説明

データ取得装置、データ取得システム及びデータ取得方法

データ取得装置(200)は、入力ユニット(204)及び出力ユニット(206)に動作可能に結合された処理リソースを含む。処理リソース(202)は、ユーザインタフェースをサポートするために実行環境を提供するように構成される。問い合わせモジュール(268)が提供され、実行環境によりサポートされる。装置(200)は、通信ネットワークを介する通信をサポートするために処理リソースに動作可能に結合された通信ユニット(166、168)を更に含む。問い合わせモジュール(268)は、目標地点に関連する探索クエリを生成し(410)且つそれに応答して通信ユニット(166、168)を介して探索結果を受信するように構成される。問い合わせモジュール(268)は、目標地点と関連付けられたデータを導出するために探索結果を使用するように更に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば目標地点(point of interest)に関連するデータを事前に取得する種類のデータ取得装置に関する。更に本発明は、例えばナビゲーション装置に通信するための、目標地点に関連するデータを事前に取得する種類のデータ取得システムに関する。また、本発明は、例えば目標地点に関連するデータを事前に取得する種類のデータ取得方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばGPS(全地球測位システム)信号の受信及び処理機能性を含むポータブルナビゲーションデバイス(PND)であるポータブル演算デバイスは既知であり、車両搭載型又は他の車両ナビゲーションシステムとして広く採用されている。
【0003】
一般的に、現在のPNDは、プロセッサ、メモリ及び前記メモリ内に格納された地図データを含む。プロセッサ及びメモリは、一般にソフトウェアオペレーティングシステムが確立される実行環境を提供するように協働し、また、PNDの機能性の制御を可能にし且つ種々の他の機能を提供するために1つ以上の追加のソフトウェアプログラムが提供されることは一般的なことである。
【0004】
通常、これらのデバイスは、ユーザがデバイスと対話し且つデバイスを制御できるようにする1つ以上の入力インタフェースと、ユーザに情報を中継する1つ以上の出力インタフェースとを更に含む。出力インタフェースの例には、表示装置及び可聴出力用スピーカが含まれる。入力インタフェースの例には、オン/オフ動作又はデバイスの他の特徴を制御する1つ以上の物理ボタン(ボタンは必ずしもデバイス自体にある必要はなく、デバイスが車両に内蔵されている場合はステアリングホイール上にあってもよい)及びユーザ音声を検出するマイクが含まれる。特定の1つの構成において、出力インタフェース表示装置は、ユーザが触れることでデバイスを動作させる際に使用する入力インタフェースを更に提供するためにタッチセンシティブディスプレイとして(又はタッチセンシティブオーバレイ等を使用して)構成されてもよい。
【0005】
多くの場合、この種のデバイスは、電力及びオプションとしてデータ信号をデバイスに対して送受信する際に使用する1つ以上の物理コネクタインタフェースを含み、オプションとして、セルラ電気通信、並びに例えばBluetooth、Wi−Fi、Wi−Max、GSM及びUMTS等の他の信号及びデータネットワークを介する通信を可能にする1つ以上の無線送信機/受信機を含む。
【0006】
この種のPNDは、場所データを含む衛星放送信号を受信し且つその後デバイスの現在地を判定するために処理する際に使用するGPSアンテナを更に含む。
【0007】
PNDは、現在の角度及び直線加速度、また、GPS信号から導出された場所情報に関連して速さ、並びにデバイス及びそれが搭載される車両の相対的な変位を判定するために処理される信号を生成する電子ジャイロスコープ及び加速度計を更に含んでもよい。通常、そのような機能は車両搭載型のナビゲーションシステムに備えるのが最も一般的であるが、PNDに備えることが得策である場合にはPNDに備えてもよい。
【0008】
そのようなPNDの有用性は、主に、第1の場所(一般に、出発地又は現在地)と第2の場所(一般に、目的地(destination))との間の経路を判定する機能にある。デバイスのユーザは、多種多様な種々の方法、例えば郵便番号、道路名及び番地、以前に格納した「既知」の目的地(有名な場所、公共の場所(運動場又は水泳プール等)又は他の目標地点等)、並びにお気に入りの目的地又は最近訪れた目的地のいずれかにより、これらの場所を入力できる。
【0009】
一般にPNDは、地図データから出発地の住所の場所と目的地の住所の場所との間の「最善」又は「最適」な経路を算出するソフトウェアにより可能になる。「最善」又は「最適」な経路は、所定の基準に基づいて判定され、必ずしも最速又は最短の経路である必要はない。運転者を案内する経路の選択は非常に高度である可能性があり、選択された経路は、既存の予測された動的に且つ/又は無線で受信された交通及び道路情報、道路速度に関する履歴情報、並びに道路の選択肢を判定する要因に対する運転者自身の好みを考慮してもよい(例えば運転者は、経路が高速道路又は有料道路を含むべきでないことを指定してもよい)。
【0010】
デバイスは、道路及び交通状況を継続的に監視し、状況変化によりとられる残りの行程に対して経路を変更することを提案又は選択してもよい。種々の技術(例えば、移動電話データ交換、固定カメラ、GPSフリートトラッキング)に基づくリアルタイム交通監視システムは、交通遅滞を識別し、その情報を通知システムに供給するために使用されている。
【0011】
この種のPNDは、一般に、車両のダッシュボード又はフロントガラスに搭載されてもよいが、車両のラジオの内蔵コンピュータの一部又は実際には車両自体の制御システムの一部として形成されてもよい。ナビゲーションデバイスは、PDA(ポータブルデジタルアシスタント)、メディアプレーヤ又は移動電話等のハンドヘルドシステムの一部であってもよい。これらの場合、ハンドヘルドシステムの標準的な機能性は、経路計算及び計算経路に沿うナビゲーションの双方を実行するためにソフトウェアをデバイスにインストールすることにより拡張される。
【0012】
経路計画及びナビゲーション機能性は、適切なソフトウェアを実行するデスクトップ又は移動計算リソースにより提供されてもよい。例えば、Royal Automobile Club(RAC)は、http://www.rac.co.ukにおいてオンライン経路計画及びナビゲーション機能を提供する。この機能により、ユーザは出発地及び目的地を入力でき、その後ユーザの計算リソースが通信しているサーバは、経路(経路の方位はユーザにより指定されてもよい)を計算し、地図を生成し、選択した出発地から選択した目的地までユーザを案内するための全ナビゲーション命令の組を生成する。更にこの機能は、計算経路の擬似3次元レンダリングを提供し、ユーザが経路に沿って移動することをシミュレートし且つそれにより計算経路のプレビューをユーザに提供する経路プレビュー機能性を提供する。
【0013】
PNDにおいて、経路が計算されると、ユーザはオプションとして提案された経路のリストから所望の計算経路を選択するためにナビゲーションデバイスと対話する。オプションとして、ユーザは、例えば特定の経路、道路、場所又は基準が特定の行程に対して回避されること又は必須であることを指定することにより経路選択処理を仲介又は誘導してもよい。PNDの経路計算の側面は1つの主な機能を形成し、そのような経路に沿うナビゲーションは別の主な機能である。
【0014】
計算経路に沿うナビゲーション中、そのようなPNDは、経路の終点、すなわち所望の目的地まで選択した経路に沿ってユーザを案内するための視覚命令及び/又は可聴命令を提供するのが一般的である。また、PNDは、ナビゲーション中に画面上に地図情報を表示するのが一般的である。そのような情報は、表示された地図情報がデバイスの現在地及び従ってデバイスが車両搭載型のナビゲーションに使用されている場合はユーザの現在地又はユーザの車両の現在地を表すように画面上で定期的に更新される。
【0015】
一般に画面上に表示されたアイコンは、デバイスの現在地を示し、デバイスの現在地近傍の現在の道路及び周囲の道路の地図情報の中央に置かれ、他の地図の特徴も表示される。更にナビゲーション情報は、オプションとして表示された地図情報の上側、下側又は片側のステータスバーに表示されてもよく、ナビゲーション情報の例には、ユーザが走行する必要のある現在の道路から次の進路変更までの距離が含まれ、場合によってはその進路変更の特性は、例えば左折又は右折である特定の種類の進路変更を示す更なるアイコンで表される。更にナビゲーション機能は、経路に沿ってユーザを案内する際に使用される可聴命令の内容、継続時間及びタイミングを判定する。理解されるように、「100m先で左折」等の単純な命令は、かなりの処理及び解析を必要とする。上述したように、デバイスとのユーザ対話は、タッチスクリーンによって行われてもよく、更に又はあるいはステアリングコラムリモコン、音声起動又は他の適切なあらゆる方法によって行われてもよい。
【0016】
デバイスにより提供された更なる重要な機能は、ユーザがナビゲーション中に事前に計算された経路から外れた(偶然又は意図的に)場合、別の経路の方が適切であることをリアルタイム交通状況が指示し、且つデバイスがそのような状況を自動的に認識することを適切に可能にされる場合、又はユーザが何らかの理由で能動的にデバイスに経路再計算を実行させる場合の自動経路再計算である。
【0017】
更に、ユーザが規定した基準で経路を計算できることは既知である。例えばユーザは、デバイスにより景色のよい経路が計算されることを好んでもよく、あるいは交通渋滞が起こる可能性が高いか、起こることが予想されるか又は現在起こっているあらゆる道路を回避することを要求してもよい。次に、デバイスのソフトウェアは種々の経路を計算し、例えば景色が美しい所としてタグ付けされた目標地点(points of interest)(POIとして既知である)を経路に沿って最も多く含む経路をより有利に重み付けするか、あるいは特定の道路上の交通状況を示す格納情報を使用することにより、起こる可能性のある渋滞又はそのために起こる遅滞のレベルに関して計算経路を順序付けする。更に他のPOIに基づく経路計算及びナビゲーション基準、並びに交通情報に基づく経路計算及びナビゲーション基準が可能である。
【0018】
経路計算及びナビゲーション機能はPNDの全体的な有用性に対して必須であるが、デバイスを純粋に情報表示に使用できる。すなわち、デバイスの現在地に関連する地図情報のみが表示され、経路が全く計算されておらず、デバイスが現在ナビゲーションを全く実行していない「フリードライビング」用に使用できる。多くの場合、そのような動作モードは、移動するのに使用するのが望ましい経路をユーザが既に認識しており且つナビゲーション支援を必要としない場合に適用可能である。
【0019】
上述のこの種のデバイス、例えばTomTom International B.V.が製造及び供給するGO930Trafficモデルは、ユーザがある位置から別の位置までナビゲートできるようにする信頼できる手段を提供する。そのようなデバイスは、ユーザがナビゲートしている目的地までの経路をよく知らない場合に非常に有用である。
【0020】
上述したように、移動後又は移動中に開始される移動に関して1つ以上のPOIがPNDのユーザにより選択される。移動を開始する前にPOIを選択するには、一般にユーザは例えばスーパー又はガソリンスタンドである所望のPOIのカテゴリを選択するためにPNDのユーザインタフェースのメニュー構造と交渉する。その後PNDのアプリケーションソフトウェアは、ローカルに格納されたデータを使用して、ユーザにより選択された種類の複数のPOIを識別し、ユーザインタフェースを介してユーザに識別されたPOIを提示する。ユーザを支援するために、一般にアプリケーションソフトウェアは識別されたPOIをPNDの現在地からの距離により順序付けし、一覧表示されたPOIの隣に関連する距離の値を示す。ユーザは、ユーザインタフェース及びアプリケーションソフトウェアにより識別されたPOIのうちの1つを選択できる。1つのPOIを選択したことに応答して、アプリケーションソフトウェアは選択したPOIを経由地又は最終的な目的地として設定し、必要に応じてPNDは選択したPOIを介する経路又は選択したPOIまでの経路を計算する。当然、ユーザが既に移動中であり且つPNDが既にナビゲーション支援を提供している場合、PNDは例えばユーザが行った選択を考慮に入れて既存の経路を再計算することにより選択されたPOIを計算された既存の経路に組み込む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
全体として、この技術は非常に適切に動作し、満足のいく結果をユーザに提供する。しかし、この技術の欠点は、所定の目標地点までナビゲートしたいか又はその目標地点を経由したいと考えるユーザが所定の目標地点の営業時間でない時間に所定の目標地点に到着する可能性があることである。例えば、選択された目標地点であるレストランにナビゲートされているユーザがレストランの閉店後に到着することが考えられる。従って、到着時間と目標地点の営業時間との間に時間的な不適合が起こる可能性があることが分かる。現在、PNDのユーザ又は他の個人が電話をかけ且つ目標地点の営業時間に関して問い合わせることができる中央集中型電話問い合わせサービスは存在しない。従って、ユーザ又は別の個人は、他の方法で目標地点の営業時間を判定する責任を負う。この点に関して、当て推量が採用される必要があるか、あるいは営業時間を判定するため又はメモリに依存し且つ営業時間の演繹的な知識を使用するために、例えば目標地点に直接電話をかけるか又はインターネット探索エンジン等の調査ツールを使用して、営業時間に関する調査が行われる。そのような問い合わせは出発前又は移動中に行われるが、双方の場合において、ユーザは第三者から必要とされる情報を取得するために大量の手作業を要する。その後、ユーザは到着時間を判定するために、暗算、PND又はウェブサイトを用いたサービスを使用して移動時間を推定する必要がある。全体として、この処理は一般に時間がかかり、不便であり且つ正確でない傾向がある。更に、目標地点に電話をかけることは誰かが応答できることに依存し、個人的な調査は常に成功するわけではなく且つ個人の探索能力に依存する。また、演繹的な知識は、常に完璧に正確であるわけではなく、場合によっては不完全な記憶である傾向がある。これは、特にPOIの営業時間が変動する場合であり、これは、人間の記憶では追跡するのが困難である。同様に、調査結果は場合によっては誤っている傾向がある。更に必要とされた情報は、ユーザが精通している言語でない場合がある。
【0022】
当然、ユーザは単純に出発前にPOIの営業時間に関する情報を取得し忘れ、例えば移動電話である他のポータブル電子装置はインターネットアクセス及び従って出発後の調査をサポートできない可能性がある。いずれの場合においても、ユーザは、無線インターネットアクセスができる場合でも、POIの営業時間をチェックするために移動電話又は他の無線デバイスを動作させる必要があり且つ経路を計画するためにPNDを動作させる必要がある。そのような複雑な動作は、時間及び労力を要し、ユーザにとっては必ずしも魅力的なものではない。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の第1の態様によると、入力ユニット及び出力ユニットに動作可能に結合され且つユーザインタフェースをサポートするために実行環境を提供するように構成された処理リソースと、実行環境によりサポートされた問い合わせモジュールと、通信ネットワークを介する通信をサポートするために処理リソースに動作可能に結合された通信ユニットとを備え、問い合わせモジュールは、目標地点に関連する探索クエリを生成し且つそれに応答して通信ユニットを介して探索結果を受信するように構成され且つ目標地点と関連付けられたデータを導出するために探索結果を使用するように更に構成されるデータ取得装置が提供される。
【0024】
目標地点と関連付けられたデータは、例えば電話番号である問い合わせ先と関連付けられてもよい。
【0025】
実行環境はナビゲーション機能性をサポートしてもよい。
【0026】
目標地点と関連付けられたデータは時間データであってもよい。
【0027】
探索クエリは、探索エンジンクエリとして公式化されてもよい。
【0028】
問い合わせモジュールは、探索結果において識別されたコンテンツにアクセスし且つアクセスしたコンテンツからデータを導出するように構成されてもよい。
【0029】
問い合わせモジュールは、目標地点と関連付けられたデータを少なくとも部分的に導出するように構成されたパーサを含んでもよい。
【0030】
パーサは、アクセスしたコンテンツからデータを導出するように構成されてもよい。
【0031】
探索結果のうちの1つの探索結果は、コンテンツを含むウェブページを識別してもよい。
【0032】
探索クエリは、ウェブ探索エンジンに関してもよい。
【0033】
問い合わせモジュールは、コンテンツを含むファイルのプロパティを解析し且つその解析に応答してコンテンツが目標地点に関して探していたデータを含む可能性が低いかを判定するように構成されてもよい。
【0034】
パーサは、ウェブページと関連付けられたページタイトルを解析し且つその解析に応答してコンテンツが目標地点に関して探していたデータを含む可能性が低いかを判定するように構成されてもよい。
【0035】
パーサは、ウェブページのタグを解析し且つその解析に応答してコンテンツが目標地点に関して探していたデータを含む可能性が低いかを判定するように構成されてもよい。
【0036】
問い合わせモジュールは、コンテンツが目標地点に関して探していたデータを含む可能性が低いと判定されたことに応答して探索結果を無視するように構成されてもよい。
【0037】
問い合わせモジュールは、コンテンツが目標地点に関して探していたデータを含む可能性が低いと判定されたことに応答してコンテンツと関連付けられた探索結果を無視するように構成されてもよい。
【0038】
判定はキーワードに対して行われてもよい。
【0039】
問い合わせモジュールは、次に時間計算に関連して使用するためにデータ構造に従って導出された時間データを構造化するように構成されてもよい。
【0040】
問い合わせモジュールは、ユーザに探索結果を提供するためにウェブ探索をサポートしてもよく且つ構文解析するためにユーザにより選択された選択探索結果の一致を受信してもよい。探索結果は選択探索結果を含んでもよい。
【0041】
実行環境は、ウェブブラウザインタフェースをサポートしてもよい。ウェブブラウザインタフェースは、ウェブ探索をサポートするように構成されてもよい。
【0042】
装置は、ウェブ探索をサポートし且つユーザが探索結果を取得するために提出される探索用語を提供することを可能にするように構成されたウェブ探索モジュールを更に備えてもよい。
【0043】
問い合わせモジュールは、目標地点に関して探していたデータを導出するために複数の探索結果の各々を調査するように構成されてもよい。
【0044】
時間データは、目標地点が開いている期間を構成する期間と関連付けられてもよい。
【0045】
問い合わせモジュールは、目標地点と関連付けられた通常時間情報にアクセスし且つ通常時間情報から目標地点に関して探していたデータを導出するように構成されてもよい。
【0046】
問い合わせモジュールは、目標地点に関して導出されたデータを検証するために場所データ及び関連する時間データを解析するように構成されてもよい。
【0047】
本発明の第2の態様によると、本発明の第1の態様に関連して上述したデータ取得装置を備えたサーバ装置と、ナビゲーション装置とを備え、ナビゲーション装置は、目標地点に関して探していたデータを取得するために通信ネットワークを介してサーバ装置をクエリするように構成されるデータ取得システムが提供される。
【0048】
本発明の第3の態様によると、本発明の第1の態様に関連して上述したデータ取得装置を備えたナビゲーション装置が提供される。
【0049】
ナビゲーション装置はナビゲーションデバイスであってもよい。ナビゲーションデバイスはポータブルであってもよい。
【0050】
本発明の第4の態様によると、本発明の第1の態様と関連して上述したデータ取得装置を備えたサーバ装置が提供される。
【0051】
サーバ装置は、目標地点のデータベースを更に備えてもよい。問い合わせモジュールは、目標地点のデータベース中の2つ以上の目標地点に関して各データを導出することにより目標地点のデータベースを拡充させるように構成されてもよい。
【0052】
本発明の第5の態様によると、目標地点に関するデータを取得する方法であって、ユーザインタフェースをサポートするために問い合わせモジュールをサポートする実行環境を提供することと、問い合わせモジュールが探索クエリを生成することと、通信ネットワークを介して目標地点に関連する探索クエリを通信することと、問い合わせモジュールがそれに応答して通信ネットワークを介して探索結果を受信することと、問い合わせモジュールが目標地点と関連付けられたデータを導出するために探索結果を使用することとから成る方法が提供される。
【0053】
本発明の第6の態様によると、本発明の第4の態様又は第5の態様に関連した上述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム要素が提供される。
【0054】
コンピュータプログラム要素は、コンピュータ可読媒体に具体化されてもよい。
【0055】
これらの実施形態の利点を以下に示し、各実施形態の更なる詳細及び特徴は添付の従属請求項及び以下の詳細な説明の中で規定される。
【0056】
従って、時間情報のないPOI情報より良い品質となるようにPOI情報を拡充させるか又は補足できるナビゲーション装置、サーバ装置及び方法を提供できる。精度及び有用性が向上されたPOI情報が提供される。実際には、ユーザが適切な時間又は少なくとも間に合うように目標地点に到着する尤度を最大にできるようにするために使用されるデータが生成される。この点に関して、補足又は拡充されたPOI情報は、適切な計算技術を使用して、入手不可能であるか、アクセス不可能であるか又は存在していないPOIに移動する時間を浪費しない機会をユーザに与えるために有益に使用される。更に、ナビゲーション装置がPOIの営業時間をチェックすることを保証するため、ユーザはこの情報をチェックすることを覚えておく必要がない。同様に、ユーザは、移動している時にPOIの営業時間中でない時間に選択されたPOIに到着する場合に警告され、オプションとして選択した初期のPOIへの到着が間に合わなくなるような遅滞が移動中に発生した場合に別のPOIを選択する機会を提供される。従って、ユーザは移動中及び/又は出発前に1つ以上の警告を提供される。装置及び方法は、ユーザの時間を節約し且つ不便さをなくす可能性に加え、ナビゲーション装置に関して向上したユーザ体験を提供する。
【0057】
次に、添付の図面を参照して、本発明の少なくとも1つの実施形態を例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】ナビゲーション装置により使用可能な全地球測位システム(GPS)の例示的な一部分を示す概略図である。
【図2】ナビゲーション装置とサーバ装置との間で通信するための通信システムを示す概略図である。
【図3】図2のナビゲーション装置又は他の適切な何らかのナビゲーション装置の電子構成要素を示す概略図である。
【図4】ナビゲーション装置を搭載及び/又はドッキングする構成を示す概略図である。
【図5】図3のナビゲーション装置により採用されたアーキテクチャスタックの概略表現を示す図である。
【図6】図5のモジュールを更に詳細に示す概略図である。
【図7】図2及び図3のナビゲーション装置により使用され且つ本発明の一実施形態を構成するPOI情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【図8】、
【図9】、
【図10】、
【図11】、
【図12】、
【図13】、
【図14】、
【図15】図7の方法で使用される目標地点選択手順の実行中のナビゲーション装置からのスクリーンショットを示す図である。
【図16】図7の方法に関連して本発明の別の実施形態において使用されるウェブブラウザインタフェースのスクリーンショットを示す図である。
【図17】、
【図18】、
【図19】目的地までの経路の確定及びナビゲーション中のナビゲーション装置からのスクリーンショットを示す図である。
【図20】本発明の更なる一実施形態を構成するデータ検証方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0059】
以下の説明において、同一の図中符号は同様の部分を識別するために使用される。
【0060】
次に、本発明の実施形態について、特にPNDを参照して説明する。しかし、本明細書の教示はPNDに限定されず、経路計画及びナビゲーション機能性を提供するためにポータブル装置及び/又は移動装置としてナビゲーションソフトウェアを実行するように構成されるどんな種類の処理装置にも例外なく適用可能である。従って、本明細書で示す実施形態において、ナビゲーション装置は、PND、自動車等の乗り物、あるいは実際には例えば経路計画及びナビゲーションソフトウェアを実行するポータブルパーソナルコンピュータ(PC)、移動電話又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA)であるポータブル計算リソースとして実装されるか否かにかかわらず、どんな種類の経路計画及びナビゲーション装置も含むことを意図する(それに限定されない)。
【0061】
状況によっては、ユーザが選択した「目的地(destination)」の場所は、ユーザがナビゲーションを開始したい対応する出発地を有する必要はないため、本明細書で「目的地」の場所又は実際には「目的地」のビューを参照することは、初期経路の生成が不可欠であること、「目的地」まで移動する必要があること又は実際には目的地の存在が対応する出発地の指示を必要とすることを意味すると解釈されるべきではないことが理解されるべきである。
【0062】
上記条件を考慮して、図1の全地球測位システム(GPS)等が種々の目的で使用される。一般に、GPSは、連続した位置、速度、時間及びいくつかの例においては無数のユーザに対する方向情報を判定できる衛星無線を使用したナビゲーションシステムである。以前はNAVSTARとして既知であったGPSは、極めて正確な軌道で地球を周回する複数の衛星を含む。これらの正確な軌道に基づいて、GPS衛星は自身の場所をいかなる数の受信ユニットにも中継できる。
【0063】
GPSデータを受信する能力を特別に備えるデバイスがGPS衛星信号に対する無線周波数の走査を開始する場合、GPSシステムは実現される。GPS衛星から無線信号を受信すると、デバイスは、複数の異なる従来の方法のうちの1つを用いて、その衛星の正確な場所を判定する。殆どの例において、デバイスは、少なくとも3つの異なる衛星信号を取得するまで信号の走査を継続する(尚、位置は、通常は2つの信号のみでは判定されないが、他の三角測量技術を使用して2つの信号から判定することもできる)。幾何学的三角測量を実現する場合、受信機は、3つの既知の位置を利用して、衛星に対する自身の2次元位置を判定する。これは、周知の方法で行われる。更に、第4の衛星信号を取得することにより、受信装置は、同一の幾何学計算によって周知の方法でその3次元位置を計算できる。位置及び速度データは、無数のユーザにより連続的にリアルタイムで更新可能である。
【0064】
図1に示すように、GPSシステム100は、地球104の周囲の軌道上にある複数の衛星102を含む。GPS受信機106は、多くの複数の衛星102からスペクトル拡散GPS衛星データ信号108を受信する。スペクトル拡散データ信号108は、各衛星102から継続的に送信され、送信されるスペクトル拡散データ信号108の各々は、データストリームの発信源である特定の衛星102を識別する情報を含むデータストリームを含む。一般にGPS受信機106は、2次元位置を計算できるように少なくとも3つの衛星102からのスペクトル拡散データ信号108を必要とする。第4のスペクトル拡散データ信号を受信することにより、GPS受信機106は既知の技術を使用して3次元位置を計算できる。
【0065】
図2において、ナビゲーションシステムは、一実施形態において要望に応じて、多くの種々の構成のいずれかにより実現される例えばインターネット等のワイドエリアネットワーク(WAN)である通信ネットワークによりサポートされた通信ンチャネル152を介してサーバ150と通信できるナビゲーション装置200を含む。一般に通信チャネル152は、ナビゲーション装置200及びサーバ150を接続する伝搬媒体又はパスを表す。サーバ150及びナビゲーション装置200は、通信チャネル152を介する接続がサーバ150とナビゲーション装置200との間で確立された時に通信できる(尚、そのような接続は、移動デバイスを介するデータ接続、インターネットを介するパーソナルコンピュータを介する直接接続等であってもよい)。
【0066】
通信チャネル152は、特定の通信設計に限定されない。更に通信チャネル152は、単一の通信設計に限定されない。すなわち、チャネル152は種々の技術を使用するいくつかの通信リンクを含んでもよい。例えば通信チャネル152は、電気通信、光通信及び/又は電磁通信のためのパスを提供するように構成される。従って、通信チャネル152は、電気回路、ワイヤ及び同軸ケーブル等の電気導体、光ファイバケーブル、変換器、無線周波数(RF)波、大気、自由空間等のうち1つ又はそれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。更に通信チャネル152は、例えばルータ、中継器、バッファ、送信機及び受信機などの中間デバイスを含むことができる。
【0067】
例示的な一構成において、通信チャネル152は電話及びコンピュータネットワークによりサポートされる。更に通信チャネル152は、例えば赤外線通信、マイクロ波周波数通信等の無線周波数通信である無線通信に対応できてもよい。また、通信チャネル152は衛星通信に対応できる。
【0068】
通信チャネル152を介して送信された通信信号は、所定の通信設計に対して要求又は要望される可能性がある信号を含むが、それに限定されない。例えば信号は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、汎ヨーロッパデジタル移動通信システム(GSM)等のセルラ通信設計において使用されるように構成されてもよい。デジタル信号及びアナログ信号の双方は、通信チャネル152を介して送信される。これらの信号は、通信設計に対して所望されるような変調、暗号化及び/又は圧縮された信号であってもよい。
【0069】
この例において、GPS受信機装置106を含むか又はそれに結合されたナビゲーション装置200は、例えば既知のBluetooth技術を介するデジタル接続であるデジタル接続を確立するために、要望に応じて、移動電話、PDA及び/又は移動電話技術を搭載したあらゆるデバイス等の無線通信端末(不図示)を介して例えば「モバイル」通信ネットワークである通信ネットワークのネットワークハードウェアとのデータセッションを確立できる。その後、そのネットワークサービスプロバイダを介して、移動端末はサーバ150とのネットワーク接続(例えば、インターネットを介する)を確立できる。従って、「モバイル」ネットワーク接続は、ナビゲーション装置200(単独で且つ/又は車両に搭載されて移動するため移動装置であってもよく且つ多くの場合は移動装置である)とサーバ150との間に確立される。
【0070】
この例において、ナビゲーション装置200が無線通信端末の設定に対して曖昧であり、それによりナビゲーション装置200が移動電話の機種、製造業者等の変化する範囲で正確に動作できるように、ナビゲーション装置200はBluetooth対応のナビゲーション装置である。機種/製造業者別の設定は、例えばナビゲーション装置200に格納されてもよい。
【0071】
図示しないが、無線通信端末が通信ネットワークへのアクセス権を提供することを要求する代わりに、当然、ナビゲーション装置200は、例えばアンテナを含むか又はオプションとしてナビゲーション装置200の内蔵アンテナを使用する移動電話技術を含むことができる。ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、挿入可能なカード(例えば、加入者識別モジュール(SIM)カード)を含むことができる。従って、ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、あらゆる無線通信対応端末と同様の方法で例えばインターネットを介してナビゲーション装置200とサーバ150との間のネットワーク接続を同様に確立できる。
【0072】
例えばインターネットを使用して移動デバイス(サービスプロバイダを介する)とサーバ150等の別のデバイスとの間のネットワーク接続は既知の方法で確立される。この点に関して、例えばTCP/IPレイヤプロトコルであるあらゆる数の適切なデータ通信プロトコルが採用可能である。更に移動デバイスは、CDMA2000、GSM、IEEE802.11a/b/c/g/n等のあらゆる数の通信規格を利用できる。
【0073】
従って、移動電話又は移動電話技術を使用するデータ接続を介して達成されるインターネット接続が利用されてもよいことが分かる。
【0074】
サーバ150は、図示されていない可能性のある他の構成要素に加えて、メモリ156に動作可能に接続され且つ有線又は無線接続158を介して大容量データ記憶装置160に更に動作可能に接続されたプロセッサ154を含む。大容量記憶装置160は、ナビゲーションデータ及び地図情報のストアを含み、サーバ150とは別個のデバイスであってもよく又はサーバ150に組み込まれてもよい。プロセッサ154は、通信チャネル152を介してナビゲーション装置200に対して情報を送受信するために送信機162及び受信機164に更に動作可能に接続される。送出及び受信された信号は、データ信号、通信信号及び/又は他の伝搬信号を含んでもよい。送信機162及び受信機164は、ナビゲーションシステム200に対する通信設計において使用される通信要件及び通信設計に従って選択又は設計されてもよい。尚、送信機162及び受信機164は単一の送受信機に組み合わされてもよい。
【0075】
上述したように、ナビゲーション装置200は、通信チャネル152を介して信号及び/又はデータを送受信するために送信機166及び受信機168を使用して通信チャネル152を介してサーバ150と通信するように構成される。尚、これらのデバイスは、例えば他のサーバ(不図示)であるサーバ150以外のデバイスと通信するために更に使用される。また、送信機166及び受信機168は、通信ユニットを構成し、ナビゲーション装置200に対する通信設計において使用される通信要件及び通信設計に従って選択又は設計され、送信機166及び受信機168の機能は、図2に関連して上述したような単一の送受信機に組み合わされてもよい。当然、ナビゲーション装置200は、他のハードウェア及び/又は機能部分を含み、これらの更なる詳細については後述する。
【0076】
サーバのメモリ156に格納されたソフトウェアは、プロセッサ154に命令を提供し、サーバ150がナビゲーション装置200にサービスを提供することを可能にする。サーバ150により提供された1つのサービスは、ナビゲーション装置からの要求を処理することを含む。
【0077】
サーバ150は、例えば無線チャネルを介してナビゲーション装置200によりアクセス可能なデータのリモートソースを構成する。サーバ150は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)等に配置されたネットワークサーバを含んでもよい。パーソナルコンピュータは、サーバ150とナビゲーション装置200との間にインターネット接続を確立するためにナビゲーション装置200とサーバ150との間に接続されてもよい。
【0078】
図3を参照すると、ナビゲーション装置200のブロック図は、ナビゲーション装置の全ての構成要素を含んでいるわけではなく、多くの構成要素の例のみを示す。ナビゲーション装置200は、筐体(不図示)内に配置される。ナビゲーション装置200は、例えば上述したプロセッサ202を含む処理リソースを含み、プロセッサ202は、入力装置204及び例えば表示画面206である表示装置に結合される。ここで、単一の入力装置204を参照するが、入力装置204はキーボード装置、音声入力装置、タッチパネル及び/又は情報を入力するのに利用される他のあらゆる既知の入力装置を含むあらゆる数の入力装置を表すことが当業者には理解されるべきである。同様に、表示画面206は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等のあらゆる種類の表示画面を含むことができる。
【0079】
一構成において、入力装置204の1つの態様、タッチパネル及び表示画面206は、ユーザが複数の表示選択肢のうちの1つを選択するために、あるいは複数の仮想又は「ソフト」ボタンのうちの1つを活性化するために表示画面206の一部分に触れることのみを必要とするように、タッチパネル画面を介する情報の入力(直接入力、メニュー選択等を介する)及び情報の表示の双方を可能にするためのタッチパッド又はタッチスクリーン入力250(図4)を含む一体型入力表示装置を提供するように組み込まれる。この点に関して、プロセッサ202は、タッチスクリーンと共に動作するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)をサポートする。
【0080】
ナビゲーション装置200において、プロセッサ202は、接続210を介して入力装置204に動作可能に接続され且つ入力装置204から入力情報を受信でき、情報を出力するために各出力接続212を介して表示画面206及び出力装置208のうち少なくとも一方に動作可能に接続される。ナビゲーション装置200は、例えば可聴出力装置(例えば、スピーカ)である出力装置208を含んでもよい。出力装置208がナビゲーション装置200のユーザに対して可聴情報を生成できるため、入力装置204は入力音声コマンドを受信するマイク及びソフトウェアを更に含むことができることが同様に理解されるべきである。更にナビゲーション装置200は、例えばオーディオ入力/出力装置等のあらゆる追加の入力装置204及び/又はあらゆる追加の出力装置を含むことができる。プロセッサ202は、接続216を介してメモリリソース214に動作可能に接続され、接続220を介して入出力(I/O)ポート218に対して情報を送受信するように更に構成される。ここで、I/Oポート218は、ナビゲーション装置200の外部のI/O装置222に接続可能である。例えばメモリリソース230は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ及び例えばフラッシュメモリ等のデジタルメモリである不揮発性メモリを含む。外部I/O装置222は、例えばイヤホン等の外部リスニングデバイスを含んでもよいがそれに限定されない。I/O装置222への接続は、例えばイヤホン又はヘッドホンへの接続及び/又は例えば移動電話への接続のためにハンズフリー動作及び/又は音声起動動作を行うカーステレオユニット等のあらゆる他の外部装置への有線又は無線接続であってもよい。ここで、移動電話接続は、例えばインターネット又は他のあらゆるネットワークを介してナビゲーション装置200とサーバ150との間のデータ接続を確立するために使用される。
【0081】
図3は、接続226を介するプロセッサ202とアンテナ/受信機224との間の動作可能な接続を更に示す。アンテナ/受信機224は、例えばGPSアンテナ/受信機であってもよい。図中符号224により示されるアンテナ及び受信機は、図示するために概略的に組み合わされるが、アンテナ及び受信機は別個に配置された構成要素であってもよく、アンテナは例えばGPSパッチアンテナ又はヘリカルアンテナであってもよいことが理解されるべきである。
【0082】
当然、図3に示した電子構成要素は、従来の方法で1つ以上の電源(不図示)により電力を供給されることが当業者には理解されるだろう。当業者には理解されるように、図3に示した構成要素の種々の構成が考えられる。例えば図3に示した構成要素は、有線及び/又は無線接続等を介して互いに通信していてもよい。従って、本明細書で説明するナビゲーション装置200は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーションデバイス200であってもよい。
【0083】
更に図3のポータブル又はハンドヘルドナビゲーションデバイス200は、例えば自転車、オートバイ、自動車又は船等の乗り物に既知の方法で接続又は「ドッキング」される。そのようなナビゲーション装置200は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーションに使用するためにドッキングされた場所から取り外し可能である。
【0084】
図4を参照すると、ナビゲーション装置200は、図2の一体型入力表示装置206及び他の構成要素(内蔵GPS受信機224、マイクロプロセッサ202、電源(不図示)、メモリシステム214等を含むがこれらに限定されない)を含むユニットであってもよい。
【0085】
ナビゲーション装置200は、吸着カップ254を使用して車両のダッシュボード/窓等に固定されてもよいアーム252に位置してもよい。このアーム252は、ナビゲーション装置200がドッキングされるドッキングステーションの一例である。ナビゲーション装置200は、例えばナビゲーション装置200をアーム252に嵌合接続することにより、ドッキングステーションのアーム252にドッキングされるか又は接続される。ナビゲーション装置200は、アーム252上で回転可能であってもよい。ナビゲーション装置200とドッキングステーションとの接続を解除するために、例えばナビゲーション装置200上のボタン(不図示)が押下されてもよい。ナビゲーション装置200をドッキングステーションに結合し且つドッキングステーションから分離する他の同様の適切な構成は、当業者には既知である。
【0086】
図5を参照すると、メモリリソース214は、アプリケーションソフトウェア266が実行可能な環境を提供する機能性ハードウェア構成要素260により実行するためにメモリリソース214からオペレーティングシステム264をロードするために、プロセッサ202により実行されるブートローダプログラム(不図示)を格納する。アプリケーションソフトウェア266は、例えば地図閲覧、経路計画、ナビゲーション機能及び関連する他の何らかの機能であるナビゲーション装置200の中核機能をサポートするGUIを含む動作環境を提供する。この点に関して、アプリケーションソフトウェア266の一部は、問い合わせモジュールを構成するPOI情報検索モジュール268を含む。問い合わせモジュールをサポートするナビゲーション装置200は、データ取得装置を更に構成する。
【0087】
図6を参照すると、POI情報検索モジュール268は、サーバ150と通信できるウェブ探索モジュール270を含む。POI情報検索モジュール268はパーサ274を含む解析モジュール272を更に含み、解析モジュール272はウェブ探索モジュール270と通信できる。POI情報検索モジュール268は、POIのローカルデータベース228にアクセスでき且つユーザインタフェースを使用できるデータ検証モジュール276を更に含む。
【0088】
次に、上記のナビゲーション装置200の動作について、ドイツ内の2つの場所の間を移動したいナビゲーション装置200のユーザに関して説明する。しかし、他の同様の該当例が考えられ、場所の選択肢が限定されることを意図しないことが当業者には理解されるべきである。
【0089】
動作(図7)中、Erhardstraβe,27に位置するドイツのMunichの欧州特許庁のオフィスへの訪問者であるユーザは、ユーザが名称を知っているMunichに位置するレストランまでのナビゲーション支援を要求する。レストランは目標地点(POI)の一例である。POIは、データストアを構成するメモリリソース214により格納されたPOIのデータベース228に記録される。POIのデータベースは、複数のPOIエントリを含み、POIに関する空間情報及び時間情報(temporal information)の双方の記録をサポートするデータ構造に従って編成される。POIエントリの時間情報は時間データ構成要素を構成する。従って、データ構造は、POIの名称、例えば経度及び緯度に関して表される座標、並びにPOIと関連付けられたあらゆる時間特性に対応するように構成される。更にこの例において、POIのデータベースの各エントリは、POI及び画像データに対する記述を含む。データ構造は、例えば高度及び電話番号である他の情報を含むことをサポートできる。同様に、データ構造は上述した全ての種類のデータを格納することをサポートする必要はない。データ構造の一例を以下の表Iに示す。

【0090】
この例において、上述した時間特性は営業時間等である。しかし、時間データは営業時間に関連する必要はなく、例えば利用可能期間及び/又はアクセス可能期間である他の営業時間に関連してもよい。更に時間特性は、1年の全ての週に適用する営業時間の集合より複雑である。例えばレストランの中には、営業時間が週毎及び/又は季節毎に変更されたり、あるいはある季節には閉まっているレストランがある。従って、季節に関するデータは、データ構造に従って記録された時間情報に含まれる。他の時間情報の記録は、本明細書において後述される他の例から明らかになるようにデータ構造により対応されることが当業者には理解されるべきである。この例において、POIのデータベース228は時間情報を記録する容量を含むが、POIのデータベース228は、ユーザが探しているレストランに関連する時間情報が提供されない限り不完全である。別の例において、対応する時間情報を有さないPOIのデータベース228の一部のエントリの代わりに、POIのデータベース228は時間情報に関して空であってもよく、時間情報の導出及びその後のPOIのデータベース228の更新により拡充されることを要求できる。この後者の例の更なる詳細については後述する。
【0091】
ナビゲーション装置を使用してPOIまでのナビゲーションを実現するために、ユーザは以下のように経路を設定する。図8〜図15を更に参照すると、ユーザは以下に説明する例示的な目的地入力処理(ステップ400)を行う。図示しないが、ユーザは3次元モードのビュー生成を選択するためにアプリケーションソフトウェア266によりサポートされた設定メニューオプションを使用する。
【0092】
ユーザがナビゲーション装置200の電源を投入すると、装置200はGPSフィックスを取得し、ナビゲーション装置200の現在地を計算する(既知の方法で)ことにより自己位置判定を実行する。その後ユーザは、図8に示すように、ナビゲーション装置200が位置すると判定されるローカル環境302を擬似3次元で示し且つローカル環境302の下の表示装置300の領域304において一組の制御及び状態メッセージを示す表示装置300を提示される。
【0093】
ローカル環境302で表示装置に触れることにより、ナビゲーション装置200は、ユーザが特にナビゲートしたい目的地を入力するのに使用する一連の仮想又はソフトボタン306を表示する(図9に示すように)ことにより表示装置300を更新する。
【0094】
「Navigate to」仮想ボタン308に触れることにより、ナビゲーション装置200は、各々が選択可能な目的地の異なるカテゴリと関連付けられる目的地選択インタフェースの一部である複数の仮想ボタンを表示するように切り替える(図10に示すように)。この例において、表示装置300は、押下されると格納された家の場所に目的地を設定する「Home」仮想ボタンが示されている。「Favourite」仮想ボタンは、押下されると、ユーザがナビゲーション装置200に以前格納した目的地のリストを示し、それらの目的地のうちの1つが選択された場合、計算される経路に対する目的地は選択された以前格納された目的地に設定される。「Address」仮想ボタンは、ユーザがナビゲートしたい目的地の住所を入力する際に行う処理を開始する。「Recent destination」ソフトボタンは、押下されると、ナビゲーション装置200のメモリに保持され且つユーザが最近ナビゲートした選択可能な目的地のリストを示す。このリストに読み込まれている目的地のうちの1つを選択すると、この経路に対する目的地は選択された(以前に訪れた)場所に設定される。三角形の「矢印」型の仮想ボタンにより、「Navigate to ...」メニューオプションに関連する追加のサブメニューオプションにアクセスできる。「Point of interest」仮想ボタン310は、押下されると、上述したように、ナビゲーション装置200のユーザがナビゲートしたい場所としてナビゲーション装置200に事前に格納された現金自動預払機(ATM)、ガソリンスタンド又は観光名所等の複数の場所のいずれかの場所にナビゲートすることを選択する際に使用する複数のオプションを示す。
【0095】
この例において、ユーザがナビゲーション装置200に計算してほしい経路の目的地の名称を知っているため、「Point of interest」仮想ボタン310はタッチスクリーンに表示されたボタンに触れることにより動作され、その後ユーザは一連のPOIオプションを提示される(図11に示すように)と仮定される。特に表示装置300は、「POI near you」仮想ボタン312、「POI in city」仮想ボタン、「POI near Home」仮想ボタン、「POI along route」仮想ボタン、「POI near destination」仮想ボタン、及び、例えばガソリンスタンドである最近選択したPOIに関連する迅速選択仮想ボタンを示す。
【0096】
ナビゲーション装置200の現在地に相対的に近接しているレストランをユーザが認識する場合、ユーザは「POI near you」仮想ボタン312に触れる。その後図12に示すように、ユーザは一連の更なるPOIオプションを提示される。この例において、表示装置300は、「Restaurant」POI仮想ボタン314、「Petrol Station」POI仮想ボタン、「Airport」仮想ボタン及び「Hotel/motel」仮想ボタンを使用する特定のPOIカテゴリに加え、ユーザが特定のPOIの名称をタイプ入力することを可能にする「Any POI category」仮想ボタンを示すように更新される。三角形の「矢印」型の仮想ボタンにより、ユーザが現在表示されていないPOIカテゴリの名称を入力できるようにするプロンプトにアクセスできる。しかし、この例において、ユーザは「Restaurant」POI仮想ボタン314を選択し、ナビゲーション装置200はナビゲーション装置200の現在地の近傍にあるPOIを構成するレストランのリスト316を表示する(図13に示すように)ように切り替える。表示されたレストランのリスト316を下にスクロールするためにスクロール仮想ボタン318を使用した後、ユーザは探しているレストランが一覧表示されていないことが分かるため、検索ボタン(図13には示さない)を押下する。その後、ナビゲーション装置200は仮想キーバッド320を示すために表示装置300を更新し(図14に示すように)、プロンプト322を使用して探しているPOIの名称を入力するようにユーザに入力要求する。
【0097】
従って、ユーザは、レストラン名がプロンプト322と仮想キーパッド320との間に位置する結果空間324に現れるまで仮想キーパッド320を使用してレストラン名、例えばレストラン名の最初の3文字をタイプ入力し始める。この例において、ユーザは、「Acquarello」というレストランに行きたいと考え、結果空間324は「Acquarello restaurant」とタイトルが付けられた結果エントリ326を含む。これはユーザが探していたレストランであるため、ユーザは結果エントリ326に触れることによりレストランを選択し、ナビゲーション装置200は隣接する道路に対する結果エントリ326の場所328、並びにこの例ではMunichの「Acquarello」というレストランである結果エントリ326に関連する他の詳細を示すために表示装置300を更新する(図15に示すように)。表示装置300は、「戻る」仮想ボタン、電話統合サポートを提供するための「ダイヤル」仮想ボタン及び「選択」仮想ボタン330を更に示す。
【0098】
結果エントリ326に関する上述の情報を表示するために、プロセッサ200は、POIのデータベース228にアクセスし、データ構造に従ってデータストアに格納され且つ選択されたレストランに関するPOIデータを検索する。
【0099】
正確なPOIの詳細が検索されたとユーザが考えるため、ユーザは「選択」仮想ボタン330に触れることによりPOIの選択を確定する。その後、ナビゲーション装置200のアプリケーションソフトウェア266はナビゲーション装置200の現在地と選択したPOI目的地との間の経路を計算する(ステップ402)。この例において、プロセッサ202は、計算された経路と関連付けられる推定される移動時間を計算する。その推定は、交通データ及び例えば道路制限速度データである入手可能な他の何らかのデータを使用することを含むことができる。
【0100】
POI情報検索モジュール268は、POIのローカルデータベース228が選択した目標地点と関連付けられた時間情報を含むかを判定する(ステップ404)。POIのローカルデータベース228が選択した目標地点と関連付けられた時間情報を含む場合、POI情報検索モジュール268は、選択した目標地点と関連付けられ且つ保持された時間情報が信頼でき且つ最新及び/又は完璧であるかを判定する(ステップ406)。この点に関して、信頼性は、POIのデータベース228に格納された時間情報の各項目に対して格納される格付けによりPOIのデータベース228において示される。格付けは、他のユーザから取得された集約情報及び/又はナビゲーション装置200の使用に関連して提供された情報からPOIのローカルデータベース228のコンパイラにより生成される。選択した目標地点に関連して格納された時間情報の「新鮮度」に関連して、データは時間情報の世代の計算を可能にするために時間情報に関して格納される。要望に応じて、時間情報に関連して、有効期限が更に採用可能である。上述したデータを格納するために、当然、POIのデータベース228に関連して本明細書で説明したデータ構造は拡張される必要がある。
【0101】
時間情報が信頼でき且つ/又は最新であると考えられる場合、時間情報は、例えば本明細書で更に詳細に後述されるように警告をユーザに提供するためにアプリケーションソフトウェア266により使用される(ステップ408)。あるいは、時間情報が入手不可能であり、信頼できず且つ/又は最新でない場合、POI情報検索モジュール268のウェブ探索モジュール270はウェブ探索処理を開始する(ステップ410)。この種々の例については以下に説明する。
【0102】
第1の例において、アプリケーションウェブ探索モジュール270はウェブ探索クエリを生成するために使用される。ウェブ探索クエリは、ウェブ探索クエリが送出されるウェブ探索エンジンにより使用された構文に従って形成される。この例において、使用されるウェブ探索エンジン(不図示)はGoogleであり、サーバ150は、ウェブ探索エンジンをサポートするのに使用された例示的なサーバを構成し、説明を簡潔で理解しやすくするために使用される。当然、他のより複雑な実現例が一般に採用されることは当業者には理解されるだろう。探索結果を取得するために、他のウェブ探索エンジンが更に又は代わりに採用可能であることが当業者には理解されるべきである。2つ以上の探索エンジンがクエリされる場合、クエリされるウェブ探索エンジン毎に各構文を使用して2つ以上のウェブ探索クエリが形成される。この例において、説明を簡潔で理解しやすくするために1つの探索エンジンのみがクエリされるものとして説明されている。
【0103】
上述したように、ウェブ探索モジュール270は、Google探索エンジンにウェブ探索クエリを提出するために要求される構文に従ってウェブ探索クエリを形成する。一般に、採用された探索用語は、POIの種類、POIの名称、市、道路名並びに/あるいは番地又は建物名を含むことができる。レストランの場合、探索用語は、レストランの種類、レストラン名、市、道路名並びに/あるいは番地又は建物名であってもよい。従って、探索問い合わせの一例は、探索用語:イタリアンレストラン、Acquarello、Munich、Muhlbaurstraβe36を採用する。ウェブ探索を誘導するために、完全一致が要求される探索用語を識別するための指標が採用される。例えばレストランAcquarelloに関連する上記の探索用語は、「イタリアンレストラン」、「Acquarello」、「ドイツ」、+「Munich」、+「Muhlbaurstraβe36で表される。ここで、「+」という文字は、完全一致が要求される探索用語を識別するために使用される。
【0104】
この例において、探索クエリはナビゲーション装置200の通信ユニットを使用してインターネットを介して送出される。探索クエリは、探索エンジンサービスをサポートするサーバ150に提出される。探索エンジンは、何らかの適切な探索技術に従って探索クエリの受信に応答して探索を実行し、探索結果は、通信ユニット及びインターネットを介して探索結果を受信するためにナビゲーション装置200に送出される。
【0105】
ウェブ探索エンジンにより返された結果が少なすぎる場合、ウェブ探索モジュールは、例えば使用される探索用語の数及び完全一致が要求される探索用語の数を減少することにより使用される探索用語を変更できる。置換探索結果を取得するために、探索クエリが変更された形態で探索エンジンに再送され且つ/又はウェブ探索エンジンによりサポートされる他のフィルタリングオプションが使用される。同様に、返された探索結果が多すぎる場合、より少ない探索結果を与えるために、探索用語は上述した方法と逆の方法で変更される。更に又はあるいは、取得された探索結果は探索結果と関連付けられた1つ以上の側面を解析することによりフィルタリングされる(ステップ412)。
【0106】
ユーザの出発が早すぎるという例を軽減するために、この例では、時間情報の取得が行われていることをユーザに通知し且つユーザに待機するように要求するメッセージがユーザインタフェースを介して提供されるが、ユーザは探索が実行されていることを認識する必要はない。いずれの場合においても、ウェブ探索エンジンにより返される探索結果は、コンテンツを含むウェブページを識別する多くのハイパーリンクを含む。この例において、識別された1つ以上のページのコンテンツは、本明細書で更に詳細に説明されるように選択された目標地点に関連して探していた時間情報を含む。従って、POI情報検索モジュール268のウェブ探索モジュール270は、各ウェブページにアクセスし、検索した各ウェブページの1つ以上の側面又はプロパティを解析する。例えばPOI情報検索モジュール268は、ダウンロードされたウェブページのタイトル、ダウンロードされ且つウェブページを構成するデータを含むファイルのファイル名及び/又はウェブページに関連して格納された1つ以上のタグ又は他の識別子を解析する。
【0107】
上述したようにタイトル及び/又はファイル名を解析するために、POI情報検索モジュール268の解析モジュール272は、例えば「営業時間(opening hours)」、「問い合わせ先(contact details)」、「問い合わせ(Contact us)」、「OpeningHours.htms」及び/又は「ContactDetails.html」である重要な用語又は単語と一致するどんなものでも見つけるためにダウンロードされたウェブページに与えられたファイル名及び/又はウェブページに埋め込まれたあらゆるタグを検査する。重要な用語に対して一致するものが見つけられた場合、その一致するものは、目標地点に関連して探していた時間情報又は少なくともその一部を含む可能性が高いコンテンツを含むウェブページを示すものとして考えられる。
【0108】
別の実施形態において、解析モジュール272はウェブページを含むウェブサイトの他のページを解析するためにウェブ探索モジュール270と協働するように構成される。そのような一実現例において、解析モジュール272は、探していた時間情報を含む可能性が低いウェブサイトのページを無視するために上述したフィルタリング技術を採用できる。
【0109】
更なる一実施形態(図16)において、アプリケーションソフトウェア266は、探索結果に関連して上述したウェブページを識別する多くのハイパーリンク278をユーザに提示するために、例えばウェブ探索モジュール270を介してウェブブラウザ機能性及び従ってウェブブラウザインタフェースをサポートできる。ユーザは、ユーザインタフェースを使用して、探していた時間情報を含む可能性が最も高いとユーザが考える1つのハイパーリンクを選択することが可能になる。実際には、要望に応じて、ウェブブラウザ機能性により、ユーザは閲覧されているページが探していた時間情報を含むことを検証するためにウェブページを閲覧でき且つ/又は同一のウェブサイトの他のページも閲覧できる。フィルタリング処理に含まれるオプションをユーザに提供することにより、探していた時間情報を取得する尤度及び速度は増加する。オプションとして、ユーザが1つ以上の探索用語を入力し且つ/又はウェブ探索モジュール270により生成された1つ以上の探索用語を変更することを可能にするために、ウェブブラウザ機能性は上記実施形態に関連して拡張される。
【0110】
探索結果において識別されたウェブページから時間情報を識別及び抽出するために、適宜フィルタリングされるように、解析モジュール272のパーサ274は上述したフィルタリング処理により最終的な候補としてリストされるウェブページのコンテンツを構文解析する(ステップ414)必要がある。あるいは、フィルタリングが実行されない場合、ウェブ探索モジュール270は結果として探索結果に一覧表示された各ウェブページに単純にアクセスし、パーサ274は各ウェブページのコンテンツを構文解析する。
【0111】
探していた時間情報を導出するために、あらゆる適切なコンテンツ構文解析技術、例えば時間及び/又は日付及び/又は曜日及び/又は季節及び/又は祝祭日であるコンテンツ中の特定の関連する用語を探索する技術が採用可能である。要望に応じて、パーサ274は、時間情報又は少なくともその一部を認識する精度を向上するようにコンテキストを確かめるためにコンテンツ中で見つけられた用語の周囲のコンテンツを解析できる。この例において、パーサ274は、開(open)、閉(closed)、開店時間(opening hours)、営業時間(business hours)、月曜日(Monday)、月(Mon)、火曜日(Tuesday)、火(Tue)、月曜日〜金曜日(Mon-Fri)、火曜日〜土曜日(Tue through Sat)、午後(pm)、午前(am)、〜時(o'cloack)及び/又は〜時まで(till)という用語を探索する。しかし、より多くの用語数又はより少ない用語数が各ウェブページのコンテンツの構文解析に関連して使用可能であることが当業者には理解されるべきである。別の実施形態において、解析モジュール272は、探していた時間情報の少なくとも一部を含むウェブページにおいて例えばテーブルである構造を識別するためにウェブページを検査できる。
【0112】
時間情報がパーサ274により識別されると、解析モジュール272は、選択された目標地点に対する営業時間の構造化レコードを生成し且つPOIのローカルデータベース228によりサポートされたデータ構造に従って時間情報を格納するために、抽出されたデータを再構成する。抽出された時間の一例は、以下の表Iに示されるような以下の情報を含むことができる。

【0113】
この例において、解析モジュール272は、月曜日(9:00am;5:00pm)、火曜日(9:00am;5:00pm)、水曜日(9:00am;5:00pm)、木曜日(9:00am;5:00pm)、金曜日(9:00am;5:00pm)、土曜日(0)、日曜日(0)、24/12/2008(0)、01/01/2009(8:00am;8:00pm)の形態でデータを与えるために表Iの上記情報を処理する。いくつかの例において、この詳細さのレベルを達成するには複数のウェブページの構文解析を必要とする。要望に応じて、この情報は更に圧縮される。従って、1つ以上のウェブページのコンテンツから導出された情報は、POIのローカルデータベース228のデータ構造を読み込む(ステップ416)ために使用される。
【0114】
時間情報が導出されると、POI情報検索モジュール268の解析モジュール272は、導出した時間情報が選択した目標地点に関してユーザにより開始される移動に関連する時間情報を含むかを判定する(ステップ418)。特にこの例において、解析モジュール272は、導出した時間情報が上記で計算された推定到着時間に関連するかを判定する。例えば導出した時間情報が、推定到着時間が入らない季節又は曜日等の期間に関連する場合、導出した時間情報は関係ない。導出した時間情報が選択した目標地点へのユーザの推定到着時間に関連するデータを含まない場合、ナビゲーション装置200のアプリケーションソフトウェア266は、ナビゲーション装置200がローカルに格納された情報又はリモートサーバにより保持された情報を介して選択した目標地点の種類と関連付けられた通常情報を入手できる場合にそのような通常情報を使用するオプションをユーザに提供する(ステップ420)。この点に関して、目標地点のいくつかのカテゴリに対して、例えばファーストフードレストラン又はコンビニエンスストアの営業時間は通常例えば24時間であってもよい。同様に郵便局及び銀行に関しては、閉店時間は午後5時であることが既知である。通常情報は、例えば国である選択された目標地点の地域に依存して変更される。アプリケーションソフトウェア266は、ユーザインタフェースを介するユーザからの応答を待ち(ステップ422)、ユーザがいずれの入手可能な通常情報の使用も受け入れることを拒否する場合又はそのような通常情報が入手可能でない場合、アプリケーションソフトウェア200は、選択した目標地点へのユーザの推定到着時間に関連して何らかの付加価値計算を実行するために探していた必要な時間情報を所有しないことが明らかであるため、アプリケーションソフトウェア266は、選択した目標地点が、例えばユーザが選択した目標地点に到着した時に営業時間中であるか又は例えば閉店間際でないことを期待して、上記で開始した経路の選択に進む(ステップ424)。
【0115】
本例において、通常情報は入手不可能であるが、導出された時間情報は上述した付加価値計算を実行するために使用される(ステップ426)情報を含む。同様に、ユーザがアプリケーションソフトウェア266により入手可能な通常時間情報を使用することを受け入れる場合、アプリケーションソフトウェアは通常情報を使用して上述した付加価値計算を実行できる(ステップ426)。この点に関して、付加価値計算の一例は、選択した目標地点の閉店時間と選択された目標地点に関して計算された推定到着時間との比較であり、アプリケーションソフトウェア266は、推定到着時間が選択した目標地点の閉店時間を過ぎるか又は閉店時間に近すぎる場合に視覚警告及び/又は可聴警告をユーザに提供する。ユーザがこの警告に従いたい場合、アプリケーションソフトウェア266は別のPOIを選択する機会をユーザに提供する。
【0116】
あるいは、警告が提供されない場合、ユーザはあらゆる警告を無視したい場合、あるいは付加価値計算を実行するためにアプリケーションソフトウェア266により時間情報が使用されない場合、POIの選択処理が継続される。この点に関して、ナビゲーション装置200は、図17に示すように経路全体を示す相対的に低倍率の地図に計算経路332を表示することにより継続する。更にユーザは、計算経路が受け入れ可能であることを示すためにユーザが押下できる別の「実行」仮想ボタン334、ユーザがナビゲーション装置200に選択した目的までの別の経路を計算させるために押下できる「別の経路の検索」ボタン336及びユーザが現在表示されている経路332に関する更に詳細な情報を表示するための選択可能なオプションを示すために押下できる「詳細」ボタン338を提供される。
【0117】
この例において、ユーザは表示された経路を受け入れ可能であると考えると仮定され、「実行」仮想ボタン334が押下されると、ユーザはナビゲーション装置200に対する現在の出発地340の3次元ビュー(図18)を提示される。
【0118】
目的地がユーザにより設定されると、ユーザは出発地から出発し、ナビゲーション装置200は判定されたナビゲーション装置200の場所の変化に従って地図を更新し且つ視覚ナビゲーション命令及びオプションとして可聴ナビゲーション命令をユーザに提供することにより既知の方法でユーザを案内する。この点に関して、ナビゲーション装置200は、場所判定ユニットを構成するプロセッサ202及びGPS受信機224を介して、ナビゲーション装置200の場所を監視する。ナビゲーション装置200がナビゲーション装置200のアプリケーションソフトウェア266により計画された経路に沿って十分な距離だけ進むと、表示装置206、250により表示された3次元ビューを更新する必要がある。ナビゲーション装置200の場所に関連する経度及び緯度データを使用して、アプリケーションソフトウェア266は地図データにアクセスし、地形データ、土地利用データ及び道路データを検索し、この情報を使用して3次元ビューをレンダリングする。ビューのレンダリングの詳細は本明細書の実施形態の説明にとって重要な点ではないため、説明を簡潔に理解しやすくするために、ビューのレンダリングの更なる詳細については本明細書で説明しない。
【0119】
ナビゲーション装置200はユーザを案内し続け、ユーザがナビゲーション装置200により提供された命令に従うと仮定すると、ナビゲーション装置200は最終的にチェッカーフラグ342(図19)により目的場所(この例においては、レストラン「Acquarello」)を識別する。
【0120】
図20を参照すると、POI情報検索モジュール268は、要望に応じて導出された時間情報の精度を変更できる。この例において、ユーザが選択したPOI及び/又はユーザの挙動を検査する(ナビゲーション装置200がユーザに追従すると仮定する)ことにより選択した目的地に到着すると、POI情報検索モジュール268はこのタスクを実行する。この結果、POI情報検索モジュール268のデータ検証モジュール276は、まずユーザが選択した目標地点に到着したかを判定し(ステップ430)、必要に応じてユーザが選択した目標地点に到着するのを待つ。ユーザが選択した目標地点に到着すると、データ検証モジュール276は、ナビゲーション装置200が選択した目標地点に留まる期間を監視し、ナビゲーション装置200が十分長い時間の間選択した目標地点に又は実質的にその近くに留まっていたかを判定する(ステップ432)。この判定は、例えば滞在時間を所定の時間閾値と比較することにより行われ、滞在時間は、ナビゲーション装置200がある場所に又はその場所の所定の半径内に存在する時間の長さを記録することにより取得される。この例において、所定の時間閾値は、ユーザが選択した目標地点に留まる理由を有していたことを推論するのに十分な長さの時間に対応する。所定の時間閾値は、目標地点のカテゴリに依存して変化する。従って、所定の時間閾値を超える場合、データ検証モジュール276は、選択した目標地点で費やした時間が導出した時間情報の少なくとも一部に適合するか、例えば所定の曜日に対する営業時間内であるかを判定する(ステップ434)。選択した目標地点で費やした時間が導出した時間情報の少なくとも一部に適合する場合、データ検証モジュール276は、導出され且つ使用された時間データの一部が正確である可能性が高いと判断し(ステップ436)、POIのローカルデータベース228は、導出され且つ使用された時間情報の一部がナビゲーション装置200により検証されたという確認を提供するように更新される(ステップ438)。要望に応じて、使用された導出した時間情報の一部が正確である場合、選択した目標地点に対して導出された時間情報の残りも正確であるため、POIのローカルデータベース228がそれに従って更新されると仮定される。あるいは、選択した目標地点で費やした時間が導出した時間情報の少なくとも一部に適合すると考えられない場合、データ検証モジュール276は、導出された時間情報が正確である可能性が低いと判断し(ステップ440)、従って、POIのローカルデータベース228は、記録された不正確な時間情報を除去するか、あるいは不正確であるとして又は不正確であると考えられるとしてPOIのローカルデータベース228に記録された時間情報にタグ付けするように更新される(ステップ438)。
【0121】
選択したPOIで費やした時間が、ユーザが選択した目標地点に留まる理由を有していたことを推論するのに十分な長さであると考えられない場合(ステップ432)、導出された時間情報は正確である可能性が低いものとして処理され(ステップ440)、POIのローカルデータベース228は正確である可能性が低いものとして時間情報にタグ付けすることにより更新される。
【0122】
選択した目標地点に到着後、例えば5分以内、10分以内又は15分以内である所定の期間の経過後すぐにユーザが別の目標地点を選択することは、選択した目標地点が閉店していたか又は利用不可能であることを推論するために採用される別の基準である。
【0123】
この例において、データ検証モジュール276は、選択した目標地点に関して導出された時間情報又はその一部の精度を確認又は更に確認するために、必要に応じてナビゲーション装置200のユーザインタフェースを介してユーザからフィードバックを取得できる。この点に関して、データ検証モジュール276は、例えば時間情報が正確である可能性が低いと考えられる場合、導出され且つ選択したPOIと関連付けられた時間情報に関してユーザに質問する必要があるかを判定する(ステップ442)。データ検証モジュール276がユーザに質問すべきであると判定した場合、データ検証モジュール276は、ナビゲーション装置200のユーザインタフェースを介して、営業時間が正確であるか又はユーザが選択した目標地点に到着した時に選択した目標地点が開いていたかをユーザに尋ねる質問を生成する(ステップ444)。その後ユーザは、ナビゲーション装置200のユーザインタフェースを介して例えば「はい」又は「いいえ」である質問に対する応答を提供する。ユーザにより提供された回答に応答して、POI情報検索モジュール268は、導出された時間情報又はその一部が正確であるか又は不正確であるかに関する指示でPOIのローカルデータベース228を更新する(ステップ446)。導出された時間情報又はその一部が不正確であることをユーザが発見した場合、データ検証モジュール276はPOIのローカルデータベース228から不正確なデータを除去できる。当然、データ検証モジュール276がユーザに質問する必要がないと判定した場合(ステップ442)、導出された時間情報に関連して更なる動作は行われない。
【0124】
上記の検証タスクは上述したように組み合わせて実行されるか、あるいはそれらのタスクのうちの1つのみが実行される。ユーザからフィードバックを取得するタスクに関連して、フィードバックはあらゆる場合に要求される必要はなく、フィードバックは時々取得されるか、あるいはナビゲーション装置200の使用に関連する挙動の特定のパターンに従って取得される。例えば、別の目標地点及び/又は目的地に行くためにナビゲーション装置200の電源を落とした後にナビゲーション装置200の電源を投入した後に取得される。実際には、ユーザの挙動を監視することにより実行されたデータ検証に関連して、例えば選択した目標地点での滞在時間(上記のステップ432)に関連して整合性のない結果が取得された場合に、フィードバックタスクは特に実行されるか又は確保される。
【0125】
上記実施形態については、ナビゲーション装置200によりローカルで実行される時間情報の探索及び導出に関して説明した。しかし、探索がリモートサーバ(不図示)によりリモートで実行されるデータ取得システムが提供される。ナビゲーション装置200は、選択したPOIと関連付けられた時間情報に対して要求を生成し且つリモートサーバに送出する。この例において、生成された要求は、リモートサーバが選択した目標地点に関して上述したウェブ探索を実行することを可能にするのに必要な情報を含む。時間情報の導出をサポートするために、リモートサーバはナビゲーション装置200に関連して上述したウェブ探索及び導出機能性を実現する。当然、リモートサーバはネットワークアクセスを有する。リモートサーバによる時間情報の探索及び導出の実行後、リモートサーバは使用するために且つ必要に応じてローカルに格納するためにナビゲーション装置200に時間情報を返す。導出されたあらゆる時間情報のローカルコピーは、要望に応じてリモートサーバによっても格納される。導出されたあらゆる時間情報の検証に関連して、別の構成が作成される。例えばナビゲーション装置200は、上述したデータ検証を実行でき、データ検証の結果をリモートサーバに報告できる。
【0126】
別の実施形態において、上述した技術は、データベース作成又はアップグレード処理の一部としてPOIデータベースを拡充させるために使用される。この点に関して、上述したウェブ探索及び時間情報導出技術はサーバ又は他の演算デバイスにより採用される。この点に関して、サーバは可能であればPOIデータベースに格納された各POIに関する時間情報でPOI情報を補足するためにPOIデータベースの各POIを解析する。POIデータベースは、拡充されると、関連する時間情報を含むPOI情報に対してナビゲーション装置によりクエリされるリモートサーバに展開されるか、あるいは例えば更新データ又は追加の特徴としてナビゲーション装置の製造中又はその後のデバイスへのダウンロード中にナビゲーション装置によりローカルに格納される。
【0127】
本発明の種々の態様及び実施形態について説明したが、本発明の範囲は、本明細書で説明した特定の構成に限定されず、添付の請求の範囲の範囲内の全ての構成、並びにそれらに対する変形例及び変更例を含むことが理解されるだろう。
【0128】
例えば、上記実施形態は主に目的地を設定する処理に関して説明されたが、上記例はナビゲーション装置により既に計算された経路の途中であり且つその経路に従っている間に1つ以上のPOIを設定することに関連して採用される。
【0129】
上記例は、POIであるレストランに関して説明されたが、POIは、例えば博物館、図書館、公園、リサイクルセンター等の公共の場所又は公共の娯楽施設、あるいは店、バー、パブ、駐車場及びガソリンスタンド等の商業施設である関連付けられた時間プロパティを有する他のどんなPOIであってもよいことが理解されるべきである。
【0130】
上記例は、時間情報を導出することに関して説明されたが、時間情報の導出に限定されず、例えば目標地点に関連付けられた電話番号等の問い合わせ先である他の情報が更に又は代わりに目標地点に関して導出可能であることが理解されるべきである。
【0131】
上記の詳細な説明で説明した実施形態はGPSを参照するが、ナビゲーション装置はGPSの代わりに(又は実際にはGPSに加えて)どんな種類の位置検出技術を利用してもよい。例えばナビゲーション装置は、欧州のGalileoシステム等の他のグローバルナビゲーション衛星システムを用いることにより有用であってもよい。同様に、ナビゲーション装置は、衛星を用いたものに限定されず、地上ビーコン又はデバイスが地理的な場所を判定することを可能にする他の何らかの種類のシステムを使用して容易に機能できる。
【0132】
本発明の別の実施形態は、コンピュータシステムと共に使用されるコンピュータプログラムとして実現される。例えばコンピュータプログラムは、ディスケット、CD−ROM、ROM又は固定ディスク等の有形のデータ記録媒体に格納されるか、あるいは例えばマイクロ波又は赤外線である無線媒体又は有形の媒体を介して送信されるコンピュータデータ信号で具体化された一連のコンピュータ命令である。一連のコンピュータ命令は、上述の機能性の全て又は一部を構成でき、半導体メモリ素子、磁気メモリ素子、光メモリ素子又は他のメモリ素子等の揮発性又は不揮発性のあらゆるメモリ素子に格納される。
【0133】
好適な実施形態はソフトウェアを使用してある特定の機能性を実現するが、その機能性はハードウェアでのみ(例えば、1つ以上のASIC(特定用途向け集積回路)を使用することにより)又は実際にはハードウェアとソフトウェアとの組合せにより同様に実現可能であることが当業者にはよく理解されるだろう。従って、本発明の範囲は、ソフトウェアで実現されることにのみ限定されるものとして解釈されるべきではない。
【0134】
最後に、添付の請求の範囲は本明細書で説明した特徴の特定の組合せを示すが、本発明の範囲は、以下に請求される特定の組合せに限定されず、特定の組合せが今回添付する請求の範囲に特に列挙されているか否かに関係なく、本明細書で開示された特徴又は実施形態のいかなる組合せも含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ取得装置であって、
入力ユニット及び出力ユニットに動作可能に結合され、且つユーザインタフェースをサポートするために実行環境を提供するように構成された処理リソースと、
前記実行環境によりサポートされた問い合わせモジュールと、
通信ネットワークを介する通信をサポートするために前記処理リソースに動作可能に結合された通信ユニットとを備え、
前記問い合わせモジュールは、目標地点に関連する探索クエリを生成し、且つ、それに応答して前記通信ユニットを介して探索結果を受信するように構成され、前記目標地点と関連付けられたデータを導出するために前記探索結果を使用するように更に構成される
ことを特徴とするデータ取得装置。
【請求項2】
前記目標地点と関連付けられた前記データは時間データであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記問い合わせモジュールは、前記探索結果において識別されたコンテンツにアクセスし、且つ、前記アクセスしたコンテンツから前記データを導出するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記問い合わせモジュールは、前記目標地点と関連付けられた前記データを少なくとも部分的に導出するように構成されたパーサを含むことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の装置。
【請求項5】
前記パーサは前記アクセスしたコンテンツから前記データを導出するように構成されることを特徴とする、請求項3に従属する場合の請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記探索結果のうちの1つの探索結果は、前記コンテンツを含むウェブページを識別することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記探索クエリはウェブ探索エンジンに関することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記問い合わせモジュールは、前記コンテンツを含むファイルのプロパティを解析し、且つ、前記解析に応答して前記コンテンツが前記目標地点に関して探していた前記データを含む可能性が低いかを判定するように構成されることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項9】
前記パーサは、前記ウェブページと関連付けられたページタイトルを解析し、且つ、前記解析に応答して前記コンテンツが前記目標地点に関して探していた前記データを含む可能性が低いかを判定するように構成されることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記パーサは、前記ウェブページのタグを解析し且つ前記解析に応答して前記コンテンツが前記目標地点に関して探していた前記データを含む可能性が低いかを判定するように構成されることを特徴とする請求項6又は9に記載の装置。
【請求項11】
前記問い合わせモジュールは、前記コンテンツが前記目標地点に関して探していた前記データを含む可能性が低いと判定されたことに応答して前記探索結果を無視するように構成されることを特徴とする請求項9又は10に記載の装置。
【請求項12】
前記問い合わせモジュールは、前記コンテンツが前記目標地点に関して探していた前記データを含む可能性が低いと判定されたことに応答して前記コンテンツと関連付けられた探索結果を無視するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記判定はキーワードに対して行われることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記問い合わせモジュールは、次に時間計算に関連して使用するためにデータ構造に従って前記導出された時間データを構造化するように構成されることを特徴とする請求項2又は、請求項2に従属する場合の請求項3乃至13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
前記問い合わせモジュールは、ユーザに前記探索結果を提供し且つ構文解析するために前記ユーザにより選択された選択探索結果の一致を受信するためにウェブ探索をサポートし、前記探索結果は前記選択探索結果を含むことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
前記ウェブ探索をサポートし且つ前記ユーザが前記探索結果を取得するために提出される探索用語を提供することを可能にするように構成されたウェブ探索モジュールを更に備えることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記問い合わせモジュールは、前記目標地点に関して探していた前記データを導出するために複数の前記探索結果の各々を調査するように構成されることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記時間データは、前記目標地点が開いている期間を構成する期間と関連付けられることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項19】
前記問い合わせモジュールは、前記目標地点と関連付けられた通常時間情報にアクセスし且つ前記通常時間情報から前記目標地点に関して探していた前記データを導出するように構成されることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記問い合わせモジュールは、前記目標地点に関して導出された前記データを検証するために場所データ及び関連する時間データを解析するように構成されることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
データ取得システムであって、
請求項1乃至20のいずれか1項に記載のデータ取得装置を有するサーバ装置と、
ナビゲーション装置とを備え、
前記ナビゲーション装置は、前記目標地点に関して探していた前記データを取得するために前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置をクエリするように構成されることを特徴とするデータ取得システム。
【請求項22】
請求項1乃至20のいずれか1項に記載のデータ取得装置を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項23】
請求項1乃至20のいずれか1項に記載のデータ取得装置を備えたことを特徴とするサーバ装置。
【請求項24】
目標地点に関するデータを取得する方法であって、
ユーザインタフェースをサポートするために問い合わせモジュールをサポートする実行環境を提供する工程と、
前記問い合わせモジュールが探索クエリを生成する工程と、
通信ネットワークを介して目標地点に関連する前記探索クエリを通信する工程と、
前記問い合わせモジュールがそれに応答して前記通信ネットワークを介して探索結果を受信する工程、
前記問い合わせモジュールが目標地点と関連付けられたデータを導出するために前記探索結果を使用する工程と
を有することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムコード手段を含むことを特徴とするコンピュータプログラム要素。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2012−507692(P2012−507692A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533543(P2011−533543)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際出願番号】PCT/EP2008/064364
【国際公開番号】WO2010/051827
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.GSM
【出願人】(307043223)トムトム インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (144)
【Fターム(参考)】