説明

フィルタユニットおよびその製造方法

【課題】ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔質膜および通気材を含むフィルタ濾材と枠体とを有するフィルタユニットにおいて、フィルタ濾材と枠体との接着力が良好であり、かつフィルタ濾材の変形が抑制されたフィルタユニットを提供する。
【解決手段】ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材3と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂またはポリカーボネート樹脂が成形されてなり、前記フィルタ濾材を支持する枠体4と、を有するフィルタユニット5とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インサート成形によってフィルタ濾材と樹脂枠とを一体化して製造されるフィルタユニットおよびその製造方法に関し、さらに詳しくは、そのようなフィルタユニットであってポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔質膜をフィルタ濾材に用いたフィルタユニットおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、粉塵の捕集効率を高めた高性能サイクロン式掃除機などのフィルタには、PTFE多孔質膜を用いた濾材、ガラス繊維にバインダーを加えて抄紙した濾材(ガラス濾材)、メルトブローン不織布をエレクトレット化した濾材(エレクトレット濾材)が使用されている。これらの濾材は、プリーツ加工後、シール材で樹脂枠に固定したり、インサート成形により樹脂枠と一体化されて、フィルタユニットに加工される。
【0003】
PTFE多孔質膜を用いた掃除機用のフィルタ濾材については、ポリエチレン不織布、ポリエチレンとポリエチレンテレフタレート(PET)との複合不織布などの通気材が支持体として、PTFE多孔質膜の片面(下流側)に積層されているのが通常である(例えば、特許文献1および2参照)。
【特許文献1】特開2005−279503号公報
【特許文献2】特開2005−279505号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような濾材をインサート成形してフィルタユニットを製造する場合、枠体用の樹脂に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート樹脂等のポリオレフィンとの相溶性が悪い樹脂を使用すると、通気材と枠体との接着力が弱いという問題があった。一方、インサート成形では、樹脂を融点以上の温度に加熱して金型に流し込んだ後、冷却して成形するため、枠体用の樹脂にポリオレフィンとの相溶性のよい樹脂(ポリプロピレンなど)を用いた場合には、枠体用樹脂の収縮により、フィルタ濾材が変形しやすいという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、PTFE多孔質膜および通気材を含むフィルタ濾材と枠体とを有するフィルタユニットにおいて、フィルタ濾材と枠体との接着力が良好であり、かつフィルタ濾材の変形が抑制されたフィルタユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂またはポリカーボネート樹脂が成形されてなり、前記フィルタ濾材を支持する枠体と、を有するフィルタユニットを提供する。
【0007】
また本発明は、その別の側面から、フィルタ濾材および枠体を有するフィルタユニットの製造方法であって、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂およびポリカーボネート樹脂から選ばれる枠体用樹脂をインサート成形により一体化して枠体を形成する、フィルタユニットの製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
従来、フィルタ濾材の通気材は、ポリエチレン不織布、ポリエチレンとPETとの複合不織布などであり、ABS樹脂またはポリカーボネート樹脂でインサート成形した場合には、通気材に用いられている樹脂と枠体樹脂との相溶性が悪いがために、接着力が弱いものであった。また、枠体の樹脂を、通気材に用いられている樹脂と相溶性のよいもの(例、ポリプロピレン)とした場合には、フィルタ濾材の変形が起こり得るものであった。しかし、本発明のフィルタユニットは、ABS樹脂およびポリカーボネート樹脂と相溶性のよいPET等のポリエステルが通気材としてフィルタ濾材の両表面に配置されているために、フィルタ濾材と枠体との接着力に優れるものである。さらに、ポリエステル通気材は剛性が高く、また枠体樹脂も線膨張係数が低いために、フィルタ枠体の歪みおよびフィルタ濾材の歪みが極めて起こりにくいものである。従って、本発明は、ポリエステル通気材と、特定種類の枠体樹脂との組み合わせの相乗効果によって、フィルタ濾材と枠体との接着力が良好であり、かつフィルタ濾材の変形が抑制されたフィルタユニットを提供するものであり、本発明のフィルタユニットは、掃除機用のフィルタユニットに好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明においてフィルタ濾材に用いられるPTFE多孔質膜としては、公知のフィルタ濾材に用いられているPTFE多孔質膜、またはそれと同等以上のフィルタ特性を有するものを使用することができ、例えば、以下のようにして製造することができる。また市販品を用いてもよい。
【0010】
まず、PTFEファインパウダーに液状潤滑剤を加えたペースト状の混和物を予備成形する。液状潤滑剤は、PTFEファインパウダーの表面を濡らすことができ、抽出や加熱により除去できるものであれば特に制限されず、例えば、流動パラフィン、ナフサ、ホワイトオイルなどの炭化水素を使用することができる。液状潤滑剤の添加量は、PTFEファインパウダー100重量部に対して5〜50重量部程度が適当である。上記予備成形は、液状潤滑剤が絞り出されない程度の圧力で行う。
【0011】
次に、予備成形体をペースト押出または圧延によってシート状に成形し、このPTFEシート体を少なくとも一軸方向に延伸してPTFE多孔質膜を得る。なお、PTFEシート体の延伸は、液状潤滑剤を除去してから行うのが望ましい。延伸倍率は、特に規定されるものではなく、圧力損失と捕集効率に応じて適宜設定すればよい。延伸ムラや延伸時の破断などを考慮すると、面積延伸倍率(一軸方向の延伸倍率とそれに垂直方向の延伸倍率の積算)は、50〜900倍が好ましい。
【0012】
PTFE多孔質膜については、平均孔径が0.01〜5μmであることが好ましく、平均繊維径は0.01〜0.3μmが好ましく、5.3cm/秒の流速で空気を透過させるときの圧力損失は10〜295Paが好ましい。
【0013】
PTFE多孔質膜は、通常、平均孔径が0.01〜5μm程度の多孔質膜であるため、白色に映る。通気材の一般的なグレードも白色であるが、これらが着色されていてもよい。着色する方法としては、特に限定はないが、顔料を練りこむ方法、染料によって染める方法、印刷による方法などが挙げられる。
【0014】
通気材に顔料を練り込む場合は、通気材原料の樹脂を溶融状態にして混練するのが一般的である。また、PTFE多孔質膜に顔料を練りこむ場合は、PTFEファインパウダーに顔料と液状潤滑剤を加えてペースト状の混和物にすればよい。さらに、導電性などの他の機能を発現させるために、複数の材料を練りこんでもよい。染料によって染める場合は、PTFE多孔質膜あるいは通気材のそれぞれを染料に浸漬してもよいし、PTFE多孔質膜および通気材を積層したフィルタ濾材を染料に浸漬してもよい。印刷する場合は、グラビア印刷などが一般的である。また、通気材を着色する際に、抗菌剤、撥水剤などを添加してもよい。
【0015】
ポリエステル通気材は、フィルタ濾材としたときに必要な通気性を有する限りその種類には特に制限はなく、その形態としては、例えば、不織布、メッシュ(網目状ネット)、多孔質膜などが挙げられる。これらのうち、強度、捕集性、柔軟性および作業性の観点から、不織布が好ましい。また、ポリエステル通気材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)通気材、特にPET不織布が好ましい。
【0016】
PET不織布の目付け量としては、10〜200g/m2が好ましい。
【0017】
ポリエステル通気材の圧力損失は、空気を5.3cm/秒の線速で透過させるときに、100Pa以下であることが好ましく、より好ましくは50Pa以下である。
【0018】
本発明において、フィルタ濾材は、PTFE多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含むものであり、当該2枚のポリエステル通気材は、両表面においてそれぞれ露出するように配置されている(すなわち、使用時にフィルタ濾材の最上流側と最下流側となる位置に配置されている)。2枚のポリエステル通気材を用いると、フィルタ濾材の強度が十分なものとなり、さらにフィルタ濾材が枠体樹脂と接触する部分である、フィルタ濾材の両表面に、ポリエステル通気材が配置されることにより、フィルタユニットはフィルタ濾材と枠体との密着性に優れるものとなる。
【0019】
フィルタ濾材の構成の一例を図1に示す。図1では、PTFE多孔質膜1の両表面上にポリエステル通気材2が積層されている。フィルタ濾材3が3層構造であるため、2枚のポリエステル通気材2は、フィルタ濾材の両表面に位置している。フィルタ濾材が5層構造であった場合には、例えば、ポリエステル通気材/PTFE多孔質膜/ポリエステル通気材/PTFE多孔質膜/ポリエステル通気材という順で積層された濾材であってもよい。
【0020】
フィルタ濾材は、例えば、PTFE多孔質膜にポリエステル通気材を単に重ね合わせたものであってもよいし、PTFE多孔質膜にポリエステル通気材を、接着剤ラミネート、熱ラミネート等により接着または溶着させたものであってもよい。熱ラミネートにおいては、通気材の一部を加熱により溶融させて接着積層させてもよいし、ホットメルトなどの融着剤を介在させて接着積層させてもよい。
【0021】
フィルタ濾材の厚さは、実用的なフィルタ特性を有する限り特に限定されないが、0.05〜1mmが好ましい。
【0022】
フィルタ濾材は、通常、プリーツ形状に加工される。プリーツ形状は、通常、連続したW字状であるが、これに限られない。フィルタ濾材の大きさ、プリーツの山高さは、フィルタユニットの用途に応じて適宜設定すればよい。プリーツ加工は、レシプロ方式、ロータリー方式等の手法で行えばよい。
【0023】
このように構成されたフィルタ濾材は、水で洗浄しても性能劣化することがないため、超音波洗浄などにより洗浄可能である。
【0024】
前記フィルタ濾材を支持する枠体は、ABS樹脂またはポリカーボネート樹脂が成形されたものである。これらの樹脂は、線膨張係数が10×10-5/℃以下であり、インサート成形時の熱収縮が小さいため、フィルタユニットの歪み防止、フィルタ濾材の変形防止に最適である。フィルタユニットの枠体は、これらの樹脂以外に、無機充填剤、顔料、抗菌剤、各種安定剤等を含んでいてもよい。
【0025】
本発明のフィルタユニットは、公知のフィルタユニットと同様の構成とすればよく、例えば、図2に示すように、プリーツ加工済みのフィルタ濾材3の外周に枠体4が配置されて、枠体4がフィルタ濾材3を支持している構成のフィルタユニット5とすることができる。
【0026】
本発明のフィルタユニットについて、圧力損失は、エネルギー効率の面から、空気の流量が2m3/分である場合に、1500Pa以下であることが好ましい。捕集効率は、フィルタユニットの用途に応じて適宜最適なものを選定すればよいが、粒径0.3〜0.5μmの粒子を5.3cm/秒の線速で透過させるときの捕集効率が、90%以上であることが好ましく、99%以上であることがより好ましい。
【0027】
本発明のフィルタユニットは、好ましくは、インサート成形によりフィルタ濾材と枠体とが一体化したものである。具体的には、例えば、インサート成形により、フィルタ濾材の端部を樹脂が取り囲んで枠体が形成されたものである。
【0028】
本発明のフィルタユニットは、例えば、PTFE多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂およびポリカーボネート樹脂から選ばれる枠体用樹脂をインサート成形により一体化して枠体を形成することにより、製造することができる。具体的には、型にフィルタ濾材を装填し、融点以上に加熱した枠体用樹脂を型内に注入後、当該樹脂の融点未満に冷却することにより、フィルタ濾材に一体化した枠体を形成して製造することができる。
【0029】
本発明のフィルタユニットは、常法に従い、掃除機(特にサイクロン式掃除機)用フィルタユニットとして好適に用いることができる。また、空気清浄機用等のフィルタユニットとしても使用可能である。
【実施例】
【0030】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0031】
実施例1
面積延伸倍率が600倍のPTFE多孔質膜の両面に、PET不織布(目付量60g/m2、厚み0.20mm)を、ポリオレフィン系ホットメルトを用いて積層して3層構造のフィルタ濾材を得た。このフィルタ濾材を、幅120mm、山高さ20mmでプリーツ加工した(120mm×143mm×31山)。その後、150t縦型成形機を用いて、フィルタ濾材を装填した型内にABS樹脂(線膨張係数7.4×10-5/℃)を射出してインサート成形し、図2のような構造を有するフィルタユニットを得た。成形条件は、射出圧70%、冷却温度50℃、冷却時間20秒、保圧10%とした。
【0032】
得られたフィルタユニットの外観を目視で観察した。観察項目は、フィルタユニットのフィルタ濾材と枠体の接着点の剥がれ(62箇所)、プリーツ山の歪み(31箇所)およびフィルタユニットの歪みとした。フィルタユニットの構成と観察結果を表1に示す。
【0033】
比較例1
面積延伸倍率が600倍のPTFE多孔質膜の両面に、ポリエチレン(PE)不織布(目付量60g/m2、厚み0.20mm)を、ポリオレフィン系ホットメルトを用いて積層して3層構造のフィルタ濾材を得た。このフィルタ濾材を、幅120mm、山高さ20mmでプリーツ加工した(120mm×143mm×31山)。その後、150t縦型成形機を用いて、フィルタ濾材を装填した型内にABS樹脂(線膨張係数7.4×10-5/℃)を射出してインサート成形し、図2のような構造を有するフィルタユニットを得た。成形条件は、射出圧70%、冷却温度50℃、冷却時間20秒、保圧10%とした。
【0034】
得られたフィルタユニットの外観を、実施例1と同様に目視で観察した。フィルタユニットの構成と観察結果を表1に示す。
【0035】
比較例2
面積延伸倍率が600倍のPTFE多孔質膜の両面に、ポリエチレン不織布(目付量60g/m2、厚み0.20mm)を、ポリオレフィン系ホットメルトを用いて積層して3層構造のフィルタ濾材を得た。このフィルタ濾材を、幅120mm、山高さ20mmでプリーツ加工した(120mm×143mm×31山)。その後、150t縦型成形機を用いて、フィルタ濾材を装填した型内にポリプロピレン(PP)樹脂(線膨張係数11×10-5/℃)を射出してインサート成形し、図2のような構造を有するフィルタユニットを得た。成形条件は、射出圧70%、冷却温度50℃、冷却時間20秒、保圧10%とした。
【0036】
得られたフィルタユニットの外観を、実施例1と同様に目視で観察した。フィルタユニットの構成と観察結果を表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
実施例1は、PET不織布を通気材に用いているため、フィルタ濾材と枠体との間に剥がれは発生せず、フィルタ歪みも見られなかった。比較例1は、ABS樹脂と相溶性の悪いPE不織布が用いられたため、フィルタ濾材と枠体との間に剥がれが発生した。比較例2は、PE不織布と、PE不織布と相溶性のよいPP樹脂の枠体との組み合わせであり、フィルタ濾材と枠体との間に剥がれは発生しなかったが、PP樹脂の収縮のため、フィルタユニットに歪みが生じた。
【0039】
また、実施例1は、剛性の高いPET不織布を用いているため、プリーツ歪みも少ない。一方、比較例1は、PE不織布の剛性が低いため、プリーツ歪みが数多く発生した。また、比較例2は、剛性の低いPE不織布が使用されたことに加え、PP樹脂の収縮もあって、さらに多くのプリーツ歪みが発生した。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明のフィルタユニットは、掃除機(例、サイクロン式掃除機など)用として好適であり、また、空気清浄機、空調機、自動車のエアクリーナー等にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明のフィルタユニットに使用されるフィルタ濾材の構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のフィルタユニットの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0042】
1 PTFE多孔質膜
2 ポリエステル通気材
3 フィルタ濾材
4 枠体
5 フィルタユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材と、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂またはポリカーボネート樹脂が成形されてなり、前記フィルタ濾材を支持する枠体と、を有するフィルタユニット。
【請求項2】
インサート成形により前記フィルタ濾材と前記枠体とが一体化したものである請求項1に記載のフィルタユニット。
【請求項3】
前記ポリエステル通気材が、ポリエチレンテレフタレート通気材である請求項1または2に記載のフィルタユニット。
【請求項4】
前記ポリエチレンテレフタレート通気材が、ポリエチレンテレフタレート不織布である請求項3に記載のフィルタユニット。
【請求項5】
前記ポリエチレンテレフタレート不織布の目付量が、10〜200g/m2である請求項4に記載のフィルタユニット。
【請求項6】
フィルタ濾材および枠体を有するフィルタユニットの製造方法であって、
ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜および前記多孔質膜を挟持するように配置された2枚のポリエステル通気材を含み、当該2枚のポリエステル通気材が、両表面においてそれぞれ露出しているフィルタ濾材に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂およびポリカーボネート樹脂から選ばれる枠体用樹脂をインサート成形により一体化して枠体を形成する、フィルタユニットの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−284510(P2008−284510A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−133916(P2007−133916)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(000003964)日東電工株式会社 (5,557)
【Fターム(参考)】