説明

ステンレス鋼の製造方法

【課題】粗脱炭で生成されるスラグの熱を電気炉での溶解に有効利用することができ、またスラグ中に含まれるクロム分を溶銑の成分として利用することができるステンレス鋼の製造方法を提供する。
【解決手段】ステンレス鋼の溶銑2を転炉4で酸素吹精して粗脱炭し、粗脱炭で生成されるスラグ10を容器11に排滓する。排滓されたスラグ10をホットチャージ状態で電気炉に装入し、装入されたスラグ10をステンレス製鋼用の原料とともに溶解する。当該原料の組成を、FeCr:10重量%以上、Si:0.5〜1.5重量%とし、FeCr中のSi含有量を3重量%以上とすることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステンレス製鋼用の原料を溶解炉で溶解し、粗精錬炉で粗脱炭し、二次精錬炉で仕上げ脱炭するステンレス鋼の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
耐食性が優れるステンレス鋼は、水周り製品や外装建材などに広く用いられている。図5は、一般的なステンレス鋼の製造方法を例示する。図5に示す製造方法では、まずステンレス製鋼用の原料を電気炉1で溶解して溶銑2とする。受銑鍋3を介して溶銑2を粗精錬炉である転炉4に注銑し、転炉4で酸素吹精して粗脱炭する。粗脱炭された溶鋼を取鍋5に出鋼する。さらに、溶鋼を二次精錬炉である真空脱ガス装置6(VOD)で仕上げ脱炭し、連続鋳造装置7(CC)でスラブ8を形成する。さらにスラブ8を熱間圧延してステンレスの熱間圧延鋼帯とし、必要に応じて冷間圧延して冷間圧延鋼帯とする。
【0003】
図6は、従来のステンレス鋼の製造方法における転炉4での処理の概要を示す。転炉4では、まず電気炉1で溶解された溶銑2が注入される(注銑)。次いで、ノズル9から酸素吹精して溶銑2を粗脱炭するとともに、必要に応じて副原料を装入して成分調整する。この酸素吹精による粗脱炭処理を通じてスラグ10が生成される。ステンレス鋼の溶銑2には、易酸化性元素であるクロム(Cr)が含まれる。溶銑2中のクロムが酸化されてクロム酸化物となりスラグ10中へ移行するので、スラグ10はクロム酸化物を含む。粗脱炭が終了(終点に到達)すると、溶銑2のみが取鍋5へ出鋼され、スラグ10が転炉4内に残される。溶銑2の出鋼後、転炉4からスラグ10を容器11へ排滓する。容器11へ排滓されたスラグ10は、冷却された後、Crやマンガン(Mn)などの有価成分の回収、いわゆる地金回収が行われる。回収された地金は、電気炉1で溶解するステンレス製鋼用の原料として使用される。地金回収後のスラグは、路盤改良材などに二次利用または廃棄される。スラグ10を転炉4で排滓して地金回収する場合、ハンドリング可能な温度にまで冷却するので、スラグ10が保有している熱が無駄になる。逆に、スラグ10が保有する熱を有効に利用しようとすると、高温の状態での地金の回収が難しいという問題がある。
【0004】
高温の転炉生成スラグから有価成分を回収する先行技術として、転炉で出鋼後、排滓しないで次チャージの溶銑または炭材を装入して、クロム分を還元回収することが提案されている(特許文献1参照)。また、脱炭精錬で生成されるスラグ中の有価成分を回収する先行技術として、容器に排滓したスラグに溶鉄およびアルミニウムを投入し、スラグ中のクロム酸化物を還元してクロムを溶鉄中に回収することが提案されている(特許文献2参照)。また、スラグの顕熱を利用する先行技術として、複数の転炉で操業する場合、1つの転炉から容器に排滓されるスラグをガスバーナーで加熱して保温し、もう一つの転炉から排滓される高温状態のスラグを足し、次に操業を開始する転炉へ当該スラグを装入して再使用することが提案されている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−73424号公報
【特許文献2】特開2001−234226号公報
【特許文献3】特開平5−25532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、次チャージの溶銑を装入する場合、既に溶解している溶銑に対してスラグの熱を溶解に有効利用したことにはならず、クロム分回収済みのスラグを排滓するときに熱の損失が発生する。また、炭材を装入する場合には、炉壁を保護するために付着されているコーティングスラグが溶解されるので、炉寿命が低下するという問題がある。また、特許文献2では、容器に排滓したスラグに溶鉄を注入するので、スラグの熱を溶解に有効利用したことにはならない。また、高価なアルミニウムを多く必要とするのでコストが高くなるとともに、スラグを排滓した容器に溶鉄を注入して回収クロムの受け皿とするので、還元回収処理後の溶鉄中のクロム濃度を余り高くすることができないという問題がある。また、特許文献3では、追加のスラグが発生するまでの待機中に、容器に排滓されたスラグを保温するためにバーナー加熱を必要とするので、熱の有効利用という観点からは十分でない。
【0007】
本発明の目的は、粗脱炭で生成されるスラグの熱を電気炉での溶解に有効利用することができ、またスラグ中に含まれるクロム分を溶銑の成分として利用することができるステンレス鋼の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ステンレス製鋼用の原料を電気炉で溶解し、粗精錬炉で粗脱炭し、二次精錬炉で仕上げ脱炭するステンレス鋼の製造方法において、
粗精錬炉の粗脱炭で生成されるクロム酸化物を含むスラグを排滓し、
当該スラグをホットチャージ状態で電気炉に装入し、
装入されたスラグを原料とともに溶解することを特徴とするステンレス鋼の製造方法である。
【0009】
また本発明で、前記原料の組成を、フェロクロム合金:10重量%以上、Si:0.5〜1.5重量%とし、フェロクロム合金中のSi含有量を3重量%以上とすることを特徴とする。
【0010】
また本発明で、前記電気炉として電極通電式電気炉を使用し、前記スラグを電気炉に装入し、続いて原料を電気炉に装入することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、粗脱炭で生成されるスラグをホットチャージの状態で電気炉へ装入するので、スラグが保有する熱を原料に付与して溶解に有効利用することができる。また、溶解される原料に含まれる還元成分によってスラグ中のクロム酸化物を還元し、クロム分を溶銑へ回収することができる。
【0012】
また、本発明によれば、ステンレス製鋼用原料としてのフェロクロム合金のSi含有量を規定し、さらに原料組成のフェロクロム合金およびSi量を所定範囲とすることによって、原料でスラグ中のクロム酸化物を一層効率的に還元し、クロム分を回収することができる。
【0013】
また、本発明によれば、スラグの装入に続けて原料を装入するので、装入のための炉蓋開放の頻度を少なくして熱損失を抑制することができる。さらに、電気炉内でスラグの上に導通のある原料が位置するので、通電不良の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態であるステンレス鋼の製造方法の概要を示す図である。
【図2】ホットチャージ状態でスラグを電気炉に装入する状況を示す図である。
【図3】溶解電力原単位が山盛およびスプラッシュに及ぼす影響を示すグラフである。
【図4】スラグ中のクロム酸化物の還元に及ぼす原料中のFeCr量とSi量の影響を示すグラフである。
【図5】一般的なステンレス鋼の製造方法を例示する図である。
【図6】従来のステンレス鋼の製造方法における転炉4での処理の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の実施の形態であるステンレス鋼の製造方法の概要を示す。本実施形態のステンレス鋼の製造方法は、前述のステンレス製鋼用の原料を電気炉1で溶解し、粗精錬炉である転炉4で粗脱炭し、二次精錬炉であるVOD6で仕上げ脱炭する工程を含み、転炉4の粗脱炭で生成されるクロム酸化物を含むスラグ10を排滓し、当該スラグ10をホットチャージ状態で電気炉1に装入し、装入されたスラグ10を原料とともに溶解する。図1に示す方法のうち転炉4での排滓までは、前述の図6と同一であるため説明を省く。
【0016】
本実施形態のステンレス鋼の製造方法の特徴とするところは、転炉4で排滓されたスラグ10を、ホットチャージ状態で電気炉1に装入することにある。ここで、ホットチャージ状態で電気炉1に装入とは、粗脱炭を終えて転炉4から容器11に排滓されたスラグ10を、積極的に冷却することなく、また地金回収処理をすることなく、顕熱を保有したままで電気炉1に装入することをいう。ホットチャージ状態のスラグ10は、容器11の中で液相または表層部分のみが若干固相になっている状態である。このことによって、スラグ10は、電気炉1の中で原料に対してその保有する熱を付与することができるので、熱損失を抑制して原料の溶解に有効利用することができる。
【0017】
図2は、ホットチャージ状態でスラグを電気炉に装入する状況を示す。電気炉1は、炉体21と、炉蓋22と、三相交流式の3本の電極23と、不図示の電源および傾動装置等を含む。電気炉1では、炉体21内に合金やスクラップなどのステンレス製鋼用の原料24を装入し、炉蓋22に形成される貫通孔から挿入される電極23で原料24に通電し、原料24を溶解して溶銑2とする。転炉4の粗脱炭で生成されるスラグ10は、容器11に排滓され、ホットチャージの状態で電気炉1の炉体21へ装入される。電気炉1の炉体21へのスラグ10の装入は、初装時でもよく、また追装時でもよい。初装とは、電気炉1で溶銑2を出鋼した後、電気炉1の炉体21内へ初めて原料24を装入することをいう。追装とは、先に装入された原料24がある程度溶解され、液相の溶銑2と固相の原料24とが炉体21内で混在する状態で、追加の原料24を装入することをいう。
【0018】
図2では、追装時にスラグ10を電気炉1の炉体21へ装入する場合について示す。初装または追装のいずれの場合であっても、スラグ10を炉体21に装入し、続いて原料24を炉体21に装入する。スラグ10の装入に続けて原料24を装入することによって、装入のための炉蓋22開放の頻度を少なくして熱損失を抑制することができる。また、電気炉1では、電極23から原料24への通電により主として抵抗発熱で原料24を溶解するが、スラグ10の上に導通のある原料24を装入することによって、通電不良の発生が防止される。図2に示す追装時にスラグ10を電気炉1へ装入する場合、スラグ装入前に電気炉1へ装入された原料24が、溶解されて溶銑2と混在する状態になるまでの溶解電力原単位を、400〜500kWh/Tonに調整することが望ましい。
【0019】
以下、溶解電力源単位の範囲限定理由について説明する。図3は、溶解電力原単位が山盛およびスプラッシュに及ぼす影響を示す。図3では、横軸に電力原単位、縦軸に山盛およびスプラッシュの発生頻度を表す。ここで、山盛とは、原料24を追装すると、装入した原料24が炉体21の炉壁の上端を超え、炉蓋22を閉じることが困難になる状態をいう。スプラッシュとは、原料24やスラグ10を追装すると、先に装入された原料24が溶解して形成される溶銑2が飛散することをいう。発生頻度は、原料24を装入した総回数に対して、山盛またはスプラッシュがそれぞれ発生した回数の比を百分率で表した。電力原単位が400kWh/Ton未満の場合、先に装入した原料24の溶解が十分進まず、未溶解の原料24が多いので、炉体21中の原料24の嵩が高くなる。このような嵩が高い原料24の上にスラグ10を装入し、さらに原料24を追装すると、山盛が発生する。逆に、電力原単位が500kWh/Tonを超えると、原料24の溶解が十分に進み、炉体21の中は液相の溶銑2のみとなる。このような状態で、原料24やスラグ10を電気炉1へ装入すると、溶銑2が飛散してスプラッシュが発生する。スプラッシュは、炉壁を痛める原因となる。したがって、スラグ装入前の原料24の溶解に際しては、溶銑2と未溶解の原料24とが適当に混在し、山盛およびスプラッシュの発生を防止することができる400〜500kWh/Tonの電力原単位とすることが望ましい。
【0020】
電気炉1にスラグ10を装入し、続いて原料24を装入し、原料24とスラグ10とが混在する状態で電極23に通電して溶解する。溶解される原料24によりスラグ10中のクロム酸化物を還元する。電気炉1の溶解工程でスラグ10中のクロム酸化物を還元し、クロムを溶銑2へ回収することによって、別工程での地金回収処理をすることなく、スラグ10中のクロムを溶銑2の成分として利用することができる。溶解される原料24の組成を、フェロクロム合金(以下、FeCrで表す)が10重量%以上、Siが0.5〜1.5重量%とし、FeCr中のSi含有量を3重量%以上とする。このことによって、スラグ10中のクロム酸化物を一層効率的に還元し、回収されるクロムを溶銑の成分として利用することができる。
【0021】
以下、原料24の組成範囲限定理由について説明する。図4は、スラグ中のクロム酸化物の還元に及ぼす原料中のFeCr量とSi量の影響を示す。図4では、装入原料中のFeCr量およびSi量を種々に変化させて電気炉1でスラグ10とともに溶解し、スラグ10中のクロム酸化物を還元する試験をした結果を表す。
【0022】
以下、図4を参照して組成範囲の限定理由を説明する。
【0023】
FeCr:10重量%以上
FeCrには、一般的にSiが含まれている。特に、3重量%以上のSiを含有するFeCrを原料中に10重量%以上含有させることで、FeCr中に含まれるSiによって、クロム酸化物を効率的に還元することができる。FeCrが10重量%未満では、スラグ中のクロム酸化物を還元するために、還元剤としてのSiを追加しなければならない。スラグ中のクロム酸化物の還元という観点からは、FeCr含有量の上限値を特に規定しない。他の原料との関係および鋼種系から必要とされる溶銑中のCr量を満足するように上限値を選定することができる。FeCrは、ステンレス鋼の必須成分であるCrの供給源であるため、溶銑のCr量の観点からも、原料中に10重量%以上含有させることが好ましい。
【0024】
Si:0.5〜1.5重量%
Siは、スラグ中のクロム酸化物を還元する還元剤として必須である。含有量が0.5重量%未満では、クロム酸化物を十分に還元することができず還元不良を生じる。1.5重量%を超えて含有すると、電気炉で生成されるスラグ量を不要に増大させるとともに、出鋼時にスラグが突沸するフォーミングを発生する。したがって、Si量を0.5〜1.5重量%とする。
【実施例】
【0025】
以下本発明の実施例について説明する。本実施例では、容量160Tonの電気炉、粗脱炭炉として容量80Tonの転炉、仕上げ脱炭炉として容量80TonのVODを使用し、転炉での粗脱炭で生成されるスラグを排滓し、当該スラグをホットチャージ状態で電気炉へ装入してステンレス鋼を製造した。
【0026】
電気炉での溶解に使用したステンレス製鋼用の原料は、FeCrが45Ton、普通鋼屑が83Ton、コークスが4Ton、残部がステンレス屑で、原料総量が171Tonであった。原料総量中のFeCr含有量は26.3重量%であり、FeCr中のSi含有量は4.0重量%であった。また、配合比から求められる装入原料中のSi含有量は、1.05重量%であった。
【0027】
電気炉で上記の原料と造滓剤とを溶解し、80Tonの溶銑を電気炉から転炉へ注銑した。転炉で、CaOを1230kg投入した後に酸素上吹し、Cを0.25重量%まで粗脱炭した。このときの粗脱炭された溶鋼のCr含有量は16.3重量%、Si含有量は0重量%であった。粗脱炭を通じて生成されたスラグ量は、5Tonであった。転炉の出鋼口から溶鋼のみを取鍋に出鋼した後、転炉を出鋼口と逆の方向へ傾動し、スラグを全量スラグポットに排滓した。排滓したスラグを、強制冷却することなく、また地金回収することなく、ホットチャージ状態で電気炉へ装入した。このときのスラグポット内のスラグは、表層部分のみが固まっている状態であった。取鍋に出鋼した溶鋼は、VODで仕上げ脱炭し、連続鋳造してスラブとした。
【0028】
ホットチャージ状態でスラグを電気炉に装入するに際し、原料を初装する場合には、先にスラグを装入し、続いて原料を装入した。原料を追装する場合には、先に装入した原料を電力原単位が400〜500kWh/Tonになるようにして溶解し、溶銑および原料が混在する状態でスラグを装入し、続いて追加の原料を装入した。初装および追装のいずれの場合とも、装入した原料の組成は、先に電気炉で溶解した上記の原料と同一組成である。スラグをホットチャージ状態で電気炉に装入する方法で1チャージ分の溶解が終了した後、1チャージ分の溶解に要した電力原単位を求め、スラグの装入なしで溶解した場合の1チャージ分の電力原単位と比較した。また、溶解原料の配合比から求められるCr分の重量%と、電気炉で1チャージ分の溶解が終了した後の溶銑中のCr含有量とを比較し、スラグ中のCr酸化物からCrを還元回収したことによるCr量の増分を求めた。
【0029】
スラグをホットチャージ状態で電気炉へ装入することで、電気炉での溶解電力原単位を10kWh/Ton低減し、スラグが保有する顕熱を利用してエネルギー節減をすることができた。また、溶解される原料でスラグ中のCr酸化物からCrを還元回収することにより、溶銑中のCr分を約0.9重量%増加することができた。
【符号の説明】
【0030】
1 電気炉
2 溶銑
4 転炉
6 VOD
7 CC
10 スラグ
24 原料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステンレス製鋼用の原料を電気炉で溶解し、粗精錬炉で粗脱炭し、二次精錬炉で仕上げ脱炭するステンレス鋼の製造方法において、
粗精錬炉の粗脱炭で生成されるクロム酸化物を含むスラグを排滓し、
当該スラグをホットチャージ状態で電気炉に装入し、
装入されたスラグを原料とともに溶解することを特徴とするステンレス鋼の製造方法。
【請求項2】
前記原料の組成を、
フェロクロム合金:10重量%以上、Si:0.5〜1.5重量%とし、
フェロクロム合金中のSi含有量を3重量%以上とすることを特徴とする請求項1記載のステンレス鋼の製造方法。
【請求項3】
前記スラグを電気炉に装入し、続いて原料を電気炉に装入することを特徴とする請求項1または2記載のステンレス鋼の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−261062(P2010−261062A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−111195(P2009−111195)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(000004581)日新製鋼株式会社 (1,178)
【Fターム(参考)】