説明

ドハティ増幅器

【課題】出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができるドハティ増幅器を得ることを目的とする。
【解決手段】キャリア増幅器1の出力端5が構造対称線6よりもピーク増幅器11側に配置され、ピーク増幅器11の出力端15が構造対称線16よりもキャリア増幅器1側に配置されているように構成する。これにより、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、高効率な動作を実現することが可能なドハティ増幅器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
新しい社会インフラとして期待される次世代ネットワーク(NGN)では、固定通信と移動体通信の融合や、音声とデータ通信の融合によるシームレスな通信環境の実現が求められている。
次世代移動体通信では、高速データ通信を実現するため、例えば、OFDM変調や256QAMなど、PAPR(Peak to Average Power Ratio)の高い変調波が適用される。
そのため、低歪特性が要求される基地局用増幅器では、バックオフを取った状態で使用される。バックオフの増加と効率特性は相反関係があるため、増幅器には一層の高効率化が求められる。
【0003】
近年、デジタル信号処理によって歪補償を行うデジタルプリディストータ(Digital Pre−Distoter)と、バックオフを取った領域でも高い効率を実現することができるドハティ増幅器とを組み合わせることで、高効率化と低歪化の両立を図る手法が主流になりつつなる。
【0004】
図7は従来のドハティ増幅器を示す構成図である。
図7のドハティ増幅器は、キャリア増幅器及びピーク増幅器から構成され、キャリア増幅器の出力側には、1/4波長インピーダンス変換線路が接続されている。
C級バイアスされたピーク増幅器がオフ状態であるときは、ピーク増幅器の出力インピーダンスがオープンに近いインピーダンスとなるため、キャリア増幅器から出力側を見たインピーダンスが100オームになる。
これにより、バックオフを取った状態でもキャリア増幅器が飽和動作となるため、高効率な動作を実現することができる。
【0005】
ここで、図7のドハティ増幅器では、キャリア増幅器の出力側に1/4波長インピーダンス変換線路が接続されているが、キャリア増幅器とピーク増幅器の出力側線路長の差が、1/4波長、または、1/4波長の奇数倍になるように設定する必要があるため、線路長の設定自由度が小さくなる問題がある。
また、基地局用増幅器は、バックオフを取った状態で使用されるため、増幅器には動作電力の10倍程度の大きな飽和電力が要求される。
そのため、基地局用増幅器に用いられるトランジスタの寸法が大きくなり、ドハティ増幅器のキャリア増幅器とピーク増幅器の間隔が広がるため、キャリア増幅器とピーク増幅器を接続する出力側線路長が長くなる問題がある。
【0006】
さらに、動作電力の10倍程度の飽和電力を必要とするため、ピーク増幅器を2合成する場合がある。
その際には、一般的に1/4波長線路で単位増幅器の出力を合成することが多く、そのままでは、オフ時に出力インピーダンスが短絡状態となる問題がある。そのため、さらに1/4波長線路を追加して、1/2波長に設定する必要がある。これにより、一層線路長が長くなる問題がある。
【0007】
ドハティ増幅器は、上記の通り、キャリア増幅器及びピーク増幅器の出力側の線路長に制約があるため、AB級増幅器では必要としない線路を追加する必要があり、線路長が長くなる問題がある。
また、周波数の変化に対する位相変化量が大きくなるため、広い周波数範囲にわたって、キャリア増幅器やピーク増幅器の整合をとるにあたり、歪や効率を満足する最適整合点に保つことが難しくなる問題がある。その結果、ドハティ増幅器の損失の増加や周波数特性の悪化を招く問題が発生する。
【0008】
図8は一般的な2.6GHz帯のトランジスタ(MOSFET)の寸法を示す説明図である。
図8の例では、フランジを含めたトランジスタのY方向の寸法が34mmとなるため、キャリア増幅器とピーク増幅器の中心間間隔を最低でも34mm以上離す必要がある。
2.6GHz帯における34mmは、厚さ0.82mmのBTレジン基板上で、概ね、1/2波長に相当する長さである。
そこで、キャリア増幅器とピーク増幅器を1つのパッケージに収めることでドハティ増幅器の小型化を図り、出力線路を短縮する手法や、フランジのないトランジスタを使用することでトランジスタの間隔を狭める手法が提案されている。
【0009】
例えば、以下の特許文献1には、キャリア増幅器とピーク増幅器を1つのパッケージに収めることで、キャリア増幅器とピーク増幅器の間隔を狭めて、出力線路を短縮しているドハティ増幅器が開示されている(図9を参照)。
ただし、ドハティ増幅器を製作する度に、キャリア増幅器とピーク増幅器を1つのパッケージに収める必要があるため、汎用性に乏しくなる問題がある。その結果、安価な市販のトランジスタを使用することができず、コスト高になる可能性がある。
また、以下の特許文献1では、プッシュプル増幅器をキャリア増幅器又はピーク増幅器に用いることを述べているが、プッシュプル増幅器の入力端子と出力端子の位置について言及されておらず、キャリア増幅器とピーク増幅器の間隔が近づくように端子が配置されない可能性がある。
【0010】
【特許文献1】特開2005−210224号公報(段落番号[0023]、図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来のドハティ増幅器は以上のように構成されているので、プッシュプル増幅器を用いて、キャリア増幅器又はピーク増幅器が構成されても、プッシュプル増幅器の入力端子と出力端子の位置について言及されていない。そのため、キャリア増幅器とピーク増幅器の間隔が近づくように端子が配置されない可能性があり、出力線路の短縮が十分に行われないことがある課題があった。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができるドハティ増幅器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この発明に係るドハティ増幅器は、キャリア増幅器の出力端が、そのキャリア増幅器の構造対称線よりもピーク増幅器側に配置され、ピーク増幅器の出力端が、そのピーク増幅器の構造対称線よりもキャリア増幅器側に配置されているようにしたものである。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、キャリア増幅器の出力端が、そのキャリア増幅器の構造対称線よりもピーク増幅器側に配置され、ピーク増幅器の出力端が、そのピーク増幅器の構造対称線よりもキャリア増幅器側に配置されているように構成したので、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるドハティ増幅器を示す構成図である。
図1において、キャリア増幅器1はプッシュプル構造の増幅器で構成されている。即ち、キャリア増幅器1は2つのトランジスタ2,3と、2つのトランジスタ2,3のドレイン端子2a,3aを接続する1/2波長線路4とから構成されている。
キャリア増幅器1の出力端5はキャリア増幅器1の構造対称線6よりもピーク増幅器11側に配置されている。
トランジスタ2,3が例えばFETなどの半導体素子だけでなく、入出力の整合回路等を含んでいる場合、トランジスタ2,3はそれぞれ単位増幅器を構成する。
【0016】
ピーク増幅器11はプッシュプル構造の増幅器で構成されている。即ち、ピーク増幅器11は2つのトランジスタ12,13と、2つのトランジスタ12,13のドレイン端子12a,13aを接続する1/2波長線路14とから構成されている。
ピーク増幅器11の出力端15はピーク増幅器11の構造対称線16よりもキャリア増幅器1側に配置されている。
トランジスタ12,13が例えばFETなどの半導体素子だけでなく、入出力の整合回路等を含んでいる場合、トランジスタ12,13はそれぞれ単位増幅器を構成する。
【0017】
ドハティネットワーク線路21は1/4波長線路、または、1/4波長線路の奇数倍の長さを有する線路であり(図1の例では、3/4波長線路)、ドハティ増幅器として動作させるために、キャリア増幅器1とピーク増幅器11を接続している。
なお、22はドハティ増幅器の出力端子である。
【0018】
次に動作について説明する。
図1のドハティ増幅器は、キャリア増幅器1とピーク増幅器11から構成されており、ドハティ増幅器の出力は出力端子22に現われる。
キャリア増幅器1は、2つのトランジスタ2,3と1/2波長線路4からなるプッシュプル構造の増幅器で構成されており、キャリア増幅器1の出力端5は、構造対称線6よりもピーク増幅器11側に配置されている。
また、ピーク増幅器11は、2つのトランジスタ12,13と1/2波長線路14からなるプッシュプル構造の増幅器で構成されており、ピーク増幅器11の出力端15は、構造対称線16よりもキャリア増幅器1側に配置されている。
【0019】
図1の増幅器がドハティ増幅器として動作するためには、キャリア増幅器1とピーク増幅器11が、1/4波長線路、または、1/4波長線路の奇数倍の長さを有するドハティネットワーク線路で接続されている必要がある。
このとき、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11を構成しているトランジスタ2,3,12,13が、例えば、2.6GHz帯のトランジスタ(MOSFET)であり、フランジを含めたトランジスタの寸法が34mmであるとすると、キャリア増幅器1におけるトランジスタ2,3のドレイン端子2a,3aの中心間間隔(ピーク増幅器11におけるトランジスタ12,13のドレイン端子12a,13aの中心間間隔)が最低でも34mm以上離れることになる。
【0020】
そのため、この場合には、ドハティネットワーク線路が1/4波長線路では、トランジスタ2,3のドレイン端子2a,3a(トランジスタ12,13のドレイン端子12a,13a)間を接続することができないので、ドハティネットワーク線路として3/4波長線路が用いられる。
図1では、3/4波長線路のドハティネットワーク線路21が用いられている例を示している。
【0021】
キャリア増幅器1及びピーク増幅器11がプッシュプル構造の増幅器で構成されることにより、出力側の線路長を短縮することができるが、この点を明確にするために、以下、この実施の形態1のドハティ増幅器と、従来のドハティ増幅器を比較する。
図2は従来のドハティ増幅器を示す構成図である。図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
従来のドハティ増幅器では、キャリア増幅器1の出力端5が構造対称線6上に配置されており、ピーク増幅器11の出力端15が構造対称線16上に配置されている点で、この実施の形態1のドハティ増幅器と相違している。
【0022】
ここで、ドハティ増幅器の出力側の線路長と、通過損失や周波数帯域の特性を導出するため、出力側回路がトランジスタ端面で対向接続されているものを想定する。
図3はこの実施の形態1のドハティ増幅器における出力側回路の対向接続回路であり、図4は従来のドハティ増幅器における出力側回路の対向接続回路を示している。
図3,4において、22’は対向接続されている出力側回路の出力端子であり、31は電気長0の理想線路である。
【0023】
図3及び図4より明らかなように、出力側回路2つ分の線路長である22−22’間の線路長は、従来のドハティ増幅器より、この実施の形態1のドハティ増幅器の方が0.5波長短いことがわかる。
図5は出力側回路の損失及び帯域特性の計算結果を示す説明図である。
図5(a)に示すように、従来のドハティ増幅器より、この実施の形態1のドハティ増幅器の方が0.06dBだけ通過損失が小さいことがわかる。図5(b)は2.6GHzで規格化された通過損失を示している。
これにより、従来のドハティ増幅器より、この実施の形態1のドハティ増幅器の方が、帯域が広いことが確認される。
【0024】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、キャリア増幅器1の出力端5が構造対称線6よりもピーク増幅器11側に配置され、ピーク増幅器11の出力端15が構造対称線16よりもキャリア増幅器1側に配置されているように構成したので、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができる効果を奏する。
【0025】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11の双方が複数の単位増幅器で構成されているものについて示したが、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11のうち、少なくとも一方が複数の単位増幅器で構成されているようにしてもよい。
この場合も、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができる。
【0026】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11の双方がプッシュプル構造の増幅器で構成されているものについて示したが、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11のうち、少なくとも一方がプッシュプル構造の増幅器で構成されているようにしてもよい。
この場合も、出力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や出力電力の広帯域化を図ることができる。
【0027】
実施の形態4.
上記実施の形態1では、キャリア増幅器1が1/2波長線路4を用いてプッシュプル構造の増幅器が構成され、ピーク増幅器11が1/2波長線路14を用いてプッシュプル構造の増幅器が構成されているものを示したが、キャリア増幅器1及びピーク増幅器11が1/2波長線路で構成されるバランを用いて、プッシュプル構造の増幅器が構成されているようにしてもよい。
【0028】
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5によるドハティ増幅器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
キャリア増幅器51はプッシュプル構造の増幅器で構成されている。即ち、キャリア増幅器51は2つのトランジスタ52,53と、2つのトランジスタ52,53のゲート端子52a,53aを接続する1/2波長線路54とから構成されている。
キャリア増幅器51の入力端55はキャリア増幅器51の構造対称線56よりもピーク増幅器61側に配置されている。
トランジスタ52,53が例えばFETなどの半導体素子だけでなく、入出力の整合回路等を含んでいる場合、トランジスタ52,53はそれぞれ単位増幅器を構成する。
【0029】
ピーク増幅器61はプッシュプル構造の増幅器で構成されている。即ち、ピーク増幅器61は2つのトランジスタ62,63と、2つのトランジスタ62,63のゲート端子62a,63aを接続する1/2波長線路64とから構成されている。
ピーク増幅器61の入力端65はピーク増幅器61の構造対称線66よりもキャリア増幅器51側に配置されている。
トランジスタ62,63が例えばFETなどの半導体素子だけでなく、入出力の整合回路等を含んでいる場合、トランジスタ62,63はそれぞれ単位増幅器を構成する。
【0030】
ドハティネットワーク線路71は1/4波長線路、または、1/4波長線路の奇数倍の長さを有する線路であり(図6の例では、3/4波長線路)、ドハティ増幅器として動作させるために、キャリア増幅器51とピーク増幅器61を接続している。
なお、72はドハティ増幅器の入力端子である。
【0031】
上記実施の形態1では、キャリア増幅器1の出力端5が構造対称線6よりもピーク増幅器11側に配置され、ピーク増幅器11の出力端15が構造対称線16よりもキャリア増幅器1側に配置されているものについて示したが、図6に示すように、キャリア増幅器51の入力端55が構造対称線56よりもピーク増幅器61側に配置され、ピーク増幅器61の入力端65が構造対称線66よりもキャリア増幅器51側に配置されているようにしてもよい。
この場合、上記実施の形態1とは逆に、入力側の線路長を短縮して、消費電力の低減や、歪や入力電力の広帯域化を図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の実施の形態1によるドハティ増幅器を示す構成図である。
【図2】従来のドハティ増幅器を示す構成図である。
【図3】この実施の形態1のドハティ増幅器における出力側回路の対向接続回路を示す説明図である。
【図4】従来のドハティ増幅器における出力側回路の対向接続回路を示す説明図である。
【図5】出力側回路の損失及び帯域特性の計算結果を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態5によるドハティ増幅器を示す構成図である。
【図7】従来のドハティ増幅器を示す構成図である。
【図8】一般的な2.6GHz帯のトランジスタ(MOSFET)の寸法を示す説明図である。
【図9】特許文献1に開示されているドハティ増幅器を示す構成図である。
【符号の説明】
【0033】
1 キャリア増幅器、2,3 トランジスタ(単位増幅器)、2a,3a ドレイン端子、4 1/2波長線路、5 キャリア増幅器1の出力端、6 キャリア増幅器1の構造対称線、11 ピーク増幅器、12,13 トランジスタ(単位増幅器)、12a,13a ドレイン端子、14 1/2波長線路、15 ピーク増幅器11の出力端、16 ピーク増幅器11の構造対称線、21 ドハティネットワーク線路、22 ドハティ増幅器の出力端子、22’ 出力側回路の出力端子、31 電気長0の理想線路、51 キャリア増幅器、52,53 トランジスタ(単位増幅器)、52a,53a ゲート端子、54 1/2波長線路、55 キャリア増幅器51の入力端、56 キャリア増幅器51の構造対称線、61 ピーク増幅器、62,63 トランジスタ(単位増幅器)、62a,63a ドレイン端子、64 1/2波長線路、65 ピーク増幅器61の入力端、66 ピーク増幅器61の構造対称線、71 ドハティネットワーク線路、72 ドハティ増幅器の出力端子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリア増幅器とピーク増幅器から構成されているドハティ増幅器において、上記キャリア増幅器の出力端が上記キャリア増幅器の構造対称線よりも上記ピーク増幅器側に配置され、上記ピーク増幅器の出力端が上記ピーク増幅器の構造対称線よりも上記キャリア増幅器側に配置されていることを特徴とするドハティ増幅器。
【請求項2】
キャリア増幅器及びピーク増幅器のうち、少なくとも一方が複数の単位増幅器で構成されていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
【請求項3】
キャリア増幅器及びピーク増幅器のうち、少なくとも一方がプッシュプル構造の増幅器で構成されていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
【請求項4】
1/2波長線路を用いてプッシュプル構造の増幅器が構成されていることを特徴とする請求項3記載のドハティ増幅器。
【請求項5】
バランを用いてプッシュプル構造の増幅器が構成されていることを特徴とする請求項3記載のドハティ増幅器。
【請求項6】
キャリア増幅器とピーク増幅器から構成されているドハティ増幅器において、上記キャリア増幅器の入力端が上記キャリア増幅器の構造対称線よりも上記ピーク増幅器側に配置され、上記ピーク増幅器の入力端が上記ピーク増幅器の構造対称線よりも上記キャリア増幅器側に配置されていることを特徴とするドハティ増幅器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−11186(P2010−11186A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−169102(P2008−169102)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】