説明

ナノワイヤー製造方法

【課題】ナノワイヤー製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に物質膜パターンを形成する段階と、基板上に前記物質膜パターンを覆う第1絶縁膜、第1ナノワイヤー形成層及び上部絶縁膜を順次に積層する段階と、物質膜パターンが露出されるまで上部絶縁膜、第1ナノワイヤー形成層及び第1絶縁膜を順次に研磨して第1ナノワイヤー形成層の一部を露出させる段階と、第1ナノワイヤー形成層の露出された領域に単結晶ナノワイヤーを形成する段階とを含むが、第1絶縁膜及び第1ナノワイヤー形成層の総厚さは、物質膜パターンの厚さより薄く形成することを特徴とするナノワイヤー製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造に使われる材料の製造方法に係り、さらに詳細には、シリコンナノワイヤー製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ナノ技術は、nmサイズの範囲で操作及び分析し、これを制御することによって新たに改善された物理的・化学的・生物学的特性を示す素材や素子またはシステムを作り出す科学技術と定義される。
【0003】
このようなナノ技術の発展につれて多様なナノ構造物が紹介されているが、その中でナノチューブ、ナノワイヤーなどが代表的である。
【0004】
ナノチューブとしては、炭素ナノチューブが広く知られている。ナノワイヤーは、レーザー、トランジスタ、メモリ、化学感知用センサーなど多様な分野で使われうる。
【0005】
現在のナノワイヤー製造技術は、素材の長さを自由に調節可能なレベルまで発展してきた。例えば、その長さを、5nmから数百nmまで調節しうる。
【0006】
このようなナノワイヤーは、通常触媒を用いた成長法で製造される。このようなナノワイヤー製造方法(以下、従来のナノワイヤー製造方法)においてナノワイヤーが与えられた長さに形成された後、使われた触媒は除去される。
【0007】
このような従来のナノワイヤー製造方法の場合には、使われた触媒を完全に除去し難い。したがって、不回避に使われた触媒の一部が不純物として残るようになる。
【0008】
また、従来のナノワイヤー製造方法でナノワイヤーの成長を任意に制御することは難しいところ、任意の位置にナノワイヤーを形成することは難しい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記問題点を改善するためのものであって、不純物が含まれることを防止し、任意の位置に形成し、現在のシリコン半導体素子の製造工程をそのまま利用し、かつ製造工程を単純化しうる単結晶ナノワイヤーの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記技術的課題を達成するために本発明は、基板上に物質膜パターンを形成する第1段階、前記基板上に前記物質膜パターンを覆う第1絶縁膜、第1ナノワイヤー形成層及び上部絶縁膜を順次に積層する第2段階、前記物質膜パターンが露出されるまで、前記上部絶縁膜、前記第1ナノワイヤー形成層及び前記第1絶縁膜を順次に研磨して前記第1ナノワイヤー形成層の一部を露出させる第3段階、及び前記第1ナノワイヤー形成層の露出された領域に単結晶ナノワイヤーを形成する第4段階を含むが、前記第1絶縁膜及び前記第1ナノワイヤー形成層の総厚さは、前記物質膜パターンの厚さより薄く形成することを特徴とするナノワイヤーの形成方法を提供する。
【0011】
このようなナノワイヤーの形成方法で前記基板は、シリコン酸化物、水晶またはガラスからなる。そして、前記第1絶縁膜は、前記単結晶ナノワイヤーの形成に使われるソースガスに対する反応率が前記第1ナノワイヤー形成層より低い物質からなりうる。また、前記第1ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層であり得る。
【0012】
本発明の他の実施形態によれば、前記第2段階は、前記第1ナノワイヤー形成層と前記上部絶縁膜との間に第2絶縁膜及び第2ナノワイヤー形成層を順次に形成する段階をさらに含み、前記第1絶縁膜、第1ナノワイヤー形成層、第2絶縁膜及び第2ナノワイヤー形成層の総厚さは、前記物質膜パターンの厚さより薄く形成される。
【0013】
前記第2絶縁膜は、前記単結晶ナノワイヤー形成に使われるソースガスに対する反応率が前記第2ナノワイヤー形成層より低い物質からなりうる。
【0014】
前記第2ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層で形成しうる。
【0015】
前記第1または第2ナノワイヤー形成層は、1〜100nmの厚さに形成しうる。
【0016】
前記第1及び第2ナノワイヤー形成層は、相異なる厚さに形成しうる。
【0017】
前記単結晶ナノワイヤーは、Siナノワイヤー、Geナノワイヤー及びSiGeナノワイヤーのうちいずれか1つであり得る。
【0018】
前記第1ナノワイヤー形成層の露出部分は、所定の長さとナノサイズの幅を有することができる。
【0019】
本発明の実施形態によれば、前記第4段階は、前記第1ナノワイヤー形成層の露出された領域上に多結晶ナノワイヤーを形成する段階及び前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射する段階をさらに含むことができる。そして、前記多結晶ナノワイヤーは、超高真空化学気相蒸着設備でソースガスとしてIV族半導体元素を含む前駆体を供給して形成しうる。
【0020】
本発明によれば、前記第1段階は前記基板上に少なくとも2つの前記物質膜パターンを離隔して形成しうる。
【0021】
本発明の一側面によれば、前記レーザー照射段階は、前記多結晶ナノワイヤーの一部を除去した後、残りの多結晶ナノワイヤーに前記レーザー照射を実施する。
【0022】
本発明の他の局面によれば、前記レーザー照射段階は、前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射した後、前記単結晶ナノワイヤーの一部を除去することもできる。
【0023】
前記技術的課題を達成するために本発明は、基板上に多結晶ナノワイヤーを形成する第1段階及び前記多結晶ナノワイヤーを単結晶ナノワイヤーに変換する第2段階を含むことを特徴とするナノワイヤーの形成方法も提供する。
【0024】
前記第1段階は、前記基板上に複数の多結晶ナノワイヤーを離隔して形成しうる。
【0025】
また、本発明によれば、前記第1段階は、前記基板上にナノワイヤー形成層及び絶縁膜を順次に形成する段階と、前記ナノワイヤー形成層及び絶縁膜を逆順にパターニングして前記ナノワイヤー形成層の側面を露出させる段階と、前記ナノワイヤー形成層の露出された側面に選択的に多結晶ナノワイヤーを形成する段階と、前記絶縁膜及びナノワイヤー形成層を除去する段階と、をさらに含むことができる。
【0026】
ここで、前記絶縁膜は、前記多結晶ナノワイヤー形成に使われるソースガスに対する反応率が前記ナノワイヤー形成層より低い物質からなりうる。そして、前記ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層で形成しうる。
【0027】
また、前記ソースガスは、IV族半導体元素を含む前駆体ガスであり得る。
【0028】
また、前記多結晶ナノワイヤー形成段階は、Siナノワイヤー、Geナノワイヤー及びSiGeナノワイヤーのうちいずれか1つのナノワイヤーを形成する段階であり得る。
【0029】
また、前記第2段階は、前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射する段階をさらに含むことができる。
【0030】
本発明の他の側面によれば、前記絶縁膜及び前記ナノワイヤー形成層の除去段階は、前記第2段階を実施した後で行われる。
【0031】
前記多結晶ナノワイヤー形成段階は、その形成過程で供給されるドーピングガスでドーピングされうる。
【0032】
このような本発明を利用すれば、最終的に得られるナノワイヤーに不純物が含まれることを防止しうる。そして、多様なデバイスに適用しうる多様な形態のナノワイヤーが得られる。また、多様な直径(1−100nm)を有するナノワイヤーを容易に形成しうる。また、製造コストを低減し、製造工程を単純化しうる。また、多種の基板、例えば、結晶基板はもちろん、非晶質基板までも使用しうる。また、単結晶ナノワイヤーが得られる。
【発明の効果】
【0033】
本発明のナノワイヤーの形成方法で触媒が使われず、選択的方式でナノワイヤーが形成される。従って、最終的に得られるナノワイヤーに不純物が含まれることを防止しうる。そして、本発明は製造過程でナノワイヤーの形成位置を任意に選択し、形成した後で既存のフォトエッチング技術を用いて所望の長さに切ることができるところ、多様なデバイスに適用されうるナノワイヤーが得られる。また、本発明でナノワイヤーは特定物質膜(ナノワイヤー形成層)の露出された断面に選択的に形成されうるところ、前記特定物質膜の厚さによって多様な直径(1−100nm)を有するナノワイヤーを容易に形成しうる。また、現在の半導体製造工程設備をそのまま使用できるところ、製造コストを低減しうる。また、本発明でナノワイヤーは既定の物質膜にのみ選択的に成長するところ、ナノワイヤーが形成される領域を指定するための別途のマスクなどが不要なので、製造工程を単純化しうる。また、本発明でナノワイヤーの製造工程に用いられる基板はナノワイヤーの形成に直接影響を与えない。したがって、本発明のナノワイヤー製造工程に多様な種類の基板、例えば、結晶基板はもとより、非晶質基板も使用しうる。また、本発明では相対的に容易に単結晶ナノワイヤーが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、本発明の実施形態によるナノワイヤー製造方法を添付した図面に基づいて詳細に説明する。この過程で図面に示された層や領域の厚さは明細書の明確性のために誇張して図示した。
【0035】
まず、本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を説明する。
【0036】
図1を参照すれば、基板10上にナノワイヤーを形成する領域と形成していない領域とを設定する。基板10は、ナノワイヤーが形成されていない基板10の領域上にメサパターン12を形成する。メサパターン12は、後続工程で上部面が露出される。したがって、メサパターン12は、ナノワイヤーの形成に使われる前駆体物質と反応していない物質で形成されたことが望ましい。例えば、ナノワイヤーがシリコンナノワイヤーである場合、メサパターン12は、前駆体であるシラン(SiH)と反応しない物質、例えば、シリコン酸化膜、水晶(quartz)またはガラス(glass)で形成しうる。
【0037】
ナノワイヤーが形成される領域の大きさによってメサパターン12の間隔はさらに広く、あるいはさらに狭く形成しうる。また、メサパターン12自体の幅をさらに狭く、あるいはさらに広く形成することもできる。
【0038】
図2を参照すれば、基板10上にメサパターン12を覆う第1絶縁膜16を形成する。次いで、第1絶縁膜16上に第1ナノワイヤー形成層18、第2絶縁膜20及び第2ナノワイヤー形成層22を順次に形成する。前記第1絶縁膜16、第1ナノワイヤー形成層18、第2絶縁膜20及び第2ナノワイヤー形成層22の総厚さは、前記メサパターン12の厚さより薄く形成される。
【0039】
そして、第2ナノワイヤー形成層22上に上部絶縁膜24を形成した後、上部絶縁膜24の上部面を平坦化する。第1及び第2絶縁膜16、20と上部絶縁膜24は、ナノワイヤー前駆体物質に対する選択性が第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22よりはるかに低い絶縁膜で形成することが望ましい。したがって、第1及び第2絶縁膜16、20と上部絶縁膜24は、例えば、シリコン酸化膜(SiO)であり得る。そして、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22は、シリコンナイトライド(SiNx)層で形成しうる。
【0040】
後続工程でナノワイヤーは、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の切断面に選択的に形成される。したがって、最終的に形成される単結晶ナノワイヤーの直径は第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の厚さに依存するところ、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22は、形成しようとするナノワイヤーの直径に符合される厚さに形成することが望ましい。例えば、形成しようとするナノワイヤーの直径が10nm未満である場合、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の厚さは、この数値に合わせて形成する。第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22は、各々100nm以下の厚さに形成しうる。
【0041】
次に、平坦化された上部絶縁膜24の上部面を研磨する。この際、前記研磨は、所定の方式、例えば、化学機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)方式で実施しうる。そして、前記研磨は、図3に示したようにメサパターン12の上部面が正常に露出されるまで実施する。
【0042】
図3を参照すれば、前記研磨によってメサパターン12の上部面上で第1及び第2絶縁膜16、20と上部絶縁膜24と第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22が除去される。また、メサパターン12の間でも、メサパターン12より高く形成された第1及び第2絶縁膜16、20、上部絶縁膜24、そして第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22が除去される。すなわち、前記研磨によってメサパターン12の上部面を含む平面が形成され、第1及び第2絶縁膜16、20、上部絶縁膜24、そして第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22は、メサパターン12を挟んで完全に分離された状態となる。
【0043】
図4は、前記研磨工程を経た結果物の平面を示す。図3は、図4をIII−III’方向に切開した断面を示すことである。
【0044】
図4を参照すれば、メサパターン12は、ライン状に形成されたことが分かり、前記研磨工程により第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22は、メサパターン12と平行ライン状に露出されたことが分かる。
【0045】
図4の第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の露出部分は、図2の第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の垂直部分を水平に切った断面である。したがって、図4に示されている第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の露出部分の幅は、すなわち、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の厚さと同じである。後続工程でナノワイヤーは、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の露出部分に選択的に形成されるところ、既に述べたように、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22を形成する時、その厚さは形成しようとするナノワイヤーの直径に合わせて形成することが望ましい。
【0046】
次に、図5に示したように超高真空条件が保持される化学気相蒸着(UHV−CVD)チャンバ30のステージ32上に図3の結果物40をローディングし、ナノワイヤーを構成する材料物質(以下、ソース物質)34を化学気相蒸着チャンバ30に供給して図3の結果物40上に均一に噴射する。この際、化学気相蒸着チャンバ30の内部温度は、ナノワイヤーの成長に適した温度、例えば、シリコンナノワイヤーが形成される場合に600℃以上に保持し、内部圧力は、例えば、10−4torrあるいはそれより低く維持する。また、ソース物質34と共にドーピング物質(図示せず)を化学気相蒸着チャンバ30に供給しうる。前記ドーピング物質は、通常のp型またはn型ドーピングガスであり得る。ソース物質34は、周期律表上のIV族元素を含む前駆体であると共に、レーザー、例えば、エキシマーレーザーに溶融される物質であり得る。例えば、前記ナノワイヤーがシリコンナノワイヤーである場合、シランが使われうる。また、前記ナノワイヤーがGeナノワイヤーあるいはSiGeナノワイヤーである場合には、GeまたはSiGeを含む前駆体物質が使われうる。
【0047】
前記したように第1及び第2絶縁膜16、20と上部絶縁膜24のソース物質34に対する選択性は、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22に比べてはるかに低いために、前記蒸着過程でソース物質34は、第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の露出された部分にのみ蒸着される。
【0048】
図6は、前記蒸着結果を示す平面図であり、図7は、図6をVII−VII’方向に切開した断面を示す。
【0049】
図6を参照すれば、前記蒸着過程で第1及び第2ナノワイヤー形成層18、22の露出された部分に沿って多結晶ナノワイヤー60が形成される。多結晶ナノワイヤー60は、ポリシリコンナノワイヤー、GeナノワイヤーまたはSiGeナノワイヤーであり得る。
【0050】
次に、図8を参照すれば、多結晶ナノワイヤー60が形成された平面上に多結晶ナノワイヤー60を所定形態にパターニングするための第1ないし第3感光膜パターンM1、M2、M3を形成する。第1ないし第3感光膜パターンM1−M3は、後続多結晶ナノワイヤー60のエッチング工程でエッチングマスクとして使用する。第1ないし第3感光膜パターンM1−M3それぞれの形態及び形成位置は異なるが、これは相異なるデバイスが形成される時、デバイス別に形態や形成される位置が異なり得るとこと、当然各デバイスの形成領域を限定するマスクの形態及び位置も異なり得ることを意味する。
【0051】
第1ないし第3感光膜パターンM1−M3を形成した後、これをエッチングマスクとして第1ないし第3感光膜パターンM1−M3周りの多結晶ナノワイヤー60を除去する。その結果、図9に示したように、第1ないし第3感光膜パターンM1−M3を除外した領域で多結晶ナノワイヤー60がいずれも除去される。
【0052】
図10は、図9で第1ないし第3感光膜パターンM1−M3を除去した結果を示す。
【0053】
図10を参照すれば、多結晶ナノワイヤー60に対する前記エッチング工程が進められた後、多結晶ナノワイヤー60は、制限された領域にのみ分布する。多結晶ナノワイヤー60の分布形態と長さは、多結晶ナノワイヤー60の変形である単結晶ナノワイヤーを利用しようとするデバイスによって変わりうる。
【0054】
次いで、図10をXI−XI’方向に切開した断面を示す図11を参照すれば、第1ないし第3感光膜パターンM1−M3が除去された所に残っている多結晶ナノワイヤー60にエキシマーレーザー62を照射する。エキシマーレーザー62は、パルス状態に照射される。この際、前記エキシマーレーザーパルスは、多結晶ナノワイヤー60を溶かしうる強度を有することが望ましいが、多結晶ナノワイヤー60が蒸発されて除去(ablation)されるほどの強度あるいは多結晶ナノワイヤー60が凝集(agglomeration)されるほどの強度より小さい強度を有することが望ましい。エキシマーレーザー62の代りに、これと同等な役割が行える他のレーザーあるいは照射手段が使われうる。
【0055】
前記エキシマーレーザーの照射結果、第1ないし第3感光膜パターンM1−M3が除去されたところに残っている多結晶ナノワイヤー60の結晶状態は多結晶から単結晶に変化する。図12は、このような結果を示す。図12で参照番号64は、前記エキシマーレーザー照射によって単結晶構造を有するナノワイヤー(以下、単結晶ナノワイヤー64と称する)を示す。
【0056】
前記エキシマーレーザーの照射によって多結晶ナノワイヤー60が単結晶ナノワイヤー64に変化する過程を簡略に説明する。
【0057】
一般的に物質で結晶成長のための核(nucleation)の発生頻度(event)は、物質の体積や表面積に比例する。また、核はランダムに発生する。したがって、物質の体積が大きいほど核の発生頻度が増加し、核はランダムに発生するところ、体積が大きい物質は多結晶状態となる。したがって、前記体積が大きい物質がシリコンである場合、ポリシリコンが形成される。逆に、物質の体積が小さい場合、その中で核が発生する頻度は低くなるところ、該当物質の単結晶が形成される可能性は高まる。
【0058】
核の発生頻度を数値例と挙げれば、ナノ秒(nano−second)の間に1モル(mole)の物質中に核の発生頻度は約1011events/(mole nsec)である。例えば、パターニングによってナノワイヤーの体積を30×30×1000nm=9×10−22にすれば、この体積をモル体積に換算すれば、7.5×10−15モルとなる。したがって、9×10−22の体積を有するナノワイヤーで核の発生頻度はナノ秒当たり7.5×10−4となる。この値は、マイクロ秒の間に9×10−22の体積を有するナノワイヤーで核の発生頻度が0.75ということを意味する。結晶になるには、少なくとも1つの核が発生せねばならない。ナノワイヤーの体積がきわめて小さく、核の発生と同時に核を中心に結晶化が進むことを鑑みれば、ナノワイヤーに1つの核が発生すると同時にナノワイヤー全体は1つの結晶、すなわち、単結晶となることを推測できる。
【0059】
以下、図11に示したように多結晶ナノワイヤー60に対するエキシマーレーザー62の照射について説明する。
【0060】
多結晶ナノワイヤー60に適正強度に調節されたエキシマーレーザー62が非常に短時間照射されれば、その短時間に非晶質状態のナノワイヤー60は溶けて非晶質化された後、核を中心に結晶化される過程を経る。多結晶ナノワイヤー60の直径は10nmより小さくなりうるので、多結晶ナノワイヤー60の体積は、前記例と挙げたナノワイヤーの体積より小さくなりうる。したがって、多結晶ナノワイヤー60で核発生頻度は、1未満であるところ、多結晶ナノワイヤー60に1つの核が発生するやいなやこの1つの核を中心に多結晶ナノワイヤー60全体は結晶化されうる。これにより、多結晶ナノワイヤー60は、エキシマーレーザー62の照射過程を経つつ、単結晶ナノワイヤー64となる。
【0061】
図13は、前記したようにエキシマーレーザー62が照射された結果物の平面、すなわち、上部面を示す。図13は、図10の結果物にエキシマーレーザーを照射したものと同じである。
【0062】
図13を参照すれば、単結晶ナノワイヤー64は、第1ないし第3感光膜パターンM1−M3で覆われた部分にのみ存在して、他の部分には存在していない。
【0063】
一方、多結晶ナノワイヤー60のパターニング工程よりエキシマーレーザー62の照射工程を先に実施しうる。すなわち、図7に示した結果物で多結晶ナノワイヤー60の全体に対してエキシマーレーザー62を照射して多結晶ナノワイヤー60を単結晶ナノワイヤー64に変化させる。次いで、単結晶ナノワイヤー64を図13のような形でパターニングする。このようなパターニング過程に前記第1ないし第3感光膜パターンM1−M3がマスクとして使われることができる。
【0064】
次いで、本発明の第2実施形態によるナノワイヤーの形成方法を説明する。第2実施形態による形成方法ではメサパターンが使われない。
【0065】
図14を参照すれば、基板10上にナノワイヤー形成層80及び絶縁膜82を順次に積層する。基板10は、後続工程で部分的に露出されるところ、ナノワイヤー形成に使われる前駆体物質と反応していない物質、あるいは前記前駆体物質と反応してもナノワイヤー形成層80と前記前駆体物質との間の反応よりはるかに遅い反応率を有する物質で形成することが望ましい。
【0066】
また、基板10は、単純にこのような物質で形成された単層の基板でもあり得るが、その中に半導体素子、例えば、トランジスタやキャパシタあるいは配線を含み、上部面に前記前駆体物質と反応していない物質膜が備えられた積層物であり得る。
【0067】
ナノワイヤー形成層80は、数nmの厚さに形成され、第1実施形態の第1ナノワイヤー形成層18や第2ナノワイヤー形成層22と同じ物質層で形成しうる。絶縁膜82は、第1実施形態の第1及び第2絶縁膜16、20と上部絶縁膜24のうち、いずれか1つと同じ物質膜で形成しうる。絶縁膜82の所定領域上に感光膜パターン100を形成する。感光膜パターン100の形態は、形成しようとするナノワイヤーの形態によって異ならせて形成しうる。例えば、長い線形のナノワイヤーを得ようとする場合、感光膜パターン100は、制限された幅を有する線形に形成しうる。また、4辺に連結された四角形のナノワイヤーを得ようとする場合、感光膜パターン100は方形になりうる。感光膜パターン100をエッチングマスクとして絶縁膜82とナノワイヤー形成層80を順次にエッチングする。前記エッチングは、基板10が露出されるまでに実施する。前記エッチングの後、感光膜パターン100を除去する。その結果、図15に示したように基板10の与えられた領域上に積層物パターンP1が形成される。積層物パターンP1は、感光膜パターン100と同じ形であり、順次に積層されたナノワイヤー形成層パターン80aと絶縁膜パターン82aとを含む。積層物パターンP1の側面、すなわち、ナノワイヤー形成層パターン80aの側面と絶縁膜パターン82aの側面は露出されている。この状態で図15の結果物を第1実施形態で説明したような条件を備えた超高真空化学気相蒸着装備にローディングした後、前記化学気相蒸着装備に第1実施形態で説明したようなナノワイヤー形成用ソースガス(前駆体ガス)を供給する。このようにして図16に示したようにナノワイヤー形成層パターン80aの側面にのみ選択的にナノワイヤー84が形成される。ナノワイヤー形成層パターン80aの厚さは、数nmであるために、その側面に形成されるナノワイヤー84の直径も数nm程度となる。ナノワイヤー形成層80を厚く形成する場合、ナノワイヤー84の直径も大きくなる。したがって、ナノワイヤー形成層80を形成する段階でナノワイヤー形成層80の厚さを調節することによって、後続工程で得られるナノワイヤー84の直径を調節しうる。前記化学気相蒸着装備で得られたナノワイヤー84はまだ単結晶ナノワイヤーではない。したがって、下記でナノワイヤー84を多結晶ナノワイヤー84と記載する。
【0068】
ナノワイヤー形成層パターン80aの側面に多結晶ナノワイヤー84を形成した後、基板10上で積層物パターンP1を除去する。多結晶ナノワイヤー84と基板10とに対するエッチング率が低い一方、絶縁膜パターン82a及びナノワイヤー形成層パターン80aに対するエッチング率は高い所定のエッチング液(etchant)を使用した湿式エッチングで積層物パターンP1を除去しうる。パターン82aを除去した後、基板10上には、図17に示したように多結晶ナノワイヤー84のみ残る。
【0069】
引続き、図18を参照すれば、多結晶ナノワイヤー84が形成された基板10にエキシマーレーザー90を照射する。エキシマーレーザー90は、第1実施形態のエキシマーレーザー62と同じ種類で同じ強度を有することができる。エキシマーレーザー90の照射目的及び条件は第1実施形態でのエキシマーレーザー62の照射目的及び条件と同じであるので、その詳細な説明は省略する。エキシマーレーザー90の照射により多結晶ナノワイヤー84は、図19に示したように単結晶ナノワイヤー84aとなる。
【0070】
図20は、図19の結果物についての平面を示す。図19は、図20をXIX−XIX’方向に切開した断面図である。図20を参照すれば、単結晶ナノワイヤー84aは、線形に並んで形成されている。
【0071】
一方、前述した第2実施形態によるナノワイヤーの形成方法で、エキシマーレーザー90照射工程は多結晶ナノワイヤー84が形成された後、積層物パターンP1を除去する前に実施することもできる。
【0072】
前記説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは発明の範囲を限定するものというより、望ましい実施形態の例示として解釈されねばならない。例えば、当業者ならば、第1実施形態で第1ナノワイヤー形成層18の厚さと第2ナノワイヤー形成層22の厚さを異ならせて形成し、結果的に直径の異なる単結晶ナノワイヤーを同時に形成しても良い。従って、本発明の範囲は説明された実施形態によって決まるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想により決まるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、半導体装置の製造に使われる材料の製造方法に関連した技術分野に好適に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図9】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図10】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図11】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図12】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図13】本発明の第1実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【図14】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図15】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図16】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図18】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図19】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す断面図である。
【図20】本発明の第2実施形態によるナノワイヤー製造方法を段階別に示す平面図である。
【符号の説明】
【0075】
10 基板
12 メサパターン
16、20 第1及び第2絶縁膜
18、22 第1及び第2ナノワイヤー形成層
24 上部絶縁膜
30 チャンバ
34 ソース物質
40 図3の結果物
60、 84 多結晶ナノワイヤー
62、 90 エキシマレーザ
64、 84a 単結晶ナノワイヤー
80 ナノワイヤー形成層
80a ナノワイヤー形成層パターン
82 絶縁膜
82a 絶縁膜パターン
100 感光膜パターン
M1、M2、 M3 第1ないし第3感光膜パターン
P1 積層物パターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に物質膜パターンを形成する第1段階と、
前記基板上に前記物質膜パターンを覆う第1絶縁膜、第1ナノワイヤー形成層及び上部絶縁膜を順次に積層する第2段階と、
前記物質膜パターンが露出されるまで前記上部絶縁膜、前記第1ナノワイヤー形成層及び前記第1絶縁膜を順次に研磨して前記第1ナノワイヤー形成層の一部を露出させる第3段階と、
前記第1ナノワイヤー形成層の露出された領域に単結晶ナノワイヤーを形成する第4段階と、を含むが、
前記第1絶縁膜及び前記第1ナノワイヤー形成層を合わせた厚さは、前記物質膜パターンの厚さより薄く形成することを特徴とするナノワイヤーの形成方法。
【請求項2】
前記基板は、シリコン酸化物、水晶またはガラスからなることを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項3】
前記第1絶縁膜は、前記単結晶ナノワイヤーの形成に使われるソースガスに対する反応率が前記第1ナノワイヤー形成層より低い物質で形成することを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項4】
前記第1ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層であることを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項5】
前記第2段階は、
前記第1ナノワイヤー形成層と前記上部絶縁膜との間に第2絶縁膜及び第2ナノワイヤー形成層を順次に形成する段階をさらに含み、
前記第1絶縁膜、前記第1ナノワイヤー形成層、前記第2絶縁膜及び前記第2ナノワイヤー形成層を合わせた厚さは、前記物質膜パターンの厚さより薄く形成することを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項6】
前記第2絶縁膜は、前記単結晶ナノワイヤー形成に使われるソースガスに対する反応率が前記第2ナノワイヤー形成層より低い物質からなることを特徴とする請求項5に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項7】
前記第2ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層からなることを特徴とする請求項5に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項8】
前記第1ナノワイヤー形成層は、1−100nmの厚さに形成することを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項9】
前記第2ナノワイヤー形成層は、1−100nmの厚さに形成することを特徴とする請求項5に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項10】
前記第1及び第2ナノワイヤー形成層は、相異なる厚さに形成することを特徴とする請求項5に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項11】
前記単結晶ナノワイヤーは、Siナノワイヤー、Geナノワイヤー及びSiGeナノワイヤーのうち、いずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項12】
前記単結晶ナノワイヤーは、Siナノワイヤー、Geナノワイヤー及びSiGeナノワイヤーのうちいずれか1つであることを特徴とする請求項5に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項13】
前記第1ナノワイヤー形成層の露出された部分は、所定の長さとナノサイズの幅を有することを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項14】
前記第4段階は、
前記第1ナノワイヤー形成層の露出された領域上に多結晶ナノワイヤーを形成する段階と、
前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項15】
前記多結晶ナノワイヤーは、超高真空化学気相蒸着装置においてソースガスとしてIV族半導体元素を含む前駆体を供給して形成することを特徴とする請求項14に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項16】
前記第1段階は、
前記基板上に少なくとも2つの前記物質膜パターンを離隔して形成することを特徴とする請求項1に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項17】
前記レーザー照射段階は、
前記多結晶ナノワイヤーの一部を除去した後、残っている多結晶ナノワイヤーに前記レーザー照射を実施することを特徴とする請求項14に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項18】
前記レーザー照射段階は、
前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射した後、前記単結晶ナノワイヤーの一部を除去することを特徴とする請求項14に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項19】
基板上に多結晶ナノワイヤーを形成する第1段階と、
前記多結晶ナノワイヤーを単結晶ナノワイヤーに変換する第2段階と、を含むことを特徴とするナノワイヤーの形成方法。
【請求項20】
前記第1段階は、
前記基板上に複数の多結晶ナノワイヤーを離隔して形成することを特徴とする請求項19に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項21】
前記第1段階は、
前記基板上にナノワイヤー形成層及び絶縁膜を順次に形成する段階と、
前記ナノワイヤー形成層及び絶縁膜を逆順にパターニングして前記ナノワイヤー形成層の側面を露出させる段階と、
前記ナノワイヤー形成層の露出された側面に選択的に多結晶ナノワイヤーを形成する段階と、
前記絶縁膜及びナノワイヤー形成層を除去する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項22】
前記絶縁膜は、前記多結晶ナノワイヤー形成に使われるソースガスに対する反応率が前記ナノワイヤー形成層より低い物質からなることを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項23】
前記ナノワイヤー形成層は、シリコンナイトライド層からなることを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項24】
前記ソースガスは、IV族半導体元素を含む前駆体ガスであることを特徴とする請求項22に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項25】
前記多結晶ナノワイヤー形成段階は、
シリコンナノワイヤー、Geナノワイヤー及びSiGeナノワイヤーのうち、いずれか1つからなることを特徴とする請求項19に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項26】
前記多結晶ナノワイヤーは、超高真空化学気相蒸着装置において形成することを特徴とする請求項19に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項27】
前記第2段階は、前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項28】
前記絶縁膜及び前記ナノワイヤー形成層の除去段階は、
前記第2段階の実施後に行うことを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項29】
前記複数の多結晶ナノワイヤーの一部の太さは残りの部分と異なることを特徴とする請求項20に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項30】
前記多結晶ナノワイヤー形成段階は、
その形成過程に供給されるドーピングガスでドーピングされることを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項31】
前記多結晶ナノワイヤーは、超高真空化学気相蒸着設備で形成することを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。
【請求項32】
前記第2段階は、前記多結晶ナノワイヤーにレーザーを照射する段階をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載のナノワイヤーの形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−186413(P2007−186413A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−352489(P2006−352489)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】