説明

相互作用ベルトの斜行ずれ整列配置装置

【課題】画像転写組立体ベルトを、被駆動ベルトが同時に係合する2つの被駆動画像担持ベルトを用いて整列配置する。
【解決手段】画像担持ベルト21、22はその上に形成された画像形成マーキング材料を搬送し、移送ベルト50は2つの画像担持ベルト21、22と選択的に係合可能である。各画像担持ベルト21、22の選択的係合は互いに独立しており、2つの画像担持ベルト21、22は互いに離間させてある。本方法と装置はまた、少なくとも1つのエッジセンサを用いて計測されるエッジの少なくとも1つの被検出位置を表わす信号を出力する。計測される被検出側方位置は1または2つのエッジセンサ40、41により得ることができ、ここで2つのエッジセンサは被計測ベルトのエッジが移動する範囲に沿って互いに離間させて配置させるはずである。続いて、同時係合した2つの画像担持ベルトの斜行ずれ指示値が、出力エッジセンサ信号に基づき割り出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示技術は、印刷システムにおける画像見当合わせの制御および/または改善に関する。特に、画像転写組立体における画像担持ベルトと移送ベルトを整列配置する装置ならびに方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複写機やレーザプリンタ等の多くの従来の画像形成装置は、静電潜像を中間ベルト上に形成する構成を有する電子写真システムや静電記録システムを採用している。静電潜像は、通常1つ以上の所定色を含む画像形成マーキング材料を収集する中間ベルト面の一領域に形成される帯電粒子で構成される。したがって、その中間ベルトは画像担持ベルトと呼ばれる。画像担持ベルト上へのこれらの初期合成付着/形成は領域全体に行なわれる。このことをここでは「第1の転写領域」と呼ぶことにする。この第1の転写領域に画像形成マーキング材料を形成した後、画像は続いて移送ベルト上に担持された基質シート上に転写して定着させるか、あるいは代替的にはもう一つの中間ベルトに転写する。この引き続く転写は、「第2の転写領域」と呼ぶことにするものにおいて行なわれるものである。この第2の転写領域には一般的に、通常移送ベルトと相互作用する画像担持ベルトが含まれ、さらに基質媒体シートを搬送する静電転写ベルトが含まれる。例えば、フルカラー印刷装置の場合、通常4色、すなわちシアン、マゼンダ、イエロ、ブラック(CMYK)の現像ユニットが存在し、したがって場合により第1の転写領域において画像担持ベルト上に4色が蓄積され、第2の転写領域において基質シート上に配置される画像マーキング材料のフルカラーコンパイルが作成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一部の作像システムは、別個の画像形成マーキング材料がそれぞれその上に形成される2つの画像担持ベルトを有することで、2つ以上の第1の転写領域を含む。2つの別個の画像形成マーキング材料は共通の移送ベルト上に、特に移送ベルトが担持する基質媒体の共通シート上に合成され、ここで両画像が重ねられ、そうでなければ合成される。しかしながら、2つ以上の第1の転写領域を含むシステムは、共通の受容ベルト、特に基質媒体を搬送する静電移送ベルトもしくは代替的にはもう一つの中間ベルトと相互作用する2つ以上の中間ベルトを含む。
【0004】
2つ以上の第2の転写領域を含むシステムでは、第2の転写領域における少なくとも2つの画像担持ベルトともう一つの共通転写ベルトとの間の相互作用が見当合わせ誤差の原因となることがある。ベルトのプロセス方向での整列ずれは、ベルトを側方に引っ張るプロセス交差方向の力を生成することがある。この引っ張りがベルトの段階的な斜行ずれ(側方遷移あるいは角度遷移)を誘起し、これらの印刷システム内での見当合わせ性能に負の影響を及ぼすことがある。異なる作像ステーション間でのベルトの発生した配置誤差は、整列ずれしたベルト上からの不要な摩耗に加え、用紙上の画像の見当合わせ誤差や色重ね見当合わせ誤差を引き起こすことがある。
【0005】
したがって、処理の妨げや遅延、低品質の画像見当合わせ、さらに先行技術の他の欠点を回避するため、共通のベルトと相互作用する複数のベルトを有する複数ステーション画像転写印刷システムを整列配置する装置と方法を提供することが望ましいことになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に記載する態様によれば、画像転写組立体内でベルトを整列配置する装置が開示される。この装置は、少なくとも2つの被駆動画像担持ベルトを含んでいる。各画像担持ベルトは、その上に形成された画像形成マーキング材料を搬送する。被駆動移送ベルトは少なくとも2つの画像担持ベルトにより選択的に係合させることができ、ここで各画像担持ベルトの選択的な係合は少なくとも2つの画像担持ベルトのうちの少なくとも他方とは独立しており、少なくとも2つの画像他方ベルトは互いに離間している。少なくとも2つのエッジセンサが、一方のベルトのエッジの側方位置を検出する。少なくとも2つのエッジセンサは、1つのベルトのエッジが横移動する範囲に沿って互いに離間配置してあり、ここで少なくとも2つの画像担持ベルトのうち2つが移送ベルトに同時係合している間に少なくとも2つのエッジセンサが側方位置信号を伝送する。側方位置信号は、同時係合する画像担持ベルト間の整列ずれ指示値を提供する。
【0007】
本明細書に記載する他の態様によれば、少なくとも1つのコントローラが側方位置信号を受けて比較し、ここでこの比較が整列ずれ測度を定量化することができる。装置にはまた、整列ずれ指示値に基づき同時係合画像担持ベルトの整列配置を自動的に調整する少なくとも1つの整列配置組立体を含むことができる。移送ベルトは、画像マーキング材料を受容する基質媒体シートを搬送する媒体移送ベルトであってよい。移送ベルトは、その上に画像形成マーキング材料を直接受容して担持する中間ベルトであることができる。エッジセンサにより検出する一方のベルトは、移送ベルトであることができる。エッジセンサにより検出する一方のベルトは、2つの同時係合画像担持ベルトの一方であることができる。さらに、他方のベルトのエッジの側方位置を検出する少なくとももう2つのエッジセンサを配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】開示技術の態様による画像転写組立体の概略正面図である。
【図2】開示技術の態様による、シート反転器と外部シート経路組立体を持たない図1の画像転写組立体の概略平面図である。
【図3】図3aは図2に示した3a−3a線に沿う正断面図であり、図3bは図2に示した3b−3b線に沿う正面図である。
【図4】開示技術の態様による様々な被計測側方ベルトの変位を図解する図である。
【図5】開示技術の態様による印刷システムのモジュール式組立体の概略正面図である。
【図6】開示技術の態様による別の画像転写組立体の概略正面図である。
【図7】開示技術の態様によるプロセスフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書で使用する「プリンタ」あるいは「印刷システム」は、「印刷物」の生成に用いる1つ以上の装置あるいは印刷出力機能を指すものであり、この機能は任意の目的に合わせた「基質媒体」上の情報の再生を指す。本願明細書で使用する「プリンタ」あるいは「印刷システム」は、印刷出力機能を果すデジタル式および/またはアナログ式複写機や製本機やファクシミリ機や多機能機等の任意の装置あるいはその一部を包含するものである。
【0010】
印刷システムは、印刷物の生成に静電荷帯電パターンを形成して情報の記録と再生に用いることを指す「静電写真」プロセスや、帯電したプレートやローラやベルトと再生情報に対するトナー等の樹脂粉末の使用を指す「電子写真プロセス」や、あるいはインクジェット工程や液体インク工程や固体インク工程等の印刷物を生成する他の適当なプロセスを用いることができる。また、この種の印刷システムはモノクロあるいはカラーの画像データのいずれも印刷しおよび/または処理することができる。
【0011】
本明細書で使用する「基質媒体」は、例えば用紙や透明紙や羊皮紙やフィルムや繊維やプラスチック、あるいはその上に情報を再生することのできる他の基質、好ましくはシートあるいはウェブの形をしたものを指す。
【0012】
本明細書で使用する用語「ベルト」や「転写ベルト」や「移送ベルト」や「画像担持ベルト」や「中間ベルト」は、例えば、プロセスの流れ方向に沿った動きを支持する細長いウェブを指す。例えば、画像担持ベルトは基質媒体に転写するトナーあるいは他の画像マーキング材料の形でもって画像を搬送することができる。この種の被成形トナーや他のマーキング材料は、基質媒体上に配置される前は、ここでは「画像形成マーキング材料」と呼ぶ。別の例には媒体移送ベルトが含まれ、これは好ましくは印刷システム内でマーキング材料を受容する基質媒体に係合しおよび/またはこれを担持する。この種のベルトは、連続的に動作させるべく印刷システム内でそれ自体がループ形成する無端ベルトであることができる。したがって、無端ベルトはそれが循環するループ周りにプロセス方向に移動する。ベルトは基質媒体に係合し、および/または少なくともループの一部に亙りその上に画像の形をしたマーキング材料を担持する。画像担持ベルトは、画像形成マーキング材料の形をとるマーキング材料を担持する。画像担持ベルトには、その上にトナーを蓄積することのできる伸長不能の静電ベルトあるいは光受容体ベルトを含めることができる。
【0013】
本明細書で使用する「センサ」は、物理的な刺激に応答し、制御部の計測および/または動作用に発生したインパルスを伝送する装置を指す。この種のセンサには、圧力、光、動き、熱、音、磁気を用いるものが含まれる。また、本明細書でこの種センサと呼ぶものにはそれぞれ、速度、方向、プロセス位置やプロセス交差位置、大きさ、さらには厚みであってもベルトや画像媒体あるいは基質媒体の特性を検出しおよび/または計測する1つ以上のポイントセンサおよび/またはアレイセンサを含めることができる。したがって、ここでの「センサ」の参照には2つ以上のセンサを含めることができる。「エッジセンサ」は、ベルトもしくは基質媒体のシートのエッジの側方位置の検出に特に適した種のセンサである。
【0014】
本明細書で使用する用語「プロセス方向」は、基質媒体上での印刷あるいは情報再生のプロセスに関連する経路に沿う方向を指す。このプロセス方向は、印刷システム内で一つの場所から別の場所へ画像および/または基質媒体を搬送すべく、システムの一部としてベルトが移動する流動路である。「プロセス交差方向」は、プロセス方向に対し概ね垂直である。また、用語「上流」あるいは「下流」の用法は基準としてプロセス方向を用いており、下流方向はプロセス方向と同義であり、上流方向はそれとは反対である。さらに、用語「側方」あるいは「横方向」の用法はプロセス交差方向と同義である。
【0015】
本明細書で使用する用語「ニップ」や「転写ニップ」は2つのローラ間や1つのローラとベルトあるいは2つのベルトとの間の界面を指し、ここで画像形成マーキング材料は1つの面(例えば、ドラムやローラやベルト)から別の面(例えば、ドラムやローラやベルトあるいは基質)に転写される。また、本明細書で使用する「ニップ組立体」には通常、ドラム、ローラ、ベルト、さらに特定のニップに関連する支持構造もしくは関連構造が含まれる。
【0016】
本明細書で使用する用語「画像形成マーキング材料」は、基質に全画像あるいは画像の一部をマーキングする意図を体したトナーやワックスや他の粒子を指す。画像形成材料は、ドラムやローラやベルト等の転写面上に収集しコンパイルすることができる。例えば、潜像として知られる帯電粒子領域は、続いてトナーを受容する意図を体する光受容体上に形成することができる。光受容体上の帯電領域に一旦トナーがコンパイルされると、それは画像形成マーキング材料の一例となる。
【0017】
本開示技術は、印刷システム内での画像見当合わせを制御しおよび/または改善すべく、モジュール間斜行ずれ整列処理を用いる。この方法は、ここではプロセス方向にモジュールを整列配置すべく、組み立て時や較正時あるいは動作期間中に実行することができる。この方法は、それぞれが共通の転写ベルト上に転写して合成する画像形成マーキング材料を個別に搬送する2つの画像担持ベルトを持たせることで、2つ以上の転写領域を含む作像システムに関する。この種の転写ベルトはシートを担持させるか、あるいはもう一つの中間ベルトであることができる。本明細書にて言及するように、上述したように小組立体が個別の分離可能ユニットであるかあるいは1つのシステム内の他のモジュールと一体形成するかに関係なく、「第2の転写領域」に画像を配給する各小組立体は「モジュール」の一部と考えられる。モジュール間でのプロセス方向における斜行整列ずれは、転写ニップがそれぞれ閉じ、第2の転写領域内で加圧される際に各ベルトの中寄り方向あるいは外寄り方向のいずれかの引っ張り力に通ずることになる。本明細書の開示技術の一態様によれば、相互作用ベルトのいずれか1つのベルトの揺れを検出し、1以上のモジュールの向きを調整することで、モジュール間の斜行ずれをそれに関連する側方引っ張り力に沿って最小化することができる。こうして、ベルトの揺れ量は、既存のベルトエッジセンサを用いるか、あるいは1つ以上のベルト転写領域に近い追加のベルトセンサを用いて計測することができる。この種の計測値の採取時に、モジュール間の角度方向の整列配置はオペレータによりあるいは電機手段により自動的に調整することができる。この種の自動調整は、特別な整列配置モード期間中に、好ましくは用紙を用いずに遂行しうる。本明細書に記載するシステムと方法はベルトと相互作用する全てのシステムに適用可能であり、本明細書の例示的な実施形態に使用する印刷システムに限定すべきではない。
【0018】
図1は、媒体移送ベルト50を含む画像転写組立体10の一部の概略側面図である。画像転写組立体10はプリンタの一部とすることができ、転写ベルト50はインク等のマーキング材料を受容するシートを搬送する。開示技術の一態様では、画像転写組立体は静電写真型あるいは電子写真型からなり、複数の光受容体ベルト、より一般的には本明細書では「画像担持ベルト」と呼ぶ形をとる画像受容体を含む。画像担持ベルトは、それぞれ所要種のトナーや現像粒子等のマーキング材料を、媒体移送ベルト50が搬送する基質媒体のシートに対しマーキング材料を転写するために、転写ニップ31、32を有するニップ組立体に向け搬送する。転写ニップ31、32は、上記の第2の転写領域に合致する。媒体移送ベルト50は、主媒体経路Pに沿ってシートを搬送するが、媒体移送ベルト50を横断してシートを担持し戻す逆経路70を含む他の経路を介してシートを再循環させることができる。最新のシステムと同様、媒体移送ベルト50はローラ60により支持することができる。ベルト50の少なくとも側方の位置は、コントローラ80に信号を伝送するセンサ40、41により計測/検出され、この信号は下記にさらに説明する如く整列配置用に用いることができる。
【0019】
画像担持ベルト21、22は、それぞれその個々の転写ニップ31、32内で画像形成マーキング材料を転写する個別の画像転写小システムあるいはモジュールを表わす。第2の転写領域のニップ31、32は、一般のニップ組立体同様、選択的に開閉することができる。このようにして、各ニップ31、32を閉じると、対応する画像担持ベルト21、22が移送ベルト50と、場合によっては通過基質媒体シートと係合する。また、ニップ31、32を開くと、画像担持ベルト21、22は移送ベルト50を離脱させる。ニップ31、32の開閉は、コントローラ80あるいは何らかの他の制御システムにより概ね開始される。
【0020】
各転写ニップ31、32は、画像担持ベルト21、22を有する個々の転写モジュールに対応する。ニップ31、32はそれぞれ画像担持ベルト21、22を転写ベルト50に係合させ、あるいはこれに少なくとも近接配置する。したがって、各転写ニップ31、32は、マーキング材料が一方の面から他方の面に直接転写される箇所の領域により画成される副転写領域に対応する。例えば、画像担持ベルトから基質シートへ、あるいは画像担持ベルトから別の中間転写ベルトへ転写される。ニップ組立体は、概ね被駆動ローラと対向空転ローラとを含む。したがって、媒体移送ベルト50は基質媒体を一連のシートの形でもって各転写ニップ31、32を介して搬送し、各シートが各画像担持ベルト21、22のそれぞれから個別マーキング材料を受容するようにする。別の選択肢として、ニップ組立体は、シートがマーキング材料を受け取る転写領域を形成する限り、対向する単一対のローラ以外であることができる。転写ベルト50あるいは他のシート処理システム70はまた、後続のシステム(図示せず)によるさらなる印刷あるいは処理にシートが利用可能となるようにできる。移送ベルト50には、図示の如く転写領域を挿通するシート経路Pの一部を巻いてループを描いて戻る単一の無端ベルトを含めることができる。
【0021】
通常の動作期間中、これらニップ31、32は共に閉じられる。ニップが「閉じた」と呼ばれる場合、搬送面および受容面は係合させられる。例えば、画像担持ベルト21が移送ベルト50に係合するときにニップ31は閉じられる。ニップは「開く」ことができ、すなわち搬送および受容面を係合させず、すなわち互いに離脱させる。一般に、最大8色が使用される多色印刷では、各ニップ内で同時並行的に基質への画像転送が行なわれている際、両ニップを閉じる必要がある。シートは小さなシート間空間を有するシステムを通って連続的に移送されるため、ニップ31、32等のニップが順次開かれ、閉じる機会は殆どないか皆無である。したがって、両ニップは印刷ジョブの始めから閉じたままであり、そのジョブの最後のシートが印刷された後に開く。したがって、閉じたニップ31、32が転写ベルト50に係合すると、一方のベルト21、22から別のベルト50へ画像形成マーキング材料が即転写できるようになる。較正中あるいは他の動作期間中、ニップ31、32は必要に応じて開くかあるいは閉じるかのいずれかであることができる。
【0022】
本明細書の開示技術の一態様によれば、画像担持ベルト21、22は好ましくはセンサ42〜47のうちの1つ等の少なくとも1つのエッジセンサを含む。これらのセンサは、それぞれ無端ループベルト21、22の一方の位置を検出することができる。ベルト21、22ごとに単一のエッジセンサを用いることで、被計測ベルトについての概略のベルト位置の割り出しを行なうことができる。1本のベルトに2つのエッジセンサを用いることで、その割り出しを洗練させ、ベルト位置と斜行ずれをもたらす。画像担持ベルト21、22の片側あるいは一部を上回るエッジセンサの使用は、より大きなスパンのベルトと特に支持ローラ全体あるいはニップの異なる側の斜行ずれの割り出しに役立てることができる。開示技術の一態様によれば、それぞれ転写ニップを形成する4つほどの光受容体ベルトを、無端ループベルト21、22ごとにスパンの頂部に沿って配置することができる。したがって、例えば幾つかのドラム上のレーザにより書き込まれる画像の位置と斜行ずれを調整し、各無端ループベルト21、22の頂部スパン等のスパンに沿って1つのニップから別のニップまでの画像移送構造に適合させることは有用である。追加のセンサを、製造/保守コスト内のその関連する増大に見合った情報/精度におけるその関連する増大を伴って使用してもよい。
【0023】
より一般的には、より多くのセンサ群40〜47は通常はエッジセンサの形でもって、媒体移転写ベルト50の位置とある特性とを検出する。この種のセンサ40〜47はまた、シートの動きおよび/または位置の検出に用いることができる。ベルトの動きの追尾あるいは検出は有用であり、何故なら個々のシートは転写ベルト50にかなり良好に固着されたままであり、したがってシートの動きが通常転写ベルト50の位置に良好に対応するからである。したがって、少なくとも移送ベルト50の一部を検出することで、シートの位置および/または他の特性を間接的に検出することができる。また、さらに別の選択肢として、個々のシートおよび/またはベルトセンサの組み合わせをセンサ群の一部として用いることができる。さらに、内包する個々のセンサの構成および/または構成要素を可変しうるよう、センサ40〜47が必ずしも同一とは限らないことを理解されたい。これらセンサ40〜47には、応答時間と画像解像度の観点から移送ベルトの動きの位置的異常や他の異常を検出し、計測値、特に異常に関連する「信号」を出力する能力を持たせることができる。この信号は、片やベルトをより所望の位置へ操縦するのに用いることができる。センサ40〜47を用い、エッジ検出あるいは移送ベルト50の他の何らかの部分の計測により、移送ベルト50の位置あるいは速度を検出することができる。
【0024】
センサ40、41はマーキングエンジンのプロセス方向両側、特に転写領域に配置されたセンサを含んでおり、少なくとも1つのセンサ40を転写領域上流側とし、別のセンサ41を下流側とする。転写ベルト50はエッジセンサ40、41と共に図示したに過ぎず、追加のエッジセンサを使用できることを理解されたい。特に、エッジセンサは各副転写領域の上流と下流の両方に配置することができる。これらのさらなるセンサは、実際の転写領域全体の平均的な変位を割り出すのに用いてもよい。
【0025】
開示技術の一態様により、1つ以上のセンサが出力する信号を、ここでは「コントローラ」と呼ぶものにより収集し、コンパイルし、および/または処理することができる。最新の媒体処理組立体は、シートと画像とそれぞれを扱うシステムの制御を維持すべく、自動化処理デバイスの形でコントローラを使用する。コントローラ80は、本明細書の開示技術の態様に従って用いる1つ以上のコントローラを表わす。コントローラ80は、様々な中間画像担持ベルト21、22と媒体転写ベルト50との間の斜行ずれ指示値あるいは整列ずれを割り出すために、センサ40〜47から受け取った信号を取り込む。したがって、コントローラ80は、センサが出力するデータを受け取り、組立体全体を整列配置して画像の見当合わせを改善するのに用いることができる。
【0026】
センサ40〜47には、移送ベルト位置を検出しおよび/または計測するために、エッジセンサやポイントセンサあるいは実質あらゆる検出技術を含むことができる。この種センサにより得ることを望む情報量によってのみ制限されるより少数あるいはより多数のセンサを使用しうることを理解されたい。また、モジュール式システムにあっては、モジュール全体のセンサ40〜47からの信号を集約的に用いることができる。さらに、センサ40〜47は図に示したものよりは転写領域により近接させあるいはより離間させて配置することができる。転写領域に可能な限り近接させてセンサ40〜47を配置することは、転写領域内とその全体で行なわれる動きをより正確に反映することができるが、しばしばこれは同一近傍内に通常存在する空間および/または構成要素により制限される。加えて、センサ40、41は転写ニップ31、32に近接させかつ密接させて配置することができる。
【0027】
代替実施形態によれば、各画像担持ベルト21、22に関連する画像転写組立体は、整列配置組立体90として共に動作し、プロセス方向Pに沿うその整列状態を補正するために個々のモジュールを揺動させる自動化起動装置を有する個別小組立体であることができる。こうして、モジュールはシート経路Pに垂直な軸(図1に示した方位に垂直に延在する軸)周りに揺動させてよい。
【0028】
図2は、その画像担持ベルト21、22と最上位のセンサ43、44、46、47とを有する2つのモジュールに加え、ローラ60とセンサ40、41の一部を隔絶した図1の媒体移送ベルト50の平面図である。図1に示す方向において、媒体移送ベルト50は時計方向に循環させることで通常動作するはずである。したがって、図2に示す方位において、プロセス方向Pに媒体移送ベルト50に向け配給されるシートは、画像担持ベルト21、22を含む2つの画像転写モジュールを介して左から右へ搬送されるはずである。斜行整列ずれと、加えて本明細書の図面に示したベルトの側方変位もまた、本明細書に開示する装置および方法が対処する外乱をより簡単に視覚化するよう誇張してあることを理解されたい。図示のように、第1の担持ベルト21は転写ベルト50の中心線Cから若干向きのずれた純速度ベクトルZを有する。同様に、第2の画像担持ベルト22は、中心線Cから同様に若干ずれた、ただし反対方向にずれた速度ベルトZとの整列ずれを持たせて図示してある。これらの整列ずれが製造公差や印刷システム内の様々な部品の熱膨張の差異を含む様々な理由でおき得ることを、理解されたい。また、これら転写ステーションに直に隣接配置された高温融着器モジュール等の他のシステムとの相互作用は、モジュールを相互にかつプロセス経路Pに対し整列ずれさせることがある。これらと他の因子が、複数の副転写領域31、32全体の速度ベクトルZ、Zの整列ずれに通ずる。各転写領域ニップを閉じて加圧した場合、この整列ずれは特に転写領域31、32においてプロセス交差方向の力を誘起する。この種の転写領域内のプロセス交差方向の力は、特に2つのベルトが互いに密接当接する場合のベルト斜行ずれおよび/または遷移に通ずる。
【0029】
図3aと図3bは、前記した図2から個別に見た転写ベルト50と相互作用する個別画像担持ベルト21、22(プロセス経路Pとは反対の上流を見た)の正面図を示す。特に、図3aと図3bは、個別の画像担持ベクトル21、22を有する個別モジュールのそれぞれが転写ベクトル50に同時に係合する場合の状態を示すものである。移送ベルト50に対する両画像担持ベルト21、22の二重係合が、それぞれプロセス交差力ベクトルZ1Y、Z2Yを誘起する。この種のプロセス交差力ベクトルは、副転写システム内の各モジュールの速度ベクトルZ、Zの側方構成要素のみを表わすものである。こうして、移送ベルト50に係合する画像担持ベルト21、22の一部が遷移し、および/またはこれらの個別の力の方向に斜行ずれを生ずる。かくして、図2に戻ってこれを参照するに、転写ベルト50の上流側(図面に示す左側)が中心線Cの下側に若干遷移するのに対し、下流側(図面の右側)は中心線Cの若干上方へ遷移することに留意されたい。同様に、図3aと図3bに戻って参照するに、画像担持ベルト21、22はこれらの荷重力Z1Y、Z2Yの方向における遷移にも遭遇している。画像担持ベルト経路の下側範囲を計測する補助的なエッジセンサ42、45は、異なる領域のエッジ間のさらなる整列配置を検出するのに役立つ。
【0030】
図4は、2つの転写領域、特に共通の媒体移送ベルトに係合する2つの画像担持ベルトを有する作像システムにおける実験結果をプロットしたものである。この構成は、図1に示す実施形態に類似するはずである。これらのテスト期間中、45枚の紙シートを印刷システムに通過させ、センサ40、41として同様に配置したセンサを用い、転写ベルト50に類似の転写ベルトの変位を検出した。また、上流の画像担持ベルト21に類似する中間転写ベルトは、センサ43、44のそれと同様に配置したセンサを用いて計測した。45枚のシートが毎分80頁で印刷ジョブへ送られ、「IBB21を通過するシート」で示される如く、ほぼT=70秒からT=105秒で第1の副転写領域を通過する。シートが通過している期間中、移送ベルト50と画像担持ベルト21は共に色重ね見当合わせの観点から相当に移動する。グラフに示されるように、画像担持ベルト21の変位はより多量の分散(ノイズの多い)プロットに帰着するが、明確な動きパターンは識別可能である。センサ43が計測する画像担持ベルト21の上流側は、明らかにセンサ44が計測する画像担持ベルト21の下流側よりも少なく変位する。同様に、センサ40、41が計測する移送ベルト50の変位を検査するときに、下流側変位は相当により大きなものとなる。
【0031】
図5は、同様に媒体移送ベルト150を用いる代替的な画像転写組立体100の一部の概略側面図である。画像転写組立体100は、画像転写組立体10と同様に構成されるが、より明示的なモジュール式設計を用いる2つのモジュール式小組立体110、120を含んでいる。各モジュール110、120は中間転写組立体135、136を含んでおり、複数の作像ステーションがこの中間転写組立体135、136の中間転写ベルトの外面に隣接して直列配置されている。中間転写ベルトは、その上にフルカラー作像を可能にするより完全な画像を組み立てすなわちコンパイルできるよう、複数の作像ステーション(C、M、Y、K)を通って循環する。フルカラー画像はそこで、中間転写ベルトから相互媒体移送ベルト150が担持する印刷媒体(例えば、用紙シート)へ各転写ニップにて転写することができる。他のシート経路ベルト70と同様、媒体移送ベルトは両モジュール式小組立体110、120を挿通する。本実施形態では、媒体移送ベルト150はより少ないローラにより支持して図示してあり、若干異なる経路を循環する。しかしながら、ローラをほぼ任意の仕方で媒体移送ベルト150を支持する構成とし、ベルト150がしかるべく操縦できる限り、本開示範囲内に依然として止まることを、理解されたい。同様に、組立体100は融着器175と回収箱177とを含むが、他の要素あるいはそこに付加されたさらなるモジュール式組立体もまた持たせうる。
【0032】
本明細書に開示され、本明細書の開示技術の最も広い態様に従い、単一のコントローラ80あるいは2つ以上の個別コントローラを配設することができる。例えば、個々のコントローラは所望に応じて任意のサブモジュールあるいはセンサの小集合に向け配設することができる。
【0033】
別の選択肢として、図5に示す移送ベルトには、複数のモジュール式印刷システム等の2以上の印刷システム110、120に沿ってその間に延在するベルトを含めうることを、理解されたい。図5は、直列に配置した2以上の転写組立体110、120を含むモジュール式印刷組立体100の側面図である。可能な実装では、中央プロセッサ(図示せず)を配設し、モジュール式システムの個別モジュール110、120を含む複数の印刷サブシステムを統括し調整する。中央プロセッサは、各モジュール110、120内の個々のコントローラと相互作用して調整することができ、ここで各モジュール110、120はそれ自体で印刷システムとみなしうる。
【0034】
印刷経路Pに沿った一連のモジュール110、120内あるいはそれらの間の位置異常の補正は、これらのモジュールの印刷経路全体を操縦制御する各モジュールに関連するコントローラと中央コントローラ(図示せず)との間で分割することができる。一実装例では、所定の空間範囲内での異常はその内部コントローラの処理対象である全モジュールに満たない中で内部補正することができる。例えば、被検出異常に応答し、単一モジュールが他のモジュールとは全く別箇に補正を遂行することができる。中央コントローラにより、より大きなあるいは累積的な空間異常を処理することができる。中央コントローラに別の構成を提供し、位置誤差の再発性パターンを検出し、個々のモジュールにしかるべく命令を下しうる。
【0035】
例示した実施形態は基質媒体転写ベルトに関するものであるが、開示技術は中間転写ベルトあるいは実質的にあらゆる媒体転写ベルトに適用できることを理解されたい。図6は、中間転写ベルト251を用いる例示的な画像転写組立体200の簡略図を示すものである。中間転写ベルト251はガイドローラ60、65により支持され、そのローラとのニップ231、232を含んでいる。加えて、画像転写組立体200は、各ニップ231、232に対応する画像転写領域に画像を搬送する2以上の画像担持ベルト201、202を含んでいる。さらに、中間転写ベルト251はもう一つの転写ニップ233まで案内され、ここで画像担持ベルト251が担持する画像形成マーキング材料7がもう一つの転写ベルト250が担持するシート5へプロセス方向Pに転写される。図示したセンサとローラは全てシステム内の位置以外全ての点において他種のものと同一にできるが、それらはまた所望に応じて異ならしめることができることに、留意されたい。
【0036】
例示的な実施形態は、マーキングエンジンは静電写真やインクジェットやあるいは何らかの他の印刷技術であろうと、究極的にはデジタル形式の入力画像データに依存する点で、いわゆる「デジタル式」印刷システムに関する。別の選択肢として、他種の印刷システムを特にモジュール式組立体に用いうる。非デジタル技術を用いるモジュールでさえ、検出システムが検出する異常に基づき転写ベルト補正に応答するよう設計しうる。
【0037】
上記に開示した様々なものや他の特徴や機能あるいはその代替例が、望ましくは他の多くの異なるシステムあるいはアプリケーションに複合できることを理解されたい。現在予見できず、あるいは予測できない様々な代替例や、改変例や変形例や改善例が、その後に当業者により作成できるが、それらもまた下記の特許請求の範囲により包含されることを意図するものである。当初提示し、補正することのできる特許請求の範囲は、インクジェット印刷や目下のところ予見できずあるいは認識されていないものや例えば出願人/特許権者やその他から生まれるもの等の他のマーキング技術を含め、本明細書に開示する実施形態と教示の変形例や代替例や改変例や改善例や均等物や実質均等物を包含するものである。
【0038】
本明細書の方法は、図7のプロセスフロー図に示す如く実行することができる。工程300の整列配置処理の開始時に、一般的な動作モードにおいて行なわれるはずのものに可能な限り類似の動作環境を入手するため、印刷システム内で全ての通常作動ベルトを始動させることができる。本明細書の方法を3以上の副転写領域(ベルトどうしの相互作用領域)を有する印刷システムに適用可能としうることを、理解されたい。したがって、これらの追加の副転写領域に対応するどのさらなるモジュールのベルトも同様に始動させるべきである。工程310において、これらの相互作用領域からの2つの隣接ニップ組立体を閉じ、2つの画像担持ベルト(IBBの)がそれぞれ共通の転写ベルト(TB)に係合するようにすべきである。その後、工程320においてエッジセンサは係合した画像担持ベルトおよび/または転写ベルトの側方変位を検出することになる。これらの計測値は、この期間を通じて連続的にあるいはこの二重係合期間中の諸時点で散発的に採取することができる。その後、工程330において、ニップを開き、工程310において閉じられた2つの担持ベルトをここで転写ベルトから離脱させる。それ故、工程340において、エッジセンサはシステム内の個別ベルトの側方位置を検出し続けることができる。そこで、工程350において、出力エッジセンサ信号を用いて側方プロセス交差位置の変化を計測することができる。これらの位置は、プロセス方向に沿って相互に工程360においてベルト移送モジュールを再整列配置するのに用いることができる。かくして、移送ベルトとの相互作用点で各モジュールが生成する速度ベクトルを勢揃いさせる。こうして、ベルト相互作用期間中の誘起ベルト運動は将来の反復時に最小化されることになる。この処理は、全ての隣接副転写領域群に対し反復すべきであり、あるいは所望に応じて、システムの検出/計測/監視を反復/継続することができる。かくして、工程370において、上記の方法を反復する場合、それは工程310に復帰することになる。そうでなければ、それは工程380へ進み、そこでこの整列配置プロトコルを終了するはずである。こうして、ベルトとその関連するベルトエッジセンサを用いてベルトどうしの相互作用期間中に発生するプロセス交差押し/引き量を割り出す。これらの押し/引き力の相当程度は、サブモジュールと特にベルト自体の整列ずれが原因と考えることができる。副転写領域にて生成された力ベクトルを調整し整列配置することで、ベルトの歩みおよび/または斜行ずれを最小化することができる。本明細書に記載するモジュールの全ての整列配置が、印刷期間中や特別な整列配置走行(用紙使用または不使用)期間中あるいはその組み合わせ期間中に、オペレータにより手動で、あるいは電機手段により自動的に行なうことができることを理解されたい。
【0039】
本明細書に記載する整列配置ならびに較正処理は、好ましくはシステムに用紙を走行させることなく行なう。しかしながら、ニップをシートが通過する際に、モジュールどうし整列ずれさせる力が依然として存在するため、較正期間中にシステムに介してシートを走行させることができる。
【0040】
加えて、上記較正期間中に3以上の副転写領域ニップを閉じることができるが、副転写領域ニップを一度に1つだけ閉じることで、ベルト変位源を特定することが好ましい。しかしながら、一部の印刷システムのアーキテクチャにあっては、1つだけあるいは全担持ベルト21、22よりも少ない数がその画像担持ベルトを揺動調整する一つの整列配置組立体90を有することになる。この種のアーキテクチャは、転写ベルト50の調整が両ニップ21、22の界面に影響を及ぼし、かくして両ニップを閉じてそうさせることになるとの事実を利用することができる。上記の較正処理は、副転写領域ニップ全体に、一度に1つのニップで実質任意の所望の順序で、逐次遂行することもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像転写組立体内でベルトを整列配置する装置であって、
少なくとも2つの被駆動画像担持ベルトで、それぞれがその上に形成された画像形成マーキング材料を搬送する前記画像担持ベルトと、
前記少なくとも2つの画像担持ベルトが選択的に係合する被駆動移送ベルトで、各画像担持ベルトの選択的な係合が該2つの画像担持ベルトの少なくとも他方とは独立しており、前記少なくとも2つの画像担持ベルトが互いに離間している前記被駆動移送ベルトと、
前記ベルトの1つのエッジの側方位置を検出する少なくとも1つのエッジセンサで、前記2つの被駆動担持ベルトあるいは被駆動移送ベルトの一方のエッジに隣接しており、前記少なくとも1つのエッジセンサが側方位置信号を伝送し、一方で前記少なくとも2つの画像担持ベルトのうちの2つが前記移送ベルトに同時係合し、前記側方位置信号が前記同時係合する画像担持ベルト間の整列ずれの指示を提供する前記エッジセンサとを備える、装置。
【請求項2】
側方位置信号を受け取って比較する少なくとも1つのコントローラをさらに備え、前記比較が前記整列ずれ測度を定量化する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記整列ずれ指示値に基づき、前記同時係合画像担持ベルトの整列配置を自動的に調整する少なくとも1つの整列配置組立体をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記移送ベルトは、前記画像形成マーキング材料を受容する基質媒体のシートを搬送する媒体移送ベルトである、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記移送ベルトは、前記画像形成マーキング材料を直接受容してその上に担持する中間ベルトである、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記エッジセンサによって検出される一方のベルトは、前記移送ベルトである、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記エッジセンサによって検出される一方のベルトは、前記2つの同時係合画像担持ベルトのうちの一方である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ベルトの異なる一方のエッジの側方位置を検出する少なくとももう2つのエッジセンサをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのエッジセンサは、前記画像担持ベルトあるいは前記被駆動移送ベルトの一方のエッジの側方位置を検出する少なくとも2つのエッジセンサを含んでおり、前記少なくとも2つのエッジセンサを前記被検出エッジの範囲に沿って互いに離間させて配置した、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのエッジセンサは、前記画像担持ベルトあるいは前記被駆動移送ベルトの一方のエッジの側方位置を検出する少なくとも3つのエッジセンサを含んでおり、前記少なくとも3つのエッジセンサを前記被検出エッジの範囲に沿って互いに離間させて配置した、請求項1に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−171354(P2012−171354A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−21313(P2012−21313)
【出願日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【出願人】(596170170)ゼロックス コーポレイション (1,961)
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
【Fターム(参考)】