説明

マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤としてのヘテロビアリール誘導体

本発明は、式I(式中、R1、Q、S、T、U、VおよびR2は明細書中で定義されたのと同様である)の化合物またはその製薬上許容可能な塩を提供する。本発明は、明細書中で定義されたような式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を製薬上許容可能な担体、希釈剤または賦形剤と一緒に含む製剤組成物も提供する。本発明は、動物におけるMMP−13酵素の抑制方法であって、式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を動物に投与することを包含する方法も提供する。本発明は、患者におけるMMP−13酵素により媒介される疾患の治療方法であって、式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を単独でまたは製剤組成物中で患者に投与することを包含する方法も提供する。本発明は、患者における心疾患、多発性硬化症、変形性関節炎および慢性関節リウマチ、変形性関節炎または慢性関節リウマチ以外の関節炎、心不全、炎症性腸疾患、心不全、加齢性黄斑変性、慢性閉塞性肺疾患、喘息、歯周病、乾癬、アテローム硬化症および骨粗鬆症のような疾患の治療方法であって、式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を、単独でまたは製剤組成物中で患者に投与することを包含する方法も提供する。本発明は、式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を、明細書中に記載されたような別の薬学的に活性な構成成分と一緒に含む組合せも提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I:
【化1】

{式中、R1およびR2は独立して以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
置換C2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
置換C2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
3−〜6員へテロシクロアルキル;
置換3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−および10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール;
3O−(C1〜C6アルキレニル);
置換R3O−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−または6員へテロアリール;
置換5−または6員へテロアリール;
8−〜10員へテロビアリール;
置換8−〜10員へテロビアリール;
フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル);および
置換フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)
から選択され;
1およびR2は、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;および
3〜C6シクロアルキル
から一緒には選択されず;
3は、各々独立して、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−および10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール;
から選択され;
S、T、UおよびWは各々、C−R4であるか、または
S、T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の3つがC−R4であり;あるいは
S、T、UおよびWのうちの2つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の2つがC−R4であり;あるいは
TがC−R4であり、そしてS、UおよびWが各々Nであるか;あるいは
UがC−R4であり、そしてS、TおよびWが各々Nであるか;あるいは
SがC−R4であり、そしてT、UおよびWが各々Nであり;
4は、各々独立して、以下の:
H;
F;
CH3
CF3
C(O)H;
CN;
HO;
CH3O;
C(F)H2O;
C(H)F2O;および
CF3
から選択され;
Vは5員へテロアリーレニルであり;そして
Qは以下の:
OCH2
N(R6)CH2
OC(O);
CH(R6)C(O);
OC(NR6);
CH(R6)C(NR6);
N(R6)C(O);
N(R6)C(S);
N(R6)C(NR6);
N(R6)CH2
SC(O);
CH(R6)C(S);
SC(NR6);
トランス−(H)C=C(H);
シス−(H)C=C(H);
C C;
CH2C C;
C CCH2
CF2C C;
C CCF2
【化2】

から選択され;あるいは
VはC(O)O、C(S)O、C(O)N(R5)またはC(S)N(R5)であり;そして
Qは、以下の:
OCH2
N(R6)CH2
CH(R6)C(O);
OC(NR6);
CH(R6)C(NR6);
N(R6)C(NR6);
N(R6)CH2
CH(R6)C(S);
SC(NR6);
トランス−(H)C=C(H);
シス−(H)C=C(H);
C CCH2
C CCF2
【化3】

【化4】

から選択され;
5は、HまたはC1〜C6アルキルであり;
6は、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル;3−〜6員へテロシクロアルキル;フェニル;ベンジル;あるいは5−または6員へテロアリールであり;
Xは、O、S、N(H)またはN(C1〜C6アルキル)であり;
1は、各々独立して、C(H)またはNであり;
各「置換」基は、以下の:
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキルメチル;
フェニル;
フェニルメチル;
3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキルメチル;
シアノ;
CF3
(C1〜C6アルキル)−OC(O);
HOCH2
(C1〜C6アルキル)−OCH2
2NCH2
(C1〜C6アルキル)−N(H)CH2
(C1〜C6アルキル)2−NCH2
N(H)2C(O);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O);
N(H)2C(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(H);
N(H)2C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(C1〜C6アルキル);
N(H)2C(O)O;
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)O;
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)O;
HO;
(C1〜C6アルキル)−O;
CF3O;
CF2(H)O;
CF(H)2O;
2N;
(C1〜C6アルキル)−N(H);
(C1〜C6アルキル)2−N;
2N;
(C1〜C6アルキル)−S;
(C1〜C6アルキル)−S(O);
(C1〜C6アルキル)−S(O)2
(C1〜C6アルキル)2−NS(O)2
(C1〜C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1〜C8アルキレニル)m;および
(C1〜C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)m
から独立して選択される炭素または窒素原子上におのおの独立して1〜4個の置換基を含有し;
炭素原子上の各置換基はさらに、以下の:
ハロ;
HO2C;および
OCH2O(ここで、Oは各々、隣接炭素原子と結合されて、5員環を形成する)
から独立して選択され得るし;
2つの置換基はそれらがともに結合される炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成し;
2つの隣接する実質的sp2炭素原子はジラジカル置換基と一緒になって、以下の:
【化5】

から選択される環状ジラジカルを形成し;
RはHまたはC1〜C6アルキルであり;
mは0または1の整数であり;
5員へテロアリーレニルは、各々独立して、炭素原子ならびに1個のO、1個のS、1個のNH、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個の異種原子を含有する5員環であって、この場合、OおよびS原子はともに存在するというわけではなく、そしてヘテロアリーレニルは任意に、フルオロ、メチル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびアセチルから選択される1個の置換基で置換されないかまたは置換され得るし;
ヘテロシクロアルキルは各々、炭素原子、ならびに2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、2個のN(H)および2個のN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有する環であり、そして2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いに結合されず、そして環は飽和されるかあるいは任意に1個の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有し;
5員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして6員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびにN、N(H)およびN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;
ここで、任意の(C1〜C6アルキル)2−N基を用いる場合、C1〜C6アルキル基は任意にそれらが結合される窒素原子と一緒になって5−または6員へテロシクロアルキルを形成し;そして
上記の各基および各置換基は独立して選択される。}で表される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項2】
以下の式Ia:
【化6】

{式中、R1およびR2は独立して以下の:
置換C1〜C6アルキル;
置換C2〜C6アルケニル;
置換C2〜C6アルキニル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換3−〜6員へテロシクロアルキル;
置換3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
5−、6−、9−および10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール;
3O−(C1〜C6アルキレニル);
置換R3O−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−または6員へテロアリール;
置換5−または6員へテロアリール;
8−〜10員へテロビアリール;
置換8−〜10員へテロビアリール;
フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル);および
置換フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)
から選択され;
3は、各々独立して、以下の:
置換C1〜C6アルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
5−、6−、9−および10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール;
から選択され;
S、T、UおよびWは各々、C−R4であるか、または
S、T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の3つがC−R4であり;あるいは
S、T、UおよびWのうちの2つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の2つがC−R4であり;あるいは
TがC−R4であり、そしてS、UおよびWが各々Nであるか;あるいは
UがC−R4であり、そしてS、TおよびWが各々Nであるか;あるいは
SがC−R4であり、そしてT、UおよびWが各々Nであり;
4は、各々独立して、以下の:H、F、CH3、CF3、C(O)H、CN、HO、CH3O、C(F)H2O、C(H)F2OおよびCF3Oから選択され;
Vは5員へテロアリーレニルであり;そして
Qは以下の:OCH2、N(R6)CH2、OC(O)、CH(R6)C(O)、OC(NR6)、CH(R6)C(NR6)、N(R6)C(O)、N(R6)C(S)、N(R6)C(NR6)、N(R6)CH2、SC(O)、CH(R6)C(S)、SC(NR6)、トランス−(H)C=C(H)、シス−(H)C=C(H)、C C、CH2C C、C CCH2、CF2C C、C CCF2
【化7】

から選択され;
VはC(O)O、C(S)O、C(O)N(R5)またはC(S)N(R5)であり;そして
Qは、以下の:OCH2、N(R6)CH2、CH(R6)C(O)、OC(NR6)、CH(R6)C(NR6)、N(R6)C(NR6)、N(R6)CH2、CH(R6)C(S)、SC(NR6)、トランス−(H)C=C(H)、シス−(H)C=C(H)、C CCH2、C CCF2
【化8】

から選択され;
5は、HまたはC1〜C6アルキルであり;
6は、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル;3−〜6員へテロシクロアルキル;フェニル;ベンジル;あるいは5−または6員へテロアリールであり;
Xは、O、S、N(H)またはN(C1〜C6アルキル)であり;
1は、各々独立して、C(H)またはNであり;
「置換」基は、以下の:
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキルメチル;
フェニル;
フェニルメチル;
3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキルメチル;
シアノ;
CF3
(C1〜C6アルキル)−OC(O);
HOCH2
(C1〜C6アルキル)−OCH2
2NCH2
(C1〜C6アルキル)−N(H)CH2
(C1〜C6アルキル)2−NCH2
N(H)2C(O);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O);
N(H)2C(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(H);
N(H)2C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(C1〜C6アルキル);
N(H)2C(O)O;
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)O;
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)O;
HO;
(C1〜C6アルキル)−O;
CF3O;
CF2(H)O;
CF(H)2O;
2N;
(C1〜C6アルキル)−N(H);
(C1〜C6アルキル)2−N;
2N;
(C1〜C6アルキル)−S;
(C1〜C6アルキル)−S(O);
(C1〜C6アルキル)−S(O)2
(C1〜C6アルキル)2−NS(O)2
(C1〜C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1〜C8アルキレニル)m
(C1〜C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)m
HO−C(=O)−(C1〜C3アルキレニル);
HO−C(=O)−(C3〜C6シクロアルキレン−1−イル);
F、Cl、OH、OCH3、C≡N、COOH、COOCH3、C(=O)CH3およびCF3から選択される1または2個の置換基で置換されるフェニル;
5−または6員へテロアリール;
F、Cl、OH、OCH3、C≡N、COOH、COOCH3、C(=O)CH3およびCF3から選択される1個の置換基で置換される5−または6員へテロアリール;
SO3H;
PO32;ならびに
77a−(J)m−N(H)CH2(ここで、mは0または1の整数であり;JはN−C(=O)であり;そしてR7およびR7aは独立して、水素、C1〜C6アルキル、(C1〜C6アルキル)−C(=O)、1または2個のOHで置換されるC1〜C6アルキル、C1〜C3アルキル−O−(C1〜C3アルキレニル)、5−または6員へテロアリール−C(=O)および(C1〜C6アルキル)−S(O)2から選択されるか;あるいはR7およびR7aは、それらが一緒に結合される窒素原子と一緒になって(i)窒素原子、0または1個のOまたはS原子および炭素原子を含有するCH3またはオキソ(即ち=O)で任意に置換される3−〜6員へテロシクロアルキル、あるいは(ii)窒素原子、0または1個の付加的N原子および炭素原子を含有する5−または6員へテロアリールを形成し得る)
から独立して選択される炭素または窒素原子上に各々独立して1〜4個の置換基を含有し;
炭素原子上の各置換基はさらに、以下の:
ハロ;
HO2C;および
OCH2O(ここで、Oは各々、隣接炭素原子と結合されて、5員環を形成する)
から独立して選択され得るし;
2つの置換基はそれらがともに結合される炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成し;
2つの隣接する実質的にsp2の炭素原子はジラジカル置換基と一緒になって、以下の:
【化9】

【化10】

から選択される環状ジラジカルを形成し;
RはHまたはC1〜C6アルキルであり;
mは0または1の整数であり;
5員へテロアリーレニルは、各々独立して、炭素原子ならびに1個のO、1個のS、1個のNH、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個の異種原子を含有する5員環であって、この場合、OおよびS原子はともに存在するというわけではなく、そしてヘテロアリーレニルは任意に、フルオロ、メチル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびアセチルから選択される1個の置換基で置換されないかまたは置換され得るし;
ヘテロシクロアルキルは各々、炭素原子、ならびに2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、2個のN(H)および2個のN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有する環であり、そして2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いに結合されず、そして環は飽和されるかあるいは任意に1個の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有し;
5員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして6員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびにN、N(H)およびN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;
ここで、任意の(C1〜C6アルキル)2−N基を用いる場合、C1〜C6アルキル基は任意にそれらが結合される窒素原子と一緒になって5−または6員へテロシクロアルキルを形成し;そして
上記の各基および各置換基は独立して選択される。}で表される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項3】
S、T、UおよびWが各々CHであるか、あるいはS、T、UおよびWのうちの1つがNであり、そしてS、T、UおよびWのうちの他の3つが各々CHであって、Vが以下の群:
【化11】

【化12】

(式中、XはO、SまたはN(H)である)
から選択される、請求項2記載の化合物、またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項4】
S、T、UおよびWが各々CHであるか、あるいはS、T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の3つが各々CHであり、そしてQがC CまたはN(R6)C(O)である、請求項2又は3に記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項5】
S、T、UおよびWが各々CHであるか、あるいはS、T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の3つが各々CHであり、そしてQが以下の:
【化13】

【化14】

(式中、XはO、SまたはN(H)である)
から選択される、請求項2又は3に記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項6】
S、T、UおよびWが各々CHであるか、あるいはS、T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてS、T、UおよびWのうちの他の3つが各々CHであり、そしてR1およびR2は、各々独立して、以下の:
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);および
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル)
から選択され、この場合、ヘテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;そして
各基および各置換基は独立して選択される、請求項2又は3に記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項7】
式IIa、III、IV、V、VI、VIIまたはVIII:
【化15】

【化16】

{式中、TはCHまたはNであり、XはO、SまたはN(H)であり、そしてR1およびR2は、各々独立して、以下の:
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);および
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル)
から選択され、この場合、ヘテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;そして
各基および各置換基は独立して選択される。}で表される、請求項2記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項8】
以下の:
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{5−[3−(4−メトキシ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−ピリジン−3−イル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−酢酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸;および
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−シクロヘキサンカルボン酸;
1−4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−シクロプロパンカルボン酸;
3−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;および
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−6−メチル−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸
から選択される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項9】
製薬上許容可能な担体、賦形剤または希釈剤と混和された、請求項1記載の式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を含む製剤組成物。
【請求項10】
変形性関節炎または慢性関節リウマチの治療方法であって、非毒性有効量の請求項1記載の式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を変形性関節炎または慢性関節リウマチに罹患した患者に投与することを包含する方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I:
【化1】

{式中、R1およびR2は独立して以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
置換C2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
置換C2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
3−〜6員へテロシクロアルキル;
置換3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
から選択され;
3は、各々独立して、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−および10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール;
から選択され;
SはNであり;
T、UおよびWは各々C−R4であるか、または
T、UおよびWのうちの1つがNでありそしてT、UおよびWのうちの他の2つがC−R4であり;あるいは
TはC−R4であり、そしてUおよびWは各々Nであり;あるいは
UはC−R4であり、そしてTおよびWは各々Nであり;
4は、各々独立して、以下の:
H;
F;
CH3
CF3
C(O)H;
CN;
HO;
CH3O;
C(F)H2O;
C(H)F2O;および
CF3
から選択され;
QはN(H)C(O)であり;
Vは5員へテロアリーレニル、C(O)O、C(S)O、C(O)N(R5)またはC(S)N(R5)であり;そして
5はHまたはC1〜C6アルキルであり;
各「置換」基は、以下の:
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキルメチル;
フェニル;
フェニルメチル;
3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキルメチル;
シアノ;
CF3
(C1〜C6アルキル)−OC(O);
HOCH2
(C1〜C6アルキル)−OCH2
2NCH2
(C1〜C6アルキル)−N(H)CH2
(C1〜C6アルキル)2−NCH2
N(H)2C(O);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O);
N(H)2C(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(H);
N(H)2C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(C1〜C6アルキル);
N(H)2C(O)O;
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)O;
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)O;
HO;
(C1〜C6アルキル)−O;
CF3O;
CF2(H)O;
CF(H)2O;
2N;
(C1〜C6アルキル)−N(H);
(C1〜C6アルキル)2−N;
2N;
(C1〜C6アルキル)−S;
(C1〜C6アルキル)−S(O);
(C1〜C6アルキル)−S(O)2
(C1〜C6アルキル)2−NS(O)2
(C1〜C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1〜C8アルキレニル)m;および
(C1〜C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)m
から独立して選択される炭素または窒素原子上に各々独立して1〜4個の置換基を含有し;
炭素原子上の各置換基はさらに、以下の:
ハロ;
HO2C;および
OCH2O(ここで、Oは各々、隣接炭素原子と結合されて、5員環を形成する)
から独立して選択され得るし;
2つの置換基はそれらがともに結合される炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成し;
2つの隣接する実質的にsp2の炭素原子はジラジカル置換基と一緒になって、以下の:
【化2】

から選択される環状ジラジカルを形成し;
RはHまたはC1〜C6アルキルであり;
mは0または1の整数であり;
5員へテロアリーレニルは、各々独立して、炭素原子ならびに1個のO、1個のS、1個のNH、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個の異種原子を含有する5員環であって、この場合、OおよびS原子はともに存在するというわけではなく、そしてヘテロアリーレニルは任意に、フルオロ、メチル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびアセチルから選択される1個の置換基で置換されないかまたは置換され得るし;
ヘテロシクロアルキルは各々、炭素原子、ならびに2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、2個のN(H)および2個のN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有する環であり、そして2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いに結合されず、そして環は飽和されるかあるいは任意に1個の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有し;
5員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして6員へテロアリールは各々、炭素原子、ならびにN、N(H)およびN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1または2個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;
ここで、任意の(C1〜C6アルキル)2−N基を用いる場合、C1〜C6アルキル基は任意にそれらが結合される窒素原子と一緒になって5−または6員へテロシクロアルキルを形成し;そして
上記の各基および各置換基は独立して選択される。}で表される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項2】
T、UおよびWが各々C−R4である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
T、UおよびWが各々CHであり、そしてR1およびR2が、各々独立して、以下の:
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);および
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル)
から選択され、
この場合、ヘテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;そして
各基および各置換基は独立して選択される、請求項1又は2に記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項4】
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸である化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項5】
以下の:
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)−アミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸(ピリミジン−5−イルメチル)−アミド;
4−[2−(4−シアノ−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)−アミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸4−メトキシ−ベンジルアミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸(ピリジン−3−イルメチル)−アミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸4−フェノキシ−ベンジルアミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸インダン−イルアミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸3,4−ジクロロ−ベンジルアミド;
4−[2−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2H−テトラゾール−5−イル]−ピリジン−2−カルボン酸4−ピラゾール−1−イル−ベンジルアミド
から選択される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項6】
2−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−オキサゾール−4−カルボン酸である化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項7】
式IIa、III、IV、V、VI、VIIまたはVIII:
【化3】

【化4】

{式中、TはCHまたはNであり、XはO、SまたはN(H)であり、そしてR1およびR2は、各々独立して、以下の:
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);および
置換5−、6−、9−および10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル)
から選択され;
この場合、ヘテロアリールは各々、炭素原子、ならびに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)および4個のNから独立して選択される1〜4個の異種原子を含有し、そして5−および6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−および10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合および6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてOおよびS原子がともに存在する場合、OおよびS原子は互いに結合されず;そして
各基および各置換基は独立して選択される。}で表される化合物またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項8】
以下の:
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{5−[3−(4−メトキシ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−ピリジン−3−イル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−酢酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸;および
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−シクロヘキサンカルボン酸;
1−4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−シクロプロパンカルボン酸;
3−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;および
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−6−メチル−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸
から選択される化合物、またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項9】
製薬上許容可能な担体、賦形剤または希釈剤と混和された請求項1記載の式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を含む製剤組成物。
【請求項10】
非毒性有効量の請求項1記載の式Iの化合物またはその製薬上許容可能な塩を含む、変形性関節炎または慢性関節リウマチの治療用医薬組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I:
【化1】

{式中、R1及びR2は独立して以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
置換C2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
置換C2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
3−〜6員へテロシクロアルキル;
置換3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
3O−(C1〜C6アルキレニル);
置換R3O−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−又は6員へテロアリール;
置換5−又は6員へテロアリール;
8−〜10員へテロビアリール;
置換8−〜10員へテロビアリール;
フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル);及び
置換フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)
から選択され;
1及びR2の両者は、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;及び
3〜C6シクロアルキル
からは選択されず;
3は、各々独立して、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
から選択され;
T、U及びWは各々C−R4であるか、又は
T、U及びWの内の1つがNでありそしてT、U及びWの内の他の2つがC−R4であり;あるいは
TはC−R4であり、そしてU及びWは各々Nであり;あるいは
UはC−R4であり、そしてT及びWは各々Nであり;
4は、各々独立して、以下の:
H;
F;
CH3
CF3
C(O)H;
CN;
HO;
CH3O;
C(F)H2O;
C(H)F2O;及び
CF3
から選択され;
Vは5員へテロアリーレニルであり;
各「置換」基は、以下の:
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキルメチル;
フェニル;
フェニルメチル;
3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキルメチル;
シアノ;
CF3
(C1〜C6アルキル)−OC(O);
HOCH2
(C1〜C6アルキル)−OCH2
2NCH2
(C1〜C6アルキル)−N(H)CH2
(C1〜C6アルキル)2−NCH2
N(H)2C(O);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O);
N(H)2C(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(H);
N(H)2C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(C1〜C6アルキル);
N(H)2C(O)O;
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)O;
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)O;
HO;
(C1〜C6アルキル)−O;
CF3O;
CF2(H)O;
CF(H)2O;
2N;
(C1〜C6アルキル)−N(H);
(C1〜C6アルキル)2−N;
2N;
(C1〜C6アルキル)−S;
(C1〜C6アルキル)−S(O);
(C1〜C6アルキル)−S(O)2
(C1〜C6アルキル)2−NS(O)2
(C1〜C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1〜C8アルキレニル)m;および
(C1〜C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)m
から独立して選択される炭素又は窒素原子上に各々独立して1〜4個の置換基を含有し;
炭素原子上の各置換基はさらに、以下の:
ハロ;
HO2C;及び
OCH2O(ここで、Oは各々、隣接炭素原子と結合されて、5員環を形成する)
から独立して選択され得るし;
2つの置換基はそれらがともに結合される炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成し;
2つの隣接する実質的にsp2の炭素原子はジラジカル置換基と一緒になって、以下の:
【化2】

から選択される環状ジラジカルを形成し;
RはH又はC1〜C6アルキルであり;
mは0又は1の整数であり;
5員へテロアリーレニルは、各々独立して、炭素原子並びに1個のO、1個のS、1個のNH、1個のN(C1〜C6アルキル)及び4個のNから選択される1〜4個の複素原子を含有する5員環であって、この場合、O及びS原子はともに存在するというわけではなく、そしてヘテロアリーレニルは任意に、フルオロ、メチル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ及びアセチルから選択される1個の置換基で置換されないか又は置換され得るし;
ヘテロシクロアルキルは各々、炭素原子、並びに2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、2個のN(H)及び2個のN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1又は2個の複素原子を含有する環であり、そして2個のO原子又は1個のO原子及び1個のS原子が存在する場合、2個のO原子又は1個のO原子及び1個のS原子は互いに結合されず、そして環は飽和されるかあるいは任意に1個の炭素−炭素又は炭素−窒素二重結合を含有し;
5員へテロアリールは各々、炭素原子、並びに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)及び4個のNから独立して選択される1〜4個の複素原子を含有し、そして6員へテロアリールは各々、炭素原子、並びにN、N(H)及びN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1又は2個の異種原子を含有し、そして5−及び6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−及び10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合及び6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環の内の少なくとも1つは芳香族であり、そしてO及びS原子がともに存在する場合、O及びS原子は互いに結合されず;
ここで、任意の(C1〜C6アルキル)2−N基を用いる場合、C1〜C6アルキル基は任意にそれらが結合される窒素原子と一緒になって5−又は6員へテロシクロアルキルを形成し;そして
上記の各基及び各置換基は独立して選択される。}で表される化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項2】
Vが、以下の群:
【化3】

から選択される、請求項1に記載の化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項3】
1及びR2の内の少なくとも1つが、以下の:
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);及び
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル)
から独立して選択される、請求項2に記載の化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項4】
1〜C6アルキレニルが各々、CH2である、請求項3に記載の化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項5】
少なくとも1つの置換基が、以下の群:
CO2H;
CO2CH3
CH3O;
F;
Cl;
CN;
CF3
CH3S(O)2
CH3
から選択され、あるいは
少なくとも2つの置換基がCl及びF、2F又はOCH2Oであって、ここで、Oは
各々隣接炭素原子に結合されて、5員環を形成する、
請求項4に記載の化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項6】
以下の式II:
【化4】

{式中、R1及びR2は独立して以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
置換C2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
置換C2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
3−〜6員へテロシクロアルキル;
置換3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
置換3−〜6員へテロシクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
3O−(C1〜C6アルキレニル);
置換R3O−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−又は6員へテロアリール;
置換5−又は6員へテロアリール;
8−〜10員へテロビアリール;
置換8−〜10員へテロビアリール;
フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−O−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
置換フェニル−S(O)−(C1〜C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル);及び
置換フェニル−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)
から選択され;
1及びR2の内の少なくとも1つは、以下の:
3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル);及び
置換C3〜C6シクロアルキル−(C1〜C6アルキレニル)
から独立して選択され;
3は、各々独立して、以下の:
H;
1〜C6アルキル;
置換C1〜C6アルキル;
3〜C6シクロアルキル;
置換C3〜C6シクロアルキル;
フェニル(C1〜C6アルキレニル);
置換フェニル(C1〜C6アルキレニル);
ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
置換ナフチル−(C1〜C6アルキレニル);
5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール−(C1〜C6アルキレニル);
フェニル;
置換フェニル;
ナフチル;
置換ナフチル;
5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
置換5−、6−、9−及び10員へテロアリール;
から選択され;
S、T及びUは各々、C−R4であるか、又は
S、T及びUの内の1つがNであり、そしてS、T及びUの内の他の2つがC−R4であり;あるいは
S、T及びUの内の2つがNであり、そしてS、T及びUの内の他の1つがC−R4であり;
4は、各々独立して、以下の:
H;
F;
CH3
CF3
C(O)H;
CN;
HO;
CH3O;
C(F)H2O;
C(H)F2O;及び
CF3
から選択され;
各「置換」基は各々、以下の:
1〜C6アルキル;
2〜C6アルケニル;
2〜C6アルキニル;
3〜C6シクロアルキル;
3〜C6シクロアルキルメチル;
フェニル;
フェニルメチル;
3−〜6員へテロシクロアルキル;
3−〜6員へテロシクロアルキルメチル;
シアノ;
CF3
(C1〜C6アルキル)−OC(O);
HOCH2
(C1〜C6アルキル)−OCH2
2NCH2
(C1〜C6アルキル)−N(H)CH2
(C1〜C6アルキル)2−NCH2
N(H)2C(O);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O);
N(H)2C(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(H);
N(H)2C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)N(C1〜C6アルキル);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(H);
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)N(C1〜C6アルキル);
N(H)2C(O)O;
(C1〜C6アルキル)−N(H)C(O)O;
(C1〜C6アルキル)2−NC(O)O;
HO;
(C1〜C6アルキル)−O;
CF3O;
CF2(H)O;
CF(H)2O;
2N;
(C1〜C6アルキル)−N(H);
(C1〜C6アルキル)2−N;
2N;
(C1〜C6アルキル)−S;
(C1〜C6アルキル)−S(O);
(C1〜C6アルキル)−S(O)2
(C1〜C6アルキル)2−NS(O)2
(C1〜C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1〜C8アルキレニル)m;及び
(C1〜C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1〜C8アルキレニル)m
から独立して選択される炭素又は窒素原子上に各々独立して1〜4個の置換基を含有し;
炭素原子上の各置換基はさらに、以下の:
ハロ;
HO2C;及び
OCH2O(ここで、Oは各々、隣接炭素原子と結合されて、5員環を形成する)
から独立して選択され得るし;
2つの置換基はそれらがともに結合される炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成し;
2つの隣接する実質的sp2炭素原子はジラジカル置換基と一緒になって、以下の:
【化5】

から選択される環状ジラジカルを形成し;
RはH又はC1〜C6アルキルであり;
5員へテロアリーレニルは、各々独立して、炭素原子、並びに1個のO、1個のS、1個のNH、1個のN(C1〜C6アルキル)及び4個のNから選択される1〜4個の複素原子を含有する5員環であって、この場合、O及びS原子はともに存在するというわけではなく、そしてヘテロアリーレニルは任意に、フルオロ、メチル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ及びアセチルから選択される1個の置換基で置換されないか又は置換され得るし;
ヘテロシクロアルキルは各々、炭素原子並びに2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、2個のN(H)及び2個のN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1又は2個の複素原子を含有する環であり、そして2個のO原子又は1個のO原子及び1個のS原子が存在する場合、2個のO原子又は1個のO原子及び1個のS原子は互いに結合されず、そして環は飽和されるかあるいは任意に1個の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有し;
5員へテロアリールは各々、炭素原子並びに1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1〜C6アルキル)及び4個のNから独立して選択される1〜4個の複素原子を含有し、そして6員へテロアリールは各々、炭素原子並びにN、N(H)及びN(C1〜C6アルキル)から独立して選択される1又は2個の異種原子を含有し、そして5−及び6員へテロアリールは一環式環であり;そして9−及び10員へテロアリールはそれぞれ6,5−縮合及び6,6−縮合二環式環であり、この場合、二環式環の2つの縮合環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、そしてO及びS原子がともに存在する場合、O及びS原子は互いに結合されず;
ここで、任意の(C1〜C6アルキル)2−N基を用いる場合、C1〜C6アルキル基は任意にそれらが結合される窒素原子と一緒になって5−又は6員へテロシクロアルキルを形成し;そして
上記の各基および各置換基は独立して選択される。}で表される化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項7】
1〜C6アルキレニルが各々、CH2である、請求項6に記載の化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項8】
少なくとも1つの置換基が、以下の群:
CO2H;
CO2CH3
CH3O;
F;
Cl;
CN;
CF3
CH3S(O)2
CH3
から選択され、あるいは
少なくとも2つの置換基がCl及びF、2F又はOCH2Oであって、ここで、Oは各々隣接炭素原子に結合されて、5員環を形成する、
請求項7に記載の化合物又はその製薬上許容可能な塩。
【請求項9】
製薬上許容される担体、賦形剤又は希釈剤と混和された請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又はその製薬上許容される塩を含む医薬組成物。
【請求項10】
非毒性有効量の請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又はその製薬上許容される塩を含む、変形性関節炎又はリウマチ様関節炎の治療用医薬組成物。
【請求項11】
以下の:
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{5−[3−(4−メトキシ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−ピリジン−3−イル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−酢酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル)−安息香酸;
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸;
4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−シクロヘキサンカルボン酸;
1−4−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−フェニル]−シクロプロパンカルボン酸;
3−(5−{3−[3−(4−フルオロ−フェニル)−プロプ−1−イニル]−フェニル}−テトラゾール−2−イルメチル)−安息香酸;及び
4−{5−[2−(4−フルオロ−ベンジルカルバモイル)−6−メチル−ピリジン−4−イル]−テトラゾール−2−イルメチル}−安息香酸、
から選択される化合物、又はその製薬上許容される塩。

【公表番号】特表2006−500352(P2006−500352A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−527227(P2004−527227)
【出願日】平成15年8月3日(2003.8.3)
【国際出願番号】PCT/IB2003/003616
【国際公開番号】WO2004/014366
【国際公開日】平成16年2月19日(2004.2.19)
【出願人】(503181266)ワーナー−ランバート カンパニー リミティド ライアビリティー カンパニー (167)
【Fターム(参考)】