説明

リンクコンベアチェーンの伸び測定装置

【課題】センサの設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができるリンクコンベアチェーンの伸び測定装置を提供することを課題とする。
【解決手段】センタリンク2とサイドリンク3とが交互に連結されたリンクコンベアチェーン1の伸び測定装置10であって、センタリンク2の特定部位を検出する基準センサ20と、この基準センサ20が特定部位を検出したときに、前後に配置された二体のセンタリンク2,2に一方から光を照射し、二体のセンタリンク2,2の間から他方に通過した光を受光する幅センサ30と、予め設定された基準の受光量と幅センサ30が検出した受光量との誤差量を算出する制御装置40と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リンクコンベアチェーンの伸び測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の組立ラインなどで部品を搬送するために用いられる搬送装置としては、センタリンクとサイドリンクとが交互に連結された環状のチェーンからなるリンクコンベアチェーンがある。
リンクコンベアチェーンでは、一体のセンタリンクの端部を、二体のサイドリンクの端部によって上下から挟んでおり、センタリンクの端部とサイドリンクの端部とは、プレーンピンによって、水平方向に回動自在な状態で連結されている。そして、サイドリンクの上面や、サイドリンクの下面に設けたフックに部品を保持させることができる。
リンクコンベアチェーンを用いて部品を搬送する場合には、駆動装置によって環状のリンクコンベアチェーンを周方向に回転させることで、サイドリンクに保持された部品を移動させることができる。
【0003】
前記したリンクコンベアチェーンを長期間に亘って使用したときに、センタリンクとサイドリンクとの連結部が磨耗し、前後に配置された二体のセンタリンクの間に伸びが生じる場合がある。二体のセンタリンクの間の伸び量が大きくなると、部品の搬送位置がずれて、部品の組み付け作業に影響が生じるため、伸び測定装置によって二体のセンタリンクの間の伸び量を測定し、伸び量が大きい場合には磨耗した部品を交換している。
【0004】
従来の伸び測定装置としては、前後に配置された二体のセンタリンクのうち、前方のセンタリンクの後端部を検出する基準センサと、この基準センサが前方のセンタリンクの後端部を検出したときに、後方のセンタリンクの前端部に一方から光を照射し、他方に通過した光を受光する検出センサと、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
この従来の伸び測定装置では、予め設定された基準の受光量と、検出センサが検出した受光量との誤差量に基づいて、前方のセンタリンクに対する後方のセンタリンクの位置を算出することで、二体のセンタリンクの間の伸び量を測定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−285642号公報(段落0016、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記した従来の伸び測定装置では、基準センサが前方のセンタリンクを検出したときの後方のセンタリンクの位置に基づいて、二体のセンタリンクの間の伸び量を測定しているため、基準センサと検出センサとの位置関係が測定結果に大きく影響する。したがって、工場内の振動などによって、基準センサと検出センサとの距離が変化した場合には、測定誤差が生じることになる。このように、従来の伸び測定装置では、センサを設置する作業が煩雑であるとともに、測定誤差が生じ易いという問題がある。
【0007】
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、センサの設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができるリンクコンベアチェーンの伸び測定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明は、センタリンクとサイドリンクとが交互に連結されたリンクコンベアチェーンの伸び測定装置であって、前記センタリンク又は前記サイドリンクの特定部位を検出する基準センサと、前記基準センサが前記特定部位を検出したときに、前後に配置された二体の前記センタリンクに一方から光を照射し、二体の前記センタリンクの間から他方に通過した光を受光する幅センサと、予め設定された基準の受光量と前記幅センサが検出した受光量との誤差量を算出する制御装置と、を備えていることを特徴としている。
【0009】
この構成では、前後に配置された二体のセンタリンクに光を照射し、二体のセンタリンクの間を通過する光量に基づいて、二体のセンタリンクの間の伸び量を測定している。すなわち、一体の幅センサによって二体のセンタリンクの間の伸び量を直接的に測定している。そのため、幅センサから照射された光が、前後に配置された二体のセンタリンクに照射されるのであれば、リンクコンベアチェーンに対して幅センサの位置がずれたとしても、その測定結果に影響はない。
また、基準センサは、幅センサが二体のセンタリンクに光を照射するタイミングを決定するものであり、基準センサと幅センサとの位置関係は測定結果に影響を与えるものではない。
したがって、本発明の伸び測定装置では、前後に配置された二体のセンタリンクの間の伸び量を幅センサによって直接的に測定するため、基準センサや幅センサの設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができる。
【0010】
前記課題を解決するため、本発明の他の構成としては、センタリンクとサイドリンクとが交互に連結されたリンクコンベアチェーンの伸び測定装置であって、前記センタリンク又は前記サイドリンクの特定部位を検出する基準センサと、前記基準センサが前記特定部位を検出したときに、前後に配置された二体の前記サイドリンクに一方から光を照射し、二体の前記サイドリンクの間から他方に通過した光を受光する幅センサと、予め設定された基準の受光量と前記幅センサが検出した受光量との誤差量を算出する制御装置と、を備えていることを特徴としている。
【0011】
この構成では、前後に配置された二体のサイドリンクに光を照射し、二体のサイドリンクの間を通過する光量に基づいて、二体のサイドリンクの間の伸び量を測定している。すなわち、一体の幅センサによって二体のサイドリンクの間の伸び量を直接的に測定している。そのため、幅センサから照射された光が、前後に配置された二体のサイドリンクに照射されるのであれば、リンクコンベアチェーンに対して幅センサの位置がずれたとしても、その測定結果に影響はない。
また、基準センサは、幅センサが二体のサイドリンクに光を照射するタイミングを決定するものであり、基準センサと幅センサとの位置関係は測定結果に影響を与えるものではない。
したがって、本発明の伸び測定装置では、前後に配置された二体のサイドリンクの間の伸び量を幅センサによって直接的に測定するため、基準センサや幅センサの設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができる。
【0012】
前記したリンクコンベアチェーンの伸び測定装置において、前記伸び測定装置は、前記センタリンク又は前記サイドリンクにマークを付与するマーキング装置を備えており、前記制御装置は、前記誤差量が予め設定された許容誤差量よりも大きい場合に、前記マーキング装置を作動させて、測定対象を特定するためのマークを、前記センタリンク又は前記サイドリンクに付与するように構成することができる。
【0013】
この構成では、二体のセンタリンクの間、又は二体のサイドリンクの間の伸び量が許容誤差量よりも大きい場合には、マーキング装置によって、測定対象のセンタリンクを特定するマークが付与され、部品交換が必要な部位が明示されるため、部品交換するときの作業効率を高めることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のリンクコンベアチェーンの伸び測定装置によれば、幅センサによって伸び量を直接的に測定するため、基準センサや幅センサの設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態のリンクコンベアチェーンを示した図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図2】本実施形態のリンクコンベアチェーンを示した分解斜視図である。
【図3】本実施形態の伸び測定装置を示した図で、(a)は全体の構成を示した平面図、(b)は制御装置の説明図である。
【図4】本実施形態のマーキング装置を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明では、リンクコンベアチェーンの全体構成について説明した後に、伸び測定装置の構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明において、前後方向とは、リンクコンベアチェーンの進行方向における前後方向に対応している。
【0017】
リンクコンベアチェーン1は、自動車の組立ラインなどで、部品などの搬送物を搬送するために用いられる公知の搬送装置であり、図1(a)及び(b)に示すように、センタリンク2とサイドリンク3,3とが交互に連結された環状のチェーンによって構成されている。
【0018】
センタリンク2は、図2に示すように、長円形に形成された環状の部材であり、長手方向が前後方向に配置されている。
サイドリンク3は、センタリンク2と同じ大きさの長円形に形成された板状の部材であり、長手方向が前後方向に配置され、上下方向に貫通した二つの開口部3a,3aが前後方向に並設されている。
【0019】
リンクコンベアチェーン1では、図1(a)に示すように、一体のセンタリンク2の端部を、二体のサイドリンク3,3の端部によって上下から挟んでいる。センタリンク2及び各サイドリンク3,3の端部には、垂直方向にプレーンピン4が挿通されており、プレーンピン4の上下端部が各サイドリンク3,3の上面又は下面に係合することで、センタリンク2と各サイドリンク3,3とが水平方向に回動自在な状態で連結されている(図2参照)。
【0020】
このようなリンクコンベアチェーン1を用いて部品を搬送する場合には、上側のサイドリンク3の上面に部品を載置して保持させ、駆動装置(図示せず)によって環状のリンクコンベアチェーン1を周方向に回転させることで、部品をリンクコンベアチェーン1の回転方向に移動させることができる。
【0021】
伸び測定装置10は、図3(a)に示すように、前後に配置された二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を測定するものであり、サイドリンク3の前端部を検出する基準センサ20と、二体のセンタリンク2,2の間を通過する光量を検出する幅センサ30と、この幅センサ30が検出した光量に基づいて、二体のセンタリンク2,2の伸び量を算出する制御装置40と、センタリンク2にマークを付与するマーキング装置50と、を備えている。
【0022】
基準センサ20は、上側のサイドリンク3の前端部を検出する公知の光センサであり、リンクコンベアチェーン1の一方(進行方向の左側)に配置された投光器21から照射された線状の光を、リンクコンベアチェーン1の他方(進行方向の右側)に配置された受光器22によって受光する。
【0023】
基準センサ20では、投光器21から照射された光が、投光器21と受光器22との間に進入したサイドリンク3によって遮られるように、投光器21及び受光器22の高さが設定されている。そして、投光器21から照射された光が、サイドリンク3の前端部によって遮られたときに、基準センサ20がサイドリンク3の前端部を検出したことになる。
【0024】
幅センサ30は、前後に配置された二体のセンタリンク2,2の間を横方向に通過する光量を検出する公知の光センサであり、リンクコンベアチェーン1の一方側(進行方向の左側)に配置された投光器31から照射された線状の光を、リンクコンベアチェーン1の他方側(進行方向の右側)に配置された受光器32によって受光する。
【0025】
幅センサ30では、投光器31から照射された光が、前方のセンタリンク2の後端部から後方のセンタリンク2の前端部に亘って照射されるように、光の横幅が設定されている。そして、幅センサ30では、二体のセンタリンク2,2の間を通過した光が受光器32で受光される。したがって、受光器32で受光した受光量は、二体のセンタリンク2,2の間の距離を示していることになる。
【0026】
マーキング装置50は、センタリンク2に塗料を吹き付けてマークを付与するものであり、幅センサ30よりも、リンクコンベアチェーン1の進行方向において下流側に配置されている。
【0027】
マーキング装置50は、図4に示すように、ベース部材51と、このベース部材51の上部に設けられたシリンダ52と、ベース部材51に取り付けられた缶スプレー53と、を備えている。
シリンダ52は、エアコンプレッサ(図示せず)から供給されるエアによって伸縮自在なロッド52aを備えており、缶スプレー53の噴射ノズル53aをシリンダ52のロッド52aが押すことで、噴射ノズル53aから塗料が噴射される。
このようにして、缶スプレー53から噴射された塗料がセンタリンク2(図3(a)参照)に吹き付けられることで、センタリンク2にマークが付与される。
【0028】
図3(b)に示す制御装置40は、基準センサ20、幅センサ30及びマーキング装置50を制御するものであり、CPU、メモリ(RAM、ROM)及び入出力回路を備えており、メモリに記憶されたプログラムやデータに従って、CPUが各演算処理を行うことで制御を実行する。
【0029】
制御装置40では、基準センサ20がサイドリンク3の前端部を検出したときに、幅センサ30の投光器31(図3(a)参照)から二体のセンタリンク2,2に光を照射させ、予めメモリに記憶された基準の受光量と、幅センサ30の受光器32(図3(a)参照)が検出した受光量との誤差量を算出する。なお、基準の受光量は、伸びが生じていない二体のセンタリンク2,2の間に光を通過させたときに、受光器32が検出する受光量である。
そして、基準の受光量に対する誤差量が、予めメモリに記憶された許容量よりも大きい場合には、マーキング装置50を作動させて、二体のセンタリンク2,2のうち、前方のセンタリンク2にマークを付与する。
【0030】
以上のように構成された伸び測定装置10は、次のように動作して本発明の作用効果を奏する。
図3(a)に示すように、部品を搬送するために、リンクコンベアチェーン1を周方向に回転させると、サイドリンク3の前端部が基準センサ20の投光器21と受光器22との間に進入し、基準センサ20がサイドリンク3の前端部を検出する。
基準センサ20がサイドリンク3の前端部を検出すると、制御装置40(図3(b)参照)では、幅センサ30を作動させ、投光器31から前後に配置された二体のセンタリンク2,2に光を照射し、二体のセンタリンク2,2の間を通過した光を受光器32で受光する。
【0031】
図3(b)に示す制御装置40では、予めメモリに記憶された基準の受光量と、幅センサ30の受光器32が検出した受光量との誤差量を算出する。この誤差量は二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を示している。そして、誤差量が予めメモリに記憶された許容量よりも大きい場合、すなわち、伸び量が所定の値よりも大きい場合には、制御装置40はマーキング装置50を作動させて、センタリンク2にマークを付与する。
【0032】
本実施形態の伸び測定装置10によれば、前後に配置された二体のセンタリンク2,2に光を照射し、二体のセンタリンク2,2の間を通過する光量に基づいて、二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を検出している。すなわち、一体の幅センサ30によって二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を直接的に測定している。そのため、幅センサ30から照射された光が、前後に配置された二体のセンタリンク2,2に照射されるのであれば、リンクコンベアチェーン1に対して幅センサ30の位置がずれたとしても、その測定結果に影響はない。
また、基準センサ20は、幅センサ30が二体のセンタリンク2,2に光を照射するタイミングを決定するものであり、基準センサ20と幅センサ30との位置関係は測定結果に影響を与えるものではない。
したがって、本実施形態の伸び測定装置10では、前後に配置された二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を幅センサ30によって直接的に測定するため、基準センサ20や幅センサ30の設置が簡単であるとともに、伸び量の測定精度を高めることができる。
【0033】
また、二体のセンタリンク2,2の間の伸び量が大きい場合には、マーキング装置50によって、測定対象のセンタリンク2にマークが付与され、部品交換が必要な部位が明示されるため、部品交換するときの作業効率を高めることができる。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図3(a)に示すように、基準センサ20がサイドリンク3の前端部を検出しているが、基準センサ20は幅センサ30が二体のセンタリンク2,2に光を照射するタイミングを決定するものであるから、リンクコンベアチェーン1の各サイドリンク3を順次に検出すればよく、検出する部位は限定されるものではない。さらに、基準センサ20はセンタリンク2やプレーンピン4の特定部位を検出してもよい。したがって、基準センサ20は、幅センサ30よりもリンクコンベアチェーン1の進行方向において上流側に設置することもできる。
【0035】
また、図4に示すマーキング装置50では、二体のセンタリンク2,2のうち、前方のセンタリンク2にマークを付与しているが、測定対象のセンタリンク2を特定することができるのであれば、後方のセンタリンク2やサイドリンク3にマークを付与してもよい。
【0036】
また、本実施形態では、図3(a)に示すように、幅センサ30の投光器31及び受光器32をリンクコンベアチェーン1の左右側方に配置しているが、例えば、幅センサ30の投光器31及び受光器32をリンクコンベアチェーン1の上下に配置して、二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を測定することもできる。
【0037】
さらに、本実施形態の伸び測定装置10では、前後に配置された二体のセンタリンク2,2の間の伸び量を測定しているが、前後に配置された二体のサイドリンク3,3に幅センサ30の投光器31から光を照射し、二体のサイドリンク3,3の間を通過した光を受光器32で受光することで、二体のサイドリンク3,3の間の伸び量を測定してもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 リンクコンベアチェーン
2 センタリンク
3 サイドリンク
4 プレーンピン
10 測定装置
20 基準センサ
21 投光器
22 受光器
30 幅センサ
31 投光器
32 受光器
40 制御装置
50 マーキング装置
51 ベース部材
52 シリンダ
53 缶スプレー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センタリンクとサイドリンクとが交互に連結されたリンクコンベアチェーンの伸び測定装置であって、
前記センタリンク又は前記サイドリンクの特定部位を検出する基準センサと、
前記基準センサが前記特定部位を検出したときに、前後に配置された二体の前記センタリンクに一方から光を照射し、二体の前記センタリンクの間から他方に通過した光を受光する幅センサと、
予め設定された基準の受光量と前記幅センサが検出した受光量との誤差量を算出する制御装置と、を備えていることを特徴とするリンクコンベアチェーンの伸び測定装置。
【請求項2】
センタリンクとサイドリンクとが交互に連結されたリンクコンベアチェーンの伸び測定装置であって、
前記センタリンク又は前記サイドリンクの特定部位を検出する基準センサと、
前記基準センサが前記特定部位を検出したときに、前後に配置された二体の前記サイドリンクに一方から光を照射し、二体の前記サイドリンクの間から他方に通過した光を受光する幅センサと、
予め設定された基準の受光量と前記幅センサが検出した受光量との誤差量を算出する制御装置と、を備えていることを特徴とするリンクコンベアチェーンの伸び測定装置。
【請求項3】
前記伸び測定装置は、前記センタリンク又は前記サイドリンクにマークを付与するマーキング装置を備えており、
前記制御装置は、前記誤差量が予め設定された許容誤差量よりも大きい場合に、前記マーキング装置を作動させて、測定対象を特定するためのマークを、前記センタリンク又は前記サイドリンクに付与することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリンクコンベアチェーンの伸び測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−210275(P2010−210275A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−53879(P2009−53879)
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【出願人】(390023917)八千代工業株式会社 (186)
【Fターム(参考)】