説明

磁気センサ装置

【課題】 TMR素子の設置環境が高温環境下であってもTMR素子の絶縁破壊を防ぎ、さらにはノイズの影響を受け難く、高いS/N比を得ることができる磁気センサ装置を提供すること。
【解決手段】 トンネル磁気抵抗素子2と、該トンネル磁気抵抗素子2の両端子に一端が接続された一対のリード線3と、一対のリード線3の他端に接続されトンネル磁気抵抗素子2を電圧駆動または電流駆動して抵抗変化を検出する駆動検出回路4とを備え、該駆動検出回路4が、一対のリード線3の他端に接続された一対の出力端子4a間に少なくとも一対のダイオード6aを互いに逆向きにして並列または直列に接続して構成された保護回路6を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐電圧の低いトンネル磁気抵抗素子の絶縁破壊を防いで、雑音によるS/N比の低下を抑制可能な磁気センサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、トンネル磁気抵抗(TMR)素子を用いた磁気センサや電流センサが開発されている。このTMR素子は、薄い絶縁層を挟んで対向した一対の強磁性層を備えた素子構造を有し、一方の強磁性層の磁化の向きが固定されて固定磁化層(いわゆるピン層)とされていると共に、他方の強磁性層の磁化の向きが外部磁界に応じて変化する自由磁化層(いわゆるフリー層)とされている。そして、このTMR素子では、外部磁界が加わった際に、一対の強磁性層の互いの磁化方向に応じて、一対の強磁性層間のトンネル電流が変化して素子の抵抗値が変化することで、外部磁界を高精度に検出することが可能である。
【0003】
このTMR素子は、例えば数十%の非常に大きな抵抗変化率が得られるため、良好な磁気感度を有するが、絶縁層が極めて薄く素子の耐電圧が低いため、TMR素子が静電気等によって絶縁破壊してしまうおそれがあった。このため、例えば特許文献1には、TMR素子側に並列にダイオードを接続してTMR素子に印加される電圧を制限した保護回路を設けている。
【0004】
また、TMR素子は、絶縁層を挟んでいるために素子抵抗が非常に大きく、実際には大きなセンス電流を流すことができず、大きな出力が得られないと共に、素子抵抗が大きいために侵入ノイズが大きく、S/N比が低下してしまう問題がある。他の高抵抗素子では、駆動電流を増加することで対処可能(Sを増加させる)であるが、TMR素子は絶縁破壊し易いために、その方法が使用できない。このため、例えば特許文献2には、トランジスタおよびLC回路からなる発振回路のトランジスタとLC回路との帰還ループの一部にTMR素子を接続すると共に、スイッチング手段を設けた磁気センサが記載されている。この磁気センサでは、従来よりも高出力で磁気信号を検出することができ、高感度にすることでS/N比を大きくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第10222395号明細書
【特許文献2】特開2004−326878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、従来の特許文献1の技術では、常温環境ではTMR素子の絶縁破壊を防止することができるが、TMR素子の設置環境が例えばモータ近傍等の高温環境下であると、保護回路のダイオードが高温のために動作しなくなって保護機能を失ってしまう問題があった。また、特許文献2の技術において、磁気センサの設置環境が高温環境下であると、LC回路が正常に機能しないおそれがあると共に保護回路が無いために駆動回路その他から侵入する異常電圧ノイズ(高値)による絶縁破壊を防止することができない。なお、特許文献2の技術では、磁界のON,OFF、すなわち発振回路が発振しているか、していないかしか検知できない。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、TMR素子の設置環境が高温環境下であってもTMR素子の絶縁破壊を防ぎ、さらにはノイズの影響を受け難く、高いS/N比を得ることができる磁気センサ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明の磁気センサ装置は、トンネル磁気抵抗素子と、該トンネル磁気抵抗素子の両端子に一端が接続された一対のリード線と、前記一対のリード線の他端に接続され前記トンネル磁気抵抗素子を電圧駆動または電流駆動して抵抗変化を検出する駆動検出回路とを備え、該駆動検出回路が、前記一対のリード線の他端に接続された一対の出力端子間に少なくとも一対のダイオードを互いに逆向きにして並列に、または少なくとも一対のツェナーダイオードを互いに逆向きにして直列に接続して構成された保護回路を有していることを特徴とする。
【0009】
この磁気センサ装置では、駆動検出回路が、一対のリード線の他端に接続された一対の出力端子間に少なくとも一対のダイオードを互いに逆向きにして並列に、または少なくとも一対のツェナーダイオードを互いに逆向きにして直列に接続して構成された保護回路を有しているので、TMR素子が高温環境下に設置されても該高温環境下から離れた位置にリード線を介して保護回路を設置することができ、駆動検出回路から侵入する異常電圧ノイズをカットして絶縁破壊を防ぐことができる。
【0010】
また、第2の発明の磁気センサ装置は、第1の発明において、前記駆動検出回路が、前記トンネル磁気抵抗素子を該トンネル磁気抵抗素子から前記駆動検出回路の出力端子までの共振周波数に設定された周波数で電流駆動することを特徴とする。
この磁気センサ装置では、駆動検出回路が、共振周波数でTMR素子を電流駆動するので、検出したTMR素子の電流変化または抵抗変化を復調し、磁界によるTMR素子の抵抗変化を検知することで、長いリード線にノイズが混入しても該ノイズの周波数が駆動電流の周波数と異なるため、ノイズが出力に影響をほとんど与えず、高いS/N比を得ることができる。
【0011】
さらに、第3の発明の磁気センサ装置は、第2の発明において、前記駆動検出回路が、前記トンネル磁気抵抗素子との間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を備えていることを特徴とする。
すなわち、この磁気センサ装置では、駆動検出回路が、TMR素子との間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を備えているので、インピーダンス調整回路によりTMR素子から駆動検出回路までの共振周波数に共振させてインピーダンスマッチングを図り、リード線のインダクタンス成分やコンデンサ成分等と共に共振回路を構成し、TMR素子への駆動電流が最大となるインピーダンスに調整することで、共振状態を容易に得ることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る磁気センサ装置によれば、駆動検出回路が、一対のリード線の他端に接続された一対の出力端子間に少なくとも一対のダイオードを互いに逆向きにして並列に、または少なくとも一対のツェナーダイオードを互いに逆向きにして直列に接続して構成された保護回路を有しているので、TMR素子が高温環境下に設置されても異常電圧ノイズをカットして絶縁破壊を防ぐことができる。さらに、駆動検出回路が、共振周波数でTMR素子を電流駆動すると共に、検出したTMR素子の抵抗変化を復調し、磁界によるTMR素子の抵抗変化を検知することで、長いリード線に混入するノイズの影響を低減して、高いS/N比を得ることができる。
したがって、高温環境下でも絶縁破壊が生じず、高い信頼性が得られると共に、高精度な磁気測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る磁気センサ装置の一実施形態を示す構成図である。
【図2】本実施形態において、磁気センサ装置の等価回路図である。
【図3】本実施形態において、トンネル磁気抵抗素子を示す概略的な斜視図である。
【図4】本発明に係る磁気センサ装置の一実施形態において、他の例を示す構成図である。
【図5】本実施形態において、インピーダンス調整回路の一例を示す回路図である。
【図6】本実施形態において、検出回路本体の変調・復調処理における電流の変調駆動波形例(a)、復調前の波形例(b)及び復調後の波形(c)を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る磁気センサ装置の一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能又は認識容易な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
【0015】
本実施形態の磁気センサ装置1は、図1および図2に示すように、トンネル磁気抵抗素子(以下、TMR素子とも称す)2と、該TMR素子2の両端子に一端が接続された一対のリード線3と、一対のリード線3の他端に接続されTMR素子2を電流駆動して抵抗変化を検出する駆動検出回路4とを備えている。また、この磁気センサ装置1は、TMR素子2が例えばモータ近傍等の高温環境H下(例えば85℃を超えた温度の環境下)に設置されると共に、駆動検出回路4が、リード線3を介して高温環境Hから離間した常温環境L下(例えば−40℃〜85℃の温度環境下)に設置されて使用される。
【0016】
上記駆動検出回路4は、TMR素子2を電流駆動して抵抗変化を検出するIC等からなる検出回路本体5と、一対のリード線3の他端に接続された一対の出力端子4a間に少なくとも一対のダイオード6aを互いに逆向きにして並列に接続して構成された保護回路6と、保護回路6と検出回路本体5との間に接続されTMR素子2との間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路7とを有している。なお、保護回路6において、図4に示すように、一対の出力端子4a間に少なくとも一対のツェナーダイオード6bを互いに逆向きにして直列接続しても構わない。また、保護回路6は、駆動検出回路4の出力端子4aを有したコネクタ部に内蔵させても構わない。
【0017】
上記検出回路本体5は、TMR素子2を該TMR素子2から駆動検出回路4の出力端子4aまでの共振周波数に設定された周波数で電流駆動すると共に、検出したTMR素子2の抵抗変化を前記電流駆動の周波数に基づいて復調し、磁界によるTMR素子2の抵抗変化を検知する機能を有している。
上記検出回路本体5は、TMR素子2を上記周波数で電流駆動して抵抗変化を検出するICを搭載しており、上記周波数で電流駆動する変調回路、検出した抵抗の信号を復調する復調回路、TMR素子2の抵抗の信号を増幅するアンプ、増幅した信号をアナログからデジタルへ変換するA/Dコンバータ等を備えている。
例えば、検出回路本体5において復調回路に包絡線検波回路を採用した場合、図6の(a)に示すように、電流の変調駆動波形である振幅変調波が検出されると、復調前の波形が、図6の(b)に示すように半波整流波形になると共に、復調後の出力波形が、図6の(c)に示すように半波整流波形より高周波成分が取り除かれ、図6の(b)における包絡線とほぼ同じ出力が得られる。
【0018】
上記ダイオード6aは、例えば降伏電圧(耐電圧)Vb:0.5V〜Vb:0.8Vのダイオードが採用される。また、このダイオード6aとしては、通常のダイオード以外にツェナーダイオード6b等が採用可能である。
上記一対のリード線3は、より対線(いわゆるツイストペアケーブル)である。
【0019】
上記TMR素子2は、図3に示すように、例えば反強磁性層11、固定磁化層12、絶縁層13、自由磁化層14の順に積層された構造を有している。例えば、反強磁性層11は、IrMn層(厚さ15nm)で構成され、固定磁化層12は、CoFe層(厚さ2nm)/Ru層(厚さ0.8nm)/CoFeB層(厚さ3nm)の積層で構成されている。また、絶縁層13は、MgO層(厚さ1.2nm)であり、自由磁化層14は、CoFeB層(厚さ3nm)である。これらの積層を挟むように自由側電極層と固定側電極層とが形成されている(図示せず)。なお、固定側電極層および自由側電極層は、直接一対の端子(図示略)に接続されるか、ワイヤーボンディング等の他の配線を介して一対の端子(図示略)に電気的に接続されている。また、本実施形態では、一つのTMR素子2を接続しているが、複数のTMR素子2を接続しても構わない。
【0020】
この磁気センサ装置1では、図2の等価回路に示すように、TMR素子2が、並列接続されたコンデンサ成分と可変抵抗成分とを有し、ツイストペア(分布定数線路)であるリード線3が、直列接続されたインダクタ成分および抵抗成分と、リード線3間に並列接続された抵抗成分およびコンデンサ成分とを有している。
【0021】
上記インピーダンス調整回路7は、駆動検出回路4のICから供給する電流が最大となるように、すなわち共振状態(駆動電流の周波数に応じて全インピーダンスの虚部の大きさが変化するが、この虚部がゼロとなる状態)となるようにインピーダンスマッチングするチューナーである。したがって、予め磁界検出前に、インピーダンス調整回路7によって駆動電流が最大となるようにチューニングをし、この状態で、磁界検出を行う。なお、このインピーダンス調整回路7は、インピーダンスを自動調整する回路であっても、また手動で調整する回路であっても構わない。
このインピーダンス調整回路7として、例えば図5に示すように、一対の可変容量(例えば、印加電圧により容量を調整可能なバリキャップ)C1,C2を、保護回路6を介して一対の出力端子4aに接続された一対の配線7a間に並列に接続したもの等が採用される。すなわち、このインピーダンス調整回路7では、一方の配線7aにインダクタンスLを接続し、このインダクタンスLの両側に一対の可変容量C1,C2の一端を接続し、他端を他方の配線7a側に接続して、一対の配線7a間に並列に一対の可変容量C1,C2を接続している。
【0022】
このように本実施形態の磁気センサ装置1では、駆動検出回路4が、一対のリード線3の他端に接続された一対の出力端子4a間に少なくとも一対のダイオード6aを互いに逆向きにして並列に接続して構成された保護回路6を有しているので、TMR素子2が高温環境H下に設置されても該高温環境H下から離れた位置にリード線3を介して保護回路6を設置することができ、駆動検出回路4から侵入する異常電圧ノイズをカットして絶縁破壊を防ぐことができる。
【0023】
また、駆動検出回路4が、共振周波数でTMR素子2を電流駆動するので、検出したTMR素子2の電流変化または抵抗変化を復調し、磁界によるTMR素子2の抵抗変化を検知することで、長いリード線3にノイズが混入しても該ノイズの周波数が駆動電流の周波数と異なるため、ノイズが出力に影響をほとんど与えず、高いS/N比を得ることができる。例えば、スイッチング電源からの異常電圧ノイズの周波数がMHzオーダーである場合、これよりも上記共振周波数である電流周波数が低いため、ノイズの影響を受け難い。なお、ホール素子などでは、出力はホール電圧と呼ばれる電圧であるが、ホール電圧が小さいためにリード線を延ばすと雑音を拾ってしまい、S/N比の低下が顕著になってしまう。
【0024】
さらに、駆動検出回路4が、TMR素子2との間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路7を備えているので、インピーダンス調整回路7によりTMR素子2から駆動検出回路4までの共振周波数に共振させてインピーダンスマッチングを図り、リード線3のインダクタンス成分やコンデンサ成分等と共に共振回路を構成し、TMR素子2への駆動電流が最大となるインピーダンスに調整することで、共振状態を容易に得ることができる。
【実施例】
【0025】
次に、本発明に係る磁気センサ装置を、実際に作製して評価した結果を説明する。
<実施例1>
本発明の実施例1では、保護回路として、閾値電圧Vb:0.5V〜Vb:0.8Vの一対のダイオードを並列接続したものを採用した。また、耐電圧1Vかつ素子抵抗10kΩのTMR素子を、駆動中のモータ近傍の高温環境(200℃)に設置すると共に、駆動検出回路は室温(25℃)に保たれた常温環境に設置した。なお、リード線は、1mのツイストペアケーブルを使用した。
【0026】
この実施例において、TMR素子と駆動検出回路とをリード線を介して接続したところ、保護回路により出力端子電圧が最大0.6Vに制限され、TMR素子の耐電圧(1V)を超えることがないため、TMR素子が絶縁破壊されなかった。なお、比較のため、TMR素子を保護回路がない駆動検出回路(出力5V)に接続したところ、TMR素子が絶縁破壊されてしまった。
【0027】
また、実施例1において、TMR素子を周波数f=1kHzの電流10μAで交流駆動したところ、リード線から周波数f’=1MHzのノイズが侵入したが、S/N比の低下はみられなかった。なお、比較のため、TMR素子を直流電流10μAで駆動したところ、リード線から周波数f’=1MHzで1μA相当のノイズが侵入し、S/N比が低下してしまった。
【0028】
<実施例2>
本発明の実施例2では、保護回路として、降伏電圧(耐電圧)Vb:3Vの一対のツェナーダイオードを直列接続したものを採用した。また、耐電圧5Vかつ素子抵抗10kΩのTMR素子を駆動中のモータ近傍の高温環境(200℃)に設置すると共に、駆動検出回路は室温(25℃)に保たれた常温環境に設置した。なお、他の構成は実施例1と同様である。
【0029】
この実施例において、TMR素子と駆動検出回路とをリード線を介して接続したところ、保護回路により出力端子電圧が最大3.6Vに制限され、TMR素子の耐電圧(5V)を超えることがないため、TMR素子が絶縁破壊されなかった。
このように本発明の実施例では、TMR素子の絶縁破壊が防止できると共に、ノイズ侵入によるS/N比の低下を抑制することができる。
【0030】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態および上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0031】
1…磁気センサ装置、2…トンネル磁気抵抗(TMR)素子、3…リード線、4…駆動検出回路、6a…ダイオード、6…保護回路、7…インピーダンス調整回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネル磁気抵抗素子と、
該トンネル磁気抵抗素子の両端子に一端が接続された一対のリード線と、
前記一対のリード線の他端に接続され前記トンネル磁気抵抗素子を電圧駆動または電流駆動して抵抗変化を検出する駆動検出回路とを備え、
該駆動検出回路が、前記一対のリード線の他端に接続された一対の出力端子間に、少なくとも一対のダイオードを互いに逆向きにして並列に、または少なくとも一対のツェナーダイオードを互いに逆向きにして直列に接続して構成された保護回路を有していることを特徴とする磁気センサ装置。
【請求項2】
請求項1に記載の磁気センサ装置において、
前記駆動検出回路が、前記トンネル磁気抵抗素子を該トンネル磁気抵抗素子から前記駆動検出回路の出力端子までの共振周波数に設定された周波数で電流駆動することを特徴とする磁気センサ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の磁気センサ装置において、
前記駆動検出回路が、前記トンネル磁気抵抗素子との間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を備えていることを特徴とする磁気センサ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−72820(P2013−72820A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213646(P2011−213646)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000006264)三菱マテリアル株式会社 (4,417)
【Fターム(参考)】