説明

研磨パッドの形状修正方法

【課題】研磨パッド形状測定装置で測定した研磨パッド形状を、ドレスツールを用いてウェーハが所望の表面形状になるような研磨パッドの目標形状に修正する。
【解決手段】被加工物を所望の表面形状に研磨するための研磨パッド14の形状修正方法であって、研磨パッド形状測定装置10を用いて、定盤12に貼付した状態で研磨パッド形状を測定する測定ステップS9と、測定ステップS9の測定結果に基づいて予め備えられた複数のドレスレシピの中から、前記被加工物を所望の表面形状に研磨可能なドレスレシピを選択する条件決定ステップS10と、条件決定ステップS10で決定されたドレスレシピを用いて研磨パッド14をドレッシングする形状修正ステップS11を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被加工物、特にウェーハを所望の表面形状に研磨するための研磨パッドの形状修正方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ウェーハ等の被加工物を研磨して平坦化するために、化学的機械研磨法(CMP法)による研磨装置(CMP装置)が使用されている。CMP装置は、一般にウェーハを研磨する研磨定盤とウェーハを保持する研磨ヘッドとで構成されており、研磨ヘッドで保持したウェーハを研磨定盤に押し付けて、そのウェーハと研磨定盤との間に研磨剤(スラリー)と供給しながら、両者を回転させることによりウェーハを研磨する。
【0003】
ここで、このウェーハを研磨する研磨定盤の表面には研磨パットが貼付されており、ウェーハはこの研磨パッドに押し付けられて研磨される。しかし、この研磨パッドは表面の目詰まり等により研磨量が減少するため、CMP装置ではウェーハを数枚研磨するごとに研磨パッドをドレッシングしている。
【0004】
研磨パッドはドレッシングするごとに少しずつ表面が研磨されるために、表面形状が変化し、次第に平坦度が劣化する傾向がある。このような研磨パッドを用いてウェーハを研磨すると、ウェーハを安定して高精度に平坦化することができないという欠点がある。
【0005】
そこで、従来はドレッシング実行時に作業者が研磨パッドの表面の平坦度を測定し、その測定結果から研磨量を調べてドレッシングの調整を行っていた。
【0006】
しかしながら、従来のように作業者が手作業で研磨するパッドの平坦度を測定する方法では、測定作業に多大な時間を要し、効率が悪いという欠点がある。また、研磨パッド自体の平坦度を調整したとしても、パッドを貼付した研磨定盤の装置間差によって、研磨定盤に貼付した状態での研磨パッドには平坦度のバラつきが生じてしまう。
【0007】
このような問題を解決するため、従来技術として接触式・非接触式のパッド形状測定装置を用い、測定された研磨パッド表面のプロファイルに基づいて研磨条件、ドレッシング条件を求める技術が開示されている(特許文献1を参照)。また、研磨定盤形状に影響されずに均一なドレッシングを行うようにドレスツールの角度を設定する技術が開示されている(特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−270556号公報
【特許文献2】特開2004−90142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来技術の方法では、ドレスツールの角度を設定し研磨パッドをドレッシングしても、定盤の平行度および装置の剛性などの影響から、最終的にウェーハを平坦化できるとは限らないという問題がある。
【0010】
よって本発明は上記問題点に着目し、研磨パッド形状測定装置で測定した研磨パッド形状を、ドレスツールを用いてウェーハが所望の表面形状になるような研磨パッドの目標形状に修正する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の上記課題は、被加工物を所望の表面形状に研磨するための研磨パッドの形状修正方法にて、研磨パッド形状測定装置を用いて、定盤に貼付した状態で研磨パッド形状を測定する測定ステップと、測定ステップの測定結果に基づいて、予め備えられた複数のドレスレシピの中から、被加工物を所望の表面形状に研磨可能なドレスレシピを選択する条件決定ステップと、条件決定ステップで決定されたドレスレシピを用いて研磨パッドをドレッシングする形状修正ステップとを備えることによって達成される。
【0012】
このとき、ドレスレシピは、複数のドレスツールから最適なドレスツールを選択することにより決定することが好ましい。また、複数のドレスツールは、研磨パッドを凸面から凹面へ修正する特性のドレスツールと、研磨パッドを凹面から凸面へ修正する特性のドレスツールとを少なくとも含むことが好ましい。
【0013】
さらに、ドレスレシピは、ドレッシング時間、ドレッシング押圧力、及び、ドレスツール回転数のうち、少なくとも1つを決定ことが好ましい。
【0014】
上記発明を、研磨パッド形状測定装置は計算装置を備え、この計算装置が研磨パッド形状と該研磨パッドにより研磨した被加工物の形状との関係を表すデータを有し、測定ステップの測定結果から研磨後の被加工物の形状を推算する態様とすることが好ましい。また、このデータは、研磨パッドのPV値と前記ウェーハのGBIR値との関係を表すデータであることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、研磨パッド形状測定装置で測定した研磨パッド形状を、ドレスツールを用いてウェーハが所望の表面形状になるような研磨パッドの目標形状に修正する方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の方法に用いる研磨パッド形状測定装置を例示する図である。
【図2】本発明の方法に用いる推算表を例示する図である。
【図3】本発明の方法に用いるドレスツールを例示する図である。
【図4】本発明の方法を実施するための代表的フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に、本発明の方法に用いた研磨パッド形状測定装置の例を示す。研磨パッド形状測定装置10は、半導体研磨装置を構成する金属製の定盤12上に接着剤等で貼付された樹脂等で形成された絶縁体の研磨パッド14の形状を測定するものである。すなわち、この研磨パッド形状測定装置10は、研磨パッド14単体の表面形状を測定するのではなく、定盤12と研磨パッド14とを合わせた形状が測定される。なお、半導体研磨装置(不図示)から定盤12を取り外して研磨パッド形状測定装置10を搭載する移動測定台16に載置した状態で形状測定を行う。
【0018】
支持台18は、長手方向に少なくとも定盤12および研磨パッド14の直径程度の寸法を有する剛体であり、所定の高さを有する一対の脚部20と、当該脚部20を連結するレール部22を有する。当該支持台18は研磨パッド14上に載置されるものであり、脚部20の下端が研磨パッド14上に当接する。レール部22は長手方向が水平となるように、脚部20に取り付けられている。そしてレール部22の長手方向の所定の間隔ごとに測長センサ30および変位センサ32を複数備え、ともにセンサヘッドを真下に向けた状態で取り付けられている。
【0019】
なお、本発明の実施に用いる研磨パッド形状測定装置10は、上記のようにレール部22の長手方向の所定の間隔ごとに測長センサ30および変位センサ32を備える形態に限らず、測長センサ30および/または変位センサ32を逐次移動させながら研磨パッドの形状測定を行うもの等でも構わない。
【0020】
計算装置24は、研磨パッド形状測定装置10を動作させるハードウェアであり、制御装置26、測長センサ30および変位センサ32に接続されている。制御装置26は、計算装置24から測長センサ30および変位センサ32を作動させる電力を、測長センサ30および変位センサ32に供給する。
【0021】
測長センサ30は、制御装置26および計算装置24に接続され、制御装置26から電力が供給されると、測長センサ30の測距点から測定した第1距離を示す信号を計算装置24に出力する。測長センサ30は、例えば、レーザ光を研磨パッド14面に照射し、その反射光を受光するまでの時間を用いて測長センサ30の測距点と研磨パッド14の上面までの第1距離を測定する。
【0022】
変位センサ32は、制御装置26および計算装置24に接続され、制御装置26から電力が供給されると、変位センサ32の測距点から測定した第2距離に係る信号を計算装置24に出力する。変位センサ32は、例えば、渦電流式の変位センサを用いる。変位センサ32はセンサヘッド(不図示)のコイルに高周波電流を流して、高周波磁界を金属である定盤12に向けて照射させて定盤12に渦電流を発生させる。そして、この渦電流によりコイルのインピ−ダンスが変化する。この変化の度合いは、コイルと定盤12との距離によって変化するため、この変化の度合いからコイルと定盤12までの第2距離を算出する。
【0023】
計算装置24は、例えばセンサユニット28の位置(研磨パッド14の測定位置)を横軸、研磨パッド14の厚み(高さ)を縦軸としたグラフをディスプレイ(不図示)に表示することができる。これにより作業者は研磨パッド14の厚みの分布を視覚的に認識することができる。
【0024】
さらに、計算装置24は、定盤に貼付した状態で測定した研磨パッド形状とその研磨パッドで研磨を行った場合のウェーハの形状の関係を示す推算表を備えている。この推算表により、ウェーハが所望の表面形状(典型的には平面)になるような研磨パッドの目標形状と研磨パッド形状測定装置10によって得られた現状の研磨パッド形状との比較を行う。また、この推算表は計算装置24に備えられていることにより、測定した研磨パッド形状を目標形状に修正するためのドレッシング条件(ドレッシングレシピ)等を演算して表示することも可能である。したがって、作業者が視覚または熟練度によらずに研磨パッド形状の修正を行えるので、安定した品質管理が行える。
【0025】
図2は、この推算表の例として、研磨パッドの形状とその研磨パッドでウェーハを研磨加工した結果の関係を示すグラフである。なお、図2のグラフは、研磨パッドのPV値(peak value)を横軸、ウェーハのGBIR値(Glogal Back−side Ideal Range)を縦軸としている。また、同図のグラフでは、参考のために、研磨に用いるキャリアを2種類示してある。なお、本発明は上記指標に限らず、GFIR値(Glogal Front Least Square Range)等の種々の指標を適切に用いてもよい。また、ドレッシング条件を演算して表示する目的のためには、グラフ形式の推算表ではなく、数値データベースの形式で計算装置24に備えることとしてもよい。
【0026】
図2に示される推算表から理解されるように、ウェーハを平坦に研磨するには、必ずしも研磨パッドを平坦にするのが最適ではない。すなわち、ウェーハを高精度に平坦化するためには、ウェーハが平坦となる形状に前もって研磨パッドを加工(修正)する必要がある。
【0027】
本発明による研磨パッド形状の修正方法では、通常は研磨パッドの目詰まりを除去するためのドレスツールを、研磨パッドの形状に応じて選択的に用いてドレッシングを行うことによって、研磨パッドの形状を修正する。
【0028】
図3は、本発明実施に用いるドレスツールの例として、パッド外周部修正用ドレスツールと、パッド中央部修正用ドレスツールとの2種類のドレスツールを示している。これらのドレスツールは、キャリヤプレート(不図示)に設けられた保持孔にセットし、上定盤と下定盤との間に挟んだ状態で、キャリヤプレートおよびドレスツールを回転させ、上定盤および下定盤に貼付された研磨パッドをドレッシングするものである。
【0029】
図3(a)は、パッド外周部修正用ドレスツールであり、ドレッシングプレート34の外周部付近にドレッシングペレット36を等間隔に配置したものである。このドレスツールを用いた場合、研磨パッドの外周部がより強くドレッシングされ、研磨パッドのPV値はプラス方向にシフトする特性を持つ。一方、図3(b)は、パッド中央部修正用ドレスツールであり、ドレッシングプレート34の中央部付近にドレッシングペレット36を等間隔に配置したものである。このドレスツールを用いた場合、研磨パッドの中央部がより強くドレッシングされ、研磨パッドのPV値はマイナス方向にシフトする特性を持つ。
【0030】
本発明による研磨パッド形状の修正方法では、(図3に例示したような)異なる特性のドレスツールを選択的に用いることによって、ウェーハを所望の表面形状にするのに最適な研磨パッドのPV値に修正する。なお、ここでは簡単化のために2種類のドレスツールを用いる例を説明したが、より多くの種類のドレスツールを用いて、研磨パッドにより細かい修正を加えることも可能である。また、研磨パッドの形状に関する指標としてもPV値のみに限らず、より多くの指標を用いて、目的とする最適な研磨パッド形状をより細かく規定することも可能である。
【0031】
以下では、本発明による研磨パッド形状の修正方法を用いたウェーハ研磨の手順を、図4に示されるフローチャートを参照しながら説明する。
【0032】
図4に示されるウェーハの研磨工程は、研磨装置の立上げから開始される(ステップS1)。このステップでは、研磨装置の定盤に研磨パッドを貼付する等の準備作業が行われる。
【0033】
次に、研磨パッド形状を測定する(ステップS2)。このとき、研磨パッド形状の測定には、図1を用いて説明した研磨パッド形状測定装置10を用いることができる。すなわち、ここでの研磨パッド形状も、研磨パット自体の形状ではなく、定盤に貼付した状態での研磨パッドの形状を意味する。
【0034】
次に、測定された研磨パッドの形状が、ウェーハを所望の表面形状にするのに好適か否かを判断する(ステップS3)。また、ウェーハを所望の表面形状にするのに適さない形状である場合には、好適な形状との差異を同時に取得するものとする。このとき、研磨パッドの形状判断には、図2を用いて例示した推算表を利用することが可能である。ウェーハを所望の表面形状にするのに好適な形状であると判断された場合(OK)、次のステップはウェーハ加工(ステップS4)へ進み、ウェーハを所望の表面形状にするのに適さない形状であると判断された場合(NG)、次のステップはドレスツールの選択(ステップS5)へ進む。
【0035】
ステップS5では、ステップS3での判断結果に基づいて、研磨パッドの形状を修正するためのドレスツールを選択する(ステップS5)。ここで、ドレスツールを選択する方法は、上記積算表を用いた例では、PV値に着目してこれをプラス方向へシフトさせるドレスツール(例えば図3(a)のもの)、またはマイナス方向へシフトさせるドレスツール(例えば図3(b)のもの)を選択する。また、単に利用するドレスツールを選択するだけではなく、積算表のデータからドレス時間等のドレッシング条件も決定する。
【0036】
次に、選択されたドレスツールを用いて研磨パッドの形状を修正(ドレッシング)する(ステップS6)。このドレッシング工程により、研磨パッドがウェーハ研磨に最適な形状となっているので、ステップS6の後は、ステップS4へ進む。
【0037】
ステップS4では、ウェーハの加工を行う。すなわち、研磨装置にウェーハを導入し、研磨パッドによってウェーハを研磨する。この研磨後に、研磨されたウェーハの評価を行い(ステップS7)、加工継続の判断を行う(ステップS8)。ここでは、ウェーハが所定精度で研磨されているか確認し、これにより研磨パッドの磨耗を確認する。ウェーハが所定精度で研磨されている場合は、ステップS4とステップS7とステップS8とからなるループを繰り返し、ウェーハが所定精度で研磨されない場合は、研磨パッドが磨耗しているものと判断する(ステップS8)。
【0038】
研磨パッドが磨耗しているものと判断された場合、研磨パッドの形状を測定する(ステップS9)。このときも、ステップS3と同じように、図1を用いて説明した研磨パッド形状測定装置10を用いて研磨パッドの形状を測定することができる。すなわち、ここでも研磨パット形状とは、研磨パットそれ自体の形状ではなく、定盤に貼付した状態での研磨パッドの形状を意味する。また、測定された研磨パッドの形状から、ウェーハ研磨に好適なパッド形状との差異を同時に取得するものとする。この研磨パッドの評価にも、図2を用いて例示した推算表を利用することが可能である。
【0039】
次に、ステップS9での測定結果に基づいて、研磨パッドの形状を修正するためのドレスツールを選択する(ステップS10)。ここでもステップS5と同様に、PV値に着目してこれをプラス方向へシフトさせるドレスツール(例えば図3(a)のもの)、またはマイナス方向へシフトさせるドレスツール(例えば図3(b)のもの)を選択する。また、単に利用するドレスツールを選択するだけではなく、積算表のデータからドレス時間等のドレッシングの条件(ドレッシングレシピ)も決定する。
【0040】
次に、選択されたドレスツールを用いて研磨パッドの形状を修正(ドレッシング)する(ステップS11)。そしてこのドレッシング工程により、研磨パッドがウェーハ研磨に最適な形状となっているか否かの判断を行う(ステップS12)。
【0041】
このステップS12にて、研磨パッドがウェーハ研磨に最適な形状となっていると判断された場合は、ステップS4のウェーハ加工へ戻り、ステップS4とステップS7とステップS8とからなるループを再び繰り返す。
【0042】
ステップS12にて、研磨パッドがウェーハ研磨に最適な形状となっていないと判断された場合は、研磨パッドが薄くなり修正が不可能な場合などがこれに相当し、研磨加工を中止して研磨パッドの交換を行う(ステップS13)。そして、研磨パッドの交換を行った後は、ステップS1へ戻り、ウェーハの研磨工程の再スタートとなる。
【0043】
上記説明したウェーハの研磨工程によれば、本来は目詰まりを除去するためのドレッシングと同時に研磨パッドの形状も修正できるので、研磨パッドが薄くなり修正が不可能な場合以外は研磨パッドの交換をしないでよいという利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明によれば、本来は目詰まりを除去するためのドレッシングと同時に定盤上に貼付した状態の研磨パッドの表面形状も修正するので、常に研磨パッドの形状が最適な状態に維持され、かつ研磨パッドの交換頻度も少なくなる。よって、本発明はウェーハ研磨工程に好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
10 研磨パッド形状測定装置
12 定盤
14 研磨パッド
16 移動測定台
18 支持台
20 脚部
22 レール部
24 計算装置
26 制御装置
28 センサユニット
30 測長センサ
32 変位センサ
34 ドレッシングプレート
36 ドレッシングペレット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加工物を所望の表面形状に研磨するための研磨パッドの形状修正方法であって、
研磨パッド形状測定装置を用いて、定盤に貼付した状態で研磨パッド形状を測定する測定ステップと、
前記測定ステップの測定結果に基づいて、予め備えられた複数のドレスレシピの中から、前記被加工物を所望の表面形状に研磨可能なドレスレシピを選択する条件決定ステップと、
前記条件決定ステップで決定されたドレスレシピを用いて前記研磨パッドをドレッシングする形状修正ステップとを備える研磨パッドの形状修正方法。
【請求項2】
前記ドレスレシピは、複数のドレスツールから最適なドレスツールを選択することにより決定する、請求項1に記載の研磨パッドの形状修正方法。
【請求項3】
前記複数のドレスツールは、前記研磨パッドを凸面から凹面へ修正する特性のドレスツールと、前記研磨パッドを凹面から凸面へ修正する特性のドレスツールとを少なくとも含む、請求項2に記載の研磨パッドの形状修正方法。
【請求項4】
前記ドレスレシピは、ドレッシング時間、ドレッシング押圧力、及び、ドレスツール回転数のうち、少なくとも1つを決定する、請求項1から請求項3の何れかに記載の研磨パッドの形状修正方法。
【請求項5】
前記研磨パッド形状測定装置は計算装置を備え、
前記計算装置は、前記研磨パッド形状と該研磨パッドにより研磨した被加工物の形状との関係を表すデータを有し、
前記測定ステップの測定結果から、研磨後の被加工物の形状を推算する、請求項1から請求項4の何れかに記載の研磨パッドの形状修正方法。
【請求項6】
前記データは、前記研磨パッドのPV値と前記ウェーハのGBIR値との関係を表すデータである、請求項5に記載の研磨パッドの形状修正方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−143489(P2011−143489A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4807(P2010−4807)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(302006854)株式会社SUMCO (1,197)
【Fターム(参考)】