説明

マルチモニタシステム

【課題】 他モニタを用いた設定を自モニタに適用するかどうかを制御できるマルチモニタシステムを提供する。
【解決手段】 処理に用いられる第1モニタ6と、第1モニタを用いた処理に対する処理条件を設定できる第2モニタ6と、第2モニタにより設定された処理条件を、第1モニタを用いて行われる処理に自動的に反映させるかどうかを指定する指定手段5と、指定手段により自動的に反映させることが指定されている場合に、処理条件を、第1モニタを用いて行われる処理に反映させるかどうかを問い合わせ、該問い合わせに応答して反映すべき旨が指示された場合に処理条件を、第1モニタを用いた処理に反映させる制御手段4とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のモニタに制御するマルチモニタシステムに関し、特に他のモニタによる設定を自モニタに反映させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のモニタで1つの資源を共有するマルチモニタシステムが知られている。例えば、近年のカーナビゲーション装置の普及に伴い、車内に、各々がモニタを備えた2台以上のカーナビゲーション装置が存在することはめずらしくない。このような場合に、各カーナビゲーション装置で別々に同じような操作を行い、同じような情報を取得することは、時間や通信費の無駄になる。そこで、複数のカーナビゲーション装置またはその一部が連携して動作するようにしたシステムが考えられている。
【0003】
例えば、特許文献1は、運転席に設けた第1モニタの他に、後部座席等に第2モニタを設けた車両用ナビゲーション装置を開示している。この車両用ナビゲーション装置では、運転席近傍に設けた第1モニタとナビゲーション装置、テレビ受信機等の映像出力機器を接続する第1信号入出力系統には第1機器選択スイッチの他、車両走行時にオフされる機能停止スイッチを設け、車両走行時にはテレビ等の映像機器が出力されなくなると共に、ナビゲーション装置における走行時操作禁止機能が操作できず、走行時操作可能特定機能のみが操作可能となる。それに対して後部座席等に設けた第2モニタの第2信号入出力系統には前記のような機能停止スイッチを設けず、第1モニタに影響を与えずにテレビ受信や目的地設定等の全ての機能を行うことができる。この構成により、車両走行中はメニュー画面に沿った目的地設定等を行うことができず、第1モニタを消さなければ第2モニタでテレビ等を見ることもできず不便であるという問題を解消している。
【0004】
なお、複数のモニタに有するシステムとしては、運転者用と同乗者用との複数のディスプレイを搭載し、各ディスプレイで一つの画像を共用させることができ、且つ、車両走行中には、運転者用に対してのみ、表示情報を制限することができるようにした車両用情報表示方法及び装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示された技術では、運転席及び後部座席に夫々設けられた表示装置に情報源から得た同一の表示情報を表示するに当たって、表示情報から生成したベース画像の映像信号を映像分配回路で2分配し、その一方を後席表示装置に出力して後席表示装置に全情報を表示させる。車両走行中には、マスク画像をVRAMに格納することにより、映像合成回路でベース画像とマスク画像とを合成した映像信号を生成させ、これを前席表示装置に出力して情報の一部を表示させる。車両停車中には、VRAMからマスク画像を消去することにより、前席表示装置に全情報を表示させる。この結果、車両走行中、前席表示装置の表示情報を制限して、安全性を向上できる。
【0005】
【特許文献1】特開2002−243488号公報
【特許文献2】特開平10−288528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、後席の第2モニタでの操作内容が前席の第1モニタに直接に反映される。多くの自動車では、後席に乗るのは子供が多く、前席にいる両親は、後席で操作されている内容を知ることができない。そのため、後席の第2モニタで目的地、経由地が設定されて前席の第1モニタに直接に反映されてしまうと、前席の第1モニタに表示される経路が変わり、運転に支障をきたす恐れがある。後席に乗るのが大人であっても誤操作により上述した状態が発生する可能性は十分考えられる。
【0007】
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、他モニタを用いた設定を自モニタに適用するかどうかを制御できるマルチモニタシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るマルチモニタシステムは、処理に用いられる第1モニタと、第1モニタを用いた処理に対する処理条件を設定できる第2モニタと、第2モニタにより設定された処理条件を、第1モニタを用いて行われる処理に自動的に反映させるかどうかを指定する指定手段と、指定手段により自動的に反映させることが指定されている場合に、処理条件を、第1モニタを用いて行われる処理に反映させるかどうかを問い合わせ、該問い合わせに応答して反映すべき旨が指示された場合に処理条件を、第1モニタを用いた処理に反映させる制御手段とを備えている。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、第1モニタを用いることができない場合に、第2モニタを用いて設定を行い、その設定を第1モニタの処理に反映させることができる。この際、第1モニタでは、指定手段で指定しておくことにより、設定の反映を自動的に行うか、問い合わせの後に行うかを選択することができる。従って、指定手段で指定しておけば、第1モニタの内容が急に変わることを防止できるので、操作者は、第1モニタの内容が意に反して変わることに伴う種々の不都合を回避できる。
【0010】
例えば、このマルチモニタシステムをカーナビゲーション装置に適用した場合、車内に2台以上のモニタが設置され、両者ともナビゲーション操作が可能である場合、後席のモニタを用いて設定した目的地等を前席のモニタに反映するかどうかを運転手、または助手席に座っている人が決定することができる。従って、指定手段で、第2モニタを用いて行われた設定を、第1モニタを用いて行われる処理に自動的に反映させないように指定しておけば、前席のモニタに表示される経路が急に変わることがなくなるので、運転への支障を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、この発明に係るマルチモニタシステムとして複数のモニタを備えたカーナビゲーション装置を例に挙げて説明するが、この発明はカーナビゲーション装置に限らず、多くの家庭で2台以上保持されている携帯電話、テレビジョン、パーソナルコンピュータ等にも適用できる。
実施の形態1.
図1は、この発明のマルチモニタシステムが適用されたカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置は、GPS受信機1、ジャイロ2、速度センサ3、制御装置4、自動設定ボタン5、第1モニタ6、第2モニタ6、第1入力装置7、第2入力装置7およびディスクドライブ装置8から構成されている。
【0012】
GPS受信機1は、GPS衛星から送られてくる電波を受信することにより得られたGPS信号に基づき、当該カーナビゲーション装置が搭載されている車両の現在位置(緯度および経度)を算出する。このGPS受信機1で算出された車両の現在位置を表すGPSデータは制御装置4に送られる。ジャイロ2は、当該カーナビゲーション装置が搭載されている車両の進行方位を検出する。このジャイロ2で検出された進行方位は、方位データとして制御装置4に送られる。速度センサ3は、当該カーナビゲーション装置が搭載されている車両が一定距離を走行する毎に発生されるパルスの数を計測する。この速度センサで計測されたパルス数は、速度データとして制御装置4に送られる。
【0013】
制御装置4は、このカーナビゲーション装置の全体を制御する。この制御装置4の詳細は後述する。
【0014】
自動設定ボタン5は、この発明の指定手段に対応する。この自動設定ボタン5は、カーナビゲーション装置の前面パネル(図示しない)に設けられているスイッチである。この自動設定ボタン5は、第2モニタ6で設定された内容を第1モニタ6の設定として自動的に反映させるかどうかを指定するために使用される。この自動設定ボタン5が押されたことを示す自動設定信号は制御装置4に送られる。なお、自動設定ボタン5の代わりに、第1入力装置7で自動設定信号を生成するように構成することもできる。
【0015】
第1モニタ6は、例えば液晶ディスプレイから構成されており、自動車の前席に配置されている。第1モニタ6は、制御装置4から送られてくる地図データに基づく地図や、制御装置4から送られてくる映像データに基づく映像を表示するために使用される。第1入力装置7は、例えば第1モニタ6の表示画面上に載置されたタッチパネルから構成されており、種々のデータを入力するために用いられる。この第1入力装置7から入力されたデータは、制御装置4に送られる。運転手は、第1モニタ6を見ながら運転を行い、必要に応じて第1入力装置7を操作して表示変更などを行う。なお、運転手が自動車の走行中に可能な操作は、表示倍率の変更などといった単純な操作に制限されている。
【0016】
第2モニタ6は、例えば液晶ディスプレイから構成されており、自動車の後席に配置されている。第2モニタ6は、制御装置4から送られてくる地図データに基づく地図や、制御装置4から送られてくる映像データに基づく映像を表示するために使用される。第2入力装置7は、例えば第2モニタ6の表示画面上に載置されたタッチパネルから構成されており、種々のデータを入力するために用いられる。この第2入力装置7から入力されたデータは、制御装置4に送られる。後席の第2モニタ6および第2入力装置7の操作は制限されておらず、自動車の走行中であっても、全ての操作が可能である。なお、上述した第1入力装置7および第2入力装置7としては、タッチパネルに限らず、キーボード、リモートコントローラ、ジョイスティック、その他の種々の装置を用いることができる。
【0017】
ディスクドライブ装置8は、例えばDVD−ROMドライブ装置やCD−ROMドライブ装置から構成されており、DVD−ROMやCD−ROMに記録されている映像データを再生する。このディスクドライブ装置8で再生された映像データは、制御装置4に送られる。
【0018】
次に、制御装置4の詳細を説明する。制御装置4は、現在位置検出部10、地図データ記憶部11、経路探索部12、画像データ記憶部13、第1ユーザインタフェース処理部14および第2ユーザインタフェース処理部14から構成されている。
【0019】
現在位置検出部10は、GPS受信機1から送られてくるGPSデータ、ジャイロ2から送られてくる方位データおよび速度センサ3から送られてくる速度データに基づき所定の演算を行うことにより、当該カーナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置を検出する。この現在位置検出部10で検出された現在位置を表す現在位置データは、経路探索部12に送られる。
【0020】
地図データ記憶部11は、例えばハードディスク装置(HDD)から構成されており、地図データを記憶する。この地図データ記憶部11に記憶されている地図データは、経路探索部12、第1ユーザインタフェース処理部14および第2ユーザインタフェース処理部14に送られる。なお、この実施の形態1では、地図データ記憶部11は、ハードディスク装置から構成されているものとしているが、DVD−ROMドライブ装置やCD−ROMドライブ装置から構成することもできる。この場合、地図データは、DVD−ROMやCD−ROMに格納される。
【0021】
経路探索部12は、地図データ記憶部11から読み出した地図データに基づいて、現在位置検出部10から送られてくる現在位置データによって指定される位置から、第1入力装置7または第2入力装置7から入力された目的地までの経路を探索する。この経路探索部12によって探索された経路を表す案内経路データは、第1ユーザインタフェース処理部14および第2ユーザインタフェース処理部14に送られる。
【0022】
画像データ記憶部13は、第1モニタ6に表示させるアイコン、メッセージといった描画部品を記憶している。この画像データ記憶部13に記憶されている描画部品は、第1ユーザインタフェース処理部14によって読み出される。
【0023】
第1ユーザインタフェース処理部14は、第1モニタ6および第1入力装置7と制御装置4との間の信号の送受を制御する。具体的には、地図データ記憶部11から読み出した地図データに基づき画像信号を生成して第1モニタ6に送り、地図を表示させる。また、ディスクドライブ装置8から読み出した映像データに基づき映像信号を生成して第1モニタ6に送り、映像を表示させる。また、経路探索部12で探索された経路を第1モニタ6に送り、表示されている地図上に案内経路を描画させる。また、第2ユーザインタフェース処理部14からの状態信号に応じて、画像データ記憶部13に記憶されている描画部品を読み出し、第1モニタ6に送ることによりアイコンやメッセージを表示させる。また、自動設定ボタン5から自動設定信号に応じて、第1モニタ6の表示を制御する。さらに、第1入力装置7から入力されたデータ、例えば目的地や経由地を表すデータを経路探索部12に送る。
【0024】
第2ユーザインタフェース処理部14は、第2モニタ6および第2入力装置7と制御装置4との間の信号の送受を制御する。具体的には、地図データ記憶部11から読み出した地図データに基づき画像信号を生成して第2モニタ6に送り、地図を表示させる。また、ディスクドライブ装置8から読み出した映像データに基づき映像信号を生成して第2モニタ6に送り、映像を表示させる。また、経路探索部12で探索された経路を第2モニタ6に送り、表示されている地図上に案内経路を描画させる。また、第2モニタ6の状態、つまり地図が表示されているか映像が表示されているかを判断し、その判断結果を状態信号として第1ユーザインタフェース処理部14に送る。さらに、第2入力装置7から入力されたデータ、例えば目的地や経由地を表すデータを経路探索部12に送る。
【0025】
上述した第1ユーザインタフェース処理部14と第2ユーザインタフェース処理部14とは独立して動作可能になっている。従って、第1モニタ6および第1入力装置7と、第2モニタ6および第2入力装置7とは独立して動作が可能である。その結果、第1モニタ6および第2モニタ6の両方に地図または映像を表示させたり、または、第1モニタ6および第2モニタ6の一方に地図を表示させ、他方に映像を表示させるといった使用が可能になっている。
【0026】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置の動作を、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0027】
まず、自動車の走行中に目的地または経由地を設定したいという要望が発生すると、後席において、第2モニタ6および第2入力装置7を用いて目的地および経由地が処理条件として入力され、それらの場所が検索される(ステップST10)。即ち、第2入力装置7を用いて目的地および経由地が入力されると、これら目的地および経由地を表すデータが、処理条件として第2ユーザインタフェース処理部14を介して経路探索部12に送られる。経路探索部12は、受け取った目的地および経由地を表すデータに基づき、地図データ記憶部11から地図データを読み出して、それらの場所を検索する。
【0028】
次いで、ステップST10で検索された目的地および経由地が、変更後の経路として設定される(ステップST11)。次いで、自動設定がなされているかどうかが調べられる(ステップST12)。即ち、第1ユーザインタフェース処理部14は、自動設定ボタン5が押されることにより自動設定信号が送られてきているかどうかを調べる。そして、自動設定信号を受け取ったことを判断すると、その旨を経路探索部12に通知する。経路探索部12は、第1モニタ6に表示するために登録されている処理条件、つまり目的地および経由地を変更する(ステップST15)。次いで、変更後の目的地および経由地に従って案内経路が再計算され、この再計算により得られた案内経路が地図上に描画される(ステップST16)。以上の処理により、第2モニタ6および第2入力装置7の操作によって第1モニタ6の表示内容を自動的に変更する機能が実現されている。
【0029】
上記ステップST12において、自動設定がなされていないことが判断されると、次いで、図3に示すように、第1モニタ6に目的地および経由地を示すメッセージ30が表示されるとともに、ルート変更ボタン31が表示されて問い合わせが行われる(ステップST13)。次いで、ルート変更ボタン31が押下されたか(タッチされたか)どうかが調べられる(ステップST14)。ここで、ルート変更ボタン31が押下されていない、つまり問い合わせに対する応答がなされていないことが判断されると、このステップST14を繰り返し実行しながらルート変更ボタン31が押下されるまで待機する。なお、ルート変更を行わない場合は、図示しないリセットボタンを押下することにより、第1モニタ6の表示を元の状態に戻すことができる。一方、ルート変更ボタン31が押下された、つまり問い合わせに対する応答がなされたことが判断されると、上述したステップST15およびST16の処理が実行される。
【0030】
以上の動作と並行して、図2のフローチャートでは図示を省略しているが、第2モニタ6の状態を第1モニタ6に常時表示する処理が実行される。即ち、第2ユーザインタフェース処理部14は、第2モニタ6に送信している信号が、地図データ記憶部11から読み出した地図データに基づく画像信号であるか、ディスクドライブ装置8から読み出した映像データに基づく映像信号であるかを判断し、状態信号として第1ユーザインタフェース処理部14に送る。
【0031】
第1ユーザインタフェース処理部14は、第2ユーザインタフェース処理部14から受け取った状態信号が、映像信号の送信中であることを示している場合は、画像データ記憶部13からDVDアイコンを表すデータを読み出し、図4に示すように、第1モニタ6の所定部位にDVDアイコン32を表示させる。一方、第2ユーザインタフェース処理部14から受け取った状態信号が、画像信号の送信中であることを示している場合は、画像データ記憶部13から地図アイコンを表すデータを読み出し、図5に示すように、第1モニタ6の所定部位に地図アイコン33を表示させる。
【0032】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置によれば、自動設定ボタン5を用いて自動設定を行う旨が指定された場合は第1モニタ6には決定権はなく、第2モニタ6および第2入力装置72を用いて設定された目的地および経由地が自動的に第1モニタ6に反映される。一方、自動設定ボタン5を用いて自動設定を行わない旨が指定された場合は、さらに、第1モニタ6には、第2モニタ6および第2入力装置7で設定された目的地および経由地を30含むメッセージが表示される。従って、運転者は、第1モニタ6を見ることにより、設定された目的地および経由地を確認し、これらの変更を了解する場合はルート変更ボタン31を押下することにより、第2モニタ6および第2入力装置7を用いて設定された目的地および経由地を第1モニタ6に反映させることができる。従って、例えば後席の子供の遊びや、誤操作による設定であれば、運転手は、設定が第1モニタ6に反映されないようにすることができる。
【0033】
また、第1モニタ6には、第2モニタ6では地図が表示されているかDVD−ROMを再生した映像が表示されているかを示すアイコンが常に表示されるので、運転手は後席における操作状態を把握することができる。従って、子供などによる後席での誤操作等を防ぐことができ、また、第1モニタ6に対して経由地、目的地が突然に設定されても驚くことはない。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置における目的地および経由地を示すメッセージの表示例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置におけるDVDアイコンの表示例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係るマルチモニタシステムとしてのカーナビゲーション装置における地図アイコンの表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 GPS受信機、2 ジャイロ、3 速度センサ、4 制御装置、5 自動設定ボタン、6 第1モニタ、6 第2モニタ、7 第1入力装置、7 第2入力装置、8 ディスクドライブ装置、10 現在位置検出部、11 地図データ記憶部、12 経路探索部、13 画像データ記憶部、14 第1ユーザインタフェース処理部、14 第2ユーザインタフェース処理部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理に用いられる第1モニタと、
前記第1モニタを用いた処理に対する処理条件を設定できる第2モニタと、
第2モニタにより設定された処理条件を、第1モニタを用いて行われる処理に自動的に反映させるかどうかを指定する指定手段と、
前記指定手段により自動的に反映させることが指定されている場合に、前記処理条件を、前記第1モニタを用いて行われる処理に反映させるかどうかを問い合わせ、該問い合わせに応答して反映すべき旨が指示された場合に前記処理条件を、前記第1モニタを用いた処理に反映させる制御手段
とを備えたマルチモニタシステム。
【請求項2】
第1モニタを制御するための第1ユーザインタフェース処理部と、
第2モニタを制御するための第2ユーザインタフェース処理部とを備え、
前記第1ユーザインタフェース処理部と前記第2ユーザインタフェース処理部とは独立して処理を行うことを特徴とする請求項1記載のマルチモニタシステム。
【請求項3】
第1モニタは、第2モニタを用いて行われている処理を表す情報を出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載のマルチモニタシステム。
【請求項4】
制御手段は、指定手段により自動的に反映させる旨が指定されている場合に、第2モニタで設定された処理条件を、問い合わせを行うことなく、第1モニタを用いて行われる処理に自動的に反映させる
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のマルチモニタシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−78432(P2006−78432A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−265370(P2004−265370)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】