説明

流体制御弁

【課題】 流体の圧力によるシール材の変形を抑止することで、流体制御弁の信頼性を向上させる。
【解決手段】 ハウジング40及びシャトル42を備え、ハウジング40に対して可動するシャトル42がハウジング40側に密着することでアノードガスの流れを遮断するように構成された水素バルブ30であって、ハウジング40に設けられ、シャトル42との密着部位をシールするシール材44と、アノードガスの圧力によるシャトル42とシール材44との密着部位でのシール材44の変形を防止する変形防止手段(溝44a、面取り44b)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体制御弁に関し、特に、燃料電池システム、内燃機関等に用いられる流体制御弁に適用して好適である。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特開2000−46232号公報に記載されているように、コイルの発熱による弁室の内圧変化、弾性パッキンの変形による弁室の内圧変化を抑えたマスタバルブが知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−46232号公報
【特許文献2】実開平6−81005号公報
【特許文献3】特開平6−74358号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術では、マスタバルブの閉弁時に弁体(コア)と弁座(ベース)とのシール面に設けられているシール材に流入側と流出側の流体圧力が加わる構造のため、圧力によってシール材が変形し、シール面から漏れが生じる虞がある。このため、弁の信頼性を高く維持することは困難である。
【0005】
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、流体の圧力によるシール材の変形を抑止することで、流体制御弁の信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、上記の目的を達成するため、弁座と、弁体と、前記弁体又は前記弁座の一方に設けられ前記弁体又は前記弁座の他方との密着部位をシールするシール材とを備え、閉弁時に前記シール材に高圧側流体と接する部位を有する構造の弁であって、前記高圧側流体の圧力による前記密着部位での前記シール材の変形を防止する変形防止手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記変形防止手段は、前記密着部位の近傍における前記シール材に設けられた、前記シール材の他の領域よりも変形が容易な第1の領域を含むことを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において、前記第1の領域は、前記シール材に設けられた溝から構成されることを特徴とする。
【0009】
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記変形防止手段は、前記シール材が設けられた前記弁体又は前記弁座の一方と前記シール材との対向面において前記シール材に設けられた前記シール材の他の領域よりも変形が容易な第2の領域を含み、前記第2の領域は、前記シール材の下面であって前記シール材の上面の前記密着部位を下面に投影して得られる領域よりも外側の領域、及び/又は前記シール材の側面に設けられたことを特徴とする。
【0010】
第5の発明は、第4の発明において、前記第2の領域は、前記シール材に設けられた凹部から構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
第1の発明によれば、弁体又は弁座との密着部位(シール面)におけるシール材の変形を防止することができるため、シール面に隙間が生じて漏れが発生することを抑止できる。従って、流体の流れを確実に遮断することができ、流体制御弁の信頼性を高めることが可能となる。
【0012】
第2の発明によれば、シール材の密着部位の近傍に、ジール材の他の領域よりも変形が容易な第1の領域を設けたため、当該第1の領域でシール材を変形させることができ、シール面に変形が及ぶことを抑止することができる。
【0013】
第3の発明によれば、シール材に溝を設けることで、シール材の密着部位の近傍に他の領域よりも変形が容易な第1の領域を設けることができる。
【0014】
第4の発明によれば、シール材が設けられた弁体又は弁座の一方とシール材との対向面において、シール材に他の領域よりも変形が容易な第2の領域を設けたため、当該第2の領域でシール材を変形させることができ、シール面に変形が及ぶことを抑止することができる。また、第2の領域は、シール材の下面であってシール材の上面の密着部位を下面に投影して得られる領域よりも外側の領域、及び/又はシール材の側面に設けられるため、シール材の変形が密着部位に及ぶことを確実に抑止することが可能となる。
【0015】
第5の発明によれば、シール材に凹部を設けることで、シール材の密着部位の近傍に他の領域よりも変形が容易な第2の領域を設けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に基づいてこの発明の一実施形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10を示す模式図である。本実施形態において、燃料電池12は固体高分子電解質膜を備えた燃料電池(PEMFC)であり、電解質膜、アノード、カソード、およびセパレータとから構成されるセルを複数積層して構成される。
【0018】
図1に示すように、燃料電池12には、アノードガス流路14及びカソードガス流路16が導入されている。アノードガス流路14は水素タンク18と接続されており、水素タンク18から燃料電池12のアノードへ水素リッチなアノードガスが送られる。また、カソードガス流路16には空気ポンプ20が設けられており、空気ポンプ20の駆動によりカソードへ酸素を含む酸化ガスとしてのカソードガスが送られる。
【0019】
燃料電池12のアノードでは、アノードガスが送り込まれると、このアノードガス中の水素から水素イオンを生成し(H→2H+2e)、カソードでは、カソードガスが送り込まれると、水素イオンと酸素とから水が生成され((1/2)O+2H+2e→HO)、燃料電池12は電力を発生する。この水のほとんどは、燃料電池12内で発生する熱を吸収して水蒸気となり、カソードオフガス中に含まれて排出される。
【0020】
アノードから排出されたアノードオフガスは、アノードオフガス流路22から処理装置24へ送られて排出される。アノードオフガス流路22には水素排出弁26が設けられている。水素排出弁26によってアノードオフガスの排出量を調整することで、燃料電池12内部における水素の内圧を調整することができる。なお、アノードオフガスをアノードガス流路14に戻すことで、アノードオフガスを循環させても良い。
【0021】
一方、燃料電池12のカソードから排出されたカソードオフガスは、カソードオフガス流路28から排出される。カソード側においても、カソードオフガスをカソードガス流路16に戻すことで循環させても良い。
【0022】
アノードガス流路14には、燃料電池12へ送る水素量を調整するため、水素バルブ30および水素レギュレータ32が設けられている。
【0023】
図2は、水素バルブ30の構成を示す断面図である。ここで、図2(A)は水素バルブ30の閉弁状態を、図2(B)は水素バルブ30の開弁状態をそれぞれ示している。水素バルブ30は、ハウジング(弁座)40、シャトル(弁体)42、シール材(バルブシード)44、ソレノイド46、バネ48を有して構成されている。シャトル42の上部には、アマーチャ43が固定されている。また、シール材44はハウジング40内の下部に設けられ、表面(上面)に形成された溝44aと、下部のエッジに形成された面取り44bを備えている。ハウジング40には、水素タンク18から送られたガスをその内部に導入するためのガス導入孔40aが設けられている。
【0024】
なお、図2では、ハウジング40側にシール材44を設けているが、シャトル42側にシール材44を固定しても良い。
【0025】
シャトル42は、その中心に設けられた孔42aと、側面に設けられた孔42bを備えている。シャトル42の孔42a,42bにはガスが通過可能とされている。また、孔42bには弾性変形可能なパイプ50が接続されており、パイプ50の他端はハウジング40に設けられたガス排出孔40bに接続されている。ガス排出孔40bはアノードガス流路14と接続されており、ガス排出孔40bから排出されたガスはアノードガス流路14へ送られる。また、シャトル42とハウジング40は、ダイヤフラム52,54によって接続されている。
【0026】
図2(A)に示す閉弁状態では、ソレノイド46が非通電状態とされ、バネ48の押し付け力によってシャトル42の下面がシール材44の上面に密着している。これにより、シャトル42の外側からシャトル42の内部へのガスの流入が遮断され、ガス導入孔40a→孔42a→孔42b→ガス排出孔40bへ向かう流れが遮断される。従って、水素バルブ30内のガスの流れが遮断され、水素タンク14から燃料電池12へのアノードガスの供給が停止される。
【0027】
ソレノイド46に通電がされると、シャトル42と一体に設けられたアマーチャ43を上方へ変位させる方向の電磁力が発生する。このため、アマーチャ43がソレノイド46に吸着され、シャトル42がバネ48の押し付け力に反して上方に移動する。これにより、水素バルブ30は図2(B)に示す開弁状態となる。この状態では、シール材44とシャトル42が非接触状態となるため、シャトル42に設けられた孔42a、孔42bを通って図2(B)に示す矢印方向にガスが流れ、ハウジング40のガス導入孔40aからガス排出孔40bに向かってガスが流れる。従って、水素バルブ30にガスが通過可能となり、水素タンク14から燃料電池12へアノードガスが供給される。
【0028】
図3は、水素バルブ30の閉弁時に、ガス導入孔40aからハウジング40の内部に送られたアノードガスの圧力によってシール材44が変形する様子を示す模式図である。ここで、図3(A)は、表面に溝44aを設けた本実施形態に係るシール材44が変形する様子を示しており、図3(B)は、シール材44に溝44aを設けていない場合にシール材44が変形する様子を示している。
【0029】
図3に示すように、シール材44の上面には溝44aが設けられている。溝44aは、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側にリング状に設けられている。
【0030】
図2(A)に示す閉弁状態では、ハウジング40のガス導入孔40aからハウジング40の内部に流入したアノードガスによる圧力(一次圧力)が、ハウジング40の内部に加わる。このとき、アノードガスの圧力は、シャトル42とシール材44が密着している領域の外側でシール材54の表面に下向きにかかることになる。
【0031】
そして、図2(A)に示す閉弁状態では、シャトル42の下面がシール材44の上面に密着しているため、アノードガスによる圧力はシャトル42の孔42a内、パイプ50の内部、ガス排出孔40b内にはかからない。従って、孔42a内、パイプ50の内部、ガス排出孔40b内の圧力は、大気圧(2次圧力)となる。
【0032】
このとき、アノードガスの圧力は通常700気圧程度であり、一方、大気圧は1気圧であるため、この差圧によってシール材44の上面が図3(A)中の矢印方向に変形しようとする。
【0033】
シール材44の上部で発生した変形がシャトル42とシール材44との接触面に達すると、接触面の面方向にシール材44が移動し、シャトル42とシール材44の接触部に位置ずれが生じる場合がある。また、変形によってシャトル42とシール材44との接触圧が変化する場合がある。これにより、シャトル42の外側に導入されたアノードガスが孔42a内に漏れる場合がある。
【0034】
しかし、本実施形態では、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側に溝44aを設けているため、シール材44の表面で発生した変形は溝44aで遮断され、変形がシャトル42とシール材44との密着部位に達することはない。従って、閉弁時にアノードガスが孔42a内に流入してしまうことを確実に抑止できる。これにより、水素バルブ30において確実にガス流を遮断することができ、信頼性を高めることが可能となる。
【0035】
なお、溝44aの代わりに、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側に、シール材44の他の領域よりも容易に変形する材料を配置しても良い。例えば、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側に、シール材44の他の領域よりも容易に変形する材料を埋め込んでも良い。また、溝44aの代わりに、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側におけるシール材44の表面近傍に空隙を設けても良い。また、図2及び図3(A)では、シャトル42の下面の外側に溝44aを設けているが、ガス流を遮断するために必要となるシャトル42とシール材44の接触面積が確保できれば、溝44aをよりシャトル42側に近接させて、溝44aとシャトル42の下面がオーバーラップする構成としても良い。
【0036】
また、本実施形態では、シール材44の下部のエッジに面取り44bを設けているため、シール材44とハウジング40の間には空間56が形成されている。これにより、アノードガスの圧力によってシール材44の上面が下向きに押されると、空間56が狭くなる方向にシール材44が変形する。従って、空間56が狭くなることでシール材44の変形を吸収することができ、シール面に影響しない部分を変形させることで、シャトル42とシール材44の密着部位に変形が及ぶことを抑止できる。従って、シャトル42とシール材44との密着部位において、シール材44が変形することでアノードガスが孔42aに流入してしまうことを抑止できる。
【0037】
なお、空間56を設ける代わりに、シール材44の下部のエッジ部分にシール材44の他の領域よりも容易に変形する材料を配置しても良い。例えば、シール材44の下部のエッジ部分にシール材44の他の領域よりも容易に変形する材料を埋め込んでも良い。
【0038】
図3(B)に示すように、シール材44に溝44a、面取り44bを設けていない場合は、シール材44の変形を吸収することができない。このため、アノードガスの圧力によってシール材44の上面が下向きに押されると、シール材44が図3(B)中の矢印方向に変形し、シャトル42とシール材44とが密着している領域においてシール材44が横方向に変形してしまう。これにより、シャトル42とシール材44との密着部位に隙間が生じて、アノードガスが孔42aに流入してしまう場合がある。
【0039】
従って、本実施形態のように、シール材44の表面に溝44aを設け、また面取り44bを設けておくことで、シャトル42とシール材44とが密着している領域において、シール材44が変形してしまうことを抑止することができる。これにより、水素バルブ30の閉弁時において、ガス導入孔40aから高圧のアノードガスがハウジング40の内部に送られた場合に、水素バルブ30においてアノードガスの流れを確実に遮断することが可能となる。
【0040】
なお、上述のようにシール材44には溝44aと面取り44bの双方を設けることが好適であるが、いずれか一方を設けることによってもシャトル42とシール材44の密着部位に変形が及ぶことを抑止できる。
【0041】
図4は、本実施形態の変形例を示す模式図である。図4に示すように、シャトル42とシール材44とが密着している領域でのシール材44の変形を抑えるためには、図3で説明した形状以外にも、様々な形状を採用することができる。
【0042】
図4(A)では、シール材44の下部のエッジに面取り44cを設け、シャトル42とシール材44が密着する領域の外側に段差44cを設けている。図4(A)の構成によれば、アノードガスの圧力によってシール材44の上面が下向きに押されると、シール材44の上面が図4(A)中の矢印方向に変形する。このとき、段差44cを設けたことによって、シャトル42とシール材44とが密着する領域とシール材44が変形する領域を離間させることができるため、シャトル42とシール材44が密着する領域に変形が達してしまうことを抑止できる。
【0043】
また、図4(B)では、シール材44の上面に溝44aを設け、シール材44の側面に凹部44dを設けている。図4(B)の構成によれば、アノードガスの圧力によってシール材44の上面が下向きに押されると、シール材44が図4(B)中の矢印方向に変形する。これにより、シャトル42とシール材44とが密着する領域に変形が達してしまうことを抑止できる。
【0044】
また、図4(C)では、シール材44の表面に溝44aを設け、シール材44の下面に凹部44eを設けている。図4(C)の構成によれば、アノードガスの圧力によってシール材44の上面が下向きに押されると、シール材44が図4(C)中の矢印方向に変形する。これにより、シャトル42とシール材44とが密着する領域に変形が達してしまうことを抑止できる。
【0045】
なお、図4の変形例においても、溝44a、面取り44b、段差44c、凹部44d,44e等の代わりに、シール材44の他の領域よりも容易に変形する材料を配置しても良い。
【0046】
また、図3及び図4において、面取り44b、凹部44d,44eは、シール材44の下面であってシール材44の上面のシャトル42との密着領域を下面に投影して得られる領域よりも外側の領域、またはシール材44の側面に設けることが好適である。これにより、面取り44b、凹部44d,44eで発生した変形がシール材44とシャトル42との密着部位に達してしまうことを抑止でき、流体の流れを確実に遮断することができる。
【0047】
以上説明したように本実施形態によれば、高圧のアノードガスの流れを遮断する水素バルブ30において、シャトル42とシール材44とが密着する領域でのシール材44の変形を抑止することができる。従って、シャトル42とシール材44を確実に密着させることが可能となり、密着部においてガスが漏れることを抑止することができる。これにより、水素バルブ30において確実にガス流を遮断することが可能となり、システムの信頼性を高めることが可能となる。
【0048】
なお、上述した実施形態では、燃料電池システム10に設けられる水素バルブ30に本発明を適用した例を示したが、本発明は流体の流れを制御する各種の弁機構に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料電池システムを示す模式図である。
【図2】水素バルブの構成を示す断面図である。
【図3】アノードガスの圧力によってシール材が変形する様子を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0050】
30 水素バルブ
40 ハウジング
42 シャトル
44 シール材
44a 溝
44b 面取り
56 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁座と、弁体と、前記弁体又は前記弁座の一方に設けられ前記弁体又は前記弁座の他方との密着部位をシールするシール材とを備え、閉弁時に前記シール材に高圧側流体と接する部位を有する構造の弁であって、
前記高圧側流体の圧力による前記密着部位での前記シール材の変形を防止する変形防止手段を備えたことを特徴とする流体制御弁。
【請求項2】
前記変形防止手段は、前記密着部位の近傍における前記シール材に設けられた、前記シール材の他の領域よりも変形が容易な第1の領域を含むことを特徴とする請求項1記載の流体制御弁。
【請求項3】
前記第1の領域は、前記シール材に設けられた溝から構成されることを特徴とする請求項2記載の流体制御弁。
【請求項4】
前記変形防止手段は、前記シール材が設けられた前記弁体又は前記弁座の一方と前記シール材との対向面において前記シール材に設けられた前記シール材の他の領域よりも変形が容易な第2の領域を含み、前記第2の領域は、前記シール材の下面であって前記シール材の上面の前記密着部位を下面に投影して得られる領域よりも外側の領域、及び/又は前記シール材の側面に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の流体制御弁。
【請求項5】
前記第2の領域は、前記シール材に設けられた凹部から構成されることを特徴とする請求項4記載の流体制御弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−22874(P2006−22874A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−200505(P2004−200505)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】