説明

モノアミン再取り込み阻害剤としての3−アミノ−1−アリールプロピルインドール

p、Ar、R1、R2、R3、Ra、Rb、Rc、RdおよびReが明細書中で定義されている、式Iの化合物:またはその薬学的に許容しうる塩、それらを含む医薬組成物ならびにそれらを用いる、うつ病または不安症処置用の医薬を製造するためのそれらの使用方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


(式中、
pは、1または2であり;
Arは:
各々場合により置換されている、インドール−1−イル、インドール−2−イルおよびインドール−3−イルから選択されるインドリル;
各々場合により置換されている、2,3−ジヒドロインドール−1−イル、2,3−ジヒドロインドール−2−イルおよび2,3−ジヒドロインドール−3−イルから選択される2,3−ジヒドロインドリル;
各々場合により置換されている、インダゾール−1−イル、インダゾール−2−イルおよびインダゾール−3−イルから選択されるインダゾリル;
各々場合により置換されている、ベンズイミダゾール−1−イルおよびベンズイミダゾール−2−イルから選択されるベンズイミダゾリル;
各々場合により置換されている、ベンゾフラン−2−イルおよびベンゾフラン−3−イルから選択されるベンゾフラニル;
各々場合により置換されている、ベンゾチオフェン−2−イルおよびベンゾチオフェン−3−イルから選択されるベンゾチオフェニル;
場合により置換されているベンゾオキサゾール−2−イル;または
場合により置換されているベンゾチアゾール−2−イルであり;
1は:
各々場合により置換されている、フェニルおよびナフチルから選択されるアリール;
各々場合により置換されている、チエニル、フラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、キノリニルおよびイソキノリニルから選択されるヘテロアリール;
場合により置換されているアリールアルキル;
場合により置換されているヘテロアリールアルキル;
シクロアルキル;
シクロアルキルメチル;または
分岐状アルキルであり;
2およびR3は、各々独立して:
水素;
アルキル;
ヒドロキシアルキル;
アルコキシアルキル;
ベンジル;
または、R2およびR3は、それらが結合している窒素と一緒に、N、OおよびSから選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでいる、場合により置換されている4〜7員環を形成していてもよく;
aは:
水素;または
アルキルであり;
bは:
水素;
アルキル;
ヒドロキシ;
アルコキシ;または
ヒドロキシアルキルであり;
cおよびRdは、各々独立して:
水素;または
アルキルであり;
あるいはR2およびR3の一つは、RaおよびRbの一つならびにそれらが結合している原子と一緒に、O、NおよびSから選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでいる、5または6員環を形成していてもよく;
あるいはR2およびR3の一つは、RcおよびRdの一つならびにそれらが結合している原子と一緒に、O、NおよびSから選択される追加のヘテロ原子を場合により含んでいる、4〜6員環を形成していてもよく;
eは、水素またはアルキルであり;
ただし、pが1であり、Ra、Rb、RcおよびRdが水素であり、Arがインドール−1−イルであり、且つR1がフェニルであるとき、R2およびR3は、同時にはメチルではなく、そして6員環を形成せず、さらに、Arがインドール−3−イルであり、pが1であり、Ra、Rb、RcおよびRdが水素であり、且つR1がフェニルまたは3−メトキシフェニルであるとき、R2およびR3は、同時には水素ではない)
の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
pが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
a、Rb、RcおよびRdが水素である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
eが水素である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
1がアリールまたはヘテロアリールである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
2およびR3の一つが水素であり、他がアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
その化合物が、式II:
【化2】


(式中、
2およびR3は各々独立に、水素またはアルキルであり;
ArおよびR1は、請求項1に記載のとおりであり;
ただし、Arがインドール−1−イルであり、且つR1がフェニルであるとき、R2およびR3は、同時に、メチルではなく、さらに、Arがインドール−3−イルであり、且つR1がフェニルまたは3−メトキシフェニルであるとき、R2およびR3は、同時に、水素ではない)
のものまたはその薬学的に許容しうる塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
1が、各々、場合により置換されている、フェニルまたはピリジルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
Arが:インドール−1−イル;インドール−2−イル;インドール−3−イル;2,3−ジヒドロインドール−1−イル;インダゾール−1−イル、インダゾール−2−イル;またはインダゾール−3−イルであり;各々が、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアルキル、ベンジルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、場合により置換されているチエニル、場合により置換されているピラゾリル、場合により置換されているピリジニル、モルホリノカルボニル、−(CH2q−S(O)rf;−(CH2q−NRgh;−(CH2q−C(=O)−NRgh;−(CH2q−C(=O)−C(=O)−NRgh;−(CH2q−SO2−NRgh;−(CH2q−N(Rf)−C(=O)−Ri;−(CH2q−C(=O)−Ri;または−(CH2q−N(Rf)−SO2−Rgで、1回、2回または3回または4回、場合により置換され;ここで、qは0または1であり、rは0〜2であり、Rf、Rg、およびRhは、各々、独立に、水素またはアルキルであり、且つ各々のRiは、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Arが:インドール−1−イル;インドール−2−イル;またはインドール−3−イルであり;各々が、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアルキル、ベンジルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、場合により置換されているチエニル、場合により置換されているピラゾリル、場合により置換されているピリジニル、モルホリノカルボニル、−(CH2q−S(O)rf;−(CH2q−NRgh;−(CH2q−C(=O)−NRgh;−(CH2q−C(=O)−C(=O)−NRgh;−(CH2q−SO2−NRgh;−(CH2q−N(Rf)−C(=O)−Ri;−(CH2q−C(=O)−Ri;または−(CH2q−N(Rf)−SO2−Rgで、1回、2回または3回、場合により置換され;ここで、qは0または1であり、rは0〜2であり、Rf、Rg、およびRhは、各々、独立に、水素またはアルキルであり、且つ各々のRiは、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Arが:各々、場合により置換されている、インドール−1−イル;インドール−2−イル;またはインドール−3−イルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Arが:各々、場合により置換されている、インダゾール−1−イル、インダゾール−2−イル;またはインダゾール−3−イルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
その化合物が、式III:
【化3】


(式中、
mは、0〜4であり;
4およびR5は、各々、独立に:水素;アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアルキル、ベンジルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、場合により置換されているチエニル、場合により置換されているピラゾリル、モルホリノカルボニル、−(CH2q−S(O)rf;−(CH2q−NRgh;−(CH2q−C(=O)−NRgh;−(CH2q−C(=O)−C(=O)−NRgh;−(CH2q−SO2−NRgh;−(CH2q−N(Rf)−C(=O)−Ri;−(CH2q−C(=O)−Ri;または−(CH2q−N(Rf)−SO2−Rgであり;ここで、qは0または1であり、rは0〜2であり、Rf、Rg、およびRhは、各々、独立に、水素またはアルキルであり、且つ各々のRiは、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり;
各々のR6は、独立に:アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアルキル、ベンジルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、場合により置換されているチエニル、場合により置換されているピラゾリル、モルホリノカルボニル、−(CH2q−S(O)rf;−(CH2q−NRgh;−(CH2q−C(=O)−NRgh;−(CH2q−C(=O)−C(=O)−NRgh;−(CH2q−SO2−NRgh;−(CH2q−N(Rf)−C(=O)−Ri;−(CH2q−C(=O)−Ri;または−(CH2q−N(Rf)−SO2−Rgであり;ここで、qは0または1であり、rは0〜2であり、Rf、Rg、およびRhは、各々、独立に、水素またはアルキルであり、且つ各々のRiは、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり;
1、R2およびR3は、請求項6に記載のとおりである)
のものである、請求項7に記載の化合物。
【請求項14】
1が、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
2およびR3の一つが水素であり、他がアルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
mが0,1または2であり、R6がハロ、アルキル、アルコキシまたはシアノである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
mが1であり、R6が、インドール環系の4位または7位の、ハロまたはアルコキシである、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
4およびR5が水素である、請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
その化合物が、式IV:
【化4】


(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項13に記載のとおりである)
のものである、請求項13に記載の化合物。
【請求項20】
その化合物が、式I:
【化5】


(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項13に記載のとおりである)
のものである、請求項13に記載の化合物。
【請求項21】
その化合物が、式VI:
【化6】


(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項13に記載のとおりである)
のものである、請求項13に記載の化合物。
【請求項22】
その化合物が、式VIaまたはVIb:
【化7】


(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項13に記載のとおりである)
のものである、請求項13に記載の化合物。
【請求項23】
その化合物が、式VII:
【化8】


(式中、
nは、0〜4であり;
各々のR7は、独立に、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、またはシアノであるか、あるいはR7の二つはアルキレンジオキシを形成してもよく;
m、R2、R4、R5およびR6は、請求項13に記載のとおりである)
のものである、請求項13に記載の化合物。
【請求項24】
その化合物が、式VIII:
【化9】


(式中、m、n、R2、R4、R5、R6およびR7は、請求項23に記載のとおりである)
のものである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
その化合物が、式IX:
【化10】


(式中、m、n、R2、R4、R5、R6およびR7は、請求項23に記載のとおりである)
のものである、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
その化合物が、式X:
【化11】


(式中、m、n、R2、R4、R5、R6およびR7は、請求項23に記載のとおりである)
のものである、請求項23に記載の化合物。
【請求項27】
その化合物が、式IXaまたはIXb:
【化12】


(式中、m、n、R2、R4、R5、R6およびR7は、請求項25に記載のとおりである)
のものである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
薬学的に許容しうる担体と共に、請求項1に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項29】
セロトニンおよびノルエピネフリン神経伝達により媒介される疾患の処置用の医薬を製造するための、請求項1〜27のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用であって、その方法が、有効量の請求項1の化合物を、それを必要とする被検対象に投与することを含む。
【請求項30】
その疾患が、うつ病または不安症である、請求項29に記載の使用。
【請求項31】
明細書に記載の発明。

【公表番号】特表2008−500983(P2008−500983A)
【公表日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−513816(P2007−513816)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【国際出願番号】PCT/EP2005/005734
【国際公開番号】WO2005/118539
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】