説明

タンパク質キナーゼ調節剤としてのピリジンおよびピラジン誘導体

本発明は、式(I):


で示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、エナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマーまたはラセミ体を提供する。また、CDK9により仲介される疾患または状態の処置法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊離形または薬学的に許容される塩形の、式(I):
【化1】


[式中、
は、NまたはCRであり;
は、N、N(O)またはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、結合、SO、NRおよびOから選択され;
Lは、結合、所望により置換されていてよいC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルおよびC2−4アルケニルから選択され;
は、X−R16であり;
Xは、結合またはC1−4アルキルであり;
16は、C1−6アルキル、C3−6分枝アルキル、C3−8シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C3−8−部分的不飽和シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから選択され;
ここで、R16は、ハロゲン、水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6分枝アルキル、C3−6分枝ハロアルキル、OH、C1−6アルコキシ、R22−OR12、S(O)0−212、R22−S(O)0−212、S(O)NR1314、R22−S(O)NR1314、C(O)OR12、R22−C(O)OR12、C(O)R19、R22−C(O)R19、O−C1−3アルキル、OC1−3ハロアルキル、OC(O)R19、R22−OC(O)R19、C(O)NR1314、R22−C(O)NR1314、NR15S(O)12、R22−NR15S(O)12、NR1718、R22−NR1718、NR15C(O)R19、R22−NR15C(O)R19、NR15C(O)OCHPh、R22−NR15C(O)OCHPh、NR15C(O)OR12、R22−NR15C(O)OR12、NR15C(O)NR1314およびR22−NR15C(O)NR1314から独立して選択される1〜3個の基で置換されており;
17およびR18は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6分枝アルキル、C3−6シクロアルキル、R22−OR12、R22−S(O)0−212、R22−S(O)NR1314、R22−C(O)OR12、R22−C(O)R19、R22−OC(O)R19、R22−C(O)NR1314、R22−NR15S(O)12、R22−NR2324、R22−NR15C(O)R19、R22−NR15C(O)OCHPh、R22−NR15C(O)OR12、R22−NR15C(O)NR1314、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択されるか;あるいは、R17およびR18は、それらが結合する窒素原子と一体となって、4〜6員のヘテロ環式環を形成していてよく、該環の炭素原子は、所望によりR20で置換されていてよく、該環の窒素原子は、所望によりR21で置換されていてよく;
19は、所望により置換されていてよいアルキル、所望により置換されていてよいシクロアルキル、所望により置換されていてよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてよいアリール、および所望により置換されていてよいヘテロアリールから選択され;
20は、C1−6アルキルおよびC1−6ハロアルキルからなる群から選択され;
21は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C(O)R12、C(O)OR12およびS(O)12からなる群から選択され;
22は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6分枝アルキルおよびC3−6分枝ハロアルキルからなる群から選択され;
23およびR24は、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6分枝アルキルおよびC3−6分枝ハロアルキルからなる群から選択され;
は、所望により置換されていてよいC1−6アルキル、所望により置換されていてよいC3−6分枝アルキル、所望により置換されていてよいC3−8シクロアルキル、所望により置換されていてよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてよいアリールおよび所望により置換されていてよいヘテロアリールからなる群から選択され;
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、アミノ、NR1011およびアルコキシからなる群から選択され;
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、NR1011、C(O)R12、C(O)OR12、C(O)NR1314、S(O)0−212、S(O)0−2NR1314および所望により置換されていてよいC3−4シクロアルキルからなる群から選択され;
は、水素、C1−4アルキル、アルコキシ、C(O)R12、C(O)OR15、C(O)NR1314、S(O)0−212、S(O)0−2NR1314、所望により置換されていてよいC3−4シクロアルキルおよび所望により置換されていてよいヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;
10およびR11は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、C(O)R12、C(O)OR12、C(O)NR1314、S(O)0−212およびS(O)0−2NR1314からなる群から選択されるか;あるいは、R10およびR11は、それらが結合する窒素原子と一体となって、所望により置換されていてよい4〜6員のヘテロ芳香族環または非芳香族ヘテロ環式環を形成していてよく;
12およびR15は、それぞれ独立して、水素、アルキル、分枝アルキル、ハロアルキル、分枝ハロアルキル、(CH0−3−シクロアルキル、(CH0−3−ヘテロシクロアルキル、(CH0−3−アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され;
13およびR14は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、アルキル、分枝アルキル、ハロアルキル、分枝ハロアルキル、アルコキシ、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択されるか;あるいは、R13およびR14は、それらが結合する窒素原子と一体となって、所望により置換されていてよい4〜6員のヘテロ芳香族環または非芳香族ヘテロ環式環を形成していていよい。]
で示される化合物。
【請求項2】
がNであり;
がNであり;
がCRである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
がCRであり、AがCRであり、AがCRである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
がCRであり、AがNであり、AがCRである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
がNであり;
がCRであり;
がCRである、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
が、ハロゲン、水素、CN、CF、O−C1−3−アルキルおよびC1−3−アルキルから選択される、請求項1ないし5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
が、Cl、Fおよびメチルから選択される、請求項1、5または6記載の化合物。
【請求項8】
がClである、請求項1ないし5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
がX−R16であり;
Xが、結合またはC1−2アルキルであり;
16が、C1−2−アルキル、C4−6シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;
ここで、R16は、ハロゲン、水素、C1−3アルキル、C3−6分枝アルキル、OH、C1−2アルコキシ、R22−OR12、S(O)1−212、C(O)OR12、R22−C(O)OR12、C(O)R19、R22−OC(O)R19、C(O)NR1314、NR15S(O)12、NR1718、R22−NR1718、NR15C(O)R19、R22−NR15C(O)R19およびNR15C(O)OCHPhから独立して選択される1〜3個の基で置換される、請求項1または8記載の化合物。
【請求項10】
16が、C1−2−アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、シクロヘキセニルおよびテトラヒドロ−2H−ピランからなる群から選択され;
ここで、R16は、アミノ、ヒドロキシル、NHCH−フェニル、CH−アミノ、COO−t−ブチル、H、メトキシ、NH−SO−エチル、CH−NHSO−エチル、SO−エチル、t−ブチル、メチル、CH−COOH、CO−NHCH、CON(CH、NHC(CH)−CH−SO−CH、NH−COO−CH−フェニル、ヒドロキシ−メチル、CH−NH−CH、CH−NH−エチル、NH−CH−CH−メトキシ、CH−NH−CO−CH、NH−CH−CHOH、NH−CO−CH−N(CH、NH−CO−メチルピロリジン、NH−CH−C(CH)−ジオキソラン、NH−CO−ピリジル、NH−エチル、ピロリジン、CH−NH−CO−ピリジル、NH−テトラヒドロピラン、COCH−N(CH、NH−CH−C(CH)−ジメチルジオキソラン、テトラヒドロピラン、CO−メチルピロリジン、CH−メチルピペリジン、NH−CO−CH、NH−SO−CH、NH−CH(CH−OCH、NH−CH−テトラヒドロフラン、NH−CH−オキセタン、NH−テトラヒドロピラン、NH−CH−ジオキサン、N(CH)−CHCH−OCH、CH(OH)−CH−アミノ、NH−CHCH−OCF、NHCH−OCH、NH−CH−CH(CF)−OCH、NH−CH(CH)−CH−OH、F、NH−オキセタン、CH−CH−OCH、CH−OCH、CH−テトラヒドロピラン、CH−メチルピペリジン、NH−CH−CH(OH)−CF、ピペリジン、CH−ピロリジン、NH−CH(CH)CHOCH、NH−テトラヒドロフラン、(CH−NH、ヒドロキシエチル、プロピル、CH−ピリジル、CH−ピペリジン、モルホリン、NH−クロロピリミジン、NH−CHCH−SO−メチル、(CH−N(CH、ピペリジン、
【化2】


およびCH−モルホリンから独立して選択される1〜3個の基で置換される、請求項1または9記載の化合物。
【請求項11】
が、H、メチル、シアノ、クロロ、CONH、アミノ、シクロプロピル、エチルおよびフルオロから選択され;
が、ハロゲン、メチル、水素およびハロ−メチルから選択され;
がHであり;
が、H、COOH、Cl、F、CONH、CNおよびCFから選択され;
がClであり;
17およびR18は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、C1−4ハロアルキル、C3−6分枝アルキル、R22−OR12、22−S(O)12、R22−NR15S(O)12、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群から選択されるか;あるいは、R17およびR18は、それらが結合する窒素原子と一体となって、4〜6員のヘテロ環式環を形成していてよく、該環炭素原子は、所望によりR20で置換されていてよく、該窒素原子は、所望によりR21で置換されていてよく;
19が、C1−3−アルキル、所望により置換されていてよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてよいアリールおよび所望により置換されていてよいヘテロアリールから選択され;
20が、基C1−3アルキルであり;
22が、C1−4アルキルおよびC3−6分枝アルキルからなる群から選択される、請求項1、6、8、9または10記載の化合物。
【請求項12】
が、NR、Oおよび結合から選択され;
Lが、結合、C1−4−アルキルおよびシクロプロピルから選択され;
が、C3−7シクロアルキル、5〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニルおよびピリジルからなる群から選択され、ここで該R基はそれぞれ、水素、シアノ、CO−NH、ハロゲン、メトキシ、ジハロ−メトキシ、トリハロ−メトキシ、トリハロアルキル、C1−3−アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換され;
が、メチル、水素またはエチルである、請求項1、8、9、10または11記載の化合物。
【請求項13】
がCRであり;
がCRであり;
がCRであり;
が、NR、Oおよび結合から選択され;
Lが、結合、C1−2アルキルまたはC−シクロアルキルであり;
がX−R16であり;
Xが、結合またはC1−2アルキルであり;
16が、C1−2−アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、シクロヘキセニルおよびテトラヒドロ−2H−ピランからなる群から選択され;
ここで、R16は、アミノ、ヒドロキシル、NHCH−フェニル、CH−アミノ、COO−t−ブチル、H、メトキシ、NH−SO−エチル、CH−NHSO−エチル、SO−エチル、t−ブチル、メチル、CH−COOH、CO−NHCH、CON(CH、NHCH−CH−SO−CH、NH−COO−CH−フェニル、ヒドロキシ−メチル、CH−NH−CH、CH−NH−エチル、NH−CH−CH−メトキシ、CH−NH−CO−CH、NH−CH−CHOH、NH−CO−CH−N(CH、NH−CO−メチルピロリジン、NH−CO−ピリジル、NH−エチル、ピロリジン、CH−NH−CO−ピリジル、COCH−N(CH、テトラヒドロピラン、CO−メチルピロリジン、CH−メチルピペリジン、NH−CO−CH、NH−SO−CH、NH−CH−テトラヒドロフラン、NH−CH−ジオキサン、N(CH)−CHCH−OCH、CH(OH)−CH−アミノ、NH−CHCH−OCF、NH(CH)−CH−OCH、NH−CH−CH(CF)−OCH、F、NH−オキセタン、CH−CH−OCH、CH−OCH、CH−テトラヒドロピラン、CH−メチルピペリジン、NH−CH−CH(OH)−CF、ピペリジン、CH−ピロリジン、NH−CH(CH)CHOCH、NH−テトラヒドロフラン、(CH−NH、ヒドロキシエチル、プロピル、CH−ピリジル、CH−ピペリジン、モルホリン、NH−クロロピリミジン、NH−CHCH−SO−メチル、(CH−N(CH、ピペリジン、CH−モルホリン、NH−CH−C(CH)−ジオキソラン、NH−テトラヒドロピラン、NH−CH−C(CH)−ジメチルジオキソラン、NH−CH(CH−OCH、NH−CH−オキセタン、NH−テトラヒドロピラン、N(CH)−CHCH−OCH、NH−CH(CH)−CH−OH、
【化3】


およびNH−CH(CH)−CH−OHから独立して選択される1〜3個の基で置換され;
が、シクロヘキシル、1,3−ジオキサン、ピリジニル、フェニル、テトラヒドロピラニル、シクロヘプチル、1,4−ジオキサン、モルホリニル、アルキル置換ジオキサン、テトラヒドロフラニル、ジオキセパン、ピペリジニルおよび、
【化4】


からなる群から選択され、
ここで、該R基はそれぞれ、Cl、Br、F、メトキシ、ヒドロキシ−メチル、水素、カルボキサミド、シアノ、ジハロ−メトキシ、トリハロ−メトキシ、トリフルオロ−メチル、ヒドロキシルおよびメチルから独立して選択される1〜3個の置換基で置換され;
が、クロロ、水素、トリフルオロ−メチル、フルオロまたはブロモであり;
およびRが、それぞれ独立して、水素であり;
が、水素、フルオロ、シアノ、CO−NH、クロロ、アミノ、メチルおよびシクロプロピルから選択され;
が、H、トリフルオロ−メチル、COOH、CO−NHおよびシアノから選択され;
がClであり;
が、H、エチルおよびメチルからなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−3,5−ジフルオロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−フルオロ−N6−(3−フルオロベンジル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−(((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ジジュウテロ(dideutero)メチル)−N2’−(トランス−4−(((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−5−フルオロ−N2’−(トランス−4−(2−(メチルスルホニル)エチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−5−フルオロ−N2’−(トランス−4−(オキセタン−2−イル−メチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−N6−(((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−N6−(((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
4−((5’−クロロ−2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−5−フルオロ−N6−(3−フルオロベンジル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−5’−クロロ−6−(3−フルオロベンジルアミノ)−2,4’−ビピリジン−5−カルボニトリル;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3−クロロ−5’−フルオロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−(3−フルオロベンジル)−N2’−((1R,3S)−3−((メチルアミノ)メチル)シクロペンチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−3−フルオロ−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−5−フルオロ−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−(((S)−2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−5−フルオロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−((1,1−ジオキソテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−5−フルオロ−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−(3−フルオロベンジル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−(3,5−ジフルオロベンジル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
トランス−4−(5’−クロロ−6−(3,5−ジフルオロベンジルアミノ)−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
(R)−5’−クロロ−N6−(3−フルオロベンジル)−N2’−(2−(ピペリジン−3−イル)エチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3,5’−ジクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3,5’−ジクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
2−(トランス−4−(3,5’−ジクロロ−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノ−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)エタノール;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−(((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3,5’−ジクロロ−N2’−(トランス−4−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−3−フルオロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−3−フルオロ−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3−ブロモ−5’−クロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
3−ブロモ−5’−クロロ−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
トランス−4−(3,5’−ジクロロ−6−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノ−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
(2S)−3−(トランス−4−(3,5’−ジクロロ−6−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノ−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール;
(2R)−3−(トランス−4−(3,5’−ジクロロ−6−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノ−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール;
3,5’−ジクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(2−(トリフルオロメトキシ)エチルアミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−(((R)−2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−(((S)−2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3,5,5’−トリクロロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−5−フルオロ−N6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−5−フルオロ−N6−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−((4−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
トランス−4−(5’−クロロ−6−(3−フルオロベンジルアミノ)−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
5’−クロロ−N2’−(トランス−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)−N6−(3−フルオロベンジル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−(3−フルオロベンジル)−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
2−(トランス−4−(5’−クロロ−6−(3−フルオロベンジルアミノ)−2,4’−ビピリジン−2’−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)エタノール;
5’−クロロ−N6−(3,5−ジフルオロベンジル)−N2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
5’−クロロ−N6−(3−フルオロベンジル)−N2’−(トランス−4−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
N2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−5’−クロロ−N6−(((2R,6S)−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミン;
((5’−クロロ−5−フルオロ−2’−(トランス−4−(2−メトキシエチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
((2’−(トランス−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−5’−クロロ−5−フルオロ−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
((5’−クロロ−5−フルオロ−2’−(トランス−4−(プロピルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
((5’−クロロ−2’−(トランス−4−(ジプロピルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−5−フルオロ−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
((5’−クロロ−5−フルオロ−2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
((5’−クロロ−2’−(トランス−4−((2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)アミノシクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル;
(4−((5’−クロロ−2’−(トランス−4−((R)−1−メトキシプロパン−2−イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ)−2,4’−ビピリジン−6−イル−アミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール;および
5’−クロロ−5−フルオロ−N6−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−N2’−(トランス−4−(1,1−ジオキソテトラヒドロチオphen−3−イル−アミノ)シクロヘキシル)−2,4’−ビピリジン−2’,6−ジアミンから選択される、請求項1または12記載の化合物。
【請求項15】
トランス−N1−(4−(3−クロロ−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(3−クロロ−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−4−(5−クロロ−4−(5−クロロ−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(5−クロロ−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−4−(5−クロロ−4−(6−(((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
トランス−4−(5−クロロ−4−(6−(((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−(((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−(((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−(メチル((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノ)ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)−N4−(2−メトキシエチル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
トランス−4−(5−クロロ−4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル−アミノ)シクロヘキサノール;
トランス−4−(5−クロロ−4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アミノピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル−アミノ)シクロヘキサノール;および
トランス−N1−(5−クロロ−4−(6−(3−フルオロベンジルアミノ)ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
から選択される、請求項1または4記載の化合物。
【請求項16】
治療における使用のための、請求項1ないし5、14および15のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項17】
治療における使用のための、請求項1、13、14または15記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項18】
CDK9により仲介される疾患または状態の処置法における使用のための、請求項1ないし5、14および15のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項19】
CDK9により仲介される疾患または状態の処置法における使用のための、請求項1、13、14または15記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項20】
治療的有効量の請求項1ないし5、14および15のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする対象に投与することを含む、CDK9により仲介される疾患または状態の処置法。
【請求項21】
治療的有効量の請求項1、13、14または15記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする対象に投与することを含む、CDK9により仲介される疾患または状態の処置法。
【請求項22】
CDK9により仲介される疾患または状態が、癌、心肥大、HIVおよび炎症疾患から選択される、請求項19記載の化合物、請求項20記載の使用または請求項21記載の方法。
【請求項23】
CDK9により仲介される疾患または状態が、癌、心肥大、HIVおよび炎症疾患から選択される、請求項21記載の方法。
【請求項24】
癌が、膀胱癌、頭頸部癌、乳癌、胃癌、卵巣癌、結腸癌、肺癌、脳腫瘍、喉頭癌、リンパ系腫瘍、造血系腫瘍、尿生殖器管系腫瘍、消化器系腫瘍、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、骨癌、小細胞肺癌、神経膠腫、結腸直腸癌および膵臓癌からなる群から選択される、請求項23記載の方法。
【請求項25】
請求項1ないし5、14および15のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む、医薬組成物。

【公表番号】特表2013−500311(P2013−500311A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−522168(P2012−522168)
【出願日】平成22年7月28日(2010.7.28)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060984
【国際公開番号】WO2011/012661
【国際公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】