説明

地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造

【課題】損傷時にも、補修が容易な地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造を提供すること。
【解決手段】鋼製の地中連続壁3は、鋼製の芯材7のフランジ8の間に中詰材9を充填して形成される。鉄筋コンクリート床版5には、主鉄筋13およびせん断筋15が埋設される。主鉄筋13およびせん断筋15の端部は、地中連続壁3の鉄筋コンクリート床版5側のフランジ8aに固定された溶接カプラ16に接続される。地中連続壁3との接合部10において、鉄筋コンクリート床版5の上面17および下面19には、補強筋23が埋設された袴状の拡幅部分21が設けられ、拡幅部分21には上端筋12aおよび下端筋14aが埋設される。補強筋23は、鉛直方向に配置され、地中連続壁3には接続されない。補強筋23は、上端筋12aおよび下端筋14aの位置に定着部23aが設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、鋼製地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合部では、継手を有するH型等の鋼製地中連続壁の芯材に鉄筋コンクリート床版の主鉄筋が接続されてきた。図5は、鋼製地中連続壁と鉄筋コンクリート床版との従来の接合部の例を示す図である。図5に示す接合部101では、鋼製の地中連続壁103に固定された溶接カプラ107に、鉄筋コンクリート床版105の主鉄筋109およびせん断筋111が接続される。地中連続壁103の内部には、プレート等の補強材104が設けられる。補強材104は、芯材のフランジ同士を連結する棒鋼とする場合もある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−73363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6は、従来の接合部における大変形時の損傷状態を示す図である。図6は、図5に示す接合部101の損傷例を示す。地震時の地盤変形等により、地中連続壁103と鉄筋コンクリート床版105間に大きな曲げモーメントが作用した場合、図5に示す接合部101では、図6に示すように、引張側の主鉄筋109と地中連続壁103との接続部119に損傷が生じる可能性が高い。このような損傷が生じた場合、鋼製の地中連続壁103の内部での補修作業が必須となるため、補修が困難となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、損傷時にも、補修が容易な地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造を提供することである。
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明は、地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合部において、前記鉄筋コンクリート床版は、前記地中連続壁側の端部の上面および/または下面に拡幅部分が設けられ、前記拡幅部分に前記地中連続壁に接続されない補強筋が埋設されたことを特徴とする地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造である。
【0007】
地中連続壁は、例えば、鋼製地中連続壁である。補強筋は、鉛直方向に配置され、少なくとも一方の端部に定着部を有することが望ましい。
【0008】
本発明を、既設の鉄筋コンクリート床版と地中連続壁との接合部に適用する場合には、既設の鉄筋コンクリート床版に設けられた孔または溝に補強筋を設置し、既設の鉄筋コンクリート床版の上面および/または下面に拡幅部分を増設する。鉄筋コンクリート床版に設けられた孔または溝は、補強筋の設置後に樹脂等で埋める。新設の鉄筋コンクリート床版と地中連続壁との接合部に適用する場合には、鉄筋コンクリート床版を新設する際に拡幅部分を一体に設ける。
【0009】
本発明では、地中連続壁との接合部において、鉄筋コンクリート床版に、補強筋が埋設された拡幅部分を設ける。これにより、鋼製の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版間の曲げに対して、鉄筋コンクリート床版の引張側の主鉄筋と圧縮端との距離を大きくすることができ、鉄筋の応力を低減する。このように拡幅部分を圧縮側で有効に作用させることで、接合部の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の境目の耐力が、鉄筋コンクリート床版で拡幅部分以外の通常厚さの部分と拡幅部分との境目付近(断面変化部)の耐力を上回り、曲げモーメントの作用時に断面変化部を先に塑性化させ、これにより引張側の主鉄筋と地中連続壁との接続部の損傷を避ける。このとき、鋼製の地中連続壁の損傷等の場合に比べ、損傷時の補修が容易となる。また、補強筋は地中連続壁と接続されないので、これにより地中連続壁が損傷することもない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、損傷時にも、補修が容易な地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5との接合構造1を示す図
【図2】接合構造1が曲げにより変形した状態を示す図
【図3】第2の実施の形態の接合構造1aを示す図
【図4】鉄筋コンクリート製の地中連続壁3bと鉄筋コンクリート床版5bとの接合構造1bを示す図
【図5】従来の接合構造を示す図
【図6】従来の接合構造における大変形時の損傷状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5との接合構造1を示す図である。第1の実施の形態の接合構造1は、既設の鉄筋コンクリート床版5と地中連続壁3との接合部10の補強時に適用される。
【0013】
図1に示すように、地中連続壁3は、地盤2の内部に設けられた鉛直方向の壁体である。鉄筋コンクリート床版5は、地中連続壁3の側面に設けられた水平方向の床版である。鉄筋コンクリート床版5は、既設部分27と増設部分29とからなる。地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5とは、接合部10で接合される。
【0014】
鋼製の地中連続壁3は、芯材7、中詰材9、補強材11等からなる。芯材7は、水平方向の断面がH型の鋼製部材であり、フランジ8の端部に設けられた継手部4により水平方向に直列に連結される。中詰材9は、中詰コンクリートやソイルセメント等であり、芯材7の対向するフランジ8の間に充填される。補強材11は、芯材7のフランジ8の対向する面を連結するプレート等の部材であり、鉄筋コンクリート床版5との接合部10付近に設置される。また、溶接カプラ16が、地中連続壁3の芯材7の鉄筋コンクリート床版5側のフランジ8aに溶接し固定される。
【0015】
鉄筋コンクリート床版5は、コンクリート6、主鉄筋13、せん断筋15、上端筋12、下端筋14等からなる。コンクリート6は、鉄筋コンクリート床版5の母材である。主鉄筋13は、鉄筋コンクリート床版5の上部および下部に埋設される。主鉄筋13は、地中連続壁3に対して略垂直となるように配置される。せん断筋15は、鉄筋コンクリート床版5の端部付近に埋設される。せん断筋15は、主鉄筋13と略平行に配置される。主鉄筋13およびせん断筋15の端部は、溶接カプラ16に接続される。上端筋12は、上部の主鉄筋13の上方に、主鉄筋13と交差するように配置される。下端筋14は、下部の主鉄筋13の下方に、主鉄筋13と交差するように配置される。
【0016】
鉄筋コンクリート床版5の上面17および下面19には、増設部分29として、袴状の拡幅部分21が設けられる。鉄筋コンクリート床版5の上面17に設けられた拡幅部分21には、上端筋12a、補強筋23等が埋設される。補強筋23の一端に設けられた定着部23aは、上端筋12aの径方向断面に沿って曲げ加工される。補強筋23の他端は、既設部分27に設けられた適当な深さの孔31に配置され、孔31の残りの空間には樹脂33等が充填される。鉄筋コンクリート床版5の下面17に設けられた拡幅部分21には、下端筋14a、補強筋23等が埋設される。補強筋23の一端に設けられた定着部23aは、下端筋14aの径方向断面に沿って曲げ加工される。補強筋23の他端は、既設部分27に設けられた適当な深さの孔31に配置され、孔31の残りの空間には樹脂33等が充填される。
【0017】
次に、図1に示す接合構造1を形成する方法について説明する。上述したように、接合構造1は、既設の鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5との接合部10が補強されたものである。補強前の接合構造1の接合部10は、図5に示す従来の接合部101と同様の構成である。
【0018】
接合部10を補強するには、鉄筋コンクリート床版5の既設部分27に孔31を削孔する。孔31は、既設部分27の上面17側と下面19側から、必要な深さまで削孔する。また、増設部分29(既設部分27の上面17および下面19に設けられる拡幅部分21)の上端筋12aおよび下端筋14aを配置する。さらに、定着部23aを曲げ加工した補強筋23を、孔31に挿入する。その後、孔31内に樹脂33等を充填し、増設部分29のコンクリート6を打設する。なお、孔31のかわりにウォータージェット等により形成した溝を設け、当該溝に上記と同様の補強筋23を配置してもよい。
【0019】
図2は、接合構造1が曲げにより変形した状態を示す図である。接合構造1は、上述したように、接合部10において拡幅部分21を設け、補強筋23を埋設することにより、十分な補強がなされている。そのため、地震時等、鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5間の曲げに対して拡幅部分21が圧縮端として有効に作用し、従来の接合部101に比べ有効高25が大きくなり、鉄筋コンクリート床版5の引張側の主鉄筋13と圧縮端との距離を大きくして主鉄筋13等の応力を低減することができる。
【0020】
上記したように、図1に示す接合構造1では、地震時の地盤変形等により鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5間に大きな曲げモーメントが作用した場合でも、図2に示すように、引張側の主鉄筋13と地中連続壁3との接続部において、引張側の主鉄筋13の応力が低減される。このように拡幅部分21を圧縮側で有効に作用させることで、接合部10の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5の境目の耐力が、鉄筋コンクリート床版5で拡幅部分21以外の通常厚さの部分と拡幅部分21との境目付近(断面変化部)の耐力を上回る。従って、曲げモーメントの作用時には断面変化部が先に塑性化し、従来の接合部101と異なり、地中連続壁3の芯材7のフランジ8aの損傷が抑えられる。また、補強筋23は地中連続壁3に接続されないので、これにより地中連続壁3が損傷することもない。
【0021】
このように、第1の実施の形態では、鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5との接合構造1において、地中連続壁3と接続されない補強筋23が埋設された拡幅部分21を接合部10に設ける。第1の実施の形態の接合構造1を用いれば、地震時等の曲げモーメントに対して、補修が困難である鋼製の地中連続壁3の芯材7のフランジ8aの損傷を抑え、鉄筋コンクリート床版5で拡幅部分21以外の通常厚さの部分と拡幅部分21との境目付近(断面変化部)が先に塑性化する。そのため、鋼製の地中連続壁3等が損傷する場合に比べ、損傷後の補修が容易となる。
【0022】
次に、第2の実施の形態について説明する。図3は、第2の実施の形態の接合構造1aを示す図である。第2の実施の形態の接合構造1aは、新設の鉄筋コンクリート床版5aと地中連続壁3との接合部10aに適用される。接合構造1aは、第1の実施の形態の接合構造1と略同様の構成を有するが、補強筋23のかわりに補強筋24が設けられる。また、孔31および樹脂33は設けられない。さらに、鉄筋コンクリート床版5aは、既設部分27と増設部分29とで構成されず、拡幅部分21aを含めて一体に構築される。
【0023】
補強筋24は、上端が鉄筋コンクリート床版5aの上部の拡幅部分21a内に、下端が鉄筋コンクリート床版5aの下部の拡幅部分21a内に位置するように、鉛直方向に配置される。補強筋24は、地中連続壁3には接続されない。
【0024】
補強筋24は、上端および下端に定着部24aが設けられる。補強筋24の上端の定着部24aは、上部の拡幅部分21aに埋設された上端筋12aの径方向断面に沿って曲げ加工される。補強筋24の下端の定着部24aは、下部の拡幅部分21aに埋設された下端筋14aの径方向断面に沿って曲げ加工される。
【0025】
図3に示すように鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5aとを接合する際には、まず、地盤に地中連続壁3を構築する。地中連続壁3の芯材7は、工場で製作される。溶接カプラ16は、工場で芯材7のフランジ8aに取り付けられる。地中連続壁3を構築するには、工場で製作した芯材7を現地に搬入し、ソイルミキシング工法や泥水置換工法により地盤を掘削して芯材7を立込む。なお、泥水置換工法を用いた場合には、芯材7の立込み後に中詰材9として水中コンクリートを打設する。
【0026】
地中連続壁3の完成後、地中連続壁3と対をなす山留め間の地盤を掘削する。そして、溶接カプラ16に、主鉄筋13およびせん断筋15を接続する。また、上端筋12、12a、下端筋14、14aを配筋する。さらに、上端部および下端部で定着部24aを曲げ加工した補強筋24を配筋し、その後、拡幅部分21aを含む鉄筋コンクリート床版5aのコンクリート6を打設する。
【0027】
このように、第2の実施の形態でも、鋼製の地中連続壁3と鉄筋コンクリート床版5aとの接合構造1aにおいて、接合部10aに地中連続壁3と接続されない補強筋24が埋設された拡幅部分21aを設ける。第2の実施の形態の接合構造1aを用いれば、第1の実施の形態と同様に、地震時等の曲げモーメントに対して、補修が困難である鋼製の地中連続壁3の芯材7のフランジ8aの損傷を抑え、鉄筋コンクリート床版5aで拡幅部分21a以外の通常厚さの部分と拡幅部分21aとの境目付近(断面変化部)が先に塑性化する。そのため、損傷後の補修が容易となる。
【0028】
なお、第1および第2の実施の形態では、地中連続壁を鋼製としたが、地中連続壁の構造はこれに限らない。図4は、鉄筋コンクリート製の地中連続壁3bと鉄筋コンクリート床版5bとの接合構造1bを示す図である。第1の実施形態と同様、接合構造1bは、既設の鉄筋コンクリート床版5bと地中連続壁3bとの接合部10bの補強時に適用される。
【0029】
図4に示すように、接合構造1bは、接合構造1と略同様の構成であり、鉄筋コンクリート床版5bが既設部分27と増設部分29とからなるが、地中連続壁3bが鉄筋コンクリート製である。また、溶接カプラが設置されず、既設部分27の鉄筋コンクリート床版5bの主鉄筋13bおよびせん断筋15bの端部が地中連続壁3b内に埋設される。
【0030】
図4に示す接合構造1bにおいても、第1の実施形態と同様、接合部10bに、増設部分29として、地中連続壁3bと接続されない補強筋23が埋設された拡幅部分21bを鉄筋コンクリート床版5bの既設部分27の上面17および下面19に設ける。これにより、第1、第2の実施の形態と同様に拡幅部分21bが圧縮端として有効に作用し、従来の接合部101と比較して有効高を増大させ、鉄筋コンクリート床版5bの引張側の主鉄筋13bと圧縮端との距離を大きくし、地震時等の曲げに対して引張側の主鉄筋13bの応力を低減する。このように拡幅部分21bを圧縮側で有効に作用させることで、接合部10bの地中連続壁3bと鉄筋コンクリート床版5bの境目の耐力が、鉄筋コンクリート床版5bで拡幅部分21b以外の通常厚さの部分と拡幅部分21bとの境目付近(断面変化部)の耐力を上回り、曲げモーメントの作用時に断面変化部を先に塑性化させ、地中連続壁3bの損傷を抑える。従って、上記と同様、損傷時の補修を容易にするなどの効果を有する。また、補強筋23は地中連続壁3bと接続されないので、これにより地中連続壁3bが損傷することもない。
【0031】
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0032】
例えば、第1および第2の実施の形態、図4に示す例では、鉄筋コンクリート床版の主鉄筋13(13b)を上下2段に、せん断筋15(15b)を上下3段に配置したが、主鉄筋13(13b)、せん断筋15(15b)の配置段数はこれに限らない。また、補強筋23、24を3段に配置したが、補強筋23、24の配置段数はこれに限らない。
【0033】
また、各実施形態では、拡幅部分を鉄筋コンクリート床版の上面および下面に設けた例を説明したが、拡幅部分はいずれか一方のみに設けてもよい。この場合も、先に説明したものと同様の方法で、接合構造を形成することができる。
【符号の説明】
【0034】
1、1a、1b………接合構造
3、3b………地中連続壁
5、5a、5b………鉄筋コンクリート床版
7………芯材
8、8a………フランジ
10、10a、10b………接合部
13、13b………主鉄筋
15、15b………せん断筋
17………上面
19………下面
21、21a、21b………拡幅部分
23、24………補強筋
23a、24a………定着部
27………既設部分
29………増設部分
31………孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合部において、
前記鉄筋コンクリート床版は、前記地中連続壁側の端部の上面および/または下面に拡幅部分が設けられ、前記拡幅部分に前記地中連続壁に接続されない補強筋が埋設されたことを特徴とする地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造。
【請求項2】
前記地中連続壁が、鋼製地中連続壁であることを特徴とする請求項1記載の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造。
【請求項3】
前記補強筋は、鉛直方向に配置され、少なくとも一方の端部に定着部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造。
【請求項4】
前記拡幅部分が、既設の鉄筋コンクリート床版の上面および/または下面に増設され、前記補強筋が、前記既設の鉄筋コンクリート床版に設けられた孔または溝に設置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造。
【請求項5】
前記拡幅部分が、前記鉄筋コンクリート床版を新設する際に一体に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の地中連続壁と鉄筋コンクリート床版の接合構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−226169(P2011−226169A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−97521(P2010−97521)
【出願日】平成22年4月21日(2010.4.21)
【出願人】(505389695)首都高速道路株式会社 (47)
【Fターム(参考)】