説明

中空型枠パネル用キャップおよびキャップ付き中空型枠パネル

【課題】 中空型枠パネル内へのコンクリートの流れ込みを防止するとともに、中空型枠パネルの裏面に沿って縦ばた材を配置できる中空型枠パネル用キャップおよびキャップ付き中空型枠パネルを提供する。
【解決手段】 片面がコンクリート打設面11となる中空の堰板部12と、堰板部12のコンクリート打設面11の裏面13に設けられた複数の中空の桟木部14とを有する中空型枠パネル10に取り付けられて、中空型枠パネル10の開口端面を封止する略平板状のキャップであって、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13に沿って配置される縦ばた材を通す切欠部を設けるための切り取りガイド25が、中空型枠パネル10の開口端面を封止する封止部以外の部分に形成されている中空型枠パネル用キャップ20。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中空型枠パネルの開口端面を封止する中空型枠パネル用キャップおよびキャップ付き中空型枠パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
軽量で施工性がよく、リサイクル可能なコンクリート打設用型枠パネルとして、プラスチック製の中空型枠パネルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、複数の中空型枠パネルを建て込んだ後、コンクリートを打設する際に、中空型枠パネルの上端の開口端面から中空型枠パネル内にコンクリートが流れ込むという問題があった。
中空型枠パネル内にコンクリートが流れ込んでしまうと、中空型枠パネルが重くなってしまうばかりでなく、釘打ちや切断加工などを行う際、硬化したコンクリートが邪魔になるという問題が生じてしまう。また、コンクリートが流れ込んだ中空型枠パネルは、リサイクルしにくいという問題もある。
【0003】
中空型枠パネル内へのコンクリートの流れ込みを防止するために、キャップを中空型枠パネルの上端の開口端面に取り付けることが行われている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平7−207930号公報
【特許文献2】特開2002−206338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、中空型枠パネルを縦方向に積み重ねて建て込む場合、中空型枠パネルがコンクリート打設時のコンクリートの圧力によってずれないように、積み重ねられた中空型枠パネルの裏面に沿って長尺の縦ばた材が配置される。しかし、キャップを中空型枠パネルの上端の開口端面に取り付けた場合、キャップが邪魔になって中空型枠パネルの裏面に沿って縦ばた材を配置できないという問題がある。
よって、本発明の目的は、中空型枠パネル内へのコンクリートの流れ込みを防止するとともに、中空型枠パネルの裏面に沿って縦ばた材を容易に配置できる中空型枠パネル用キャップおよびキャップ付き中空型枠パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の中空型枠パネル用キャップは、片面がコンクリート打設面となる中空の堰板部と、該堰板部のコンクリート打設面の裏面に設けられた複数の中空の桟木部とを有する中空型枠パネルに取り付けられて、中空型枠パネルの開口端面を封止する略平板状のキャップであって、中空型枠パネルの堰板部の裏面に沿って配置される縦ばた材を通す切欠部を設けるための切り取りガイドが、中空型枠パネルの開口端面を封止する封止部以外の部分に形成されていることを特徴とするものである。
【0006】
本発明の中空型枠パネル用キャップには、中空型枠パネルの堰板部の裏面および/または桟木部の表面に接する当接リブが設けられていることが望ましい。
また、中空型枠パネルの桟木部の中空部に嵌合する嵌合凸部が設けられていることが望ましい。
【0007】
本発明のキャップ付き中空型枠パネルは、片面がコンクリート打設面となる中空の堰板部と、該堰板部のコンクリート打設面の裏面に設けられた複数の中空の桟木部とを有する中空型枠パネルと、該中空型枠パネルの開口端面に取り付けられた、本発明の中空型枠パネル用キャップとを具備することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の中空型枠パネル用キャップは、中空型枠パネル内へのコンクリートの流れ込みを防止するとともに、中空型枠パネルの裏面に沿って縦ばた材を容易に配置できる。
また、中空型枠パネルの堰板部の裏面および桟木部の表面に接する当接リブが設けられていれば、横ズレなく、確実に中空型枠パネルに取り付けることができる。
また、中空型枠パネルの桟木部の中空部に嵌合する嵌合凸部が設けられていれば、横ズレなく、確実に中空型枠パネルに取り付けることができる。
また、本発明のキャップ付き中空型枠パネルは、中空型枠パネル内へのコンクリートが流れ込むことがなく、また、中空型枠パネルの裏面に沿って縦ばた材を配置できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明のキャップ付き中空型枠パネルの一例を示す図であり、このキャップ付き中空型枠パネルは、中空型枠パネル10と、中空型枠パネル10の開口端面に取り付けられた中空型枠パネル用キャップ20を具備して概略構成されるものである。
【0010】
中空型枠パネル10は、片面がコンクリート打設面11となる堰板部12と、堰板部12のコンクリート打設面11の裏面13に、等間隔に平行に設けられた6枚の桟木部14、14・・・とを有するものである。そして、堰板部12および桟木部14は、2枚の板15、15と、これら板15の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブ16とが一体に成形されたものであり、補強リブ16で仕切られた複数の中空部を有するものである。
【0011】
図2は、図1の中空型枠パネル用キャップ20の上面図であり、図3は、図1の中空型枠パネル用キャップ20の下面図である。この中空型枠パネル用キャップ20は、中空型枠パネル10の開口端面を封止するものであり、平板21と、平板21の裏面に設けられた、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13および桟木部14の表面に接する断面L字形の当接リブ22、22・・・と、平板の裏面に設けられた、桟木部14の中空部に嵌合する嵌合凸部23、23・・・と、中空型枠パネル10の両側の桟木部14から離間するように、かつ桟木部14に平行になるように平板の裏面に設けられた指触防止リブ24とを有して構成されるものである。
【0012】
平板21は、中空型枠パネル10の開口端面をすべて覆うように、幅方向の長さが桟木部14の幅と堰板部12厚さとの合計と同じとされ、長手方向の長さが堰板部12の幅と同じとされているものである。
また、平板21の表面には、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13に沿って配置される縦ばた材を通す切欠部を設けるためのコの字形の切り取りガイド25が、中空型枠パネル10の開口端面を封止する(すなわち、中空型枠パネル10の堰板部12の開口端面および桟木部14の開口端面に接する)封止部26以外の部分(非封止部27)に形成されている。
【0013】
切り取りガイド25は、これで区画された縦ばた材を通す切欠部となり得る領域を切り取りやすくするために、その両端が平板21の側縁から外方に開放されるように形成される。また、切り取りガイド25は、これで区画された縦ばた材を通す切欠部となり得る領域が、これを切り取った際に縦ばた材を通すことができる大きさの切欠部となるように、形成される。よって、縦ばた材として、断面の一辺の長さが72mmの角パイプを用いる場合は、切り取りガイド25の一辺の長さを例えば72〜73mmとし、断面の直径が60mmの丸パイプを用いる場合は、切り取りガイド25の一辺の長さを例えば60〜61mmとする。
【0014】
桟木部14の幅は、縦ばた材の一辺の長さ(または直径)と同じとされている。したがって、切り取りガイド25の一辺の長さを縦ばた材に応じた上記範囲の長さとしておけば、切り取りガイド25に沿って非封止部27の一部を切り取って形成される切欠部を通る縦ばた材は、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13に沿って(接して)配置されることになる。また、切り取りガイド25は、縦ばた材が桟木部14にも沿って配置されるように形成されることが好ましい。
【0015】
切り取りガイド25は、平板21の表面に形成された溝であってもよく、縦ばた材を通す切欠部となり得る領域を切り取りやすくする弱化線であってもよく、部分的に平板21の表面から裏面に貫通していてもよい。また、切り取りガイド25は、平板21の片面のみに形成してもよく、平板21の両面に形成してもよい。切り取りガイド25の幅は、特に限定はされないが、通常1〜3mmである。
【0016】
当接リブ22は、中空型枠パネル10に取り付けられた中空型枠パネル用キャップ20の横ズレを防止するものである。また、当接リブ22は、堰板部12および桟木部14に当接するように設けられており、中空型枠パネル用キャップ20を中空型枠パネル10に取り付ける際の位置決めとしての役割も果たすものである。また、当接リブ22は、中空型枠パネル用キャップ20を中空型枠パネル10に取り付けた際に、桟木部14を挟み込むことになる。したがって、2つの当接リブ22の間に桟木部14を嵌合させることができる。なお、当接リブ22は、切り取りガイド25で区画された縦ばた材を通す切欠部となり得る領域に設けないことが好ましい。
【0017】
嵌合凸部23は、中空型枠パネル10に取り付けられた中空型枠パネル用キャップ20の横ズレを防止するものであり、また、中空型枠パネル用キャップ20を中空型枠パネル10に取り付ける際の位置決めとしての役割を果たすものである。
また、嵌合凸部23は、図4〜6に示すように、中空型枠パネル用キャップ20を中空型枠パネル10にネジ30(または釘)で固定する際のネジ受けとしての役割を果たす。嵌合凸部23には、ネジ30が横ズレしないように凹部28が形成されている。
【0018】
指触防止リブ24は、図4に示すように、中空型枠パネル用キャップ20を中空型枠パネル10に固定するために、ネジ30(または釘)を桟木部14および嵌合凸部23に貫通させた際、桟木部14から突出するネジ30の先端に指が触れないように、ネジ30の先端を隠すものである。
指触防止リブ24と桟木部14との隙間は、指が入り込まない程度であればよく、通常10mm以下とすればよい。
【0019】
中空型枠パネル用キャップ20は、例えば、プラスチック材料の射出成形等によって製造されるものである。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナイロンなどが挙げられる。必要に応じて、炭酸カルシウム等の充填剤を配合してもよい。
【0020】
また、中空型枠パネル10は、例えば、プラスチック材料の押出成形等によって製造されるものである。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナイロンなどが挙げられる。必要に応じて、炭酸カルシウム等の充填剤を配合してもよい。
【0021】
次に、本発明のキャップ付き中空型枠パネルの設置(建て込み)について、図7および図8を参照しながら説明する。
あらかじめ、中空型枠パネル用キャップ20の切り取りガイド25で区画された縦ばた材を通す切欠部となり得る領域を、切り取りガイド25に沿って切断し、縦ばた材を通す切欠部を形成する。縦ばた材を通す切欠部が形成された中空型枠パネル用キャップ20を、中空型枠パネル10上端および下端に取り付け、必要に応じてネジで固定する。このようにして、中空型枠パネル10の開口端部が中空型枠パネル用キャップ20によって封止されたキャップ付き中空型枠パネルを作製する。
【0022】
複数のキャップ付き中空型枠パネルを、堰板部12のコンクリート打設面11が同一平面となるように一列に並べる。さらに、この上に複数のキャップ付き中空型枠パネルを、堰板部12のコンクリート打設面11が同一平面となるように積み重ねる。
ついで、中空型枠パネル10の堰板部12に穿設された挿通孔40に、Pコン41が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ42の端部をコンクリート打設面11側から挿通する。挿通孔40から突き出たセパレータ42の端部に、中空型枠パネル10の外側から締付金具43を螺合により取り付け、セパレータ42のPコン41と締付金具43基端部のフランジ44との間で堰板部12を挟み込む。
【0023】
ついで、別の複数の中空型枠パネル10を、すでに建て込まれた中空型枠パネル10に対してコンクリート打設面11が対向するように、かつセパレータ42の他端を挿通孔40に挿通しながら建て込む。挿通孔40から突き出たセパレータ42の端部に、中空型枠パネル10の外側から締付金具43を螺合により取り付け、セパレータ42のPコン41と締付金具43基端部のフランジ44との間で堰板部12を挟み込む。
【0024】
ついで、角パイプからなる縦ばた材45を、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13に沿うように、かつ中空型枠パネル用キャップ20に形成された切欠部を通るように配置する。この縦ばた材45を配置することによって、積み重ねられた中空型枠パネル10がコンクリート打設時のコンクリートの圧力によってずれないようにされている。
【0025】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材46を配置し、これらを支持する座金47および座金47を止めるクサビ48で、横ばた材46を縦ばた材45および桟木部14の側縁に当接させた状態で固定する。この横ばた材46を配設することによって、中空型枠パネル10が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0026】
以上説明した中空型枠パネル用キャップ20にあっては、中空型枠パネル10の開口端面を封止する略平板状のキャップであって、中空型枠パネル10の堰板部12の裏面13に沿って配置される縦ばた材45を通す切欠部を設けるための切り取りガイド25が形成されているので、切り取りガイド25で区画された縦ばた材45を通す切欠部となり得る領域を、切り取りガイド25に沿って容易に切断することができ、結果、中空型枠パネル10の裏面13に沿って縦ばた材45を容易に配置できる。
【0027】
また、切り取りガイド25が、中空型枠パネル10の開口端面を封止する封止部26以外の非封止部27に形成されているので、切り取りガイド25で区画された縦ばた材45を通す切欠部となり得る領域を切断した場合であっても、中空型枠パネル10内へのコンクリートの流れ込みを防止できる。また、縦ばた材45を配置しない場合は、切り取りガイド25で区画された縦ばた材45を通す切欠部となり得る領域を切断することなく、通常の中空型枠パネル用キャップとして使用できる。切欠部を設けない場合は、非封止部27を利用して敷桟木(コンクリートスラブ上に型枠を敷設し固定するための桟木)に釘止め、型枠パネル同士を縦て継ぎする場合の釘止め、またはクリップ止めが可能である。
【0028】
また、平板21の表面に、中空型枠パネル10の堰板部12および桟木部14に接する当接リブ22と、桟木部14の中空部に嵌合する嵌合凸部23とが設けられているので、横ズレなく、中空型枠パネル10の開口端面を封止し、中空型枠パネル10内へのコンクリートの流れ込みを確実に防止することができる。
【0029】
また、従来の型枠パネルを建て込む際には、コンクリートスラブ面に水平に固定された敷桟木への型枠パネルの固定のために、および天井スラブ型枠または梁下型枠への型枠パネルの固定のために、型枠の上下端に横桟木が取り付けられる。しかし、本発明のように堰板と縦桟木(桟木部)が一体化された中空型枠パネルにおいては、横桟木の取り付けのため、縦桟木の両端を横桟木の厚み分だけ切り欠く必要があった。本発明の中空型枠パネル用キャップ20を用いれば、縦桟木の切り欠き加工を必要とせず、中空型枠パネル10の開口端面に中空型枠パネル用キャップ20を取り付けるだけで、中空型枠パネル用キャップ20が横桟木の役割を果たす。
【0030】
なお、本発明の中空型枠パネル用キャップは、縦ばた材を通す切欠部を設けるための切り取りガイドが、中空型枠パネルの開口端面を封止する封止部以外の部分に形成されているものであればよく、図示例のものに限定はされない。
また、当接リブは、必ずしも堰板部および桟木部の両方に接するように設けられている必要はなく、堰板部または桟木部の一方に接するように設けられていてもよい。
【0031】
また、中空型枠パネル10の開口端面への中空型枠パネル用キャップ20の固定は、上述のようなネジ止めには限定されず、超音波ウエルダー、高周波ウエルダー等による溶着、または接着剤による接着によって行っても構わない。
本発明の中空型枠パネル用キャップの材質は、プラスチックに限定はされず、金属、木材、セラミックス等であっても構わない。ただし、リサイクルの点で中空型枠パネルと同じ材質、特にプラスチック材料であることが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の中空型枠パネル用キャップは、中空型枠パネル内にコンクリートが流れ込まないようにキャップを取り付けると縦ばた材を配置できない、という中空型枠パネルの欠点を克服するものであり、中空型枠パネルの実用性を高め、従来の合板型枠パネルからプラスチック製の中空型枠パネルへの切り替えを促進するものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の中空型枠パネル用キャップおよびこれが取り付けられる中空型枠パネルの一例を示す斜視図である。
【図2】図1の中空型枠パネル用キャップの上面図である。
【図3】図1の中空型枠パネル用キャップの下面図である。
【図4】図2の中空型枠パネル用キャップを中空型枠パネルにネジで固定した様子を示す断面図である。
【図5】図2の中空型枠パネル用キャップを中空型枠パネルにネジで固定した様子を示す断面図である。
【図6】図2の中空型枠パネル用キャップを中空型枠パネルにネジで固定した様子を示す断面図である。
【図7】本発明のキャップ付き中空型枠パネルの設置形態の一例を示す斜視図である。
【図8】セパレータの中空型枠パネルへの取り付け状態の一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
【0034】
10 中空型枠パネル
11 コンクリート打設面
12 堰板部
13 裏面
14 桟木部
20 中空型枠パネル用キャップ
21 平板
22 当接リブ
23 嵌合凸部
25 切り取りガイド
26 封止部
45 縦ばた材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
片面がコンクリート打設面となる中空の堰板部と、該堰板部のコンクリート打設面の裏面に設けられた複数の中空の桟木部とを有する中空型枠パネルに取り付けられて、中空型枠パネルの開口端面を封止する略平板状のキャップであって、
中空型枠パネルの堰板部の裏面に沿って配置される縦ばた材を通す切欠部を設けるための切り取りガイドが、中空型枠パネルの開口端面を封止する封止部以外の部分に形成されていることを特徴とする中空型枠パネル用キャップ。
【請求項2】
中空型枠パネルの堰板部の裏面および/または桟木部の表面に接する当接リブが設けられていることを特徴とする請求項1記載の中空型枠パネル用キャップ。
【請求項3】
中空型枠パネルの桟木部の中空部に嵌合する嵌合凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の中空型枠パネル用キャップ。
【請求項4】
片面がコンクリート打設面となる中空の堰板部と、該堰板部のコンクリート打設面の裏面に設けられた複数の中空の桟木部とを有する中空型枠パネルと、
該中空型枠パネルの開口端面に取り付けられた、請求項1ないし3いずれか一項に記載の中空型枠パネル用キャップと
を具備することを特徴とするキャップ付き中空型枠パネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−207219(P2006−207219A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−19454(P2005−19454)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(000010065)フクビ化学工業株式会社 (150)
【Fターム(参考)】