説明

パチンコ機

【課題】遊技者にプリペイドカードの取り忘れを繰り返しかつ段階的に態様を変えて警告するパチンコ機を提供する。
【解決手段】払出可能度数が記録されたプリペイドカード13が挿入されてパチンコ球の貸出しを行う球貸出機11が隣接して配置されたパチンコ機10に、遊技終了後のプリペイドカード13の取り忘れを遊技者に警告する警告システム50を設ける。警告システム50は、球貸出機11に残高のあるプリペイドカード13が挿入されているときに作動する。回転量検知センサ47と球発射検知センサ46によって空打ちが検知され、タッチセンサ48が発射ハンドルから遊技者の手が離れたことを検知した場合、第1の警告メッセージを図柄表示装置30に表示する。更に、人検知センサ25が遊技者不在を検知した場合には、スピーカ21から音声によって第2の警告メッセージを発する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機に隣接して配置されプリペイドカードなどの有価価値情報が記録された記録媒体を用いてパチンコ球の貸出しを行う球貸出機の挿入部に、遊技終了後も前記記録媒体が挿入されたままのときに、前記記録媒体の取り忘れを遊技者に警告する警告手段を備えたパチンコ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機は、遊技媒体としてパチンコ球を使用する。パチンコ機で遊技を行う際には、金額に相当する払出可能度数(価値情報)が記録されたIC内蔵コインやプリペイドカード(記録媒体)などを、パチンコ機に隣接された球貸出機に挿入することによりパチンコ球の貸出しを受ける。
【0003】
球貸出機にプリペイドカードが挿入されると、プリペイドカードに記録されている払出可能度数(以下、度数という)が球貸出機に設けられた表示部に表示される。例えば、1度数は1百円に相当し、1度数当たりのパチンコ球の貸出し数は25個と予め設定されている。遊技者が貸出しボタンの操作を行うと、設定された度数に対応した個数のパチンコ球がパチンコ機の供給皿に貸出される。この時、表示されている度数から貸出しに用いられた度数が減算されて表示されるとともに、減算された度数がプリペイドカードに記録される。貸出しボタンが繰り返し操作されると、その度にパチンコ球の貸出しが行われ、表示部の度数が減算表示される。そして、度数が「0」になるとパチンコ球の貸出しが受けられなくなる。
【0004】
プリペイドカードに記録されている度数に基づいてパチンコ球の貸出しが受けられる状態(度数残高≠0)で遊技を終了する場合、遊技者は返却ボタンの操作を行うことで、台間機からプリペイドカードが排出されて遊技者に返却される。遊技者は返却されたプリペイドカードを遊技場に設置された精算機に挿入する。これにより、プリペイドカードに記録されている度数が読み出され、この度数に相当する金額が払い戻される。遊技終了後、プリペイドカードを取り忘れたまま席を離れてしまう遊技者がいる。このとき、第三者がプリペイドカードを抜き取り、第三者によって不正に使用される恐れが生じる。
【0005】
下記特許文献1には、現金自動取扱装置から放出されたカ−ドや紙幣が取り忘れられているとき、警告ガイダンススピーカーによって利用客に警告する自動機収納装置が記載されている。放出された取引媒体が現金自動取扱装置に残留していることを検知する第1の検知手段と、利用客が現金自動取扱装置から離れたことを検知する第2の検知手段と、利用客が自動機収納装置から外へ退出するのを検知する第3の検知手段の情報に基づいて利用客に警告または表示を行う。
【0006】
下記特許文献2には、遊技場に設置されてパチンコ球などの遊技媒体の数を計測する遊技媒体計数装置が記載されている。この遊技媒体計数装置は、遊技媒体の数量計測の際に記録シートを発行するもので、記録シートの発行から一定時間以内に記録シートが取り出されない場合に、スピーカが警告音を発するか、あるいは警告灯が点滅して、利用者に、記録シートが装置側に残っていることを気付かせることで、記録シートの取り忘れを防止するものである。
【特許文献1】特開平06−081543号公報
【特許文献1】特開平08−019659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述の特許文献記載の装置をパチンコ機に採用して、例えばプリペイドカードの取り忘れを防止しようとしても、大きな騒音や始終点滅する光の中で遊技を行う遊技場では、プリペイドカードを取り忘れたときのみの警告では遊技者が気付かないことが多く、取り忘れ防止の効果は十分ではない。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、球貸出機にプリペイドカードがある場合に、遊技機による遊技の終了を事前に探知して、繰り返しかつ段階的に警告することでプリペイドカードの取り忘れを遊技者に警告する警告手段を備えたパチンコ機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明によるパチンコ機は、有価価値情報が記録された記録媒体が挿脱自在な挿入部を有し、該挿入部に挿入された記録媒体の価値情報に基づいて所定数のパチンコ球の貸出しを行う球貸出機が隣接して配置され、遊技終了後も前記記録媒体が前記球貸出機に挿入されたままであることを遊技者に警告する警告手段を備える。前記パチンコ機は、前記球貸出機から貸し出されたパチンコ球を遊技盤に向けてパチンコ球を発射する発射装置と、発射装置にパチンコ球の発射の指示を出す発射ハンドルと、発射装置からパチンコ球が発射されたことを検知する球発射検知センサと、発射装置から発射されたパチンコ球が入賞したときに図柄を変動させる図柄表示装置と、遊技者が発射ハンドルに手を触れていることを検知するタッチセンサと、遊技者の在席を検知する遊技者検知手段と、を備える。
【0010】
前記警告手段は、パチンコ球の貸出しが可能な価値情報が記録された記録媒体が前記球貸出機に挿入されている情報を前記球貸出機から入手している状態で、前記発射ハンドルが操作されているにも拘わらず前記球発射検知センサがパチンコ球の発射を検知しない空打ち状態から引き続き、タッチセンサによって発射ハンドルから遊技者の手が離れたことを検知したときは第1の警告を行い、前記第1の警告が行われている状態で前記遊技者検知手段によって遊技者の離席が検知された時は第2の警告を行う。また、前記図柄表示装置が図柄の変動を実行している時は前記第1および第2の警告の実行を停止する。前記第1の警告は、前記図柄表示装置の液晶表示によって実行され、前記第2の警告は、スピーカからの音声によって実行される。
【発明の効果】
【0011】
本発明のパチンコ機は、遊技の終了を段階的に探知し、その都度段階的に警告の態様を変化させて警告することで記録媒体(プリペイドカード)の取り忘れを遊技者に気付かせるので、従来の警告の方法と比べて取り忘れ防止の効果が格段に大きい。特に、遊技盤面上を見ている可能性の高いときに行われる第1の警告は、図柄表示装置の液晶表示で警告し、遊技を終了し、遊技盤から目を離している可能性の高いときに行われる第2の警告は、スピーカの音声によって警告するので、遊技者が気付き易い。これによって、プリペイドカードを第三者に不正に使用されて遊技者が不利益を被ることを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1および図2に示すように、パチンコ機10には、隣接して球貸出機11が並設されている。パチンコ機10と球貸出機11は、例えばケーブルで電気的に接続され、球貸出機11のカード挿入部12に払出可能度数(価値情報)(以下、度数という)が記録されたプリペイドカード(記録媒体)13が挿入されると、その情報(カード在否情報)がパチンコ機10に伝達される。
【0013】
パチンコ機10は、遊技盤14が設けられたパチンコ機本体15と、パチンコ機本体15の上部前面を覆うガラス扉16と下部前面を覆う下扉17とによって構成される。ガラス扉16と下扉17は、パチンコ機本体15に設けられたヒンジ部材18によってパチンコ機本体15に対して開閉自在に取り付けられている。ガラス扉16は、前面にガラス板19が設けられ、パチンコ機本体15に着脱自在に取り付けられた前記遊技盤14の遊技領域20を流下するパチンコ球が視認可能とされている。
【0014】
ガラス扉16には、スピーカ21やランプ22が設けられ、通常は遊技の効果アップのための演出装置として使用するが、遊技者23へ警告を行う時の警告手段としても用いられる。また、上部中央には、遊技者23が遊技用椅子24に在席しているか否かを検知する人検知センサ(遊技者検知手段)25が設けられている(図3参照)。人検知センサ25は、例えばレーザースキャナーや赤外線センサ、超音波センサなどであり、センサから例えば赤外線26を発射して一定距離の一定範囲内に人がいることを検知するものである。
【0015】
前記遊技盤14は、前面に設けられた遊技領域20に、変動する図柄を液晶表示する図柄表示装置30を備えたセンタ役物31、始動チャッカ33、通常チャッカ34、アタッカ35、アウト口36などの他、図示しない障害釘や風車などが設けられている。これら構造物の外周をレール枠37で仕切ることで、レール枠37の内部の空間が前記遊技領域20となる。図柄表示装置30は、始動チャッカ33にパチンコ球が入賞したときの電子抽選の図柄や遊技中の演出画像が表示されるほか、遊技者23に対する警告などの警告画面が表示され、警告手段としても用いられる。また、始動チャッカ33、通常チャッカ34、アタッカ35には、それぞれパチンコ球が入賞したことを検知する入賞センサが設けられている。
【0016】
下扉17は、払出口41から払い出されたパチンコ球や球貸出機11から貸与を受けたパチンコ球を貯留する受皿42及びパチンコ球を前記遊技領域20に打ち出すとともにその打ち出し強さを調節する発射ハンドル43を備えており、パチンコ球の打ち出し強さは、発射ハンドル43の回転量に基づいて決まる。発射ハンドル43が回されると、発射装置45が作動してパチンコ球が打ち出される。この回転量は下扉17の裏面に設けられた回転量検知センサ47によって検知され、後述する警告システム(警告手段)50の制御部51へ発射ハンドル43の回転情報を伝達する。発射装置45にはパチンコ球の発射が行われたことを検知する球発射検知センサ46が設けられており、前記回転量検知センサ47によって発射ハンドル43が回されていることが検知されているときに球発射検知センサ46がパチンコ球の発射を検知しなかった場合は、制御部51によって所謂「空打ち」と判断される。また、発射ハンドル43の表面には金属メッキが施され、遊技者が発射ハンドル43の金属メッキ部分に手を触れると、下扉17の裏面に設けられているタッチセンサ48がこれを検知し、検知信号を出力する。
【0017】
遊技領域20に打ち出されたパチンコ球は前述の始動チャッカ33、通常チャッカ34、アタッカ35あるいはアウト口36のいずれかに入る。アウト口36に入ったパチンコ球はハズレ扱いとされパチンコ機10の背面側から排出される。始動チャッカ33、通常チャッカ34やアタッカ35などの入賞口にパチンコ球が入ると規定個数の賞球の払い出しが行われる。また、当たりハズレを決定する当たり抽選が行われ、図柄表示装置30が作動する。
【0018】
図柄表示装置30に表示される図柄は、始動チャッカ33にパチンコ球が入賞すると変動し、後に停止する。停止した時に表示された図柄の組み合わせによって抽選の結果が決まり、同一の数字が3つ揃う図柄の組み合わせは当たりとなり、それ以外の組み合わせはハズレとなる。
【0019】
この他に、本体枠11の背面には、図示はしないが制御基板を収納した基板ケースが取り付けられている。この制御基板には、前述した機構や遊技に係る処理を実行する制御回路や、警告システム50の制御部51が設けられている。
【0020】
パチンコ球の貸出し装置である球貸出機11は、その前面にカード挿入部12と、液晶表示部56、貸出しボタン57、返却ボタン58を備えている。カード挿入部12は、プリペイドカード13が挿脱自在に挿入される。カード挿入部12から挿入されたプリペイドカード13は、カード挿入部12の後方に設置されているカードリーダライタ61(図4参照)にセットされる。プリペイドカード13には、金額に相当する度数が記録されており、例えば、1千、2千、3千、5千、1万円の金額に相当する度数のいずれかが記録されている。例えば、1千円に相当する度数は「10」である。また、このプリペイドカード13は、遊技場に設けられた販売機で販売されている。
【0021】
貸出しボタン57は、カード挿入部12にプリペイドカード13を挿入した後で、遊技者23がパチンコ球の貸出しを受ける際に押圧操作される。1回の押圧操作によって貸出されるパチンコ球の数は予め設定されている。例えば、1度数当たり25個であり、1回の押圧操作によって、5度数分(125個)のパチンコ球が受皿42に貸出される。
【0022】
液晶表示部56は、プリペイドカード13から読み出された度数を表示する。例えば、1万円で購入したプリペイドカード13の場合は、液晶表示部56に「100」と表示される。上記のように貸出しボタン57が1回押圧操作されると、125個のパチンコ球12の貸出しが行われるとともに、液晶表示部56には「100」度数から「5」度数が減算され、「95」と表示される。この様に、貸出しボタン57が押圧操作される毎に度数が「5」ずつ減算表示され、度数が「0」になるとパチンコ球の貸出しを受けることができなくなる。度数が「0」になったプリペイドカード13はカード挿入部12から自動的に排出される。なお、1万円に相当する度数が記録されたプリペイドカード13の場合を例に挙げたが、他の金額に相当する度数が記録されたプリペイドカードの場合も同様である。
【0023】
返却ボタン58は、プリペイドカード13に記録されている度数に基づいてパチンコ球の貸出しが受けられる状態(度数残高≠0)で遊技を終了する場合に遊技者7によって押圧操作される。返却ボタン58が押圧操作されると、カードリーダライタ61にセットされたプリペイドカード13がカード挿入部12から排出され、遊技者に返却される。
【0024】
図4に示すように、球貸出機11にプリペイドカード13が挿入されるとカード在否情報が球貸出機11からパチンコ機10の制御部51に伝達される。パチンコ機10は、遊技者23が遊技終了後、プリペイドカード13を取り忘れることがないように、遊技の終了を事前に探知して、繰り返しかつ段階的に警告してプリペイドカード13の取り忘れを防ぐ警告システム(警告手段)50を備えている。警告システム50は、制御部51、スピーカ21、ランプ22、人検知センサ25、図柄表示装置30、球発射検知センサ46、回転量検知センサ47、タッチセンサ48および球貸出機11からの情報によって構成される。警告システム50は、図柄表示装置30が図柄変動中の場合は、警告の放置を行わない。
【0025】
次に、上記構成による警告システム50を備えたパチンコ機10の作用について説明する。遊技者23が遊技用椅子24に着席して球貸出機11のカード挿入部12にプリペイドカード13を挿入すると、プリペイドカード13に記録されている度数が読み出されて、液晶表示部56に度数が表示される。度数が「0」でない場合は、パチンコ球の貸出しが可能であると判定され、貸出しボタン57を押圧操作すると、5度数分のパチンコ球が受皿42に貸出される。遊技者23は、このパチンコ球を用いて遊技を行う。液晶表示部56には、減算された度数が表示される。遊技者23によって貸出しボタン57が押圧操作される毎に、パチンコ球の貸出しが行われ、液晶表示部56に表示される度数は「5」度数ずつ減算されて表示される。
【0026】
図5のフローチャートに示すように、プリペイドカード13に度数が残存している間は、その情報が前記制御部51に伝達される。制御部51は、回転量検知センサ47によって発射ハンドル43が操作されていることを検知し、かつ球発射検知センサ46がパチンコ球の発射を検知しているときは遊技中であると判断するが、球発射検知センサ46がパチンコ球の発射を検知しなくなった時は「空打ち」と判断して前記図柄表示装置30が図柄変動中であるか否かを確認する。このとき、前記図柄表示装置30が図柄変動中であれば、遊技継続中と見なして警告の待機を行わないが、図柄表示装置30が図柄変動中ではないときは、遊技終了の可能性ありとして警告を待機する。この「空打ち」且つ図柄変動中ではない状態のときに、タッチセンサ48が、遊技者の手が前記発射ハンドル43から離れたことを検知した場合は「遊技停止」と判断して、第1の警告メッセージを図柄表示装置30に液晶表示する。例えば「カードを取り忘れています」などと表示する。
【0027】
前記第1の警告メッセージが表示された状態で、人検知センサ25が遊技者23の離席(不在)を検知したときは、ランプ22を激しく点滅させるとともに、スピーカ21から音声によって警告メッセージ2を発する。例えば、「321番のお客様、プリペイドカードが残っています」などと台番と一緒に警告する。スピーカ21からの警告は、音声によってプリペイドカード13を取り忘れていることを直接的に表現することが好ましい。なお、これらの警告は、遊技者23が遊技用椅子24に着席したことが検知されるか、あるいは前記返却ボタン58が押圧操作されプリペイドカード13がカード挿入部12から排出されると停止する。
【0028】
上記実施形態では、遊技者23が遊技用椅子24に在席しているか否かを検知する人検知センサ25に、レーザースキャナーや赤外線センサ、超音波センサなど、一定距離の一定範囲内に人がいることを検知する存在センサを用いて説明したが、これに限るものではなく、例えば、遊技者23が座る遊技用椅子24に重量検知センサを設けて、遊技者23の在席を検知する方法を用いても良い。
【0029】
上記実施形態では、プリペイドカード13のパチンコ球の貸出し量を「1」度数当たり25個とし、1回の押圧操作によって、「5」度数分(125個)のパチンコ球が受皿42に貸出されるとして説明したが、これらの数については、適宜設定することができる。
【0030】
上記実施形態では、パチンコ球の貸出しを受ける際に、金額に相当する度数が記録されたプリペイドカード13を用いる球貸出機11により説明したが、プリペイドカード13の他に度数の書換えが可能な会員カードを使用できる球貸出機であっても良い。あるいは、プリペイドカードや会員カードではなく、金額に相当する度数が記録可能なIC内蔵コインを使用する球貸出機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明によるパチンコ機及び球貸出機の外観を示す斜視図である。
【図2】ガラス扉および下扉を開放した時のパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図3】遊技者が遊技用椅子に在席しているところを示す図である。
【図4】警告システムの構成を示すブロック図である。
【図5】プリペイドカードの取り忘れを警告する流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
10 パチンコ機
11 球貸出機
12 カード挿入部
13 プリペイドカード(記録媒体)
14 遊技盤
15 パチンコ機本体
16 ガラス扉
17 下扉
21 スピーカ
22 ランプ
23 遊技者
24 遊技用椅子
25 人検知センサ(遊技者検知手段)
30 図柄表示装置
31 センタ役物
41 払出口
42 受皿
43 発射ハンドル
45 発射装置
46 球発射検知センサ
47 回転量検知センサ
48 タッチセンサ
50 警告システム(警告手段)
51 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
価値情報が記録された記録媒体が挿脱自在な挿入部を有し、該挿入部に挿入された記録媒体の価値情報に基づいて所定数のパチンコ球の貸出しを行う球貸出機が隣接して配置され、
前記球貸出機から貸し出されたパチンコ球を遊技盤に向けて発射する発射装置と、発射装置にパチンコ球の発射の指示を出す発射ハンドルと、発射装置からパチンコ球が発射されたことを検知する球発射検知センサと、発射装置から発射されたパチンコ球が入賞したときに図柄を変動させる図柄表示装置と、遊技者が発射ハンドルに手を触れていることを検知するタッチセンサと、遊技者の在席を検知する遊技者検知手段と、を備えたパチンコ機において、
パチンコ球の貸出しが可能な価値情報が記録された記録媒体が前記球貸出機に挿入されている情報を前記球貸出機から入手している状態で、
前記発射ハンドルが操作されているにも拘わらず前記球発射検知センサがパチンコ球の発射を検知しない空打ち状態で、かつ、遊技者の手が前記発射ハンドルに触れていないことを前記タッチセンサが検知したときは第1の警告を行い、
前記第1の警告が行われている状態で前記遊技者検知手段によって遊技者の離席が検知された時は第2の警告を行い、
前記図柄表示装置が図柄の変動を実行している時は前記第1および第2の警告の実行を停止する警告手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】
前記第1の警告は、前記図柄表示装置の液晶表示によって実行され、
前記第2の警告は、スピーカからの音声によって実行されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−34457(P2009−34457A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−203743(P2007−203743)
【出願日】平成19年8月6日(2007.8.6)
【出願人】(390031772)株式会社オリンピア (2,719)
【Fターム(参考)】