説明

タービン発電機冷却用ファンおよびその製造方法

【課題】高信頼性・軽量,かつ,製造性に優れたタービン発電機冷却用ファンおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 一態様に係るタービン発電機冷却用ファンは,タービン発電機内に作動流体の流れを形成して冷却するタービン発電機冷却用ファンであって,前記タービン発電機の回転子軸が貫通する貫通孔を有する支持部材と,前記支持部材の表裏それぞれに対向して配置される第1,第2の外部リングと,前記支持部材と前記第1,第2の外部リングそれぞれの間に配置,接続され,前記回転軸と略同軸の第1の円周上に所定の角度で配置される前縁先端部と,前記回転軸と同軸,かつ前記第1の円周より半径が大きい第2の円周上に配置される後縁先端部と,これら前縁先端部と後縁先端部とを接続し,所定の反りを有する中間部と,をそれぞれ備える,複数の第1,第2の翼と,を具備し,前記支持部材,前記第1,第2の外部リング,および前記複数の第1,第2の翼が,Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料を削り出して一体的に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,タービン発電機冷却用ファンおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
火力・水力発電等用のタービン発電機の冷却のために冷却用ファン(タービン発電機コレクトファン)が用いられる。タービン発電機コレクトファンには,耐久性の関係で,鋼製リベット接合ファン,鋼製溶接接合ファンが適用されてきた。即ち,鋼製の部材をリベットあるいは溶接で接合することで,タービン発電機コレクトファンが製造される。
【0003】
しかし,鋼製のタービン発電機コレクトファンは重量が大きく,ステディ軸受等の特殊部品を用いる必要があり,タービン発電機コレクトファンを覆うカバーが大型化する要因になっている。また,リベット接合および溶接接合は,製造時間がかかり製造性が低い。このため,高性能・高信頼性に加え,軽量かつ製造性に優れたタービン発電機コレクタファンが求められる。
【0004】
ファンに関する公知例として特許文献1〜3が挙げられる。特許文献1は,各翼の上端部同士および下端部同士を連結し,上端部および下端部に突設されたガイドピンを円形状のガイド溝に沿って摺動させることによって翼同士の間隔を縮めて円筒体を形成した後,翼連結部と回転基板を締結した遠心ファンを示す。特許文献2は,発電機本体における回転子巻線のコイルエンド部を支持する保持リングの端部に設けられた保持リング支えの回転子軸側内周面に設置したタービン発電機冷却用ファンを示す。特許文献3は,軸支用ボスを有するエンドプレ−トの外周縁部に垂直に形成した翼の自由端部を回転方向に湾曲させ,翼に流入する空気の流れを翼湾曲部によって円滑に案内するようにし,翼への流入空気と翼との衝突を抑制緩和した遠心ファンを示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−112264号公報
【特許文献2】特開平8−205473号公報
【特許文献3】特開平3−88998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで,特許文献1記載のファンは,樹脂製の回転基板と翼をガイドピンと溝で摺動仮固定した後に樹脂バンド締結することにより作業性・組立性を向上した小型機器向けの遠心ファンであるが,タービン発電機のような大型機器の製造には適していない。
【0007】
また,特許文献2記載のファンは,回転子のコイルエンド部を支持する保持リング端部保持リング支えの回転子軸側にファンを設けることにより,作動流体量を増大させて固定子鉄心および固定子巻線への作動流体量とのバランスを最適化したタービン発電機冷却ファンであるが,ファン翼を保持リング支えにボルト締結しているため,運転時の振動および経年変化によって締結部が緩んで翼が外れる可能性があり、信頼性に乏しい。
【0008】
さらに,特許文献3記載のファンは,エンドプレートに回転方向に湾曲した翼を設置して翼と流入空気の衝突を緩和させて運転音を低減した空調機向け遠心ファンであるが,第1エンドプレートと翼を一体成形した後に第2エンドプレートと接合するため,大型のファンを製造する場合に時間がかかる。
【0009】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり,高信頼性・軽量,かつ,製造性に優れたタービン発電機冷却用ファンおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係るタービン発電機冷却用ファンは,タービン発電機内に作動流体の流れを形成して冷却するタービン発電機冷却用ファンであって,前記タービン発電機の回転子軸が貫通する貫通孔を有する支持部材と,前記支持部材の表裏それぞれに対向して配置される第1,第2の外部リングと,前記支持部材と前記第1,第2の外部リングそれぞれの間に配置,接続され,前記回転軸と略同軸の第1の円周上に所定の角度で配置される前縁先端部と,前記回転軸と同軸,かつ前記第1の円周より半径が大きい第2の円周上に配置される後縁先端部と,これら前縁先端部と後縁先端部とを接続し,所定の反りを有する中間部と,をそれぞれ備える,複数の第1,第2の翼と,を具備し,前記支持部材,前記第1,第2の外部リング,および前記複数の第1,第2の翼が,Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料を削り出して一体的に形成される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば,高信頼性・軽量,かつ,製造性に優れたタービン発電機冷却用ファンおよびその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】タービン発電機コレクタファン1の斜視図である。
【図2】タービン発電機コレクタファン1の分解斜視図である。
【図3】外部リング20b,翼30bの上面図である。
【図4】タービン発電機コレクタファン1の断面図である。
【図5】翼30aの拡大上面図である。
【図6】翼30の取付角θと最大応力Tmaxとの関係を表すグラフである。
【図7】取付角θを変化させた場合の流量−静圧特性を表すグラフである。
【図8】反りWを変化させた場合の流量−静圧特性を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下,一実施形態に係るタービン発電機コレクタファン(タービン発電機冷却用ファン)1について,図面を参照して説明する。
タービン発電機コレクタファン1は、発電機の回転子の軸に取り付けられ、回転子の回転に伴い,回転し,発電機内の冷却媒体(空気,水素ガス等の作動流体)を循環させる。なお,発電機内には冷却媒体を冷却する冷却器が配置される。
【0014】
図1は,タービン発電機コレクタファン1の斜視図である。タービン発電機コレクタファンは,支持部材10,外部リング20a,20b,翼30a,30bから一体的に構成される。
【0015】
図2は,タービン発電機コレクタファン1を構成要素に分解した状態を示す分解斜視図である。図3は,外部リング20b,翼30bを上方から見た状態を表す上面図である。図4は,タービン発電機コレクタファン1の断面図である。図5は,翼30aを拡大した状態を表す拡大上面図である。
【0016】
図2,図4に示されるように,支持部材10は,平板部11,ボス部12(12a,12b)に区分できる。平板部11は,略円板形状であり,上面,下面を有する。ボス部12a,12bは,平板部11の上面,下面それぞれに突出して配置される略円板形状である。
支持部材10は,発電機の回転子の軸が貫通,固定される貫通孔13を有する。
【0017】
外部リング20a,20bは,支持部材10の上面,下面それぞれに対向して配置される平板リング形状を有する。
【0018】
図2〜図4に示されるように,翼30a,30bは,それぞれ,十数〜二十数枚(例えば,18枚,24枚)であり,支持部材10の上面,下面と,外部リング20a,20bとの間に配置,接続される。翼30aの上下端それぞれが,外部リング20aの下面,支持部材10(平板部11)の上面と一体的に接続される。翼30bの上下端それぞれが,支持部材10(平板部11)の下面,外部リング20bの上面と一体的に接続される。
【0019】
翼30a,30bは,前縁先端部31と,後縁先端部32と,これらの間を接続する中間部とを有する。前縁先端部31は,発電機の回転子の軸と略同軸の円周R1に対して所定の角度(取付角)θで配置される。後縁先端部32は,発電機の回転子の軸と略同軸で,円周R1より半径の大きな円周R2上に配置される。
【0020】
中間部33は,反りWを有する(図5参照)。反りWは,平面S0(前縁先端部31と後縁先端部32がなす平面)と中間部33との距離(高さの差)(W)によって定義できる。
反りWは,翼30a,30bの厚さDとの比率Mで表すことができる。即ち,この比率Mは,次の式に示すように,厚さDに対する反りWの比率の100分率で表すことができる。
M=(W/D)*100
【0021】
なお,タービン発電機コレクタファン1の回転方向Aに対する反りWの方向によって,反りW(比率M)の正負を変化させるものとする。図5では,回転方向Aと反りWの方向が逆であり,反りW(比率M)は負である。
【0022】
タービン発電機コレクタファン(支持部材10,外部リング20a,20b,翼30a,30b)の構成材料として,Al−Mg−Si系アルミニウム合金(例えば,6000系のアルミニウム合金,特に,6061−T6)を使用できる。Al−Mg−Si系アルミニウム合金は,強度、耐食性の双方に優れ,タービン発電機が用いられる過酷な環境での使用に適する。
【0023】
これに対して,例えば,純アルミニウム(1000系),Al−Mn系アルミニウム合金(3000系),Al−Mg系アルミニウム合金(5000系)は,タービン発電機コレクタファンに用いるには強度が不足する。また,Al−Cu−Mg系アルミニウム合金(2000系),Al−Zn−Mg系アルミニウム合金(7000系)は,強度は足りるが,耐食性に欠ける。
【0024】
Al−Mg−Si系合金は,基本的に,例えば,0.2〜1.5mass%のSi,0.25〜1.2mass%のMgを有するアルミニウム合金である。この他に,例えば,0.7mass%以下のFe,0.9mass%以下のCu,0.8mass%以下のMn,0.35mass%以下のCrが含まれることが許容される。特に,6061−T6のアルミニウム合金は,Cu:0.15〜0.4mass%以下,Si:0.4〜0.8mass%,Mg:0.8〜1.2mass%,Zn:0.25mass%以下,Fe:0.7mass%以下,Mn:0.15mass%以下,Ti:0.15mass%以下,Cr:0.04〜0.35mass%以下,残部Alおよび不可避的な非金属介在物が含まれる。
【0025】
Al−Mg−Si系合金に,溶体化処理,および時効硬化処理を施して,引張強さおよび耐力を向上できる。時効硬化処理時には,タービン発電機コレクタファンの表面および内部の酸化物,非金属介在物などの指定成分以外の物質が混入,発生する。
【0026】
Al−Mg−Si系合金を溶体化処理ならびに時効硬化処理した素材は,他のアルミニウム合金材料と比較して機械的特性,耐食性および加工性に優れる。6061−T6のアルミニウム合金では,温度525℃,処理時間8時間の溶体化処理,および温度160℃,処理時間6時間の時効硬化処理を施すことで,引張強さを310MPa以上,かつ,耐力を270MPaとした素材を形成できる。
【0027】
このようにして,Al−Mg−Si系合金を溶体化処理ならびに時効硬化処理した素材を切削加工することで,支持部材10,外部リング20a,20b,翼30a,30bが一体的に形成されるタービン発電機コレクタファンを作成する。即ち,支持部材10,外部リング20a,20b,翼30a,30bが,相互間で連続した一体構造物として削り出される。
【0028】
図6は,翼30の取付角θと最大応力Tmaxとの関係を表すグラフである。既述のように,取付角θは,翼30の前縁先端部31が円周R1に対してなす角度で定義される。最大応力Tmaxは,タービン発電機コレクタファン1の応力集中部(翼30と支持部材10の境界,翼30と外部リング20の境界)での応力である。タービン発電機コレクタファンの使用時に,翼30と支持部材10の境界(接続部),翼30と外部リング20の境界(接続部)に応力が集中し,この応力集中部での応力(最大応力Tmax)が取付角θのよって変化する。
【0029】
図6に示されるように,取付角θの拡大に伴って,最大応力Tmaxが低減する。取付角θとして20°以上,40°以下が好ましいことが判る。
【0030】
タービン発電機コレクタファン1の動作(回転)によって,静圧が増大する。このとき,作動流体の流量と静圧の関係(流量−静圧特性)が翼30の取付角θおよび反りWによって変化する。
【0031】
図7は,反りWを一定(5%)とし,取付角θを20°〜40°の範囲で変化させた場合の流量FR−静圧Ps特性を表すグラフである。グラフG11,G12,G13がそれぞれ取付角θ=20°,30°,40°に対応する。図8は,取付角θを一定(30°)とし,反りWを−5%〜5%の範囲で変化させた場合の流量FR−静圧Ps特性を表すグラフである。グラフG21,G22,G23がそれぞれ反りWの厚さDに対する比率M=−5%,0%,5%に対応する。
【0032】
図7に示されるように,取付角θの拡大に伴って,流量に対する静圧の変動が小さくなり,安定した性能が得られる。また,図8に示されるように,比率M(反りW)を−5%とすることで,流量に対する静圧の変動が小さくなり,安定した性能が得られる。既述のように,マイナスの反りは,反りの方向がタービン発電機コレクタファンの回転方向(翼30の回転方向)と反対であることを意味する。即ち,−5%の反りWは,タービン発電機コレクタファンの回転方向Aの反対方向で,かつ翼30の厚さDの5%の反りを意味する。ここで,反りWは,±1%程度の範囲であることが許容され,5%±1%となる。
【0033】
以上のように,翼30の取付角θを20°〜40°,翼30の反りWをタービン発電機コレクタファンの回転方向に対して反対方向に,翼30の厚さの5%±1%とすることが好ましい。
【0034】
また,翼30の後縁先端部32が鋭利であるほど翼30の有効部が増して高性能となる。一方,後縁先端部32が鋭利になると薄肉になり,強度が低下するので,後縁先端部32を半径1mm以下の曲面とすることが好ましい。
【0035】
次のようにして,タービン発電機コレクタファンを製造できる。
(1)Al−Mg−Si系アルミニウム合金を溶体化処理する。
(2)溶体化処理されたAl−Mg−Si系アルミニウム合金を時効硬化処理する。
(3)時効硬化処理されたAl−Mg−Si系アルミニウム合金を切削加工することで(一体構造削り出し),支持部材10,外部リング20a,20b,翼30a,30bを有するタービン発電機コレクタファンを形成する。例えば,NC工作機を用いて,自動的な削り出しが可能である。
【0036】
以上のように,切削加工による一体構造削り出しによって,従来のリベット止め方式や溶接方式に比べて製造性が良好となる。また,翼30の取付角θ,反りW等の設定によって安定したファン性能および強度を確保できる。高性能,高信頼性・製造性に優れたタービン発電機コレクタファンによってタービン発電機の冷却効率が向上するので,高性能・高信頼性なタービン発電機を提供することが可能である。
【0037】
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0038】
10…支持部材,11…平板部,12(12a,12b)…ボス部,13…貫通孔,20(20a,20b)…外部リング,30(30a,30b)…翼,31…前縁先端部,32…後縁先端部,33…中間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タービン発電機内に作動流体の流れを形成して冷却するタービン発電機冷却用ファンであって,
前記タービン発電機の回転子軸が貫通する貫通孔を有する支持部材と,
前記支持部材の表裏それぞれに対向して配置される第1,第2の外部リングと,
前記支持部材と前記第1,第2の外部リングそれぞれの間に配置,接続され,前記回転軸と略同軸の第1の円周上に所定の角度で配置される前縁先端部と,前記回転軸と同軸,かつ前記第1の円周より半径が大きい第2の円周上に配置される後縁先端部と,これら前縁先端部と後縁先端部とを接続し,所定の反りを有する中間部と,をそれぞれ備える,複数の第1,第2の翼と,を具備し,
前記支持部材,前記第1,第2の外部リング,および前記複数の第1,第2の翼が,Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料を削り出して一体的に形成される
タービン発電機冷却用ファン。
【請求項2】
前記所定の角度が,20°以上,40°以下である
請求項1記載のタービン発電機冷却用ファン。
【請求項3】
前記反りが,回転方向と反対方向,かつ前記第1,第2の厚さの5%±1%である
請求項2記載のタービン発電機冷却用ファン。
【請求項4】
前記後縁先端部が,曲面もしくは90°以下の鋭角の形状を有する
請求項3記載のタービン発電機冷却用ファン。
【請求項5】
前記Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料が,0.15〜0.4mass%のCu,0.4〜0.8mass%のSi,0.8〜1.2mass%のMg,0.25mass%以下のZn,0.7mass%以下のFe,0.15mass%以下のMn,0.15%以下のTi,0.04〜0.35mass%以下のCr,残部Alおよび不可避的非金属介在物を含む
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタービン発電機冷却用ファン。
【請求項6】
前記Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料が,525℃,7.5〜8.5時間の溶体化処理,および160℃,5.5〜6.5時間の時効硬化処理が施されている
請求項5記載のタービン発電機冷却用ファン。
【請求項7】
タービン発電機内に作動流体の流れを形成して冷却するタービン発電機冷却用ファンの製造方法であって,
Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料を溶体化処理する工程と,
前記溶体化処理されたAl−Mg−Si系アルミニウム合金材料を時効硬化処理する工程と,
前記時効硬化処理されたAl−Mg−Si系アルミニウム合金材料から,
前記タービン発電機の回転子軸が貫通する貫通孔を有する支持部材と,
前記支持部材の表裏それぞれに対向して配置される第1,第2の外部リングと,
前記支持部材と前記第1,第2の外部リングそれぞれの間に配置,接続され,前記回転軸と略同軸の第1の円周上に所定の角度で配置される前縁先端部と,前記回転軸と同軸,かつ前記第1の円周より半径が大きい第2の円周上に配置される後縁先端部と,これら前縁先端部と後縁先端部とを接続し,所定の反りを有する中間部と,をそれぞれ備える,複数の第1,第2の翼と,を一体的に削り出す工程と,
を具備するタービン発電機冷却用ファンの製造方法。
【請求項8】
前記溶体化処理する工程において,前記Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料が,525℃,7.5〜8.5時間,溶体化処理され,
前記時効硬化処理する工程において,前記Al−Mg−Si系アルミニウム合金材料が,160℃,5.5〜6.5時間,時効硬化処理される
請求項7記載のタービン発電機冷却用ファンの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−60866(P2012−60866A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204661(P2010−204661)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】