説明

画像データ処理装置及び画像データ処理プログラム

【課題】本発明は、大量のファイルから画像ファイルをユーザの行動単位で選出して処理することができる画像データ処理装置を提供する。
【解決手段】MFP4が、撮影機器2からファイル情報リストを取得し(S3)、従業員管理サーバ3から従業員の行動の日時又は場所等を含むスケジュール情報を取得し(S5)、前記スケジュール情報により示される日時又は場所に相当する日時又は場所を含むファイル情報があるか否かを判定し(S7、S8)、ある場合には(S7:YES、S8:YES)、ファイル情報により示されるファイルの画像データを取得して印刷等の処理を行う(S9)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大量の画像データについて印刷等の処理を行う画像データ処理装置に関し、特に、処理対象を絞り込む技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、デジタルカメラの撮影画像に係る画像データは、撮影日時や、ファイル名等の属性情報が付されファイルとして内蔵メモリやメモリカード等の記録媒体に記憶される。記録媒体は大容量化しており、一旦記録したファイルの消去も容易であることから、デジタルカメラのユーザは次々に撮影を行うことが考えられる。そうすると、記録媒体中には大量のファイルが記録された状態となる。また、デジタルカメラの多くは動画撮影機能を有しているので、記録媒体中には大量の画像データや、動画データが混在した状態となりうる。この後に、例えば画像ファイルを選出して印刷しようとする場合、ユーザは大量のファイル中からファイル名等を手がかりとして画像を選出して印刷する必要があり、ユーザにとって大変な手間である。
【0003】
大量のファイルから処理対象を絞り込む技術として、特許文献1には、記録媒体に記録されたファイルに係る拡張子から印刷可能な画像ファイルの有無を判断し、印刷可能なファイルを印刷用に画像伸張処理をして印刷する技術が開示されている。これにより、大量のファイルから特定の拡張子を有するファイルを選別するためのユーザの手間を減らすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−321029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、処理の対象となるファイルを特定の拡張子を有するものに絞り込むことはできるが、絞り込まれた画像のうちでも会議中に撮影されたものというように、ユーザの特定の行動中に撮影されたものに絞り込むことはできないという問題がある。
例えば、ユーザが、社用のデジタルカメラを業務用と私用の両方で使用するような場合、使用の結果、業務において撮影された画像と、私的に撮影された画像とが記録媒体に混在することになる。印刷等の処理を行う対象を業務で撮影した画像のみに絞り込むには、ユーザが大量のファイルの中から、ファイル1つ1つについて撮影日時を確認するなど業務に係る画像を検索する必要が生じる。会議が日を変えて何度も行われ、会議と会議の間に私的な使用がなされているような場合は、業務に係る撮影日時と、私用に係る撮影日時とが交互に並ぶことになり、検索が複雑化しユーザの手間は更に増える。
【0006】
上記の課題に鑑み、本発明は、大量のファイルから画像ファイルをユーザの行動単位で選出して処理することができる画像データ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の画像データ処理装置は、利用者のスケジュールに関する情報を取得する第1の取得手段と、複数の撮影画像と、前記複数の撮影画像それぞれの撮影条件を示す属性情報とを記憶している外部装置から前記複数の属性情報を取得する第2の取得手段と、前記スケジュールに関する情報と前記取得した各属性情報とを照合し、照合結果に基づき前記スケジュールに関連ある属性情報を抽出する抽出手段と、抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出す読出手段と、読み出した撮影画像を印刷し又は記憶する処理手段とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の画像データ処理装置は、上述の構成を備えることにより、外部装置に記憶される大量の撮影画像のうち、利用者の特定の行動中に撮影されたもののみを読み込んで印刷又は記憶することができる。これにより、例えば、画像データ処理装置が、業務用として用いられる場合に業務スケジュール管理外の利用者の行動中に撮影された撮影画像を処理しないことで、利用者による当該装置の私的使用を避けることができる。また、データ処理装置が撮影画像を記憶する場合において、業務中に撮影された撮影画像のみを外部装置から読み出して記憶するので、業務外で撮影された撮影画像を記憶することによる記憶領域の圧迫を避けることができる。
【0009】
また、前記スケジュールに関する情報は、利用者の行動の日時及び/又は場所を示すイベント情報を複数含み、前記属性情報は、撮影場所及び/又は撮影日時を含み、前記抽出手段は、前記抽出として、前記各属性情報それぞれについて、複数のイベント情報それぞれにより示される日時及び/又は場所に相当する撮影日時及び/又は撮影場所を含むか否かを判定し、含むと判定された属性情報を抽出することとしてもよい。
【0010】
また、前記スケジュールに関する情報は、利用者の行動の日時を含むイベント情報を複数含み、前記属性情報は、撮影日時を含み、前記抽出手段は、前記抽出として、前記各属性情報それぞれについて、複数の前記各イベント情報により示される日時に相当する撮影日時を含むか否かを判定し、含むと判定された属性情報を抽出することとしてもよい。
この構成によれば、複数の撮影画像のうち処理対象をスケジュール管理されたイベント関連のものにユーザ操作を要さずに絞り込むことができる。
【0011】
また、前記抽出手段は、前記複数のイベント情報をディスプレイに表示させるスケジュール表示部と、利用者による前記表示された複数のイベント情報からの1以上のイベント情報の選択を受け付ける選択受付部と、前記選択されたイベント情報により示される日時及び場所に相当する日時情報及び場所情報を含む属性情報を抽出する抽出部とを含むこととしてもよい。
【0012】
この構成によれば、複数の撮影画像のうち処理対象を、特定のイベント関連のものに簡易なユーザ操作で絞り込むことができる。
また、前記抽出手段は、更に、前記選択受付部による選択の受け付け後に、利用者による印刷指示を受け付ける印刷指示受付部を備え、前記読出手段は、前記印刷指示受付部が前記印刷指示を受け付けた場合に、抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出し、前記処理手段により読み出した撮影画像を印刷することとしてもよい。
【0013】
この構成によれば、撮影画像を読み出して印刷することの当否について利用者の意思を確認することができる。
また、前記処理手段は、前記撮影画像を印刷する場合に、前記撮影画像に加え前記撮影画像に係る属性情報を同一の印刷用媒体に印刷することとしてもよい。
また、前記イベント情報は、前記行動に関連する関連情報を含み、前記処理手段は、前記撮影画像と前記属性情報とを印刷する場合に、前記撮影画像と前記属性情報と共に前記関連情報を前記同一の印刷用媒体に印刷することとしてもよい。
【0014】
この構成によれば、利用者に、撮影画像に係る属性情報、イベント情報を容易に把握させることができる。
また、前記関連情報は、イベント名情報、出席者情報、チームのメンバー情報の少なくとも1つを含むこととしてもよい。
この構成によれば、利用者に、撮影画像に係るイベント名情報、出席者情報、チームのメンバー情報の少なくとも1つを容易に把握させることができる。
【0015】
また、前記処理手段は、前記読み出した撮影画像をイベント情報毎に区分して記憶することとしてもよい。
この構成によれば、撮影画像をイベント情報毎に区分して記憶するので、利用者はイベントに関連する撮影画像がいずれであるかを容易に把握できる。
また、前記イベント情報には、予めデータの送信先情報が対応づけられており、前記処理手段は、更に、前記読み出した撮影画像を、前記送信先情報が示す送信先に送信することとしてもよい。
【0016】
この構成によれば、イベントに関連する撮影画像をイベントに関連する送信先に送信する利用者の手間を省くことができる。
また、前記第1の取得手段は、外部のスケジュール管理装置から前記スケジュールに関する情報を取得することとしてもよい。
また、前記外部のスケジュール管理装置は、ネットワーク上で利用者のスケジュールを管理するサーバであることとしてもよい。
【0017】
この構成によれば、大量の撮影画像から特定の撮影画像を抽出する条件を、外部のスケジュール管理装置で管理することができる。
また、前記外部装置は、撮影機器であることとしてもよい。
この構成によれば、撮影機器により撮影され記憶される大量の撮影画像のうち、利用者の特定の行動中に撮影されたもののみを読み込んで印刷又は記憶することができる。
【0018】
また、前記画像データ処理装置は、MFP(Multi Function Peripheral)であることとしてもよい。
この構成によれば、スケジュールに係る画像データの印刷、記憶に係る機能部を、FAX送信など他の機能部と一体化し、各機能を集中管理することができる。
本発明の画像データ処理プログラムは、画像データ処理装置に用いられるコンピュータによって実行可能な画像データ処理プログラムであって、利用者のスケジュールに関する情報を取得する第1の取得ステップと、複数の撮影画像と、前記複数の撮影画像それぞれの撮影条件を示す属性情報とを記憶している外部装置から前記複数の属性情報を取得する第2の取得ステップと、前記スケジュールに関する情報と前記取得した各属性情報とを照合し、照合結果に基づきスケジュールに関連ある属性情報を抽出する抽出ステップと、抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出す読出ステップと、読み出した撮影画像を印刷し又は記憶する処理ステップとをコンピュータに実行させる。
【0019】
この構成によれば、外部装置に記憶される大量の撮影画像のうち、利用者の特定の行動中に撮影されたもののみを読み込んで印刷又は記憶することができる。これにより、例えば、画像データ処理装置が、業務用として用いられる場合に業務スケジュール管理外の利用者の行動中に撮影された撮影画像を処理しないことで、利用者による当該装置の私的使用を避けることができる。また、データ処理装置が撮影画像を記憶する場合において、業務中に撮影された撮影画像のみを外部装置から読み出して記憶するので、業務外で撮影された撮影画像を記憶することによる記憶領域の圧迫を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施の形態における画像データ処理システム1の構成を示す図である。
【図2】ファイル情報リストの一例を示す図である。
【図3】従業員管理サーバ3が保持している従業員Aに係るスケジュールデータベースの一例を示している。
【図4】MFP4の構成を示すブロック図である。
【図5】画像データ処理システムによる印刷処理について示すフローチャートである。
【図6】ディスプレイに表示されたスケジュール情報を示す図である。
【図7】画像データ処理を示すフローチャートである。
【図8】ファイル情報を付加して画像データを印刷した場合の印刷結果を示す図である。
【図9】MFP全体の構成を示す断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
1.第1の実施形態
本発明の一実施形態に係る画像データ処理システム1は、デジタルカメラなどの撮影機器において多数撮影された画像から、業務において撮影されたものについては印刷等の処理をし、私的な使用等により業務外で撮影されたものについては印刷等を制限するものである。
1.1.構成
図1は、本発明の一実施の形態における画像データ処理システム1の構成を示す図である。
【0022】
画像データ処理システム1は、MFP(Multi Function Peripheral)4と、MFP4にUSB接続する撮影機器2と、MFP4とネットワーク5を介して通信する従業員管理サーバ3とを含んで構成される。
ネットワーク5は、インターネット、専用線などで構成される。
撮影機器2は、具体的には、GPS(Global Positioning System)機能を備えたデジタルカメラである。撮影機器2は、画像を撮影した場合に、GPS機能によって現在位置の緯度、経度を示す場所情報を取得する。そして、撮影した画像に係る画像データに、画像データに係る属性情報としてファイル名、撮影した日時を示す日時情報及び撮影場所を示す場所情報(以下、ファイル情報という。)を生成して付し、1画像1ファイルとして内蔵メモリ又はメモリカードなどの記録メディア(以下、単にメモリという。)に記録する。ファイル名は、image01、imega02のように撮影順に応じた名前が付されるものとする。
【0023】
撮影機器2は、MFP4から要求を受信して、図2に示すような撮影機器2のメモリに記録されているファイルに係るファイル情報のリスト(以下、ファイル情報リストという。)を生成し、MFP4に対し送信する。ファイル情報リストは、画像データを含んでおらず、通常は数キロバイト程度の大きさである。
図2は、ファイル情報リストの一例を示す図である。
【0024】
例えば、ファイル情報リストの先頭のファイル情報は、撮影機器2の内蔵メモリに「image01」というファイル名のファイルが記録され、そのファイルには、B会議室で、2009年1月22日の13時33分に撮影された画像データが格納されていることを示している。なお、図2において、場所情報として単に「B会議室」と記載しているが、実際は上述のようにB会議室の経度、緯度を示す情報である。なお、本実施の形態では、撮影機器2は、従業員Aにより使用されているものとする。
【0025】
従業員管理サーバ3は、従業員の行き先を管理する行き先管理システム、従業員の勤怠を管理する勤怠管理システム、社内の各部屋への入退室を管理する入退室システム(図示せず)等の従業員のスケジュールに関連するシステムと連携し、これらの各システムから情報を取得して従業員毎のスケジュール情報としてのスケジュールデータベース(以下、スケジュールDBという。)を生成して保持し、スケジュール管理を行うサーバ装置である。
【0026】
図3は、従業員管理サーバ3が保持している従業員Aに係るスケジュールDBの一例を示している。
スケジュールDBは、時間情報、場所情報、イベント名情報、出席者情報又はイベントを行うチームのメンバー情報の各情報(関連情報)からなるイベント情報のリストである。例えば、スケジュールDBの先頭のイベント情報は、従業員Aが、1/22の10:00〜12:00に、居室にて通常業務を行うことを示している。スケジュールDBの上から2番目の欄のイベント情報は、従業員Aが、1/22の13:00〜15:00に、B会議室において、出席者が従業員A、B、C、D、Eである企画会議に参加することを示している。
【0027】
従業員管理サーバ3は、MFP4から、対象従業員、時間情報をパラメータとするスケジュール要求を受信し、スケジュールDBから、パラメータ中の時間情報に適合するイベント情報を抽出し、抽出したイベント情報のリストを、スケジュール情報としてMFP4に送信する。
MFP4は、撮影機器2からファイル情報リストを取得し、従業員管理サーバ3からスケジュール情報を取得して、取得したファイル情報リスト、スケジュール情報を用いて、所定条件(例えば業務に関するもの)を満たす画像データを選出して印刷等の処理を行う装置である。
【0028】
図4は、MFP4の構成を示すブロック図である。
MFP4は、図1に示すようにCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD14、タッチパネル15、プリント処理部16及びネットワークインターフェイス17とを含んで構成される。
【0029】
CPU11は、ROM13に記憶されたプログラムをRAM12に読み出して実行するプロセッサであり、MFP4の全体制御、タッチパネル15に表示するGUI(Graphical User Interface)の生成、表示制御を行う。
ROM13は、不揮発性のメモリであり、CPU11を動作させるためのプログラムとして、OS(Operating System)、認証プログラム、画像表示プログラムなどのアプリケーション等を記憶している。
【0030】
なお、以降の説明において、「画像表示プログラムがGUI(Graphical User Interface)をタッチパネル15に表示させる」というようにプログラムを動作主体として記載することがあるが、これは記載簡潔化のためであり、「CPU11が画像表示プログラムを実行し、画像表示プログラムが動作することでGUIが生成され、生成されたGUIをタッチパネル15に表示させる」ことを意味している。
【0031】
画像表示プログラムは、タッチパネル15に表示させるGUI等を生成するプログラムであり、レンダリングエンジン等を含む。レンダリングエンジンは、画像の拡大、縮小、一部分の抜き出し、結合などの画像処理を行うモジュールである。
HDD14は、撮影機器2から取得する画像データなどのデータを記憶する大容量記憶装置である。
【0032】
タッチパネル15は、感圧式のタッチパネル部、液晶ディスプレイ部を含んで構成される。タッチパネル部は、ユーザにより触れられた位置の座標を取得し、画像表示プログラムに通知する。画像表示プログラムは、通知された座標と、タッチパネル部に表示しているGUIとを照合して、ユーザがいずれのユーザ指示を行ったかを特定する。そして、特定したユーザ指示を、このユーザ指示に対応するプログラムやプリント処理部等の他の処理部に通知する。
【0033】
プリント処理部16は、画像データ等の印刷を行うプリンタ装置である。
ネットワークインターフェイス部17は、ネットワーク5を介して従業員管理サーバ3と通信する。
外部機器接続部18は、撮影機器2とUSB接続し、撮影機器2からファイル情報リスト、ファイル等を取得する。
【0034】
ここで、MFP4の構成について、プリント処理部16を中心とした補足説明する。
図9は、MFP4全体の構成を示す断面概略図である。
同図に示すように、このMFP4は、画像プロセス部51、給紙部52、定着部53および制御部60を備えている。ここで、画像プロセス部51、給紙部52、定着部53が図4におけるプリント処理部16に相当し、制御部60が、図4におけるCPU11、RAM12、ROM13、HDD14に相当する。図4におけるタッチパネル15、ネットワークインターフェイス17、外部機器接続部18については、図9には図示していない。
【0035】
MFP4は、制御部60からの印刷指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
【0036】
画像プロセス部51は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部51Y、51M、51C、51K、光学部54、中間転写ベルト55などを備えている。
作像部51Yは、感光体ドラム61Y、その周囲に配設された帯電器62Y、現像器63Y、一次転写ローラ64Y、感光体ドラム61Yを清掃するためのクリーナ65Yなどを備えており、感光体ドラム61Y上にY色のトナー像を作像する。他の作像部51M〜51Kについても、作像部51Yと同様の構成になっており、同図では符号を省略している。
【0037】
中間転写ベルト55は、無端状のベルトであり、駆動ローラ56と従動ローラ57に張架されて矢印A方向に回転駆動される。
光学部54は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム51Y〜51Kを露光走査させる。
【0038】
この露光走査により、帯電器62Y〜62Kにより帯電された感光体ドラム61Y〜61K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器63Y〜63Kにより現像されて感光体ドラム61Y〜61K上にY〜K色のトナー像が、中間転写ベルト55上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ64Y〜64Kにより作用する静電力により中間転写ベルト55上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置76方向に移動する。
【0039】
一方、給紙部52は、記録シートSを収容する給紙カセット71と、給紙カセット71内の記録シートSを搬送路73上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ72と、繰り出された記録シートSを二次転写位置76に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対74などを備えており、中間転写ベルト55上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部52から記録シートSを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ75の作用により中間転写ベルト55上のトナー像が一括して記録シートS上に二次転写される。
【0040】
二次転写位置76を通過した記録シートSは、定着部53に搬送され、記録シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着部53における加熱・加圧により記録シートSに定着された後、排出ローラ対77を介して排出トレイ78上に排出される。
1.2.動作
以下、画像データ処理システム1の動作について図5を用いて説明する。
【0041】
MFP4は、まずユーザ認証を行う(ステップS1)。
具体的には、従業員Aは、MFP4のタッチパネル15に表示されるソフトウェアキーボード等を用いてパスワードを入力する。
MFP4は、HDD14に従業員Aのパスワードが予め記憶しており、認証プログラムが、HDD14に記憶されているパスワードと、従業員Aが入力したパスワードとが一致するか否かを判断し(ステップS2)、一致しなかった場合(ステップS2:NO)は、処理を終了する。一致した場合(ステップS2:YES)、認証プログラムは、画像表示プログラムに対し、従業員Aに係る認証が成功したことを通知し、撮影機器2の接続を促すメッセージをタッチパネル15に表示する。
【0042】
従業員Aは、撮影機器2をMFP4の外部装置接続部18にUSB接続する(ステップS3)。外部装置接続部18は、撮影機器2と接続されたことを検出すると、画像表示プログラムに対しその旨通知する。
画像表示プログラムは、外部装置接続部18を介して撮影機器2に対しファイル情報リストを送信するよう要求する(ステップS4)。撮影機器2は、ファイル情報リストの送信要求を取得すると、ファイル情報リストを生成しMFP4に送信する。
【0043】
MFP4における画像表示プログラムは、外部装置接続部18を介してファイル情報リストを受信する。
次に、画像表示プログラムは、対象従業員を示すパラメータとして、ステップS1にてユーザ認証した従業員である従業員Aを指定したスケジュール要求をネットワークインターフェイス部17を介して従業員管理サーバ3に送信する(ステップS5)。
【0044】
従業員管理サーバ3は、スケジュール要求を受信し、スケジュール要求に係るパラメータに応じたスケジュール情報を生成しMFP4に送信する。
上述の例では、従業員管理サーバ3は、従業員Aのイベント情報からスケジュール情報を生成することになる。また、受け取ったスケジュール要求において、時間情報のパラメータに具体的な日時が指定されていない場合、全ての日付、時間のイベント情報を対象としたり、現在日時から1週間以内のイベント情報を対象にするなど、予め定めておいた条件に応じたスケジュール情報を生成してMFP4に送信するものとする。
【0045】
MFP4における画像表示プログラムは、ネットワークインターフェイス部17を介してスケジュール情報を受信する。
画像表示プログラムは、ファイル情報リスト中のファイル情報を1つ読み出す(ステップS6)。
そして、画像表示プログラムは、スケジュール情報中のイベント情報のうち時間情報で示される時間に、読み出したファイル情報中の日時情報で示される日時を含むものを検索する(ステップS7)。検索により発見できなかった場合(ステップS7:NO)、後述するステップS10に移行し、発見された場合(ステップS7:YES)、ステップS8に進む。
【0046】
例えば、読み出したファイル情報が「image01」に係るものである場合、その日時情報は「09/1/22 13:33」である。
図3のスケジュール情報であれば、上から2番目のイベント情報の時間情報が「09/1/22 13:00−15:00」であり、日時情報「09/1/22 13:33」を含んでいるので、画像表示プログラムは、この日時情報を検索結果として発見することになる。
【0047】
次に、ステップS8では、ステップS7で発見したイベント情報に係る場所情報が、ファイル情報の場所情報と一致するか否かを判定し、一致しなかった場合(ステップS8:NO)、ステップS10に移行する。一致した場合(ステップS8:YES)、そのファイル情報に係る画像データを、撮影機器2から取得して印刷する(ステップS9)。
ここで、画像表示プログラムは、図8(a)に示すように、画像の印刷に加え、イベント情報から取得できる撮影者、撮影時刻、撮影場所、イベント名等の情報を併せてプリント処理部17に印刷させてもよい。また、画像表示プログラムは、従業者Aの所属部署などイベント情報とは関連無いもののMFP4が従業員管理サーバ3等から取得し得る情報を取得し、併せてプリント処理部17に印刷させることとしてもよい。
【0048】
図8は、画像に加え、撮影者としてユーザ認証の実行者「従業員A」、撮影時刻として日時情報に係る「09/1/23 16:23」、撮影場所として場所情報「Aコーナー」、イベント名「定例ミーティング」、出席者「A,E,F,G,H,I,J」、従業員Aの所属部署を併せて印刷した場合の例を示している。
ステップS10では、ファイル情報リストにおいて選出されていないファイル情報があれば(ステップS10:YES)、次のファイル情報を選出して(ステップS11)、ステップS7に移行し、全てのファイル情報が選出済みであれば(ステップS10:NO)、処理を終了する。
【0049】
以上により、MFP4は、従業員管理サーバ3において例えば管理されているイベント情報に対応しているファイルの画像データのみを印刷することができ、管理されていない時間、場所等において撮影された画像等については印刷を防止することができる。
2.第2の実施形態
第1の実施形態では、MFP4が、撮影機器2から取得したファイル情報リストと、従業員管理サーバ3から取得したスケジュール情報とを照合し、スケジュール情報に含まれる全イベント情報のそれぞれに対応する画像データを全て印刷等処理の対象としていた。
【0050】
これに対し、本実施形態では、MFP4は、取得したスケジュール情報に含まれるイベント情報をGUIとしてタッチパネル15に表示する。そしてユーザは、GUI表示されたイベント情報のうち所望のものを選択する。MFP4は、選択されたイベント情報に対応するファイルのみ撮影機器2から取り込み、取り込んだファイルに対してのみ印刷等の処理を行う。これにより、ユーザは、所望するイベント情報に関連する画像のみ処理したい場合、撮影機器2内の全てのファイルを1つ1つ確認して、所望のイベント情報に関連する画像をより分けていくような手間の掛かる操作をする必要はなくなり、GUIに表示されたスケジュール情報から特定のイベント情報を選択するという簡単な操作だけで、選択したイベント情報に関連する画像を撮影機器2からMFP4に取り込み、印刷等の処理をすることができる。
【0051】
構成については、第1の実施形態と同一であり、画像表示プログラムの動作内容、タッチパネル15に表示させるGUIが異なる。
以下、第1の実施形態との相違点を中心に、本実施の形態に係る画像データ処理システム1の動作について、図6、図7を用いて説明する。
図7におけるステップS1〜S5は、図5におけるステップS1〜S5と同じである。
【0052】
MFP4における画像表示プログラムは、図6のような、取得したスケジュール情報に係るイベント情報を一覧表示するGUIを生成し、タッチパネル15に表示させる(ステップS51)。
従業員Aは、一覧表示されたイベント情報のうち、所望するものをタッチパネル15に触れて選択した後、図6中の実行ボタン21に触れて処理の実行を指示する(ステップS52)。
【0053】
例えば、従業員Aは、1月23日の列の「15:00〜17:00 定例ミーティング」というイベント情報を選択し、実行ボタン21に触れる。なお、ステップS52において、従業員Aは、イベント情報を複数選択してから実行ボタン21に触れてもよい。
画像表示プログラムは、ステップS52において選択されたイベント情報のうち1つを選出する(ステップS53)。
【0054】
MFP4は、ファイル情報リスト中のファイル情報のうち、ファイル情報に係る日時情報が示す日時が、選択されたイベント情報に係る時間情報が示す時間内であるものを検索し(ステップS54)、発見しなかった場合(ステップS54:NO)、後述するステップS57に移行する。
発見した場合(ステップS54:YES)、発見したファイル情報の場所情報と、イベント情報の場所情報とが一致するか否かを判定する。
【0055】
一致しなかった場合(ステップS55:NO)、ステップS57に移行し、一致した場合(ステップS55:YES)、発見されたファイル情報に係るファイルを撮影機器2から取り込む(ステップS56)。例えば、ステップS52において、従業員Aが、タッチパネル15に表示されたGUIの1月23日の列の「15:00−17:00 定例ミーティング」の部分に触れていたものとする。この場合、ステップS54、S55によって、図2に示すファイル情報のうち、日時情報が、選択されたイベント情報の時間情報が示す時間の範囲内である「image03」、「image04」、「image05」、「image06」、「image07」を検索結果として発見することになる。
【0056】
次に、ステップS52で選択されたイベント情報のうち、ステップS53で選出されていないイベント情報があるか否か判定し(ステップS57)、未選出のイベント情報がある場合(ステップS57:YES)、ステップS53に移行する。
未選出のイベント情報がない場合(ステップS57:NO)、画像表示プログラムは、MFP4に取り込んだ画像の処理方法の選択を促すため、「保存」「送信」「表示」「印刷」「終了」の各ボタンをGUIとしてタッチパネル15に表示する。そして、従業員Aは、「保存」「送信」「表示」「印刷」「終了」のいずれかを選択し、タッチパネル15を介して、画像表示プログラムに通知する(ステップS58)。なお、画像の処理方法は、ユーザが選択することとしたが、これに限らない。例えば、いずれの処理方法を選択するかの設定を予め保持していてもよい。また、予め条件を定めておき、条件に従ってファイル毎に処理方法を切り替えることとしてもよい。
【0057】
ステップS58で指定された処理方法が保存であった場合(ステップS58:保存)、HDD14の記憶領域に、イベント情報単位毎にフォルダを作成し、作成したフォルダにイベント情報に対応するファイルを記憶する(ステップS59)。この場合のフォルダ名は、イベント情報に係るイベント名情報、時間情報、場所情報を用いて生成するものとする。保存が終了すると、ステップS58に移行する。
【0058】
ステップS58で指定された処理方法が送信であった場合(ステップS58:送信)、ステップS56で取り込んだ画像を、画像と関連する宛先に送信する(ステップS60)。宛先は、送信先情報として予め定められていてもよいし、スケジュール情報中のイベント情報に予め対応づけておいてもよい。例えば、画像が会議で撮影されたものであったならば、出席者情報で示される会議の出席者を宛先として画像を送信することとしてもよい。また、イベントがチームの会議であった場合には、チームのメンバーや、その上司の宛先をサーバから取得し、送信することで利便性の高いものとなる。送信方法については、FAX、Eメール、FTP(File Transfer Protocol)などを用いて行う。送信方法については予め定めていてもよいし、従業員Aが選択することとしてもよい。また、送信に代えて、HDD14の記憶領域に出席者個々のフォルダを作成し、ファイルを保存することとしてもよい。各出席者は、個々のファイルが保存された後、HDD14から個々のフォルダを読み出して利用することとしてもよい。
【0059】
ステップS58で指定された処理方法が表示であった場合(ステップS58:表示)、ステップS56で取り込んだ画像を、タッチパネル15に表示する。表示方法はパネル全体への表示、サムネール表示などユーザ指示に従う。表示した画像は更なるユーザ指示に従い、印刷、保存、削除、送信などの処理を行ってもよい。
ステップS58で指定された処理方法が印刷であった場合(ステップS58:印刷)、ステップS56で取り込んだ画像を印刷する(ステップS62)。印刷は、図8を用いて既に説明したように、ファイル情報等の情報を付加して印刷してもよい。
【0060】
ステップS58で指定された処理方法が終了であった場合(ステップS58:終了)、処理を終了する。
以上の動作により、撮影機器2内の全てのファイルを1つ1つ確認して、従業員A自身が特定のイベント情報に関連する画像をより分けていくような手間の掛かる操作をすることなく、GUIに表示されたスケジュール情報から特定のイベント情報を選択するというユーザにとり簡単な操作だけで、選択したイベント情報に関連する画像を撮影機器2からMFP4に取り込み、印刷等の処理をすることができる。
3.変形例その他
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0061】
(1)上述の実施の形態に係るスケジュール情報は、ユーザ(従業員)の行動予定を示すものには限らない。例えば、行動実績などであってもよく、大量の画像データから、特定の画像データを選別するための条件として用いることができる情報であればよい。
(2)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
【0062】
なお、各装置は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどの全てを含むコンピュータシステムに限らず、これらの一部から構成されているコンピュータシステムであってもよい。
(3)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
【0063】
(4)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の画像データ処理装置は、大量の画像データから、印刷等処理の対象とする画像データを様々な条件により絞り込んで印刷するシステムに好適であり、当該システムを構成する情報機器として、当該情報機器を取り扱う企業等により製造、販売等が成される。
【符号の説明】
【0065】
1 画像データ処理システム
2 撮影機器
3 従業員管理サーバ
4 MFP
5 ネットワーク
51 画像プロセス部
51Y、51M、51C、51K 作像部
52 給紙部
53 定着部
54 光学部
55 中間転写ベルト
56 駆動ローラ
60 制御部
61Y、61M、61C、61K 感光体ドラム
62Y、62M、62C、62K 帯電器
63Y、63M、63C、63K 現像器
64Y、64M、64C、64K 一次転写ローラ
71 給紙カセット
72 繰り出しローラ
73 搬送路
74 タイミングローラ対
75 二次転写ローラ
76 二次転写位置
77 排出ローラ対
78 排出トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者のスケジュールに関する情報を取得する第1の取得手段と、
複数の撮影画像と、前記複数の撮影画像それぞれの撮影条件を示す属性情報とを記憶している外部装置から前記複数の属性情報を取得する第2の取得手段と、
前記スケジュールに関する情報と前記取得した各属性情報とを照合し、照合結果に基づき前記スケジュールに関連ある属性情報を抽出する抽出手段と、
抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出す読出手段と、
読み出した撮影画像を印刷し又は記憶する処理手段と
を備えることを特徴とする画像データ処理装置。
【請求項2】
前記スケジュールに関する情報は、利用者の行動の日時及び/又は場所を示すイベント情報を複数含み、
前記属性情報は、撮影場所及び/又は撮影日時を含み、
前記抽出手段は、前記抽出として、前記各属性情報それぞれについて、複数のイベント情報それぞれにより示される日時及び/又は場所に相当する撮影日時及び/又は撮影場所を含むか否かを判定し、含むと判定された属性情報を抽出する
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項3】
前記抽出手段は、
前記複数のイベント情報をディスプレイに表示させるスケジュール表示部と、
利用者による前記表示された複数のイベント情報からの1以上のイベント情報の選択を受け付ける選択受付部と、
前記選択されたイベント情報により示される日時及び場所に相当する日時情報及び場所情報を含む属性情報を抽出する抽出部とを含む
ことを特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。
【請求項4】
前記抽出手段は、更に、前記選択受付部による選択の受け付け後に、利用者による印刷指示を受け付ける印刷指示受付部を備え、
前記読出手段は、前記印刷指示受付部が前記印刷指示を受け付けた場合に、抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出し、
前記処理手段により読み出した撮影画像を印刷する
ことを特徴とする請求項3記載の画像データ処理装置。
【請求項5】
前記処理手段は、前記撮影画像を印刷する場合に、前記撮影画像に加え前記撮影画像に係る属性情報を同一の印刷用媒体に印刷する
ことを特徴とする請求項4記載の画像データ処理装置。
【請求項6】
前記イベント情報は、前記行動に関連する関連情報を含み、
前記処理手段は、前記撮影画像と前記属性情報とを印刷する場合に、前記撮影画像と前記属性情報と共に前記関連情報を前記同一の印刷用媒体に印刷する
ことを特徴とする請求項5記載の画像データ処理装置。
【請求項7】
前記関連情報は、イベント名情報、出席者情報、チームのメンバー情報の少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項6記載の画像データ処理装置。
【請求項8】
前記処理手段は、前記読み出した撮影画像をイベント名情報毎に区分して記憶する
ことを特徴とする請求項7記載の画像データ処理装置。
【請求項9】
前記イベント情報には、予めデータの送信先情報が対応づけられており、
前記処理手段は、更に、前記読み出した撮影画像を、前記送信先情報が示す送信先に送信する
ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の画像データ処理装置。
【請求項10】
前記スケジュールに関する情報は、利用者の行動の日時を含むイベント情報を複数含み、
前記属性情報は、撮影日時を含み、
前記抽出手段は、前記抽出として、前記各属性情報それぞれについて、複数の前記各イベント情報により示される日時に相当する撮影日時を含むか否かを判定し、含むと判定された属性情報を抽出する
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項11】
前記第1の取得手段は、外部のスケジュール管理装置から前記スケジュールに関する情報を取得する
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項12】
前記外部のスケジュール管理装置は、ネットワーク上で利用者のスケジュールを管理するサーバである
ことを特徴とする請求項11記載の画像データ処理装置。
【請求項13】
前記外部装置は、撮影機器である
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項14】
前記画像データ処理装置は、MFP(Multi Function Peripheral)である
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項15】
画像データ処理装置に用いられるコンピュータによって実行可能な画像データ処理プログラムであって、
利用者のスケジュールに関する情報を取得する第1の取得ステップと、
複数の撮影画像と、前記複数の撮影画像それぞれの撮影条件を示す属性情報とを記憶している外部装置から前記複数の属性情報を取得する第2の取得ステップと、
前記スケジュールに関する情報と前記取得した各属性情報とを照合し、照合結果に基づき前記スケジュールに関連ある属性情報を抽出する抽出ステップと、
抽出された属性情報に係る撮影画像のみを前記外部装置から読み出す読出ステップと、
読み出した撮影画像を印刷し又は記憶する処理ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像データ処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−283457(P2010−283457A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−133246(P2009−133246)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】