説明

フォーム積層体製品及びその製造方法

一対の対向する主表面及び各主表面に対し確保されたカバー層を包含する積層体製品が記載されている。カバー層は本質的にファイバーグラスを含まず、内に配置した複数の多孔性材料層を有する重合体基質を包含する。積層体製品における強化材料としてファイバーグラス(及びASTMD5034に従って測定したときに約0.5GPa以上の引張りモジュラスを有する他のシート材料)の使用はファイバーグラスの代りに多孔性材料層を用いることによって避けることができる。本発明の好ましい態様では、多孔性材料層はファイバーグラスマットより小さい引張りモジュラスを有するが極めて高い強度特性を有するフォーム積層体製品を製造するために用い得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一の観点では、フォーム積層体製品、特に車両の内部に用いるのに適した製品に関する。他の観点では、本発明はフォーム積層体製品の製造方法に関する。特に好ましい態様では、本発明はヘッドライナー、特に車両ヘッドライナーに関する。この好ましい態様では、本発明の観点はヘッドライナーの製造法法に関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー吸収装置(エネルギー管理装置(energy management devices)としても知られている)及び構造装置(structural devices)は知られている。このような装置は多様な形状及び形態の一をとることができる。一般に、エネルギー吸収装置及び/又は構造装置用の主要な用途の一は車両、特に自動車においてである。これらの装置は、車両において用いられる場合には、トリムパネルにおいて又は置換されて含まれると極めて便利で、一般にトリムパネルといわれている。
【0003】
最近では、このようなエネルギー吸収装置及び/又は構造装置の特に有用な用途は車両ヘッドライナーにおいて開発されている。車両ヘッドライナーは当業界で一般に知られている。特に、自動車ヘッドライナーは一般に当業界で知られている。多くの場合に、自動車ヘッドライナーは構造装置及び構造及びエネルギー吸収特性の両者を組合せた装置として役立つ。
【0004】
知られているように、このような自動車ヘッドライナーは自動車の屋根を裏打ちするために用いられる。従来は、自動車ヘッドライナーは、例えばそれに確保されたカバー材料を有するフォーム又は他の詰め物要素を包含する積層体構造物である。カバー材料は自動車の内部に面した仕上げ外表面を包含し、カバー材料はヘッドライナーの所謂A−表面に隣接して配置されるかそれに包含される。A−表面に隣接するヘッドライナーの表面は所謂B−表面である。ヘッドライナーのB−表面はカバー材料を包含してもしていなくてもよい。
【0005】
通常は、フォーム自動車ヘッドライナーはポリウレタンフォームのようなイソシアネートベースのフォームから製造されている。
【0006】
ポリウレタンフォームから自動車ヘッドライナーを製造する場合、所謂フリーライズ又はスラブポリウレタンフォームを用いるのが通常である。
【0007】
典型的なスラブポリウレタンフォーム製造施設では、生成するフォームは通常オープントップ(トンネルとしても知られる)及びコンベヤー底を有するトロー(trough)に発泡性組成物を分散させフォームが立上がるにつれてミックスヘッドから組成物を移動させることによって製造される。典型的には低圧混合が用いられ、一般に500psi未満(通常は200〜350psi)の圧力下で攪拌機(又は他の適当な攪拌手段)を備えたミックスヘッド内へのフォーム製造用成分の計量を含む。この成分はミックスヘッドで混合され、発泡性組成物は膨張させてポリウレタンフォームを製造する。当該技術で知られているように、低圧混合は一般にスラブストックフォームを製造するために用いられる。1以上の計量成分の性質及び/又は量を変えることにより生成フォームの特性を変えることは知られている。
【0008】
商業用のスラブストックポリウレタンフォーム施設は、4フィート(高さ)x6フィート(幅)x100フィート(長さ)のような大きさを有するフォーム「バン(bunns)」を製造する。次いで各バンは、製造する特定の自動車ヘッドライナーの仕様に応じて、複数の短い長さ(例えば5フィート)のバンに切断する。短い長さのバンは次いでスライスして適当な厚さ(例えば1/8〜1/2インチ)のシートにする。各シートは次いで被覆され、トリムされ自動車に確保される。各シートに更なる加工工程、例えば自動車の屋根の形状に一層近付いた僅かに輪郭を付した(contoured)外形を平板シートに与えるように変形する工程を受けさせることも当該技術で知られている。
【0009】
こうして、自動車ヘッドライナーの製造に一般に用いられるスラブストックポリウレタンフォームは、少なくとも1の輪郭の付されていない表面(即ちフォームは「フリーライズ」フォームである)を有するフォーム(弾性フォーム)として知られている。
【0010】
米国特許第5,683,796号及び第5,721,038号[両者ともKornylo等(Kornylo)]は成形されたポリウレタンフォームで作られた車両ヘッドライナーを教示する。Kornyloが教示するヘッドライナーは、周辺部分より大きい断面積厚みを有する中央部分を有するが実質的に一定の密度を有するといわれている。中央部分は、ヘッドライナーが受容可能な音響吸収特性を有するように相対的に厚くしなければならないが、周辺部分は自動車の屋根にヘッドライナーを確保しやすくするために相対的に薄くしなければならない。
【0011】
国際公開番号WO02/42119号[Zolfaghari]は、Kornyloが教示したヘッドライナーの改良を教示する。特に、Zolfanghariは車両占拠者の安全を改良するためにエネルギー管理能力を包含する車両ヘッドライナーを教示する。
【0012】
製造の詳細な態様に拘らず、ファイバーグラス、典型的にはファイバーグラスマット又はチョップトファイバーグラスを用いてヘッドライナーを強化することは通常である。
【0013】
例えば、ヘッドライナーをスラブストックフォームで製造する場合には、フォームコア、フォームコアの両側の接着剤層及び各接着剤層上のファイバーグラスマット層又はチョッップトファイバーグラスを包含する素材(素材はトリムカバー等の他の層を包含し得る)を最初に製造するのが通常である。次いで素材(blank)にフォームコアを成形する成形作業を受けさせ、ファイバーグラスマットを成形されたフォームコアの各面に接着する。通常の成形作業は熱成形及び熱粉砕(冷成形としても知られる)を包含する。車両ヘッドライナーの製造の詳細については、例えば、「Polyurethane Foam as an Integral "Core" Component of Automotive Headliner」,Dolgopolsky., et al, Polyurethanes Expo '99(1999)を参照。
【0014】
ヘッドライナーのような車両フォーム部品におけるファイバーグラスの使用を避けるか軽減する新しい必要がある。この主な理由はフォーム部品のリサイクルを容易にすることである。あいにくこのような車両フォーム部品からファイバーグラスを除くことは、フォーム部品のエネルギー管理特性及び/又は構造特性の損失なしで達成することは困難で、車両占拠者の安全性との妥協をもたらす。
【0015】
このように、エネルギー管理特性及び/又は構造特性の損失を伴うことなく、ファイバーグラスなしで製造できる車両ヘッドライナーのような車両フォーム部品に対する必要性がある。現存設備において相対的に費用をかけない材料を用いてフォーム部品を製造し、それによって余分の資本支出の必要性を最少又は削除することができれば極めて好ましいことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明の目的は従来技術の上述の不都合の少なくとも一つを避け又は減少することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
従って、一の観点では、本発明は一対の対向する主表面を有するフォームコア及び各主表面に対して確保されたカバー層を包含し、カバー層はファイバーグラスを本質的に含まず、かつ、内部に複数の多孔性材料層を配置した重合体基質を包含する積層体製品を提供することである。
【0018】
他の態様では、本発明は、車両の内部に面して配置されたA−表面及びA−表面に実質的に対向するB−表面を包含する車両ヘッドライナーであって、該ヘッドライナーはASTM3574−Dに従って測定したときに約5ポンド〜約200psiの範囲内の10%たわみ(deflection)の圧縮力たわみを有するフォーム要素、A−表面に対して確保された第1カバー層及びB−表面に対して確保された第2カバー層を包含し、
(i)ヘッドライナーは本質的にファイバーグラスを含まず、(ii)第1カバー層及び第2カバー層のそれぞれは内部に配置された1〜10の多孔性材料層を有する重合体基質を包含し、(iii)ヘッドライナーはASTMD5034に従って測定したときに少なくとも約10Nの強度を有するものを提供することである。
【0019】
更に他の観点では、本発明は予め定めた形状を有する積層体フォーム製品を製造する方法を提供するものであり、この方法は、
成形装置に素材を置く工程であって、素材は一対の対向する主表面を有するフォームコア及び各主表面に配置されたカバー層を有し、カバー層は本質的にファイバーグラスを含まず、重合体層及び多孔性材料層の交互層の少なくとも一対を包含するもの、及び
素材を成形装置内で少なくとも約100℃の温度で(i)重合体層が多孔性層が配置されている重合体基質を形成し(ii) フォームコアが予め定めた形状をとるようにするに十分な圧力に付する工程を包含する方法である。
【0020】
また他の観点では、本発明は、対向する一対の主表面及び各主表面に対して確保されたカバー層を包含する積層体製品であって、カバー層は内部に配置された1以上の多孔性材料層を有する重合体層を包含し、各多孔性材料層はASTMD5034に従って測定したときに約0.5GPa未満の引張りモジュラスを有するものを提供する。
【0021】
このように、本発明者等はフォーム積層体製品のための新規強化技術を見出した。特に、ファイバーグラスの代りに多孔性材料層を使用することによってフォーム積層体製品において強化材料としてファイバーグラス(及びASTMD5034に従って測定したときに約0.5GPa以上の引張りモジュラスを有する他のシート材料)の使用を避けることができることを見出した。本発明の好ましい態様において、多孔性材料層はファイバーグラスマットのものより小さい引張りモジュラスを有するが、極めて高い強度特性を有するフォーム積層体製品を製造することができる。これは極めて驚くべき効果であり、従来予測されていたことからは容易に信じられないことである。より好ましくは、ASTMD5034(試料の大きさ2”x6”、速度50mm/分、グリップ間距離75mm)に従って測定したときに、約0.5GPa未満、より好ましくは0.4GPa未満、さらにより好ましくは約0.01GPa〜約0.4GPaの範囲内、さらにより好ましくは約0.02GPa〜約0.2GPaの範囲内、最も好ましくは約0.02GPa〜約0.2GPaの範囲内の引張りモジュラスを有する多孔性材料層である。この最も好ましい態様では、多孔性材料層の引張りモジュラスは、強化目的で通常用いられるファイバーグラスよりマグニチュードのオーダー以上少ないが、本発明のフォーム積層体製品はファイバーグラスマットで通常強化した積層体フォーム製品のものの2倍以上の強度を有することができる。
【0022】
本発明の好ましい態様は、車両フォーム部品への応用に向けられているが、当業者には本発明の範囲がそのような用途に限られないことは理解されるであろう。従って、本発明を他の用途、例えば床板、カーゴ車両マット、後部座席カバー、及びファイバーグラス強化を用いて作られているがファイバーグラスの使用を避ける物品と同等のエネルギー吸収及び/又は構造特性を有する相対的に軽量物品を有することが望まれる用途に用いることが可能である。
【0023】
図面の短い説明
本発明の態様を図面に関連して説明する。同一の参照番号は同一の部分を示している。
図1は先行技術のフォーム積層体製品を図解する。
図2は本発明の好ましい態様に従ったフォーム積層体製品を図解する。
図3は例で製造した各種フォーム積層体製品の強度特性を説明する。
本発明を実施する最良の態様
【実施例】
【0024】
本発明の積層体製品のコア部分に用いる好ましいフォームはフォーム状のイソシアネートベースの重合体である。好ましくは、イソシアネートベースの重合体は、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリイソシアヌレート、尿素変性ポリウレタン、ウレタン変性ポリ尿素、ウレタン変性ポリイソシアヌレート及び尿素変性ポリイソシアヌレートからなる群から選ばれる。当業界で知られているように、「変性」の語はポリウレタン、ポリ尿素又はポリイソシアヌレートと共に用いられるときは、結合を形成する重合体骨格の50%までが置換されていることを意味する。
【0025】
典型的にはフォーム状のイソシアネートベースの重合体はイソシアネート及び活性水素含有化合物を包含する反応混合物から製造される。
【0026】
反応混合物に用いるに適したイソシアネートは、特には制限されず、その選択は当業者の範囲内である。一般に、使用に適したイソシアネート化合物は次の一般式で表わすことができる。
【0027】
Q(NCO)
式中、iは2以上の整数であり、Qはiの価を有する有機基である。Qは置換され又は置換されていない炭化水素基(例えば、アルキレン又はアリーレン基)であることができる。更に、Qは次の一般式で表わすことができる。
【0028】
-Z-Q
式中、Qはアルキレン又はアリーレン基であり、Zは−O−、−OQ−、−CO−、−S−、−S−Q−S−、及び−SO−からなる群から選ばれる。この定義の範囲内に入るイソシアネート化合物の例には、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,8-ジイソシアナート-p-メタン、キシリル ジイソシアネート、(OCNCHCHCHOCHO)、1-メチル-2,4-ジイソシアナートシクロヘキサン、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、クロロフェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタン-4,4'-ジイソシアネート、ナフタレン-1,5-ジイソシアネート、トリフェニルメタン-4,4',4"-トリイソシアネート及びイソプロピルベンゼン-アルファ-4-ジイソシアネートが含まれる。
【0029】
他の態様では、Qはiの価をもつポリウレタン基を表わすこともできる。この場合、Q(NCO)は当業界で一般にプレポリマーといわれる化合物である。一般に、プレポリマーは、イソシアネート化合物(上記で定義した)の化学量論的過剰量を活性水素含有化合物(上記で定義した)、好ましくは後述するポリ水酸基含有物質又はポリオールと反応させて製造できる。この態様では、ポリイソシアネートは、ポリオールの水酸基の割合に対して例えば約30%〜約200%化学量論的過剰の割合で用いることができる。本発明の方法はポリ尿素フォームの製造に関し得るので、この態様においてプレポリマーをポリウレタン変性ポリ尿素を製造するために用い得ることを認識されよう。
【0030】
他の態様では、本発明の方法に用いるに適したイソシアネート化合物は、次のものから選ぶことができる。イソシアネート及びジイソシアネートの二量体及び三量体、及び次の一般式を有する重合体状ジイソシアネート:
Q’(NCO)
[式中、i及びjは2以上の値を有する整数であり、Q’は多官能性有機基である。]及び/又は、反応混合物における追加成分として、次の一般式を有する化合物:
L(NCO)
[式中、iは1以上の値を有する整数であり、Lは一官能性又は多官能性原子又は基である。]この定義の範囲内に入るイソシアネート化合物の例には、エチルフォスフォニックジイソシアネート、フェニルフォスフォニックジイソシアネート、=Si−NCO基を含む化合物、スルフォンアミド(QSONCO)から誘導されるイソシアネート化合物、シアン酸、チオシアン酸が含まれる。
【0031】
適当なイソシアネートの説明については英国特許第1,453,258号をも参照されたい。
【0032】
適当なイソシアネートの制限的でない例には、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4-ブチレンジイソシアネート、フルフリリデンジイソシアネート、2,4-トルエンジソシアネート、2,6-トルエンジイソシアネート、2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'-ジフェニルプロパンジイソシアネート、4,4'-ジフェニル-3,3'-ジメチルメタンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、1-メチル-2,4-ジイソシアネート-5-クロロベンゼン、2,4-ジイソシアネート-s-トリアジン、1-メチル-2,4-ジイソシアンネートシクロヘキサン、p-フェニレンジイソシアネート、m-フェニレンジイソシアネート、1,4-ナフタレンジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、ビトリレンジイソシアネート、1,4-キシリレンジイソシアネート、ビス-(4-イソシアネートフェニル)メタン、ビス-(3-メチル-4-イソシアネートフェニル)メタン、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート及びそれらの混合物が含まれる。より好ましいイソシアネートは、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トルエンジイソシアネート及びそれらの混合物、例えば約75重量%〜約85重量%の2,4-トルエンジイソシアネート及び約15重量%〜約25重量%の2,6-トルエンジイソシアネートを包含する混合物を包含する群から選ばれる。更に他の好ましいイソシアネートは、2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート及びそれらの混合物を包含する群から選ばれる。最も好ましいイソシアネートは、約15重量%〜約25重量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート及び約75重量%〜約85重量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを包含する混合物である。
【0033】
この方法を用いてポリウレタンフォームを製造する場合には、活性水素含有化合物は典型的にはポリオールである。ポリオールの選定は特に限定されず、当業者の範囲内である。例えば、ポリオールはポリエーテル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリジエン及びポリカプロラクトンを包含する群から選ばれるもののヒドロキシル末端骨格であり得る。好ましくは、ポリオールはヒドロキシル末端ポリ炭化水素、ヒドロキシル末端ポリフォルマール、脂肪酸トリグリセリド、ヒドロキシル末端ポリエステル、ヒドロキシメチル末端ポリエステル、ヒドロキシメチル末端パーフロロメチレン、ポリアルキレンエーテルグリコール、ポリアルキレンアリーレンエーテルグリコール及びポリアルキレンエーテルトリオールを包含する群から選ばれる。より好ましいポリオールは、アジピン酸−エチレングリコールポリエステル、ポリ(ブチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコール)及びヒドロキシル末端ポリブタジエンを包含する群から選ばれる。適当なポリオールの説明については例えば英国特許第1,482,213号を参照されたい。このようなポリエーテルポリオールは、好ましくは約100〜約10,000、より好ましくは約100〜約4,000、特に好ましくは約100〜約3,500の範囲内の分子量を有する。
【0034】
コア部分がポリ尿素を包含する場合は、活性水素含有化合物は水素が窒素に結合する化合物を包含する。このような化合物は、好ましくはポリアミン、ポリアミド、ポリイミン及びポリオールアミン、特に好ましくはポリアミンを包含する群から選ばれる。このような化合物の限定的ではない例には、第1及び第2アミン末端ポリエーテルが含まれる。好ましくはこれらのポリエーテルは約100以上の分子量及び1〜25の官能性を有する。このようなアミン末端ポリエーテルは典型的には適当な開始剤に低級アルキレンオキシドを付加して生成する水酸基末端ポリオールを次いでアミン化して製造する。2以上のアルキレンオキシドを用いるときは、ランダム混合物として又は1種又は他のポリエーテルのブロックとして存在し得る。アミノ化を容易にするため、ポリオールの水酸基は本質的に全て第2水酸基であることは極めて好ましい。典型的には、アミノ化工程はポリオールの水酸基の全てではないが大部分を置換する。
【0035】
フォーム化イソシアネートベース重合体コア部分の製造に用いる反応混合物は、典型的には更に発泡剤を包含する。当該技術で知られているように、フォーム化イソシアネートベース重合体の製造において水は間接又は反応性発泡剤として用いることができる。特に水はイソシアネートと反応して二酸化炭素を形成し、これは最終のフォーム重合体製品において有効な発泡剤として作用する。或いは、二酸化炭素は、二酸化炭素を生じる不安定化合物(例えば、カーバメート等)のような他の手段で製造することができる。場合によって、直接有機発泡剤を水と一緒に用いることができるが、発泡剤の使用は環境への配慮から一般には省略される。本発明のフォーム化イソシアネートベース重合体の製造に用いられる好ましい発泡剤は水を含む。
【0036】
当該技術で知られているように、フォーム化イソシアネートベース重合体の製造に間接発泡剤として用いられる水の量は反応混合物における全活性水素含有化合物含量100重量部を基準にして通常は約0.5〜約40重量部又はそれ以上、好ましくは約1.0〜約10重量部である。当業界で知られているように、フォーム化イソシアネートベース重合体の製造に用いられる水の量は、典型的にはフォーム化重合体に期待される特定特性及び自己構造形成に対する膨張フォームの寛容性によって制限される。
【0037】
フォームイソシアネートベースの重合体から作られるコア部分を製造するために、反応混合物に通常は触媒を配合する。反応混合物に用いる触媒は重合反応を触媒することができる化合物である。このような化合物は既知であり、その選択と反応混合物における濃度は当業者の範囲内である。適当な触媒化合物の説明については、例えば、米国特許第4,296,213号及び第4,518,778号参照。適当な触媒の限定のない説明には、第3アミン及び/又は有機金属化合物が含まれる。更に、当業界で知られているように、目的がイソシアヌレートを製造する場合には、ルイス酸を、単独又は他の触媒と一緒に、触媒として用いなければならない。当業者に理解されるように、2以上の触媒の組合せが適当に用いられることは勿論である。
【0038】
好ましくは、本発明の積層体製品のフォームコア部分は、10%たわみの圧縮力たわみを、ASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約200psiの範囲内において、より好ましくはASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約100psiの範囲内で、特に好ましくは約10psi〜約80psiの範囲内において有する。本明細書を通じてASTM3574−Dを引用する場合には、試料は2ft.x2ft.x1in.(最後のは厚みである)の大きさである。
【0039】
本発明のヘッドライナーの製造に用いる適当なポリウレタンフォームの限定的ではないが好ましい例はStratasの商品名でウッドブリッジフォーム社から入手できる。
【0040】
一般に、本発明のヘッドライナーに用いるに適し、所望のエネルギー管理特性及び/又は構造特性を有するポリウレタンフォームは、次の一般的な限定的でない処方から製造できる。
【0041】
成分 量
重合体ポリオール 100〜0部
ポリオール 0〜100部
架橋剤 0〜30部/100部全ポリオール
触媒 0.05〜3.5部/100部全ポリオール
シリコーン界面活性剤 0〜1.5部/100部全ポリオール
O 0.5〜25部/100部全ポリオール
イソシアネート NCO反応位置の当量に対してNCO当量の
約0.60〜1.30割合のインデックスの適当量
適当な架橋剤、触媒及びシリコーン界面活性剤は米国特許第4,107,106号及び第4,190,712号に記載されている。
【0042】
本発明のヘッドライナーに用いるに適した好ましいポリウレタンフォームは次の処方から製造できる。
【0043】
成分 量
重合体ポリオール 20〜100部
ポリオール 0〜80部
架橋剤 5〜15部/100部全ポリオール
触媒 0.5〜1.2部/100部全ポリオール
シリコーン界面活性剤 0.3〜1.1部/100部全ポリオール
O 1.75〜2.75部/100部全ポリオール
イソシアネート NCO反応位置の当量に対してNCO当量の
約0.8〜1.1割合のインデックスの適当量
本発明の積層体製品のフォームコアは実質的に均一な密度を有する。これは典型的に成形(molded)フォーム(即ち、フォーム製品に変換されるように膨張する塊を全ての面で押し付けることによって製造したフォーム)の特徴である。或いは、及び好ましくは、フォームコアは変動する密度を有する。これは典型的に熱成形及び熱粉砕(コールドフォーミングとしても知られる)のような通常の成形作業後のスラブフォーム(即ち、塊が「フリーライズ」できてフォーム製品に変換されるように膨張する塊の少なくとも一面を押し付けない方法で製造したフォーム)に特徴である。車両ヘッドライナーの製造の詳細については、例えば、「Polyurethane Foam as an Integral "Core" Component of Automotive Headliner」,Dolgopolsky., et al, Polyurethanes Expo '99(1999)を参照。
【0044】
好ましくは、本発明の積層体製品のフォームコアは約0.5〜約30ポンド/立方フィートの範囲内、より好ましくは約1〜約20ポンド/立方フィートの範囲内、更により好ましくは約2〜約15ポンド/立方フィートの範囲内、特に好ましくは約2〜約8ポンド/立方フィートの範囲内の密度を有する。
【0045】
本発明の積層体製品は、更にフォームコア部分の対向面に配置されたカバー層を包含する。各カバー層は重合体基質及び複数の多孔性材料層を包含する。
【0046】
好ましくは重合体基質は有機重合体を包含する。
【0047】
1の好ましい態様では、重合体基質は熱可塑性重合体を包含する。他の好ましい態様では重合体基質は弾性体材料を包含する。更に他の好ましい態様では、重合体基質は熱硬化性材料(例えば、エポキシ、ポリウレタン、ポリ尿素、フェノリック、アクリレート、アリーレート、シリコーン、ポリスルフィド、ポリエステル又はこれらの2以上の混合物)を包含する。
【0048】
有用な重合体基質の限定的でない例は、ポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポリ(塩化ビニル)、ポリウレタン、ポリアクリレート、ラテックス、スチレン−ブタジエン重合体、ニトリル−ブタジエン重合体、シリコーン重合体、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互挿入ネットワーク(interpenetrating networks thereof)を包含する群から選ぶことができる。
【0049】
好ましくは、重合体基質は、ポリオレフィンを包含する。より好ましくは、重合体基質はポリエチレン、ポリプロピレン、ブチルゴム、及びそれらの混合物を包含する。特に好ましくは、重合体基質はポリエチレン、ポリプロピレン及びその混合物を包含する。
【0050】
各カバー層に用いられる多孔性材料層は同一でも又は異なるものでもよい。好ましくは各カバー層に用いる多孔性材料層は同一である。
【0051】
多孔性材料層は織物又は不織物であってもよいことは理解されるであろう。このような材料についての更なる情報は、次のウエブサイトで見出し得る。即ち、http://www.nonwovens-group.com、http://www.johnrstarr.com及びhttp://www.inda.orgである。
【0052】
好ましくは、各カバー層は複数の多孔性材料層、より好ましくは2〜15の多孔性材料層、更により好ましくは2〜12の多孔性材料層、更により好ましくは2〜10の多孔性材料層、最も好ましくは4〜8の多孔性材料層を包含する。
【0053】
本発明の積層体製品を製造する好ましい方法を説明する。その前に、車両ヘッドライナーを製造する従来技術のアプローチを簡単に説明する。
【0054】
図1において、従来のヘッドライナー製品を製造するために用いられる材料の各種の層が模式的形態で示されている。これらの構成品は、2のカバー層で覆われた主要表面を有するフォームコア20を含んでいる。各カバー層は一対の重合体層10の間に挿入された単一のファイバーグラスマット12からなる。カバー層の1つはスクリム(scrim)層15をも含んでいる。車両ヘッドライナー材料を製造することを望む場合には、上述した層を含むスタック(stack)又は素材(blank)を通常のサーモフォーミング機(又は他の成形装置)に入れた後、重合体層10がファイバーグラスマット12内に浸透し、更にカバー層に付着してフォームコア20になるに十分な時間にわたってスタック又は素材に熱及び圧力を受けさせる。同時に、フォームコア20が車両ヘッドライナーの所望の形状に形成される。
【0055】
図2において、本発明の積層体製品の好ましい態様に用いられる層が模式的形態で示されている。図示されているように、従来技術のアプローチ(図2)で用いられるファイバーグラスマット12が取替えられたので、生成する積層体製品はフォームコアの各主要表面に隣接するカバー層にファイバーグラス要素を含まない。
【0056】
従って、フォームコア20の主表面はカバー層で覆われている。図示した態様では、各カバー層は4の重合体層10からなり、その間に多孔性材料層15が挿入されている。当業者は、与えられたカバー層では、一対の重合体層10及び多孔性材料層15と余分の重合体層10とを有し、N多孔性材料層及びN+1重合体層を有するスタック又は素材を作ることが好ましいことは当業者に理解できるであろう。フォームコア20、重合体層10及び多孔性材料層15は上述した材料から選ぶことができる。
【0057】
本発明の積層体製品を製造することを望む場合には、図2に示したものに類似するスタック又は素材を、サーモフォーミング及びサーモクラッシング(「コールドフォーミング」としても知られる)のようなフォーミング作業を行うことができる装置のような通常のフォーミング又は成形機械に入れる。車両ヘッドライナーの製造の詳細については、例えば、「Polyurethane Foam as an Integral "Core" Component of Automotive Headliner」,Dolgopolsky., et al, Polyurethanes Expo '99(1999)を参照。
【0058】
次いで、重合体層10が多孔性層15の配置された重合体基質を形成するに十分な圧力及び時間において成形装置内で少なくとも約100℃の温度をスタック又は素材に受けさせる。同時にフォームコア20は積層体製品の予め定めた形状(輪郭を付けた又は平坦な)をとる。こうして、工程中に各重合体層10は隣接する多孔性材料層15中に浸透して多孔性層15が重合体層10の重合体材料によって実質的に完全に包まれる。
【0059】
工程中に重合体層10は融解し又は流動性になって多孔性材料層15を濡らし、完全に浸透し及び/又は包む。このような多孔性材料層15を複数用い及び上述の浸透効果に頼ることによって、生成するフォーム積層体製品はエネルギー管理及び/又は望ましいエネルギー管理特性を有する。これは従来のファイバーグラスマット強化技術を用いることなく達成される。
【0060】
好ましくは、本件発明の加熱工程は少なくとも約120℃、より好ましくは約100℃〜約250℃の範囲内、更により好ましくは約120℃〜約250℃、特に好ましくは約150℃〜約220℃の温度で行われる。
【0061】
本件発明の態様を次の例によって説明する。これは説明のためにのみ示すものであって本件発明を限定するために用いるべきものではない。
【0062】
例1〜2
例においては、次の材料を用いた。
コアフォーム(厚さ=8mm)−ポリウレタンフォームは2.5ポンド/立方フィート(例1)及び3.5ポンド/立方フィート(例2)の密度を有し、それぞれStratas225TM及びStratas135TMの商品名でウッドブリッジ フォーム コーポレーション社から市場で入手できる。
【0063】
重合体層−DowXUS66167TMの商品名でダウケミカルカンパニー社から市場で入手できるポリエチレンフィルム。
【0064】
多孔性材料層−LutradurTMタイプ40230gsmの商品名でフロイデンベルグ ノンウーブンスグループから市場で入手できる。
【0065】
チョップドファイバーグラスロービング−Veytotex221 113SMCの商品名でベトロテックスサンゴバンから市場で入手できる。
【0066】
重合体層及び多孔性材料層のシートは切断し、図2に示すように(即ち4枚の多孔性材料層の間に3枚の重合体層を挿入する)コアフォームの両側に交互においてスタック又は素材を形成する。例1ではフォームコアは2.5ポンド/立方フィートの密度を有するが、例2ではフォームコアは3.5ポンド/立方フィートの密度を有する。
【0067】
比較のために追加の試料を調製した。比較例1は例1に類似した素材から調製され、比較例2は例2に類似した素材から調製されたが、この場合は重合体層及び多孔性材料層の交互層は一対の重合体層の間に挿入されたチョップドファイバーグラス(〜130g)の単一層で置き換えられた。即ち、比較例1及び比較例2に用いられたスタック又は素材は図1に示したものと模式的に類似していた。
【0068】
各素材又はスタックは、隣接する加熱帯及び冷却帯からなるメイヤー(Meyer)ラミネータを手で通過させた。積層の工程パラメータは次の通りである。
コンベヤー速度: 6m/分〜7m/分;
熱板温度: 180℃〜200℃;
加圧ローラーオフセット: 1.0mm v 1.5mm;及び
冷板温度: 20℃。
生成試料は24時間にわたって調節した。
【0069】
その後、各試料の強度をASTMD5034(3点荷重システムを用いる)に従って測定した。試験に用いた条件は次の通りである。
試料の大きさ: 76.2 x 192mm;
クロスヘッド速度: 50mm/分;
支持点及び荷重ノーズは円筒形状及び20mmの直径を有した。
支持点間の距離(スパン): 152mm
積層体ボードの強度は試料の破壊時に測定した最大荷重強度として定義した。
【0070】
結果は図3に示す。示されているように、例1のフォーム積層体製品は比較例1のフォーム積層体製品のものの2倍以上(略3倍)の強度を有した。同様に、例2のフォーム積層体製品は比較例2のフォーム積層体製品のものの2倍以上の強度を有した。比較例1及び2に用いた多孔性材料層の引張りモジュラスが少なくとも0.5GPaの引張りモジュラスを有する連続ファイバーグラスマットのものに対応するのに対し、例1及び2に用いた多孔性材料層の引張りモジュラスが0.1GPaであることを考えると、これは本当に驚くべきことであり予測できなかったことである。
【0071】
本発明を説明的態様及び例に関連して説明したがこの説明は限定することを意図するものではない。従って、説明的態様の各種の変形及び本発明の他の態様は当業者には明らかであろう。例えば、モールド成形フォームコアから本発明の積層体製品を製造することを望む場合には、フォームコアとは別に図2に示すスタックからカバー層を形成及び成形して行うことができる。フォームコアはカバー層とは別に(即ち、発泡性組成物のフォームコアへの変換はフォームコアの全表面を拘束する型内で完了する)成形でき、フォーム要素は通常の接着剤で互いに接着できる。更に、本発明の積層体製品の1の主要表面に仕上げ又はトリムカバーを含ませて仕上げ部品を製造することもできる。更に、その製造中にフォーム積層体製品に他の要素を加えることもできる。例えば、(i)加熱機能を提供するためにフォーム積層体製品に電導層、(ii)フォーム積層体製品の音響性能を改良するために音響吸収層、及び/又は(iii)フォーム積層体の難燃特性を改良するために難燃性層の1以上を配置することは可能である。更に、フォーム積層体製品の音響性能を改良するために穴あけのような後製造工程をフォーム積層体製品に受けさせることも可能である。これは、ファイバーグラスで強化された従来のフォーム積層体製品に行うことは極めて困難である。これらの変形及び態様も請求項がカバーしていると考える。
【0072】
個々に引用した全ての刊行物、特許、特許出願及びインターネットウエブサイトの主題は、個々の刊行物、特許又は特許出願が特に個別に指摘され全てが引用によって全体が挿入されるように、その全体が引用によって挿入される。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】先行技術のフォーム積層体製品を図解する図。
【図2】本発明の好ましい態様に従ったフォーム積層体製品を図解する図。
【図3】例で製造した各種フォーム積層体製品の強度特性を説明する図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の対向する主表面及び各主表面に対して確保されたカバー層を有するフォームコアを包含し、カバー層は本質的にファイバーグラスを含まず、かつ、内部に一以上の多孔性材料層が配置された重合体基質を包含する積層体製品。
【請求項2】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約200psiの範囲において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項1に記載した積層体製品。
【請求項3】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約5psi〜約100psiの範囲において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項1に記載した積層体製品。
【請求項4】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約10psi〜約80psiの範囲において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項1に記載した積層体製品。
【請求項5】
フォームコアがイソシアネートベースのフォームを包含する請求項1〜4のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項6】
フォームコアがポリウレタンフォームを包含する請求項1〜4のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項7】
フォームコアが実質的に均一な密度を有する請求項1〜6のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項8】
フォームコアが変動する密度を有する請求項1〜6のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項9】
フォームコアが立方フィート当り約0.5〜約30ポンドの範囲内の密度を有する請求項1〜8のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項10】
フォームコアが立方フィート当り約1〜約20ポンドの範囲内の密度を有する請求項1〜8のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項11】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約15ポンドの範囲内の密度を有する請求項1〜8のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項12】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約8ポンドの範囲内の密度を有する請求項1〜8のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項13】
カバー層が1〜15の多孔性材料層を包含する請求項1〜12のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項14】
カバー層が2〜12の多孔性材料層を包含する請求項1〜12のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項15】
カバー層が2〜10の多孔性材料層を包含する請求項1〜12のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項16】
カバー層が4〜8の多孔性材料層を包含する請求項1〜12のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項17】
重合体基質が有機重合体を包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項18】
重合体基質が熱可塑性重合体を包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項19】
重合体基質が弾性体材料を包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項20】
重合体基質が熱硬化性材料を包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項21】
重合体基質がポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポリ(塩化ビニル)、ポリウレタン、ポリアクリレート、ラテックス、スチレン−ブタジエン重合体、ニトリル−ブタジエン重合体、シリコーン重合体、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項22】
重合体基質がポリオレフィンを包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項23】
重合体基質がポリエチレン、ポリプロピレン、ブチルゴム及びそれらの混合物を包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項24】
重合体基質がポリエチレンを包含する請求項1〜16のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項25】
多孔性材料層が織られたものである請求項1〜24のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項26】
多孔性材料層が不織物である請求項1〜24のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項27】
多孔性材料層が重合体で作られている請求項1〜26のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項28】
多孔性材料層が有機重合体で作られている請求項1〜26のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項29】
多孔性材料層がポリエステル、ポリオレフィン、ナイロン、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる重合体で作られている請求項1〜26のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項30】
各カバー層がフォームコアに付着している請求項1〜29のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項31】
主表面の一に確保されたカバー層がトリムカバーを包含する請求項1〜30のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項32】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに少なくとも約5Nの強度を有する請求項1〜31のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項33】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約10〜約200Nの範囲内の強度を有する請求項1〜31のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項34】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約20〜約150Nの範囲内の強度を有する請求項1〜31のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項35】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約20〜約100Nの範囲内の強度を有する請求項1〜31のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項36】
フォームコアが約2mm以上の厚みを有する請求項1〜35のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項37】
フォームコアが約2mm〜約20mmの範囲内の厚みを有する請求項1〜35のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項38】
フォームコアが約4mm〜約15mmの範囲内の厚みを有する請求項1〜35のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項39】
フォームコアが約4mm〜約12mmの範囲内の厚みを有する請求項1〜35のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項40】
請求項1〜39のいずれかに記載の積層体製品を包含する車両ヘッドライナー。
【請求項41】
車両の内側に向って配置されたA−表面及びA−表面に実質的に対向したB−表面を包含する車両ヘッドライナーであって、ヘッドライナーはASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約200psiの範囲内において10%たわみの圧縮強度たわみを有するフォーム要素、A−表面に対して確保された第1カバー層及びB−表面に対して確保された第2カバー層を包含するものであり、(i)ヘッドライナーはファイバーグラスを本質的に含まず、(ii)第1カバー層及び第2カバー層のそれぞれは内部に1〜10の多孔性材料層が配置された重合体基質を包含し、及び(iii)ヘッドライナーはASTMD5034に従って測定したときに少なくとも約10Nの強度を有する車両ヘッドライナー。
【請求項42】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約5psi〜約100psiの範囲内において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項41に記載の車両ヘッドライナー。
【請求項43】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約10psi〜約80psiの範囲内において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項41に記載の車両ヘッドライナー。
【請求項44】
フォームコアがイソシアネートベースのフォームを包含する請求項41〜43のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項45】
フォームコアがポリウレタンフォームを包含する請求項41〜43のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項46】
フォームコアが実質的に均一な密度を有する請求項41〜43のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項47】
フォームコアが変動する密度を有する請求項41〜43のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項48】
フォームコアが立方フィート当り約0.5〜約30ポンドの範囲内の密度を有する請求項41〜47のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項49】
フォームコアが立方フィート当り約1〜約20ポンドの範囲内の密度を有する請求項41〜47のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項50】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約15ポンドの範囲内の密度を有する請求項41〜47のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項51】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約8ポンドの範囲内の密度を有する請求項41〜47のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項52】
カバー層が4〜8の多孔性材料層を包含する請求項41〜51のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項53】
重合体基質が有機重合体を包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項54】
重合体基質が熱可塑性重合体を包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項55】
重合体基質が弾性体材料を包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項56】
重合体基質がポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポリ(塩化ビニル)、ポリウレタン、ポリアクリレート、ラテックス、スチレン−ブタジエン重合体、ニトリル−ブタジエン重合体、シリコーン重合体、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項57】
重合体基質がポリオレフィンを包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項58】
重合体基質がポリエチレン、ポリプロピレン、ブチルゴム及びそれらの混合物を包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項59】
重合体基質がポリエチレンを包含する請求項41〜52のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項60】
多孔性材料層が織られたものである請求項41〜59のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項61】
多孔性材料層が不織物である請求項41〜59のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項62】
多孔性材料層が重合体から作られた請求項41〜59のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項63】
多孔性材料層が有機重合体から作られた請求項41〜59のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項64】
多孔性材料層がポリエステル、ポリオレフィン、ナイロン、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる重合体から作られた請求項41〜59のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項65】
各カバー層がフォームコアに付着した請求項41〜64のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項66】
主表面の一に確保されたカバー層がトリムカバーを包含する請求項41〜64のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項67】
ヘッドライナーがASTMD5034に従って測定したときに少なくとも約10Nの強度を有する請求項41〜66のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項68】
ヘッドライナーがASTMD5034に従って測定したときに約10〜約200Nの強度を有する請求項41〜66のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項69】
ヘッドライナーがASTMD5034に従って測定したときに約20〜約150Nの範囲内の強度を有する請求項41〜66のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項70】
ヘッドライナーがASTMD5034に従って測定したときに約20〜約100Nの範囲内の強度を有する請求項41〜66のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項71】
フォームコアが約2mm以上の厚みを有する請求項41〜70のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項72】
フォームコアが約2mm〜約20mmの範囲内の厚みを有する請求項41〜70のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項73】
フォームコアが約4mm〜約15mmの範囲内の厚みを有する請求項41〜70のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項74】
フォームコアが約4mm〜約12mmの範囲内の厚みを有する請求項41〜70のいずれかに記載の車両ヘッドライナー。
【請求項75】
素材を成形装置に置く工程であって、素材は一対の対向主表面及び各主表面に配置されたカバー層を包含し、カバー層は本質的にファイバーグラスを含まず、重合体層と多孔性材料層との交互層の少なくとも一対を包含するものである工程、
(i)重合体層が内部に多孔性層が配置された重合体基質を形成し、かつ(ii)フォームコアが予め定めた形状をとるに十分な圧力において少なくとも約100℃の温度を成形装置内で素材に受けさせる工程を包含する予め定めた形状を有する積層体フォーム製品を製造する方法。
【請求項76】
成形装置内で少なくとも約120℃の温度を素材に受けさせる請求項75に記載の方法。
【請求項77】
成形装置内で約100℃〜約250℃の範囲内の温度を素材に受けさせる請求項75に記載の方法。
【請求項78】
成形装置内で約120℃〜約250℃の範囲内の温度を素材に受けさせる請求項75に記載の方法。
【請求項79】
成形装置内で約150℃〜約220℃の範囲内の温度を素材に受けさせる請求項75に記載の方法。
【請求項80】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約200psiの範囲内において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項75〜79のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約5psi〜約100psiの範囲内において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項75〜79のいずれかに記載の方法。
【請求項82】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約10psi〜約80psiの範囲内において10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項75〜79のいずれかに記載の方法。
【請求項83】
フォームコアがイソシアネートベースのフォームを包含する請求項75〜82のいずれかに記載の方法。
【請求項84】
フォームコアがポリウレタンフォームを包含する請求項75〜82のいずれかに記載の方法。
【請求項85】
フォームコアが実質的に均一な密度を有する請求項75〜84のいずれかに記載の方法。
【請求項86】
フォームコアが変動する密度を有する請求項75〜84のいずれかに記載の方法。
【請求項87】
フォームコアが立方フィート当り約0.5〜約30ポンドの範囲内の密度を有する請求項75〜86のいずれかに記載の方法。
【請求項88】
フォームコアが立方フィート当り約1〜約20ポンドの範囲内の密度を有する請求項75〜86のいずれかに記載の方法。
【請求項89】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約15ポンドの範囲内の密度を有する請求項75〜86のいずれかに記載の方法。
【請求項90】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約8ポンドの範囲内の密度を有する請求項75〜86のいずれかに記載の方法。
【請求項91】
各カバー層が重合体層及び多孔性材料層の交互層の1〜7対を包含する請求項75〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項92】
各カバー層が重合体層及び多孔性材料層の交互層の1〜6対を包含する請求項75〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項93】
各カバー層が重合体層及び多孔性材料層の交互層の2〜5対を包含する請求項75〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項94】
各カバー層が重合体層及び多孔性材料層8多孔性材料層の交互層の2〜4対を包含する請求項75〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項95】
重合体層が有機重合体を包含する請求項75〜94のいずれかに記載の方法。
【請求項96】
重合体層が熱可塑性重合体を包含する請求項75〜94のいずれかに記載の方法。
【請求項97】
重合体基質が弾性体材料を包含する請求項75〜94のいずれかに記載の方法。
【請求項98】
重合体基質がポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポリ(塩化ビニル)、ポリウレタン、ポリアクリレート、ラテックス、スチレン−ブタジエン重合体、ニトリル−ブタジエン重合体、シリコーン重合体、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる請求項75〜96のいずれかに記載の方法。
【請求項99】
重合体基質がポリオレフィンを包含する請求項75〜96のいずれかに記載の方法。
【請求項100】
重合体基質がポリエチレン、ポリプロピレン、ブチルゴム及びそれらの混合物を包含する請求項75〜96のいずれかに記載の方法。
【請求項101】
重合体基質がポリエチレンを包含する請求項75〜96のいずれかに記載の方法。
【請求項102】
多孔性材料層が織られたものである請求項75〜101のいずれかに記載の方法。
【請求項103】
多孔性材料層が不織物である請求項75〜101のいずれかに記載の方法。
【請求項104】
多孔性材料層が重合体から作られる請求項75〜103のいずれかに記載の方法。
【請求項105】
多孔性材料層が有機重合体から作られる請求項75〜103のいずれかに記載の方法。
【請求項106】
多孔性材料層がポリエステル、ポリオレフィン、ナイロン、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる重合体から作られる請求項75〜103のいずれかに記載の方法。
【請求項107】
主表面の一に確保されたカバー層がトリムカバーを包含する請求項75〜106のいずれかに記載の方法。
【請求項108】
一対の対向する主表面及び各主表面に対して確保されたカバー層を包含する積層体製品であって、カバー層は内部に1以上の多孔性材料層を配置した重合体基質を包含し、各多孔性材料層はASTM5034に従って測定したときに約0.5GPa未満の引張りモジュラスを有する積層体製品。
【請求項109】
各多孔性材料層がASTM5034に従って測定したときに約0.4GPa未満の引張りモジュラスを有する請求項108に記載の積層体製品。
【請求項110】
各多孔性材料層がASTM5034に従って測定したときに約0.01GPa〜約0.4GPaの範囲内の引張りモジュラスを有する請求項108に記載の積層体製品。
【請求項111】
各多孔性材料層がASTM5034に従って測定したときに約0.02GPa〜約0.3GPaの範囲内の引張りモジュラスを有する請求項108に記載の積層体製品。
【請求項112】
各多孔性材料層が約0.02GPa〜約0.2GPaの範囲内の引張りモジュラスを有する請求項108に記載の積層体製品。
【請求項113】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約2psi〜約200psiの範囲内で10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項108〜112のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項114】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約5psi〜約100psiの範囲内で10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項108〜112のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項115】
フォームコアがASTM3574−Dに従って測定したときに約10psi〜約80psiの範囲内で10%たわみの圧縮力たわみを有する請求項108〜112のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項116】
フォームコアがイソシアネートベースのフォームを有する請求項108〜115のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項117】
フォームコアがポリウレタンフォームを包含する請求項108〜115のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項118】
フォームコアが実質的に均一な密度を有する請求項108〜115のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項119】
フォームコアが変動する密度を有する請求項108〜115のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項120】
フォームコアが立方フィート当り約0.5〜約30ポンドの範囲内の密度を有する請求項108〜119のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項121】
フォームコアが立方フィート当り約1〜約20ポンドの範囲内の密度を有する請求項108〜119のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項122】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約15ポンドの範囲内の密度を有する請求項108〜119のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項123】
フォームコアが立方フィート当り約2〜約8ポンドの範囲内の密度を有する請求項108〜119のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項124】
カバー層が1〜15の多孔性材料層を包含する請求項108〜123のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項125】
カバー層が2〜12の多孔性材料層を包含する請求項108〜123のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項126】
カバー層が2〜10の多孔性材料層を包含する請求項108〜123のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項127】
カバー層が4〜8の多孔性材料層を包含する請求項108〜123のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項128】
重合体基質が有機重合体を包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項129】
重合体基質が熱可塑性重合体を包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項130】
重合体基質が弾性体材料を包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項131】
重合体基質がポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、ポリ(塩化ビニル)、ポリウレタン、ポリアクリレート、ラテックス、スチレン−ブタジエン重合体、ニトリル−ブタジエン重合体、シリコーン重合体、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項132】
重合体基質がポリオレフィンを包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項133】
重合体基質がポリエチレン、ポリプロピレン、ブチルゴム及びそれらの混合物を包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項134】
重合体基質がポリエチレンを包含する請求項108〜127のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項135】
多孔性材料層が織られたものである請求項108〜134のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項136】
多孔性材料層が不織物である請求項108〜134のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項137】
多孔性材料層が重合体から作られている請求項108〜134のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項138】
多孔性材料層が有機重合体から作られている請求項108〜134のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項139】
多孔性材料層がポリエステル、ポリオレフィン、ナイロン、それらの混合物、それらの共重合体及びそれらの相互侵入ネットワークからなる群から選ばれる重合体から作られている請求項108〜134のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項140】
各カバー層がフォームコアに付着している請求項108〜139のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項141】
主表面の一に確保されたカバー層がトリムカバーを包含する請求項108〜140のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項142】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに少なくとも約5Nの強度を有する請求項108〜141のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項143】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約10〜約200Nの範囲内の強度を有する請求項108〜141のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項144】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約20〜約150Nの範囲内の強度を有する請求項108〜141のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項145】
積層体がASTMD5034に従って測定したときに約20〜約100Nの範囲内の強度を有する請求項108〜141のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項146】
フォームコアが約2mm以上の厚みを有する請求項108〜141のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項147】
フォームコアが約2mm〜約20mmの範囲内の厚みを有する請求項108〜146のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項148】
フォームコアが約4mm〜約15mmの範囲内の厚みを有する請求項108〜146のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項149】
フォームコアが約4mm〜約12mmの範囲内の厚みを有する請求項108〜146のいずれかに記載の積層体製品。
【請求項150】
請求項108〜150のいずれかに記載の積層体製品を包含する車両トリム部品。
【請求項151】
請求項108〜150のいずれかに記載の積層体製品を包含する車両ヘッドライナー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−500612(P2007−500612A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521354(P2006−521354)
【出願日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【国際出願番号】PCT/CA2004/001065
【国際公開番号】WO2005/011974
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(500254701)ウッドブリッジ・フォーム・コーポレイション (4)
【Fターム(参考)】