説明

ナビゲーション装置および道路表示方法

【課題】ナビゲーション装置に表示される道路地図の中心に自車位置マークを表示することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】道路の向きと表示モニタ16の横方向とのなす角度θを検出する。次にθが0≦θ<45°または135°<θ≦180°であるか否かの判定を行う。肯定判定の場合、表示モニタ16に表示される道路の縦方向のドット数を算出する。ドット数が偶数の場合は、道路幅を表示モニタ16の縦方向に1ドット分広げる。そして、自車位置マークを道路の中心に表示する。奇数の場合は、そのまま自車位置マークを道路の中心に表示する。一方、否定判定の場合は、表示モニタ16に表示される道路の横方向のドット数を算出する。ドット数が偶数の場合、道路幅を表示モニタ16の横方向に1ドット分広げる。そして、自車位置マークを道路の中心に表示する。また、奇数の場合、そのまま自車位置マークを道路の中心に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モニタに表示されている道路地図に自車位置マークを重ねて表示するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、表示デバイスに表示される道路の道路幅のドット数を道路幅員データに基づいて算出するようにしたナビゲーション装置が知られている。(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−222529号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
道路に自車位置マークを表示するとき、道路幅のドット数が奇数の場合は、道路の中心に自車位置マークを表示することができる。しかし、道路幅のドット数が偶数の場合は、道路の中心に自車位置マークを表示することができず、道路の中心からずれた位置自車位置マークが表示されるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明は、自車位置マークを付した道路地図を表示する表示モニタを備えたナビゲーション装置において、表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と道路の方向とのなす角度を算出する角度算出手段と、角度に基づいて道路を表示モニタに表示するときの道路の縦方向もしくは横方向のドット数を算出するドット数算出手段と、縦方向もしくは横方向のドット数が奇数のときは、道路の道路幅を変化させず、道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数のときは、道路の道路幅を縦方向もしくは横方向に奇数ドット分変化させる道路幅変化手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、道路変化手段は、道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数のときは、道路の道路幅を縦方向もしくは横方向に1ドット分変化させることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、自車位置マークを付した道路地図を表示する表示モニタを備えたナビゲーション装置において、表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と道路の方向とのなす角度を算出する角度算出手段と、表示モニタに表示するときの道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数となる、表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と道路の方向とのなす角度の範囲を記憶する角度範囲記憶手段と、角度算出手段によって算出された角度が角度範囲記憶手段によって記憶されている範囲に含まれるときは、道路の道路幅を縦方向もしくは横方向に奇数ドット分変化させ、含まれないときは、道路の道路幅を変化させない道路幅変化手段とを備えることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項3に記載のナビゲーション装置において、道路変化手段は、角度算出手段によって算出された角度が角度範囲記憶手段によって記憶されている範囲に含まれるときは、道路の道路幅を縦方向もしくは横方向に1ドット分変化させることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、表示モニタに自車位置マークを付した道路をドット表示する道路表示方法において、道路の道路幅を表示モニタのドット数換算で奇数のドット数に相当する幅とするとき、道路の幅方向のドット数を、表示モニタ上に表示される道路の方向にかかわらず奇数としてドット表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ナビゲーション装置に表示される道路の縦方向もしくは横方向のドット数を、モニタ上における道路の方向に拘らず、常に奇数にしたので、自車位置マークを道路の中心に表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17およびディスクドライブ18を有している。
【0007】
ディスクドライブ18には、地図データが記録されたDVD−ROM19が装填される。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。
【0008】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM19に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0009】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上の現在位置に自車位置マークを表示する。
【0010】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ18によって読み込まれるDVD−ROM19に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって表示モニタ16に地図表示など行うことができる。
【0011】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてナビゲーション装置1の乗員に提供する。入力装置17は、乗員が目的地の設定などを行うための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、地名や地図上の位置を指定して目的地を設定し、その目的地までの経路探索をナビゲーション装置1に開始させることができる。
【0012】
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1は、GPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を誘導する。
【0013】
ディスクドライブ18は、装填されたDVD−ROM19から、表示モニタ16に道路地図を表示させるための地図データを読み出す。なお、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0014】
次に、本発明の実施形態のナビゲーション装置1における道路の表示例を図2〜図4を参照して説明する。図2〜図4は、表示モニタ16に表示された自車位置マーク21が付された道路22を拡大して表示した図である。ここで、表示モニタ16の左右方向である横方向をx方向と、上下方向である縦方向をy方向と呼ぶ。
【0015】
自車位置マーク21が表示される道路22は、ドットライン22aとドットライン22bとに挟まれた構成により表示される。ここで、ドットライン22aとドットライン22bとの間には、図2に示すように、9つのドットが存在する。図2に示すように、道路22をy方向に表示する場合は、自車位置マーク21の先端21aを、ドットライン22aからx方向へ5ドット目に位置するようにすることによって、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができる。
【0016】
ドットライン22aとドットライン22bとの間の9ドットに相当する幅を、道路22の基準となる幅とする。この幅を保ったまま、y方向と道路22とのなす角度θが0≦θ<45°または135°<θ≦180°で、道路22を斜め方向に表示した場合、図3(a)に示すように、ドットライン22aとドットライン22bとの間のy方向のドット数が10となり、偶数になる場合がある。このとき自車位置マーク21の先端21aを道路22の中心に配置することができず、図3(a)の場合では、自車位置マーク21が道路22の中心からドットライン22a側に寄る。
【0017】
このような場合は、この実施の形態で説明するナビゲーション装置1では、図3(b)に示すように、ドットライン22aをy方向側に1ドット分ずらす。こうすると、ドットライン22aとドットライン22bとの間のy方向のドット数が11となり、奇数となる。よって、自車位置マーク21の先端21aをドットライン22bからy方向へ6ドット目に配置することによって、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができる。
【0018】
また、ドットライン22aとドットライン22bとの間の幅を、9ドットに相当する幅に保ったまま、y方向と道路22とのなす角度θが45°≦θ≦135°で、道路22を斜め方向に表示した場合、図4(a)に示すようにドットライン22aとドットライン22bとの間のx方向のドット数が10となり、偶数になる場合がある。このとき自車位置マーク21の先端21aを道路22の中心に配置することができず、図4(a)の場合では、自車位置マーク21が道路22の中心からドットライン22b側に寄る。
【0019】
このような場合は、このナビゲーション装置1では、図4(b)に示すように、ドットライン22bをx方向側に1ドット分ずらす。こうすると、ドットライン22aとドットライン22bとの間のx方向のドット数が11となり、奇数となる。よって、自車位置マーク21の先端21aをドットライン22aからx方向へ6ドット目に配置することによって、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができる。
【0020】
次に、第1の実施形態の道路の表示処理を図5および図6のフローチャートを参照して説明する。図5および図6の処理は、ナビゲーション装置1に自車位置マークを表示した道路地図が表示したときにスタートするプログラムを制御回路11で実行して行われる。
【0021】
ステップS501では、表示モニタ16に表示される道路地図の向きと地図データに含まれる道路を構成するノードや形状補間点の位置座標とから、道路の向きと表示モニタ16の横方向とのなす角度θを算出する。ここで表示モニタ16の横方向とは、図2のx方向に相当する。ステップS502では、θが0≦θ<45°または135°<θ≦180°であるか否かの判定を行う。このステップは、自車位置マーク21を道路22の中心に表示するために道路をx方向に広げたらよいか、y方向に広げた方がよいかその見極めのために行う。たとえば、図2の場合は、道路22をy方向に広げてもドットライン22aとドットライン22bの間のドット数を変えることはできないので、x方向に広げなくてはならない。
【0022】
θが0≦θ<45°または135°<θ≦180°の場合は、ステップS502が肯定判定され、ステップS503へ進む。θが45°≦θ≦135°の場合は、ステップS502が否定判定され、ステップS601へ進む。
【0023】
ステップS503では、道路幅Lをcosθで除算する。この計算の結果、算出された値Sは、表示モニタ16の縦方向、つまり図2のy方向の道路幅となる。ここで、道路幅Lとは、道路の幅員に関係なく、道路種別によって道路地図に表示される道路幅が予め決まっている場合は、その表示される道路幅である。また、道路の幅員に基づいて道路地図に表示される道路幅が決定される場合は、道路幅Lは、道路の幅員である。
【0024】
ステップS504では、S値を表示分解能Mで除算する。ここで、表示分解能Mとは、表示モニタ16の1ドットに相当する道路幅である。ステップS505では、除算した値Tを小数点以下1桁で四捨五入を行う。この値Uが道路22を表示モニタ16に表示するときの、表示モニタ16の縦方向のドット数となる。
【0025】
ステップS506では、Uが偶数か奇数かの判定を行う。Uが偶数の場合は、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができないので、ステップS507へ進む。Uが奇数の場合は、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができるので、ステップS507へ進まず、そのままリターンする。
【0026】
ステップS507では、道路幅を表示モニタ16の縦方向に1ドット分広げる。このようにすることによって、道路22の縦方向のドット数が奇数となり、自車位置マーク21を道路22の中心に表示できるようになる。
【0027】
図6に示すステップS601では、道路幅Lをsinθで除算する。この計算の結果、算出された値Sは、表示モニタ16の横方向、つまり図2のx方向の道路幅となる。ステップS602では、S値を表示分解能Mで除算する。ステップS603では、除算した値Tを小数点以下1桁で四捨五入を行う。この値Uが道路を表示モニタ16に表示するときの、表示モニタ16の横方向のドット数となる。
【0028】
ステップS604では、Uが偶数か奇数かの判定を行う。Uが偶数の場合は、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができないので、ステップS605へ進む。Uが奇数の場合は、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することができるので、ステップS605へ進まず、そのままリターンする。
【0029】
ステップS605では、道路幅を表示モニタ16の横方向に1ドット分広げる。このようにすることによって、道路22の横方向のドット数が奇数となり、自車位置マーク21を道路22の中心に表示できるようになる。
【0030】
以上の第1の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)表示モニタ16上に表示される道路の方向がどの方向であっても、表示モニタ16の縦方向もしくは横方向のドット数が奇数となり、自車位置マーク21を道路22の中心に表示できるようになる。したがって、自車位置マーク21を道路22の中心に表示することによって道路地図が見やすくなる。
(2)表示される道路の表示モニタ16の縦方向もしくは横方向のドット数が常に奇数になるので、奇数になったり偶数になったり変化することがない。したがって、自車位置マーク21を道路22に中心に常に表示することによって、自車位置マーク21が道路22の中心からずれたりずれなかったりして見栄えが悪くなるようなことはない。
【0031】
次に、第2の実施形態の道路の表示処理を説明する。道路種別により表示される道路幅が予め決まっている場合は、自車位置マーク21を道路22の中心に表示するために道路22を縦方向もしくは横方向に1ドット広げなくてはならないか否かは、道路種別と、道路地図の縮尺と、道路の向きと表示モニタの横方向とのなす角度θとによって決まる。ここで、道路地図の縮尺が含まれるのは、道路地図の縮尺によって表示分解能Mが決まるからである。したがって、道路種別と道路地図の縮尺とが決まれば、表示モニタ16に表示される道路22を縦方向もしくは横方向に1ドット広げなくてはならないか否かは、角度θのみによって決まる。
【0032】
そこで、第2の実施形態の道路の表示処理では、図7に示すように、道路地図の縮尺71と道路種別72ごとに、表示モニタ16に表示される道路の縦方向もしくは横方向のドット数を1ドット広げなくてはならない角度θの範囲73a〜72eを格納したデータベース70を使用する。このデータベース70はDVD−ROM19に記憶されている。
【0033】
第2の実施形態の道路の表示処理を図8のフローチャートを参照して説明する。図8の処理は、ナビゲーション装置1に自車位置マークを表示した道路地図が表示されたときにスタートするプログラムを制御回路11で実行して行われる。ここで、第1の実施形態の道路の表示処理と共通するステップには同じ符号を付し、説明は省略する。
【0034】
ステップS801では、表示モニタ16に表示されている地図の縮尺と道路種別によってデータベース70に格納されている道路22を縦方向もしくは横方向に1ドット分広げなくてはならない角度θの範囲73a〜73fを参照する。ステップS802では、ステップS501で算出したθの値が、データベース70の角度θの範囲73a〜73fに含まれるか否かの判定を行う。含まれる場合は、ステップS802が肯定判定され、ステップS803へ進む。また、含まれない場合は、ステップS802が否定判定され、リターンされる。ステップS803では、道路幅を表示モニタ16の縦方向もしくは横方向に1ドット分広げる。
【0035】
以上の第2の実施形態によるナビゲーション装置1は、第1の実施形態によるナビゲーション装置1と同じ効果を奏する上、さらに次のような作用効果を奏する。
(1)表示モニタ16に表示される道路22の縦方向もしくは横方向のドット数を算出する必要がないので、表示処理が迅速になる。
【0036】
以上の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)以上の第1および第2の実施形態では、表示モニタ16に表示する道路22の縦方向もしくは横方向のドット数が奇数か偶数であるかを判定し、偶数の場合は、道路幅を縦方向もしくは横方向に1ドット分広げるようにしたが、1ドット分狭くするようにしてもよい。また、実施の形態のようにドットの増減数を1ドットにすれば、道路の方向に拘らず道路の幅をほぼ一定にすることができるが、自車位置マークを道路の中心に表示するという点に関しては、ドットの増減数を1ドットにする必要はなく、奇数個であればよい。
(2)以上の第1および第2の実施形態では、道路の向きと表示モニタ16の横方向とがなす角度を算出し、表示モニタ16に表示する道路の縦方向もしくは横方向のドット数が奇数であるか偶数であるかを判定したが、道路の向きと表示モニタ16の縦方向とがなす角度を算出し、表示モニタ16に表示する道路22の縦方向もしくは横方向のドット数が奇数であるか偶数であるか判定してもよい。
【0037】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の角度算出手段、ドット数算出手段および道路幅変化手段は制御回路11に対応し、角度範囲記憶手段はDVD−ROM19に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】表示モニタに表示された自車位置マークを重ねた縦方向の道路を拡大して表示した図である。
【図3】表示モニタに表示された自車位置マークを重ねた斜め方向の道路を拡大して表示した図である。
【図4】表示モニタに表示された自車位置マークを重ねた斜め方向の道路を拡大して表示した図である。
【図5】第1の実施形態の道路の表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1の実施形態の道路の表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】表示モニタに表示される道路を縦方向もしくは横方向にの1ドット分広げる角度θの範囲を格納したデータベースを説明するための図である。
【図8】第2の実施形態の道路の表示処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ディスクドライブ
19 DVD−ROM
21 自車位置マーク
22 道路
22a,22b ドットライン
70 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自車位置マークを付した道路地図を表示する表示モニタを備えたナビゲーション装置において、
前記表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と前記道路の方向とのなす角度を算出する角度算出手段と、
前記角度に基づいて前記道路を前記表示モニタに表示するときの前記道路の縦方向もしくは横方向のドット数を算出するドット数算出手段と、
前記縦方向もしくは横方向のドット数が奇数のときは、前記道路の道路幅を変化させず、前記道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数のときは、前記道路の道路幅を前記縦方向もしくは横方向に奇数ドット分変化させる道路幅変化手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記道路変化手段は、前記道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数のときは、前記道路の道路幅を前記縦方向もしくは横方向に1ドット分変化させることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
自車位置マークを付した道路地図を表示する表示モニタを備えたナビゲーション装置において、
前記表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と前記道路の方向とのなす角度を算出する角度算出手段と、
前記表示モニタに表示するときの前記道路の縦方向もしくは横方向のドット数が偶数となる、前記表示モニタの横方向および縦方向のどちらか一方と前記道路の方向とのなす角度の範囲を記憶する角度範囲記憶手段と、
前記角度算出手段によって算出された角度が前記角度範囲記憶手段によって記憶されている範囲に含まれるときは、前記道路の道路幅を前記縦方向もしくは横方向に奇数ドット分変化させ、含まれないときは、前記道路の道路幅を変化させない道路幅変化手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項3に記載のナビゲーション装置において、
前記道路変化手段は、前記角度算出手段によって算出された角度が前記角度範囲記憶手段によって記憶されている範囲に含まれるときは、前記道路の道路幅を前記縦方向もしくは横方向に1ドット分変化させることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
表示モニタに自車位置マークを付した道路をドット表示する道路表示方法において、
前記道路の道路幅を前記表示モニタのドット数換算で奇数のドット数に相当する幅とするとき、前記道路の幅方向のドット数を、表示モニタ上に表示される道路の方向にかかわらず奇数としてドット表示することを特徴とする道路表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−267654(P2006−267654A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−86709(P2005−86709)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】