説明

帯電装置

【課題】空気流を妨げることなくグリッド電極の破損を防止することのできる帯電装置を提供する。
【解決手段】被帯電部材(感光体ドラム1)を帯電する帯電部材(電極ワイヤ33a、33b)と、前記帯電部材を内部に配置し、被帯電部材に対向する部位に開口部が形成される覆い部材(シールドケース34)と、前記帯電部材に対して前記覆い部材の前記開口部側に配置されるグリッド電極(網状のグリッド35)と、該グリッド電極の長手方向に沿って設けられ、前記グリッド電極の端部を保護し、且つ、開口を有する保護部材100とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置に用いられる帯電装置としては、感光体ドラムを非接触に帯電するコロトロン帯電装置が知られている。
【0003】
コロトロン帯電装置では、イオン化した荷電粒子が覆い部材の開口側に向かって移動し、その際、他の気体分子に運動エネルギーを与えて覆い部材の開口から吹き出し方向のイオン風が発生させるが、上述のイオン風(空気流)の流れを円滑にして、放電ワイヤに放電生成物が付着する事態を抑制する種々の技術として、特開平10−142900号公報には、コロナ帯電器の底面に近い側面部分に空気を流す複数の開口を形成させることで帯電器内のエアフローを良化させ、放電ワイヤに放電生成物が付着することを防ぐ技術が開示されている。
【特許文献1】特開平10−142900号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、空気流を妨げることなくグリッド電極の破損を防止することができることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る帯電装置は、被帯電部材を帯電する帯電部材と、前記帯電部材を内部に配置し、被帯電部材に対向する部位に開口部が形成される覆い部材と、前記帯電部材に対して前記覆い部材の前記開口部側に配置されるグリッド電極と、該グリッド電極の長手方向に沿って設けられ、前記グリッド電極の端部を保護し、且つ、前記被帯電部材と前記覆い部材の被帯電部材側の端部との間に設けられる開口を有する保護部材とを備えることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明に係る帯電装置は、被帯電部材を帯電する帯電部材と、前記帯電部材を内部に配置し、被帯電部材に対向する部位に開口部が形成される覆い部材と、前記帯電部材に対して前記覆い部材の前記開口部側に配置されるグリッド電極と、該グリッド電極の長手方向に沿って設けられ、前記グリッド電極の端部を保護し、且つ、前記覆い部材内の空気が通過可能な開口を有する保護部材とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明に係る帯電装置は、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、前記保護部材は、複数のリブを介して並設される複数の開口部で形成され、前記リブの少なくとも一部は、該リブに隣接する開口部同士が前記保護部材の長手方向に垂直な断面で切断した時に重複するように設けられることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明に係る帯電装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記保護部材の前記グリッド電極の延長線と交差する位置には、前記開口部を設けないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0010】
すなわち、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、本構成を保護部材に開口部を設けていない場合に比較して、空気流を妨げることなくグリッド電極の破損を防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、リブに隣接する開口部同士が保護部材の長手方向で重複しないようにリブを配置した場合と比較して、保護部材の長手方向におけるリブの前後において開口部を通過することができ空気流の量のバラツキを低減することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、濃度ムラを低減して画像品質が向上されるグリッド電極の延長線上に開口部を配置した場合と比較して、開口部を通過する空気流によるグリッド電極の振動を低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0014】
図1から図6を参照して、本発明についての実施の形態に係る画像形成装置PR1について説明する。
【0015】
画像形成装置PR1はカラープリンタであって、本願発明の一実施形態である帯電装置2を備える。
【0016】
この画像形成装置PR1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10a、10b、10c、10dを備えており、これらの画像形成ユニット10のそれぞれと対向するように無端ベルト状の中間転写体11が支持され、周面が周回移動されるようになっている。
【0017】
この周面の移動方向における画像形成ユニットが対向する位置の下流側には、二次転写を行うための転写ロール12が中間転写体11と対向するように配置されており、この二次転写部にはシートトレイ13から搬送路14を経て記録媒体(印刷用紙等)が送り込まれる。
【0018】
記録媒体の搬送経路における二次転写部の下流側には、トナー像を加熱・加圧して記録媒体上にトナー像を圧着する定着装置15が設けられ、さらに下流側には、トナー像が定着された記録媒体を収容する排紙トレイ16が設けられている。
【0019】
また、定着装置15から排紙トレイ16までの搬送経路にゲート17が設けられ、記録媒体の表裏を反転して転写ロール12が設けられた位置の上流側へ再送する両面搬送路18が備えられている。
【0020】
一方、シートトレイ13から二次転写部に至る搬送路14には、対向する2つのロール間に記録媒体を挟み込み、回転駆動されることによって記録媒体を搬送する搬送ロール19が設けられている。そして、二次転写部の上流側には記録媒体を搬送するとともに、二次転写部に記録媒体を送り込むタイミングを調整するレジストロール20が設けられている。
【0021】
画像形成ユニット10a、10b、10c、10dのそれぞれは、図2に示すように、潜像保持体の一例として表面に静電潜像が形成される感光体ドラム1を有しており、各感光体ドラム1の周囲に、該感光体ドラムの表面をほぼ一様に帯電する帯電装置2と、感光体ドラム上に形成された潜像にトナーを選択的に転移させてトナー像を形成する現像装置3と、感光体ドラム1上のトナー像を中間転写体11上に一次転写する転写装置4と、転写後の感光体ドラム1に残留したトナーを回収するクリーニング装置5とを備えている。
【0022】
そして、一様に帯電された感光体ドラム1のそれぞれに、画像信号に基づく像光を照射して静電潜像を書き込む像露光装置6が設けられている。
【0023】
なお、帯電装置2および像露光装置6等を一体的に構成した露光ユニットとし、この露光ユニットごと装置に組み付けたり、交換等を行う構成としてもよい。
【0024】
帯電装置2は、被帯電体である感光体ドラム1の周面と所定の間隔で張架された2本の電極ワイヤ33a、33b(帯電部材の一例)を備えるものであり、この電極ワイヤ33a、33bと感光体ドラム1との間に電圧を印加してコロナ放電を生じさせ、感光体ドラム1の表面を帯電するものである。
【0025】
なお、電極ワイヤは、本実施の形態に示すように2本設ける場合に限らず、1本のみとすることもできる。
【0026】
この帯電装置2の詳細な構成については後述する。
【0027】
像露光装置6は、画像信号に基づいて点滅するレーザ光を発生し、これをポリゴンミラーによってそれぞれの感光体ドラム1の主走査方向(軸線方向)にスキャンするものである。これにより各感光体ドラム1の表面に各色の画像に相当する静電潜像が形成される。
【0028】
現像装置3には現像剤としてトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤が使用されており、感光体ドラム1と対向する現像ロール3aに磁気的に吸着されて搬送される。
【0029】
そして、現像ロール上で規制ブレードにより適切な厚さの層とされ、感光体ドラム1との対向位置へと供給される。現像ロール3aにはトナーを感光体ドラム1上の静電潜像に転移させるために現像バイアス電圧Vd(例えば−500V)が印加されている。
【0030】
中間転写体11の内側には、駆動ロール21と、対向ロール22と、支持ロール23が配置され、中間転写体11はこれらに張架されて図中に示す矢印Aの方向に周回移動するようになっている。
【0031】
転写ロール12は、上記対向ロール22と対向する位置に設けられ、中間転写体11を介して対向ロール22に押圧されている。
【0032】
定着装置15は、加熱源を内蔵した加熱ロール15aと、この加熱ロール15aに圧接される加圧ロール15bとを備えており、これらが平行に配置されて記録媒体を挟み込むニップ部を形成している。
【0033】
トナー像が転写された記録媒体は、上記ニップ部に送り込まれ、回転駆動される加熱ロール15aと加圧ロール15bとの間で加熱されるとともに加圧され、溶融したトナーが記録媒体上に圧着される。
【0034】
定着装置15の下流側の搬送経路には、記録媒体の搬送ロール24と、排紙トレイ16へ記録媒体を送り出す排紙ロール25とが設けられており、搬送ロール24と排紙ロール25との間に、記録媒体の搬送方向を切り換えるゲート17が設けられている。
【0035】
次に、図2から図6を参照して、帯電装置2の詳細について説明する。
【0036】
この帯電装置2は、感光体ドラム1の周面に対して所定の位置に固定支持された端部材(図示せず)の間に帯電部材の一例である電極ワイヤ33a、33bが張架されている。
【0037】
そして、この電極ワイヤ33a、33bが感光体ドラム1の無端状周面の幅方向に張架されて対向し、周面と所定の間隔を維持するように配置されている。
【0038】
また、双方の端部材に両端が支持されたシールドケース34(覆い部材の一例)が設けられており、電極ワイヤ33a、33bに沿って周囲を囲むようになっている。
【0039】
特には限定されないが、本実施の形態においてシールドケース34は、左右一対の壁体34a、34bと、電極ワイヤ33aと33bとを仕切る仕切部材34cとから構成されている。
【0040】
このシールドケース34が感光体ドラム1の周面と対向する部分は、図2に示すように開放されており、この部分に帯電部材としての電極ワイヤ33a、33bが形成した電界を制御する網状のグリッド電極の一例であるグリッド35が設けられ、端部材によって両端部が支持されている。
【0041】
なお、電荷のロスを小さくするために網状のグリッド35は薄く、かつ平面度を向上させるために曲げをいれていない薄板上に形成されていることが望ましい。
【0042】
電極ワイヤ33a、33bには帯電用の電圧が印加され、感光体ドラム1との間に電界が形成される。そして、グリッド35は電極ワイヤ33a、33bの電位と感光体ドラム1の電位との間の電位に設定され、電界を制御して感光体ドラム1の表面をほぼ所定の電位に帯電するものとなっている。
【0043】
なお、この帯電装置2では帯電部材として電極ワイヤ33a、33bを用いているが、ワイヤに限定されるものではなく、ピン電極型、先鋭状電極型等のピン放電方式や棒状の部材を用いた放電方式に適用することもできる。
【0044】
また、帯電装置2は、図4および図5に示すように、電極ワイヤ33a、33bのクリーニング機構Cを備えるが、本発明とは関連しないので説明は省略する。
【0045】
図3に示す例では、シールドケース34の左側には、壁体34bの側面を覆う壁部材300、301が起立して設けられている。
【0046】
シールドケース34の右側には、壁体34aの側面および網状のグリッド35の端部を覆う保護部材100が起立して設けられている。
【0047】
なお、特には限定されないが、壁部材300および保護部材100は、樹脂で成形されることが好ましい。
【0048】
これにより、帯電装置2のメンテナンス作業時等において、網状のグリッド35の付近を作業者が触れる場合であっても網状のグリッド35の端部は保護部材100で保護されているため、凹んだり、破損される事態が防止される。
【0049】
保護部材100には、電極ワイヤ33a、33b側から流れるイオン風および空気流が通過する空気排出開口部Kが長手方向に沿って形成されている(図4および図5を参照)。
【0050】
これにより、グリッド35の破損を低減するために保護部材100を設けた場合であっても、イオン風および空気流は、空気排出開口部200Kを介してシールドケースの外部に排出することができる。
【0051】
ここで、画像形成装置における帯電装置を想定すると、開口部、非開口部で空気の流れ易さが変わるため、グリッド電極の近傍で軸方向の空気の流れ(エアフロー)が不均一になり、その結果、画像濃度ムラが発生していた。また、放電ワイヤに付着する放電生成物も軸方向で不均一になるために、画像濃度ムラが一層顕著となっていた。
【0052】
これに対して本実施の形態によれば、イオン風および空気流は、開口部200空気排出部Kを介して外部に排出されるので、画像濃度ムラの発生が防止される。さらに、網状のグリッド35の端部が保護部材100で保護されているので破損等が防止される。
【0053】
本実施の形態において、空気排出部Kは開口部200、図4および図5に示すように、保護部材100に設けられる高さ方向のリブ101を介して並設される複数の開口部200で形成されている。
【0054】
なお、リブ101を設けずとも充分な強度を保てる場合には、リブ101の数を減らしたり、省略することも可能である。
【0055】
リブ101の数は少ない程、イオン風および空気の流通を妨げる構造物が減り、風速低下が防止され、排出がよりスムーズになるという利点がある。
【0056】
また、図3に示すように、保護部材100の網状のグリッド35の延長線と交差する位置には、開口部を設けない構成とされる。
【0057】
本実施の形態においては、保護部材100の網状のグリッド35の延長線と交差する位置に対して、高さ方向において2mm以上離れた位置に開口を設けるように構成している。
【0058】
これにより、開口部200を通過する空気流グリッド35の端部にあたえる影響が低減され軸方向に不均一に空気流によるグリッド35の振動が低減することができ画像領域に最低限含むようにする。
【0059】
また、保護部材100の長手方向において、感光体ドラム1の画像が形成される領域に相当する位置には、リブ101を設けないようにすることもできる。
【0060】
これにより、濃度ムラを引き起こす網状のグリッド35近傍の長手方向におけるイオン風および空気流の長手方向のムラを低減することができ、画像品質が向上される。
【0061】
また、図6に示すように、保護部材100に設けられた複数のリブ101の一部は、保護部材100の長手方向に沿って、リブ101を介して隣接する開口部200同士と重複するように構成してもよい。
【0062】
即ち、図6に示す例では、各開口部200が平行四辺形状に成形され、リブ101を介して隣接する開口部200同士が、長手方向の距離Dにおいて重複されるようになっている。
【0063】
これにより、開口部200に保護部材100の長手方向に沿って複数のリブ101を設けた場合であっても、当該リブ101の前後において開口部が設けられていない領域をなくすことができ、軸方向の保護部材の長手方向における空気流のムラが低減され、濃度ムラを低減して画像品質が向上される。
【0064】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0065】
例えば、上記実施の形態では、シールドケース34の片側にのみ、網状のグリッド35の端部を覆う保護部材100を設ける場合を示したが、帯電装置を設ける位置等に応じて、シールドケース34の両側に網状のグリッド35の端部を覆う保護部材100を設けるようにすることもできる。
【0066】
これにより、帯電装置のメンテナンス作業時等において、網状のグリッド35の付近を作業者が触れる場合であっても網状のグリッド35の両端部は保護部材100で保護されているため、凹んだり、破損される事態が防止される。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明による帯電装置、露光ユニットおよび画像形成装置は、複写装置、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
【0068】
また、上記実施の形態では、帯電装置の用途として画像形成装置に用いられる場合を説明したが、金属板の表面に保護膜を貼り付けるための帯電装置としてや、部品や装置に薄膜状の保護部材を巻きつけるに際してコロナ放電を用いて保護部材の除電を行なう除電装置に対して適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】実施の形態に係る画像形成装置PR1の構成を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係る画像形成装置PR1の帯電装置2の構成を示す概略構成図である。
【図3】実施の形態に係る画像形成装置PR1の帯電装置2の構成を示す側方断面図である。
【図4】実施の形態に係る画像形成装置PR1の帯電装置2の外観を示す斜視図である。
【図5】実施の形態に係る画像形成装置PR1の帯電装置2の構成を示す断面斜視図である。
【図6】保護部材100の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0070】
PR1 画像形成装置
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 現像装置
3a 現像ロール
4 転写装置
5 クリーニング装置
6 像露光装置
10 画像形成ユニット
11 中間転写体
12 転写ロール
13 シートトレイ
14 搬送路
15 定着装置
15a 加熱ロール
15b 加圧ロール
16 排紙トレイ
17 ゲート
18 両面搬送路
19 搬送ロール
20 レジストロール
21 駆動ロール
22 対向ロール
23 支持ロール
24 搬送ロール
25 排紙ロール
33a、33b 電極ワイヤ
34 シールドケース
34a 壁体
34b 壁体
34c 仕切部材
35 グリッド
100 保護部材
100a 保護部材の下端部
100b リブ
101 リブ
200 開口部
300 壁部材
500 正面開口部
501 背面開口部
C クリーニング機構
K 空気排出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被帯電部材を帯電する帯電部材と、
前記帯電部材を内部に配置し、被帯電部材に対向する部位に開口部が形成される覆い部材と、
前記帯電部材に対して前記覆い部材の前記開口部側に配置されるグリッド電極と、
該グリッド電極の長手方向に沿って設けられ、前記グリッド電極の端部を保護し、且つ、前記被帯電部材と前記覆い部材の被帯電部材側の端部との間に設けられる開口を有する保護部材と、
を備えることを特徴とする帯電装置。
【請求項2】
被帯電部材を帯電する帯電部材と、
前記帯電部材を内部に配置し、被帯電部材に対向する部位に開口部が形成される覆い部材と、
前記帯電部材に対して前記覆い部材の前記開口部側に配置されるグリッド電極と、
該グリッド電極の長手方向に沿って設けられ、前記グリッド電極の端部を保護し、且つ、前記覆い部材内の空気が通過可能な開口を有する保護部材と、
を備えることを特徴とする帯電装置。
【請求項3】
前記保護部材は、複数のリブを介して並設される複数の開口部で形成され、
前記リブの少なくとも一部は、該リブに隣接する開口部同士が前記保護部材の長手方向に垂直な断面で切断した時に重複するように設けられることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の帯電装置。
【請求項4】
前記保護部材の前記グリッド電極の延長線と交差する位置には、前記開口部を設けないことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の帯電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−181480(P2010−181480A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−22860(P2009−22860)
【出願日】平成21年2月3日(2009.2.3)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】