説明

デジタル放送記録装置

【課題】音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録するデジタル放送記録装置を提供する。
【解決手段】デジタル放送記録装置に、音楽番組録画モードを指定するための入力部7と、入力部7により音楽番組録画モードが指定された場合に、映像音声データの無音部を検出する検出手段(CPU9,検出プログラム11B)と、検出された映像音声データの無音部の映像データから一乃至複数フレームの静止画データを取得する取得手段(CPU9,取得プログラム11C)と、取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけてHDD6に記憶させる記憶制御手段(CPU9,記憶制御プログラム11D)と、HDD6に記憶された音声データを再生する際に、HDD6に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段(CPU9,再生制御プログラム11E)と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、映像音声データの無音部を検出して、当該無音部に区切り情報を挿入することによりスキップ再生を可能にするとともに、映像データから当該無音部の静止画データを抽出してサムネイル表示する記録再生装置が知られている(例えば、特許文献1)。
また、音声データのみを記録したCDを再生する際に、当該音声データに適合する映像データを取得して表示部に表示する記録再生装置も知られている(例えば、特許文献2)。
また、音声データに区切り情報を挿入するとともに、静止画データと音声データとを対応づけて記憶する記録媒体のデータ構造も知られている(例えば、特許文献3)。
【特許文献1】特開2005−135529号公報
【特許文献2】特開2003−281862号公報
【特許文献3】特開2002−152677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、デジタル放送等における音楽専用チャンネルでは、1曲分の音声データが放送される際に当該曲に関連する静止画が表示されるものがある。そして、当該音楽専用チャンネルの放送を記録すると、当該音声データと当該曲の時間分の静止画の映像データが記録媒体に記録されることとなり、表示されるのは静止画であるにもかかわらず、動画と同様の記録容量を必要とし、効率的ではないという問題がある。特許文献1及び特許文献2は、映像データを音声データと同じ時間分だけ記録するものであるため、当該問題を解決することはできない。また、特許文献3は、単に、音声データに静止画データを付加するためのデータ構造についての発明であるため、当該問題を解決することはできない。
【0004】
本発明の課題は、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録するデジタル放送記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された映像音声データの前記無音部の映像データから静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて1つのチャプターとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の発明は、デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により映像音声データの前記無音部が検出されたことに基づいて、映像音声データの映像データから一乃至複数フレームの静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された一乃至複数フレームの静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、当該音声データと対応付けられた前記記憶手段に記憶された一乃至複数フレームの静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の発明は、デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の映像データから予め設定された時間間隔毎に静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を所定時間毎に切り換えて表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の発明は、デジタル放送により伝送される音声データと静止画が連続した映像データとからなる音楽番組の映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
映像音声データの前記無音部における映像データに変化があるかないかを判断する判断手段と、
前記判断手段により映像音声データの前記無音部における映像データに変化があると判断された場合に、映像音声データの前記無音部の映像データから静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の発明は、デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データを1つのチャプターとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、所定の映像データに基づく映像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、検出手段により、指定手段によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、取得手段により、検出手段によって検出された映像音声データの無音部の映像データから静止画データが取得され、記憶制御手段により、取得手段によって取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられて記憶手段に記憶され、再生制御手段により、記憶手段に記憶された音声データが再生される際に、記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像が表示装置により表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の静止画データが取得され、結果として1曲あたり1つの静止画データが取得されることとなり、記憶手段には、1曲分の音声データと1つの静止画データのみが記憶されることとなって、記憶手段の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、無音部により曲の始まりと終わりが検出されて、記憶手段には、1曲分の音声データが1つのチャプターとして記憶されるので、1曲ごとのスキップ再生をすることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、検出手段により、指定手段によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、取得手段により、検出手段によって映像音声データの無音部が検出されたことに基づいて、映像音声データの映像データから一乃至複数フレームの静止画データが取得され、記憶制御手段により、取得手段によって取得された一乃至複数フレームの静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられて記憶手段に記憶され、再生制御手段により、記憶手段に記憶された音声データが再生される際に、当該音声データと対応付けられた記憶手段に記憶された一乃至複数フレームの静止画データに基づく画像が表示装置により表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の静止画データが取得され、結果として1曲あたり一乃至複数フレームの静止画データが取得されることとなり、記憶手段には、1曲分の音声データと一乃至複数フレームの静止画データのみが記憶されることとなって、記憶手段の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、検出手段により、指定手段によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、取得手段により、検出手段によって検出された映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の映像データから予め設定された時間間隔毎に静止画データが取得され、記憶制御手段により、取得手段によって取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられて記憶手段に記憶され、再生制御手段により、記憶手段に記憶された音声データが再生される際に、記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像が所定時間毎に切り換えられて表示装置に表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の間の1曲の中で予め設定された時間間隔毎の静止画データが取得され、結果として1曲当たり時間に応じた所定数の静止画データが取得されることとなり、記憶手段には、1曲分の音声データと時間に応じた所定数の静止画データのみが記憶されることとなって、記憶手段の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、音声データと動画である映像データとが放送される番組であっても、当該映像データから予め設定された時間間隔毎に静止画データが取得され、記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、当該静止画データに基づく画像が所定時間毎に切り換えられて表示装置に表示されるので、動画である映像データを大まかに視聴することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、検出手段により、指定手段によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、判断手段により、映像音声データの無音部における映像データに変化があるかないかが判断され、取得手段により、判断手段によって映像音声データの無音部における映像データに変化があると判断された場合に、映像音声データの無音部の映像データから静止画データが取得され、記憶制御手段により、取得手段によって取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられて記憶手段に記憶され、再生制御手段により、記憶手段に記憶された音声データが再生される際に、記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像が表示装置に表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の静止画データが取得され、結果として1曲あたり1つの静止画データが取得されることとなり、記憶手段には、1曲分の音声データと1つの静止画データのみが記憶されることとなって、記憶手段の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、曲の始まりと終わりが、無音部だけでなく、静止画が連続した映像データに変化があるか否かによっても判断されるので、1曲の中に無音部を含む曲であっても、より正確に曲の始まりと終わりを判断することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、検出手段により、指定手段によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、記憶制御手段により、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データが1つのチャプターとして記憶手段に記憶され、再生制御手段により、記憶手段に記憶された音声データが再生される際に、所定の映像データに基づく映像が表示装置に表示されるので、記憶手段には音声データのみが記憶されることとなって、記憶手段の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、無音部により曲の始まりと終わりが検出されて、記憶手段には、1曲分の音声データが1つのチャプターとして記憶されるので、1曲ごとのスキップ再生をすることができる。
また、音声データが再生される際には、予め記憶されている所定の映像データが表示装置に表示されることとなって、音声データと当該所定の映像データとを視聴することができ、音声データをより好適に再生することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図を参照して、本発明に係るデジタル放送記録装置を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100の構成について図1,図2を参照しながら説明する。本実施形態に係るデジタル放送記録装置100は、例えば、図1,図2に示すように、アンテナ1,チューナ部2,復調部3,デコーダ4,エンコーダ5,HDD6,入力部7,制御部8等を備えて構成され、表示装置200,音出力装置300等と接続されている。
【0017】
アンテナ1は、例えば、パラボラアンテナやUHFアンテナ等であり、地上波デジタル放送,BS・CS放送等のテレビジョン放送信号を含む放送波を受信し、地上波デジタル信号,BS・CS放送信号等のRF信号をチューナ部2に出力する。なお、CATV回線を介して放送波を受信する場合には、接続ケーブル(図示省略)等が備えられてもよい。
【0018】
チューナ部2は、ミキサ(図示省略),選局回路(図示省略),A/D変換回路(図示省略)等を備えて構成され、ミキサ,選局回路等により、アンテナ1から入力されたRF信号がユーザが所望するチャンネルのIF(Intermediate Frequency)信号に変換され、A/D変換回路により、生成されたIF信号がデジタルデータに変換される。
【0019】
復調部3は、例えば、チューナ部2から入力されるデジタルデータに復調処理等を行って、デコーダ4に出力する。
【0020】
デコーダ4は、例えば、復調部3から入力されるデジタルデータに復号処理等を行って映像データ,音声データを生成し、表示装置200,音出力装置300等に出力する。
【0021】
エンコーダ5は、デコーダ4からCPU9を介して出力される映像データ,音声データに符号化処理を行い、HDD6に出力する。
【0022】
HDD6は、例えば、磁気的記録媒体等を備えて構成され、エンコーダ5から入力された映像データ及び音声データを記憶する。
【0023】
入力部7は、例えば、各種の操作信号を入力するための各種のキー等を備え、ユーザにより操作されることによって、各種の操作信号を制御部8に出力する。
より具体的には、入力部7は、音楽番組録画モードを指定する操作信号を制御部8に出力し、指定手段として機能する。
【0024】
制御部8は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)9,RAM(Random Access Memory)10,記憶部11等を備えて構成される。
【0025】
CPU9は、例えば、記憶部11に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM10に展開して実行することにより、デジタル放送記録装置100全体の制御を行う。
【0026】
RAM10は、CPU9により実行された処理プログラム等を、RAM10内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
【0027】
記憶部11は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部11は、CPU9がデジタル放送記録装置100全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部11は、例えば、図2に示すように、通常録画プログラム11A,検出プログラム11B,取得プログラム11C,記憶制御プログラム11D,再生制御プログラム11E等を格納している。
【0028】
通常録画プログラム11Aは、例えば、CPU9に、デコーダ4から出力される映像データと音声データとを対応づけてHDD6に記憶する機能を実現させるプログラムである。
【0029】
検出プログラム11Bは、例えば、CPU9に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する機能を実現させるプログラムである。より具体的には、検出プログラム11Bは、例えば、CPU9に、デジタル放送により伝送される映像音声データの音声信号のレベル判定を行うことにより無音部を検出する機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる検出プログラム11Bを実行することにより、検出手段として機能する。
【0030】
取得プログラム11Cは、例えば、CPU9に、検出プログラム11Bを実行することにより検出した映像音声データの無音部の映像データから静止画データを取得する機能を実現させるプログラムである。より具体的には、取得プログラム11Cは、例えば、CPU9に、検出プログラム11Bを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断して、無音部を検出したと判断した場合に、映像音声データの当該無音部の映像データから静止画データを取得する機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる取得プログラム11Cを実行することにより取得手段として機能する。
【0031】
記憶制御プログラム11Dは、例えば、CPU9に、取得プログラム11Cを実行することにより取得した静止画データと映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる記憶制御プログラム11Dを実行することにより、記憶制御手段として機能する。
【0032】
再生制御プログラム11Eは、例えば、CPU9に、HDD6に記憶された音声データを再生する際に、HDD6に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置200に表示させる機能を実現させるプログラムである。より具体的には、再生制御プログラム11Eは、例えば、CPU9に、HDD6に記憶された音声データをデコーダ4により復号処理させて音出力装置300に出力して再生させるとともに、当該音声データと対応づけてHDD6に記憶されている静止画データをデコーダ4により復号処理させて表示装置200に出力して再生させる機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる再生制御プログラム11Eを実行することにより、再生制御手段として機能する。
【0033】
表示装置200は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)等の表示部等を備えて構成され、デコーダ4から出力される映像データに基づく映像を表示部に表示する。
【0034】
音出力装置300は、例えば、スピーカ等を備えて構成され、デコーダ4から出力される音声データに基づく音声を出力する。
【0035】
次に、上述のような構成の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100の音楽番組録画モードの動作について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、入力部7がユーザに操作されることにより、音楽番組録画モードを指定する操作信号が入力されると(ステップS1)、CPU9は、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS2)。
【0036】
次に、CPU9は、取得プログラム11Cを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS3;No)、ステップS2に戻る。
ステップS3において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS3;Yes)、CPU9は、取得プログラム11Cの実行に基づいて、映像音声データの当該無音部の映像データから静止画データを取得する(ステップS4)。
【0037】
次に、CPU9は、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS5)。
【0038】
次に、CPU9は、取得プログラム11Cを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS6;No)、ステップS5に戻る。
ステップS6において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS6;Yes)、CPU9は、記憶制御プログラム11Dを実行することにより、ステップS4において取得した静止画データと映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる(ステップS7)。
【0039】
次に、CPU9は、入力部7がユーザにより操作されることにより、録画を終了する操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS8)。
ステップS8において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されていないと判断した場合には(ステップS8;No)、ステップS4に戻る。
ステップS8において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されたと判断した場合には(ステップS8;Yes)、本処理を終了する。
【0040】
次に、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100における音楽番組録画モードによりHDD6に記憶された音声データの再生動作について図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0041】
まず、入力部7がユーザにより操作されることによって、音楽番組録画モードによりHDD6に記憶された音声データの再生を指示する操作信号が入力されると(ステップS101)、CPU9は、再生制御プログラム11Eを実行することにより、HDD6に記憶された音声データをデコーダ4により復号処理させて音出力装置300に出力して再生させるとともに、当該音声データと対応づけてHDD6に記憶されている静止画データをデコーダ4により復号処理させて表示装置200に出力して再生させる(ステップS102)。
【0042】
以上に説明した本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100によれば、CPU9が検出プログラム11Bを実行することにより、入力部7によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、CPU9が取得プログラム11Cを実行することにより、検出された映像音声データの無音部の映像データから静止画データが取得され、CPU9が記憶制御プログラム11Dを実行することにより、取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられてHDD6に記憶され、CPU9が再生制御プログラム11Eを実行することにより、HDD6に記憶された音声データが再生される際に、HDD6に記憶された静止画データに基づく画像が表示装置200により表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の静止画データが取得され、結果として1曲あたり1つの静止画データが取得されることとなり、HDD6には、1曲分の音声データと1つの静止画データのみが記憶されることとなって、HDD6の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、無音部により曲の始まりと終わりが検出されて、HDD6には、1曲分の音声データが1つのチャプターとして記憶されるので、1曲ごとのスキップ再生をすることができる。
【0043】
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るデジタル放送記録装置400は、例えば、図5に示すように、記憶部21の構成のみが、第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100と異なるので、同一の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
なお、本実施形態における音楽番組では、例えば、音声データと静止画が連続した映像データとが伝送される。
【0044】
記憶部21は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部21は、CPU9がデジタル放送記録装置400全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部21は、例えば、図5に示すように、通常録画プログラム11A,検出プログラム11B,判断プログラム21A,取得プログラム21B,記憶制御プログラム11D,再生制御プログラム11E等を格納している。
【0045】
判断プログラム21Aは、例えば、CPU9に、検出プログラム11Bを実行することにより検出した映像音声データの無音部における映像データに変化があるかないかを判断する機能を実現させるプログラムである。より具体的には、判断プログラム21Aは、例えば、CPU9に、検出プログラム11Bを実行することにより無音部を検出したか否かを判断し、無音部を検出したと判断した場合には、映像音声データの当該無音部における映像データに変化があるかないかを判断する機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる判断プログラム21Aを実行することにより、判断手段として機能する。
【0046】
取得プログラム21Bは、例えば、CPU9に、判断プログラム21Aを実行することにより映像音声データの無音部における映像データに変化があると判断した場合に、映像音声データの当該無音部の映像データから静止画データを取得する機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる取得プログラム21Bを実行することにより取得手段として機能する。
【0047】
次に、上述のような構成の第2の実施形態に係るデジタル放送記録装置400の音楽番組録画モードの動作について図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、入力部7がユーザに操作されることにより、音楽番組録画モードを指定する操作信号が入力されると(ステップS201)、CPU9は、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS202)。
【0048】
次に、CPU9は、判断プログラム21Aを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS203)。
ステップS203において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS203;No)、ステップS202に戻る。
ステップS203において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS203;Yes)、CPU9は、判断プログラム21Aの実行に基づいて、映像音声データの当該無音部における映像データに変化があるかないかを判断する(ステップS204)。
【0049】
ステップS204において、CPU9が、映像音声データの当該無音部における映像データに変化がないと判断した場合には(ステップS204;No)、ステップS202に戻る。
ステップS204において、CPU9が、映像音声データの当該無音部における映像データに変化があると判断した場合には(ステップS204;Yes)、CPU9は、取得プログラム21Bを実行することにより、映像音声データの当該無音部の映像データから静止画データを取得する(ステップS205)。
【0050】
次に、CPU9は、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS206)。
【0051】
次に、CPU9は、判断プログラム21Aを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS207)。
ステップS207において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS207;No)、ステップS206に戻る。
ステップS207において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS207;Yes)、CPU9は、判断プログラム21Aの実行に基づいて、映像音声データの当該無音部における映像データに変化があるかないかを判断する(ステップS208)。
【0052】
ステップS208において、CPU9が、映像音声データの当該無音部における映像データに変化がないと判断した場合には(ステップS208;No)、ステップS206に戻る。
ステップS208において、CPU9が、映像音声データの当該無音部における映像データに変化があると判断した場合には(ステップS208;Yes)、CPU9は、記憶制御プログラム11Dを実行することにより、ステップS205において取得した静止画データと映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる(ステップS209)。
【0053】
次に、CPU9は、入力部7がユーザにより操作されることにより、録画を終了する操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS210)。
ステップS210において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されていないと判断した場合には(ステップS210;No)、ステップS205に戻る。
ステップS210において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されたと判断した場合には(ステップS210;Yes)、本処理を終了する。
【0054】
以上に説明した本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送記録装置400によれば、CPU9が検出プログラム11Bを実行することにより、入力部7によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、CPU9が判断プログラム21Aを実行することにより、映像音声データの無音部における映像データに変化があるかないかが判断され、CPU9が取得プログラム21Bを実行することにより、映像音声データの無音部における映像データに変化があると判断した場合に、映像音声データの無音部の映像データから静止画データが取得され、CPU9が記憶制御プログラム11Dを実行することにより、取得された静止画データと、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとが対応づけられてHDD6に記憶され、CPU9が再生制御プログラム11Eを実行することにより、HDD6に記憶された音声データが再生される際に、HDD6に記憶された静止画データに基づく画像が表示装置200に表示されるので、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の静止画データが取得され、結果として1曲あたり1つの静止画データが取得されることとなり、HDD6には、1曲分の音声データと1つの静止画データのみが記憶されることとなって、HDD6の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、曲の始まりと終わりが無音部だけでなく、静止画が連続した映像データに変化があるか否かによっても判断されるので、1曲の中に無音部を含む曲であっても、より正確に曲の始まりと終わりを判断することができる。
また、無音部により曲の始まりと終わりが検出されて、HDD6には、1曲分の音声データが1つのチャプターとして記憶されるので、1曲ごとのスキップ再生をすることができる。
【0055】
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置500は、例えば、図7に示すように、記憶部31の構成のみが、第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置100と異なるので、同一の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
【0056】
記憶部31は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部31は、CPU9がデジタル放送記録装置500全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部31は、例えば、図7に示すように、映像データファイル31A,通常録画プログラム11A,検出プログラム11B,記憶制御プログラム31B,再生制御プログラム31C等を格納している。
【0057】
映像データファイル31Aは、音楽番組の再生中に表示装置200の表示部に表示させる映像データを記憶している。
具体的には、例えば、音楽番組を再生中である旨のメッセージ画像、風景画像など任意であり、動画又は静止画の何れであっても良い。
【0058】
記憶制御プログラム31Bは、例えば、CPU9に、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データを1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる機能を実現させるプログラムである。より具体的には、記憶制御プログラム31Bは、例えば、CPU9に、検出プログラム11Bを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断し、無音部を検出したと判断した場合に、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データを1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる記憶制御プログラム31Bを実行することにより、記憶制御手段として機能する。
【0059】
再生制御プログラム31Cは、例えば、CPU9に、HDD6に記憶された音声データを再生する際に、映像データファイル31Aに記憶された映像データに基づく映像を表示装置200に表示させる機能を実現させるプログラムである。より具体的には、再生制御プログラム31Cは、例えば、CPU9に、HDD6に記憶された音声データをデコーダ4により復号処理させて音出力装置300に出力して再生させるとともに、映像データファイル30Cに記憶されている映像データを表示装置200に出力して再生させる機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる再生制御プログラム31Cを実行することにより、再生制御手段として機能する。
【0060】
次に、上述のような構成の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置500の音楽番組録画モードの動作について図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、入力部7がユーザに操作されることにより、音楽番組録画モードを指定する操作信号が入力されると(ステップS301)、CPU9は、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS302)。
【0061】
次に、CPU9は、記憶制御プログラム31Bを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS303)。
ステップS303において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS303;No)、ステップS302に戻る。
ステップS303において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS303;Yes)、CPU9は、再度、検出プログラム11Bを実行することにより、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する(ステップS304)。
【0062】
次に、CPU9は、記憶制御プログラム31Bを実行することにより、無音部を検出したか否かを判断する(ステップS305)。
ステップS305において、CPU9が、無音部を検出していないと判断した場合には(ステップS305;No)、ステップS304に戻る。
ステップS305において、CPU9が、無音部を検出したと判断した場合には(ステップS305;Yes)、CPU9は、記憶制御プログラム31Bの実行に基づいて、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データを1つのチャプターとしてHDD6に記憶させる(ステップS306)。
【0063】
次に、CPU9は、入力部7がユーザにより操作されることにより、録画を終了する操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS307)。
ステップS307において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されていないと判断した場合には(ステップS307;No)、ステップS304に戻る。
ステップS307において、CPU9が、録画を終了する操作信号が入力されたと判断した場合には(ステップS307;Yes)、本処理を終了する。
【0064】
次に、本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置500における音楽番組録画モードによりHDD6に記憶された音声データの再生動作について図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0065】
まず、入力部7がユーザにより操作されることによって、音楽番組録画モードによりHDD6に記憶された音声データの再生を指示する操作信号が入力されると(ステップS401)、CPU9は、再生制御プログラム31Cを実行することにより、HDD6に記憶された音声データをデコーダ4により復号処理させて音出力装置300に出力して再生させるとともに、映像データファイル31Aに記憶されている映像データを表示装置200に出力して再生させる(ステップS402)。
【0066】
以上に説明した本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置500によれば、CPU9が検出プログラム11Bを実行することにより、入力部7によって音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部が検出され、CPU9が記憶制御プログラム31Bを実行することにより、映像音声データの無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データが1つのチャプターとしてHDD6に記憶され、CPU9が再生制御プログラム31Cを実行することにより、HDD6に記憶された音声データが再生される際に、所定の映像データに基づく映像が表示装置200に表示されるので、HDD6には音声データのみが記憶されることとなって、HDD6の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、無音部により曲の始まりと終わりが検出されて、HDD6には、1曲分の音声データが1つのチャプターとして記憶されるので、1曲ごとのスキップ再生をすることができる。
また、音声データが再生される際には、予め記憶されている所定の映像データが表示装置200に表示されることとなって、音声データと当該所定の映像データとを視聴することができ、音声データをより好適に再生することができる。
【0067】
なお、本発明の第1の実施形態において、静止画データは、映像音声データの無音部の映像データから取得されることとしたが、無音部と当該無音部の次の無音部までの間の映像音声データから予め設定された時間間隔毎に取得されてもよい。この場合、音声データを再生する際には、取得された静止画データが所定時間毎に切り換えられて表示装置により出力されてもよい。
このように構成することにより、曲の始まりと終わりの無音部が検出されて当該無音部の間の1曲の中で予め設定された時間間隔毎の静止画データが取得され、結果として1曲当たり所定数の静止画データが取得されることとなり、HDD6には、1曲分の音声データと所定数の静止画データのみが記憶されることとなって、HDD6の記憶領域を効率良く使用することができ、音楽専用チャンネルの放送をより効率良く記録することができる。
また、音声データと動画である映像データとが放送される番組であっても、当該映像データから予め設定された時間間隔毎に静止画データが取得され、HDD6に記憶された音声データを再生する際に、当該静止画データに基づく画像が所定時間毎に切り換えられて表示装置200に表示されるので、動画である映像データを大まかに視聴することができる。
また、無音部と当該無音部の次の無音部までの間の映像音声データからの静止画データの取得は、予め設定された時間間隔毎でなくともよい。
【0068】
また、本発明の第3の実施形態において、デジタル放送記録装置500にOSD回路等が設けられてもよく、映像データファイル31Aに基づく映像の代わりに、所定のOSD表示が表示装置200に表示されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明に係るデジタル放送記録装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置の音楽番組録画モードの動作の一例を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送記録装置における音楽番組録画モードによりHDDに記憶された音声データの再生動作の一例を説明する図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送記録装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送記録装置の音楽番組録画モードの動作の一例を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置の音楽番組録画モードの動作の一例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送記録装置における音楽番組録画モードによりHDDに記憶された音声データの再生動作の一例を説明する図である。
【符号の説明】
【0070】
6 HDD(記憶手段)
7 入力部(指定手段)
9 CPU(検出手段,取得手段,記憶制御手段,再生制御手段,判断手段)
11B 検出プログラム(検出手段)
11C,21B 取得プログラム(取得手段)
11D,31B 記憶制御プログラム(記憶制御手段)
11E,31C 再生制御プログラム(再生制御手段)
21A 判断プログラム(判断手段)
100,400,500 デジタル放送記録装置
200 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された映像音声データの前記無音部の映像データから静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて1つのチャプターとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送記録装置。
【請求項2】
デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により映像音声データの前記無音部が検出されたことに基づいて、映像音声データの映像データから一乃至複数フレームの静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された一乃至複数フレームの静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、当該音声データと対応づけられた前記記憶手段に記憶された一乃至複数フレームの静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送記録装置。
【請求項3】
デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の映像データから予め設定された時間間隔毎に静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を所定時間毎に切り換えて表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送記録装置。
【請求項4】
デジタル放送により伝送される音声データと静止画が連続した映像データとからなる音楽番組の映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
映像音声データの前記無音部における映像データに変化があるかないかを判断する判断手段と、
前記判断手段により映像音声データの前記無音部における映像データに変化があると判断された場合に、映像音声データの前記無音部の映像データから静止画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された静止画データと、映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データとを対応づけて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、前記記憶手段に記憶された静止画データに基づく画像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送記録装置。
【請求項5】
デジタル放送により伝送される映像音声データを記録するデジタル放送記録装置において、
音楽番組録画モードを指定するための指定手段と、
前記指定手段により音楽番組録画モードが指定された場合に、デジタル放送により伝送される映像音声データの無音部を検出する検出手段と、
映像音声データの前記無音部から当該無音部の次の無音部までの間の音声データを1つのチャプターとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データを再生する際に、所定の映像データに基づく映像を表示装置に表示させる再生制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−288335(P2007−288335A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−110960(P2006−110960)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】