説明

施設ゲートの遠隔制御システム

【課題】、施設ゲート契約者が所有するリモコン端末器に応じて、施設ゲートを全開させる信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる信号のいずれかを出力させるシステムにして、防犯や無断駐車防止を図る。
【解決手段】モータ8の駆動により開閉動作する施設ゲート2と、施設ゲート2を開放させる信号を出力する施設利用者のリモコン端末器3とを有し、
予め契約した施設利用者のリモコン端末器3は、施設ゲート2を全開させる信号と、施設ゲート2を所定の開放途中位置まで開放させる信号のいずれかを出力し、
施設ゲートの制御部5は、これらの信号のいずれかを受信して、施設ゲート2が全開位置、或いは、所定の開放途中位置まで開放させる制御を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン端末器を用いた施設ゲートの遠隔制御システムであり、とくに、リモコン端末器から出力するゲート開放のための信号の違いに応じて、横スライド方向に開閉する施設ゲートを、全開、又は所定の開放途中位置まで開放するように制御され、とくに、駐車場ゲートに最適な施設ゲートの遠隔制御システムに関する。
【従来技術】
【0002】
駐車場利用者の共同利用を目的とした駐車場の出入口に、横方向にスライド開閉する施設ゲートが設備されて、この施設ゲートの開放操作がリモコン端末器による遠隔操作で行われるシステムがあることは、特許文献を挙げるまでもなく周知の技術である。
そして、従来のリモコン端末器を用いた施設ゲートの遠隔制御システムは、予め契約した駐車場利用者が所有するリモコン端末器を操作すると、施設ゲートが全開するように制御されていた
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の横方向にスライド開閉する施設ゲートが常に全開するように制御されていると、例えば、施設利用者が施設内に入った後、全開していた施設ゲートが完全に閉じるまでに時間が掛っていた。
とくに、施設ゲートが横方向にスライドして開閉する扉を備えた駐車場ゲートである場合には、駐車場利用者が単車等の二輪車に乗って入った後から扉が閉じ終える前の間に、不審者や不審車両が駐車場に入るおそれがある。
出願人は従来の施設ゲートの遠隔操作システムにはこのような不具合があり、防犯や無断駐車防止等のための対策が必要であると考えて、これを技術的な面から検討し、その結果、本発明を完成するに至った。
本発明は、施設ゲート契約者が所有するリモコン端末器に応じて、施設ゲートを全開させる信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる信号のいずれかを出力させるシステムにして、防犯や無断駐車防止を図る。
また、本発明は、前記施設ゲートを通過する人や車両を監視カメラで撮影し、撮影した画像を管理者の端末機器に送信する機能を備えたシステムにして、更に高機能な防犯と無断駐車防止を図る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明請求項1に係る施設ゲートの遠隔制御システムは、
開閉が電動モータ又はリニアモータの駆動により行なわれる横スライド開閉式の施設ゲートと、該駆動を制御する制御部と、該制御部に向けて前記施設ゲートを開放させる制御信号を出力する予め登録された施設利用者のリモコン端末器とを備え、
該リモコン端末器は、前記施設ゲートを全開させる制御信号、前記胞設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号、のいずれかを出力する機能を有し、
前記制御部は、前記リモコン端末器から出力した前記制御信号を受信して、受信した制御信号に応じて、前記施設ゲートを全開位置に達するまで開放させ、或いは、該施設ゲートを前記開放途中位置に達するまで開放させるように、前記駆動を制御する機能を有するシステムであるところに特徴がある。
【0005】
この施設ゲートの遠隔制御システムにおいては、予め契約した施設利用者が所有するリモコン端末器は、施設利用者に応じて、前記施設ゲートを全開させる信号、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる信号のいずれかを出力する。
これらの出力信号は、所定周波数帯域の無線電波信号、所定周波数帯域の光信号のいずれかである。
前記制御部は、これらの制御信号のいずれかを受信して、前記施設ゲートを全開させ、或いは、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる。
施設ゲートが、例えば、駐車場ゲートである場合、前記所定の開放途中位置は、二輪車が余裕をもって通過する幅ができる程度まで駐車場ゲートを開放させた位置であり、この幅は、例えば、2mである。
施設ゲートは、駐車場ゲートの他にも、会社や工場、倉庫等の敷地の出入口に設置されている門扉等が挙げられる。
施設ゲートによる前記所定の開放途中位置、全開位置、全閉位置などにおいて停止させる制御は、前記モータのパルス制御したり、前記施設ゲートを各停止位置で検知したり、前記施設ゲートをレーザ距離計で測定する等の方法で行なわれる。
【0006】
請求項2の発明に係る施設ゲートの遠隔制御システムは、更に、
前記リモコン端末器は、前記施設ゲートを全開させる制御信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号のいずれかの制御信号を出力する機能と、前記施設ゲートを閉止させる制御信号を出力する機能を有する。
【0007】
このシステムは、施設ゲートが閉じ始める時間を待つことなく、予め契約した施設利用者が所有するリモコン端末器を操作して、自ら前記施設ゲートを閉止させることを可能にしている。
【0008】
請求項3の発明に係る施設ゲートの遠隔制御システムは、請求項1又は2に記載の構成の上、更に、
前記リモコン端末器から出力される制御信号は、予め登録された施設利用者のID識別データ信号であり、該ID識別データ信号には、前記施設ゲートを全開させる制御信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号のうちのいずれかの制御信号が含まれ、
前記制御部は、該ID識別データ信号と、前記制御部内に記憶されている予め登録された既登録ID識別データ信号とを照合して、双方の識別データ信号に一致が見られると、この一致が見られたID識別データ信号に対応した、前記施設ゲートを全開させる制御、又は、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御を行なう機能を有する。
【0009】
このシステムは、予め登録した施設利用者のリモコン端末器内には、この利用者固有のID識別データが入力されている。そして、このリモコン端末器を操作すると、このID識別データが信号として出力される。このID識別データ信号は、予め登録した施設利用者を個別に特定できる識別データ信号であれば足りる。
前記制御部には、予め登録した施設利用者固有の既登録ID識別データが、個別に入力されている。
この既登録ID識別データも、予め登録した施設利用者を個別に特定できる識別データ信号であれば足りる。
前記制御部は、前記リモコン端末器から出力したID識別データ信号が、該制御部内に格納されている複数の既登録ID識別信号のいずれかに一致するか否かを照合する。
そして、この照合の結果、一致が見られると、この一致が見られた既登録ID識別データに応じた、前記施設ゲートを全開させる制御信号、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制側信号のいずれかを出力して、電動モータ又はリニアモータの駆動制御を行なう。
【0010】
請求項4の発明に係る施設ゲートの遠隔制御システムは、請求項1乃至3のいずれかの項に記載の構成の上、更に、
前記制御部、又は該制御部に信号接続した第2制御部と、前記施設の出入口を撮影する監視カメラとが信号接続されており、前記制御部内又は前記第2制御部は、少なくとも前記施設ゲートが開放している時間に前記出入口を撮影し、撮影した画像データを撮影時刻とともに、管理者の端末機器に送信する機能を更に有する。
【0011】
このシステムは、リモコン端末器を用いた施設ゲートの遠隔制御システムと、監視カメラを用いた施設ゲートの遠隔監視システムを合わせたシステムである。
前記第2制御部は、監視カメラ用の制御部であり、この第2制御部を設けることなく監視カメラ用の制御部を施設ゲートの遠隔制御システムの制御部に組み入れても良いのである。
このシステムにおいて、施設ゲートの遠隔制御は、前記各請求項のいずれかに記載の遠隔制御と同様の遠隔制御が行なわれる。
そして、このシステムにおいて、監視カメラの遠隔監視は、少なくとも、施設ゲートが開放しているときに行なわれる。即ち、常時監視カメラで監視することも可能である。
そして、この監視カメラによる撮影画像データが撮影時刻とともに、インターネットや信号線などを通じて、管理者のパソコン、ケーブルTV、携帯電話機等の端末機器に送信されて、画面に表示され、また、時系列順に読出し可能に記憶される。
【0012】
請求項5の発明に係る施設ゲートの遠隔制御システムは、請求項1乃至4のいずれかの項に記載の構成の上、更に、
管理者の端末機器から、前記施設ゲートの開閉制御と、前記監視カメラの制御を遠隔駆動制御とを行なう機能を更に有し、施設の出入口に管理者の端末機器と相互通話が可能な通話器が設けられている。
【0013】
このシステムは、管理者のパソコンや携帯電話機を用いた、施設ゲートの開閉制御と、前記監視カメラの駆動制御、施設の出入口に居る人との相互通話が行なえる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、
予め契約した施設利用者が所有するリモコン端末器から、この所有者に対応した、前記施設ゲートを全開させる信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる信号のいずれかを出力して、該施設ゲート側の制御部を通じて、該施設ゲートの開方向の制御を行なう構成とした結果、施設利用者が徒歩で施設内に入るときや二輪車に乗って施設内に入るときに、ゲートを全開させることなく、ゲートを通過させるに足りるだけゲートを開放させることが出来るようになった。
とくに、施設出入口の通過が徒歩や二輪車だけの場合には、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる信号だけを出力するリモコン端末器を所有すればよいため、不必要に広く施設ゲートを開放させることが無くなった。
このため、防犯や無断駐車防止が一層図られるようになった。
【0015】
請求項2の発明によれば、更に、前記リモコン端末器に、前記施設ゲートを全開させる制御信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号のいずれかの制御信号を出力する機能と、前記施設ゲートを閉止させる制御信号を出力する機能を持たせたシステムとした結果、施設利用者が施設の出入口を出た直後に、リモコン端末器を操作して施設ゲートを閉止させることが出来るようになった。
このため、施設ゲートが閉じ始めるまでの時間を短縮することが出来るようになった。
【0016】
請求項3の発明によれば、更に、
前記リモコン端末器から出力される制御信号を、予め登録された施設利用者のID識別データ信号とし、このID識別データ信号と、前記制御部内に記憶されている予め登録された既登録ID識別データ信号とを照合して、双方の識別データ信号に一致が見られたときに、前記施設ゲートを全開させ、又は、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御が行なわれるように構成した結果、施設ゲートを開けた人を特定することが出来るようになった。
このため、利用者を特定した施設ゲートの利用記録と管理が行なえるようになった。
【0017】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかの項に記載の構成の上、更に、
監視カメラによる前記施設の出入口の監視を行なう構成を加えた結果、防犯や無断駐車防止の向上を一層図ることが出来るようになった。
【0018】
請求項5の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかの項に記載の構成の上、更に、
管理者の端末機器から、前記施設ゲートの開閉制御と、前記監視カメラの制御を遠隔駆動制御とを行なう機能を更に有し、施設の出入口に管理者の端末機器と相互通話が可能な通話器を設けたシステムとした結果、施設ゲートの開閉に不具合がある場合、施設の出入口周辺でトラブルが発生した際に、管理者は施設ゲートから離れた所から、施設ゲートの開閉を遠隔制御したり、監視カメラで施設の出入口の周辺状況を確認したり、この出入口に居る人と相互通話が出来るようになった。このため、施設ゲートとその周辺の管理等が楽になり、施設ゲートとその周辺で些細な問題が生じても、施設ゲートに出向かなくても対処できるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明を実施するための最良の形態を次の実施例において詳述する。
【実施例】
【0020】
図1は本発明による施設ゲートの遠隔制御システムを駐車場ゲートに適用した1実施例であり、(a)は駐車場ゲート2が閉止した状態で示し、(b)は途中まで開放させた状態で示し、(c)は全開状態で示している。
これらの図に示すように、この実施例の駐車場ゲートの遠隔制御システムは、電動で走行制御される駐車場ゲート2と、駐車場ゲート2を開放させる信号を出力する施設利用者のリモコン端末器3とを有する。
リモコン端末器3は、駐車場ゲート2を全開させる無線信号と、駐車場ゲート2を途中まで開放させる無線信号のいずれかを出力する。
駐車場ゲート2は、片側の駐車場フェンス1の内側に設置されている制御盤5により開閉が制御され、制御盤5内と片側の駐車場フェンス1の内側面との間にはモータ駆動で回転するチェーン4が懸架されて、駐車場ゲート2がチェーン4の回転移動に引かれて開閉方向に走行する。そして、リモコン端末器3から出力した、駐車場ゲート2を全開させる無線信号や、駐車場ゲート2を途中まで開放させる無線信号が制御盤5内で受信されて、受信信号に応じて駐車場ゲート2の開放に向けた制御がされる。
【0021】
駐車場ゲート2は、図1(a)に示すように、通常が全閉状態にある。
そして、リモコン端末器3から駐車場ゲート2を途中まで開放させる無線信号が出力されると、駐車場ゲート2は、図1(b)に示すように、二輪車が余裕をもって通過できる間隔W1を設ける位置まで開放される。この間隔W1は、例えば、2mである。そして、リモコン端末器3から駐車場ゲート2を全開させる無線信号が出力されると、駐車場ゲート2は、図1(c)に示すように、四輪自動車が通過できる全開位置まで開放される。
【0022】
図2は駐車場ゲートの開閉制御を簡略ブロック図で示しており、制御盤5内には、モータ8が設置されている。そして、モータ8には減速ギヤケース9が装着され、減速ギヤケース9の出力軸にチェーンスプロケット6が装着されている。チェーン4は無限チェーンであり、このチェーンスプロケット6と、駐車場フェンス1の内側面に支持されているチェーンスプロケット7との間に懸架されている。
モータ8は制御盤5内に実装されている制御部(制御回路部)10と信号接続され、制御部10は、更に、リモコン端末器3から出力した、施設ゲート2を全開させる信号と、施設ゲー2を所定の開放途中位置まで開放させる信号を受信する受信部11と、手動操作でモータ8を制御して駐車場ゲート2を開閉させるスイッチを有する操作盤12と、駐車場ゲート2が開放した状態にあるときや制御異常があるときにこれを知らせる警報ランプ13等が信号接続されている。駐車場ゲート2を全閉位置、所定の開放途中位置、全開位置で停止させる制御は、モータ8をパルス制御することにより行なっている。
【0023】
図2は施設ゲートの遠隔制御と監視カメラによる施設出入口の遠隔監視を可能とするシステムの1実施形態を示している。
図2における施設ゲートの遠隔制御は、前述した実施形態と同様である。
監視カメラ14は、施設の出入口を撮影する個所に設置されている。監視カメラ14は、制御盤5内の制御部10に信号線で接続されている。
また、施設の出入口の横に通話器16が設置されており、この通話器16も制御部10に信号線で接続されている。
制御部10にはサーバー15が信号線で接続されており、施設ゲート2の開閉情報が、その時刻と、監視カメラ14で撮影した画像データと合わせて、インターネット網を通じて、管理者が居る建物20内のパソコン21に送信され、管理者がこのパソコン20のディスプレイ23で、これを遠隔監視できるようにシステム構築されている。22は管理者側のサーバーである。
そして、駐車場を利用した日時とともに、入出庫管理データとして、パソコン21内に、時系列的に、読出し可能に記憶される。
また、このパソコン21を利用して、施設ゲート2の開閉の遠隔操作と、監視カメラ14の遠隔駆動制御を可能としている。
また、通話器16とパソコン21との間で相互通話ができるようにしてある。
管理者は、パソコン21の他、携帯電話機30を利用した、遠隔操作、遠隔監視、相互通話も可能である。
【0024】
図3は施設ゲートを開閉させる制御の流れの一例を示したフロー図であり、リモコン端末器から出力されたID識別データ信号が施設ゲートの制御部に検知されると、この図に示すような手順で、施設ゲートの開閉制御を行なう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による施設ゲートの遠隔制御システムを駐車場ゲートに適用した1実施例であり、(a)は駐車場ゲートが閉止した状態で示し、(b)は途中まで開放させた状態で示し、(c)は全開状態で示している
【図2】施設ゲートの遠隔制御と監視カメラによる施設出入口の遠隔監視を可能とするシステムの1実施形態を示した図である。
【図3】施設ゲートを開閉させる制御の流れの一例を示したフロー図である。
【符号の説明】
【0026】
1 駐車場フェンス
2 駐車場ゲート
3 リモコン端末器
4 チェーン
5 制御盤
8 モータ
14 監視カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉が電動モータ又はリニアモータの駆動により行なわれる横スライド開閉式の施設ゲートと、該駆動を制御する制御部と、該制御部に向けて前記施設ゲートを開放させる制御信号を出力する予め登録された施設利用者のリモコン端末器とを備え、
該リモコン端末器は、前記施設ゲートを全開させる制御信号、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号、のいずれかを出力する機能を有し、
前記制御部は、前記リモコン端末器から出力した前記制御信号を受信して、受信した制御信号に応じて、前記施設ゲートを全開位置に達するまで開放させ、或いは、該施設ゲートを前記開放途中位置に達するまで開放させるように、前記駆動を制御する機能を有するシステムであることを特徴とする施設ゲートの遠隔制御システム。
【請求項2】
前記リモコン端末器は、前記施設ゲートを全開させる制御信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号のいずれかの制御信号を出力する機能と、前記施設ゲートを閉止させる制御信号を出力する機能を有する、請求項1に記載の施設ゲートの遠隔制御システム。
【請求項3】
前記リモコン端末器から出力される制御信号は、予め登録された施設利用者のID識別データ信号であり、該ID識別データ信号には、前記施設ゲートを全開させる制御信号と、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御信号のうちのいずれかの制御信号が含まれ、
前記制御部は、該ID識別データ信号と、前記制御部内に記憶されている予め登録された既登録ID識別データ信号とを照合して、双方の識別データ信号に一致が見られると、この一致が見られたID識別データ信号に対応した、前記施設ゲートを全開させる制御、又は、前記施設ゲートを所定の開放途中位置まで開放させる制御を行なう機能を有する、請求項1又は2に記載の施設ゲートの遠隔制御システム。
【請求項4】
前記制御部又は該制御部に信号接続した第2制御部と、前記施設の出入口を撮影する監視カメラとが信号接続されており、前記制御部内又は前記第2制御部は、少なくとも前記施設ゲートが開放している時間に前記出入口を撮影し、撮影した画像データを撮影時刻とともに、管理者の端末機器に送信する機能を更に有する、請求項1乃至3のいずれかの項に記載の施設ゲートの遠隔制御システム。
【請求項5】
管理者の端末機器から、前記施設ゲートの開閉制御と、前記監視カメラの制御を遠隔駆動制御とを行なう機能を更に有し、施設の出入口に管理者の端末機器と相互通話が可能な通話器が設けられている、請求項1乃至4のいずれかの項に記載の施設ゲートの遠隔制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−270577(P2010−270577A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−141651(P2009−141651)
【出願日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(500252556)有限会社ネオ・プランニング (5)
【Fターム(参考)】