説明

画像形成装置

【課題】フレームの強度を向上させるとともに、画像品質を確保する。
【解決手段】一対の側部フレーム56間において、スキャナユニット27の前側及び後側にフロントビーム62及びリアビーム63を架設するとともに、スキャナ支持プレート67に対しスキャナユニット27を挟んで対向する上面プレート62Bを架設する。これにより、装置の大型化を招くことなく、スキャナユニット27回りの強度を向上させることができる。さらに、上面プレート71は、スキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に対して非固定であるから、上面プレート71が歪んだ場合でも、その歪みがスキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に伝わりにくい。従って、スキャナユニット27の変形が防止され、画像品質を確保することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、露光用のスキャナユニットを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置は、感光体(像担持体)に光を照射することで露光を行うスキャナユニットを備えている(例えば特許文献1参照)。従来、このような画像形成装置は、例えば、左右一対の側壁を有する本体フレームを備えており、その一対の側壁間における上部に水平に支持されたスキャナ支持プレート上に、前述のスキャナユニットが設置され、さらにそのスキャナユニットの上面を樹脂製の外装カバーで覆う構成となっていた。
【特許文献1】特開平8−101546号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述のような画像形成装置が、凹凸のある面上に載置された場合には、本体フレームに歪みが発生することがある。本体フレームが歪むと、スキャナ支持プレートにその歪みが伝わって捻れなどの変形を起こし、その結果スキャナユニットの筐体が変形して、印字ずれを生じるなど画像品質を低下させるおそれがある。この対策として、本体フレームの強度を増加させることが考えられるが、本体フレームに単に部品を追加したのでは、装置が大型化してしまう。
【0004】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フレームの強度を向上させるとともに、画像品質を確保することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、露光を行うスキャナユニットと、前記スキャナユニットを支持したスキャナ支持プレートと、前記スキャナ支持プレートの左右両端部を支持する一対の側部フレームと、前記一対の側部フレーム間において、前記スキャナユニットの前側又は後側に架設されたビーム構造体と、前記一対の側部フレーム間において、前記スキャナ支持プレートに対し前記スキャナユニットを挟んで対向し、かつ前記スキャナ支持プレート及び前記スキャナユニットに対して非接触乃至は非固定の状態で架設された板状の補強プレートと、を備えたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ビーム構造体は、前記スキャナ支持プレート及び前記スキャナユニットに対して非接触乃至は非固定であるところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、複数の像担持体を備え、前記スキャナユニットは、前記複数の像担持体のそれぞれに露光用の光線を照射するところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0008】
<請求項1の発明>
一対の側部フレーム間において、スキャナユニットの前側又は後側にビーム構造体を架設するとともに、スキャナ支持プレートに対しスキャナユニットを挟んで対向する補強プレートを架設することで、装置の大型化を招くことなく、スキャナユニット回りの強度を向上させることができる。さらに、補強プレートは、スキャナ支持プレート及びスキャナユニットに対して非接触乃至は非固定であるから、補強プレートが歪んだ場合でも、その歪みがスキャナ支持プレート及びスキャナユニットに伝わりにくい。従って、スキャナユニットの変形が防止され、画像品質を確保することができる。
【0009】
<請求項2の発明>
ビーム構造体がスキャナ支持プレート及びスキャナユニットに対して非接触乃至は非固定であるから、ビーム構造体が歪んだ場合に、その歪みがスキャナ支持プレート及びスキャナユニットに伝わりにくい。従って、スキャナユニットの変形が防止され、画像品質を確保することができる。
【0010】
<請求項3の発明>
複数の像担持体のそれぞれに光線を照射するスキャナユニットを備えたカラータイプの画像形成装置においては、スキャナユニットに対して特に高い位置精度が要求されるが、本発明を適用することにより、スキャナユニットの変形が防止されるため、色ずれによる画像品質の低下を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に本発明の一実施形態を図1から図6を参照して説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図であり、図2は、プロセス部25を引き出す途中の状態におけるレーザプリンタ1の側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側を前方とする。
【0012】
このレーザプリンタ1は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、図1に示すように、略箱型の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の前面には、着脱口2Aが開口されるとともに、この着脱口2Aは開閉可能な前面カバー3により覆われており、この前面カバー3を開放することにより、図2に示すように、プロセス部25を本体ケーシング2内から着脱口2Aを介して前方へ引き出すことが可能となる。また、本体ケーシング2の上面には、画像形成後の被記録媒体としての用紙4が積載される排紙トレイ5が形成されている。
【0013】
本体ケーシング2の下部には、画像を形成するための用紙4が積載される給紙トレイ7が前方へ引き出し可能に装着されている。給紙トレイ7内には、バネ8の付勢により用紙4の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板9が設けられている。また、給紙トレイ7の前端上方位置には、ピックアップローラ10と、図示しないバネの付勢によりこのピックアップローラ10に圧接する分離パッド11とが設けられている。さらにピックアップローラ10の斜め前上方には一対の給紙ローラ12が設けられ、その上方に一対のレジストローラ13が設けられている。
【0014】
給紙トレイ7の最上位の用紙4は、用紙押圧板9によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、ピックアップローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに1枚ごとに分離される。そして、ピックアップローラ10及び分離バッド11の間から送り出された用紙4は、給紙ローラ12によって、レジストローラ13へ送られる。レジストローラ13では、その用紙4を所定のタイミングで、後方のベルトユニット15上へ送り出す。
【0015】
ベルトユニット15は、本体ケーシング2に対して着脱可能とされており、前後に離間して配置された一対のベルト支持ローラ16,17間に水平に架設される搬送ベルト18を備えている。搬送ベルト18は、ポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトであり、後側のベルト支持ローラ17が回転駆動されることにより図1の反時計回り方向に循環移動し、その上面に載せた用紙4を後方へ搬送する。搬送ベルト18の内側には、後述する画像形成ユニット26が有する各感光ドラム31と対向配置される4つの転写ローラ19が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光ドラム31と対応する転写ローラ19との間に搬送ベルト18を挟んだ状態となっている。転写時には、この転写ローラ19と感光ドラム31との間に転写バイアスが印加される。
【0016】
ベルトユニット15の下側には、搬送ベルト18に付着したトナーや紙粉等を除去するためのクリーニングローラ21が設けられている。クリーニングローラ21は、金属製の軸部材の周囲にシリコンからなる発泡材が設けられた構成であって、ベルトユニット15に設けられた金属製のバックアップローラ22と搬送ベルト18を挟んで対向している。クリーニングローラ21とバックアップローラ22との間には、所定のバイアスが印加され、それにより搬送ベルト18上のトナー等がクリーニングローラ21側へ電気的に吸引されるようになっている。また、クリーニングローラ21には、その表面に付着したトナー等を除去する金属製の回収ローラ23が当接しており、さらにその回収ローラ23にはその表面に付着したトナー等を掻き落とすためのブレード24が当接している。
【0017】
本体ケーシング2内における上部には、スキャナユニット27が設けられ、その下側にプロセス部25が設けられ、さらにそのプロセス部25の下側に前述のベルトユニット15が配置されている。
【0018】
スキャナユニット27は、詳細には示さないが、偏平な箱形の筐体50内に、4つのレーザ発光部、1つのポリゴンミラー、スキャナモータ、複数のレンズおよび反射鏡を備え、さらに筐体50の下面に4つの照射レンズ51を備えている。そして、4つのレーザ発光部から出射された所定の画像データに基づく各色毎のレーザ光Lが、各レンズや反射鏡を介して、スキャナモータにより回転駆動される1つのポリゴンミラーに対し互いに異なる入射角で入射し、さらにそこで反射されたレーザ光Lが各照射レンズ51から外部に出射され、感光ドラム31の表面上に高速走査にて照射される。
【0019】
プロセス部25は、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応した4つの画像形成ユニット26を備えており、これらの画像形成ユニット26が前後に並んで配置されている。各画像形成ユニット26は、像担持体としての感光ドラム31、スコロトロン型帯電器32及び現像装置としての現像カートリッジ34等を備えて構成されている。また、プロセス部25は、前後に並んだ4つのカートリッジ装着部30を有する枠状のプロセスフレーム29を備えている。各カートリッジ装着部30にはそれぞれ現像カートリッジ34が装着され、プロセスフレーム29を着脱口2Aから前方に引き出した状態で、各現像カートリッジ34がカートリッジ装着部30に対して着脱できるようになっている。また、プロセスフレーム29には、各カートリッジ装着部30の下端位置に、各画像形成ユニット26の感光ドラム31が保持され、さらにその感光ドラム31に隣接してスコロトロン型帯電器32が保持されている。
【0020】
感光ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。
【0021】
スコロトロン型帯電器32は、感光ドラム31の後側斜め上方において、感光ドラム31と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム31と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器32は、タングステン等の帯電用ワイヤ(図示せず)からコロナ放電を発生させることにより、感光ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させる。
【0022】
現像カートリッジ34は、略箱形をなし、その内部には、上部にトナー収容室38が設けられ、その下側に供給ローラ39、現像ローラ40および層厚規制ブレード41が設けられている。各トナー収容室38には、現像剤として、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれぞれ収容されている。また、各トナー収容室38には、トナーを撹拌するためのアジテータ42が設けられている。
【0023】
供給ローラ39は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料で被覆することにより構成されており、現像ローラ40は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料で被覆することにより構成されている。トナー収容室38から放出されたトナーは、供給ローラ39の回転により現像ローラ40に供給され、供給ローラ39と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41と現像ローラ40との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
【0024】
感光ドラム31の表面は、その回転時、まずスコロトロン型帯電器32により一様に正帯電される。その後、スキャナユニット27からのレーザ光Lの高速走査により露光されて、用紙4に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
【0025】
次いで、現像ローラ40の回転により、現像ローラ40上に担持され正帯電されているトナーが、感光ドラム31に対向して接触するときに、感光ドラム31の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム31の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム31の表面には、露光部分にのみトナーが付着したトナー像が担持される。
【0026】
その後、各感光ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト18によって搬送される用紙4が、感光ドラム31と転写ローラ19との間の各転写位置を通る間に、転写ローラ19に印加される負極性の転写バイアスによって、用紙4に順次転写される。こうしてトナー像が転写された用紙4は、次いで定着器43に搬送される。
【0027】
定着器43は、本体ケーシング2内における搬送ベルト18の後方に配置されている。この定着器43は、ハロゲンランプ等の熱源を備えて回転駆動される加熱ローラ44と、加熱ローラ44の下方において、加熱ローラ44を押圧するように対向配置され従動回転される加圧ローラ45とを備えている。この定着器43では、4色のトナー像を坦持した用紙4を、加熱ローラ44及び加圧ローラ45によって狭持搬送しながら加熱することにより、トナー像を用紙4に定着させる。そして、熱定着された用紙4は、定着器43の斜め後上方に配置された搬送ローラ46により本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ47へ搬送され、この排紙ローラ47により前述の排紙トレイ5上に排出される。
【0028】
(スキャナユニットの支持構造)
次にスキャナユニット27の支持構造について詳細に説明する。図3は、本体フレーム55の斜視図、図4は、本体フレーム55から上面プレート62B,71を外した状態の斜視図、図5は、本体フレーム55の正断面図、図6は、本体フレーム55の側断面図である。
【0029】
既述した本体ケーシング2は、本体フレーム55と、その本体フレーム55の外面の一部に覆い付けられた樹脂製の外装カバー(図示せず)とから構成されている。本体フレーム55は、図3,図5等に示すように、全体として前後に開放した直方体状をなし、左右一対の側部フレーム56を備えている。各側部フレーム56は、合成樹脂製の樹脂側壁部57と、樹脂側壁部57の上部に内面側から重ね付けられた板金製の板金側壁部58とから構成されている。本体フレーム55の底部には、両側部フレーム56間における前端寄り位置に金属製の底部ビーム59が架設され、その後方に金属製の底部プレート60が架設されている。
【0030】
また、本体フレーム55の上部には、両側部フレーム56間における前端寄り位置に金属製のフロントビーム62(本発明の「ビーム構造体」に相当)が架設されている。フロントビーム62は、断面コの字状の角柱部62Aと角柱部62Aの上面を覆うと共に角柱部62Aから後方に延出した平板状の上面プレート62Bとを備えており、角柱部62Aは、両端部が側部フレーム56上部の内側面にねじ止めされ、上面プレート62Bは、両端部が両側部フレーム56の上端面56Aにねじ止めされている。また、両側部フレーム56間における後端部に断面略L字状をなす金属製のリアビーム63(本発明の「ビーム構造体」に相当)が架設されており、そのリアビーム63の左右両端部が側部フレーム56の上端面56A等にねじ止めされている。
【0031】
また、本体フレーム55の上部には、両側部フレーム56間におけるフロントビーム62とリアビーム63との間に、金属製のスキャナ支持プレート67が水平に架設されている。このスキャナ支持プレート67は、長方形状をなすとともにその四辺部を上向きに折り曲げてあり、そのうち左右両端部が両側部フレーム56の内側面に固定されている。スキャナ支持プレート67の上面には、スキャナユニット27の筐体50が載置され、ねじ止めにより固定されている。また、スキャナ支持プレート67には、スキャナユニット27の各照射レンズ51に対応する位置に、レーザ光Lを通過させるためのスリット70が左右方向に沿って形成されている。前述のフロントビーム62は、このスキャナユニット27の筐体50に対して前方に配置されるとともに、筐体50及びスキャナ支持プレート67に対して非接触の状態で配置されている。また、前述のリアビーム63は、スキャナユニット27の筐体50に対して斜め後上方に配置され、やはり筐体50及びスキャナ支持プレート67に対して非接触の状態で配置されている。なお、フロントビーム62及びリアビーム63は、筐体50及びスキャナ支持プレート67に対して非接触でなくとも、非固定の状態、すなわち、接触した状態にあっても固定されていなければ、ほぼ同様の効果が期待できる。
【0032】
さらに、本体フレーム55の上面には、両側部フレーム56間に金属製の上面プレート71(本発明の「補強プレート」に相当)が架設されている。この上面プレート71は、全体として長方形の板状をなし、その左右両端部が側部フレーム56の上端面56Aに載せられねじ止めされている。また、上面プレート71の後部中央には、排紙トレイ5の形状に倣うように後端下がりに傾斜した傾斜部71Aが形成されている。前述のフロントビーム62が有する上面プレート62Bの略後半部と上面プレート71とは、スキャナ支持プレート67に対してスキャナユニット27を挟んで対向し、スキャナユニット27の上方を覆っている。また、両上面プレート62B,71は、スキャナユニット27の筐体50の上面から僅かに離間しており、即ちスキャナユニット27及びスキャナ支持プレート67に対して非固定の状態で配置されている。すなわち、上面プレート62B,71は、スキャナユニット27及びスキャナ支持プレート67に対して、非接触であることが望ましいが、接触していても固定されていない状態(非固定の状態)であればよい。
【0033】
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、一対の側部フレーム56間において、スキャナユニット27の前側及び後側にフロントビーム62及びリアビーム63を架設するとともに、スキャナ支持プレート67に対しスキャナユニット27を挟んで対向する上面プレート62Bを架設することで、装置の大型化を招くことなく、スキャナユニット27回りの強度を向上させることができる。さらに、上面プレート71は、スキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に対して非固定であるから、上面プレート71が歪んだ場合でも、その歪みがスキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に伝わりにくい。従って、スキャナユニット27の変形が防止され、画像品質を確保することができる。
【0034】
また、フロントビーム62及びリアビーム63がスキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に対して非接触であるから、フロントビーム62又はリアビーム63が歪んだ場合に、その歪みがスキャナ支持プレート67及びスキャナユニット27に伝わりにくい。従って、スキャナユニット27の変形が防止され、画像品質を確保することができる。
【0035】
また、本実施形態のように、複数の感光ドラム31のそれぞれに光線を照射するスキャナユニット27を備えたカラータイプのレーザプリンタ1においては、スキャナユニット27に対して特に高い位置精度が要求されるが、本発明を適用することにより、スキャナユニット27の変形が防止されるため、色ずれによる画像品質の低下を防止することができる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、複数の像担持体に対して露光を行うカラーの画像形成装置を例示したが、本発明は、単一の像担持体を有するモノクロの画像形成装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態におけるレーザプリンタの概略構成を示す側断面図
【図2】プロセス部を引き出す途中の状態を示すレーザプリンタの側断面図
【図3】本体フレームの斜視図
【図4】本体フレームから上面プレートを外した状態の斜視図
【図5】本体フレームの正断面図
【図6】本体フレームの側断面図
【符号の説明】
【0038】
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
27…スキャナユニット
31…感光ドラム(像担持体)
55…本体フレーム
56…側部フレーム
62…フロントビーム(ビーム構造体)
63…リアビーム(ビーム構造体)
67…スキャナ支持プレート
71…上面プレート(補強プレート)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
露光を行うスキャナユニットと、
前記スキャナユニットを支持したスキャナ支持プレートと、
前記スキャナ支持プレートの左右両端部を支持する一対の側部フレームと、
前記一対の側部フレーム間において、前記スキャナユニットの前側又は後側に架設されたビーム構造体と、
前記一対の側部フレーム間において、前記スキャナ支持プレートに対し前記スキャナユニットを挟んで対向し、かつ前記スキャナ支持プレート及び前記スキャナユニットに対して非接触乃至は非固定の状態で架設された板状の補強プレートと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記ビーム構造体は、前記スキャナ支持プレート及び前記スキャナユニットに対して非接触乃至は非固定であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
複数の像担持体を備え、
前記スキャナユニットは、前記複数の像担持体のそれぞれに露光用の光線を照射することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−148141(P2007−148141A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−344329(P2005−344329)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】