説明

プラスミノゲンアクチベータインヒビター−1阻害剤

下記一般式(I):


[R及びRは芳香族基を表し、Wは下記連結基群W−1


(左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。Xは硫黄原子又はNHを表し、Yは酸素原子又は硫黄原子を表し、Rは炭化水素基、ヒドロキシ基、又はカルボキシ基を表す)より選択される基を表し、Zは単結合又は主鎖の原子数が1乃至3である連結基を表す]で表される化合物又はその塩を有効成分として含み、プラスミノゲンアクチベータインヒビター−1阻害作用を有する医薬。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(I):

[式中、
は、置換基を有していてもよい芳香族基を表し、
は、置換基を有していてもよい芳香族基を表し、
Wは、下記連結基群W−1より選択される基を表し、
[連結基群W−1]

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
Xは、硫黄原子又はNHを表し、
Yは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
は、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒドロキシ基、又はエステル化されていてもよいカルボキシ基を表す)
Zは、単結合又は主鎖の原子数が1乃至3である連結基(該連結基は置換基を有していてもよい)を表す]
で表される化合物及び薬理学的に許容されるその塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含み、プラスミノゲンアクチベータインヒビター−1阻害作用を有する医薬。
【請求項2】
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
Wが、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
Xは、硫黄原子又はNHを表し、
Yは、酸素原子又は硫黄原子を表す)で表される基であり、
Zが、単結合、メチレン基、エチレン基、−CHCO−基、又は−CHCONH−基である請求の範囲第1項に記載の医薬。
【請求項3】
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第2項に記載の医薬。
【請求項4】
が、1乃至3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第3項に記載の医薬。
【請求項5】
が、2又は3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第4項に記載の医薬。
【請求項6】
一般式(I)で表される化合物が、下記14化合物から選択される化合物である請求の範囲第5項に記載の医薬。
・Rが3,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが2,3−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが2,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが3,4−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが2,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−ブロモフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−スチリルフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが3,4−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが硫黄原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−[(3−フェノキシフェニル)アセチルアミノ]フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−(4−フェノキシベンゾイルアミノ)フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアセチルアミノ]フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、Rが3−[(3−フェノキシフェニル)アセチルアミノ]フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが3,4−ジヒドロキシ−5−ニトロフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;及び
・Rが3,4−ジヒドロキシ−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物
【請求項7】
が、C−C10アリール置換カルバモイル基(該アリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)、又はヘテロアリール置換カルバモイル基(該ヘテロアリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はヘテロアリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第3項に記載の医薬。
【請求項8】
が、3位がC−C10アリール置換カルバモイル基(該アリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)、又はヘテロアリール置換カルバモイル基(該ヘテロアリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、4位がヒドロキシ基であるフェニル基(該フェニル基は5位に置換基を有していてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第7項に記載の医薬。
【請求項9】
一般式(I)で表される化合物が、下記11化合物から選択される化合物である請求の範囲第8項に記載の医薬。
・Rが3−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが3−メチル−4−ヒドロキシ−5−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが4−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(3,4,5−トリヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(2,3−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(2,5−ジクロロフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;
・Rが4−ヒドロキシ−3−(2−クロロ−5−ニトロフェニルカルバモイル)フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;及び
・Rが3,4−ジヒドロキシ−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物
【請求項10】
及びRが、下記(i)及び(ii)のいずれかであり、
Xが、硫黄原子であり、
Yが、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zが、メチレン基である請求の範囲第3項に記載の医薬。
(i)Rは、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
は、置換基を有していてもよい芳香族基である。
(ii)Rは、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)である。
【請求項11】
一般式(I)で表される化合物が、下記2化合物から選択される化合物である請求の範囲第10項に記載の医薬。
・Rが3−カルボキシフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物;及び
・Rが3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニル基であり、Rが4−メトキシカルボニルフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、Yが酸素原子であり、Zがメチレン基である化合物
【請求項12】
一般式(I)で表される化合物が、本明細書に記載された化合物番号1乃至93、及び化合物番号301乃至475からなる群より選択される化合物である請求の範囲第2項に記載の医薬。
【請求項13】
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
Wが、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
は、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒドロキシ基、又はエステル化されていてもよいカルボキシ基を表す)で表される基であり、
Zが、単結合又はメチレン基である請求の範囲第1項に記載の医薬。
【請求項14】
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基であり、
Zが、単結合である請求の範囲第13項に記載の医薬。
【請求項15】
が、1乃至3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基であり、
Zが、単結合である請求の範囲第14項に記載の医薬。
【請求項16】
が、2又は3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
が、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基であり、
Zが、単結合である請求の範囲第15項に記載の医薬。
【請求項17】
一般式(I)で表される化合物が、下記6化合物から選択される化合物である請求の範囲第16項に記載の医薬。
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3,5−ジクロロフェニル基であり、Rがフェニル基であり、Zが単結合である化合物;
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Rがイソプロピル基であり、Zが単結合である化合物;
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが4−ニトロフェニル基であり、Rがエトキシ基であり、Zが単結合である化合物;
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3,4−ジクロロフェニル基であり、Rがメチル基であり、Zが単結合である化合物;
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3,5−ジクロロフェニル基であり、Rがイソプロピル基であり、Zが単結合である化合物;及び
・Rが2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、Rが3−クロロ−4−フルオロフェニル基であり、Rがイソプロピル基であり、Zが単結合である化合物
【請求項18】
が、C−Cアルケニル基(該アルケニル基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−Cアルケニル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
が、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基であり、
Zが、単結合である請求の範囲第14項に記載の医薬。
【請求項19】
一般式(I)で表される化合物が、下記2化合物から選択される化合物である請求の範囲第18項に記載の医薬。
・Rが2−ヒドロキシ−5−スチリルフェニル基であり、Rが4−ニトロフェニル基であり、Rがエトキシ基であり、Zが単結合である化合物;及び
・Rが4−スチリルフェニル基であり、Rが4−カルボキシフェニル基であり、Rがイソプロピル基であり、Zが単結合である化合物
【請求項20】
、R、及びRが、下記(i)乃至(iii)のいずれかであり、
Zが、単結合である請求の範囲第14項に記載の医薬。
(i)Rは、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基である。
(ii)Rは、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基である。
(iii)Rは、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
は、カルボキシ基である。
【請求項21】
一般式(I)で表される化合物が、下記化合物である請求の範囲第20項に記載の医薬。
・Rが4−スチリルフェニル基であり、Rが4−カルボキシフェニル基であり、Rがイソプロピル基であり、Zが単結合である化合物
【請求項22】
一般式(I)で表される化合物が、本明細書に記載された化合物番号101乃至224、及び化合物番号501乃至567からなる群より選択される化合物である請求の範囲第13項に記載の医薬。
【請求項23】
PAI−1発現またはPAI−1活性亢進に起因する疾患の治療及び/又は予防のための請求の範囲第1項乃至第22項のいずれか1項に記載の医薬。
【請求項24】
血栓形成、線維化、内臓脂肪蓄積、細胞増殖、血管新生、細胞外マトリックスの沈着又は再構築、及び細胞の移動又は転移からなる群から選ばれる1又は2以上の異常状態に起因する疾患の予防及び/又は治療のための請求の範囲第1項乃至第22項のいずれか1項に記載の医薬。
【請求項25】
下記一般式(II):

[式中、
101は、置換基を有していてもよい芳香族基を表し、
201は、置換基を有していてもよい芳香族基を表し、
101は、下記連結基群W−101−1より選択される基を表し、
[連結基群W−101−1]

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
101は、硫黄原子又はNHを表し、
101は、酸素原子又は硫黄原子を表し、
301は、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒドロキシ基、又はエステル化されていてもよいカルボキシ基を表す)
101は、単結合又は主鎖の原子数が1乃至3である連結基(該連結基は置換基を有していてもよい)を表す]
で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
ただし、下記化合物を除く。
・R101が3,5−ジブロモ−2−ヒドロキシフェニル基であり、R201がフェニル基であり、W101が−X101−C(=Y101)−であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−カルボキシフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−フルオロフェニル基であり、W101が−X101−C(=Y101)−であり、X101が硫黄原子であり、Y101が硫黄原子であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が3,5−ジブロモ−2−ヒドロキシフェニル基であり、R201が4−クロロフェニル基であり、W101が−X101−C(=Y101)−であり、X101がNHであり、Y101が硫黄原子であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−カルボキシフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が4−メトキシフェニル基であり、W101が−X101−C(=Y101)−であり、X101が硫黄原子であり、Y101が硫黄原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル基であり、R201がフェニル基であり、W101が−X101−C(=Y101)−であり、X101が硫黄原子であり、Y101が硫黄原子であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が3,5−ジブロモ−2−ヒドロキシフェニル基であり、R201がフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がヒドロキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が3−エトキシ−4−{[(チオフェン−2−イル)カルボニル]オキシ}フェニル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−カルボキシメトキシ−3−エトキシフェニル基であり、R201が3−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−[3−(メトキシカルボニル)フェニル]フラン−2−イル基であり、R201が4−フルオロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がヒドロキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(4−カルボキシフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がヒドロキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がトリフルオロメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(5−カルボキシ−2−クロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201がフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−ブロモフェニル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がトリフルオロメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(2−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がヒドロキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−ブロモフェニル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−アリルオキシ−3−メトキシフェニル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が4−クロロフェニル基であり、R201がフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がカルボキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101がフェニル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が2−ベンジルオキシ−5−ブロモフェニル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R301が4−(ベンジルカルバモイル)メトキシ−3−ブロモ−5−メトキシフェニル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101がフェニル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がフェニル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−クロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が4−スルファモイルフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−クロロ−4−メチルフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(2−クロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−[3−(メトキシカルボニル)フェニル]フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−クロロ−2−メチルフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−フルオロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシ−4−クロロフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が5−(3−ニトロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−カルボキシフェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;及び
・R101が5−(5−カルボキシ−2−クロロフェニル)フラン−2−イル基であり、R201が3−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、W101が−C(R301)=N−であり、R301がヒドロキシ基であり、Z101が単結合である化合物。
【請求項26】
101が、1乃至3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
101は、硫黄原子を表し、
101は、酸素原子又は硫黄原子を表す)で表される基であり、
101が、メチレン基である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項27】
101が、2又は3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
101が、硫黄原子であり、
101が、酸素原子又は硫黄原子であり、
101が、メチレン基である請求の範囲第26項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項28】
一般式(II)で表される化合物が、下記14化合物から選択される化合物である請求の範囲第27項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が3,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が2,3−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が2,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が3,4−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が2,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−ブロモフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−スチリルフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が3,4−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が硫黄原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−[(3−フェノキシフェニル)アセチルアミノ]フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−(4−フェノキシベンゾイルアミノ)フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアセチルアミノ]フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が2,3−ジヒドロキシフェニル基であり、R201が3−[(3−フェノキシフェニル)アセチルアミノ]フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が3,4−ジヒドロキシ−5−ニトロフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;及び
・R101が3,4−ジヒドロキシ−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物
【請求項29】
101が、C−C10アリール置換カルバモイル基(該アリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)、又はヘテロアリール置換カルバモイル基(該ヘテロアリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はヘテロアリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
101は、硫黄原子を表し、
101は、酸素原子又は硫黄原子を表す)で表される基であり、
101が、メチレン基である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項30】
101が、3位がC−C10アリール置換カルバモイル基(該アリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)、又はヘテロアリール置換カルバモイル基(該ヘテロアリール基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−C10アリール置換カルバモイル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、4位がヒドロキシ基であるフェニル基(該フェニル基は5位に置換基を有していてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
101が、硫黄原子であり、
101が、酸素原子であり、
101が、メチレン基である請求の範囲第29項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項31】
一般式(II)で表される化合物が、下記11化合物から選択される化合物である請求の範囲第30項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が3−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が3−メチル−4−ヒドロキシ−5−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が4−(トリフルオロメチル)フェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(3,4,5−トリヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(2,3−ジヒドロキシフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(2,5−ジクロロフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;
・R101が4−ヒドロキシ−3−(2−クロロ−5−ニトロフェニルカルバモイル)フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;及び
・R101が3,4−ジヒドロキシ−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル]フェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物
【請求項32】
101及びR201が、下記(i)及び(ii)のいずれかであり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
101は、硫黄原子を表し、
101は、酸素原子又は硫黄原子を表す)で表される基であり、
101が、メチレン基である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
(i)R101は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201は、置換基を有していてもよい芳香族基である。
(ii)R101は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
201は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)である。
【請求項33】
一般式(II)で表される化合物が、下記2化合物から選択される化合物である請求の範囲第32項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が3−カルボキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物;及び
・R101が3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニル基であり、R201が4−メトキシカルボニルフェニル基であり、X101が硫黄原子であり、Y101が酸素原子であり、Z101がメチレン基である化合物
【請求項34】
一般式(II)で表される化合物が、本明細書に記載された化合物番号2乃至61、化合物番号66乃至93、及び化合物番号301乃至475からなる群より選択される化合物である請求の範囲25に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項35】
101が、1乃至3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
301は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基を表す)で表される基であり、
101が、単結合である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項36】
101が、2又は3個のヒドロキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はヒドロキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよいフェニル基であり、
301が、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基であり、
101が、単結合である請求の範囲第35項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項37】
一般式(II)で表される化合物が、下記6化合物から選択される化合物である請求の範囲第36項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3,5−ジクロロフェニル基であり、R301がフェニル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、R301がイソプロピル基であり、Z101が単結合である化合物
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が4−ニトロフェニル基であり、R301がエトキシ基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3,4−ジクロロフェニル基であり、R301がメチル基であり、Z101が単結合である化合物;
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3,5−ジクロロフェニル基であり、R301がイソプロピル基であり、Z101が単結合である化合物;及び
・R101が2,4,5−トリヒドロキシフェニル基であり、R201が3−クロロ−4−フルオロフェニル基であり、R301がイソプロピル基であり、Z101が単結合である化合物
【請求項38】
101が、C−Cアルケニル基(該アルケニル基は置換基を有していてもよい)で置換されたフェニル基(該フェニル基はC−Cアルケニル基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201が、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する。
301は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基を表す)で表される基であり、
101が、単結合である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
【請求項39】
一般式(II)で表される化合物が、下記2化合物から選択される化合物である請求の範囲第38項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が2−ヒドロキシ−5−スチリルフェニル基であり、R201が4−ニトロフェニル基であり、R301がエトキシ基であり、Z101が単結合である化合物;及び
・R101が4−スチリルフェニル基であり、R201が4−カルボキシフェニル基であり、R301がイソプロピル基であり、Z101が単結合である化合物
【請求項40】
101及びR201が、下記(i)乃至(iii)のいずれかであり、
101が、下記式:

(式中、左側の結合手は炭素原子に結合し、右側の結合手は窒素原子に結合する)
で表される基であり、
301が、下記(i)乃至(iii)のいずれかであり、
101が、単結合である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
(i)R101は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
201は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
301は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基である。
(ii)R101は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
201は、カルボキシ基で置換されたフェニル基(該フェニル基はカルボキシ基以外の置換基でさらに置換されていてもよい)であり、
301は、C−Cアルキル基、C−C10アリール基(該アリール基は置換基を有していてもよい)、ハロゲン化C−Cアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル置換C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、カルボキシ基、又はC−Cアルコキシカルボニル基である。
(iii)R101は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
201は、置換基を有していてもよい芳香族基であり、
301は、カルボキシ基である。
【請求項41】
一般式(II)で表される化合物が、下記化合物である請求の範囲第40項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。
・R101が4−スチリルフェニル基であり、R201が4−カルボキシフェニル基であり、R301がイソプロピル基であり、Z101が単結合である化合物
【請求項42】
一般式(II)で表される化合物が、本明細書に記載された化合物番号104乃至158、化合物番号166乃至167、化合物番号176乃至185、化合物番号194乃至219、化合物番号221乃至224、及び化合物番号501乃至567からなる群より選択される化合物である請求の範囲第25項に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくはそれらの溶媒和物。

【国際公開番号】WO2005/026127
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【発行日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−513903(P2005−513903)
【国際出願番号】PCT/JP2004/013193
【国際出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(597051148)株式会社医薬分子設計研究所 (18)
【Fターム(参考)】