説明

多列スティックタイプ自動包装機の原料計量供給機構

【課題】多列スティック自動包装機の原料供給機構において、多列化に伴う部材コストの急激な上昇を抑えると共に、高速な計量動作と手間の掛からない機器調整作業を実現した原料供給機構を提供する。
【解決手段】本発明の原料供給機構3は充填筒21を側面視左方向に回転させ、この結果、ホッパー2内の粉末原料は一方の三角ポケットシャッター26内に落下し、この粉末原料が充填筒21の最下端の位置まで充満した状態で落下停止になる。また、上記粉末原料が一方の三角ポケットシャッター26内に投入される動作と同時に、開閉板23は他方の三角ポケットシャッター27を開放し、この結果、他方の三角ポケットシャッター27内に保持されていた計量済み粉末原料は、直下の包装袋内に充填されて原料供給作業が完了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一度に複数列のスティック包装袋を自動的にシール成形することができる多列スティックタイプ自動包装機の技術分野に属するものであって、具体的には、この自動包装機における原料計量供給機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、一度に複数本のスティック状の包装袋を連続的にシール成形できるように構成した多列スティック自動包装機が特許文献1等に存在している。これは複数本に切断された包装フィルムの各々を多列式に構成した各充填パイプの周囲に巻装して円筒状にフォーミングした後、縦ヒートシーラによって包装フィルムの合わせ目を縦シールし、次いで、横シールの実施、被包装材料(内容物)の充填、充填後の投入口の封止、個別袋にするためのカットといった各種の工程を経て、スティック状の包装袋が多列式に、且つ連続的にシール成形される仕組みになっている。
【0003】
上記のような多列スティック自動包装機では、粉末原料等の内容物を包装袋内に投入するための原料供給機構が設けられており、この原料供給機構は、通常粉末原料の特性に合わせてスライド式原料供給機構若しくはオーガ式原料供給機構が選択されて設置されている。
【0004】
このスライド式原料供給機構は、包装機上部に設けられたホッパー内の粉末原料をホッパー下部に設けたスライド供給板の矩形枡に徐々に落下させて枡容積よりも充分に多く積み上げつつ、このスライド供給板自体を前後に駆動させることによって、固定されたスクレイパーが矩形枡に入った山盛りの粉末原料の余剰部分を排除して枡切り計量を行い、その後矩形枡下部のシャッターを開けることにより、計量された粉末原料を包装袋内に送り込むようにしている。
【0005】
また、オーガ式原料供給機構は、包装機上部に設けられたホッパー内の粉末原料を下方の包装袋内に投入するためにホッパー下部に充填用パイプを設け、この充填用パイプ内に螺旋形状のオーガスクリューを回転駆動可能に貫通させて、ホッパー内の粉末原料を計量しながら包装袋内に確実に送り込むようにしている。即ち、オーガ式原料供給機構は、自然落下が難しい微粉末状の原料(内容物)や粘り気のある粉末原料であってもこのオーガスクリューの回転運動によって極めて安定した状態で圧縮供給できる仕組みになっている。
【特許文献1】特開平09−272511号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このような従来のスライド式原料供給機構には、下記のような問題点が存在する。
(イ)スライド式原料供給機構においては、スライド供給板を前後に駆動しながら枡切り計量するため、このスライド供給板部分において粉の噛み込み現象が発生し易くなっている。このため粉の噛み込み現象をできるだけ防ぐために、枡切り計量部分は誤差を少なくした高精度の部材が必須となっており、多列スティック自動包装機の列数が多くなる程スライド供給板の大型化が進み、一体化された部材のコストが急激に増大する事態が発生していた。そして、オーガ式原料供給機構も、オーガスクリュー等の回転機構が付設されることによるコスト増大問題を内在している。
【0007】
(ロ)また、スライド供給板の大型化に伴い、スライド式原料供給機構の重量も増大し、人手による取り外し等のメンテナンス作業に支障を来たす事態も発生していた。
【0008】
(ハ)さらに、上記原料計量供給装置は、スクレイパー(すり切り部材)の直線往復運動によって余分な粉末原料を排除するので、その動作を高速化することが困難であるばかりでなく、容積計量の能率化、計量の多様化への対応も困難であった。また、粉末原料が入っているホッパーから枡上に盛り上げる度合いを多くすると粉末原料が溢れて原料計量供給装置から自動充填包装機内部に飛散することになり、逆に、粉末原料が入っているホッパーから枡上に盛り上げる度合いを少なくすると計量不足になるケースが発生することになり、ホッパーからの粉末原料落下調整に手間がかかるという問題も発生していた。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、多列スティック自動包装機の原料供給機構において、多列化に伴う部材コストの急激な上昇を抑えると共に、高速な計量動作と手間の掛からない機器調整作業を実現した原料供給機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記の課題を解決するためになされた本発明の請求項1に係る多列スティックタイプ自動包装機の原料計量供給機構は、粉末原料が入ったホッパーの下に各列毎の落下筒を設け、この落下筒に対して首振り回転可能に嵌め込まれた各列毎の充填筒を取り付け、この充填筒の垂直直下には、充填筒最下端を塞ぐように各列毎の中央仕切り板を配設し、この中央仕切り板を挟んで各列毎の二つの三角ポケットシャッターを付設した原料供給機構であって、前記充填筒が中央仕切り板の上に位置すると、充填筒からの粉末原料の投入が停止され、前記充填筒が一方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた一方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、他方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填され、前記充填筒が他方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた他方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、一方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填される。
【0011】
(2)また本発明の請求項2に係る多列スティックタイプ自動包装機の原料計量供給機構は、原反ロールより引き出された包装フィルムを複数条にスリットし、この包装フィルムの各々を複数列に構成したフォーマーパイプの周囲に巻装して円筒状に成形するフォーミング機構と、この円筒状の包装フィルムに対して縦シール装置と横シール装置によってスティック状の包装袋にするシール形成機構と、このスティック状の包装袋内にフォーマーパイプを経由して粉末原料を充填する原料供給機構と、この充填された包装袋の原料投入口を前記横シール装置によって封止し、この包装袋の横シール中央付近を切り離して個別包装袋とするカッター機構とで構成された多列スティックタイプ自動包装機であって、前記原料供給機構は、粉末原料が入ったホッパーの下の各列毎に落下筒が設けられ、この落下筒に対して首振り回転可能に嵌め込まれた各列毎の充填筒が取り付けられ、この充填筒の垂直直下には、充填筒最下端を塞ぐように各列毎の中央仕切り板が配設され、この中央仕切り板を挟んで各列毎の二つの三角ポケットシャッターが付設され、前記充填筒が中央仕切り板の上に位置すると、充填筒からの粉末原料の投入が停止され、前記充填筒が一方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた一方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、他方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填され、前記充填筒が他方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた他方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、一方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填される。
【0012】
(3)また本発明の請求項3に記載の原料供給機構における各列毎の二つの三角ポケットシャッターには、二つのシャッター開閉装置が備えられ、このシャッター開閉装置は、シャッターを開放状態若しくは閉鎖状態にすると共に、閉鎖状態を維持するためのエアーシリンダ部材で構成されている。
【0013】
(4) また本発明の請求項4に係る原料供給機構には、各列毎の量目調整機構が備えられ、この量目調整機構は、前記充填筒とその直下に配設された中央仕切り板に対して二つの三角ポケットシャッターと二つのシャッター開閉装置を上下させる機構を有し、前記原料供給機構が計量する量目を増やす場合は、二つの三角ポケットシャッターとその開閉装置を下げるように調整し、前記原料供給機構が計量する量目を減らす場合は、二つの三角ポケットシャッターとその開閉装置を上げるように調整する。
【0014】
(5) また本発明の請求項5に係る各列毎の二つの三角ポケットシャッターには、二つのシャッター開閉装置が備えられ、このシャッター開閉装置は、多列分のシャッターを一括して開放状態若しくは閉鎖状態にするための多列回転駆動部と、この多列回転駆動部の駆動力を各列毎のシャッターに伝えるリンク機構を有し、前記リンク機構には、閉鎖状態になった三角ポケットシャッターを保持するために、多列回転駆動部の駆動力を受けて三角ポケットシャッターを中央仕切り板の方に押接し続けるバネ等の弾性部材が組み入れられている。
【0015】
(6) また本発明の請求項6に係る原料供給機構には、各列毎の量目調整機構が備えられ、この量目調整機構は、前記充填筒とその直下に配設された中央仕切り板と二つのシャッター開閉装置に対して二つの三角ポケットシャッターを上下させる機構を有し、前記原料供給機構が計量する量目を増やす場合は、二つの三角ポケットシャッターを下げるように調整し、前記原料供給機構が計量する量目を減らす場合は、二つの三角ポケットシャッターを上げるように調整し、前記シャッター開閉装置のリンク機構は、各列毎の量目調整機構による二つの三角ポケットシャッターの上下動を吸収しながら同時に多列回転駆動部の駆動力を二つの三角ポケットシャッターに伝えている。
【0016】
上記(1)、(2)、(3)、(5)で述べた多列スティックタイプ自動包装機の原料供給機構によれば、従来の大型化が進んだ一体化されたスライド式原料供給機構の代わりに各列毎の原料計量供給機構の組み合わせで構成することが可能になり、多列化に伴う部材コストの急激な上昇を抑えると共に、高速な計量動作を実現できる。
【0017】
上記(4)、(6)で述べた多列スティックタイプ自動包装機の原料供給機構によれば、原料供給機構に独自の量目調整機構を付加することにより、手間の掛からない機器調整作業を実現した原料供給機構が提供できる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明によれば、大型化が進んで部材のコストが急激に増大したスライド供給板を用いた原料供給機構に代わって多列化に伴う部材コストの急激な上昇を抑えると共に、高速な計量動作と手間の掛からない機器調整作業を実現した原料供給機構を提供できるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明に係る多列スティックタイプ自動包装機における原料供給機構の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明を実施した2列式スティックタイプ自動包装機において一部構成部材を省略すると共に一部断面表示した正面図である。また、図2は、本発明を実施した2列式スティックタイプ自動包装機において一部構成部材を省略すると共に一部断面表示した側面図である。図1及び図2に示すように、これらの図面において各々符号1で全体的に示した自動包装機は、一度に2本のスティック包装袋を連続的にシール成形できるように構成されている。
【0020】
そして、1Fは本体フレーム、2は粉末原料の入ったホッパー、3は粉末原料の計量を行う原料供給機構、4は原料供給機構と連結された支持軸、5はスリットされて幅が狭くなった2条の包装フィルムを巻き付けて略円筒状にフォーミングすると共に原料を投入するフォーマーパイプ、6は略円筒状にフォーミングされた包装フィルムに対して縦シールを施す縦シール装置、7は略円筒形状の包装フィルムに対して横シールを施す横シール装置、8は個別包装袋に切り離すカッター装置、9は切り離された個別包装袋を外に排出するすべり台、10は操作パネルボックスである。そして、図1は説明のために、ホッパー2と原料供給機構3の全体を、支持軸4を中心にして前方向に回転させて、自動包装機本体から離間させている。
【0021】
図2において、FHは幅の広い包装フィルム(包材)を巻いた原反ロール、Fはこの原反ロールFHから引き出された幅の広い包装フィルム、FXはこの幅の広いフィルムFを幅の狭い2条の包装フィルムF’にスリットするスリッター装置である。そして、上記横シール装置7の上下運動に従って順次下方に引き出された包装フィルムF’はフォーマーパイプ5の周囲を包むように略円筒状にフォーミングされる仕組みになっている。
【0022】
次に、上記縦シール装置6の縦ヒートシーラによって各包装フィルムF’の開放両端同士を挟み込んで縦シールして、各包装フィルムF’を略円筒形状にシール成形し、この略円筒形状の包装フィルムF’を横シール装置7で横シールして袋状にする。
【0023】
そして、上記ホッパー2に入っている粉末原料を原料供給機構3で計量した後に中間シュート11とフォーマーパイプ5を通して各包装袋内に投入し、然る後に、横シール装置7により挟持したまま1包装袋分下方に作動させて包装フィルムF’の引き出しを行うと共にこの横シール装置7を上方に復動させて再度横シールを行うことにより、粉末原料が入った包装袋の投入口を封止し、最終的にスティック包装袋が出来上がるものである。
【0024】
さらに、上記の動作を連続して繰り返し行い、且つ各横シールの中央部分をカッター装置8で上下に切断し、すべり台9を通して取り出すことにより、一度に2本のスティックタイプ個別包装袋を連続的にシール成形できるように構成されている。
【0025】
なお、本発明の多列スティックタイプ自動包装機は、2列の例で説明しているため、図1に示した原料供給機構3は2列分の部材が並列に構成されているが、この原料供給機構3の構成は、列数に応じた構成部材が併設される。
【0026】
図3は、本発明の原料供給機構3において、原料計量動作を停止している状態を表した側面図である。なお、この図3においては、構成及び動作を説明し易くするために一部部材を省略して記載している。図3に示すように、ホッパー2の内部には粉末原料が入っており、このホッパー2の底部には落下筒20が付設されている。落下筒20と充填筒21は首振り回転可能に嵌め込まれており、ホッパー2内部に入っている粉末原料は、充填筒21の最下端まで自然落下状態になっている。なお、図3においては、充填筒21が垂直位置に設定された状態を表しており、充填筒21の最下端は、中央仕切り板28によって塞がれた状態になって、原料投入動作が停止している。この中央仕切り板28を挟んで一方の三角ポケットシャッター26と他方の三角ポケットシャッター27が互いの三角ポケットを中央仕切り板28の方向に向き合うようにして配置されている。
【0027】
一方の三角ポケットシャッター26は、回転軸24を中心に回転可能に軸支されており、この回転軸24には開閉板22が取り付けられている。図3においては、この一方の三角ポケットシャッター26は、中央仕切り板28の方向に押圧されて閉じられた状態になっており、この状態を保つために開閉板22には側面視左方向の付勢圧力がかかっている。
【0028】
他方の三角ポケットシャッター27は、回転軸25を中心に回転可能に軸支されており、この回転軸25には開閉板23が取り付けられている。図3においては、この他方の三角ポケットシャッター27は、中央仕切り板28の方向に押圧されて閉じられた状態になっており、この状態を保つために開閉板23には側面視右方向の付勢圧力がかかっている。
【0029】
なお、この開閉板22と開閉板23に付勢された圧力は、バネ部材等の弾性圧力やエアーシリンダ等のエアー圧力などが考えられる。
【0030】
そして、一方の三角ポケットシャッター26等を軸支している回転軸24と他方の三角ポケットシャッター27等を軸支している回転軸25は、シャッター固定板29に取り付けられており、このシャッター固定板29は、量目調整機構の位置調整板30と連結されている。
【0031】
上記量目調整機構は、位置調整板30と、支持棒31及び支持棒32と、ネジ棒33と、量目調整ツマミ34とで構成されており、位置調整板30は支持棒31及び支持棒32によって上下位置自在で支えられると共に、ネジ棒33が螺動回転自在に嵌め込まれている。そして、ネジ棒33の最上部には量目調整ツマミ34が取り付けられており、この量目調整ツマミ34を上面視右回転させると位置調整板30が上昇し、連結されたシャッター固定板29と一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27等も一緒に上昇する。
【0032】
また、量目調整ツマミ34を上面視左回転させると位置調整板30が下降し、連結されたシャッター固定板29と一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27等も一緒に下降する。
【0033】
図4は、本発明の原料供給機構3において、充填筒21を側面視左方向に回転させて一方の三角ポケットシャッター26内にホッパー2内の粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した側面図である。なお、この図4においては、構成及び動作を説明し易くするために一部部材を省略して記載している。
【0034】
図4に示すように、原料供給機構3は自動包装機本体からの指示を受けて充填筒21を側面視左方向に回転させる。この結果、ホッパー2内の粉末原料は落下筒20と充填筒21を経由して一方の三角ポケットシャッター26内に落下し、この粉末原料が充填筒21の最下端の位置まで充満した状態で落下停止になる。この落下停止になった分量の粉末原料が原料供給機構3における計量結果であり、この間の開閉板22には側面視左方向の付勢圧力がかかっているため、計量された粉末原料は一方の三角ポケットシャッター26内に保持されている。
【0035】
また、上記粉末原料が一方の三角ポケットシャッター26内に投入される動作と同時に、開閉板23は側面視左方向の駆動力を受けて回転軸25を中心に他方の三角ポケットシャッター27を開放する。この結果、他方の三角ポケットシャッター27内に保持されていた計量済み粉末原料は、直下の包装袋内に充填されて原料供給作業が完了し、三角ポケットシャッター27内の粉末原料が全て落下した後、開閉板23に対して側面視右方向の駆動力が加わり、他方の三角ポケットシャッター27は閉鎖される。
【0036】
なお、この開閉板23を開閉する装置としては、エアーシリンダ等のエアー駆動装置、その他機械的な駆動装置などが考えられる。
【0037】
図5は、本発明の原料供給機構3において、充填筒21を側面視右方向に回転させて他方の三角ポケットシャッター27内にホッパー2内の粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した側面図である。なお、この図5においては、構成及び動作を説明し易くするために一部部材を省略して記載している。
【0038】
図5に示すように、原料供給機構3は自動包装機本体からの指示を受けて充填筒21を側面視右方向に回転させる。この結果、充填筒21は図4に示した一方の三角ポケットシャッター26内に対する原料充填動作に引き続いて中央仕切り板28によるすり切り動作を経て図示された位置まで回転駆動され、ホッパー2内の粉末原料を落下筒20と充填筒21を経由させて他方の三角ポケットシャッター27内に落下させる。その後、この粉末原料が充填筒21の最下端の位置まで充満した状態で落下停止になる。
【0039】
そして、この落下停止になった分量の粉末原料が原料供給機構3における計量結果であり、この間の開閉板23には側面視左方向の付勢圧力がかかっているため、計量された粉末原料は他方の三角ポケットシャッター27内に保持されている。
【0040】
また、上記粉末原料が一方の三角ポケットシャッター27内に投入される動作と同時に、開閉板22は側面視右方向の駆動力を受けて回転軸24を中心に一方の三角ポケットシャッター26を開放する。この結果、一方の三角ポケットシャッター26内に保持されていた計量済み粉末原料は、直下の包装袋内に充填されて原料供給作業が完了し、三角ポケットシャッター26内の粉末原料が全て落下した後、開閉板22に対して側面視左方向の駆動力が加わり、一方の三角ポケットシャッター26は閉鎖される。
【0041】
なお、この開閉板22を開閉する装置としては、エアーシリンダ等のエアー駆動装置、その他機械的な駆動装置などが考えられる。
【0042】
そして、図4と図5に示した原料供給機構3の動作を交互に繰り返すことによって、連続的な原料計量供給動作が行われることになる。
【0043】
図6は、本発明の原料供給機構3において、粉末原料の計量値を多くする場合の動きを表した側面図である。なお、この図6においては、構成及び動作を説明し易くするために一部部材を省略して記載している。図6に示すように、量目調整機構の量目調整ツマミ34を上面視左回転させるとこのツマミ34と連動するネジ棒33も左回転して位置調整板30が下降し、連結されたシャッター固定板29と一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27の構成部材も一緒に下降する。この結果、充填筒21を側面視左方向に回転させてホッパー2内の粉末原料を一方の三角ポケットシャッター26内に落下させる動作における原料計量値が多くなる。即ち、一方の三角ポケットシャッター26自体が下降するため、このシャッター内に配置される充填筒21の最下端の位置が相対的に高くなり、充填筒21の最下端に接する面を上限にした一方の三角ポケットシャッター26内の容積量が増えることになる。この結果、ホッパー内の粉末原料が充填筒21の最下端の位置まで充満して落下停止態になる量目調整後の計量値は、調整前の量目値に比べて多くなる。
【0044】
なお、上記の量目調整ツマミ34による計量値調整動作は、一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27の両方に反映されて、連続的に行われる原料計量供給動作における正しい計量値調整がなされることになる。
【0045】
図7は、本発明の原料供給機構3において、粉末原料の計量値を少なくする場合の動きを表した側面図である。なお、この図7においては、構成及び動作を説明し易くするために一部部材を省略して記載している。図7に示すように、量目調整機構の量目調整ツマミ34を上面視右回転させるとこのツマミ34と連動するネジ棒33も右回転して位置調整板30が上昇し、連結されたシャッター固定板29と一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27の構成部材も一緒に上昇する。この結果、充填筒21を側面視左方向に回転させてホッパー2内の粉末原料を一方の三角ポケットシャッター26内に落下させる動作における原料計量値が少なくなる。即ち、一方の三角ポケットシャッター26自体が上昇するため、このシャッター内に配置される充填筒21の最下端の位置が相対的に低くなり、充填筒21の最下端に接する面を上限にした一方の三角ポケットシャッター26内の容積量が減ることになる。この結果、ホッパー内の粉末原料が充填筒21の最下端の位置まで充満して落下停止態になる量目調整後の計量値は、調整前の量目値に比べて少なくなる。
【0046】
なお、上記の量目調整ツマミ34による計量値調整動作は、一方の三角ポケットシャッター26及び他方の三角ポケットシャッター27の両方に反映されて、連続的に行われる原料計量供給動作における正しい計量値調整がなされることになる。
【0047】
なお、図6及び図7においては、開閉板23が側面視左方向の駆動力を受けて回転軸25を中心に他方の三角ポケットシャッター27が開放される状況も記載されている。この動作は図4にて説明したように、一方の三角ポケットシャッター26内に粉末原料を投入する動作と同時に進行するものであり、開閉板23に与えられる側面視左方向の駆動力の一例として、エアーシリンダ40による動作例が示されている。即ち、三角ポケットシャッター27を開放する場合、エアーシリンダ40は引くように駆動され、開閉板23を側面視左方向に動かしている。一方、三角ポケットシャッター27を閉鎖する場合、エアーシリンダ40は押すように駆動され、開閉板23を側面視右方向に動かして図示のような23’の位置にしている。
【0048】
当然、図3において説明しているように、このエアーシリンダ40を含めたシャッター開閉装置は、量目調整機構によって二つの三角ポケットシャッターと一緒に連動して上昇若しくは下降する。
【0049】
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
【0050】
例えば、本実施の形態では、2列のスティックタイプ自動包装機の例で説明したがこれに限るものではなく、他の複数列のスティックタイプ自動包装機にも採用することができる。
【0051】
図8は、本発明の他の原料供給機構103において、充填筒121を側面視左方向に回転させて一方の三角ポケットシャッター126内に粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した一部断面図を含む側面図である。また、図9は、本発明の他の原料供給機構103を多列スティックタイプ自動包装機の前面から見た一部断面図を含む正面図である。
【0052】
図8、図9に示すように、本発明の他の原料供給機構103は、11列構成を有しており、この内、図8の側面図は正面視右端列を切り取って表示している。ホッパー内部に入っている粉末原料は、落下筒120を経由して、充填筒21の最下端まで自然落下状態になっている。原料供給機構103は自動包装機本体からの指示を受けて充填筒121を側面視左方向に回転させる。この結果、ホッパー内の粉末原料は落下筒120と充填筒121を経由して一方の三角ポケットシャッター126内に落下し、この粉末原料が充填筒121の最下端の位置まで充満した状態で落下停止になる。この落下停止になった分量の粉末原料が原料供給機構103における計量結果であり、この間の開閉板122には側面視左方向の付勢圧力がかかっているため、計量された粉末原料は一方の三角ポケットシャッター126内に保持されている。
【0053】
また、上記粉末原料が一方の三角ポケットシャッター126内に投入される動作と同時に、開閉板123は側面視左方向の駆動力を受けて回転軸125を中心に他方の三角ポケットシャッター127を開放する。この結果、他方の三角ポケットシャッター127内に保持されていた計量済み粉末原料は、直下の包装袋内に充填されて原料供給作業が完了し、三角ポケットシャッター127内の粉末原料が全て落下した後、開閉板123に対して側面視右方向の駆動力が加わり、他方の三角ポケットシャッター127は閉鎖される。
【0054】
ここまでの動作は、図4等で示した動作と同じであるが、図8、図9で示した他の原料供給機構103は、列数が多く(11列)且つ列間のスペース確保が困難であるため、各列毎にエアーシリンダ等の開閉板駆動装置を付設することができない。さらに、各列毎にエアーシリンダ等の開閉板駆動装置を付設すると列数に比例してコストが増えることになり、新たな問題が発生することになる。
【0055】
このため、他の原料供給機構103の開閉板駆動装置は、11列分まとめて駆動する機構を前後二つ配置して動かしている。即ち、正面から見て後側の開閉板駆動装置は、駆動軸140と、この駆動軸140に固定されている駆動板142と、この駆動板142と開閉板122とを接続しているリンク部材146と、このリンク部材146を駆動板142に取り付けている固定ネジ144と、このリンク部材146を駆動板142側に付勢しているバネ部材148とで構成されている。また、正面から見て前側の開閉板駆動装置は、駆動軸141と、この駆動軸141に固定されている駆動板143と、この駆動板143と開閉板123とを接続しているリンク部材147と、このリンク部材147を駆動板143に取り付けている固定ネジ145と、このリンク部材147を駆動板143側に付勢しているバネ部材149とで構成されている。そして、この二つの開閉板駆動装置に対して、右回転若しくは左回転の駆動力を付与しているのが回転駆動部150である。
【0056】
次に、他の原料供給機構103における開閉板駆動装置の動作について説明する。図8に示したように、三角ポケットシャッター126を閉じるために、開閉板122に対して側面視左方向の付勢圧力がかかっており、これは、駆動軸140の右回り駆動が駆動板142、固定ネジ144、リンク部材146、開閉板122と伝わることにより発生している。同時に、駆動軸140の右回り駆動はバネ部材148を圧縮しており、これが付勢圧力の強化並びに維持する作用をなしている。
【0057】
また、三角ポケットシャッター127を開けるために、開閉板123に対して側面視左方向の付勢圧力がかかっており、これは、駆動軸141の右回り駆動が駆動板143、固定ネジ145、リンク部材147、開閉板123と伝わることにより発生している。
【0058】
このように、前後二つの開閉板駆動装置の回転駆動力は、11列分まとめて行われており、この前後二つの開閉板駆動装置の回転駆動力を各列毎の二つの三角ポケットシャッターに伝達するために、各列毎にリンク部材、固定ネジ、バネ部材等で構成されるリンク機構が備えられている。
【0059】
一方、他の原料供給機構103における量目調整機構は、二つの三角ポケットシャッター126と127、二つの回転軸124と125、二つの開閉板122と123、位置調整板130等を上下させることにより実現している。しかし、図8に示す正面視前後の二つの開閉板駆動装置は、上下動しない構造になっているため、この前後二つの開閉板駆動装置の回転駆動力を各列毎の二つの三角ポケットシャッターに確実に伝達しつつ、且つ量目調整機構の上下動を吸収するために、各列毎にリンク部材、固定ネジ、バネ部材等で構成されるリンク機構が備えられている。
【0060】
以上、図1乃至図9によって説明された本発明は、多列スティック自動包装機の原料供給機構において、多列化に伴う部材コストの急激な上昇を抑えると共に、高速な計量動作と手間の掛からない機器調整作業を実現した原料供給機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明を実施した2列式スティックタイプ自動包装機において一部構成部材を省略すると共に一部断面表示した正面図である。
【図2】本発明を実施した2列式スティックタイプ自動包装機において一部構成部材を省略すると共に一部断面表示した側面図である。
【図3】本発明の原料供給機構3において、原料計量動作を停止している状態を表した側面図である。
【図4】本発明の原料供給機構3において、充填筒21を側面視左方向に回転させて一方の三角ポケットシャッター26内にホッパー2内の粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した側面図である。
【図5】本発明の原料供給機構3において、充填筒21を側面視右方向に回転させて他方の三角ポケットシャッター27内にホッパー2内の粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した側面図である。
【図6】本発明の原料供給機構3において、粉末原料の計量値を多くする場合の動きを表した側面図である。
【図7】本発明の原料供給機構3において、粉末原料の計量値を少なくする場合の動きを表した側面図である。
【図8】本発明の他の原料供給機構103において、充填筒121を側面視左方向に回転させて一方の三角ポケットシャッター126内に粉末原料を投入して原料計量動作を行っている状態を表した一部断面図を含む側面図である。
【図9】本発明の他の原料供給機構103を多列スティックタイプ自動包装機の前面から見た一部断面図を含む正面図である。
【符号の説明】
【0062】
1 自動包装機
1F 本体フレーム
2 ホッパー
3、103 原料供給機構
4 支持軸
5 フォーマーパイプ
6 縦シール装置
7 横シール装置
8 カッター装置
9 すべり台
10 操作パネルボックス
11 中間シュート
20、120 落下筒
21、121 充填筒
22、23、122、123 開閉板
24、25、124、125 回転軸
26、126 一方の三角ポケットシャッター
27、127 他方の三角ポケットシャッター
28、128 中央仕切り板
29 シャッター固定板
30、130 位置調整板
31、32 支持棒
33 ネジ棒
34 量目調整ツマミ
140、141 駆動軸
142、143 駆動板
144、145 固定ネジ
146、147 リンク部材
148、149 バネ部材
150 回転駆動部
F 幅の広い包装フィルム
F’ スリットされて幅が狭くなった包装フィルム
FH 包装フィルムを巻いた原反ロール
FX スリッター装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉末原料が入ったホッパーの下に多列構成の落下筒を設け、この各列毎の落下筒に対して首振り回転可能に嵌め込まれた各列毎の充填筒を取り付け、この充填筒の垂直直下には、充填筒最下端を塞ぐように各列毎の中央仕切り板を配設し、この中央仕切り板を挟んで各列毎の二つの三角ポケットシャッターを付設した多列原料供給機構であって、
前記充填筒が中央仕切り板の上に位置すると、充填筒からの粉末原料の投入が停止され、
前記充填筒が一方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた一方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、他方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填され、
前記充填筒が他方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた他方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、一方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填されることを特徴とする多列原料供給機構。
【請求項2】
原反ロールより引き出された包装フィルムを複数条にスリットし、この包装フィルムの各々を多列構成にしたフォーマーパイプの周囲に巻装して円筒状に成形するフォーミング機構と、
この円筒状の包装フィルムに対して縦シール装置と横シール装置によってスティック状の包装袋にするシール形成機構と、
このスティック状の包装袋内にフォーマーパイプを経由して粉末原料を充填する多列原料供給機構と、
この充填された包装袋の原料投入口を前記横シール装置によって封止し、この包装袋の横シール中央付近を切り離して個別包装袋とするカッター機構とで構成された多列スティックタイプ自動包装機であって、
前記多列原料供給機構は、粉末原料が入ったホッパーの下に多列構成の落下筒を設け、この各列毎の落下筒に対して首振り回転可能に嵌め込まれた各列毎の充填筒を取り付け、この充填筒の垂直直下には、充填筒最下端を塞ぐように各列毎の中央仕切り板を配設し、この中央仕切り板を挟んで各列毎の二つの三角ポケットシャッターを付設し、
前記充填筒が中央仕切り板の上に位置すると、充填筒からの粉末原料の投入が停止され、
前記充填筒が一方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた一方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、他方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填され、
前記充填筒が他方の三角ポケットシャッターの方に回転すると、閉じられた他方の三角ポケットシャッター内に粉末原料が投入されて一定量に計量されると共に、一方の三角ポケットシャッターを開放して、計量済みの粉末原料が配下の包装袋内に充填されることを特徴とする多列スティックタイプ自動包装機の多列原料供給機構。
【請求項3】
前記各列毎の二つの三角ポケットシャッターには、二つのシャッター開閉装置が備えられ、
このシャッター開閉装置は、シャッターを開放状態若しくは閉鎖状態にすると共に、閉鎖状態を維持するためのエアーシリンダ部材で構成されていることを特徴とする請求項1と請求項2に記載の多列原料供給機構。
【請求項4】
前記多列原料供給機構には、各列毎の量目調整機構が備えられ、
この量目調整機構は、前記充填筒とその直下に配設された中央仕切り板に対して二つの三角ポケットシャッターと二つのシャッター開閉装置を上下させる機構を有し、
前記原料供給機構が計量する量目を増やす場合は、二つの三角ポケットシャッターとその開閉装置を下げるように調整し、
前記原料供給機構が計量する量目を減らす場合は、二つの三角ポケットシャッターとその開閉装置を上げるように調整することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多列原料供給機構。
【請求項5】
前記各列毎の二つの三角ポケットシャッターには、二つのシャッター開閉装置が備えられ、
このシャッター開閉装置は、多列分のシャッターを一括して開放状態若しくは閉鎖状態にするための多列回転駆動部と、この多列回転駆動部の駆動力を各列毎のシャッターに伝えるリンク機構を有し、
前記リンク機構には、閉鎖状態になった三角ポケットシャッターを保持するために、多列回転駆動部の駆動力を受けて三角ポケットシャッターを中央仕切り板の方に押接し続けるバネ等の弾性部材が組み入れられていることを特徴とする請求項1と請求項2に記載の多列原料供給機構。
【請求項6】
前記多列原料供給機構には、各列毎の量目調整機構が備えられ、
この量目調整機構は、前記充填筒とその直下に配設された中央仕切り板と二つのシャッター開閉装置に対して二つの三角ポケットシャッターを上下させる機構を有し、
前記原料供給機構が計量する量目を増やす場合は、二つの三角ポケットシャッターを下げるように調整し、
前記原料供給機構が計量する量目を減らす場合は、二つの三角ポケットシャッターを上げるように調整し、
前記シャッター開閉装置のリンク機構は、各列毎の量目調整機構による二つの三角ポケットシャッターの上下動を吸収しながら同時に多列回転駆動部の駆動力を二つの三角ポケットシャッターに伝えることを特徴とする請求項1と請求項2と請求項5に記載の多列原料供給機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−13182(P2010−13182A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−283912(P2008−283912)
【出願日】平成20年11月5日(2008.11.5)
【出願人】(596092595)三光機械株式会社 (102)
【Fターム(参考)】