説明

変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法

【課題】収差変動を抑え、ゴーストやフレアをより低減させ、高い光学性能を有する変倍光学系とこれを有する光学装置、変倍光学系の製造方法を提供すること。
【解決手段】光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、負屈折力の第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3とを有し、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔は増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔は減少し、第1レンズ群G1は所定の条件式を満足する複数の正レンズL12、L13を有し、所定の条件式を満足し、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は減少し、
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する複数の正レンズを有し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系。
ndA≧1.540の時 νdA>66.5
ndA<1.540の時 νdA>75.0
4.75<f1/fw<11.00
0.28<f1/ft<0.52
但し、
ndA:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの材質のd線に対する屈折率
νdA:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
ft:望遠端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項2】
前記反射防止膜は多層膜であり、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系。
【請求項3】
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率をndとしたとき、ndは1.30以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の変倍光学系。
【請求項4】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、開口絞りから見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項5】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項4に記載の変倍光学系。
【請求項6】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項4に記載の変倍光学系。
【請求項7】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、物体側から見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項8】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項7に記載の変倍光学系。
【請求項9】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項7に記載の変倍光学系。
【請求項10】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に3番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項7に記載の変倍光学系。
【請求項11】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に4番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項7に記載の変倍光学系。
【請求項12】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.25<Δ1/f1<1.10
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
Δ1:広角端状態から望遠端状態までの像面に対する前記第1レンズ群の移動量
【請求項13】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.65<f1A/f1<1.75
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1A:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの焦点距離
【請求項14】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.75<φ1A/fw<4.50
但し、
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
φ1A:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの有効径
【請求項15】
前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズは2枚であることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項16】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する負レンズを有することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.750<ndN
28.0<νdN<50.0
但し、
ndN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対する屈折率
νdN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対するアッベ数
【請求項17】
前記第1レンズ群中の前記負レンズは1枚であることを特徴とする請求項16に記載の変倍光学系。
【請求項18】
前記第3レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズを有することを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の変倍光学系。
νd3>65.5
但し、
νd3:前記第3レンズ群中の前記正レンズの材質のd線に対するアッベ数
【請求項19】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、正屈折力の第32レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項20】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、負屈折力の第32レンズ群と、正屈折力の第33レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は変化し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は変化することを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項21】
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は増大し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項20に記載の変倍光学系。
【請求項22】
請求項1から21のいずれか1項に記載の変倍光学系を有することを特徴とする光学装置。
【請求項23】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大可能、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少可能に配置し、
前記第1レンズ群中に以下の条件式を満足する複数の正レンズを配置し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系の製造方法。
ndA≧1.540の時 νdA>66.5
ndA<1.540の時 νdA>75.0
4.75<f1/fw<11.00
0.28<f1/ft<0.52
但し、
ndA:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの材質のd線に対する屈折率
νdA:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
ft:望遠端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項24】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は減少し、
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズAを有し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系。
νdA>85.0
3.90<f1/fw<11.00
但し、
νdA:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項25】
前記反射防止膜は多層膜であり、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項24に記載の変倍光学系。
【請求項26】
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率をndとしたとき、ndは1.30以下であることを特徴とする請求項24または25に記載の変倍光学系。
【請求項27】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、開口絞りから見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項24から26のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項28】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項27に記載の変倍光学系。
【請求項29】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項27に記載の変倍光学系。
【請求項30】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、物体側から見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項24から26のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項31】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項30に記載の変倍光学系。
【請求項32】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項30に記載の変倍光学系。
【請求項33】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に3番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項30に記載の変倍光学系。
【請求項34】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に4番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項30に記載の変倍光学系。
【請求項35】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項24から34のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.28<f1/ft<0.52
但し、
ft:望遠端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項36】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項24から35のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.25<Δ1/f1<1.10
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
Δ1:広角端状態から望遠端状態までの像面に対する前記第1レンズ群の移動量
【請求項37】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項24から36のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.65<f1A/f1<1.75
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1A:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの焦点距離
【請求項38】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項24から37のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.75<φ1A/fw<4.50
但し、
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
φ1A:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの有効径
【請求項39】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズBを有することを特徴とする請求項24から38のいずれか1項に記載の変倍光学系。
ndB>1.580
但し、
ndB:前記第1レンズ群中の前記正レンズBの材質のd線に対する屈折率
【請求項40】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズBを有することを特徴とする請求項24から39のいずれか1項に記載の変倍光学系。
40.0<νdB<66.5
但し、
νdB:前記第1レンズ群中の前記正レンズBの材質のd線に対するアッベ数
【請求項41】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項39又は40に記載の変倍光学系。
0.65<f1B/f1<1.75
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1B:前記第1レンズ群中の前記正レンズBの焦点距離
【請求項42】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項39から41のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.75<φ1B/fw<4.50
但し、
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
φ1B:前記第1レンズ群中の前記正レンズBの有効径
【請求項43】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する負レンズを有することを特徴とする請求項24から42のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.750<ndN
28.0<νdN<50.0
但し、
ndN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対する屈折率
νdN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対するアッベ数
【請求項44】
前記第1レンズ群は、1枚の負レンズと、2枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項24から43のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項45】
前記第3レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズを有することを特徴とする請求項24から44のいずれか1項に記載の変倍光学系。
nd3≧1.540の時 νd3>65.5
nd3<1.540の時 νd3>75.0
但し、
nd3:前記第3レンズ群中の前記正レンズの材質のd線に対する屈折率
νd3:前記第3レンズ群中の前記正レンズの材質のd線に対するアッベ数
【請求項46】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、正屈折力の第32レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項24から45のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項47】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、負屈折力の第32レンズ群と、正屈折力の第33レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は変化し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は変化することを特徴とする請求項24から45のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項48】
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は増大し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項47に記載の変倍光学系。
【請求項49】
請求項24から48のいずれか1項に記載の変倍光学系を有することを特徴とする光学装置。
【請求項50】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大可能、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少可能に配置し、
前記第1レンズ群中に以下の条件式を満足する正レンズAを配置し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系の製造方法。
νdA>85.0
3.90<f1/fw<11.00
但し、
νdA:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項51】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は減少し、
以下の条件式を満足する正レンズAを有し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系。
ndA>1.540
νdA>66.5
3.90<f1/fw<11.00
但し、
ndA:前記正レンズAの材質のd線に対する屈折率
νdA:前記正レンズAの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項52】
前記反射防止膜は多層膜であり、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項51に記載の変倍光学系。
【請求項53】
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率をndとしたとき、ndは1.30以下であることを特徴とする請求項51または52に記載の変倍光学系。
【請求項54】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、開口絞りから見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項51から53のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項55】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項54に記載の変倍光学系。
【請求項56】
前記開口絞りから見て凹形状のレンズ面は、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項54に記載の変倍光学系。
【請求項57】
前記反射防止膜が設けられた前記光学面は、物体から見て凹形状のレンズ面であることを特徴とする請求項51から53のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項58】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項57に記載の変倍光学系。
【請求項59】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に2番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項57に記載の変倍光学系。
【請求項60】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に3番目のレンズの、像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項57に記載の変倍光学系。
【請求項61】
前記物体側から見て凹形状のレンズ面は、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズから像面側に4番目のレンズの、物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項57に記載の変倍光学系。
【請求項62】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項51から61のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.28<f1/ft<0.52
但し、
ft:望遠端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
【請求項63】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項51から62のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.25<Δ1/f1<1.10
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
Δ1:広角端状態から望遠端状態までの像面に対する前記第1レンズ群の移動量
【請求項64】
前記第3レンズ群は前記正レンズAを有することを特徴とする請求項51から63のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項65】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項64に記載の変倍光学系。
0.75<f3A/f3<2.25
但し、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
f3A:前記第3レンズ群中の前記正レンズAの焦点距離
【請求項66】
前記第1レンズ群は前記正レンズAを有することを特徴とする請求項51から65のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項67】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項66に記載の変倍光学系。
0.65<f1A/f1<1.75
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f1A:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの焦点距離
【請求項68】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項66又は67に記載の変倍光学系。
1.75<φ1A/fw<4.50
但し、
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
φ1A:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの有効径
【請求項69】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項66から68のいずれか1項に記載の変倍光学系。
0.055<φ1A/ft<0.420
但し、
ft:望遠端状態における変倍光学系全系の焦点距離
φ1A:前記第1レンズ群中の前記正レンズAの有効径
【請求項70】
前記第1レンズ群は2枚の正レンズを有することを特徴とする請求項51から69のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項71】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する負レンズを有することを特徴とする請求項51から70のいずれか1項に記載の変倍光学系。
1.750<ndN
28.0<νdN<50.0
但し、
ndN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対する屈折率
νdN:前記第1レンズ群中の前記負レンズの材質のd線に対するアッベ数
【請求項72】
前記第1レンズ群中の前記負レンズは1枚であることを特徴とする請求項71に記載の変倍光学系。
【請求項73】
前記第1レンズ群は以下の条件式を満足する正レンズBを有することを特徴とする請求項51から72のいずれか1項に記載の変倍光学系。
νdB>75.0
但し、
νdB:前記第1レンズ群中の前記正レンズBの材質のd線に対するアッベ数
【請求項74】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、正屈折力の第32レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項51から73のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項75】
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第31レンズ群と、負屈折力の第32レンズ群と、正屈折力の第33レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は変化し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は変化することを特徴とする請求項51から73のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項76】
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第31レンズ群と前記第32レンズ群との間隔は増大し、前記第32レンズ群と前記第33レンズ群との間隔は減少することを特徴とする請求項75に記載の変倍光学系。
【請求項77】
前記第31レンズ群は前記正レンズAを有することを特徴とする請求項74から76のいずれか1項に記載の変倍光学系。
【請求項78】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項77に記載の変倍光学系。
0.55<f31A/f31<2.45
但し、
f31:前記第31レンズ群の焦点距離
f31A:前記第31レンズ群中の前記正レンズAの焦点距離
【請求項79】
請求項51から78のいずれか1項に記載の変倍光学系を有することを特徴とする光学装置。
【請求項80】
光軸に沿って物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大可能、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少可能に配置し、
以下の条件式を満足する正レンズAを配置し、
以下の条件式を満足し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、当該反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする変倍光学系の製造方法。
ndA>1.540
νdA>66.5
3.90<f1/fw<11.00
但し、
ndA:前記正レンズAの材質のd線に対する屈折率
νdA:前記正レンズAの材質のd線に対するアッベ数
fw:広角端状態における変倍光学系全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公開番号】特開2012−237953(P2012−237953A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151892(P2011−151892)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】