説明

主制御盤設計システム、主制御盤設計方法及びそのプログラム

【課題】枚葉式フラットパネル洗浄システムの設計手直しを無くすため、仕様打ち合わせ時点で、主制御盤の大きさに関し、精度の高い寸法情報が得られる主制御盤設計システム、主制御盤設計方法及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】主制御盤の大きさを設計するための計算を行う複数の計算手段の計算処理と、計算処理結果を基に主制御盤の大きさを決定する決定手段の決定処理とを行う処理手段10と、主制御盤の大きさを設計するための条件を入力するための入力手段14と、処理手段10が入力条件に基づいて計算処理を行うための、ファイルデータを記憶する記憶手段12と、処理手段10の処理結果を基に、主制御盤の大きさを表示する出力手段16とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枚葉式フラットパネル洗浄システムに係り、詳しくは、枚葉式フラットパネル洗浄システムの主制御盤の大きさを設計する主制御盤設計システム、主制御盤設計方法及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
図7は、枚葉式フラットパネル洗浄システムの概要を示すブロック図である。図7において、枚葉式フラットパネル洗浄システム200は、主制御盤部40、温水洗浄部50、超音波バブルジェット(登録商標)洗浄部55、ブラシ洗浄部60、ヒータ乾燥部70、及びクリーンエア乾燥部75から構成されている。この構成は仕様により異なり、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
【0003】
主制御盤部40は、メインコントローラ41、常時使用部品群42、第1部品群43、第2部品群44、第3部品群45、蛍光灯46、特殊ユニット47、及び消火器48を有している。温水洗浄部50は、ユニットコントローラ51、搬送モータ52、ポンプ53、及びヒータ54を有している。超音波バブルジェット洗浄部55は、ユニットコントローラ56、搬送モータ57、バブルジェット(BJ)ポンプ58、及び超音波洗浄液用超音波装置(US)59を有している。
【0004】
ブラシ洗浄部60は、ユニットコントローラ61、搬送モータ62、ブラシ上下動モータ63、ブラシ回転モータ64、及びポンプ65を有している。ヒータ乾燥部70は、ユニットコントローラ71、搬送モータ72、及びヒータ73を有している。クリーンエア乾燥部75は、ユニットコントローラ76、搬送モータ77、及びクリーンユニット78を有している。これらの構成も仕様により異なり、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
【0005】
主制御盤部40、各洗浄部50、55、60、及び各乾燥部70、75は、互いに制御及び電源ケーブルで接続されている。メインコントローラ41は、予め定められた洗浄プロセスに従って、電源に関連するの常時使用部品群42、第1〜3部品群43、44、45、及び特殊ユニット47を制御し、電源ケーブルにより各部へ駆動電源を供給する。また各ユニットコントローラ51、56、61、71、76へ、洗浄プロセスの制御信号を送信する。各ユニットコントローラ51、56、61、71、76は、この制御信号をもとに、所定のプロセスに従って供給された駆動電源を操作することにより、各洗浄工程の処理が可能となる。
【0006】
図8は、主制御盤部が主制御盤の筐体に収納された構成を示す主制御盤構成図である。図8aは、自立片面タイプの主制御盤構成図である。図8aにおいて、主制御盤の前面80は、取っ手81により両開きとなるドアとなっている。右側面83には、主制御盤部40が収納されている状態が破線で示されている。また、図示されていないが、自立片面タイプのハーフサイズ版で、取付タイプと呼ばれるものがある。
【0007】
図8bは、自立両面タイプの主制御盤構成図である。図8bにおいて、主制御盤の前面85は、取っ手86により両開きとなるドアとなっており、背面も同じ構成となっている。右側面87には、前面及び背面の両方向に主制御盤部40が収納されている状態が破線で示されている。枚葉式フラットパネル洗浄システム200の仕様の決定時点において、これら3種類のタイプのいずれかが、仕様に合わせて選択されている。
【0008】
従来、枚葉式フラットパネル洗浄システムの主制御盤の設計においては、過去に設計された同様なシステムの主制御盤の大きさを基に仕様打ち合わせを行い、これを基に設計を行い、最終仕様を決定していた。ところが設計の過程において、レイアウト場所に適応しない大きさになる場合が発生し、何度か手直しをする必要が生じる場合があった。この事態を回避するため、仕様打ち合わせ時点で、少なくとも概略寸法であるとしても、精度の高い何らかの情報が得られることが求められていた。特許文献1には、制御盤に用いる電気部品固有の情報を有する部品データライブリと、制御盤のレイアウトに関する制約条件の情報を有する制約条件データライブラリに基づき、レイアウト処理部がレイアウト作業を実行する制御盤上の電気部品レイアウト作成装置及び作成方法についての記載がある。
【特許文献1】特開平10−254934号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、枚葉式フラットパネル洗浄システムの設計手直しを無くすため、仕様打ち合わせ時点で、主制御盤の大きさに関し、精度の高い寸法情報が得られる主制御盤設計システム、主制御盤設計方法及びそのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の主制御盤設計システムは、枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計システムであって、主制御盤の大きさを決定するための計算を行う複数の計算手段の計算処理と、計算処理結果を基に主制御盤の大きさを決定する決定手段の決定処理とを行う処理手段と、主制御盤の大きさを設計するための条件を入力するための入力手段と、処理手段が入力条件に基づいて計算処理及び決定処理を行うための、ファイルデータを記憶する記憶手段と、決定手段により決定された主制御盤の大きさを表示する出力手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の主制御盤設計システムの主制御盤の大きさを設計するための計算を行う複数の計算手段は、入力された洗浄用ブラシのサーボモータの条件を基に、サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するサーボシステム計算手段と、入力されたバブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの条件を基に、バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するバブルジェットシステム計算手段と、入力された乾燥用ヒータのヒータの条件を基に、ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するヒータシステム計算手段と、入力された超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の条件を基に、超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する超音波システム計算手段と、入力されたクリーンエア供給用のクリーンユニットの条件を基に、クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するクリーンシステム計算手段と、入力された付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無を基に、付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する付属機器システム計算手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の主制御盤設計方法は、枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計方法であって、洗浄用ブラシのサーボモータの入力条件を基に計算処理し、サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、バブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの入力条件を基に計算処理し、バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、乾燥用ヒータのヒータの入力条件を基に計算処理し、ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の入力条件を基に計算処理し、超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、クリーンエア供給用のクリーンユニットの入力条件を基に計算処理し、クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無の入力条件を基に計算処理し、付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、各決定結果を基に、主制御盤の大きさを決定し、決定された主制御盤の大きさを表示することを特徴とする。
【0013】
本発明の主制御盤設計プログラムは、枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計プログラムであって、入力された洗浄用ブラシのサーボモータの条件を基に、サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するサーボシステム計算ステップと、入力されたバブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの条件を基に、バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するバブルジェットシステム計算ステップと、入力された乾燥用ヒータのヒータの条件を基に、ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するヒータシステム計算ステップと、入力された超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の条件を基に、超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する超音波システム計算ステップと、入力されたクリーンエア供給用のクリーンユニットの条件を基に、クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するクリーンシステム計算ステップと、入力された付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無を基に、付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する補助スペース付属機器システム計算ステップと、各計算ステップの決定結果を基に主制御盤の大きさを決定する決定ステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の主制御盤設計システム、主制御盤設計方法、及び主制御盤設計プログラムによれば、仕様打ち合わせ時点で主制御盤の大きさに関し精度の高い寸法情報が得られるため、枚葉式フラットパネル洗浄システムの設計の手直しを無くすることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明による実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明の主制御盤設計システムのシステム構成を示すブロック図である。図1において、枚葉式洗浄システムの主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計システム100は、主制御盤の大きさを設計するための計算を行う複数の計算手段の計算処理と、計算処理結果を基に主制御盤の大きさを決定する決定手段の決定処理とを行う処理手段10と、主制御盤の大きさを設計するための条件を入力するための入力手段14と、処理手段10が入力条件に基づいて計算処理を行うための、ファイルデータを記憶する記憶手段12と、処理手段10の処理結果を基に、主制御盤の大きさを表示する出力手段16とを有している。また、主制御盤設計システム100は、特別の打合せ室に設定されていても良く、持ち運びできるポータブルタイプであっても良い。
【0016】
処理手段10は、入力手段14に表示された入力フォーマットの各条件パラメータに対し入力が行われると、記憶手段12にデータベース化されている複数の計算手段のファイルから、該当するファイルを読み出し、その計算手順に従って計算処理を実行する。次にその計算結果を基に、主制御盤の大きさを決定し、各電源部品の配置寸法を表示したレイアウト図を作成し、出力手段16から出力する。
【0017】
処理手段10が実行する複数の計算手段は、それぞれ入力された洗浄用ブラシのサーボモータの条件を基に、サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するサーボシステム計算手段と、バブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの条件を基に、バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するバブルジェットシステム計算手段と、乾燥用ヒータのヒータの条件を基に、ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するヒータシステム計算手段と、超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の条件を基に、超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する超音波システム計算手段と、クリーンエア供給用のクリーンユニットの条件を基に、クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するクリーンシステム計算手段と、付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無を基に、それぞれの付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する付属機器システム計算手段とからなっている。
【0018】
図2は、本願発明の主制御盤設計システムの入力手段を示す入力フォーマットである。図3は、本願発明の主制御盤設計方法を示すフローチャートである。図4は、部品群1〜3の部品を示す部品表である。この部品表は、部品群1〜3に該当する各駆動用機器等(負荷)に必要とされる電源部品(必要部品)とそのサイズ、及び入力パラメータを示した表で、ファイルとして記憶手段12に蓄積されている。必要部品は、主に漏電遮断器、ノーヒューズ遮断器(以下ブレーカと記述)と、電磁接触器、電磁開閉器(以下マグネットと記述)であって、部品群1には、高さ180mmを必要とする部品(主にブレーカ)、部品群2には、高さ200mmを必要とする部品(主にマグネット)、部品群3には、高さ250mmを必要とする部品(主にマグネット、ソフトスタータ)に分類されている。常時使用部品群は、デフォルト化されて記憶手段12に蓄積されている。
【0019】
図5は、主制御盤の自立両面タイプと自立片面タイプの設計条件を示した一覧表である。いずれも6種類のタイプから成り、この一覧表もファイルとして記憶手段12に蓄積されている。図6は、図2の入力結果を基に処理され、決定された自立片面両開きタイプのレイアウト図である。
【0020】
図3A,図3Bのフローチャートに従い、図2、図4、図5及び図6を説明する。図3Aのステップ110において、主制御盤設計システム100を立ち上げると、入力手段14にスタートのボタンが表示され(記載されず)、このスタートをクリックすると、図2の入力フォーマットが表示される。ステップ112、114において、ブラシ上下、巾可変をサーボで行う場合、軸数、最大14軸までを入力し、ブラシ回転モータをサーボで行う場合、軸数最大4軸までを入力する。この場合ブラシ上下、巾可変軸数14、ブラシ回転軸数なし、が入力されると、図4の部品群1のサーボ1、2の必要部品に対応して、必要数の欄に各数値が計算処理されて入力される。ステップ116においては、電源電圧200Vが入力されている。ステップ118において、モータの型式を示すFBL、BXモータの電気総容量50KVAが入力されると、FBL(BX)の必要数の欄に算出された数値が入力される。
【0021】
ステップ120において、システムで使用するBJポンプの数量を各容量ごとに入力し、BJポンプユニットに制御盤が付き、マグネット、ソフトスタータを収納する場合は、右側のチェックボックスにチェックを入れる。この場合、BJポンプ〜3.7kW未満ポンプ数1、3.7〜5.5kWポンプ数2が入力されると、部品群1、2、3のBJ1、2の該当する必要部品に対応して、必要数の欄に各数値が処理されて入力される。ステップ124において、BJポンプ以外で使用する循環ポンプの数量を入力する。この場合、その他のポンプ数3が入力されている。次にステップ126で、使用するヒータの総数量を入力する。ここではヒータ数0が入力されている。
【0022】
ステップ128において、システムで使用するUS及び、又はラインシャワー(LS、超音波洗浄液シャワー用超音波装置)の総数量を各容量ごとに入力し、US、LSの種別をチェックボックスにチェックを入れる。両方ある場合は、両方にチェックを入れる。この場合は、US、LS〜2.0kW以下2、〜2.4kW以下2が入力されると、部品群1、2、3のUS、LSの該当する必要部品に対応して、必要数の欄に各数値が処理されて入力される。ステップ130、132、134、及び136において、クリーンユニットの有無、制御盤などの蛍光灯の有無、シーケンサに外部とのインターフェースユニットなどの特殊ユニットの必要有無、及び消火器の有無を選択する。この場合は、それぞれ、あり、なし、あり、なし、が入力されると、該当する部品群の必要部品に対応して、あり、なしが数値化され、必要数の欄に入力される。
【0023】
ステップ138において、処理手段10は、入力されたデータに応じて、記憶手段12にデータベース化されている複数の計算手段のファイルから、該当するファイルを読み出し、その計算手順に従って計算処理を開始する。ステップ140において、主制御盤のタイプを選択する。この場合は、自立片面両開きタイプが選択されている。
【0024】
自立片面両開きタイプが選択されると、フローはステップ146へ進み、ステップ138の計算処理結果に基づき、部品群の取り付け箇所の決定、各取り付け部品群の総巾の算出、許容巾との比較などの処理が行なわれ、6種類の中から対応するタイプが選択されて、記憶バッファに上書きされる。決定ボタンがクリックされると、ステップ148に進み、図6のレイアウト図をディスプレイに表示し、必要に応じハードコピーを出力して終了する(ステップ150)。また、図2の一時中断ボタンをクリックすると、入力フォーマットは隠れ、図4、5の図表等の裏データを参照する場合に使用される。サイズチェックがクリックされると、ブレーカとマグネット類のサイズが表示され、これを基に入力変更する場合は、やり直す、をクリックすると入力中のデータは初期値に戻り再入力が可能となる。
【0025】
図6において示されるレイアウト図は、自立片面両開きタイプとして入力されたデータを基に、求める主制御盤は、図8aに示される左右の扉部分を含め、それぞれ1800×950大きさに収まることを示している。この大きさは、図5に示される片面2(2000×2000)のタイプに相当している。また、左の扉側20は、ブレーカ21、サーキットプロテクタ(CP)、ブレーカ×2、マグネットコンタクタ(MC)×2−22、マグネット23、ノイズフィルタ24、ACリアクタ25、サーボアンプ26、及びターミナルタイプのケーブルが接続される端子台27が収納されるレイアウトとなっており、それぞれの配置と寸法が表示されている。
【0026】
右側の扉30は、トランス31、レギュレータ32、ボード33、ノイズフィルタ端子台34、プログラマブルコントローラ(PLC)基本ベース35、基板36、PLC増設ベース37、端子台8、及びコネクタタイプのケーブルが接続されるコンタクタパネル39が収納されるレイアウトとなっており、それぞれの配置と寸法が表示されている。
【0027】
以上説明したように本発明の主制御盤設計システム、主制御盤設計方法、及び主制御盤設計プログラムによれば、仕様打合せの場において、仕様データを入力することにより、主制御盤の大きさに関する高い精度の寸法情報が得られるため、枚葉式フラットパネル洗浄システムの設計において発生する設計手直しのトラブルを無くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の主制御盤設計システムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】本願発明の主制御盤設計システムの入力手段を示す入力フォーマット。
【図3A】本願発明の主制御盤設計方法を示すフローチャート。
【図3B】本願発明の主制御盤設計方法を示すフローチャート。
【図4】本願発明の主制御盤設計システムの部品群1〜3の部品を示す部品表。
【図5】本願発明の主制御盤設計システムの自立両面タイプと自立片面タイプの設計条件を示した一覧表。
【図6】本願発明の主制御盤設計システムの入力に基づく自立片面両開きタイプのレイアウト図。
【図7】枚葉式フラットパネル洗浄システムの概要を示すブロック図。
【図8】主制御盤部が主制御盤の筐体に収納された構成を示す主制御盤構成図。
【符号の説明】
【0029】
10 処理手段
12 記憶手段
14 入力手段
16 出力手段
20 左の扉側
21 ブレーカ
22 CP、ブレーカ×2、MC×2
23 マグネット
24 ノイズフィルタ
25 ACリアクタ
26 サーボアンプ
27 端子台
30 右の扉側
31 トランス
32 レギュレータ
33 ボード
34 ノイズフィルタ端子台
35 PLC基本ベース
36 基板
37 PLC増設ベース
38 端子台
39 コネクタパネル
40 主制御盤部
41 メインコントローラ
42 常時使用部品群
43 第1部品群
44 第2部品群
45 第3部品群
46 蛍光灯
47 特殊ユニット
48 消火器
50 温水洗浄部
51 ユニットコントローラ
52 搬送モータ
53 ポンプ
54 ヒータ
55 超音波バブルジェット洗浄部
56 ユニットコントローラ
57 搬送モータ
58 BJポンプ
59 US
60 ブラシ洗浄部
61 ユニットコントローラ
62 搬送モータ
63 ブラシ上下動モータ
64 ブラシ回転モータ
65 ポンプ
70 ヒータ乾燥部
71 ユニットコントローラ
72 搬送モータ
73 ヒータ
75 クリーンエア乾燥部
76 ユニットコントローラ
77 搬送モータ
78 クリーンユニット78
80 主制御盤の前面
81 取っ手
83 右側面
85 主制御盤の前面
86 取っ手
87 右側面
100 主制御盤設計システム
200 枚葉式フラットパネル洗浄システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計システムであって、
前記主制御盤の大きさを決定するための計算を行う複数の計算手段の計算処理と、前記計算処理結果を基に前記主制御盤の大きさを決定する決定手段の決定処理とを行う処理手段と、
前記主制御盤の大きさを設計するための条件を入力するための入力手段と、
前記処理手段が前記入力条件に基づいて前記計算処理及び決定処理を行うための、ファイルデータを記憶する記憶手段と、
前記決定手段により決定された前記主制御盤の大きさを表示する出力手段とを有することを特徴とする主制御盤設計システム。
【請求項2】
前記主制御盤の大きさを設計するための計算を行う複数の計算手段は、
入力された洗浄用ブラシのサーボモータの条件を基に、前記サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するサーボシステム計算手段と、
入力されたバブルジェット(登録商標)洗浄用のバブルジェットポンプの条件を基に、前記バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するバブルジェットシステム計算手段と、
入力された乾燥用ヒータのヒータの条件を基に、前記ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するヒータシステム計算手段と、
入力された超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の条件を基に、前記超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する超音波システム計算手段と、
入力されたクリーンエア供給用のクリーンユニットの条件を基に、前記クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するクリーンシステム計算手段と、
入力された付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無を基に、前記付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する付属機器システム計算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の主制御盤設計システム。
【請求項3】
枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計方法であって、
洗浄用ブラシのサーボモータの入力条件を基に計算処理し、前記サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
バブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの入力条件を基に計算処理し、前記バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
乾燥用ヒータのヒータの入力条件を基に計算処理し、前記ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の入力条件を基に計算処理し、前記超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
クリーンエア供給用のクリーンユニットの入力条件を基に計算処理し、前記クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無の入力条件を基に計算処理し、前記付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定し、
前記各決定結果を基に、前記主制御盤の大きさを決定し、
前記決定された主制御盤の大きさを表示することを特徴とする主制御盤設計方法。
【請求項4】
枚葉式洗浄装置の主制御盤の大きさを決定する主制御盤設計プログラムであって、
入力された洗浄用ブラシのサーボモータの条件を基に、前記サーボモータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するサーボシステム計算ステップと、
入力されたバブルジェット洗浄用のバブルジェットポンプの条件を基に、前記バブルジェットポンプが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するバブルジェットシステム計算ステップと、
入力された乾燥用ヒータのヒータの条件を基に、前記ヒータが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するヒータシステム計算ステップと、
入力された超音波洗浄液用及び、又は超音波洗浄液シャワー用の超音波装置の条件を基に、前記超音波装置が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する超音波システム計算ステップと、
入力されたクリーンエア供給用のクリーンユニットの条件を基に、前記クリーンユニットが必要とする電源部品の寸法と個数とを決定するクリーンシステム計算ステップと、
入力された付属機器である蛍光灯、特殊インターフェース、及び消火器の有無を基に、前記付属機器が必要とする電源部品の寸法と個数とを決定する補助スペース付属機器システム計算ステップと、
前記各計算ステップの決定結果を基に前記主制御盤の大きさを決定する決定ステップとを有することを特徴とする主制御盤設計プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−234442(P2008−234442A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−75016(P2007−75016)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000219004)島田理化工業株式会社 (205)
【Fターム(参考)】