説明

放射線撮影装置

【課題】湾曲可能でかつ安定して放射線画像を撮影できる放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】マトリクス状に画素20が設けられ、各画素20のTFTスイッチ4をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線101と各TFTスイッチ4のスイッチング状態に応じて画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線3とが絶縁膜を介して設けられた可撓性を有する絶縁性基板1に、制御信号を出力するゲートIC104と信号配線を流れる電気信号を検出するアンプIC105とを設け、絶縁性基板1の1辺又は対向する2辺側に、ゲートIC104及びアンプIC105の動作を制御する制御回路120を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮影装置に係り、特に、照射された放射線により示される画像を撮影する放射線撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、TFT(Thin film transistor)アクティブマトリックス基板上にX線感応層を配置し、X線情報を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)等の放射線撮像素子を用いた放射線撮影装置が実用化されている。この放射線撮像素子は、従来のイメージングプレートに比べて、即時に画像を確認でき、動画も確認できるといったメリットがあり、急速に普及が進んでいる。
【0003】
ところで、放射線撮像素子は、薄型、軽量化を進めていくと、最終的には湾曲も可能なシート形状の実現が求められる。
【0004】
特許文献1には、アクティブマトリクス型の有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)において、TFTを駆動させる走査配線駆動回路や信号線駆動回路を可撓性を有するディスプレイ基板内に形成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−298198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、可撓性を有する放射線撮像素子の基板内に走査配線駆動回路や信号線駆動回路を形成した場合、走査配線駆動回路や信号線駆動回路の歩留まりが悪く、また、湾曲させた場合に走査配線駆動回路や信号線駆動回路内の配線に断線が発生しやすいため、安定して放射線画像を撮影できない、といった問題がある。例えば、走査配線駆動回路は比較的回路規模が小さいシフトレジスタで構成できるため、poly−Si(ポリシリコン) TFT技術や、あるいは移動度の低いa−Si(アモルファスシリコン) TFTであってもTFTアレイ基板上に形成する技術の提案がなされている。しかしながら、シリコン基板上のMOSトランジスタに比べ、TFT製造装置で形成するpoly−Si TFTやa−Si TFTは移動度が低く、最小線幅も大きいため、駆動回路実現のために大きな面積を必要とする。シリコン上MOSトランジスタの移動度と最小線幅が600cm2/V・s、0.1-0.5umであるのに対し、poly−Si TFTでは10-30cm2/V・s、3-5um、a−Si TFTでは0.5cm2/V・s、4-6umである。このため、poly−Si TFTはMOSトランジスタの約300倍、a−Si TFTは12000倍の面積が必要となる。具体的には、ゲート1ラインあたり100μm×1000μm前後の面積である。したがって、可撓性を有する基板に適用した場合、断線による歩留り低下が顕著で、安定してTFTアレイを製造できない、あるいは、安定して放射線画像を撮影できないといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑み、湾曲可能でかつ安定して放射線画像を撮影できる放射線撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の放射線撮影装置は、平面視において一方向の外縁に1辺又は対向する2辺を少なくとも有し、各々検出対象とする放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積すると共に当該電荷を読み出すためのスイッチ素子を備えた画素がマトリクス状に複数設けられ、各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と前記各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて前記画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線とが絶縁膜を介して設けられた可撓性を有する絶縁性基板と、予め定められた第1本数の前記走査配線毎に前記絶縁性基板上に設けられ、それぞれ当該第1本数の走査配線に対して前記制御信号を出力する第1集積回路と、予め定められた第2本数の前記信号配線毎に前記絶縁性基板上に設けられ、それぞれ当該第2本数の信号配線を流れる電気信号を検出する第2集積回路と、前記絶縁性基板の前記1辺又は対向する2辺側に設けられ、前記第1集積回路及び前記第2集積回路と電気的に接続されて前記第1集積回路及び前記第2集積回路の動作を制御する制御回路と、を備えている。
【0009】
本発明の放射線撮影装置は、平面視において一方向の外縁に1辺又は対向する2辺を少なくとも有する可撓性を有する絶縁性基板に、各々検出対象とする放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積すると共に当該電荷を読み出すためのスイッチ素子を備えた画素がマトリクス状に複数設けられている。この絶縁性基板には、各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線とが絶縁膜を介して設けられている。
【0010】
また、本発明では、絶縁性基板上に、予め定められた第1本数の走査配線毎に、それぞれ当該第1本数の走査配線に対して制御信号を出力する第1集積回路が設けら、予め定められた第2本数の前記信号配線毎に、それぞれ当該第2本数の信号配線を流れる電気信号を検出する第2集積回路が設けられている。
【0011】
そして、本発明では、絶縁性基板の1辺又は対向する2辺側に、第1集積回路及び第2集積回路と電気的に接続されて第1集積回路及び第2集積回路の動作を制御する制御回路が設けられている。
【0012】
このように、本発明によれば、マトリクス状に画素が設けられ、各画素のスイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線とが絶縁膜を介して設けられた可撓性を有する絶縁性基板に、制御信号を出力する第1集積回路と信号配線を流れる電気信号を検出する第2集積回路とを設け、絶縁性基板の1辺又は対向する2辺側に、第1集積回路及び第2集積回路の動作を制御する制御回路を設けたことにより、制御回路が絶縁性基板の湾曲の妨げとならないため、絶縁性基板を湾曲させることができる。また、絶縁性基板が、第1集積回路及び第2集積回路部分で湾曲せず、第1集積回路及び第2集積回路の間部分で湾曲することにより第1集積回路及び第2集積回路内で配線に断線が発生しないため、安定して放射線画像を撮影できる。
【0013】
なお、本発明は、前記複数の信号配線を、前記一方向に並行して設け、前記複数の走査配線を、前記一方向に対する交差方向に並行して設けられた複数の第1配線、及び前記一方向に並行でかつ前記第1配線と絶縁膜を介して設けられ、当該絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介してそれぞれ異なる前記第1配線に接続された複数の第2配線により構成してもよい。
【0014】
また、本発明は、前記第1集積回路及び第2集積回路を、前記絶縁性基板上の前記1辺又は対向する2辺の周辺部に設けてもよい。
【0015】
また、本発明は、前記制御回路が、前記第1集積回路の動作を制御する第1制御回路及び前記第2集積回路の動作を制御する第2制御回路を有し、前記第1集積回路及び前記第1制御回路と前記第2集積回路及び前記第2制御回路とを前記絶縁性基板の前記2辺に対向して設けてもよい。
【0016】
また、本発明は、前記絶縁性基板に、前記複数の信号配線を前記一方向に並行して設けると共に、前記複数の走査配線を前記一方向に対する交差方向に並行して設け、第2集積回路を、前記絶縁性基板上の前記一方向の周辺部に設け、第1集積回路を、前記絶縁性基板上の前記交差方向の周辺部に設け、前記絶縁性基板上に設けられた接続配線又は当該絶縁性基板外の外部配線を経由して前記制御回路に接続してもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の放射線撮影装置は、湾曲可能でかつ安定して放射線画像を撮影できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1の実施の形態に係る放射線撮像素子の詳細な構成を示す平面図である。
【図2】実施の形態に係る放射線撮影装置の構成を示す平面図である。
【図3】実施の形態に係る放射線撮影装置の構成を示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る放射線撮像素子の1画素単位の構成を示す平面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る放射線撮像素子の線断面図である。
【図6】実施の形態に係る放射線撮像素子と制御部とを外した状態を示す斜視図である。
【図7】実施の形態に係る放射線撮像素子を湾曲させた撮影状態を示す斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係る放射線撮像素子の詳細な構成を示す平面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る放射線撮像素子の1画素単位の構成を示す平面図である。
【図10】第2の実施の形態に係る放射線撮像素子の線断面図である。
【図11】第3の実施の形態に係る放射線撮像素子の詳細な構成を示す平面図である。
【図12】第3の実施の形態に係る放射線撮像素子の拡大平面図である。
【図13】第4の実施の形態に係る放射線撮像素子の詳細な構成を示す平面図である。
【図14】他の形態に係る放射線撮像素子の詳細な構成を示す平面図である。
【図15】他の実施の形態に係る放射線撮像素子の1画素単位の構成を示す平面図である。
【図16】他の実施の形態に係る放射線撮像素子の線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明を、X線などの放射線による放射線画像を撮影する放射線撮影装置100に適用した場合ついて説明する。
【0020】
[第1の実施の形態]
最初に、第1の実施の形態に係る放射線撮影装置100に用いられる放射線撮像素子10について説明する。
【0021】
図1には、本実施の形態に係る放射線撮像素子10の詳細な構成が示されている。
【0022】
放射線撮像素子10は、平板矩形状とされた可撓性を有する絶縁性の基板1上の放射線画像の撮影領域Eに複数の画素20がマトリクス状に設けられている。各画素20は、光が照射されることにより発生した電荷を蓄積するセンサ部103と、センサ部103に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチ4と、を含んで構成されている。
【0023】
また、放射線撮像素子10は、基板1上に、TFTスイッチ4をON/OFFするための複数の走査配線101と、上記センサ部103に蓄積された電荷を読み出すための複数の信号配線3と、が設けられている。
【0024】
なお、第1の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、複数設けられた画素20のマトリクス配列における一方向(図1の横方向)の各画素列にそれぞれ信号配線3が並列に設けられている。
【0025】
また、第1の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、走査配線101として、画素20のマトリクス配列の一方向に対する交差方向(図1の縦方向)の各画素列にそれぞれ第1配線101Aが並列に設けられ、マトリクス配列における一方向の各画素列にそれぞれ第2配線101Bが並列に設けられている。各第2配線101Bと各第1配線101Aとは、1対1で、各第2配線101Bに対してそれぞれ異なる第1配線101Aに接続されており、本実施の形態では、n本目の第1配線101Aとn本目の第2配線101Bとが接続されている。
【0026】
本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、表面にGOS等からなるシンチレータ30(図3参照)が貼り付けられている。
【0027】
放射線撮像素子10では、照射されたX線などの放射線はシンチレータ30で光に変換され、センサ部103に照射される。センサ部103は、シンチレータ30から照射された光を受けて電荷を蓄積する。
【0028】
各信号配線3には、当該信号配線3に接続された何れかのTFTスイッチ4がONされることによりセンサ部103に蓄積された電荷量に応じて放射線画像を示す電気信号(画像信号)が流れる。
【0029】
本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、信号配線方向の一端側に予め定められた第1本数(例えば256本)の信号配線3毎にアンプIC(Integrated Circuit)105が並んで設けられている。各信号配線3は、当該第1本数毎にアンプIC105に接続されている。また、本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、信号配線方向の一端側に、予め定められた第2本数(例えば256本)の走査配線101毎に、上記アンプIC105と交互にゲートIC104が設けられている。各走査配線101は、当該第2本数毎にアンプIC105に接続されている。なお、図1及び後述する図8、図11、図13、図14では、信号配線3とアンプIC105の接続部分、及び走査配線101とゲートIC104の接続部分の図示を省略している。
【0030】
ゲートIC104は、各走査配線101にTFTスイッチ4をON/OFFするための制御信号を出力する。
【0031】
アンプIC105は、各信号配線3毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路を内蔵している。アンプIC105では、各信号配線3より入力される電気信号を増幅回路により増幅して検出することにより、画像を構成する各画素20の情報として、各センサ部103に蓄積された電荷量を検出する。
【0032】
図2及び図3には、本実施の形態に係る放射線撮像素子10及び当該放射線撮像素子10を駆動させる制御部50の構成を示す平面図及び側面図が示されている。
【0033】
放射線撮像素子10は、信号配線方向の一端に雄型のインターフェース(I/F)コネクタ110が設けられている。各ゲートIC104及び各アンプIC105は、インターフェース(I/F)回路112を介してI/Fコネクタ110に接続されている。
【0034】
一方、制御部50には、各ゲートIC104及び各アンプIC105の動作を制御するための制御回路120と、バッテリ122と、バッテリ122に充電された電力を各々所定の電圧に変圧して制御回路120及び放射線撮像素子10に供給する電源回路124とが設けられている。
【0035】
制御部50は、制御回路120に雌型のI/Fコネクタ126及び出力端子128を備えており、当該I/Fコネクタ126に放射線撮像素子10のI/Fコネクタ110が接続される。制御回路120は、I/Fコネクタ126、I/Fコネクタ110及びI/F回路112を介して各ゲートIC104及び各アンプIC105と電気的に接続され、各アンプIC105において検出された電気信号に所定の処理を施して出力端子128から出力するとともに、各アンプIC105に対して信号検出のタイミングを示すタイミング信号を出力し、各ゲートIC104に対してTFTスイッチ4をON/OFFするための制御信号の出力のタイミングを示すタイミング信号を出力する。
【0036】
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る放射線撮像素子10についてより詳細に説明する。なお、図4には、本実施形態に係る放射線撮像素子10の1画素単位の構造を示す平面図が示されており、図5には、図4のA−A線断面図が示されている。
【0037】
図5に示すように、放射線撮像素子10は、基板1上に、第2配線101Bが形成されている。第2配線101Bが形成された配線層(以下、この配線層を「第1信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成されているが、これらに限定されるものではない。この第2配線101B上には、第2配線101Bを覆い一面に第1絶縁膜15Aが形成されている。
【0038】
この第1絶縁膜15A上には、第1配線101A、ゲート電極2が形成されており、第1配線101Aとゲート電極2は接続されている(図4参照。)。この第1配線101A及びゲート電極2が形成された配線層(以下、この配線層を「第2信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成されているが、これらに限定されるものではない。なお、第1絶縁膜15Aには、n本目の第1配線101Aとn本目の第2配線101Bが交差する位置にコンタクトホール19(図4参照。)が形成され、n本目の第1配線101Aとn本目の第2配線101Bとがコンタクトホール19を介して接続される。
【0039】
この第1配線101A及びゲート電極2上には、第1配線101A及びゲート電極2を覆い一面に第2絶縁膜15Bが形成されている。第2絶縁膜15Bはゲート電極2上に位置する部位がTFTスイッチ4におけるゲート絶縁膜として作用する。この絶縁膜15Bは、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)成膜により形成される。
【0040】
第2絶縁膜15B上のゲート電極2上には、半導体活性層8が島状に形成されている。この半導体活性層8は、TFTスイッチ4のチャネル部であり、例えば、アモルファスシリコン膜からなる。
【0041】
これらの上層には、ソース電極9、及びドレイン電極13が形成されている。このソース電極9及びドレイン電極13が形成された配線層には、ソース電極9、ドレイン電極13とともに、信号配線3が形成されている。ソース電極9は信号配線3に接続されている(図4参照。)。信号配線3、及びソース電極9が形成された配線層(以下、この配線層を「第3信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜が用いて形成されるが、これらに限定されるものではない。
【0042】
このソース電極9及びドレイン電極13と半導体活性層8との間には不純物添加アモルファスシリコン等による不純物添加半導体層(不図示)が形成されている。これらによりスイッチング用のTFTスイッチ4が構成される。
【0043】
これら半導体活性層8、ソース電極9、ドレイン電極13、及び信号配線3を覆い、基板1上の画素が設けられた領域のほぼ全面(ほぼ全領域)には、TFT保護膜層11が形成されている。このTFT保護膜層11は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
【0044】
このTFT保護膜層11上には、塗布型の層間絶縁膜12が形成されている。この層間絶縁膜12は、低誘電率(比誘電率ε=2〜4)の感光性の有機材料(例えば、ポジ型感光性アクリル系樹脂:メタクリル酸とグリシジルメタクリレートとの共重合体からなるベースポリマーに、ナフトキノンジアジド系ポジ型感光剤を混合した材料など)により1〜4μmの膜厚で形成されている。本実施の形態に係る放射線撮像素子10では、この層間絶縁膜12によって層間絶縁膜12上層と下層に配置される金属間の容量を低く抑えている。また、一般的にこのような材料は平坦化膜としての機能も有しており、下層の段差が平坦化される効果も有する。これにより、上層に配置される半導体層6の形状が平坦化されるため、半導体層6の凹凸による吸収効率の低下や、リーク電流の増加を抑制することができる。この層間絶縁膜12及びTFT保護膜層11には、ドレイン電極13と対向する位置にコンタクトホール16が形成されている。
【0045】
層間絶縁膜12上には、コンタクトホール16を埋めつつ、画素領域を覆うようにセンサ部103の下部電極14が形成されており、この下部電極14は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されている。この下部電極14は、後述する半導体層6が1μm前後と厚い場合には導電性があれば材料に制限がほとんどない。このため、Al系材料、ITO(酸化スズインジウム)など導電性の金属を用いて形成すれば問題ない。
【0046】
一方、半導体層6の膜厚が薄い場合(0.2〜0.5μm前後)、半導体層6で光が吸収が十分でないため、TFTスイッチ4への光照射によるリーク電流の増加を防ぐため、遮光性メタルを主体とする合金、若しくは積層膜とすることが好ましい。
【0047】
下部電極14上には、フォトダイオードとして機能する半導体層6が形成されている。本実施の形態では、半導体層6として、n層、i層、p層(nアモルファスシリコン、アモルファスシリコン、pアモルファスシリコン)を積層したPIN構造のフォトダイオードを採用しており、下層からn層6A、i層6B、p層6Cを順に積層して形成する。i層6Bは、光が照射されることにより電荷(自由電子と自由正孔のペア)が発生する。n層6A及びp層6Cは、コンタクト層として機能し、下部電極14及び後述する上部電極7とi層6Bをと電気的に接続する。
【0048】
なお、本実施の形態では、下部電極14を半導体層6よりも大きくしている。半導体層6の膜厚が薄い場合(例えば、0.5μm以下の場合)には、TFTスイッチ4への光入射を防ぐ目的で、遮光性金属を配置してTFTスイッチ4を覆うことが好ましい。
【0049】
また、本実施の形態では、デバイス内部の光の乱反射によるTFTスイッチ4への光進入を抑制するため、TFTスイッチ4のチャネル部から遮光性金属からなる下部電極14の端部への間隔を5μm以上確保している。
【0050】
半導体層6上には、上部電極7が形成されている。この上部電極7には、例えば、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。
【0051】
層間絶縁膜12、半導体層6及び上部電極7上には、上部電極7に対応する一部で開口27Aを持つように保護絶縁膜17が形成されている。保護絶縁膜17はTFT保護膜層11と同じく、例えば、SiNx等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
【0052】
この保護絶縁膜17上には、共通電極配線25がAl若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした合金あるいは積層膜で形成されている。共通電極配線25は、開口27A付近にコンタクトパッド27が形成され、保護絶縁膜17の開口27Aを介して上部電極7と電気的に接続される。
【0053】
このように形成された放射線撮像素子10には、必要に応じて保護絶縁膜17上にさらに光吸収性の低い絶縁性の材料により保護膜が形成されて、その表面に光吸収性の低い接着樹脂を用いてGOS等からなるシンチレータ30(図3参照)が貼り付けられる。
【0054】
次に、上記構造の放射線撮影装置100の動作原理について説明する。
【0055】
本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、図6に示すように、I/Fコネクタ110が制御部50のI/Fコネクタ126に接続されて、制御部50に接続される。
【0056】
本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、外部との接続端子を1辺に設けている。これにより、放射線撮影装置100は、放射線撮像素子10の交換が容易であり、例えば、被写体部位に応じて最適な感度特性の放射線撮像素子10に交換することも可能となる。
【0057】
放射線撮像素子10は、X線が照射されると、照射されたX線がシンチレータ30に吸収され、可視光に変換される。なお、X線は、放射線撮像素子10の表側、裏側の何れから照射されてもかまわない。シンチレータ30で可視光に変換された光は、基板1上にマトリクス状に配置されたセンサ部103の半導体層6に照射される。
【0058】
放射線撮像素子10には、半導体層6が各画素単位に分離して備えられている。半導体層6は、共通電極配線25を介して上部電極7から所定のバイアス電圧が印加されており、光が照射されると内部に電荷が発生する。例えば、半導体層6が下層からn層、i層、p層の順に積層したPIN構造の場合は、上部電極7に負のバイアス電圧が印加されるものとされており、i層6の膜厚が1μm程度の場合、印加されるバイアス電圧が−5〜−10V程度である。
【0059】
半導体層6には、バイアス電圧が印加された状態で光が未照射の場合、数pA/mm以下の電流しか流れない。一方、半導体層6には、バイアス電圧が印加された状態で光が照射(1μW/cm)されると、数〜数十nA/mm程度の明電流が発生する。この発生した電荷は下部電極14により収集される。下部電極14は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されており、TFTスイッチ4のソース電極9は、信号配線3に接続されている。画像検出時には、TFTスイッチ4のゲート電極2に負バイアスが印加されてオフ状態に保持されており、下部電極14に収集された電荷が蓄積される。
【0060】
画像読出時には、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号(+10〜20V)が印加される。これにより、TFTスイッチ4が順次ONされることにより下部電極14に蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。アンプIC105は、信号配線3に流れ出した電気信号に基づいて各センサ部103に蓄積された電荷量を、画像を構成する各画素の情報として検出する。これにより、放射線撮像素子10に照射されたX線により示される画像を示す画像情報を得ることができる。
【0061】
ところで、本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、可撓性を有する基板1上に画素20がマトリクス状に形成されており、ゲートIC104及びアンプIC105が、基板1の一方向の1辺の周辺部に設けられている。そして、放射線撮像素子10は、ゲートIC104及びアンプIC105が設けられた一方向の1辺で制御部50と接続される。
【0062】
これにより、本実施の形態に係る放射線撮像素子10は、図7に示すように、放射線撮像素子10自体を一方向に湾曲させて被写体Sの撮影を行う場合もゲートIC104やアンプIC105、制御部50が湾曲せず、ゲートIC104やアンプIC105、制御部50内で配線に断線が発生しないため、安定して放射線画像を撮影できる。
【0063】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0064】
図8には、第2の実施の形態に係る放射線撮像素子10の詳細な構成が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図1参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
【0065】
第2の実施の形態に係る放射線撮像素子10では、画素20のマトリクス配列の一方向に対する交差方向(図8の縦方向)の各画素列にそれぞれ走査配線101が並列に設けられている。
【0066】
また、放射線撮像素子10は、信号配線方向の一端側にゲートIC104が設けられており、各走査配線101は、基板1の周辺部又基板1の裏面に設けられた不図示の配線を介してゲートIC104に接続されている。
【0067】
図9には、第2の実施形態に係る放射線撮像素子10の1画素単位の構造を示す平面図が示されており、図10には、図9のA−A線断面図が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図4及び図5参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
【0068】
図10に示すように、第2の実施形態に係る放射線撮像素子10は、上記第1の実施の形態と比較して、第1信号配線層及び第1絶縁膜15Aが形成されておらず、第2信号配線層以上の層によって構成されている。
【0069】
第2の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、第1の実施の形態と同様に、図2及び図3に示すように、信号配線方向の一端に雄型のI/Fコネクタ110が設けられている。各ゲートIC104及び各アンプIC105は、I/F回路112を介してI/Fコネクタ110に接続されており、図6に示すように、I/Fコネクタ110が制御部50のI/Fコネクタ126に接続されて、制御部50に接続される。
【0070】
このように第2の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、外部との接続端子を1辺に設けているため、放射線撮像素子10の交換が容易となる。
【0071】
また、放射線撮像素子10は、ゲートIC104やアンプIC105が基板1の1辺に設けられ、当該1辺で制御部50と接続することにより、図7に示すように、放射線撮像素子10自体を一方向に湾曲させて被写体Sの撮影を行う場合もゲートIC104やアンプIC105、制御部50が湾曲せず、ゲートIC104やアンプIC105、制御部50内で配線に断線が発生しないため、安定して放射線画像を撮影できる。
【0072】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。
【0073】
図11には、第3の実施の形態に係る放射線撮像素子10の詳細な構成が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図1参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
【0074】
第3の実施の形態に係る放射線撮像素子10では、画素20のマトリクス配列の一方向に対する交差方向(図11の縦方向)の各画素列にそれぞれ走査配線101が並列に設けられている。
【0075】
また、放射線撮像素子10は、走査配線方向の一端側にゲートIC104が設けられており、各走査配線101は、ゲートIC104に接続されている。
【0076】
各ゲートIC104は、図12に示すように、基板1の周辺部に設けられた接続配線130を介して最も端のアンプIC105に接続されており、当該アンプIC105及びインターフェース回路112を介してI/Fコネクタ110に接続されている。第3の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、第1の実施の形態と同様に、図6に示すように、I/Fコネクタ110が制御部50のI/Fコネクタ126に接続されて、制御部50に接続される。
【0077】
このように第3の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、外部との接続端子を1辺に設けているため、放射線撮像素子10の交換が容易となる。
【0078】
また、放射線撮像素子10は、走査配線方向の一端側にゲートIC104が設けられているが、基板1が可撓性を有しており、図7に示すように放射線撮像素子10自体を湾曲させて撮影を行う場合も各ゲートIC104の間の基板1が湾曲してゲートIC104が湾曲せず、ゲートIC104内で配線に断線が発生しないため、安定して放射線画像を撮影できる。
【0079】
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。
【0080】
図13には、第4の実施の形態に係る放射線撮像素子10の詳細な構成が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図1参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
【0081】
第4の実施の形態に係る放射線撮像素子10では、画素20のマトリクス配列の一方向に対する交差方向(図13の縦方向)の各画素列にそれぞれ走査配線101が並列に設けられている。
【0082】
また、放射線撮像素子10は、走査配線方向の一端側にアンプIC105が設けられており、各走査配線101は、アンプIC105に接続されている。
【0083】
アンプIC105は、基板1外に設けられてプリント配線基板などの外部配線132を経由してインターフェース回路112に接続されており、当該インターフェース回路112を介してI/Fコネクタ110に接続されている。第4の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、第1の実施の形態と同様に、図6に示すように、I/Fコネクタ110が制御部50のI/Fコネクタ126に接続されて、制御部50に接続される。
【0084】
このように第4の実施の形態に係る放射線撮像素子10は、第1の実施の形態と同様に、外部との接続端子を1辺に設けているため、放射線撮像素子10の交換が容易となる。
【0085】
また、放射線撮像素子10は、走査配線方向の一端側にゲートIC104が設けられているが、基板1が可撓性を有しており、図7に示すように放射線撮像素子10自体を湾曲させて撮影を行う場合も各ゲートIC104の間の基板1が湾曲してゲートIC104が湾曲せず、ゲートIC104内で配線に断線が発生しないため、安定して放射線画像を撮影できる。
【0086】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、ゲートIC104及びアンプIC105を基板1の1辺に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図14に示すように、ゲートIC104及びアンプIC105を基板1の対向する2辺に設けてもよい。図14では、対向する2辺の一方側にゲートIC104が設けられ、他方側にアンプIC105が設けられている。制御回路120は、2辺の一方側に設けて、外部回路を介して他方側と接続してもよく、図14に示すように、ゲートIC104を制御するゲート制御回路120AとアンプIC105を制御するアンプ制御回路120Bとに分けて対向する2辺に設けてもよい。
【0087】
また、上記第1の実施の形態では、図5に示すように、第1〜第3信号配線層に別々に第1配線101A、第2配線101B、信号配線3を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第2配線101Bと信号配線3を同じ信号配線層に形成してもよい。第1の実施の形態の放射線撮像素子10では、図5に示す第2配線101Bを信号配線3と同じ第3信号配線層に形成した場合、第1信号配線層と第1絶縁膜15Aが不要となる。なお、この場合、第2配線101Bと信号配線3間の絶縁を確保する必要がある。
【0088】
また、上記第1の実施の形態では、図4に示すように、第2配線101Bと信号配線3を一方向の画素列の端部分に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、信号配線3を一方向の画素列の端部分に形成し、第2配線101Bを一方向の画素列の中央部分に形成して距離を離すようにしてもよい。これにより、信号配線3の寄生容量を抑えることができる。
【0089】
図15及び図16には、第1の実施形態に適用可能な放射線撮像素子10の別な構成の一例が示されている。なお、図15には、放射線撮像素子10の1画素単位の構造を示す平面図が示されており、図16には、図15のA−A線断面図が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図4及び図5参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
【0090】
図16に示すように、放射線撮像素子10は、上記第1の実施の形態と比較して、第1信号配線層及び第1絶縁膜15Aが形成されておらず、第2信号配線層以上の層によって構成されている。
【0091】
第2配線101Bは、TFT保護膜層11上に形成されており、一方向の画素列の中央部分を通過している。
【0092】
TFT保護膜層11及び第2絶縁膜15Bには、n本目の第1配線101Aとn本目の第2配線101Bが交差する位置にコンタクトホール19(図15参照。)が形成され、n本目の第1配線101Aとn本目の第2配線101Bとがコンタクトホール19を介して接続される。ゲート電極2が形成される配線層より下層に別な配線層を形成すると、レイヤ間のアライメント、歩留り等に問題が発生する場合があるため、第2配線101BをTFT保護膜層11上に形成するようにしてもよい。
【0093】
また、上記各実施の形態では、放射線を一度シンチレータ30で光に変換し、変換した光をセンサ部103で電荷に変換して蓄積する間接変換方式の放射線撮像素子10に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線を直接、アモルファスセレン等を用いたセンサ部で電荷に変換して蓄積する直接変換方式の放射線撮像素子に適用してもよい。
【0094】
また、上記実施の形態では、放射線としてX線を検出することにより画像を検出する放射線撮影装置100に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線として粒子線や他の電磁波(可視光や紫外線、赤外線)等を検出してもよい。
【0095】
その他、上記実施の形態で説明した放射線撮像素子10の構成及び放射線撮影装置100の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0096】
1 基板(絶縁性基板)
3 信号配線
4 TFTスイッチ(スイッチ素子)
10 放射線撮像素子
20 画素
50 制御部
100 放射線撮影装置
101 走査配線
101A 第1配線
101B 第2配線
103 センサ部
104 ゲートIC(第1集積回路)
105 アンプIC(第2集積回路)
120 制御回路
120A ゲート制御回路(第1制御回路)
120B アンプ制御回路(第2制御回路)
130 接続配線
132 外部配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視において一方向の外縁に1辺又は対向する2辺を少なくとも有し、各々検出対象とする放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積すると共に当該電荷を読み出すためのスイッチ素子を備えた画素がマトリクス状に複数設けられ、各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と前記各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて前記画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線とが絶縁膜を介して設けられた可撓性を有する絶縁性基板と、
予め定められた第1本数の前記走査配線毎に前記絶縁性基板上に設けられ、それぞれ当該第1本数の走査配線に対して前記制御信号を出力する第1集積回路と、
予め定められた第2本数の前記信号配線毎に前記絶縁性基板上に設けられ、それぞれ当該第2本数の信号配線を流れる電気信号を検出する第2集積回路と、
前記絶縁性基板の前記1辺又は対向する2辺側に設けられ、前記第1集積回路及び前記第2集積回路と電気的に接続されて前記第1集積回路及び前記第2集積回路の動作を制御する制御回路と、
を備えた放射線撮影装置。
【請求項2】
前記複数の信号配線は、前記一方向に並行して設けられ、
前記複数の走査配線は、前記一方向に対する交差方向に並行して設けられた複数の第1配線、及び前記一方向に並行でかつ前記第1配線と絶縁膜を介して設けられ、当該絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介してそれぞれ異なる前記第1配線に接続された複数の第2配線により構成された
請求項1記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記第1集積回路及び第2集積回路は、前記絶縁性基板上の前記1辺又は対向する2辺の周辺部に設けられた
請求項1又は請求項2記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記制御回路は、前記第1集積回路の動作を制御する第1制御回路及び前記第2集積回路の動作を制御する第2制御回路を有し、
前記第1集積回路及び前記第1制御回路と前記第2集積回路及び前記第2制御回路とは前記絶縁性基板の前記2辺に対向して設けられた
請求項1〜請求項3の何れか1項記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記絶縁性基板は、前記複数の信号配線が前記一方向に並行して設けられると共に、前記複数の走査配線が前記一方向に対する交差方向に並行して設けられ、
前記第2集積回路は、前記絶縁性基板上の前記一方向の周辺部に設けられ、
前記第1集積回路は、前記絶縁性基板上の前記交差方向の周辺部に設けられ、前記絶縁性基板上に設けられた接続配線又は当該絶縁性基板外の外部配線を経由して前記制御回路に接続された
請求項1記載の放射線撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−75327(P2011−75327A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−225286(P2009−225286)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】