッチに対し、機器内部のフレキシブルプリント配線基板(以下の実施形態の説明において「フレキシブル基板」と略す。)を連結するコネクタ4が一体化されている。
【0022】
図2に示すように、このスイッチ装置1Aは、ベース10、固定接点20、可動接点30、レバー40、トップケース50、コネクタカバー60の各部品から構成されており、次の工程1〜4に従って組み立てられる。以下、各部品の詳細な構造を工程順に説明する。
【0023】
(1)工程1:ベース10に固定接点20を設置する。
【0024】
図3において、ベース10は、絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、上面に開口部11が設けられた箱型を有し、内部に部品を収容する収容室12が設けられている。ベース10の正面と背面には、レバー40を支持するための一対の凹部13,13が形成され、またトップケース50を装着するためのフック14,14,…が設けられている。
【0025】
固定接点20は、導電性を有する金属板を所定パターンに打ち抜き加工したものであり、中央の共通接点部21と、その左右両側に間隔をあけて配置された2つの個別接点部22,23とから構成されている。この共通接点部21と個別接点部22,23は、ベース10の成形時に収容室12内の底面にインサートされ、これらの接点部に繋がる接続端子24,25,26がベース10の左側面からそれぞれ突出するように設けられている。
【0026】
また、ベース10から突出した固定接点20の接続端子24,25,26には、その先端を上方に向けてU字形に湾曲させた、ばね状接点部27,28,29が設けられている。なお、図3に示すように、ベース10の左側面には、奥から順に、左側の個別接点部22の接続端子25、共通接点部21の接続端子24、右側の個別接点部23の接続端子26が等間隔で並んで配置されている。
【0027】
(2)工程2:ベース10に可動接点30とレバー40をセットする。
【0028】
図4に示すように、可動接点30は、金属製の板ばね材を所定形状に折り曲げ加工した接点ばね片からなる。この接点ばね片を正面から見ると三角形を逆さにした形状をしており、その底辺を基部31として上方に向けて水平にし、残りの二辺を下方で交差させた一対のばね部32,33を備えている。
【0029】
一対のばね部32,33は同じ長さに設定されていて、一方のばね部32の先端に第1接点部34が設けられ、他方のばね部33の先端に第2接点部35が設けられている。この第1接点部34と第2接点部35は、固定接点3の上を滑りやすくするために、それぞれ湾曲加工されている。なお、可動接点30は、基部31の両端をU字形に折り曲げた反曲部36によって適度な弾力が付与され、基部31の中央を下方に膨出させた補強リブ37によって耐久性を向上させてある。
【0030】
可動接点30のセット作業は、図2のように可動接点30をベース10の開口部11から挿入し、収容室12内の底面に載置するだけで良い。これにより、可動接点30は一対のばね部32,33によって起立し、第1接点部34と第2接点部35が共に、中央に配置された共通接点部21に接触する。
【0031】
図5に示すように、レバー40は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されており、操作部41とカム部42と軸部43とからなる。操作部41は薄板状に成形され、その表面に半円状に切り欠いたカム部42が設けられており、また操作部41の表裏両面に一対の軸部43,43が突設されている。
【0032】
レバー40もベース10にセットされるが、その作業は、図2のようにベース10の開口部11からレバー40を挿入し、ベース10の凹部13に軸部43を差し込んで、凹部13の中心で軸部43の両端を支えるようにする。これにより、レバー40は軸部43を支点にして回転可能に軸受支持される。また、カム部42の底面が可動接点30の基部31に載置されることにより、レバー40は、ばね部32,33の弾力により上方に常時付勢された状態になる。
【0033】
(3)工程3:ベース10にトップケース50を装着する。
【0034】
図6において、トップケース50は、絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、ベース10の開口部11を覆う天板51を有している。天板51には、レバー40の操作部41を外部に突出させるために、表面から裏面にかけて貫通する細長状のスリット52が形成されている。また、トップケース50には、ベース10に装着するための取付片53が設けられており、この取付片53にはベース10のフック14,14,…を係止する取付孔54,54,…が形成されている。更に、取付片53の内側には、レバー40の軸部43との干渉を防ぐ凹部55が形成されている。
【0035】
また、トップケース50の左側面には、コネクタカバー60を装着するためのフランジ56が延設されており、このフランジ56の先端には係止爪57が設けられている。なお、コネクタカバー60の装着時にフランジ56を撓ませることができるように、係止爪57の両側に窪み部58を設けて薄肉化することで可撓性を持たせつつ、係止爪57を中央に設けて厚肉化することによって強度を確保している。
【0036】
ベース10にトップケース50を装着するには、図2のようにベース10の上からトップケース50をかぶせ、全部で4箇所ある取付孔54,54,…にフック14,14,…を引っ掛けて係止する。これにより、ベース10とトップケース50を一体化したケース3が構成され、その内部の収容室12に可動接点30とレバー40が収容されたレバースイッチ2となる。
【0037】
トップケース50を装着すると、スリット52からレバー40の操作部41のみがケース3外部に突出し、トップケース50の凹部55とベース10の凹部13の間に挟まれた軸部43によってレバー40が抜け止めされる。また、トップケース50の天板51裏面が接点ばね片の両側の反曲部36,36を押さえ付けることにより、レバー40の動作時に可動接点30の浮き上がりが規制される。
【0038】
(4)工程4:ケース3にコネクタカバー60を装着する。
【0039】
図7において、コネクタカバー60は、絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、ケース3から突出する固定接点20の接続端子24,25,26を覆うようにした中空状のカバー本体61を備えている。カバー本体61の側面には、フレキシブル基板を挿入するために、細長状の挿入口62が設けられている。また、コネクタカバー60の天面と底面には、トップケース50のフランジ56に形成された係止爪57,57に嵌合する、係止孔63,63が設けられている。
【0040】
ケース3にコネクタカバー60を装着する際には、図2のようにトップケース50のフランジ56に沿ってコネクタカバー60をスライドさせて嵌め込むようにする。このときトップケース50のフランジ56は、カバー本体61の内壁面に押されて撓み変形し、先端がすぼんだままスライドしていく。そして、フランジ56の先端がカバー本体61内の端面に突き当たると、フランジ56が拡がって、上下に2箇所ある係止孔63,63に係止爪57,57が嵌まり、ケース3にコネクタカバー60が固定される。これにより、ケース3とコネクタカバー60が一体化されたスイッチ装置1Aが完成し、ケース3とコネクタカバー60によってフレキシブル基板用のコネクタ4が形成される。
【0041】
第1の本発明を適用した本実施形態のスイッチ装置1Aは以上のように構成されており、以下その使用方法を説明する。
【0042】
図8に示すように、このスイッチ装置1Aを使用する際には、BDプレイヤー、BDレコーダー等の電子機器に内蔵される回路基板200にスイッチのケース3を固定し、コネクタ4にフレキシブル基板100を連結する。
【0043】
すなわち、コネクタカバー60の挿入口62にフレキシブル基板100の一端を挿入すると、コネクタ4の内部に3本あるU字形のばね状接点部27,28,29が撓み変形し、フレキシブル基板100の端部がケース3の端面に当接して、コネクタ4とフレキシブル基板100との連結が完了する。これにより、フレキシブル基板100の端子101が、固定接点20の接続端子24,25,26に接続される。なお、本実施形態では、固定接点20の接続端子24,25,26について、各々の先端がU字形のばね状接点部27,28,29になっているので、フレキシブル基板100の端子101に対して所定の接触圧が得られ、接点同士の接続を確実に行うことができる。
【0044】
また、スイッチ装置1Aを構成するレバースイッチ2は、ケース3から突出したレバー40の操作部41に対し、矢印L又はRで示す方向に外力が作用したとき、レバー40が軸部43を支点に各方向に傾倒し、可動接点30と固定接点20との接触を切り換えるようになっている。
【0045】
すなわち、BDプレイヤーのディスクトレイが開いてレバー40に矢印L方向の力が加わると、操作部41が矢印X方向に倒れ、これに連動して傾いたカム部42の角が可動接点30の基部31の左端を押圧する。この押圧力によって可動接点30は弾性変形し、一方のばね部先端の第1接点部34が右側に滑って移動することにより、第1接点部34が中央の共通接点部21から離れて右側の個別接点部23に接触する。このとき、他方のばね部先端の第2接点部35は、共通接点部21に接触したままである。したがって、共通接点部21と右側の個別接点部23が可動接点30を介して導通し、右側の個別接点部23のスイッチ回路がONになって、ディスクトレイが開いたことを検出する。
【0046】
その後、レバー40に作用していた外力が解除されると、レバー40は可動接点30の復元力によって定常位置に復帰する。すなわち、可動接点30のばね部32,33が自身の弾力で起立し、基部31からカム部42の底面全体に対してレバー40を押し上げる力が作用するため、レバー40が軸部43を支点に回転して元の位置まで起き上がる。これにより、一方のばね部先端の第1接点部34が左側に滑って移動し、第1接点部34が右側の個別接点部23から離れて中央の共通接点部21に接触する。したがって、それまで導通していた共通接点部21と右側の個別接点部23が切断され、右側の個別接点部23のスイッチ回路がOFFになる。
【0047】
なお、BDプレイヤーのディスクトレイが閉じてレバー40に矢印R方向の力が加わると、操作部41が矢印Y方向に倒れ、先の説明とは反対の動作によって、共通接点部21と左側の個別接点部22が可動接点30を介して導通し、左側の個別接点部22のスイッチ回路がONになって、ディスクトレイが閉じたことを検出する。
【0048】
以上説明したとおり、本実施形態のスイッチ装置1Aによれば、レバースイッチ2にフレキシブル基板100を連結するためのコネクタ4が一体化されている。このため、電子機器の内部の回路基板200上にこのスイッチ装置1Aを実装すれば、コネクタ4にフレキシブル基板100を差し込むだけの簡単な作業で、レバースイッチ2との配線が可能になる。したがって、従来行なわれていた部品の組み付け作業に比べて、作業工数を削減することができ、かつ、その作業効率も大幅に向上するので、電子機器全体の製造コストを低減することができる。
【0049】
〔第2の本発明の実施形態〕
図9は、第2の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す全体図、図10は同スイッチ装置を構成する部品図である。
【0050】
図9に示すスイッチ装置1(1B)は、ケース3に収容されたスイッチに対し機器内部のフレキシブル基板を連結するコネクタ4を一体化した構成に加えて、更にディスクトレイを動作させるモータ等の部品用端子70を併設したことが特徴である。なお、第1実施形態のスイッチ装置1Aと同一の構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0051】
本実施形態では、上記(1)の工程1において、ベース10に固定接点20と部品用端子70を設置する。図10に示すように、部品用端子70は、導電性を有する金属板を所定パターンに打ち抜き加工したものであり、本実施形態ではモータ用端子として設けられている。この部品用端子70は、ベース10の成形時に収容室12内の底面にインサートされ、ベース10の左右両側面からそれぞれ2本ずつ突出するように設けられている。また、ベース10の左側面から突出した部品用端子70,70にも、その先端を上方に向けてU字形に湾曲させた、ばね状接点部71,71が設けられている。
【0052】
そして、コネクタカバー60の挿入口62にフレキシブル基板100の一端を挿入すると、コネクタ4の内部に5本あるU字形のばね状接点部71,71,27,28,29が撓み変形し、フレキシブル基板100の端部がケース3の端面に当接して、コネクタ4とフレキシブル基板100との連結が完了する。これにより、フレキシブル基板100の端子101(図8参照)が、部品用端子70,70と、固定接点20の接続端子24,25,26に接続される。
【0053】
このように、第2の本発明を適用した本実施形態のスイッチ装置1Bによれば、レバースイッチ2にフレキシブル基板100を連結するためのコネクタ4が一体化され、更に、モータ等の部品を接続する部品用端子70も併設されている。このため、電子機器の内部の回路基板200上にこのスイッチ装置1Bを実装すれば、コネクタ4にフレキシブル基板100を差し込むだけの簡単な作業で、フレキシブル基板100の端子101とレバースイッチ2との配線、及び、同フレキシブル基板100の端子101(図8参照)と部品用端子70との配線が可能になる。
【0054】
なお、本実施形態においては、このスイッチ装置1Bの部品用端子70をモータ用端子として利用したが、これに代えて、他の部品接続用の端子として利用することも可能である。
【0055】
〔第3の本発明の実施形態〕
【0056】
図11は第3の本発明を適用したスイッチ装置の実施形態を示す全体図、図12は同スイッチ装置の組立説明図、図13〜16は同スイッチ装置を構成する部品図、図17は同スイッチ装置の使用説明図である。
【0057】
図11に示すスイッチ装置1(1C)は、例えばCD、DVD、あるいはBD等のディスクプレイヤーにおいて、機器内部にあるディスクトレイの開閉検出に用いられるものであって、相反する2方向からの外力を受けてその各方向に均等に動作するレバースイッチ2を備えている。また、スイッチ装置1Cには、ケース3に収容されたスイッチに対し、機器内部のフレキシブルプリント配線基板(以下、本実施形態の説明において「フレキシブル基板」と略す。)の端子を連結する部位として、フレキシブル基板用の連結端子部5が設けられ、更に、ディスクトレイを動かすモータ等の部品用の端子(以下「外部入力用の部品用端子70」という。)が併設されている。
【0058】
図12に示すように、このスイッチ装置1Cは、ベース10、固定接点20、可動接点30、フレキシブル基板用の連結端子部5、外部入力用の部品用端子70、レバー40、トップケース50の各部品から構成されており、次の工程1〜4に従って組み立てられる。以下、各部品の詳細な構造を工程順に説明する。
【0059】
(1)工程1:ベース10に、固定接点20とフレキシブル基板用の連結端子部5と外部入力用の部品用端子70を設置する。
【0060】
図13において、ベース10は、絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、上面に開口部11が設けられた箱型を有し、内部に部品を収容する収容室12が設けられている。ベース10の正面と背面には、レバー40を支持するための一対の凹部13,13が形成され、またトップケース50を装着するためのフック14,14,…が設けられている。
【0061】
上記固定接点20は、導電性を有する金属板を所定パターンに打ち抜き加工したものであり、中央の共通接点部21と、その左右両側に間隔をあけて配置された2つの個別接点部22,23とから構成されている。この共通接点部21と個別接点部22,23は、ベース10の成形時に収容室12内の底面にインサートされ、これらの接点部に繋がる接続端子、すなわち固定接点20の接続端子24,25,26は、ケース3下部の左側面からそれぞれ突出するように設けられている。
【0062】
上記フレキシブル基板用の連結端子部5は、上記のようにケース50から突出した固定接点20の接続端子24,25,26からなり、かつ、フレキシブル基板100の端子101(図17参照)が接続されるものである。
【0063】
外部入力用の部品用端子70は、導電性を有する金属板を所定パターンに打ち抜き加工したものであり、本実施形態ではモータ用端子として設けられている。この外部入力用の部品用端子70は、ベース10の成形時に収容室12内の底面にインサートされ、ケース3下部の左右両側面からそれぞれ2本ずつ突出するように設けられている。
【0064】
図13に示すように、ベース10の左側面には、奥から順に、外部入力用の部品用端子70,70の一端部70A、70A、左側の個別接点部22の接続端子25からなる連結端子部5、共通接点部21の接続端子24からなる連結端子部5、右側の個別接点部23の接続端子26からなる連結端子部5が、等間隔で並んで配置されている。
【0065】
(2)工程2:ベース10に可動接点30とレバー40をセットする。
【0066】
図14に示すように、可動接点30は、金属製の板ばね材を所定形状に折り曲げ加工した接点ばね片からなる。この接点ばね片を正面から見ると三角形を逆さにした形状をしており、その底辺を基部31として上方に向けて水平にし、残りの二辺を下方で交差させた一対のばね部32,33を備えている。
【0067】
一対のばね部32,33は同じ長さに設定されていて、一方のばね部32の先端に第1接点部34が設けられ、他方のばね部33の先端に第2接点部35が設けられている。この第1接点部34と第2接点部35は、固定接点20の上を滑りやすくするために、それぞれ半円状に加工されている。なお、可動接点30は、基部31の両端をU字形に湾曲させた反曲部36によって適度な弾力が付与され、基部31の中央を下方に膨出させた補強リブ37によって耐久性を向上させてある。
【0068】
可動接点30のセット作業は、図12のように可動接点30をベース10の開口部11から挿入し、収容室12内の底面に載置するだけで良い。これにより、可動接点30は一対のばね部32,33によって起立し、第1接点部34と第2接点部35が共に、中央に配置された共通接点部21に接触する。
【0069】
図15に示すように、レバー40は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されており、操作部41とカム部42と軸部43とからなる。操作部41は薄板状に成形され、その表面に半円状に切り欠いたカム部42が設けられており、また操作部41の表裏両面に一対の軸部43,43が突設されている。
【0070】
レバー40もベース10にセットされるが、その作業は、図12のようにベース10の開口部11からレバー40を挿入し、ベース10の凹部13に軸部43を差し込んで、凹部13の中心で軸部43の両端を支えるようにする。これにより、レバー40は軸部43を支点にして回転可能に軸受支持される。また、カム部42の底面が可動接点30の基部31に載置されることにより、レバー40は、ばね部32,33の弾力により上方に常時付勢された状態になる。
【0071】
(3)工程3:ベース10にトップケース50を装着する。
【0072】
図16において、トップケース50は、絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、ベース10の開口部11を覆う天板51を有している。天板51には、レバー40の操作部41を外部に突出させるために、表面から裏面にかけて貫通する細長状のスリット52が形成されている。また、トップケース50には、ベース10に装着するための取付片53が設けられており、この取付片53にはベース10のフック14,14,…を係止する取付孔54,54,…が形成されている。更に、取付片53の内側には、レバー40の軸部43との干渉を防ぐ凹部55が形成されている。
【0073】
ベース10にトップケース50を装着するには、図12のようにベース10の上からトップケース50をかぶせ、全部で4箇所ある取付孔54,54,…にフック14,14,…を引っ掛けて係止する。これにより、ベース10とトップケース50を一体化したケース3が構成され、その内部の収容室12に可動接点30とレバー40が収容されたレバースイッチ2となる。
【0074】
トップケース50を装着すると、スリット52からレバー40の操作部41のみがケース3外部に突出し、トップケース50の凹部55とベース10の凹部13の間に挟まれた軸部43によってレバー40が抜け止めされる。また、トップケース50の天板51裏面が接点ばね片の両側の反曲部36,36を押さえ付けることにより、レバー40の動作時に可動接点30の浮き上がりが規制される。
【0075】
第3の本発明を適用した本実施形態のスイッチ装置1Cは以上のように構成されており、以下その使用方法を説明する。
【0076】
図17に示すように、このスイッチ装置1Cを使用する際には、BDプレイヤー等のディスクローディング装置300にスイッチ装置1Cのケース3を固定する。また、ローディングモータ等のモータのリード線を外部入力用の部品用端子70の他端部70Bに接続し、同部品用端子70の一端部70Aと連結端子部5とのそれぞれにフレキシブル基板100の対応する端子101を半田などの導通剤102で接続する。なお、図示は省略するが、導通剤102の代わりにコネクタを用いて接続してもよい。
【0077】
スイッチ装置1Cを構成するレバースイッチ2は、ケース3から突出したレバー40の操作部41に対し、矢印L又はRで示す方向に外力が作用したとき、レバー40が軸部43を支点に各方向に傾倒し、可動接点30と固定接点20との接触を切り換えるようになっている。
【0078】
すなわち、BDプレイヤーのディスクトレイが開いてレバー40に矢印L方向の力が加わると、操作部41が矢印X方向に倒れ、これに連動して傾いたカム部42の角が可動接点30の基部31の左端を押圧する。この押圧力によって可動接点30は弾性変形し、一方のばね部先端の第1接点部34が右側に滑って移動することにより、第1接点部34が中央の共通接点部21から離れて右側の個別接点部23に接触する。このとき、他方のばね部先端の第2接点部35は、共通接点部21に接触したままである。したがって、共通接点部21と右側の個別接点部23が可動接点30を介して導通し、右側の個別接点部23のスイッチ回路がONになって、ディスクトレイが開いたことを検出する。
【0079】
その後、レバー40に作用していた外力が解除されると、レバー40は可動接点30の復元力によって定常位置に復帰する。すなわち、可動接点30のばね部32,33が自身の弾力で起立し、基部31からカム部42の底面全体に対してレバー40を押し上げる力が作用するため、レバー40が軸部43を支点に回転して元の位置まで起き上がる。これにより、一方のばね部先端の第1接点部34が左側に滑って移動し、第1接点部34が右側の個別接点部23から離れて中央の共通接点部21に接触する。したがって、それまで導通していた共通接点部21と右側の個別接点部23が切断され、右側の個別接点部23のスイッチ回路がOFFになる。
【0080】
なお、BDプレイヤーのディスクトレイが閉じてレバー40に矢印R方向の力が加わると、操作部41が矢印Y方向に倒れ、先の説明とは反対の動作によって、共通接点部21と左側の個別接点部22が可動接点30を介して導通し、左側の個別接点部22のスイッチ回路がONになって、ディスクトレイが閉じたことを検出する。
【0081】
以上説明したとおり、第3の本発明を適用した本実施形態のスイッチ装置1Cにあっては、レバースイッチ2にフレキシブル基板用の連結端子部5が設けられ、更に、外部入力用の部品用端子70も併設されている。このため、例えばディスクローディング装置300上にこのスイッチ装置1Cを搭載し、搭載したスイッチ装置1Cにおける連結端子部5と外部入力用の部品用端子70の一端部70Aとのそれぞれに、フレキシブル基板100の対応する端子を接続するだけの簡単な作業で、レバースイッチ2とフレキシブル基板100との配線、並びに、ディスクローディング装置300の構成部品(本実施形態ではモータ)とフレキシブル基板100との配線が可能になる。従って、従来行なわれていた部品の組み付け作業に比べて、作業工数を削減することができ、かつ、その作業効率も大幅に向上するので、電子機器全体の製造コストを低減することができる。
【0082】
なお、上述した実施形態においては、外部入力用の部品用端子70をモータ用端子として利用したが、これに代えて、他の部品接続用の端子として利用することも可能である。
【0083】
以上説明した第3の本発明を適用した本実施形態のスイッチ装置1Cでは、レバースイッチ2に、フレキシブル基板用の連結端子部5と外部入力用の部品用端子70が設けられる構成を採用したが、その外部入力用の部品用端子70については必要に応じて適宜省略することもできる。
【0084】
また、第1から第3の本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、それぞれの本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により多くの変形が可能である。
【符号の説明】
【0085】
1...スイッチ装置
2...レバースイッチ
3...ケース
4...コネクタ
5...連結端子部
10...ベース
11...開口部
12...収容室
13...凹部
14...フック
20...固定接点
21...共通接点部
22...個別接点部
23...個別接点部
24...接続端子
25...接続端子
26...接続端子
27...ばね状接点部
28...ばね状接点部
29...ばね状接点部
30...可動接点
31...基部
32...ばね部
33...ばね部
34...第1接点部
35...第2接点部
36...反曲部
37...補強リブ
40...レバー
41...操作部
42...カム部
43...軸部
50...トップケース
51...天板
52...スリット
53...取付片
54...取付孔
55...凹部
56...フランジ
57...係止爪
58...窪み部
60...コネクタカバー
61...カバー本体
62...挿入口
63...係止孔
70...部品用端子
70A...部品用端子の一端部
70B...部品用端子の他端部
71...ばね状接点部
100...フレキシブル基板
101...フレキシブル基板の端子
102...導通剤
200...回路基板
300...ディスクローディング装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レバースイッチにフレキシブルプリント基板用のコネクタを一体化したスイッチ装置であって、
上記レバースイッチは、
ケースに設置された固定接点及び可動接点と、
上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、
上記コネクタは、
上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子を覆い、上記フレキシブルプリント配線基板を挿入する挿入口が設けられたコネクタカバーを備え、
上記挿入口に上記フレキシブルプリント配線基板を挿入することにより、そのフレキシブルプリント配線基板の端子が上記固定接点の接続端子に接続される
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項2】
レバースイッチにフレキシブルプリント基板用のコネクタを一体化したスイッチ装置であって、
上記レバースイッチは、
ケースに設置された部品用端子、固定接点及び可動接点と、
上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、
上記コネクタは、
上記ケースから突出した上記部品用端子の一端部及び上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子を覆い、上記フレキシブルプリント配線基板を挿入する挿入口が設けられたコネクタカバーを備え、
上記挿入口に上記フレキシブルプリント配線基板を挿入することにより、そのフレキシブルプリント配線基板の端子が上記部品用端子及び上記固定接点の接続端子に接続される
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のスイッチ装置において、
上記部品用端子がモータ用端子である
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、
上記ケースと上記コネクタカバーの連結構造は、上記ケースの側面に延設したフランジの先端に係止爪が設けられ、上記コネクタカバーを上記フランジに装着したときに上記コネクタカバーの係止孔に上記係止爪が嵌合する構造である
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、
上記ケースから突出した上記部品用端子又は上記固定接点の接続端子には、その先端を湾曲させたばね状接点部が設けられている
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項6】
レバースイッチにフレキシブルプリント基板用の連結端子部を設けたスイッチ装置であって、
上記レバースイッチは、
ケースに設置された固定接点及び可動接点と、
上記ケースに支持され、傾倒動作により上記可動接点を変形させて上記固定接点との接触を切り換えるレバーとからなり、
上記連結端子部は、
上記ケースから突出した上記固定接点の接続端子からなり、
上記フレキシブルプリント配線基板の端子が、上記連結端子部に接続される
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のスイッチ装置において、
上記レバースイッチは、上記固定接点以外に、外部入力用の部品用端子を有し、
上記外部入力用の部品用端子は、その一端部が上記連結端子部と並んで配置されており、
上記フレキシブル配線基板の端子が、上記連結端子部及び上記外部入力用の部品用端子の一端部に接続される
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項8】
請求項1に記載のスイッチ装置を備えた電子機器。
【請求項9】
請求項6に記載のスイッチ装置を備えた電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−109204(P2012−109204A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−149250(P2011−149250)
【出願日】平成23年7月5日(2011.7.5)
【出願人】(000114145)ミック電子工業株式会社 (40)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】