説明

歩行者経路案内表示システム

【課題】歩行者が携行する機器が簡単、低コストであり、かつ容易に操作できるように改良された歩行者経路案内表示システムを提供する。
【解決手段】歩行者11は無線カード12を携帯する。歩行者の現在位置の判別、歩行者に案内表示する情報の保持および選択、歩行者に経路を案内表示する設備20、さらには歩行者11が携行している無線カード12への情報の記録や記録されている情報の修正に必要な設備15,16は、いずれも交通機関の駅や行き先の建物の側に設置から、歩行者11が携行する無線カード12は極めて簡単な構造で安価なものとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行者が希望する行き先への経路を歩行者に案内表示するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば自宅を出発して鉄道等の交通手段を利用し目的地に向かう歩行者に対し、次に進むべき経路を案内表示するための様々な技術が開発され提案されている。
【0003】
そのうち、下記特許文献1に記載されている歩行者経路案内システムにおいては、図4に示したように、歩行者が携帯する端末機1にディスプレイ2やスピーカ3が設けられており、かつ歩行者の両肩に取り付けられたアンテナ4によってGPS衛星5からの電波を受信して歩行者の現在位置を把握するようになっている。
そして、携帯端末機1に内蔵されたデータ格納部6に格納されている地図データと現在位置とを照らし合わせ、目的地に向かう経路をディスプレイ2に表示して歩行者を案内するようになっている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−148994号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術の携帯端末機1は、GPS衛星5からの電波を受信して現在位置を判別するとともに、格納している地図データ7に基づいて経路を案内表示するものであるため、その構造が複雑で高価であり、容易に利用できるものではない。
また、歩行者がその入力部8を操作して目的地等を入力する構造であるため、機械操作に不慣れな歩行者や高齢者にとってはその操作が容易ではない。
【0006】
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、歩行者が携行する機器が簡単、低コストであり、かつ容易に操作できるように改良された歩行者経路案内表示システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
歩行者が携帯する無線カードと、
前記無線カードと無線通信する、前記経路に沿って配設された複数の通信手段と、
歩行者に前記経路を案内表示する、前記経路に沿って配設された複数の表示手段と、
歩行者に表示する複数の案内情報を保持しており、前記複数の通信手段のうち前記無線カードと通信している通信手段の位置に基づいて歩行者の現在位置を判別し、この現在位置に応じて歩行者に表示する案内情報を保持している複数の案内情報から選択し、前記複数の表示手段のうち現在位置の近傍にある表示手段に選択した案内情報を供給し表示させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
すなわち、本発明の歩行者経路案内表示システムにおいては、歩行者は無線カードを携帯するだけで良く、歩行者の現在位置の判別、歩行者に案内表示する情報の保持および選択、歩行者に経路を案内表示する設備、さらには歩行者が携行している無線カードへの情報の記録や記録されている情報の修正に必要な設備は、いずれも交通機関の駅や公共施設、行き先である建物の側に設置される。
これにより、歩行者が携行する無線カードは、極めて簡単な構造で安価なものとすることができる。
また、無線カードへの情報の記録や記録されている情報を変更する操作も、交通機関の駅等に設置されている大型で見やすく操作がし易い専用の機器を用いて行うから、歩行者が容易に操作できる。
なお、無線カードは、例えば鉄道利用者の定期券に用いられているカードや、一部のクレジットカードの様に、相手側から無線で供給される電力によって作動するICチップを内蔵しており、相手側機器に接触させあるいは接近させる非接触の操作によってこのICチップに書き込まれている情報を読み取ることができる型式のものとすることができる。
【0009】
また、無線カードには、歩行者が希望する行き先や経路に関する情報を記録する行き先属性記録部と、歩行者の性別や年齢、使用する言語、利用種別等に関する情報を記録する歩行者属性記録部とを設けることができる。
これにより、例えば歩行者が観光客等の外国人である場合には、その歩行者が用いる言語である英語や仏語等での案内表示を行うことが可能となる。
【0010】
また、無線カードの行き先属性記録部および歩行者属性記録部に新しい情報を記録するとともに、記録されている情報を変更するための記録情報操作手段を、交通機関の駅や公共施設、デパート等の歩行者の経路に沿わせて配置することができる。
この記録情報操作手段は、例えばタッチパネルとすることにより、無線カードに記録されている行き先等の入力や修正を大きな画面で容易に行うことができる。
また、交通機関の駅に設置するタッチパネルは、利用する交通機関に関する情報やその駅の周囲にある施設や建物等の情報等を表示できるようにし、行き先の記録や修正をより一層容易に行えるようにすることができる。
さらに、例えばデパート等の入口に設置するタッチパネルには、その建物内の店舗に関する情報等を記録しておけば良いから、個々のタッチパネルに記録しておく情報が少なくて済み、その構造を簡単なものとすることもできる。
【0011】
また、制御手段は、歩行者が希望する行き先および現在位置と無線カードの歩行者属性記録部に記録されている情報とに基づいて案内表示する経路を選択する案内経路選択部を有することができる。
これにより、その無線カードを携行している歩行者に合わせた経路を選択して案内表示することが可能となるから、例えば高齢者にはエレベータやエスカレータが設けられている経路を選択して案内表示し、若者には階段を利用するが最短距離で目的地に達する経路を案内表示することができる。
【0012】
また、案内経路選択部は、歩行者の現在位置が選択した経路から外れていると判別したときに正しい位置に戻るための新たな経路を選択するように構成することができる。
これにより、案内表示した経路から外れてしまった歩行者に対しては、その現在位置から行き先への新しい経路を選択して案内表示することが可能となる。
【0013】
また、制御手段には、無線カードの歩行者属性記録部に記録されている情報と歩行者の現在位置とに基づいて、歩行者が利用する昇降機器の運転を制御する昇降機器運転制御部を設けることができる。
これにより、歩行者属性記録部に記録されている情報利用種別情報として、その無線カードを携帯している歩行者がVIPであることが記録されている場合には、利用するエレベータを予め出発階に着床させて待機させておく等の昇降機器の運転制御が可能となる。
【0014】
また、歩行者に対して表示手段が表示する案内情報には、案内された経路に沿って歩行者が進んだときに目にする風景画像を加えることができる。
これにより、歩行者は、案内手段の画面に表示された風景画像の記憶と実際に目にする風景画像とを対比させることにより、案内された経路を安心して進むことができる。
【0015】
また、歩行者に対して表示手段が表示する案内情報には、歩行者の現在位置が属している施設に関する情報を加えることができる。
これにより、例えばデパート等の施設においては、無線カードの歩行者属性記録部に記録されている歩行者の性別や年齢等の情報に合わせて、テナント等の広告情報や特売セール等の情報を表示することができる。
【0016】
また、表示手段は、昇降機器の表面に配設されている有機エレクトロルミネセンスディスプレイとすることができる。
これにより、例えばエスカレータの手摺りに沿って湾曲して延びている表面にこのディスプレイを所定の間隔で貼設し、あるいはエレベータの乗りかごの内壁面にこのディスプレイを貼設することができるから、歩行者がエスカレータやエレベータに乗っている間に、その次に進むべき経路の情報を連続的に案内表示することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、歩行者が携行する機器が簡単で低コストであり、かつ容易に操作できるように改良された歩行者経路案内表示システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図1乃至図3を参照し、本発明に係る歩行者経路案内表示システムの一実施形態について詳細に説明する。
【0019】
図1には、デパートに設置されているエスカレータ10と、このエスカレータ10を利用して上方階に向かう歩行者11が示されている。
この歩行者11は無線カード12を携帯しており、エスカレータ10に乗って上方階に向かうと、エスカレータ10の手摺り10aに沿って所定の間隔を開けて配設されている複数の通信手段13が無線カード12と順次通信を行う。
そして、図示されない配線によってこれらの通信手段13に接続されている案内システムの制御手段20は、その歩行者属性識別部21が、無線カード12の行き先属性記録部12aおよび歩行者属性記録部12b(図2)に記録されている歩行者11の行き先、性別/年齢等の情報を読み取って識別する。
【0020】
また、制御手段20の歩行者位置判別部22は、無線カード12と現在無線通信している通信手段13の位置に基づいて、例えば歩行者11の現在位置が1階と2階との間にあることを判別する。
そして、制御手段20の案内経路判別部23は、歩行者11の希望する行き先が10階の飲食店街であり、かつ歩行者11の現在位置が1階と2階との間であることに基づき、このままエスカレータ10を乗り継いで10階に向かわせるという案内経路を判別する。
【0021】
すると、制御手段20の案内情報選択部24は、その案内情報記録部25に記録されている多数の情報のなかから、歩行者11に対して案内表示する「このままエスカレータを乗り継いで10階に向かってください」という案内情報を選択する。
さらに、制御手段20の表示手段選択部26は、現在通信している通信手段13よりも歩行者の進行方向前側に隣接して配置されている表示手段(有機エレクトロルミネセンスディスプレイ)14を選択する。
そして、制御手段20の案内情報供給部27がその表示手段14に案内情報を送信すると、表示手段14の表示画面には「このままエスカレータを乗り継いで10階に向かってください」という案内情報が表示される。
【0022】
なお、有機エレクトロルミネセンスディスプレイ14は、エスカレータ10の手摺り10aに沿って湾曲して延びている表面にも貼設できるばかりでなく、その厚みがかなり薄いものであるから、手摺り10aに掴まっている歩行者の手に触れることもなく、エスカレータ10に乗っている間にその次に進むべき経路の情報を確実に案内表示することができる。
また、無線カード12の歩行者属性記録部12bに、この歩行者11が外国からの観光客であって英語を話すことが記録されている場合には、表示手段14の表示画面に英語の案内情報を表示することができる。
【0023】
このとき、複数の通信手段13および複数の表示手段14が、エスカレータ10の手摺り10aに沿って所定の間隔を開けて順に配設されている。
これにより、エスカレータ10に乗っている歩行者11には、絶え間なく案内情報が表示されることになり、初めて訪れるデパートであっても不安を感じることなく10階に向かうことができる。
【0024】
歩行者11が10階に到着すると、そこにはタッチパネル(記録情報操作手段)15が設置されている。
このタッチパネル15は、このデパートの10階にある売り場の配置を示す地図や、10階に並設されている飲食店街の広告を表示する機能、さらには歩行者11が携帯している無線カード12に現在記録されている行き先情報を修正する機能を有している。
そこで、歩行者11がこのタッチパネル15の表面に無線カード12を近づけ、その案内画面に表示された情報から希望するレストランを選択する操作を行うと、無線カード12の行き先属性記録部12aには最終的な行き先としてのレストランが到着地点情報として記録される。
次いで、このタッチパネル15には、飲食店街に向かって歩行者11が進むべき経路の案内情報が表示される。
なお、無線カード12の歩行者属性記録部12bに、この歩行者11が外国からの観光客であって英語を話すことが記録されている場合には、タッチパネル15の表示画面に英語による案内情報を表示することができる。
【0025】
案内表示された経路にしたがって歩行者11が前進すると、次のタッチパネル16が設置されている。
このタッチパネル16は、大型の液晶ディスプレイ17が並設されている点を除いて、前述したタッチパネル15と同じものである。
そして、歩行者11が携行している無線カード12をこのタッチパネル16に近づけると、タッチパネル16の表示画面に目的地のレストランまでの案内地図が表示されると同時に、大型の液晶ディスプレイ17には、案内された経路に沿って歩行者11が進んだときに目にする風景の静止画像あるいは動画像17aと簡単な文字情報17bが表示される(図3)。
これにより、歩行者11は、大型の液晶ディスプレイ17の画面に表示された風景画像の記憶と実際に目にする風景画像とを対比させることにより、案内経路を外れないように進むことができる。
【0026】
なお、タッチパネル15,16は、このデパートの10階にある売り場や飲食店街に関する情報を表示できるだけで良いから、予め記録しておく情報が少なくて済み、その構造を簡単なものとすることができる。
また、制御手段20の案内経路判別部23は、歩行者11がその無線カード12を接近させあるいは接触させたタッチパネル15,16の位置に基づいて、歩行者11の現在位置が選択した経路から外れていると判別したときには、行き先であるレストランへの新しい経路を選択してタッチパネル15,16の画面に案内表示することもできる。
【0027】
すなわち、本実施形態の歩行者経路案内表示システムにおいては、歩行者11は無線カード12を携帯するだけで良く、歩行者11の現在位置の判別、歩行者11に案内表示する情報の保持や選択を行う設備20、歩行者に経路を案内表示する設備14、さらには歩行者11が携行している無線カード12への情報の記録や記録されている情報の修正に必要な設備15,16は、いずれも交通機関の駅や公共施設、行き先である建物の側に設置される。
これにより、歩行者11が携行する無線カード12は、極めて簡単な構造で安価なものとすることができる。
また、無線カード12への情報の記録や記録されている情報を変更する操作も、交通機関の駅等に設置されている大型で見やすく操作がし易い専用の機器15,16を用いて行うから、歩行者は容易に操作することができる。
【0028】
以上、本発明に係る歩行者経路案内表示システムの一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0029】
例えば、上述した実施形態においては、歩行者11がデパートの10階に設けられている飲食店街に向かう場合を例に取って説明した。
これに対して、例えば歩行者が自宅を出発して駅から電車に乗って遠方の美術館に向かう場合には、駅に設置されているタッチパネル15を利用する。そして、このタッチパネル15を操作して目的地である美術館や希望する経路を指定すると、歩行者11が携行する無線カード12に最終目的地として美術館や、希望する経路等の情報が記録されるとともに、利用すべき電車の乗り継ぎ経路がタッチパネル15に表示される。
また、途中の乗換駅の各所に設置されているタッチパネル16に無線カード12を接触させると、その乗換駅において進むべき経路を案内する地図がタッチパネル16の画面に表示されると同時に、並設されている大型の液晶ディスプレイ17には案内された経路に沿って歩行者11が進んだときに目にする風景の静止画像あるいは動画像が表示される。
これにより、歩行者11は迷うことなく案内された経路に沿って進んで電車を乗り換えることができる。
【0030】
なお、以上のような歩行者11に対する経路の案内表示は、無線カード12に記録されている情報に基づき、個々の歩行者毎に行われる。
例えば、無線カード12の歩行者属性記録部12bに、この歩行者11が高齢者であることが記録されている場合には、エスカレータやエレベータが設けられている駅を経路とする案内表示を行うことができる。
これとは反対に、この歩行者11が若者であると記録されている場合には、駅の階段を利用することになるが最短距離で目的地に到達できる経路を案内表示することができる。
【0031】
また、歩行者11が自宅を出発して電車やタクシーを乗り継ぎ取引先の会社に向かう場合を例に取って説明すると、取引先の会社が入居しているビルの入口に設置されているタッチパネル15,16を利用する。
そして、この会社のビルに歩行者11が到着し、携行している無線カード12をタッチパネル15,16に接触させると、制御手段20は、その取引先の会社がこのビルの何階に入居しているかや、どのエレベータを利用すれば良いか等の案内情報をタッチパネル15,16に表示する。
このとき、歩行者11が携行している無線カード12の歩行者属性記録部12bに、この歩行者がその会社に取ってVIPであることが記録されているときには、制御手段20の昇降機器運転制御部28がエレベータの運転を制御し、この歩行者11がエレベータホールに到着する前にエレベータを予め着床させて待機させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】第1実施形態の歩行者経路案内表示システムを模式的に示す図。
【図2】無線カードの構造を模式的に示す図。
【図3】表示手段に示される案内表示の一例を示す図。
【図4】特開2003−148994号公報に記載されている携帯端末を示す図。
【符号の説明】
【0033】
1 従来技術の形態端末機
10 エスカレータ
11 歩行者
12 無線カード
13 通信手段
14,17 ディスプレイ(表示手段)
15,16 タッチパネル(記録情報操作手段,表示手段)
20 制御手段
21 歩行者属性識別部
22 歩行者位置判別部
23 案内経路判別部
24 案内情報選択部
25 案内情報記録部
26 表示手段選択部
27 案内情報供給部
28 昇降機器運転制御部
100 一実施形態の歩行者経路案内表示システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩行者が携帯する無線カードと、
前記無線カードと無線通信する、前記経路に沿って配設された複数の通信手段と、
歩行者に前記経路を案内表示する、前記経路に沿って配設された複数の表示手段と、
歩行者に表示する複数の案内情報を保持しており、前記複数の通信手段のうち前記無線カードと通信している通信手段の位置に基づいて歩行者の現在位置を判別し、この現在位置に応じて歩行者に表示する案内情報を保持している複数の案内情報から選択し、前記複数の表示手段のうち現在位置の近傍にある表示手段に選択した案内情報を供給し表示させる制御手段と、
備えることを特徴とする歩行者経路案内表示システム。
【請求項2】
前記無線カードは、
歩行者の行き先や経路に関する情報を記録する行き先属性記録部と、
歩行者の性別や年齢、使用言語、利用種別に関する情報を記録する歩行者属性記録部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載した歩行者経路案内表示システム。
【請求項3】
前記無線カードの行き先属性記録部および歩行者属性記録部に新しい情報を記録するとともに記録されている情報を変更する、歩行者の経路に沿って配設された記録情報操作手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載した歩行者経路案内表示システム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記無線カードの歩行者属性記録部に記録されている情報と歩行者の現在位置とに基づいて、歩行者が利用する昇降機器の運転を制御する昇降機器運転制御部を有していることを特徴とする請求項1に記載した歩行者経路案内表示システム。
【請求項5】
前記表示手段は、昇降機器の表面に配設されている有機エレクトロルミネセンスディスプレイであることを特徴とする請求項1記載した歩行者経路案内表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−248279(P2007−248279A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−72518(P2006−72518)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(390025265)東芝エレベータ株式会社 (2,543)
【Fターム(参考)】