説明

医薬組成物およびそれの使用方法

本発明は、神経ニコチン受容体リガンドおよびα4β2陽性アロステリック調節因子を含む組成物、これの使用方法ならびに関連する製造品に関するものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの製薬上許容される賦形剤との混合として、
(i)ニコチン性アセチルコリン受容体リガンド;および
(ii)ニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子
を含む組成物。
【請求項2】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドが、[H]−シチシン結合アッセイによって測定されるK値(KCyt)が約0.001ナノモルから約100ミクロモルであるニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2リガンドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドがニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2作働薬または部分作働薬である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドが、複素環エーテル誘導体、N置換されたジアザ二環式誘導体または複素環置換されたアミノアザ環状化合物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドが、
5−[(2R)−アゼチジン−2−イルメトキシ]−2−クロロピリジン、
(3R)−1−ピリジン−3−イルピロリジン−3−アミン、および
2−メチル−3−(2−(S)−ピロリジニルメトキシ)ピリジン;
3−(5,6−ジクロロ−ピリジン−3−イル)−1(S),5(S)−3,6−ジアザビシクロ[3.2.0]ヘプタン;および
(R,R)−1−(ピリジン−3−イル)オクタヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール
から選択される化合物である又は該化合物の製薬上許容される塩である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドが、アリール縮合アザ多環式化合物、アリール置換されたオレフィン系アミン化合物、ピリドピラノアゼピン誘導体、ベンジリデン−およびシンナミリデン−アナバシンおよび3−ピリドキシルアルキル複素環エーテル化合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドが、
5−[(2R)−アゼチジン−2−イルメトキシ]−2−クロロピリジン;
(3R)−1−ピリジン−3−イルピロリジン−3−アミン;
2−メチル−3−(2−(S)−ピロリジニルメトキシ)ピリジン;
3−(5,6−ジクロロ−ピリジン−3−イル)−1S,5S−3,6−ジアザビシクロ[3.2.0]ヘプタン;
(R,R)−1−(ピリジン−3−イル)オクタヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール;
6,10−メタノ−6H−ピラジノ[2,3−h][3]ベンゾアゼピン;
7,8,9,10−テトラヒドロ−(2S,4E)−N−メチル−5−(5−イソプロポキシ−3−ピリジル)−4−ペンテン−2−アミン;
(2S,4E)−N−メチル−5−(5−メトキシ−3−ピリジル)−4−ペンテン−2−アミン;
(2S,4E)−N−メチル−5−(5−エトキシ−3−ピリジル)−4−ペンテン−2−アミン;
(2S,4E)−N−メチル−3−ピリミジン−4−ペンテン−2−アミン;
(5aS,8S,10aR)−5a,6,9,10−テトラヒドロ−7H,11H−8,10a−メタノピリド[2′,3′:5,6]ピラノ[2,3−d]アゼピン;
3−[1−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−メト−(E)−イリデン]−3,4,5,6−テトラヒドロ−[2,3′]ビピリジニル;および
3−[1−(2−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−メト−(E)−イリデン]−3,4,5,6−テトラヒドロ−[2,3′]ビピリジニル
からなる群から選択される又は該化合物の製薬上許容される塩である、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記ニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子が、下記式を有する又は該化合物の製薬上許容される塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の組成物。
【化8】

[式中、
Xは、結合、O、NR、SまたはC−Cアルキレンであり;
Yは、単環式アリール、シクロアルキル、複素環またはヘテロアリール基を表し;
Arは、単環式アリールまたはヘテロアリール基を表し;
は、水素、アルキル、ハロアルキルまたはアリールアルキルである。]
【請求項9】
前記ニコチン性サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子が、下記式を有する又は該化合物の製薬上許容される塩である、請求項1に記載の組成物。
【化9】

[式中、
Arは単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールであり、このアリールまたはヘテロアリールは置換されており又は置換されておらず、置換されている場合には、そのアリールまたはヘテロアリールはハロ、C−Cハロアルキル、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10ヘテロアリール、C−C10複素環、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)NHC(O)O−(C−Cアルキル)、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキルカルボニル、アミノ、ヒドロキシル、ハロアルキル−C(O)−、ハロアルキル−SO−、アルキル−SO−、−SONH、−SONH(C−Cアルキル)、−SON(C−Cアルキル)、シアノ、ニトロ、C−Cアシルアミノ、C−Cアルコキシ、−C(O)NH、−C(O)O−(C−Cアルキル)およびカルボキシから選択される1、2、3もしくは4個の置換基で置換されており;
Arは、単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールであり、このアリールまたはヘテロアリールは置換されており又は置換されておらず、置換されている場合、このアリールまたはヘテロアリールはハロ、C−Cハロアルキル、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10ヘテロアリール、C−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、アミノ、ヒドロキシル、ハロアルキル−SO−、シアノ、ニトロ、C−Cアシルアミノ、C−Cアルコキシ、−N(C−Cアルキル)およびカルボキシから選択される置換基で置換されている。]
【請求項10】
前記ニコチン性サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子が、下記式の化合物または該化合物の製薬上許容される塩である、請求項1に記載の組成物。
【化10】

[式中、
Arは、置換されたピリジニル、置換されていないピリジニルまたは置換されたフェニルであり;Arは、置換されたピリジニル、置換されていないピリジニルまたは置換されたフェニルであり;前記ピリジニル基は、置換されている場合、フッ素で置換されており、前記フェニル基はシアノ、スルホンアミドもしくはフッ素で置換されている。]
【請求項11】
Arがシアノフェニルであり、Arがピリジン−3−イルである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記ニコチン性サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子が、
3,5−ジフェニルイソオキサゾール;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
3,5−ジ(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリル;
3−(5−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリル;
5−(5−ブロモピリジン−3−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(ピリジン−3−イル)−5−(3−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
5−(5−(ピロール−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−3−オール;
5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(ピラジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,3,5−トリフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(4−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(5−メチルピラジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
4−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
2,3,6−トリフルオロ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノール;
2−フルオロ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノール;
2−フルオロ−4−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノール;
5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
2−ニトロ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノール;
5−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
2,2,2−トリフルオロ−1−(4−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)エタノン;
5−(3−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−フルオロ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
3−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
5−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3−ニトロフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンズアミド;
4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)安息香酸tert−ブチル;
2−アミノ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノール;
N,N−ジメチル−4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−アミン;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)安息香酸;
5−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
N,N−ジエチル−3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−フルオロ−5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
3−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(6−クロロピリジン−3−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
5−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
N−メチル−3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アニリン;
(3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)メタンアミン;
5−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
4−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
tert−ブチル3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンジルカーバメート;
5−(3−ブロモフェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
1−(3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)ピロリジン−2−オン;
tert−ブチル3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニルカーバメート;
N,N−ジメチル−1−(3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)メタンアミン;
5−(3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
1−(3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)エタノン;
3−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール;
(R)−3−(ピリジン−3−イル)−5−(3−(ピロリジン−2−イル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール;
5−(3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
1−(3−(3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)エタノール;
3−(3−(6−クロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;
3−(4−フルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール;
3−(5−(6−クロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリル;
3−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリル;
3−フルオロ−5−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリル;
2,5−ジ(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−o−トリル−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−m−トリル−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−p−トリル−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
2−(3−メトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−メトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−フルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−フルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−フルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−クロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−クロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−クロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−ブロモフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−ブロモフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−ブロモフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾニトリル;
4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾニトリル;
N,N−ジメチル−3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アニリン;
N,N−ジメチル−4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アニリン;
2−(ピリジン−3−イル)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−フェノキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,5−ジメチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,5−ジメチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,4−ジメチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,5−ジメトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,5−ジクロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
5−メチル−2−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
2−メチル−5−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
2−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
1−(4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)エタノン;
2−(4−イソプロピルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−メトキシ−4−メチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−エトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−(メチルチオ)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ナフタレン−1−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ナフタレン−2−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
4−クロロ−2−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール;
2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
N−(4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(4−プロポキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−イソプロポキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−フルオロナフタレン−1−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
N,N−ジエチル−4−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アニリン;
2−(4−ブトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−メトキシ−4−(メチルチオ)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−クロロ−5−(メチルチオ)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−フェネチルフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−ブロモ−5−メトキシフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−ブロモ−2−クロロフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−ヨードフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(3−ヨードフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(4−ヨードフェニル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(ピリジン−3−イル)−5−(ピリミジン−5−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(5−メチルピラジン−2−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−(エチルチオ)ピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−(メチルチオ)ピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
5−クロロ−3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−オール;
2−(2,6−ジクロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,5−ジクロロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;
2−(2−クロロピリジン−3−イル)−5−(ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール;および
2−(ピリジン−3−イル)−5−(キノリン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
から選択される又は該化合物の製薬上許容される塩である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
前記ニコチン性サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子が、2,5−ジ置換−1,3,4−オキサジアゾール誘導体;3,5−ジ置換−1,2,4−オキサジアゾール誘導体または3,5−ジフェニルイソオキサゾールである、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
(i)ある量のニコチン性サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を患者に投与する段階;および
(ii)オピオイド、ガバペンチン、プレガバリン、デュロキセチン、カンナビノイドリガンド、バニロイド受容体拮抗薬、カルシウムチャンネル遮断薬およびナトリウムチャンネル遮断薬から選択される化合物を含む疼痛薬を投与して、α4β2ニコチン受容体機序を介して分担されたまたは一般的に活性化される下降調節経路を活性化する段階
を有する、患者における疼痛の治療または予防での使用方法。
【請求項15】
(i)ある量のニコチン性アセチルコリン受容体リガンドを患者に投与する段階;および
(ii)ある量のニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を患者に投与する段階
を有し;(i)および(ii)を合わせた量が疼痛または認知障害を治療する上でより有効である、患者における神経因性疼痛および認知障害を含む疼痛の治療または予防での使用方法。
【請求項16】
(i)ある量のニコチン性アセチルコリン受容体リガンドを患者に投与する段階;および
(ii)ある量のニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を患者に投与する段階
を有し;(i)および(ii)を合わせた量が障害を治療する上でより有効である、注意欠如障害、注意欠陥過多動性障害(ADHD)、アルツハイマー病(AD)、アルコール乱用を含む薬物乱用、双極性障害、軽度認識障害、加齢性記憶障害(AAMI)、老年性認知症、AIDS性認知症、ピック病、レビー小体関連の認知症、ダウン症候群関連の認知症、統合失調症、統合失調性感情障害、禁煙、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、外傷性脳損傷関連のCNS機能低下、不妊、循環欠如、創傷治癒関連の新血管成長の必要性、虚血、敗血症、炎症および炎症性障害から選択される状態または障害を治療または予防する上での使用方法。
【請求項17】
ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドまたはアセチルコリンエステラーゼ阻害薬と組み合わせて、治療を必要とする対象者に対して、治療上有効量のニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を投与する段階を有する、注意もしくは認知機能障害を特徴とする状態または障害の治療または予防における使用方法。
【請求項18】
抗精神病薬と組み合わせて、治療を必要とする対象者に対して治療上有効量のニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を投与する段階を有する、神経心理学的機能障害を特徴とする状態または障害の治療または予防方法。
【請求項19】
(i)少なくとも一つのニコチン性アセチルコリン受容体リガンドを含む第1の医薬製剤;および
(ii)少なくともニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子を含む第2の医薬製剤を含み;
第1および第2の医薬製剤を含む製造品。
【請求項20】
下記式の化合物または該化合物の塩。
【化11】

[式中、
Arは、置換されたピリジニル、置換されていないピリジニルまたは置換されたフェニルであり;Arは、置換されたピリジニル、置換されていないピリジニルまたは置換されたフェニルであり;前記ピリジニル基は、置換されている場合、フッ素で置換されており、前記フェニル基はシアノ、スルホンアミドもしくはフッ素で置換されている。]
【請求項21】
Arがシアノフェニルであり、Arがピリジン−3−イルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項22】
下記式の化合物または該化合物の塩。
【化12】

[式中、
Arは単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換されており又は置換されておらず、置換されている場合、前記アリールまたはヘテロアリールはハロ、C−Cハロアルキル、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10ヘテロアリール、C−C10複素環、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)NHC(O)O−(C−Cアルキル)、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキルカルボニル、アミノ、ヒドロキシル、ハロアルキル−C(O)−、ハロアルキル−SO−、アルキル−SO−、−SONH、−SONH(C−Cアルキル)、−SON(C−Cアルキル)、シアノ、ニトロ、C−Cアシルアミノ、C−Cアルコキシ、−C(O)NH、−C(O)O−(C−Cアルキル)およびカルボキシから選択される1、2、3もしくは4個の置換基で置換されており;
Arは単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは置換されており又は置換されておらず、置換されている場合、前記アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、C−Cハロアルキル、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10ヘテロアリール、C−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、アミノ、ヒドロキシル、ハロアルキル−SO−、シアノ、ニトロ、C−Cアシルアミノ、C−Cアルコキシ、−N(C−Cアルキル)およびカルボキシから選択される置換基で置換されており;
式(II)の化合物内における利用可能な原子のうちの少なくとも一つが放射性同位元素で置き換わっている。]
【請求項23】
H]−3−(5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾニトリルである化合物。
【請求項24】
ニコチン性アセチルコリン受容体サブタイプα4β2陽性アロステリック調節因子の結合アフィニティを測定する上での放射性標識形態の式(II)の化合物の使用。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−512419(P2010−512419A)
【公表日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541533(P2009−541533)
【出願日】平成19年12月12日(2007.12.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/087090
【国際公開番号】WO2008/073942
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】