説明

ハンズフリー電話装置

【課題】ハンズフリー通話機能を損なわずにユーザのプライバシーを守ることができるハンズフリー電話装置を提供する。
【解決手段】ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合(ステップS20)、通話相手の携帯電話機6に対してハンズフリー通話機能が車内放音状態である旨の情報を通知し(ステップS30)、その後、通話相手との通話を開始する(ステップS50)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンズフリー電話装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に記載のように、車内に持ち込まれた携帯電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得る車載用ハンズフリー電話装置では、車内に運転者以外の同乗者が存在するときにハンズフリー通話機能による受話音声の車内放音を禁止する。
【特許文献1】特開2004−140731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来技術によって、同乗者から運転者のプライバシーを守ることができるようになるが、例えば、会話の内容が同乗者に聞かれても良い場合や同乗者を交えて通話相手と会話したい場合等であっても車内放音を禁止するため、ハンズフリー通話機能を損なうことになる。
【0004】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、ハンズフリー通話機能を損なわずにユーザのプライバシーを守ることができるハンズフリー電話装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載のハンズフリー電話装置は、電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得るものであって、
電話機の着信、若しくは発信を検知したかどうかを判定する着信・発信判定手段と、
着信・発信判定手段が着信、若しくは発信を検知したと判定した場合、ハンズフリー通話機能が放音状態であるか否かを判定する放音状態判定手段と、
放音状態判定手段によって放音状態であると判定された場合、電話機の通話相手の電話機に対して、ハンズフリー通話機能が放音状態である旨の情報を通知する放音状態通知手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
これにより、ハンズフリー通話機能が放音状態である場合、通話相手に対して、ユーザ以外の人物に通話内容が聞かれる可能性があることを通知できるようになるため、通話相手の理解を得た上でハンズフリー通話を開始することが可能となる。その結果、ハンズフリー通話機能を損なわずにユーザのプライバシーを守ることができるようになる。
【0007】
請求項2に記載のように、放音状態通知手段は、電話機と通話相手の電話機との間の通話が開始される前に通知するとよい。通話開始後に通話相手に対して放音状態である旨の情報を通知すると、通話内容の一部がユーザ以外の人物に聞かれてしまうため、ユーザのプライバシーが守れなくなる。従って、通話開始前に通知することで、ユーザのプライバシーを確実に守るようにする。
【0008】
請求項3に記載のハンズフリー電話装置は、
電話機の周囲における電話機のユーザ以外の人物を検知する人物検知手段と、
検知手段の検出結果に基づいてユーザ以外の人物が存在するかどうかを判定する人物存在判定手段と、を備え、
放音状態通知手段は、人物存在判定手段によってユーザ以外の人物が存在すると判定された場合に通知することを特徴とする。
【0009】
ユーザ以外の人物が周囲に存在しない場合には、ハンズフリー通話機能が放音状態である場合であっても、ユーザのプライバシーが守られる可能性が高い。従って、ユーザ以外の人物が存在すると判定された場合に放音状態である旨の情報を通知することで、通話相手に対して放音状態である旨の情報を不必要に通知しないようにすることができる。
【0010】
請求項4に記載のように、放音状態通知手段は、人物存在判定手段によってユーザ以外の人物が存在すると判定された場合、放音状態での通話を求める旨の情報を通知するように指示する放音状態通話指示手段を備えることが好ましい。これにより、ユーザ以外の人物が周囲に存在する場合であっても、ユーザ自らの判断で、通話相手に対して放音状態での通話を求める旨を伝えることができるようになる。
【0011】
請求項5に記載のように、放音状態通知手段は、通話相手の電話機の音声出力機能、ディスプレイ文字表示機能、バイブレーション機能、及びランプ点灯機能の少なくとも1つの機能を利用して、ハンズフリー通話機能が放音状態である旨の情報を通知することが好ましい。これにより、これらの機能を単独で、若しくは複合して放音状態である旨を通知することができるようになる。
【0012】
請求項6に記載のように、放音状態通知手段は、放音状態判定手段によって放音状態であると判定されている間は、ディスプレイ文字表示機能、バイブレーション機能、及びランプ点灯機能の少なくとも1つの機能を利用して継続的に通知するものであることが好ましい。これにより、通話相手は、ハンズフリー通話機能が放音状態であることを継続的に知ることが可能となる。
【0013】
請求項7に記載のように、放音状態通知手段は、通話相手の電話機とともに、電話機の周囲にも通知することが好ましい。これにより、ユーザやユーザ以外の人物もハンズフリー通話機能が放音状態であることを知ることができるようになるからである。
【0014】
請求項8に記載のハンズフリー電話装置によれば、電話機、及び通話相手の電話機の少なくとも一方の電話機は、携帯電話機、又は電話機能を有する携帯端末機であることを特徴とする。これにより、携帯電話機や携帯端末機(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)等)に対してもハンズフリー通話機能を適用することができる。
【0015】
請求項9に記載のように、請求項1〜8の何れか1項に記載のハンズフリー電話装置は、車内に搭載された車載電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得るものであることが好ましい。これにより、車内においてハンズフリーによる通話が可能となる。
【0016】
請求項10に記載のハンズフリー電話装置によれば、
人物検知手段は、車内のユーザ以外の同乗者を検知するものであり、
人物存在判定手段は、ユーザ以外の同乗者が存在するかどうかを判定するものであり、
放音状態通知手段は、ユーザ以外の同乗者が存在すると判定された場合に通知することを特徴とする。
【0017】
このように、ユーザ(例えば、運転者)以外の同乗者が車内に存在すると判定された場合に放音状態である旨の情報を通知することで、通話相手に対して放音状態である旨の情報を不必要に通知しないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、車両に搭載された電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得る車載用ハンズフリー電話装置について説明するが、車内でハンズフリー通話機能を実行させ得るものに限定されるものではない。
【0019】
図1に、本実施形態の車載用ハンズフリー電話装置10の全体構成を示す。同図に示す車載機1は、車両に固定的に搭載されるもので、例えば、CD、MD、カセットテープ等の音楽ソースの再生を行ったり、AM/FMラジオ放送の受信を行ったりするカーオーディオ機器やカーナビゲーション機器等である。
【0020】
車載機1には、送話用のマイクロホン(以下、送話用マイク)2と受話用のスピーカ(以下、受話用スピーカ)4が接続されるとともに、車載機1には、無線による複合的な双方向制御を行うための例えばブルートゥース(登録商標)と称される図示しない無線通信線路が形成され、該無線通信線路を介して携帯電話機5が接続され得る状態になっている。着座センサ3は、車内の各座席に設けられ、運転者以外の同乗者を検知するセンサである。
【0021】
車載機1は、携帯電話機5に対してハンズフリー通話機能を実行させ得ることができるものである。このハンズフリー通話機能は、携帯電話機5の通話内容を車内に放音する車内放音状態にするものであり、無線通信線路を介して車載機1と携帯電話機5とが接続された状態で、さらに、携帯電話機5にイヤホンやヘッドセット等が接続されていない場合に車内放音状態となる。
【0022】
このように構成される本実施形態の車載ハンズフリー電話装置10は、車載機1に電源が投入される(車両のアクセサリー電源がオンされる)と、車内に搭載された端末機(本実施形態では、携帯電話機5)の検索を行い、車載機1と携帯電話機5とを無線通信線路を介して接続する。この無線通信による接続がなされると、図2に示す車内放音状態通知処理を実行する。以下、この車内放音状態通知処理について説明する。
【0023】
図2に示すステップS10では、車内に搭載された携帯電話機5の着信、若しくは発信を検知したかどうかを判定する。例えば、携帯電話機5から車外の携帯電話機6への発信や、車外の携帯電話機6から携帯電話機5へ発信された場合の携帯電話機5の着信を検知したかどうかを判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップS20へ処理を進め、否定判定される場合にはステップS10が肯定判定されるまで待機状態を保持する。
【0024】
ステップS20では、上述したハンズフリー通話機能が車内放音状態であるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS30へ処理を進める。一方、否定判定される場合にはステップS50にて、携帯電話機5に接続されたイヤホンやヘッドセット等から受話音声を出力することで、通話相手との通話を開始する。
【0025】
ステップS30では、車内に運転者以外の同乗者が存在するかどうかを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS40へ処理を進める。一方、否定判定される場合にはステップS50にて、携帯電話機5に接続されたイヤホンやヘッドセット等から受話音声を出力することで、通話相手との通話を開始する。
【0026】
ステップS40では、ハンズフリー通話機能が車内放音状態であり、また、運転者以外の同乗者が存在するため、通話相手の携帯電話機6に対して車内に搭載された携帯電話機5が車内放音状態である(すなわち、携帯電話機5と接続する車載機1のハンズフリー通話機能が車内放音状態である)旨の情報を通知する。
【0027】
ユーザ(例えば、運転者)以外の同乗者が車内に存在しない場合には、ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合であっても、ユーザのプライバシーが守られる可能性が高い。従って、ステップS40では、ステップS30にて同乗者が存在すると判定された場合に車内放音状態である旨の情報を通知することで、通話相手に対して車内放音状態である旨の情報を不必要に通知しないようにすることができる。
【0028】
ステップS40においては、例えば、図5(a)に示すように、通話相手の携帯電話機6の音声出力機能を利用して「通話相手のお電話は車内放音状態です」等の音声メッセージを通知したり、図6に示すように、携帯電話機6のディスプレイ文字表示機能を利用して「通話相手のお電話は車内放音状態です」等のメッセージをディスプレイ6aに表示したり、図5(a)に示すように、携帯電話機6のLED6bの点灯機能を利用してLED6bを点灯させたり、図5(b)に示すように、携帯電話機6のバイブレーション機能を利用して携帯電話機6を振動させたりすることで、車内放音状態である旨の情報を通知する。これにより、これらの各機能を単独で、若しくは複数複合して車内放音状態である旨を通知することができるようになる。
【0029】
ステップS50では、ステップS40における車内放音状態である旨の情報の通知後に、通話相手との通話を開始する。つまり、通話開始後に通話相手に対して車内放音状態である旨の情報を通知すると、通話内容の一部が同乗者に聞かれてしまうため、ユーザのプライバシーが守れなくなる。従って、通話開始前に車内放音状態である旨の情報を通知することで、ユーザのプライバシーを確実に守るようにする。
【0030】
このように、本実施形態の車載用ハンズフリー電話装置10は、ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合、通話相手の携帯電話機6に対してハンズフリー通話機能が車内放音状態である旨の情報を通知し、その後、通話相手との通話を開始する。
【0031】
これにより、ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合、通話相手に対して、車内のユーザ(例えば、運転者)以外の同乗者に通話内容が聞かれる可能性があることを通知できるようになるため、通話相手の理解を得た上でハンズフリー通話を開始することが可能となる。その結果、ハンズフリー通話機能を損なわずにユーザのプライバシーを守ることができるようになる。
【0032】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、以下のように種々変形して実施することができる。
【0033】
(変形例1)
本実施形態では、車載用ハンズフリー電話装置10に着座センサ3を備え、この着座センサ3によってユーザ(例えば、運転者)以外の同乗者が検知された場合に車内放音状態である旨の情報を通話相手に通知するものであるが、図3に示す車載用ハンズフリー電話装置10のように着座センサ3を備えない場合であっても、ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合には、車内放音状態である旨を通話相手に通知するようにしてもよい。
【0034】
図4は、本変形例における車内放音状態通知処理を示しているが、図2に示したステップS30の処理が無い以外は本実施形態の処理と同様であるため、図4の説明は省略する。本変形例の車載用ハンズフリー電話装置10により、ユーザ(例えば、運転者)以外の同乗者の存在に関わらず、ハンズフリー通話機能が車内放音状態である場合には、車内放音状態である旨の情報を通話相手に通知することができるようになる。
【0035】
(変形例2)
本実施形態では、車内放音状態である旨の情報を通話相手の携帯電話機6に通知するものであるが、通話相手の携帯電話機6とともに、携帯電話機5の搭載された車内にも通知するようにしてもよい。例えば、図1に示す車載機1や携帯電話機5のディスプレイにその旨の文字情報を表示したり、受話用スピーカ4からその旨の音声メッセージを出力したりしてもよい。これにより、ユーザ(例えば、運転者)もハンズフリー通話機能が車内放音状態であることを知ることができるようになる。
【0036】
(変形例3)
本実施形態では、図2のステップS30にて、車内に運転者以外の同乗者が存在すると判定された場合に、ステップS40にて携帯電話機6に対して車内放音状態である旨の情報を通知するが、この通知とともに、通話相手に対して車内放音での通話を求める旨の情報を通知するようにしてもよい。
【0037】
例えば、図5(c)に示すように、通話相手の携帯電話機6の音声出力機能を利用して「車内放音での通話をお願いします」等の音声メッセージを通知したり、携帯電話機6のディスプレイ文字表示機能を利用して「車内放音での通話をお願いします」等のメッセージをディスプレイ6aに表示したりする。
【0038】
これにより、同乗者が車内に存在する場合であっても、ユーザ(例えば、運転者)自らの判断で、通話相手に対して車内放音状態での通話を求める旨を伝えることができるようになる。その結果、通話相手の通話内容を同乗者も聞くことができるようになる。
【0039】
(変形例4)
本実施形態では、図2に示すステップS20にて、ハンズフリー通話機能が車内放音状態であると判定された場合に携帯電話機6に対して車内放音状態である旨の情報を通知するものであるが、通話開始後においてもハンズフリー通話機能が車内放音状態である間は、携帯電話機6のディスプレイ文字表示機能、LED6bの点灯機能、バイブレーション機能の少なくとも1つの機能を利用して継続的に車内放音状態である旨の情報を通知するようにしてもよい。これにより、通話相手は、ハンズフリー通話機能が車内放音状態であることを継続的に知ることが可能となる。
【0040】
(変形例5)
本実施形態では、車内、車外ともに携帯電話機である場合の一例を説明しているが、車内においては、電話機能を有する携帯端末機(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)等)である場合であってもハンズフリー通話機能が適用可能であり、また、車外においては、上記携帯端末機や固定電話に対しても適用可能である。
【0041】
(変形例6)
本実施形態では、車載機1と携帯電話機5とは、ブルートゥース(登録商標)等の無線通信線路で接続されるものであるが、これに限定されるものではなく、有線通信線路で接続されるものであってもよい。
【0042】
(変形例7)
車載機1にて、車内に持ち込まれた携帯電話機5が、車載機1に予め登録された機器アドレスに合致する携帯電話機であるか否かを判定し、予め登録された機器アドレスに合致する携帯電話機であると判定されたときに、無線通信線路の接続を継続して携帯電話機5に対してハンズフリー通話機能を実行させ得るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態に係わる、車載ハンズフリー電話装置10の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる、車載ハンズフリー電話装置10の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の変形例1に係わる、車載ハンズフリー電話装置10の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態の変形例1に係わる、車載ハンズフリー電話装置10の動作を示すフローチャートである。
【図5】(a)は、携帯電話機6のLED6b、スピーカ6cを示す図であり、(b)は、携帯電話機6のバイブレーション機能をイメージした図である。(c)は、携帯電話機6の音声出力機能を利用して「車内放音での通話をお願いします」等の音声メッセージを通知した場合のイメージを示す図である。
【図6】携帯電話機6のディスプレイ6aに車内放音状態である旨の文字情報を表示したイメージを示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 車載機
2 送話用マイク
3 着座センサ
4 受話用スピーカ
5、6 携帯電話機
10 車載ハンズフリー電話装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得るハンズフリー電話装置であって、
前記電話機の着信、若しくは発信を検知したかどうかを判定する着信・発信判定手段と、
前記着信・発信判定手段が着信、若しくは発信を検知したと判定した場合、前記ハンズフリー通話機能が放音状態であるか否かを判定する放音状態判定手段と、
前記放音状態判定手段によって放音状態であると判定された場合、前記電話機の通話相手の電話機に対して、前記ハンズフリー通話機能が放音状態である旨の情報を通知する放音状態通知手段と、を備えることを特徴とするハンズフリー電話装置。
【請求項2】
前記放音状態通知手段は、前記電話機と前記通話相手の電話機との間の通話が開始される前に通知することを特徴とする請求項1記載のハンズフリー電話装置。
【請求項3】
前記電話機の周囲における前記電話機のユーザ以外の人物を検知する人物検知手段と、
前記検知手段の検出結果に基づいて前記ユーザ以外の人物が存在するかどうかを判定する人物存在判定手段と、を備え、
前記放音状態通知手段は、前記人物存在判定手段によって前記ユーザ以外の人物が存在すると判定された場合に通知することを特徴とする請求項1又は2記載のハンズフリー電話装置。
【請求項4】
前記放音状態通知手段は、前記人物存在判定手段によって前記ユーザ以外の人物が存在すると判定された場合、放音状態での通話を求める旨の情報を通知するように指示する放音状態通話指示手段を備えることを特徴とする請求項3記載のハンズフリー電話装置。
【請求項5】
前記放音状態通知手段は、前記通話相手の電話機の音声出力機能、ディスプレイ文字表示機能、バイブレーション機能、及びランプ点灯機能の少なくとも1つの機能を利用して、前記ハンズフリー通話機能が放音状態である旨の情報を通知することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のハンズフリー電話装置。
【請求項6】
前記放音状態通知手段は、前記放音状態判定手段によって放音状態であると判定されている間は、前記ディスプレイ文字表示機能、前記バイブレーション機能、及び前記ランプ点灯機能の少なくとも1つの機能を利用して継続的に通知するものであることを特徴とする請求項5記載のハンズフリー電話装置。
【請求項7】
前記放音状態通知手段は、前記通話相手の電話機とともに、前記電話機の周囲にも通知することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のハンズフリー電話装置。
【請求項8】
前記電話機、及び前記通話相手の電話機の少なくとも一方の電話機は、携帯電話機、又は電話機能を有する携帯端末機であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のハンズフリー電話装置。
【請求項9】
請求項1〜8の何れか1項に記載のハンズフリー電話装置は、車内に搭載された車載電話機に対してハンズフリー通話機能を実行させ得るものであることを特徴とするハンズフリー電話装置。
【請求項10】
前記人物検知手段は、前記車内のユーザ以外の同乗者を検知するものであり、
前記人物存在判定手段は、前記ユーザ以外の同乗者が存在するかどうかを判定するものであり、
前記放音状態通知手段は、前記ユーザ以外の同乗者が存在すると判定された場合に通知することを特徴とする請求項9記載のハンズフリー電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−251745(P2007−251745A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−74326(P2006−74326)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】