説明

画像形成装置および画像形成方法

【課題】多色高解像度のインク吐出を高精度に行うことのできる画像形成装置および画像形成方法を提供すること。さらには、吐出不良時にもインク吐出を止めずに対応することのできる画像形成装置および画像形成方法を提供すること。
【解決手段】インク吐出法にて画像を形成する画像形成装置において、該画像が形成される基板が載置される移動可能なフラットベットテーブルと、該フラットベットテーブルの上方にある複数の門型ステージと、該複数の門型ステージの各々に独立して設けられ移動可能である複数のインク吐出ヘッドユニットとを有する画像形成装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインク吐出法に関し、特に光学表示用カラーフィルターや自発光パネル等の作成のための画像形成装置および画像形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インク吐出法でカラーフィルター等を作成する場合、フラットベットステージにガラス等の基板を置き、インク吐出ヘッドを保持したインク吐出ヘッドユニットから基板に直接インクを吐出させることによって画像を形成していく方法が提案されている。
例えば、カラーフィルターの場合、R(赤)、G(緑)、B(青)と3色の色が必要になるので、画像形成装置を3台用いて、色毎にインク吐出するか、3色分を一つのユニットに収めて同時にインク吐出する。
【0003】
しかし、近年のハイビジョンTVやモバイル用途のディスプレイなど、表示解像度アップの流れを受けてインク吐出の吐出解像度も高解像度化が必要で、例えば360dpi(360ドット/インチ。実際には70.6μmピッチ)や720dpi(35.3μmピッチ)等が要求されてきている。
しかしながら、インク吐出ヘッドでの吐出解像度は、ヘッドの加工精度や吐出性能から、各ヘッド方式によって限度があり、ヘッド1個では例えば120dpiとか、200dpiとかが、実現できうる最大の解像度になる。
従って、例えば120dpiのヘッドで480dpiを実現するためにはヘッド4本を一組として480dpi化する必要がある。
【0004】
また、ヘッドを傾けて解像度を増やす手法もあるが、走査幅が同一条件であれば、同じ本数(ノズル数)が必要になることは変わらないので、実際に搭載するヘッドの搭載本数は同じになる。
【特許文献1】特開2004‐122633号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように大量のヘッドを、大判サイズでインク吐出ヘッドユニットにして作り上げると、インク吐出ヘッドユニットの重量は、例えば200kgとか500kgといった重量になり、インク吐出ヘッドユニットの寸法も1m四方といったかなり大きなものになってしまう。
よって、例えば、色の表現域を増やす目的で6色(RGBの他にCシアン、Mマゼンタ、Yイエロー)インクを用いたい場合等、1つのインク吐出ヘッドユニットに各色ヘッドをすべて搭載すると、非常に重く、大きなインク吐出ヘッドユニットになってしまうという問題があった。
そして、大きく重いインク吐出ヘッドユニットを作ったとしても、搬送時の精度や、インク吐出ヘッドユニットの相対的な機械精度、自重や熱膨張といった形状精度という様々な精度悪化要因が重なり、高精度なインク吐出が出来ないという問題があった。
また、膨大な数のヘッドを搭載すれば、その分、インク吐出ヘッドのノズル詰まりなど吐出不良の確立も増え、画像形成の歩留まりが上がらないという問題があった。
【0006】
本発明は係る従来技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、多色高解像度のインク吐出を高精度に行うこと、さらには、吐出不良時にもインク吐出を止めずに対応可能な画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、
インク吐出法にて画像を形成する画像形成装置において、
該画像が形成される基板が載置される移動可能なフラットベットテーブルと、
該フラットベットテーブルの上方にある複数の門型ステージと、
該複数の門型ステージの各々に独立して設けられ移動可能である複数のインク吐出ヘッドユニットとを有することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、
前記門型ステージが撓み補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、
前記撓み補正手段は、前記複数の門型ステージの各々に独立して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、
前記複数のインク吐出ヘッドユニットは、お互いに異なる色のインクを吐出するインク吐出ヘッドユニットであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項5に記載の発明は、
前記インク吐出ヘッドユニットは、一つのインク吐出ヘッドユニットに2色以上のインク吐出可能な複数のインク吐出ヘッドを有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0012】
請求項6に記載の発明は、
前記複数のインク吐出ヘッドユニットは、お互いに同じ色のインクを吐出するインク吐出ヘッドをそれぞれ有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0013】
請求項7に記載の発明は、
インク吐出法にて画像を形成する画像形成方法において、
複数のインク吐出ヘッドユニットによるインク吐出の組み合わせにより所定の解像度の画像を形成する準備をする工程と、
前記複数のインク吐出ヘッドユニットのうち、いずれかのインク吐出ヘッドユニットの不良を検出し、該不良のインク吐出ヘッドユニットの使用を中止する工程と、
他の不良でない少なくとも一つのインク吐出ヘッドユニットを必要回数だけ走査および所定の解像度を満たすための移動を組み合わせてインク吐出する工程とを有することを特徴とする画像形成方法である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、複数のインク吐出ヘッドユニットが複数の門型ステージの各々に独立して設けられている。従って、たとえ、一つのインク吐出ヘッドユニットの重量が大きくても、一つの門型ステージには例えば一つのインク吐出ヘッドユニットしかないので、門型ステージは撓みにくい。そのため、インク吐出ヘッドと基板の間隔として必要な間隔を確保しやすく、必要なインク吐出精度が得られやすい。
また、多色吐出や保護層等を形成する機能液等を基板上に吐出する場合、各々独立して走査および吐出出来るので、様々な吐出パターンに対応できる。
また、1つの門型ステージに2つのインク吐出ヘッドユニットを乗せたりするよりタクトは早くなる。
【0015】
請求項2の発明によれば、門型ステージが撓み補正手段を有している。従って、たとえ、インク吐出ヘッドユニットの自重などの理由により、門型ステージが撓んだとしても、補正することができる。そのため、インク吐出ヘッドと基板の間隔として必要な間隔を確保することができ、必要なインク吐出精度がさらに得られやすくなる。
特にインク吐出ヘッドと媒体とのすき間(ノズルギャップという)を狭く(例えば500μm等)保つことは着弾精度の維持だけでなく、インク吐出から吐出されるインク粒と同時に放出されるミストやサテライトの影響を軽減するためにも重要である。
また、例えば、製罐構造や鋳物構造の門型ステージに300〜500kgのインク吐出ヘッドユニットをつるすと、場所にもよるが、門型ステージの撓みによって上下方向に200〜400μmの撓み量が発生してしまうので、この撓み解消には非常に有効である。
【0016】
請求項3の発明によれば、撓み補正手段が、複数の門型ステージの各々に独立して設けられている。従って、各々の門型ステージ毎に独立して撓みを補正できる。すなわち、撓み量の大きい門型ステージは補正量を多くし、撓み量の小さい門型ステージは補正量を小さくすることができる。完全に独立した吐出位置制御が出来る。そのため、すべてのインク吐出ヘッドユニットと基板の間隔として必要な間隔を確保することが容易になる。よって、必要なインク吐出精度が得られやすくなる。
各々のインク吐出ヘッドユニットの走査位置によらず、その重さの影響による補正制御を門型ステージ毎に実施出来るので、非常に高精度にノズルギャップを維持することが出来る。
【0017】
請求項4の発明によれば、複数のインク吐出ヘッドユニットは、お互いに異なる色のインクを吐出するインク吐出ヘッドユニットである。複数のインク吐出ヘッドユニットからは、各々違う色、例えば第1のインク吐出ヘッドユニットが赤(R)であれば、第2のインク吐出ヘッドユニットがシアン(C)という様に分担させて吐出することができるので、色数が多くて一つのインク吐出ヘッドユニットに乗せられない場合、有効である。特に、赤・緑・青+黄(RGB+Y)の様に、品種によって、黄(Y)の有無がある場合、ヘッド面の乾燥を防ぐ意味からも、黄(Y)を使用しない品種の場合は、その色のインク吐出ヘッドユニットをメンテナンスステーションに待避させて、キャッピング等の保全処理を行っておけるので、安定運用上非常に有用である。
【0018】
請求項5の発明によれば、一つのインク吐出ヘッドユニットに2色以上のインク吐出可能な複数のインク吐出ヘッドを有している。例えば第1のインク吐出ヘッドユニットで赤・緑・青(RGB)、第2のインク吐出ヘッドユニットで黄・マゼンタ・シアン(YMC)といったインク吐出が出来る様に分ければ、例えば赤・緑・青(RGB)3色インク吐出の品種と赤・緑・青・黄・マゼンタ・シアン(RGBYMC)6色インク吐出の品種でヘッドユニットの数を選択出来る。よって、使用していないヘッドのノズルを乾燥させるなどの問題を未然に防ぐことが出来る。
【0019】
請求項6の発明によれば、複数のインク吐出ヘッドユニットがお互いに同じ色のインクを吐出するインク吐出ヘッドをそれぞれ有している。従って、一方のインク吐出ヘッドユニットで例えばノズル詰まり等によるインク吐出不良が生じたときは、他のインク吐出ヘッドユニットで補うことが出来る。
【0020】
請求項7の発明によれば、不良のインク吐出ヘッドがある場合でも、所定の解像度の画像を形成することができる。
例えば、2つのインク吐出ヘッドユニットを有する場合、各ユニットが、赤・緑・青・黄・マゼンタ・シアン(RGBYMC)の300dpiのユニットであれば、2つで600dpiとなる。この場合、一方のインク吐出ヘッドユニットで例えばノズル詰まり等による吐出不良が生じたときは、他のインク吐出ヘッドユニットを複数回走査すると共に足りない解像度に応じたピッチ移動をしてインク吐出すればよい。例えば、第2ユニットが問題となった場合、第1ユニットの1回目の走査およびインク吐出のあと、42μm(600dpiのピッチに相当)ずらして第2ユニットの走査データに基づきインク吐出して、足りない解像度に応じたピッチで走査およびインク吐出をすること(300dpi×2回=600dpi)により所定の解像度を得ることが出来る。
従来、不吐出(ミスファイヤー)など、突発的な吐出不良が発生した場合、吐出を止めてヘッドのメンテナンスをして、それでも復帰しない場合はインク吐出ヘッドを交換する必要があったため、装置の休止時間が非常に長かった。本発明であれば、他のインク吐出ヘッドユニットでカバーするので、画像形成時間(タクト)は延びるものの、その間にヘッドメンテナンスやヘッド交換が実施出来るので、装置を完全に止めてしまうよりも生産効率は格段に良くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一例をあらわす略式斜視図で、ガラス基板18はストライプ方向を20にて示した位置にして吸着板1上にセットされている。吸着板1は搬送テーブル3上に設置されているフラットベットテーブルである。
また、吸着板1の端部に設けてある捨て打ちエリア2は、ここで、各ヘッドからの捨て打ちを行うもので、吐出を安定させる効果がある。
次にインク吐出ヘッドユニットは8と13に2つ設けてあり、それぞれ10,10‘ と11,11’の2つの門型ステージ(ガントリーステージとも言う)に搭載され、図示していないリニアモータでx方向に走査するが、図1では、メンテナンステーションのエリア(移動レール部9,19のあるエリア)に待避されている。
図3は、この画像形成装置の概略的な装置構成を示す上面図である。インク吐出ヘッドユニット8,13が基板18上に移動し、基板18がy方向に走査するときに搬送系のエンコーダ信号と同期させて精密インク吐出している。走査速度は、例えば、100mm/sec、加減速度は、例えば、0.06Gとすることができる。
【0022】
メンテナンスステーションは、ワイピングユニット4,14 加圧・吸引パージユニット5,15 洗浄ユニット6,16 キャッピングユニット7,17をもち、これらが移動レール部9、19上を図示していないモータによって移動することにより、一連のメンテナンス動作を自動で行うことが出来る。
【0023】
ところでインク吐出ヘッドユニットは、図2のようにインク吐出ヘッド12一組(走査幅約72mm、180dpi(2つ並べて360dpi)、510ノズル)を5つつなげて、350mmの走査幅を有している。3色で一つのインク吐出ヘッドユニットを構成し、RGBのインク吐出ヘッドユニット8と、YMCのインク吐出ヘッドユニット13の2つを図2で示している。複数のインク吐出ヘッドは、予め所定の位置精度で調整し、整列されてインク吐出ヘッドユニットを構成している。
【0024】
インク吐出ユニットから基板18に対しての画像形成時に、インク吐出ヘッドユニットの重さによって門型ステージが荷重変形する。この相対的な位置精度誤差を補正する撓み補正手段を前記門型ステージに持たせる。以下に、この撓み補正手段について説明する。なお、門型ステージが撓んでる様子を図5,7に示す。
インク吐出ヘッドユニット(重量は、200kg/ユニット)は、門型ステージの一部である門型ステージ可動部23に吊るされている。そして、門型ステージ可動部23は、図6に示すように上下方向(Z軸方向)にμm単位で上下動できるアクチュエータ19が設けてある。門型ステージでインク吐出ヘッドユニットが走査される際の最も門型ステージが撓むときのガラス基板とインク吐出ヘッドとのすき間(ギャップ)Cを0.4mmとすると(図5参照)、それ以下にヘッドユニットが下がらないようにメカ的なストッパー(リミッタ)が設けられている。通常はバネ21によってギャップCは1.0mm以上広いすき間で保持されている。そしてインク吐出ヘッドユニット走査時は、門型ステージの撓み量に応じて、アクチュエータ19で下降方向に押しつけて、0.4mmのギャップCを維持する制御を行う。
【0025】
撓み補正手段は、必要に応じて、Z方向のチルト補正(傾き補正)を行えるようにしておく。チルト補正をするには、前記のアクチュエータを3,4点有する構造にしておき図7におけるθがゼロになるように補正する。
【0026】
インク吐出中に異常状態となった場合、例えば、非常停止ボタンが押されたり、モータなどのサーボエラーが検出されたり、ガラス基板等に異常があり、ギャップセンサーで異物や厚さ不良などを検出した場合、または、停電時等には、インク吐出ヘッドユニットは下降方向の制御から解放されてバネ21の予圧で上昇する。従って、インク吐出ヘッドユニットのヘッドがガラス基板等と干渉(接触等)することは無い。
【0027】
図4は、走査およびインク吐出手順を示す説明図である。
730mm×920mmの基板18の730mm方向を走査すると、外周部の30mm程度の非画像形成エリアを除けば1往復で1基板の画像形成が完了する。
【0028】
これ以外に、発展系で各ユニットを、180dpiで赤・緑・青・黄・マゼンタ・シアン(RGBYMC)とし、これを2ユニットで360dpiとすれば、万が一、1つのヘッドユニットで不吐出、ミスディレクション(飛行曲がり)、スプラッシュ(球割れ)などの問題が生じても、180dpiのピッチで1往復だけ図4の基板18の左側を走査し、基板の右側でも同じ動作を繰り返せば、実際の走査時間は2倍に増えるが、基板のロード、アンロード、アライメント等の時間を考慮すると、実際はタクトタイムが1.5倍に増えるだけとなる。基板のストッカーを用意すれば、例えば、20枚ストッカーでタクト120秒が180秒に延びても、最高20分間の猶予が生じるので、その間に、メンテステーションでのメンテナンスを実施し、復帰することが出来る。
【0029】
本発明の画像形成装置及び画像形成方法においては、カラーフィルター以外にも有機ELなど自発光型画像を形成することも出来る。なお、基板は紙やフィルムでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】画像形成装置の一例をあらわす略式斜視図。
【図2】インク吐出ヘッドユニットにおけるインク吐出ヘッドの配置の一例を示す説明図。
【図3】画像形成装置の概略的な装置構成を示す上面図。
【図4】走査およびインク吐出手順を示す説明図。
【図5】門型ステージの撓みを示す説明図。
【図6】インク吐出ヘッドユニットをY方向から見た状態を示す説明図。
【図7】門型ステージの撓みによるインク吐出ユニットのZ方向に対する傾きを示す説明図。
【符号の説明】
【0031】
1・・・吸着板
2・・・捨て打ちエリア
3・・・搬送テーブル部(Y軸)
4、14・・・ワイピングユニット
5、15・・・加圧パージ(インク押し出し)、及び吸引パージ(インク吸引)ユニット
6、16・・・インク吐出ヘッド洗浄ユニット
7、17・・・キャッピングユニット
8・・・インク吐出ヘッドユニット(第1ユニット)
9、19・・・移動レール部
10,10’・・・第1ユニットの門型ステージ
11,11’・・・第2ユニットの門型ステージ
12・・・インク吐出ヘッド
13・・・インク吐出ヘッドユニット(第2ユニット)
18・・・基板
19・・・アクチュエータ
20・・・ストライプの例
21・・・バネ
22・・・水平部
23・・・門型ステージ可動部
C・・・ガラス基板とインク吐出ヘッドとのすき間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インク吐出法にて画像を形成する画像形成装置において、
該画像が形成される基板が載置される移動可能なフラットベットテーブルと、
該フラットベットテーブルの上方にある複数の門型ステージと、
該複数の門型ステージの各々に独立して設けられ移動可能である複数のインク吐出ヘッドユニットとを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記門型ステージが撓み補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記撓み補正手段は、前記複数の門型ステージの各々に独立して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記複数のインク吐出ヘッドユニットは、お互いに異なる色のインクを吐出するインク吐出ヘッドユニットであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記インク吐出ヘッドユニットは、一つのインク吐出ヘッドユニットに2色以上のインク吐出可能な複数のインク吐出ヘッドを有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記複数のインク吐出ヘッドユニットは、お互いに同じ色のインクを吐出するインク吐出ヘッドをそれぞれ有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
インク吐出法にて画像を形成する画像形成方法において、
複数のインク吐出ヘッドユニットによるインク吐出の組み合わせにより所定の解像度の画像を形成する準備をする工程と、
前記複数のインク吐出ヘッドユニットのうち、いずれかのインク吐出ヘッドユニットの不良を検出し、該不良のインク吐出ヘッドユニットの使用を中止する工程と、
他の不良でない少なくとも一つのインク吐出ヘッドユニットを必要回数だけ走査および所定の解像度を満たすための移動を組み合わせてインク吐出する工程とを有することを特徴とする画像形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−90250(P2007−90250A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−283987(P2005−283987)
【出願日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】