説明

助手席フロントエアバッグ

自動車のダッシュボード(20)に配置するための助手席フロントエアバッグ(5)が記載されている。これは、衝突面(11)と、衝突面(11)から延びる側面を有するエアバッグ外皮(10)を有している。小型のガスジェネレータを使用でき、標準着席位置にいない乗員の危険を低減するために、衝突面(11)は助手席乗員(I)の頭部領域または頭部・肩部領域にのみ割り当てられており、衝突面(11)はエアバッグ外皮(10)が完全に膨張して外力を受けていないときに凹面の形状を有しており、それにより、衝突面(11)の右側および左側の区域はそれぞれ中間区域よりも自動車の内部空間へ大きく延びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提項に記載されている助手席フロントエアバッグ、ならびに請求項10に記載されているような助手席フロントエアバッグを備える車両に関する。
【0002】
いわゆる助手席フロントエアバッグは自動車製造において広く普及しており、正面衝突のときや、側方にずれた正面衝突のときに助手席乗員を保護する役目をし、すなわち、特にその頭部を保護する役目をする。このような助手席フロントエアバッグはダッシュボードに配置されており(多くの場合に上側領域)、正面衝突を検知すると、ダッシュボード/ウィンドシールドガラスと乗員との間で展開する。
【背景技術】
【0003】
従来の助手席フロントエアバッグのエアバッグ外皮は大容積で設計されており、助手席乗員の手前にあるダッシュボードの上側領域全体をカバーしている。それにより、非常に良好な保護を提供する。頭部と胸郭領域をいずれも助手席フロントエアバッグによって受け止めることができるからである。大容積の助手席フロントエアバッグがもたらすこのような利点のほか、数多くの欠点も生じる。大容積であることに基づき、それに応じて大型で強力なガスジェネレータを使用しなければならず、このことはまず第1に比較的大きい重量を意味しており、このことは当然ながら常に望ましくない。さらに、大容積の助手席フロントエアバッグは、完全な展開状態まで適時に到達するために、非常に迅速に展開しなくてはならない。そのため、助手席乗員が標準着席位置にいないと、助手席フロントエアバッグ自体が助手席乗員にとっての危険になりかねない。
【0004】
こうした問題を解決するために、上記に関して公開されている非常に広範な特許文献が示すとおり、多大なコストが費やされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上を前提とする本発明の課題は、上に説明した欠点が解消され、もしくは少なくとも緩和されるように、助手席フロントエアバッグを改良することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1の構成要件を備える助手席フロントエアバッグによって解決される。このような助手席フロントエアバッグを備える車両は、請求項10に記載されている。
【0007】
実験で判明したところによると、シートベルトを締めた助手席乗員の場合、助手席フロントエアバッグのエアバッグ外皮のうち胸郭領域に対応する部分は、多くの車両ジオメトリーにおいて、頭部領域または頭部・肩部領域に対応するエアバッグ外皮の部分に比べて、乗員保護にとってはるかに小さい意義しか有していない。このことは、装着された安全ベルトのラップ区域が骨盤をほぼ初期位置に保つので、正面衝突が起こったときの助手席乗員の上体の動きは、ベルト力制限が始まってからは、実質的に骨盤を中心とする揺動であることによって理由づけられる。上体の拘束機能は、ベルトフォースリミッタの設計によって実現することができる。ダッシュボードの表面は乗員の頭部・胸部領域から比較的遠く離れているという事実に基づき、ベルト力制限が始まっているときでも、助手席フロントエアバッグが胸郭領域に提供する拘束作用の貢献はしばしば小さい。
【0008】
特にヨーロッパの多くの国々では、現在、助手席乗員のシートベルト装着率も高くなっているので、助手席フロントエアバッグの設計時にも、助手席乗員がシートベルトを締めていることを前提とすることができる。
【0009】
したがって、本発明によるとエアバッグ外皮の衝突面は、助手席乗員の頭部領域または頭部・肩部領域にのみ割り当てられている。このようにして、助手席フロントエアバッグのエアバッグ外皮は、比較的小さい容積しか含まないように、すなわち好ましくは最大50リットル、特に好ましくは35から50リットルしか含まないように、構成されていてよい。特別な利用ケースおよび要求事項があるケースでは、これより若干大きい60リットルのエアバッグ容積が必要になる場合もある。こうした若干大きい容積(ただし、それでも依然として標準型助手席フロントエアバッグの容積より小さい)は、特に次のようなケースで必要となる場合がある。すなわち第1に、エアバッグモジュールがダッシュボードのもっとも上の領域でウィンドシールドガラスの近傍に配置されているときであり(いわゆる「トップマウント」)、第2に、側方にずれた正面衝突の際にフロントエアバッグが非常に高度の保護作用を提供すべきときである。それにもかかわらず、側方にずれた正面衝突のときでも良好な保護を提供するために、助手席フロントエアバッグのエアバッグ外皮の衝突面は、完全に膨張した状態のときに凹面の形状を有しており、それにより、衝突面の左側区域と右側区域がそれぞれ中心区域よりも大きく自動車の内部空間へ延びるようになっている。
【0010】
小さいエアバッグ容積により、大幅な重量削減が得られるとともに、標準着席位置の範囲外にいる助手席乗員の危険が明らかに減少する。
【0011】
すでに述べたとおり、本発明による助手席フロントエアバッグは、シートベルトを締めている助手席乗員にのみ理想的な保護を提供する。多くの国々で、たとえばドイツで、シートベルト装着率が非常に高いという事実に基づき、本発明による助手席フロントエアバッグが特にアウトオブポジション状況に関して提供する利点は、乗員がシートベルトを締めていない事故にまつわる欠点を統計的に凌駕する。
【0012】
助手席乗員がシートベルトを締めていない事故状況を実質的に完全に排除するために、シートベルトを締めていない助手席乗員に対する警告システムのある自動車にのみ、本発明による助手席フロントエアバッグが組み込まれると好ましい。このような警告システムは公知であり、助手席乗員がシートベルトを締めていないと、音響の警告信号を生成する。
【0013】
特にエアバッグ外皮の裁断技術上の構成に関わる好ましい実施形態は、請求項3から7に記載されている。
【0014】
次に、図1から図13に関連する実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】下側の裁断部分である。
【図2】上側の裁断部分である。
【図3】さらに別の裁断部分である。
【図4】図1から図3に示す裁断部分が組み合わされてなるエアバッグ外皮を、完全に膨張した状態で示す図である。
【図5】図4のエアバッグ外皮を示す、方向Aから見た平面図である。
【図6】エアバッグ外皮が完全に膨張した状態で示された助手席フロントエアバッグを備える自動車の前側領域を示す模式的な断面図である。
【図7】図6に示す内容を方向Bから見た平面図で、ただし車両シートと安全ベルトを省いて示す図である。
【図8】図6に示す内容を、乗員がフロントエアバッグのエアバッグ外皮に沈み込んだ状態で示す図である。
【図9】図8に示す内容を、図4に対応する図面で示す図である。
【図9a】図9に示す内容を、側方にずれた正面衝突のケースで示す図である。
【図10】別の裁断部分の別案の実施形態である。
【図11】別の裁断部分の別案の実施形態である。
【図12】別の裁断部分の別案の実施形態である。
【図13】別の裁断部分の別案の実施形態である。
【図14a】エアバッグ外皮の第2の実施形態の製造プロセスである。
【図14b】エアバッグ外皮の第2の実施形態の製造プロセスである。
【図14c】エアバッグ外皮の第2の実施形態の製造プロセスである。
【図14d】エアバッグ外皮の第2の実施形態の製造プロセスである。
【図14e】エアバッグ外皮の第2の実施形態の製造プロセスである。
【図15】エアバッグ外皮の第3の実施形態のための2つの裁断部分である。
【図16】図15の両方の裁断部分で構成されるエアバッグ外皮を膨張した状態で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1から図3は、助手席フロントエアバッグのエアバッグ外皮のための裁断部分を示している。ここで図1は下側の裁断部分12、図2は上側の裁断部分16、図3は別の裁断部分18をそれぞれ示している。下側の裁断部分12と上側の裁断部分16は、下側の裁断部分12がガスジェネレータ開口部14を有していることを例外として合同である。通常、たとえば上側の裁断部分16にある開口部として構成されていてよい流出開口部が存在している(図示せず)。下側の裁断部分12と上側の裁断部分16は、前方に向かって突き出す第1の区域12a,16aと、前方に向かって突き出す第2の区域12b,16bをそれぞれ有している。これら両方の区域の間には、凹面状のエッジ12cないし16cがそれぞれ延びている。別の裁断部分18は実質的にレンズ状であり、すなわち、下側のエッジ18aと上側のエッジ18bとを備える二重凸面状である。
【0017】
上に説明した3つの裁断部分の縫合は、別の裁断部分18の下側のエッジ18aが下側の裁断部分12の凹面状のエッジ12cと縫い合わされ、別の裁断部分18の上側のエッジ18bが上側の裁断部分16の凹面状のエッジ16cと縫い合わされるように行われる。下側の裁断部分12および上側の裁断部分16の残りのエッジ区域は相互に縫い合わされ、それによってエアバッグ外皮10が閉じられて、ガス室を取り囲む。当然ながら縫合に代えて、特に溶着や接着のようなこれ以外の結合技術を適用することもできる。
【0018】
図4は、助手席フロントエアバッグ5のエアバッグ外皮10を縫合が完了した膨張状態で示している。図5は、図4の方向Aから見た図を示している。別の裁断部分18は衝突面11と事実上同一であり、衝突面は凹面の形状を有しており、それにより組立状態のとき、左側と右側の区域11b,11cが衝突面11の中間区域11aよりも自動車の内部空間に大きく延びることがわかる。さらに、別の裁断部分18のレンズ形状に基づき、衝突面は中央部に最大の高さを有していることがわかる。上側および下側の裁断部分12,16は、エアバッグ外皮の側面を形成する。
【0019】
図6と図7は、上に説明したようなエアバッグ外皮10を、自動車のダッシュボードに組み付けられた助手席フロントエアバッグ5として、完全に膨張した状態で示している。下側の裁断部分12は区域的にダッシュボード20の表面に載っており、エアバッグ外皮10はそこを起点として自動車の内部へ乗員Iの方向に延びていることがわかる。このとき膨張したエアバッグ外皮の衝突面11は、全面的にダッシュボードの上方に位置決めされており、したがって乗員1の頭部にのみ割り当てられている。
【0020】
図6から見て取れるように、保護されるべき乗員は、ショルダー区域32とラップ区域34とを有する安全ベルト30によってシートベルトを締めた状態にある。ショルダー区域32とラップ区域34は、ベルトタング36によって互いに分離されている。このベルトタングは、事前設定された引張力を上回るとベルトストラップでブロックされ、そのようにして安全ベルトのショルダー区域とラップ区域を互いに分断するように構成されているのが好ましい。このようなベルトタングは、たとえば欧州特許出願公開第1983857B1号明細書に記載されており、これをもってその開示内容を明示的に援用する。それにより、ベルト力制限が始まったときにもラップ区域の長さが増えることがないので、望ましい骨盤の位置保持がいっそう改善される。
【0021】
乗員がシートベルトを締めることを確保するために、助手席の乗員が着席しているかどうかを認識し、乗員が認識されてシートベルトを締めていないと警告音を生成する認識システム(図示せず)が設けられているのが好ましい。
【0022】
図8と図9は、図6および図7に示す内容を、乗員Iがエアバッグ外皮10に、すなわち衝突面11に、沈み込んだ状態で示している。乗員Iの34骨盤は安全ベルト30のラップ区域34に基づいて実質的に変位しておらず、そのため、乗員Iの上体はベルト力制限が始まってから実質的に前方に向く揺動を行い、その結果、頭部が上体のもっとも前方の身体部分となり、この部分だけが助手席フロントエアバッグによって受け止められることがわかる。
【0023】
衝突面11の凹面の形状に基づき、図9aに見られるように、側方にずれた衝突に基づいて衝突面の中央部に正確に当たらなかったときでも、乗員の頭部が確実に受け止められる。
【0024】
図10から図13は、別の裁断部分18のさまざまな別案の形状を示している。特に図10と図11からわかるように、別の裁断部分18は、衝突面に属するのでなく、エアバッグ外皮が組み付けられて膨張した状態のとき車両長手方向と実質的に平行に延び、そのようにしてエアバッグ外皮の側面の一部を形成する側方領域18,18’’を有することができる。
【0025】
図12と図13から見て取れるように、別の裁断部分は強く輪郭づけられていてよく、それにより、特にダッシュボードの表面形状に合わせた良好な適合化を実現することができる。
【0026】
図14aから図14eは、エアバッグ外皮の第2の実施形態をその製造プロセスにより示している。このエアバッグ外皮も3つの裁断部分で構成されており(図14a)、2つの裁断部分41,42は合同であるが、上側と下側ではなく、むしろ左側と右側の裁断部分である。これら両方の裁断部分41,42は蹄鉄のような形態で合同に構成されており、湾入部をそれぞれ有している。第3の裁断部分43は、図示した実施例では円形である。
【0027】
まず最初に両方の第1の裁断部分41,42を互いに接合して、湾入部が円形の切欠きを形成するようにする。このとき第1の裁断部分41は、第2の裁断部分42と区域的に重なり合う。隠れた線は破線で図示されている。この状態のとき、両方の第1の裁断部分を第1の縫目45によって相互に結合する。この一点鎖線で図示する第1の縫目は、せん断継目である(図14b)。
【0028】
そして円形の切欠きが第3の裁断部分43によって閉じられ、そのために、第3の裁断部分が第2の縫目46によって縫合される。この縫目は同じくせん断継目であり、一点鎖線で図示されている。しかしながら、これらの縫目を剥離継目として構成することも可能である(図14c)。
【0029】
こうしてできた材料を、図14cに示す折り線49(点線で図示)に沿って折り畳み(図14d)、剥離継目として構成された第3の縫目47(2点鎖線のパターンによって図示)により縁部側で閉じ合わせる(図14e)。それにより、左側の区域11bと、右側の区域11cと、中間区域11aとを備える所望の凹面の形状が、衝突面11に与えられる。図14eは上から見た図である。
【0030】
図15と図16は、エアバッグ外皮の第3の実施形態を示している。この実施形態は、第4および第5の裁断部分51,52と呼ぶ、第1の実施形態に類似して上側および下側の裁断部分である2つの裁断部分で構成されている。これらの裁断部分は合同ではなく、それぞれの前側のエッジ51c,52cは、第4の裁断部分51では凹面状であり、第5の裁断部分52では波形である。これら両方の裁断部分も、前方に向かって突き出す区域51a,51b;52a,52bを有している。これら両方の裁断部分は全周にわたって結合され、たとえば縫合される。膨張した状態のとき、図16に示すように、凹面状の衝突面11が生じる。
【符号の説明】
【0031】
5 助手席フロントエアバッグ
10 エアバッグ外皮
11 衝突面
11a 中間区域
11b 左側の区域
11c 右側の区域
12 下側の裁断部分
12a 前方に向かって突き出す第1の区域
12b 前方に向かって突き出す第2の区域
12c 凹面状のエッジ
14 ガスジェネレータ開口部
16 上側の裁断部分
16a 前方に向かって突き出す第1の区域
16b 前方に向かって突き出す第2の区域
16c 凹面状のエッジ
18 別の裁断部分
18a 下側のエッジ
18b 上側のエッジ
20 ダッシュボード
22 ウィンドシールドガラス
25 車両シート
30 安全ベルト
32 ショルダー区域
34 ラップ区域
36 ベルトタング
41 第1の裁断部分
42 第2の裁断部分
43 第3の裁断部分
45 第1の縫目
46 第2の縫目
47 第3の縫目
49 折り線
51 第4の裁断部分
51a 前方に向かって突き出す第1の区域
51b 前方に向かって突き出す第2の区域
51c 前側のエッジ
52 第5の裁断部分
52a 前方に向かって突き出す第1の区域
52b 前方に向かって突き出す第2の区域
52c 前側のエッジ
I 乗員

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のダッシュボード(20)に配置するための助手席フロントエアバッグ(5)において、
衝突面(11)と、前記衝突面(11)から延びる側面とを有するエアバッグ外皮(10)を有し、
前記衝突面(11)は助手席乗員(I)の頭部領域または頭部・肩部領域にのみ割り当てられており、前記衝突面(11)は前記エアバッグ外皮(10)が完全に膨張して外力を受けていないときに凹面の形状を有しており、それにより前記衝突面(11)の右側および左側の区域(11b,11c)はそれぞれ中間区域(11a)よりも自動車の内部空間へ大きく延びていることを特徴とする助手席フロントエアバッグ。
【請求項2】
完全に膨張した前記エアバッグ外皮(10)は最大50リットルの容積を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項3】
完全に膨張した前記エアバッグ外皮(10)は35から50リットルの容積を含んでいることを特徴とする、請求項2に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項4】
前記側面は少なくとも1つの上側および下側の裁断部分(12,16)を有しており、これら両方の裁断部分(12,16)のうち少なくとも1つは前記衝突面(11)に凹面の形状を与える凹面状のエッジ(12c,16c)をそれぞれ有していることを特徴とする、先行請求項のうちいずれか1項に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項5】
前記衝突面(11)は上側および下側の裁断部分(12,16)の間に保持される別の裁断部分(18)であり、または別の裁断部分(18)の一部であることを特徴とする、請求項4に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項6】
前記別の裁断部分(18)は一定でない高さを有していることを特徴とする、請求項5に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項7】
前記別の裁断部分(18)は前記衝突面の中間区域の領域に最大の高さを有していることを特徴とする、請求項6に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項8】
下側の裁断部分(12)は前記エアバッグ外皮が完全に膨張したときに少なくとも区域的にダッシュボード(20)の上に載ることを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項9】
下側の裁断部分はインフレータのための開口部(ガスジェネレータ開口部14)を有していることを特徴とする、請求項3から8のいずれか1項に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項10】
ちょうど1つの助手席フロントエアバッグ(5)を有しており、当該助手席フロントエアバッグは請求項1から9のいずれか1項に基づいて構成されており、さらに助手席乗員のための安全ベルトシステムを有していることを特徴とする、先行請求項のうちいずれか1項に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項11】
前記エアバッグ外皮(10)が完全に膨張したときに前記衝突面(11)は完全にダッシュボード(20)よりも上方にあることを特徴とする、請求項10に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項12】
シートベルトを締めていない助手席乗員を認識すると警告信号を生成する、シートベルトを締めていない助手席乗員についての認識システムを有していることを特徴とする、請求項10または11に記載の助手席フロントエアバッグ。
【請求項13】
前記安全ベルトシステムのベルトタングは安全ベルトで事前設定された限界力を上回ると安全ベルト(30)のラップ区域(34)とショルダー区域(32)を互いに分断することを特徴とする、請求項10から12のいずれか1項に記載の助手席フロントエアバッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図9a】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14a】
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【図14b】
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【図14c】
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【図14d】
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【図14e】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2013−503771(P2013−503771A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527234(P2012−527234)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際出願番号】PCT/EP2010/005382
【国際公開番号】WO2011/026617
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(510136301)オートリブ ディベロップメント エービー (46)
【Fターム(参考)】