説明

タイヤコードの供給方法

【課題】簡易な方法により、巻物からタイヤコードに損傷を与えずに連続的に引き出し、また複数の巻物からタイヤコードを装置の運転を停止することなくタイヤコード加工装置に連続供給する。
【解決手段】タイヤコード11は、非回転に保持されたフランジ21付きボビン13からフランジ21の外周に沿って軸方向に引き出され、フランジ21に該ボビン13の中心を軸として回転する回転自在の回転子24が配され、回転子24は引き出されたタイヤコード11に架かり従動して回転し、タイヤコード11の引き出しの停止と同時に前記回転を停止してタイヤコード11をフランジ21外周の当接部とボビン13のコード表層部との間において該タイヤコード11に張力を付与し静止させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤコードの供給方法に関し、巻物からタイヤコードに損傷を与えずに無駄なく引き出し、また複数の巻物からタイヤコードを連続的に供給することができるタイヤコードの供給方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、空気入りタイヤの補強材として使用されるナイロン、ポリエステル等の有機繊維コードは、耐久性、耐摩耗性等のタイヤ性能を維持、向上する上で、コード材料とゴム間との接着性、コード特性が重要であり、これらの特性を付与するため接着処理液(ディップ液)にタイヤコードを浸漬した後熱処理を施す、いわゆるディップ処理が行われている。
【0003】
シングルコードを連続ディップ処理する場合、図10に示すようなディッピングマシン100により、まず、レットオフ装置109に横取りに搭載された繰り出し巻物103から引き出されたタイヤコード101をディップ液を貯留したディップタンク104中で浸漬ロール105を通してディップ液中を通過させディッピングすることによって、ディップ液をタイヤコード101に付着させる。ディッピングによりディップ液を含浸されたタイヤコード101は絞りロール106によって引き上げられ、長さ方向に張力をかけた状態で乾燥、熱処理工程107に搬送され、ベーキングされ目的のコード特性に調整された処理コード102となり、ワインダー110により巻き取り用巻物108にロール状に巻き取られる。
【0004】
従来、繰り出し巻物103のタイヤコード101が無くなると、巻物103を交換し新たなタイヤコード101をジョイントしディップ処理を継続していたが、コード101をジョイントするために一時装置100を停止する必要があった。従来、この装置の一時停止を回避するには、フェスツーンが用いられていたが、装置の大型化などに問題がある。
【0005】
巻物に巻かれたコードが、リング、トラベラーを通り糸ガイドを通じて導かれる縦取り構成のコード取り出し方法が、特許文献1に記載されているが、巻物の残コードが少なくなる(数百m)と、巻物からのコードがトラベラーに追従できなくなりコード切れを発生するという問題が見られる。
【特許文献1】特開2004−316049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑み、簡易な方法により、巻物からタイヤコードに損傷を与えずに連続的に引き出し、また複数の巻物からタイヤコードを装置の運転を停止することなくタイヤコード加工装置に連続供給することで、装置の連続運転を可能とするタイヤコードの供給方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、巻物に巻かれたタイヤコードを引き出し供給するタイヤコードの供給方法であって、前記タイヤコードは非回転に保持された前記巻物から該巻物端部の外周に沿って軸方向に引き出され、該タイヤコードの引き出しが停止した時に、前記タイヤコードを前記巻物端部外周の当接部と巻物のコード表層部との間において該タイヤコードに張力を付与し静止させることを特徴とするタイヤコードの供給方法である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記巻物端部に該巻物の中心を軸として回転する回転自在の回転子が配され、前記回転子は引き出された前記タイヤコードに架かり従動して回転し、前記タイヤコードの引き出しの停止と同時に前記回転を停止し、前記回転子が、前記タイヤコードを前記巻物端部外周の当接部と巻物のコード表層部との間において該タイヤコードに張力を付与し静止させることを特徴とする請求項1に記載のタイヤコードの供給方法である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、複数の巻物に巻かれたタイヤコードを連続的に供給する場合に、引き出し中の前記巻物に巻かれた前記タイヤコードの巻き始め部と、次に引き出される巻物に巻かれた前記タイヤコードの巻き終わり部とをジョイントし、前記引き出し中の巻物と次に引き出される巻物とを並列し、引き出し中の前記巻物に巻かれた前記タイヤコードが無くなると前記ジョイントを介して前記次に引き出される巻物からタイヤコードを連続して引き出すことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤコードの供給方法である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、前記引き出し中のタイヤコードが、該タイヤコードを巻いた巻物から該巻物中心の垂直方向に引き出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤコードの供給方法である。
【0011】
請求項5に記載の発明は、複数の巻物に巻かれたタイヤコードを連続的に供給する場合に、前記巻物から引き出される前記タイヤコードが常に該巻物中心の垂直方向に引き出されるように、前記引き出し中の巻物に巻かれた前記タイヤコードが無くなると、前記タイヤコードを引き出し中の前記巻物の位置に次に引き出される巻物の位置を変更することを特徴とする請求項3に記載のタイヤコードの供給方法である。
【0012】
請求項6に記載の発明は、前記タイヤコードを引き出し中の前記巻物と次に引き出される巻物との位置の変更を、該タイヤコードが引き出される巻物の変更を検知して自動的に行うことを特徴とする請求項5に記載のタイヤコードの供給方法である。
【0013】
請求項7に記載の発明は、前記回転子が、金属線により形成されたことを特徴とする請求項2に記載のタイヤコードの供給方法である。
【0014】
請求項8に記載の発明は、前記巻物端部に、円盤状板体を配置したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤコードの供給方法である。
【0015】
請求項9に記載の発明は、前記円盤状板体の周縁部の一部に切り込みを設けたことを特徴とする請求項8に記載のタイヤコードの供給方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、高価な部品を用いることなく簡易な方法でコード供給中に巻物間でタイヤコードをジョイントできるので、ジョイントするための時機、時間などに制約を受けることがなく、またジョイントのためにタイヤコード加工装置を一時停止する必要がなくなる。これにより、例えば、タイヤコードのシングルコードのディップ処理装置、ゴム糊ディップ処理、トッピング処理など加工装置の無休止連続運転が可能となり、装置稼働率の向上、運転経費の節減に寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。本実施形態においては、タイヤ用シングルコードのディップ処理加工の例に従い説明するが、本発明は本例に限定されるものではない。
【0018】
タイヤコードのディップ処理工程は、図1に示すように、ディッピングマシン10により、レットオフ装置19に搭載された繰り出し側のフランジ付きボビン13から引き出されたタイヤコード11をディップ液を貯留したディップタンク14中で浸漬ロール15を通してディップ液中を通過させディッピングすることによって、ディップ液をタイヤコード11に付着させる。ディッピングによりディップ液を含浸されたタイヤコード11は絞りロール16によって引き上げられ、長さ方向に張力をかけた状態で乾燥、熱処理工程17に搬送され、ベーキングされ接着性とコード特性が調整された処理コード12となり、ワインダー20により巻き取りボビン18にロール状に巻き取られる。
【0019】
タイヤコード11が引き出されるボビン13は、図2に示すように、ボビン13の両側部にフランジ21を有するもので、レットオフ装置19に非回転状態で保持されている。
【0020】
なお、ボビン13は両側部にフランジ21を有さないタイプ、例えば、筒状をなすパーン、コーン、チーズなどを用いることもできる。この場合はフランジを代用する円盤状の板体をコード引き出し側のボビン側面に配してボビンに固定し使用すればよい。
【0021】
ボビン13は、レットオフ装置19に立設された支持軸23にボビン中心孔22を挿入し、レットオフ装置19に縦置きに配置され、非回転状態となっている。なお、ボビン13は保持具等によりレットオフ装置19に固定してもよく、またボビン自体の自重あるいはレットオフ装置19とフランジ21との摩擦力により非回転状態に保持されてもよい。
【0022】
前記支持軸23には、軸23を中心として、すなわちフランジ21の中心を軸として、フランジ21上を滑りながら回転する回転自在の回転子24が設けられている。
【0023】
タイヤコード11は、ボビン13からボビン軸方向に引き出されることで、フランジ21の外周に沿って周回し、引き出されたタイヤコード11が回転子24に架かって回転子24をタイヤコード11に従動させながら回転させる。
【0024】
そして、タイヤコード11の引き出しが停止すると同時に、回転子24は回転を停止し、これによりタイヤコード11は回転子24によりフランジ21の端部外周とボビン13のタイヤコード表層間で張力を与えられた状態で停止・保持されるようにする。すなわち、タイヤコード11の引き出しが停止した時に、タイヤコード11に弛みが生じてボビン13の下方にずり落ちないように、回転子24の回転停止により生じる惰力によってタイヤコード11に張力を与えるものである。
【0025】
上記タイヤコード11に張力を与えるには、回転子24の設定が重要となる。すなわち、タイヤコード11の引き出し条件と、回転子24及びフランジ21表面との摩擦抵抗が要因となる。
【0026】
回転子24の材料、形状は、特に限定されることはない。材料としては、鉄、銅、アルミニウム、真鍮などの金属、ナイロン、ポリエステルなどの合成樹脂、セラミックなどが挙げられる。形状は、図3に示すように、(a)板状体に回転孔25を空けたもの、(b)棒状体に回転孔25を設けたもの、(c)先端部の重量を大きくしたものが挙げられる。
【0027】
中でも、回転子24とフランジ21表面との摩擦抵抗を任意、かつ容易に調整できる観点から、回転子24の形状、重量など摩擦力に係る条件を調整しやすい金属製ワイヤーが好適であり、具体的には、直径1〜4mmの鉄線、銅線、アルミニウム線が挙げられる。
【0028】
これらの回転子24は、フランジ21上で回転孔25を支持軸23に挿入することで、複数の回転子から選択し摩擦抵抗を調整することができる。
【0029】
また、フランジ側の摩擦抵抗を回転子24に対して均一するために、図4に示すように、フランジ21と回転子24との間に、円盤状板体26を配置することができる。
【0030】
円盤状板体26としては、その表面の摩擦抵抗が均一なものであれば特に限定されることはなく、鉄、銅、アルミニウム、アルミニウム合金、真鍮などの金属板、ナイロン、ポリエステルなどの合成樹脂板、セラミック板などが挙げられるが、摩擦抵抗の均一性、加工の容易さ、価格の点から厚み0.05〜3mm程度の金属板、合成樹脂製フィルムを好適に使用することができる。
【0031】
さらに、上記摩擦抵抗は、タイヤコード11の太さなどのコード構造、引き出し速度やフランジ外径などを考慮し、設定することができる。
【0032】
また、上記円盤状板体26は、図3(d)に示すように、円盤状板体26の周縁部の一部に切り込み26aを設け、この切り込み26aにコード11を通して回転子とすることもできる。
【0033】
本発明では、上記タイヤコードの供給方法により、複数のボビンに巻かれたタイヤコードをタイヤコード加工装置などに供給する場合に、ボビン間のコードをジョイントするために装置を一時停止させることなくコードを加工装置に連続供給することができる。
【0034】
図5〜図7は、2個のボビン13A、13Bからタイヤコード11をタイヤコード加工装置、例えば、上記ディップ処理装置10に連続供給する場合のレットオフ装置19を示している。
【0035】
図5に示すように、ボビン13Aからタイヤコード11が引き出されディップ処理装置10に供給されており、次にタイヤコード11が引き出されるボビン13Bが並列して配置されている。ボビン13A、13Bは縦置きでレットオフ装置19の支持軸23に中心孔22が挿入され、非回転状態になっている。
【0036】
引き出し中のボビン13Aに巻かれたタイヤコード11の巻き始め部11aと、次に引き出されるボビン13Bに巻かれたタイヤコード11の巻き終わり部11bとがジョイント36されている。
【0037】
ボビン13A、13Bには、上記で説明した通り、フランジ21の中心を軸として、フランジ21外周上を滑りながら回転する回転自在の回転子24が設けられ、タイヤコード11は、ボビン13からボビン中心の垂直方向に引き出されることで、フランジ21の外周に沿って周回し、引き出されたタイヤコード11が回転子24に架かって回転子24をタイヤコード11に従動させながら回転させている。
【0038】
これにより、ディップ処理装置10にトラブルなどが発生し装置が停止した際に、タイヤコード11の引き出しが停止されても、それと同時に回転子24が回転を停止し、タイヤコード11は回転子24によりフランジ21の端部外周とボビン13のタイヤコード表層間で張力を与えられた状態で停止・保持されるので、タイヤコード11に弛みが生じてボビンの下方にずり落ちることがなく、トラブル復帰時の運転再開をスムーズに行うことができる。
【0039】
そして、ボビン13Aのタイヤコード11が無くなると、図7に示すようにジョイント36を介して連結されたボビン13Bのタイヤコード11が自動的に引き出され、前記ボビン13Aの場合と同様にタイヤコード11を連続してディップ処理装置10に連続供給することができる。
【0040】
また、複数のボビンに巻かれたタイヤコードを連続的に供給する場合には、ボビンから引き出されるタイヤコードが常に該ボビン中心の垂直方向に引き出されることが好ましい。
【0041】
このため、図8に示すように(図8ではボビンが2本の場合を示す)、引き出し中のボビン13Aに巻かれたタイヤコード11が無くなると、ジョイント36を介して連結されたボビン13Bのタイヤコード11が自動的に引き出される際に、ボビン13Aの位置に次にコード11が引き出されるボビン13Bの位置を変更することにより、ボビン13A、13Bから引き出されるタイヤコード11を常に該ボビン中心の垂直方向に引き出すことができる。
【0042】
上記ボビン13A、13Bの位置の変更は、ボビン13A、13Bの間に設けたタイヤコード11の引き出し交換時にコード11を検知するセンサー37を設けて自動的にボビン13A、13Bを搭載したスタンド29を左右にスライドさせる、あるいはスタンド29を回転させるなどの方法によりボビン13A、13Bの位置交換を行うことができる。
【0043】
さらに、ボビン13Bから装置10にタイヤコード11を供給中に、ボビン13A側の空ボビンを外し新たなタイヤコード11の満巻きボビン13Aを装着し、その巻き終わり部と引き出し中のボビン13Bのタイヤコード11の巻き始め部とをジョイント36しておけば、ボビン13A、B間でタイヤコード11の交互供給を繰り返し、ディップ処理装置10へのタイヤコード11供給を無限に連続することができる。
【0044】
なお、レットオフ装置19上でのボビン13の配置は、上記縦置きで使用できるが、ボビンを非回転に維持し、コードをボビン軸方向に引き出せるものであれば、図9(a)に示す横置きでもよく、また(b)に示す中央寄りに傾斜配置したものでもよい。また、3本以上のボビンを使用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明に係るタイヤコードの供給方法は、例えば、タイヤコードのシングルコードのディップ処理装置、ゴム糊ディップ処理、トッピング処理など各種タイヤコードの加工処理装置へのコード供給に利用することができ、装置の無休止連続運転を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】実施形態のディッピング工程を示す概略図である。
【図2】実施形態のコード供給方法を示すボビンの斜視図である。
【図3】回転子を例示する平面図である。
【図4】実施形態のコード供給方法を示すボビンの一部拡大図である。
【図5】実施形態の2本のボビンからコードを供給する場合のボビン正面図である。
【図6】実施形態の2本のボビンからコードを供給する場合のボビン平面図である。
【図7】実施形態の2本のボビンのコードを交互供給する説明図である。
【図8】実施形態の2本のボビンのコードを交互に自動供給する説明図である。
【図9】2本のボビンの配置例を示す説明図である。
【図10】従来のディッピング工程を示す概略図である。
【符号の説明】
【0047】
11……タイヤコード
13……ボビン
21……フランジ
24……回転子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻物に巻かれたタイヤコードを引き出し供給するタイヤコードの供給方法であって、
前記タイヤコードは非回転に保持された前記巻物から該巻物端部の外周に沿って軸方向に引き出され、
該タイヤコードの引き出しが停止した時に、前記タイヤコードを前記巻物端部外周の当接部と巻物のコード表層部との間において該タイヤコードに張力を付与し静止させる
ことを特徴とするタイヤコードの供給方法。
【請求項2】
前記巻物端部に該巻物の中心を軸として回転する回転自在の回転子が配され、
前記回転子は引き出された前記タイヤコードに架かり従動して回転し、前記タイヤコードの引き出しの停止と同時に前記回転を停止し、
前記回転子が、前記タイヤコードを前記巻物端部外周の当接部と巻物のコード表層部との間において該タイヤコードに張力を付与し静止させる
ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項3】
複数の巻物に巻かれたタイヤコードを連続的に供給する場合に、
引き出し中の前記巻物に巻かれた前記タイヤコードの巻き始め部と、次に引き出される巻物に巻かれた前記タイヤコードの巻き終わり部とをジョイントし、
前記引き出し中の巻物と次に引き出される巻物とを並列し、引き出し中の前記巻物に巻かれた前記タイヤコードが無くなると前記ジョイントを介して前記次に引き出される巻物からタイヤコードを連続して引き出す
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項4】
前記引き出し中のタイヤコードが、該タイヤコードを巻いた巻物から該巻物中心の垂直方向に引き出される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項5】
複数の巻物に巻かれたタイヤコードを連続的に供給する場合に、
前記巻物から引き出される前記タイヤコードが常に該巻物中心の垂直方向に引き出されるように、前記引き出し中の巻物に巻かれた前記タイヤコードが無くなると、前記タイヤコードを引き出し中の前記巻物の位置に次に引き出される巻物の位置を変更する
ことを特徴とする請求項3に記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項6】
前記タイヤコードを引き出し中の前記巻物と次に引き出される巻物との位置の変更を、該タイヤコードが引き出される巻物の変更を検知して自動的に行う
ことを特徴とする請求項5に記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項7】
前記回転子が、金属線により形成された
ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項8】
前記巻物端部に、円盤状板体を配置した
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤコードの供給方法。
【請求項9】
前記円盤状板体の周縁部の一部に切り込みを設けた
ことを特徴とする請求項8に記載のタイヤコードの供給方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2009−91121(P2009−91121A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−264226(P2007−264226)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】