説明

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム

【課題】受信した放送の宣伝に関する情報をユーザに効果的に報知することができるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】地図情報に基づいて地図を表示する表示手段と、施設のジャンル情報を記憶する記憶手段と、放送を受信する受信手段と、前記受信手段を介して受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得手段と、前記宣伝情報の種別を判定する種別判定手段と、前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両に搭載されるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムに関し種々提案されている。
例えば、デジタルテレビ放送の放送電波を受信して、この受信した放送電波から画像及び音声に付加された付加情報を取得する。また、この付加情報は、番組の内容、番組のスポンサーが営業する施設の紹介、番組が開催するイベントの内容、イベントの開催場所などの情報である。そして、これらの付加情報を車両の運転を誘導するナビゲーション情報に関連付けて表示するように構成されたナビゲーション装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−117188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたナビゲーション装置によれば、走行経路を表す地図上に、テロップで番組の内容、番組が開催するイベントの内容、アイコンでイベントの開催場所などが表示されるが、番組中に放送される宣伝の商品等に関する情報は地図上に表示されない。このため、ユーザは、番組中に放送される宣伝に関する情報を知ることができないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、受信した放送の宣伝に関する情報をユーザに効果的に報知することができるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係るナビゲーション装置は、地図情報に基づいて地図を表示する表示手段と、施設のジャンル情報を記憶する記憶手段と、放送を受信する受信手段と、前記受信手段を介して受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得手段と、前記宣伝情報の種別を判定する種別判定手段と、前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係るナビゲーション装置は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記宣伝情報に対応する宣伝の放送中と、該宣伝以外の放送中とで、前記画像情報を異なる態様で表示するように制御することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係るナビゲーション装置は、請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記座標位置のうち、自車位置から所定範囲内の座標位置に前記画像情報を表示するように制御することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係るナビゲーション装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、前記画像情報は、宣伝を行っている会社に関する画像又は商品に関する画像であり、前記宣伝情報に含まれることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に係るナビゲーション装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、前記地図情報は、施設に関する施設情報を含み、前記画像情報は、該画像情報が表示される座標位置に存在する施設の前記施設情報に含まれることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に係るナビゲーション方法は、地図情報に基づいて地図を表示する表示工程と、放送を受信する受信工程と、前記受信工程で受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得工程と、前記取得工程で取得した宣伝情報の種別を判定する種別判定工程と、前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
更に、請求項7に係るプログラムは、施設のジャンル情報を記憶する記憶部を備えたコンピュータに、地図情報に基づいて表示部に地図を表示する表示工程と、放送を受信する受信工程と、前記受信工程で受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得工程と、前記取得工程で取得した宣伝情報の種別を判定する種別判定工程と、前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御工程と、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
前記構成を有する請求項1に係るナビゲーション装置、請求項6に係るナビゲーション方法及び請求項7に係るプログラムでは、会社の宣伝を放送する場合には、当該放送に種別を会社情報とする宣伝情報を付加すると共に、この宣伝情報に会社の位置情報を含ませることによって、この会社の位置情報に対応する地図上の座標位置に、画像情報を表示することができる。これにより、画像情報を地図上に表示することによって、会社に関する宣伝が放送されている旨や、会社の位置等をユーザに効果的に報知することが可能となる。
【0014】
また、新製品等の商品に関する宣伝を放送する場合には、当該放送に種別を商品情報とする宣伝情報を付加すると共に、この宣伝情報にジャンル情報を含ませることによって、ジャンル情報を取得して、地図上のジャンル情報に対応する施設の座標位置に、画像情報を表示することができる。これにより、画像情報を地図上のジャンル情報に対応する施設の座標位置に表示することによって、新製品等の商品に関する宣伝が放送されている旨や、新製品等の商品を販売・展示している施設等をユーザに効果的に報知することが可能となる。
【0015】
また、請求項2に係るナビゲーション装置では、宣伝情報に対応する宣伝の放送中と、該宣伝以外の放送中とで、地図上に表示している画像情報を異なる態様で表示する。これにより、ユーザは、地図上に表示された会社や新製品等を示すアイコン等の表示態様によって、現在、この宣伝の放送中であるか、宣伝以外の放送中であるかを的確に知ることができると共に、画面表示を新製品等の宣伝の放送に切り替えることも可能となる。
【0016】
また、請求項3に係るナビゲーション装置では、自車位置から所定範囲内の座標位置に画像情報を表示することによって、自車位置から所定範囲内の新製品等を販売・展示している施設や会社等をユーザに的確に報知することが可能となる。
【0017】
また、請求項4に係るナビゲーション装置では、宣伝を行っている会社に関する画像を宣伝情報に含ませることによって、この会社の位置情報に対応する地図上の座標位置に、当該宣伝情報に含まれる画像を表示することができる。これにより、宣伝情報に含まれる画像を地図上に表示することによって、各会社を示すアイコンやサムネイル等の画像データを予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0018】
また、宣伝を行っている新製品等の商品に関する画像を宣伝情報に含ませることによって、地図上のジャンル情報に対応する施設の座標位置に、当該宣伝情報に含まれる画像を表示することができる。これにより、宣伝情報に含まれる画像を地図上に表示することによって、新製品等の商品を示すアイコンやサムネイル等を予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0019】
更に、請求項5に係るナビゲーション装置では、画像情報が表示される座標位置に存在する施設の施設情報に当該画像情報を含ませることによって、画像情報を表示する座標位置に宣伝を行っている会社の画像又は商品の画像を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本実施例に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
【図2】施設DBに格納された施設データテーブルの一例を示す図である。
【図3】デジタルテレビ放送に付加された宣伝に関する情報を地図画像上に表示する「コマーシャル表示処理」を示すフローチャートである。
【図4】商品アイコンを宣伝以外の放送中に表示した一例を示す図である。
【図5】商品アイコンを宣伝の放送中に表示した一例を示す図である。
【図6】他の実施例に係るデジタルテレビ放送に付加された宣伝に関する情報を地図画像上に表示する「コマーシャル表示処理2」を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係るナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0022】
[ナビゲーション装置の概略構成]
先ず、本実施例に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1に基づいて説明する。図1は本実施例に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係るナビゲーション装置1は、自車の現在位置等を検出する現在地検出処理部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション制御部13と、操作者からの操作を受け付ける操作部14と、操作者に対して地図等の情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内等に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、不図示の道路交通情報センタや地図情報配信センタ等との間で携帯電話網等を介して通信を行う通信装置17と、液晶ディスプレイ15の表面に装着されたタッチパネル18と、デジタル放送アンテナ20が接続されたデジタルチューナ19とから構成されている。また、ナビゲーション制御部13には自車の走行速度を検出する車速センサ21が接続されている。
【0023】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について説明すると、現在地検出処理部11は、GPS31、方位センサ32、距離センサ33等からなり、自車両の現在位置(以下、「自車位置」という。)、自車の向きを表す自車方位、走行距離等を検出することが可能となっている。
【0024】
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記憶された地図情報データベース(地図情報DB)25、施設データベース(施設DB)27及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバ(図示せず)とを備えている。
【0025】
また、地図情報DB25には、ナビゲーション装置1の走行案内や経路探索に使用されるナビ地図情報26が格納されている。ここで、ナビ地図情報26には、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、各新設道路を特定するための新設道路情報、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、経路を探索するための探索データ、施設の一種である店舗等のPOI(Pointof Interest)に関する店舗データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。
【0026】
また、店舗データとしては、各地域のホテル、遊園地、宮殿、病院、ガソリンスタンド、駐車場、駅、空港、フェリー乗り場等のPOIに関する名称や住所、電話番号、地図上の座標位置(例えば、緯度と経度である。)、地図上に施設の位置を表示する施設アイコンや施設の写真のサムネイル、当該施設で販売する商品のサムネイル等のデータがPOIを特定するIDとともに記憶されている。
【0027】
また、施設DB27には、ジャンル別に施設名を記憶する後述の施設データテーブル51(図2参照)が格納されている。また、ナビ地図情報26及び施設データテーブル51の内容は、不図示の地図情報配信センタから通信装置17を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
【0028】
また、図1に示すように、ナビゲーション装置1を構成するナビゲーション制御部13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラム等が記憶されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ45等を備えている。
【0029】
また、ROM43には、後述のデジタルテレビ放送の番組と一緒に放送される宣伝(以下、「コマーシャル」という。)に関する情報を地図画像上に表示する「コマーシャル情報表示処理」(図3参照)等のプログラムが記憶されている。
更に、前記ナビゲーション制御部13には、操作部14、液晶ディスプレイ15、スピーカ16、通信装置17、タッチパネル18、デジタルチューナ19の各周辺装置(アクチュエータ)が電気的に接続されている。
【0030】
この操作部14は、走行開始時の現在位置を修正し、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際や施設に関する情報の検索を行う場合等に操作され、各種のキーや複数の操作スイッチから構成される。そして、ナビゲーション制御部13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
【0031】
また、液晶ディスプレイ15には、現在走行中の地図情報(図4等参照)、目的地周辺の地図情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在地から目的地までの推奨経路、推奨経路に沿った案内情報、交通情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、デジタルテレビ放送の番組等が表示される。
【0032】
また、スピーカ16は、ナビゲーション制御部13からの指示に基づいて、推奨経路に沿った走行を案内する音声ガイダンス等を出力する。ここで、案内される音声ガイダンスとしては、例えば、「200m先、○○交差点を右方向です。」等がある。
【0033】
また、通信装置17は、地図情報配信センタと通信を行う携帯電話網等による通信手段であり、地図情報配信センタとの間で最もバージョンの新しい更新地図情報等の送受信を行う。また、通信装置17は地図情報配信センタに加えて、道路交通情報センタ等から送信された渋滞情報やサービスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報を受信する。
【0034】
また、タッチパネル18は、液晶ディスプレイ15の表示画面上に装着された透明なパネル状のタッチスイッチであり、液晶ディスプレイ15の画面に表示されたボタンや地図上を押下することによって各種指示コマンドを入力することが可能に構成されている。尚、タッチパネル18は、液晶ディスプレイ15の画面を直接押下する光センサ液晶方式等で構成してもよい。
【0035】
また、デジタルチューナ19は、デジタル放送アンテナ20が受信した放送電波から、特定の周波数を選択的に増幅して、放送された映像及び音声、及び映像及び音声に付加された宣伝情報(以下、「コマーシャル情報」という。)を取得し、ナビゲーション制御部13へ出力する。尚、ナビゲーション装置1が放送番組を表示していない場合にも、デジタル放送アンテナ20はデジタルテレビ放送の放送電波を受信し、デジタルチューナ19は、映像及び音声、及び映像及び音声に付加されたコマーシャル情報を取得する。また、コマーシャル情報は放送された番組の開始部分(ヘッダー部分)に付加されている。
【0036】
尚、コマーシャル情報は、会社のコマーシャルの場合には、会社の所在地を表す位置情報としての座標位置(例えば、緯度と経度である。)と、地図画像上に表示するメーカロゴ等を含む当該会社を表す会社アイコンやサムネイル等の画像データと、当該コマーシャルの放送開始時刻及び放送時間、コマーシャルのスポンサー名等から構成されている。
【0037】
また、コマーシャル情報は、新製品等の商品のコマーシャルの場合には、この商品を販売・展示している施設を表す位置情報としての「ジャンル情報」と、当該商品等を表す商品アイコンやサムネイル等の画像データと、当該コマーシャルの放送開始時刻及び放送時間、コマーシャルのスポンサー名等から構成されている。
【0038】
ここで、施設DB27に格納される施設データテーブル51の一例について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、施設データテーブル51は、複数階層の「ジャンル」と、「施設名」とから構成されている。この複数階層の「ジャンル」の最上位である「大ジャンル」には、サービスの分類が記憶されている。
【0039】
また、「小ジャンル」には、各「大ジャンル」に属する施設についてのサービス名(例えば、多くの店舗を有する会社名や会社名の略称等である。)が記憶されている。また、「施設名」には、各「小ジャンル」に属する地図画像上の施設を表す施設名が、「小ジャンル」に記憶された会社名等に対応して記憶されている。また、施設名はキーワード毎に区切り文字(例えば「/」である。)で区切られて記憶されている。
【0040】
これにより、コマーシャル情報のジャンル情報に対応する地図画像上の施設を表す施設名を施設データテーブル51から取得することによって、当該コマーシャルの商品を販売・展示している施設の施設名を取得することができる。
【0041】
尚、コマーシャル情報のジャンル情報が施設データテーブル51における「大ジャンル」であれば「大ジャンル」に対応する施設名を取得し、コマーシャル情報のジャンル情報が施設データテーブル51における「小ジャンル」であれば「小ジャンル」に対応する施設名を取得する。このように、データベース上ではジャンルは階層構造になっているが、処理上は対応する施設数が変わるだけであり、本実施例においては、各階層におけるジャンルを区別せずに「ジャンル」と記載する。
【0042】
[コマーシャル情報表示処理]
次に、上記のように構成されたナビゲーション装置1のCPU41が実行する処理であって、デジタルテレビ放送の番組と一緒に放送されるコマーシャルに関する情報を地図画像上に表示する「コマーシャル情報表示処理」について図3乃至図5に基づいて説明する。尚、図3にフローチャートで示されるプログラムは、CPU41により実行される。
【0043】
図3に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU41は、デジタルチューナ19を介して、受信したデジタルテレビ放送の放送電波から番組の開始時に、映像及び音声に付加されたコマーシャル情報(CM情報)を取得してRAM42に記憶する。尚、複数のコマーシャル情報を取得した場合には、コマーシャルの放送開始時刻順にRAM42に記憶する。
【0044】
続いて、S12において、CPU41は、上記S11で取得したコマーシャル情報に会社アイコン、商品アイコン等の画像データや、座標位置、ジャンル情報等の位置情報が含まれているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、上記S11で取得したコマーシャル情報にそれらのデータが含まれていないと判定した場合には(S12:NO)、CPU41は、ナビゲーションの地図画像上に表示する表示データ情報が無いとして再度S11以降の処理を実行する。
【0045】
一方、上記S11で取得したコマーシャル情報に会社アイコン、商品アイコン等の画像データや、座標位置、ジャンル情報等の位置情報が含まれていると判定した場合には(S12:YES)、CPU41は、S13の処理に移行する。S13において、CPU41は、RAM42に記憶されている各コマーシャル情報のうち、時系列順の1番目のコマーシャル情報から位置情報としての座標位置又はジャンル情報を読み出し、この位置情報が会社の所在地を表す「座標位置」か否かを判定する判定処理を実行する。
【0046】
そして、位置情報が会社の所在地を表す「座標位置」である場合には、上記S11で取得したコマーシャル情報の種別が会社情報であると判定し(S13:YES)、CPU41は、S14の処理に移行する。S14において、CPU41は、この会社の所在地を表す座標位置(例えば、緯度と経度である。)を、コマーシャル情報の会社アイコン等を地図画像上に表示する「表示位置」として当該会社アイコン等に対応させてRAM42に記憶した後、後述のS17の処理に移行する。
【0047】
一方、位置情報が会社の所在地を表す座標位置でない場合には、上記S11で取得したコマーシャル情報の種別が商品情報であると判定し(S13:NO)、CPU41は、S15の処理に移行する。S15において、CPU41は、コマーシャル情報から位置情報としての「ジャンル情報」を読み出す。そして、CPU41は、施設データテーブル51における、この「ジャンル」に対応する各施設名を読み出し、RAM42に記憶する。
【0048】
例えば、CPU41は、コマーシャル情報から位置情報として、「○○○販売店」の「ジャンル」を読み出した場合には、図2に示すように、施設データテーブル51から「ジャンル:○○○販売店」に対応する「施設名」から「岡崎/○○○販売店」、「川越/○○○販売店」、・・・の各施設名を読み出し、RAM42に記憶する。
【0049】
また、CPU41は、コマーシャル情報から位置情報として、「コンビニエンスストア」の「ジャンル」を読み出した場合には、図2に示すように、施設データテーブル51から「ジャンル:コンビニエンスストア」に対応する「施設名」から「旭川/えいといれぶん」、「小田原/エイトイレブン」、・・・、「石川/ローソソ」、「小田原/ローソソ」、・・・の各施設名を読み出し、RAM42に記憶する。
【0050】
そして、S16において、CPU41は、自車位置を検出した後、RAM42に記憶した各施設名に対応するPOIの地図上の座標位置(例えば、緯度と経度である。)をナビ地図情報26から読み出す。そして、CPU41は、各POIの座標位置のうち、自車位置を中心として所定範囲内(例えば、自車位置を中心として、半径約15km以内である。)の座標位置だけを抽出して、商品アイコン等を地図画像上に表示する「表示位置」として、当該商品アイコン等に対応させてRAM42に記憶する。
【0051】
続いて、S17において、CPU41は、上記S11で取得した全コマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコン等を表示する「表示位置」を当該各会社アイコン又は商品アイコン等に対応させてRAM42に記憶したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、全コマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコンを表示する「表示位置」を当該各会社アイコン又は商品アイコン等に対応させてRAM42に記憶していないと判定した場合には(S17:NO)、CPU41は、時系列順に記憶されている次の順番のコマーシャル情報から位置情報としての座標位置又はジャンル情報を読み出し、再度S13以降の処理を実行する。
【0052】
一方、全コマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコン等を表示する「表示位置」を当該各会社アイコン又は商品アイコン等に対応させてRAM42に記憶したと判定した場合には(S17:YES)、CPU41は、S18の処理に移行する。S18において、CPU41は、上記S11で取得した各コマーシャル情報からコマーシャルの放送開始時刻及び放送時間を読み出し、現在、コマーシャルの放送中のものがあるか否かを判定する判定処理を実行する。
【0053】
そして、現在、コマーシャルの放送中のものが無いと判定した場合には(S18:NO)、CPU41は、S19の処理に移行する。S19において、CPU41は、各コマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコン等を表示する「表示位置」をRAM42から読み出して、各「表示位置」に該当する会社アイコン又は商品アイコン等を通常の状態(例えば、小さなアイコンや小さなサムネイル等である。)で表示後、後述のS21の処理に移行する。
【0054】
例えば、新製品Hのコマーシャル情報の位置情報に対応して、自車位置を示す車両位置マーク61を中心とした所定範囲内の各コンビニエンスストア71、72の座標位置が「表示位置」として記憶されている。そして、図4に示すように、当該新製品Hのコマーシャルが放送中でない場合は、新製品Hのコマーシャル情報の画像データである商品アイコン75が、通常の状態(例えば、小さなアイコンである。)で各コンビニエンスストア71、72上に表示され、新製品Hが販売・展示されている旨が報知される。
【0055】
一方、現在、コマーシャルの放送中のものがあると判定した場合には(S18:YES)、CPU41は、S20の処理に移行する。S20において、CPU41は、放送中のコマーシャルに対応するコマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコン等を表示する「表示位置」をRAM42から読み出して、当該「表示位置」に該当する会社アイコン又は商品アイコン等を強調した態様で表示した後(例えば、アイコンやサムネイル等を2倍〜3倍に拡大して明滅表示する。)、S21の処理に移行する。
【0056】
例えば、図5に示すように、新製品Hのコマーシャルが放送中の場合は、新製品Hのコマーシャル情報の画像データである商品アイコン75が、車両位置マーク61を中心とした所定範囲内の各コンビニエンスストア71、72上に通常の2倍の大きさに拡大されると共に明滅表示される。これにより、新製品Hのコマーシャルが、現在、放送中であると共に、当該新製品Hが各コンビニエンスストア71、72で販売・展示されている旨が報知される。
【0057】
続いて、図3に示すように、S21において、CPU41は、受信している番組の放送が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、デジタルチューナ19を介して、次の番組の放送電波を受信したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、受信している番組の放送が終了していないと判定した場合には(S21:NO)、CPU41は、再度S18以降の処理を実行する。
【0058】
一方、受信している番組の放送が終了したと判定した場合には(S21:YES)、CPU41は、S22の処理に移行する。S22において、CPU41は、現在、液晶ディスプレイ15に表示している各会社アイコン又は商品アイコン等を消去して、つまり、現在表示している会社アイコン又は商品アイコン等の画像データをRAM42から消去した後、再度S11以降の処理を実行する。これにより、CPU41は、デジタルテレビ放送の次の番組のコマーシャルに関する情報を液晶ディスプレイ15に表示することとなる。
【0059】
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るナビゲーション装置1では、デジタルテレビ放送で会社のコマーシャルを放送する場合には、放送番組の開始部分に、コマーシャル情報の位置情報として会社の所在地を表す座標位置(会社位置)を含ませると共に、このコマーシャル情報に地図画像上に表示する会社アイコン等の画像データを含ませておくことによって、CPU41は、地図画像上の会社位置に対応する座標位置に、このコマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを表示することができる。
【0060】
これにより、CPU41は、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを地図画像上の会社位置に表示することによって、会社に関するコマーシャルが放送される旨をユーザに効果的に報知することが可能となる。また、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを地図画像上に表示することによって、各会社を示すアイコン等の画像データを予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0061】
また、デジタルテレビ放送で新製品等の商品に関するコマーシャルを放送する場合には、放送番組の開始部分に、コマーシャル情報の位置情報としてジャンル情報を含ませると共に、このコマーシャル情報に地図画像上に表示する商品アイコン等の画像データを含ませておくことによって、CPU41は、地図画像上のジャンル情報に対応する施設の座標位置に、このコマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを表示することができる。
【0062】
これにより、コマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを、地図画像上の施設の座標位置に表示することによって、新製品等の商品に関するコマーシャルが放送される旨や、新製品等の商品を販売・展示している施設等をユーザに効果的に報知することが可能となる。また、コマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを地図画像上に表示することによって、新製品等の商品を示す商品アイコン等を予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0063】
また、CPU41は、商品アイコン等を表示する各POIのうち、自車位置を中心として所定範囲内のPOIの座標位置だけを抽出して、この抽出したPOIの座標位置に商品アイコン等を表示する。これにより、CPU41は、デジタルテレビ放送の番組内で放送される新製品等のコマーシャルの商品を販売・展示している自車位置から所定範囲内のコンビニエンスストアや百貨店等の施設をユーザに的確に報知することが可能となる。
【0064】
また、CPU41は、番組のコマーシャル以外の放送中は、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン又は商品アイコン等を通常の態様で表示し、番組のコマーシャルの放送中は、当該放送中のコマーシャルに対応する会社アイコン又は商品アイコン等を強調した態様で表示する。これにより、ユーザは、地図画像上に表示された会社アイコンや商品アイコン等が強調表示された場合には、現在コマーシャルの放送中である旨を的確に知ることができると共に、画面表示を現在放送されている新製品等のコマーシャルに切り替えることも可能となる。
【0065】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
【0066】
[他の実施例]
(A)例えば、デジタルテレビ放送の放送電波は、映像及び音声と共に、コマーシャルの放送については、当該コマーシャルの放送の開始部分(ヘッダ部分)にコマーシャル情報を付加するようにしてもよい。そして、他の実施例に係るナビゲーション装置100のCPU41は、コマーシャルの放送開始時に、映像及び音声に付加されたコマーシャル情報(CM情報)を取得して、会社アイコン又は商品アイコン等を表示するようにしてもよい。尚、以下の説明において、前記実施例に係るナビゲーション装置1と同一符号は、前記実施例に係るナビゲーション装置1と同一あるいは相当部分を示すものである。
【0067】
具体的には、図6に示すように、CPU41は、S111において、デジタルチューナ19を介して、受信したデジタルテレビ放送の放送電波からコマーシャルの放送開始時に、映像及び音声に付加されたコマーシャル情報を取得してRAM42に記憶する。
【0068】
そして、S112において、CPU41は、上記S111で取得したコマーシャル情報に会社アイコン又は商品アイコン等の画像データと、位置情報としての座標位置又はジャンル情報とが含まれているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、上記S111で取得したコマーシャル情報に会社アイコン又は商品アイコン等の画像データと、位置情報としての座標位置又はジャンル情報とが含まれていないと判定した場合には(S112:NO)、CPU41は、再度S111以降の処理を実行する。
【0069】
一方、上記S111で取得したコマーシャル情報に会社アイコン又は商品アイコン等の画像データと、位置情報としての座標位置又はジャンル情報とが含まれていると判定した場合には(S112:YES)、CPU41は、S113〜S116において、上記S13〜S16の処理を実行後、S117の処理に移行する。
【0070】
S117において、CPU41は、上記S111で取得したコマーシャル情報からコマーシャルの放送開始時刻及び放送時間を読み出し、現在、コマーシャルの放送中か否か、つまり、コマーシャルの放送が継続されているか否かを判定する判定処理を実行する。
【0071】
そして、現在、コマーシャルの放送中であると判定した場合には(S117:YES)、CPU41は、S118の処理に移行する。S118において、CPU41は、放送中のコマーシャルに対応するコマーシャル情報について、会社アイコン又は商品アイコン等を表示する「表示位置」をRAM42から読み出して、当該「表示位置」に該当する会社アイコン又は商品アイコン等を強調した態様で表示した後(例えば、アイコンを明滅表示する。)、再度S117の処理に移行する。
【0072】
一方、コマーシャルの放送が終了したと判定した場合には(S117:NO)、CPU41は、S119の処理に移行する。S119において、CPU41は、液晶ディスプレイ15に表示している会社アイコン又商品アイコン等を消去した後、再度S111以降の処理を実行する。
【0073】
従って、他の実施例に係るナビゲーション装置100では、CPU41は、デジタルテレビ放送で会社のコマーシャルを放送する場合には、コマーシャル放送の開始部分に、コマーシャル情報の位置情報として会社の所在地を表す座標位置(会社位置)を含ませると共に、このコマーシャル情報に地図画像上に表示する会社アイコン等の画像データを含ませておくことによって、CPU41は、コマーシャルの放送中に、地図画像上の会社位置に対応する座標位置に、このコマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを表示することができる。
【0074】
これにより、CPU41は、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを地図画像上の会社位置に表示することによって、会社に関するコマーシャルが放送中である旨をユーザに効果的に報知することが可能となる。また、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを地図画像上に表示することによって、各会社を示すアイコン等の画像データを予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0075】
また、デジタルテレビ放送で新製品等の商品に関するコマーシャルを放送する場合には、コマーシャル放送の開始部分に、コマーシャル情報の位置情報としてジャンル情報を含ませると共に、このコマーシャル情報に地図画像上に表示する商品アイコン等の画像データを含ませておくことによって、CPU41は、ジャンル情報に対応する施設の座標位置に、このコマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを表示することができる。
【0076】
これにより、コマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを、地図画像上の対応する施設の座標位置に表示することによって、新製品等の商品に関するコマーシャルが放送中である旨や、新製品等の商品を販売・展示している施設等をユーザに効果的に報知することが可能となる。また、コマーシャル情報に含まれる商品アイコン等の画像データを地図画像上に表示することによって、新製品等の商品を示す商品アイコン等を予め記憶する必要が無いため、記憶容量の小型化を図ることができる。
【0077】
[他の実施例]
(B)また、例えば、上記S20及びS118において、ユーザが地図画像上に表示されている会社アイコン又は商品アイコン等を押下した場合には、放送されているコマーシャルを液晶ディスプレイ15に2画面表示等で表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、コマーシャルの内容を容易に確認することが可能となる。
【0078】
[他の実施例]
(C)また、例えば、上記S19、S20及びS118において、会社の所在地を表す座標位置が、自車位置周辺に無い場合、つまり、液晶ディスプレイ15に表示されている地図画像上に無い場合には、コマーシャル情報に含まれている会社アイコン等の画像データを、少なくとも当該会社のコマーシャルの放送中は、表示画面の所定位置(例えば、画面右上隅や画面左上隅である。)に表示するようにしてもよい。
【0079】
これにより、コマーシャル情報に含まれる会社アイコン等の画像データを表示画面の所定位置に表示することによって、会社に関するコマーシャルが放送中である旨をユーザに効果的に報知することが可能となる。
【0080】
[他の実施例]
(D)また、例えば、施設データテーブル51を複数階層の「ジャンル」と、「施設名」と、「座標位置」とから構成するようにしてもよい。そして、この複数階層の「ジャンル」の最上位である「大ジャンル」には、サービスの分類を記憶し、「小ジャンル」には、各「大ジャンル」に属する施設についてサービス名(例えば、多くの店舗を有する会社名や会社名の略称等である。)を記憶する。
【0081】
また、「施設名」には、各「小ジャンル」に属する地図画像上の施設を表す施設名を、「小ジャンル」に記憶された会社名等に対応して記憶する。また、「座標位置」には、それぞれの「施設名」に対応して、各施設の存在する地図上の座標位置(例えば、緯度と経度である。)を記憶するようにしてもよい。
【0082】
また、上記S15及びS115において、CPU41は、コマーシャル情報のジャンル情報に対応する各施設名と座標位置を施設データテーブル51から読み出し、RAM42に記憶するようにしてもよい。そして、S16及びS116において、CPU41は、自車位置を検出した後、RAM42に記憶した各施設名に対応する座標位置のうち、自車位置を中心として所定範囲内(例えば、自車位置を中心として、半径約15km以内である。)の座標位置だけを抽出して、商品アイコン等を地図画像上に表示する「表示位置」として、当該商品アイコン等に対応させてRAM42に記憶するようにしてもよい。
【0083】
これにより、コマーシャル情報のジャンル情報に対応する各施設名と座標位置を施設データテーブル51から取得することによって、当該コマーシャルの商品を販売・展示している施設の施設名や座標位置を迅速に取得することが可能となる。
【0084】
[他の実施例]
(E)また、例えば、放送された映像及び音声に付加されたコマーシャル情報は、会社のコマーシャルの場合には、会社の所在地を表す位置情報としての座標位置(例えば、緯度と経度である。)と、当該コマーシャルの放送開始時刻及び放送時間、コマーシャルのスポンサー名等から構成されるようにしてもよい。そして、上記S19、S20又はS118において、会社のコマーシャルの場合には、CPU41は、上記S15又は上記S115で取得した施設名に対応するPOIの施設アイコンや施設の写真のサムネイル、当該施設で販売する商品のサムネイル等をナビ地図情報26から読み出す。そして、CPU41は、当該施設アイコンや施設の写真のサムネイル、当該施設で販売する商品のサムネイル等を各「表示位置」に表示するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1、100 ナビゲーション装置
14 操作部
15 液晶ディスプレイ
18 タッチパネル
19 デジタルチューナ
20 デジタル放送アンテナ
25 地図情報DB
26 ナビ地図情報
27 施設DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 施設データテーブル
61 車両位置マーク
71、72 コンビニエンスストア
75 商品アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報に基づいて地図を表示する表示手段と、
施設のジャンル情報を記憶する記憶手段と、
放送を受信する受信手段と、
前記受信手段を介して受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得手段と、
前記宣伝情報の種別を判定する種別判定手段と、
前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、
前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記宣伝情報に対応する宣伝の放送中と、該宣伝以外の放送中とで、前記画像情報を異なる態様で表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記座標位置のうち、自車位置から所定範囲内の座標位置に前記画像情報を表示するように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記画像情報は、宣伝を行っている会社に関する画像又は商品に関する画像であり、前記宣伝情報に含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記地図情報は、施設に関する施設情報を含み、
前記画像情報は、該画像情報が表示される座標位置に存在する施設の前記施設情報に含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
地図情報に基づいて地図を表示する表示工程と、
放送を受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した宣伝情報の種別を判定する種別判定工程と、
前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、
前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御工程と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項7】
施設のジャンル情報を記憶する記憶部を備えたコンピュータに、
地図情報に基づいて表示部に地図を表示する表示工程と、
放送を受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した放送に付加された宣伝情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した宣伝情報の種別を判定する種別判定工程と、
前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が会社情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれる位置情報を取得して、前記地図上の該位置情報に対応する座標位置に画像情報を表示するように制御し、
前記種別判定工程で前記宣伝情報の種別が商品情報であると判定した場合には、前記宣伝情報に含まれるジャンル情報を取得して、前記地図上の該ジャンル情報に対応する施設の座標位置に画像情報を表示するように制御する表示制御工程と、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−112750(P2012−112750A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−260960(P2010−260960)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】