説明

油性基剤及びこれを含有する化粧料及び皮膚外用剤

【課題】水との親和性に優れ、かつ、水を多く可溶化でき、安全性、安定性にも優れる油
性基剤、並びに、該油性基剤を含有する化粧料及び皮膚外用剤を提供する。

【解決手段】二価カルボン酸1種又は2種以上とポリエチレングリコールとの縮合物を、
一価アルコールでエステル化した、下記化学式(1)で表されるオリゴマーエステル等を
含有することを特徴とする油性基剤を用いる。
【化1】


(1)
(式中、R1は直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む炭化水素基であり、混合物でもよ
く、R2、R3は直鎖または分岐鎖の炭化水素基であり、同一若しくは異なっていてもよ
く、nは3〜500の整数、xは1〜10の整数を表す)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)及び/又は(B)を含有する油性基剤。
(A)二価カルボン酸1種又は2種以上とポリエチレングリコールとの縮合物を、一価ア
ルコールでエステル化した、下記化学式(1)で表されるオリゴマーエステル。
【化1】

(1)
(式中、R1は直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む炭化水素基であり、混合物でもよ
く、R2、R3は直鎖または分岐鎖の炭化水素基であり、同一若しくは異なっていてもよ
く、nは3〜500の整数、xは1〜10の整数を表す)
(B)二価カルボン酸1種又は2種以上とポリエチレングリコールとの縮合物を、ポリプ
ロピレングリコールでエステル化した、下記化学式(2)で表されるオリゴマーエステル

【化2】

(2)
(式中、R1は直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む炭化水素基であり、混合物でもよ
く、R2は炭素数3の直鎖または分岐鎖の炭化水素基であり、nは3〜500の整数、l
、mは2〜500の整数、xは1〜10の整数を表す)
【請求項2】
二価カルボン酸1種又は2種以上とポリエチレングリコールとの縮合物を、一価アルコー
ルでエステル化した、下記化学式(1)で表されるオリゴマーエステルを含有する油性基
剤。
【化1】

(1)
(式中、R1は直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む炭化水素基であり、混合物でもよ
く、R2、R3は直鎖または分岐鎖の炭化水素基であり、同一若しくは異なっていてもよ
く、nは3〜500の整数、xは1〜10の整数を表す)
【請求項3】
二価カルボン酸1種又は2種以上とポリエチレングリコールとの縮合物を、ポリプロピレ
ングリコールでエステル化した、下記化学式(2)で表されるオリゴマーエステルを含有
する油性基剤。
【化2】

(2)
(式中、R1は直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む炭化水素基であり、混合物でもよ
く、R2は炭素数3の直鎖または分岐鎖の炭化水素基であり、nは3〜500の整数、l
、mは2〜500の整数、xは1〜10の整数を表す)
【請求項4】
二価カルボン酸1種又は2種以上が、炭素数8〜44のジカルボン酸である請求項1〜3
に記載の油性基剤。
【請求項5】
二価カルボン酸1種又は2種以上のうち、少なくとも一種がダイマー酸である請求項1〜
3に記載の油性基剤。
【請求項6】
二価カルボン酸1種又は2種以上のうち、少なくとも一種がシクロヘキサンジカルボン酸
である請求項1〜3に記載の油性基剤。
【請求項7】
二価カルボン酸1種又は2種以上のうち、少なくとも一種がセバシン酸である請求項1〜
3に記載の油性基剤。
【請求項8】
ポリエチレングリコールが、数平均分子量285〜3000のポリエチレングリコールで
ある請求項1〜7に記載の油性基剤。
【請求項9】
一価アルコールが、炭素数1〜34の一価アルコールである請求項1〜2又は4〜8に記
載の油性基剤。
【請求項10】
一価アルコールが、2−エチルヘキシルアルコール又は/及びイソステアリルアルコール
である請求項1〜2又は4〜9に記載の油性基剤。
【請求項11】
ポリプロピレングリコールがジプロピレングリコールである請求項1又は3〜8のいずれ
かに記載の油性基剤。
【請求項12】
オリゴマーエステルの重量平均分子量が500〜2万である請求項1〜11のいずれかに
記載の油性基剤。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれかに記載の油性基剤を含有する化粧料及び皮膚外用剤。

【公開番号】特開2007−55925(P2007−55925A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−242145(P2005−242145)
【出願日】平成17年8月24日(2005.8.24)
【出願人】(000231497)日本精化株式会社 (60)
【Fターム(参考)】