説明

充電スタンド情報表示システム

【課題】実際に利用されていない充電器を有するか否かの空き情報、あるいは、使用中であるがどのくらいで利用可能となるか、予約が入っているか等の利用情報、を取得することによって、何れの充電スタンドを利用するのかを判断することができ、利便性を向上することができる充電システムを提供する。
【解決手段】複数の充電スタンド40,50の位置情報を保有するとともに複数の充電スタンド40,50の利用情報と空き情報とを複数の充電スタンド40,50から取得する管理サーバ(データセンター20)と、予め契約した利用者30の現在位置情報を取得したうえでその利用者30の現在位置付近に存在する充電スタンド40,50に関する位置情報と利用情報と空き情報とを含むスタンド情報をナビゲーション装置32に送信する通信装置(ナビセンター60)と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車等の走行用バッテリへ充電を行う充電スタンド等の充電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車が普及しつつあると共に、その充電スタンド(給電スタンド)もインフラ整備されつつある。
【0003】
この際、電気自動車の充電には、高圧の急速充電の場合には数十分で充電が完了するという利点を有するものの、普通充電(100〜200V)の場合には数時間を要するのが実情である。
【0004】
一方、上述したインフラ整備が充分でなく充電スタンド数が限られている現状では、電気自動車の車載バッテリの残量と充電スタンドの距離とはガソリンスタンド等に比べてはるかに重要な情報である。
【0005】
そこで、電気自動車の走行用バッテリの残量が既定値以下であると判断した場合に、充電予約を行うとともに、カーナビゲーション装置に基づく自動運転により電気自動車を自動運行させる電気自動車自動運行マネジメントシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−113892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述したインフラ整備が充分でなく充電スタンド数が限られているうえ、従来のガソリンスタンド等の給油時間に比べてはるかに時間を要する充電スタンドでは、単に充電予約をしただけでは、実際に充電スタンドに辿り着いても、充電を行うことができるか否かは不明であるという問題が生じていた。
【0008】
また、利用者は、複数の充電スタンドが最寄にあった場合に、バッテリ残量との兼ね合いで、少し遠い位置であっても行き先の途中で立ち寄れる充電スタンドの方が利用可能であるかなどを判断したうえで充電スタンドを利用したいにも拘らず、判断材料に乏しい状態では自動運行に頼らざるを得ないのが実情であった。
【0009】
さらに、利用者は、上述したインフラ整備が充分でない現状では、バッテリ残量を基準として充電を判断するよりも、充電スタンド(特に、高速充電器所有)の存在情報を基準として充電を行うか否かを判断したい場合がある。
【0010】
そこで、本発明は、複数の充電スタンドが最寄に存在していた場合に、実際に利用されていない充電器を有するか否かの空き情報、あるいは、使用中であるがどのくらいで利用可能となるかや予約が入っているか等の利用情報、を取得することによって、何れの充電スタンドを利用するのかを判断することができ、利便性を向上することができる充電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の充電システムは、複数の充電スタンドの位置情報を保有するとともに前記複数の充電スタンドの利用情報と空き情報とを前記複数の充電スタンドから取得する管理サーバと、予め契約した利用者の現在位置情報を取得したうえでその利用者の現在位置付近に存在する充電スタンドに関する前記位置情報と前記利用情報と前記空き情報とを含むスタンド情報をナビゲーション装置に送信する通信装置と、を備えていることを特徴とする。
【0012】
本発明の充電システムによれば、複数の充電スタンドが最寄に存在していた場合に、実際に利用されていない充電器を有するか否かの空き情報、あるいは、使用中であるがどのくらいで利用可能となるかや予約が入っているか等の利用情報、を取得することによって、何れの充電スタンドを利用するのかを判断することができ、利便性を向上することができる。
【0013】
また、本発明の充電システムは、前記通信装置は、利用者のナビゲーション装置を用いた照会操作によって前記管理サーバに前記スタンド情報の照会情報を受信したときに、前記管理サーバから前記スタンド情報を受信して前記ナビゲーション装置に転送することを特徴とする。
【0014】
本発明の充電システムによれば、利用者が任意のタイミングでスタンド情報を取得することができる。
【0015】
さらに、本発明の充電システムは、前記管理サーバは、契約した利用者の現在位置を監視し、所定時間毎又は最寄の充電スタンドと利用者の現在位置とが所定距離以下となったときに、前記通信装置から前記ナビゲーション装置に前記スタンド情報を自動的に配信することを特徴とする。
【0016】
本発明の充電システムによれば、自動的にスタンド情報を取得することができる。
【0017】
また、本発明の充電システムは、前記管理サーバは、前記ナビゲーション装置の表示マップ上に前記充電スタンドを示すシンボルマークを重畳表示させるとともに、前記利用情報と前記空き情報とを考慮した利用可能状況の優先順位を段階的に認識できるように前記シンボルマークの表示状態を変更表示することを特徴とする。
【0018】
本発明の充電システムによれば、充電スタンドの位置とその利用可能状況とを瞬時に認識することが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の充電システムは、実際に利用されていない充電器を有するか否かの空き情報、あるいは、使用中であるがどのくらいで利用可能となるかや予約が入っているか等の利用情報、を取得することによって、何れの充電スタンドを利用するのかを判断することができ、利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係る充電システムの説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る充電システムにおける充電スタンド検索処理を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る充電システムにおける充電スタンド優先順位設定処理を示すフロー図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る充電システムにおけるナビゲーション装置表示例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に、本発明の一実施形態に係る充電システムについて、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は本発明の充電システムにおける好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0022】
図1において、充電システム10は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」と称する。)等の予約管理サーバ(図示せず)に充電スタンドサービスデータ21を格納して本発明に係る充電予約に関するデータを一元的に管理するデータセンター20と、電気自動車31を所有する利用者30と、電気自動車31に搭載された車載バッテリ(図示せず)を充電する(複数台の)充電器41を備えた充電スタンド40及び(複数台の)充電器51を備えた充電スタンド50と、データセンター20とネットワーク接続されたPC等のナビ管理サーバ(図示せず)に充電スタンドに関するカーナビサービスデータ61を格納して利用者30の電気自動車31に搭載されたカーナビゲーション装置32に充電スタンド情報を表示させるナビセンター60と、を備えている。なお、本実施の形態においては、データセンター20の業務を分散するため、ナビセンター60を別途設置したが、データセンター20にて行ってもよい。また、充電スタンド40,50は、説明の便宜上、2箇所のみを図示したが、その数は限定されるものではない。
【0023】
データセンター20は、例えば、インターネット等の電気通信回線網22を介して、充電スタンド40、充電スタンド50、ナビセンター60、とネットワーク接続されている。また、充電スタンドサービスデータ21には、会員登録された利用者30の会員情報(氏名・住所・携帯電話用電子メールアドレス・会員番号等)がテーブル方式で関連付けして格納されている。さらに、充電スタンドサービスデータ21には、利用者30が携帯電話やPC等のインターネット機能や電話機能を利用して予約が入った場合には、上述した会員情報と関連付けして予約日時や指定された充電スタンド40,50等の予約情報がテーブル方式で関連付けして格納されている。また、充電スタンドサービスデータ21には、各充電スタンド40,50のマップ情報(位置情報)や、現在の利用情報や予約情報等が格納されている。
【0024】
利用者30は、例えば、カーナビゲーション装置32の照会操作(又は自動操作)によってナビセンター60とアクセスし、データセンター20及びナビセンター60に格納されたスタンド情報を受信し、ナビゲーション装置32の画面MAP情報等に充電スタンド40,50の位置を示すシンボルマーク表示やスタンド文字情報表示を認識することができる(音声ガイドも可)。なお、ナビゲーション装置30は、GPS機能とジャイロ機能とによって現在位置を特定し、その現在位置(緯度・経度)をナビセンター60(又はデータセンター20)に送信(更新)する。
【0025】
これにより、利用者30は、会員登録がなされている充電スタンド40や充電スタンド50の位置情報並びに空き情報を知ることができる。
【0026】
この際、ナビセンター60又はデータセンター20は、契約した利用者30の現在位置を監視し、所定時間毎又は最寄の充電スタンド40,50と利用者30の現在位置とが所定距離以下となったときに、ナビゲーション装置32にスタンド情報を自動的に配信してもよい。また、ナビセンター60は、利用情報と空き情報とを考慮した利用可能状況の優先順位を段階的に認識できるようにシンボルマークの表示状態を変更してもよい。
【0027】
このように、本発明の充電システム10は、複数の充電スタンド40,50の位置情報を保有するとともに複数の充電スタンド40,50の利用情報と空き情報とを複数の充電スタンド40,50から取得する管理サーバ(データセンター20)と、予め契約した利用者30の現在位置情報を取得したうえでその利用者30の現在位置付近に存在する充電スタンド40,50に関する位置情報と利用情報と空き情報とを含むスタンド情報をナビゲーション装置32に送信する通信装置(ナビセンター60)と、を備えている。
【0028】
図2は、カーナビゲーション装置32、ナビセンター60及びデータセンター20による充電スタンド照会から充電スタンド情報表示までの動作を示す説明図である。
【0029】
まず、ステップS201において、カーナビゲーション装置32によって現在位置情報表示中(又は、ルート案内中)において、利用者30がカーナビゲーション装置32の割り込み操作を行うと、カーナビゲーション装置32は、走行に伴って変化する現在位置表示処理と並行して、充電スタンド照会を開始する。また、ステップS202において、カーナビゲーション装置32は、この照会操作に応じて、予め内部メモリ(図示せず)等に記憶された会員情報の1つである会員IDと、カーナビゲーション装置32のGPS機能(とジャイロ機能と)によって特定された電気自動車31の現在位置の情報をデータセンター20に送信する。
【0030】
ステップS203において、データセンター20は、会員IDを受け取ると、この会員IDに基づいて、前述した充電スタンドサービスデータ21から、当該利用者30が会員として登録されているか否か等の会員情報を確認・認証する。認証された場合は、ステップS204において、データセンター20は、電気自動車31の現在位置から所定距離内(例えば、半径2Km)にある充電スタンドを検索する。ここで、データセンター20は、複数の充電スタンドを発見した場合は、詳細は後述するが、電気自動車31の車両状況、充電スタンドの現在の空き状況、充電スタンドの予約状況などに基づいて優先順位がつけられる。
【0031】
充電スタンドが検索されたら、ステップS204において、データセンター20は、充電スタンド情報(優先順位を含む)をナビセンター60に送信する。ステップS205において、ナビセンター60は、充電スタンド情報に基づいて、各充電スタンドの位置情報とを検索する。ナビセンター60は、受信した充電スタンド情報に検索し位置情報を重畳してカーナビゲーション装置32に送信する。
【0032】
ステップS206において、カーナビゲーション装置32は、ナビセンター60から送信された充電スタンド情報と位置情報とを受信する。ステップS207において、カーナビゲーション装置32は、これらの情報に基づいて、画面MAP情報に充電スタンドのシンボルや文字情報を重畳表示する。さらに、利用者30が表示された充電スタンドの文字情報を確認し、ナビゲーション装置32のタッチパネル操作等によって充電スタンドの選択操作を行ったならば、ステップS208において、ナビゲーション装置32は、通常の目的地設定と同様にしてルート検索処理を行い、ルート案内を開始する。
【0033】
図3は、データセンター20における、充電スタンドの優先順位設定処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、充電スタンドの検索をデータセンター20で行っているが、これに限定されず、ナビセンター60で行ってもよい。また、カーナビゲーション装置32の内蔵メモリ等に、既存の店舗位置情報等と同様に充電スタンド位置情報をデータセンター20から予めダウンロードして格納しておき、充電スタンドの空き情報等の現在のスタンド情報のみをデータセンター20又はナビセンター60から受信してもよい。この場合、カーナビゲーション装置32は、既存のVICS情報処理と同様にして、スタンド情報を処理することができる。
【0034】
まず、利用者30の会員資格が認証されると、データセンター20は、充電スタンドの検索を開始する。ステップS301において、データセンター20は、カーナビゲーション装置32から、電気自動車31の車両情報を取得する。ここでの車両情報とは、例えば、車載バッテリの種類・残容量・故障の有無、現在位置情報等である。
【0035】
ステップS302において、データセンター20は、電気自動車31の現在位置から所定距離内にある充電スタンドを検索する。このとき、基準となる所定距離は、予め固定していてもよいし、車載バッテリの残容量に応じた走行可能距離に応じて変更・決定してもよい。また、基準となる所定距離は、電気自動車31に例えば車載バッテリに深刻な故障がある場合は、最小の所定値に設定する。検索した充電スタンドは、電気自動車31の現在位置からの近い順に優先順位が仮に決定される。なお、ここで仮に決定された優先順位は、続く以下のステップにおいて修正を受ける。
【0036】
ステップS303において、データセンター20は、所定距離内で発見された複数の充電スタンドの利用状況を該当する各充電スタンドから取得する。例えば、図1において、充電スタンド40では、3台の充電器41のうち2台が空きであり、充電スタンド50においては、4台の充電器51のうち1台のみが空きである。空いている充電器が多い充電スタンドほど優先順位が高く設定される。したがって、この例では、充電スタンド40が充電スタンド50よりも優先順位が高く設定される。
【0037】
ステップS304において、データセンター20は、予め各充電スタンドから受信した予約情報に基づいて(又は、リアルタイムで各充電スタンドから取得して)、各充電スタンドの予約状況を確認する。例えば、充電スタンド40において空いている2台の充電器41、41に予約が入っていないことが特定され、さらに、充電スタンド50において空いている充電器51に10分後に予約が入っていることが特定される。予約が入っている充電器が多いほど、優先度は低く設定される。したがって、この例では、充電スタンド40が充電スタンド50よりもよりいっそう優先順位が高く設定される。
【0038】
ステップS305において、データセンター20は、各充電スタンドのその他の情報を確認する。その他の情報とは、例えば、その充電スタンドの利用頻度、充電器の数、ルート案内中の沿線かなどがある。充電スタンドの利用頻度が高い場合には、たとえ空いている充電器の数が多くても、優先順位が低く設定される。また、充電器の数が多いほど、すぐに空く可能性が高いため、優先順位が高く設定される。さらに、電気自動車31が別途目的までのルート案内中であれば、そのルートの沿線か逆送(又は途中で外れる)する場合には優先順位が低く設定される。なお、略同一距離に充電スタンドがある場合等では、渋滞情報、一方通行、反対車線等、到着予想時間、ルート案内の容易性、といった各種条件を考慮して優先順位を設定することも可能である。
【0039】
ステップS306において、ステップS301〜S305まで収集した情報に基づいて、データセンター20は、充電スタンドの最終的な優先順位を決定する。決定した優先順位は、ステップS307において、充電スタンド情報として各充電スタンドの位置情報とともにナビセンター60またはカーナビゲーション装置32に送信する。
【0040】
図4は、カーナビゲーション装置32のディスプレイ表示例を示す説明図である。画面略中央の現在位置マーク32に対して、画面表示範囲に該当した充電スタンドがあれば、その充電スタンドのシンボルマーク34が表示される。また、画面側方にはスタンド文字情報表示部35が表示され、優先順位付けされた充電スタンドの文字情報が表示される。
この際、スタンド文字情報表示部35に表示される充電スタンドは、上から優先順位付けされた順に表示される。また、図示例では、通常使用している表示MAPサイズのまま表示しているが、該当する全ての充電スタンドがMAP上に表示されるように、表示MAPを自動的に拡大・縮小することも可能である。
【0041】
本実施の形態では、スタンド文字情報表示部35には、3件の充電スタンドA,B,Cに関して文字情報表示されている。利用者30は、例えば、第1優先順位の充電スタンドAは、現在位置から最も近く、急速充電器3台のうち1台が空いており、予約も入っていないことを確認することができる。また、利用者30は、第2優先順位の充電スタンドBは、第3充電スタンドCよりも遠いものの、急速充電器4台のうちの1台が空いており、現在時刻(12:30)に対して充電時間を充分に確保できる15:00から予約が入っていることを確認することができる。さらに、利用者30は、第3優先順位の充電スタンドCは、第2優先順位の充電スタンドBよりも近く、5台中2台の空きがあり、予約も入っていないものの、普通充電器であることを確認することができる。したがって、利用者30は、これら充電スタンドA,B,Cまでの距離や空き情報を確認し、タッチパネル操作によって充電スタンドA,B,Cを選択する。この際、図4の状態では、充電スタンドB,Cは画面上に表示されていないため、通常の目的地設定操作時と同様に、充電スタンドB(又はC)を選択した場合には、現在位置と目的地までのルートMAPを表示し、決定するか戻るかの選択後にルート案内を開始する。
【0042】
このように、利用者30は、充電スタンドまでの距離、実際に利用されていない充電器を有するか否かの空き情報、充電器の種類、予約状況、使用中であるがどのくらいで利用可能となるか等、の各種充電スタンド情報をナビセンター60からナビゲーション装置32で取得・表示することによって、何れの充電スタンドを利用するのかを任意で判断することができ、利便性を向上することができる。
【符号の説明】
【0043】
10 充電システム
20 データセンター(管理サーバ)
30 利用者
32 ナビゲーション装置
40 充電スタンド
41 充電器
50 充電スタンド
52 充電器
60 ナビセンター(通信装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の充電スタンドの位置情報を保有するとともに前記複数の充電スタンドの利用情報と空き情報とを前記複数の充電スタンドから取得する管理サーバと、
予め契約した利用者の現在位置情報を取得したうえでその利用者の現在位置付近に存在する充電スタンドに関する前記位置情報と前記利用情報と前記空き情報とを含むスタンド情報をナビゲーション装置に送信する通信装置と、
を備えていることを特徴とする充電システム。
【請求項2】
前記通信装置は、利用者のナビゲーション装置を用いた照会操作によって前記管理サーバに前記スタンド情報の照会情報を受信したときに、前記管理サーバから前記スタンド情報を受信して前記ナビゲーション装置に転送することを特徴とする請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記管理サーバは、契約した利用者の現在位置を監視し、所定時間毎又は最寄の充電スタンドと利用者の現在位置とが所定距離以下となったときに、前記通信装置から前記ナビゲーション装置に前記スタンド情報を自動的に配信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電システム。
【請求項4】
前記管理サーバは、前記ナビゲーション装置の表示マップ上に前記充電スタンドを示すシンボルマークを重畳表示させるとともに、前記利用情報と前記空き情報とを考慮した利用可能状況の優先順位を段階的に認識できるように前記シンボルマークの表示状態を変更表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の充電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−252816(P2011−252816A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−127554(P2010−127554)
【出願日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(591030237)日本ユニシス株式会社 (38)
【Fターム(参考)】