説明

立体撮影用光学系および立体撮影装置

【課題】左右一対の光学系から取り込まれた視差映像を光学的に合成し一つの撮像素子上に結像する光学系において、広角、高倍率且つ明るいFナンバーで高性能且つ、小型軽量な立体撮影用ズームレンズを提供する。
【解決手段】左右眼用の2つの異なる視差を有した映像を時系列的に交互に1つの撮像素子IPに形成する立体撮影用光学系は、物体側より順に、一対の負の屈折力を有する第1fレンズ群201、一対の光路偏向手段203、2つの光路を同一の光軸上に合成させる光路合成手段205とを有する前方光学系と、変倍中固定で正の屈折力を有する第1bレンズ群206、変倍時に移動するレンズ群207と絞り208を有する後方光学系とを有し、該前方光学系は、該光路合成手段までの左右眼用の光路に配置された、左右の被写体像を時分割により交互に切り替える一対の光量制御手段202を有し、第1fレンズ群と第1bレンズ群のパワー配置を適切に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は立体撮影用光学系及びそれを用いた立体撮影装置に関し、特に広角、高倍率、明るいFナンバーで高性能且つ小型軽量な立体映像撮影用光学系に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、視差映像を得るための立体撮影用光学装置及び光学系が種々提案されている。
例えば特許文献1では、左右眼用の二つの異なる視差を有した映像を時系列的に交互に一つの撮像素子に形成する立体撮影用光学系が提案されている。
【0003】
特許文献1において、物体側から順に光束を制御するシャッター、負の屈折力を有する第1レンズ群、光路偏向手段としての反射ミラーが各々一対ずつ左右眼用に配置され、左右眼の光軸が交差する位置又はその近傍に合成光学素子、絞りが配置され、その後方に変倍用のレンズ群が配置されている。そして、時系列的に左眼用と右眼用のシャッターを交互に開閉することにより視差映像を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−166258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている実施例では、撮影画角が半画角で35°〜36°と広角であるが、変倍比は2倍程度、望遠端のFナンバーは4程度であり、高倍率且つ明るいFナンバーを達成することが困難であった。
【0006】
本発明の目的は、左右一対の光学系から取り込まれた視差映像を光学的に合成し一つの撮像素子上に結像する光学系において、広角、高倍率且つ明るいFナンバーで高性能且つ、小型軽量な立体撮影用光学系を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の、左右眼用の2つの異なる視差を有した映像を時系列的に交互に1つの撮像素子に形成する立体撮影用光学系は、物体側より順に、一対の負の屈折力を有する第1fレンズ群と、一対の光路偏向手段と、2つの光路を同一の光軸上に合成させる光路合成手段とを有する前方光学系と、変倍中固定で正の屈折力を有する第1bレンズ群と、変倍時に移動するレンズ群と絞りを有する後方光学系と、を有し、該前方光学系は、該光路合成手段までの左右眼用の光路に配置された、左右の被写体像を時分割により交互に切り替える一対の光量制御手段を有し、以下の条件を満足することを特徴とする。
−10.0 < f1f / fw < −1.5 ・・・(1)
0.9 < f1b / ft < 5.0 ・・・(2)
但し、 f1f:該第1fレンズ群の焦点距離
f1b:該第1bレンズ群の焦点距離
fw:該立体撮影用光学系の広角端焦点距離
ft:該立体撮影用光学系の望遠端焦点距離
本発明の更なる目的又はその他の特徴は以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、左右眼用の2つの異なる視差を有した映像を時系列的に交互にひとつの撮像素子に形成する立体撮影用光学系において、広角、高倍率、明るいFナンバーで高性能且つ小型軽量な立体撮影用光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明における立体映像撮影装置の構成を示す概略図
【図2】実施例1におけるレンズ系の広角端物体距離無限遠でのレンズ断面図
【図3】(A)実施例1における広角端、物体距離3.0mでの収差図、(B)実施例1における望遠端、物体距離3.0mでの収差図
【図4】実施例2における光学系の広角端、物体距離無限遠でのレンズ断面図
【図5】(A)実施例2における広角端、物体距離3.0mでの収差図、(B)実施例2における望遠端、物体距離3.0mでの収差図
【図6】実施例3における光学系の広角端、物体距離無限遠でのレンズ断面図
【図7】(A)実施例3における広角端、物体距離3.0mでの収差図、(B)実施例3における望遠端、物体距離3.0mでの収差図
【図8】実施例4における光学系の広角端、物体距離無限遠でのレンズ断面図
【図9】(A)実施例4における広角端、物体距離3.0mでの収差図、(B)実施例4における望遠端、物体距離3.0mでの収差図
【図10】実施例5における光学系の広角端、物体距離無限遠でのレンズ断面図
【図11】(A)実施例5における広角端、物体距離3.0mでの収差図、(B)実施例5における望遠端、物体距離3.0mでの収差図
【図12】液晶シャッターおよび偏光ビームスプリッターの概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
以下、図1を参照して立体撮影装置の概略構成について説明する。
本発明の第1の実施例の立体撮影装置は、左右眼の視差を有する立体撮影用光学系100と撮影用カメラ103から構成される。立体撮影用光学系100は、前方光学系101、後方光学系102により構成される。
【0012】
前方光学系101は、物体側から順に、左右眼用に一対の負の屈折力を有するレンズ群1R、1L、左右の映像を時系列的に交互に切り替えて透過させる手段としての光量制御手段2R、2L、光路を偏向させるための光路偏向手段3R、3L、左右眼の光路を偏向し、左右眼の2つの光路を同一の光軸上に合成する光路合成手段5から構成される。光量制御手段2R、2Lは、液晶シャッター、メカニカルシャッター等で構成される。光路偏向手段3R、3Lは、ミラーやプリズム等で構成される。光路合成手段5は、偏光ビームスプリッターやハーフプリズム等により構成される。尚、光量制御手段2R、2Lは、光路偏向手段3R、3Lと光路合成手段5の間に配置しても良いし、レンズ群1R、1Lの物体側に配置しても良い。
【0013】
後方光学系102は、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群6、及び、変倍用のレンズ群、絞り、結像用のレンズ群を含む光学系8から構成されている。
【0014】
撮影用カメラ103は、単板式もしくは色分解光学系を含めた複数板式等の撮像系から構成される撮像部IPを有する。撮像部IPを構成する撮像素子としてCCD、CMOS、撮像管等が考えられる。
【0015】
実際の撮影時には、光束制御手段2R、2Lにより左右の被写体像の光束を時分割で交互に透過させ、それぞれの光束を独立に撮像部7へと導き、撮像素子上に被写体像を形成する必要がある。
【0016】
以下、光束制御手段2R、2Lが液晶シャッター、光路合成手段5が偏光ビームスプリッターである場合の具体的な構成と動作手順とを説明する。この場合、透過した光束の偏光状態が互いに直交するように駆動制御を行うのが好ましい。以下説明のため、右側透過光束をS偏光、左側透過光束をP偏光であるとする。
【0017】
図12は、右側光束をS偏光として透過または遮断する液晶シャッター20R、左側光束をP偏光として透過または遮断する液晶シャッター20L、偏光ビームスプリッタープリズム50を表した概略図である。偏光ビームスプリッタープリズム50において、RsはS偏光のみを反射し、RpはP偏光のみを反射する。即ち、液晶シャッター20Rを透過したS偏光の右側光束(実線矢印)がRsでのみ反射され、20Lを透過したP偏光の左側光束(点線矢印)がRpでのみ反射される。このとき、偶数(奇数)フレームでは右側の光束を透過させると同時に左側の光束を遮断し、奇数(偶数)フレームでは左側の光束を透過させると同時に右側の光束を遮断する、という動作を行うのが好ましい。以上のような構成により、左右の被写体像を交互に独立して撮像部7へ導くことができる。
【0018】
図2は、本発明の実施例1(数値実施例1)における広角端、物体距離無限遠に合焦しているときの光学断面図である。以下、図2を参照して本発明の第1の実施例による立体撮影用光学系の詳細な構成について説明する。
【0019】
本実施例の立体撮影用光学系は前方光学系と後方光学系から構成される。前方光学系は、物体側から順に、それぞれ負の屈折率を有する第1fレンズ群201R、201L、左右の被写体像を時分割により交互に切り替えて透過させる手段としての左右2系統の液晶シャッター202R、202L、ミラー203R、203L、正の屈折力を有する第2fレンズ群204R、204L、偏光ビームスプリッター205から構成される。後方光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1bレンズ群206、変倍レンズ群207、絞り208、変倍に際して固定の第4bレンズ群209、色分解光学系210から構成される。実施例1では、変倍レンズ群207は変倍用に負の屈折力を有する第2bレンズ群と像点補正用の負の屈折力を有する第3bレンズ群により構成されている。IPは撮像面である。変倍レンズ群207の構成において、第3bレンズ群が正の屈折力を有する構成でも良い。また、変倍群が3群以上で構成されていても良い。絞り208は変倍レンズ群207の内部に配置することも可能であり、更には絞り208が可動であっても良い。尚、合焦は実施例1では、第1bレンズ群206で行っているが、変倍レンズ群207、第4bレンズ群209に含まれる内部のレンズ群により合焦を行うことも可能である。
【0020】
一般的に広角化、高倍率化、大口径化を達成しようとすると、前方光学系の大型化を招いてしまう。最も物体側に配置された第1fレンズ群201R、201Lと、後方レンズ系の最も物体側に配置された第1bレンズ群206のパワー配置を適切に設定することにより、広角、高倍率、Fナンバーが明るく、高性能で且つ小型軽量な立体撮影用光学系を達成することが可能となる。
【0021】
条件式(1)は広角端焦点距離で規格化した第1fレンズ群の焦点距離の範囲を規定している。
−10.0 < f1f / fw < −1.5 ・・・(1)
但し、f1fは第1fレンズ群の焦点距離であり、fwは広角端焦点距離である。
【0022】
条件式(1)の上限の制約が満足されないと、第1fレンズ群のパワー増大に伴い、望遠側における偏光ビームスプリッターの軸上光線有効径が増大してしまう。これにより前方光学系の大型化を招き、小型軽量化を達成することが困難となる。条件式(1)の下限の制約が満足されないと、第1fレンズ群のパワー減少に伴い、広角側における第1fレンズ群、シャッター、ミラーの軸外光線有効径が増大してしまう。これにより前方光学系の大型化を招き、小型軽量化を達成することが困難となる。ここで更に、
−7.0 < f1f / fw < −2.5 ・・・(1a)
を満足すると尚好ましい。
【0023】
条件式(2)は望遠端焦点距離で規格化した第1bレンズ群の焦点距離の範囲を規定している。
0.9 < f1b / ft < 5.0 ・・・(2)
但し、f1bは第1bレンズ群の焦点距離であり、ftは望遠端焦点距離である。
【0024】
条件式(2)の上限の制約が満足されないと、第1bレンズ群のパワー減少に伴い、広角側における前方光学系の軸外光線有効径が増大してしまう。これにより第1fレンズ群、シャッター、ミラーの大型化を招き、小型軽量化を達成することが困難となる。条件式(2)の下限の制約が満足されないと、第1fレンズ群のパワー増大に伴い、前記第1bレンズ群の軸上光線有効径が増大してしまう。これにより、望遠側でのFナンバーを明るくすることが困難となる。
【0025】
ここで更に、
1.2 < f1b / ft < 3.5 ・・・(2a)
を満足すると尚好ましい。
【0026】
また、前方光学系において、ミラーと偏向ビームスプリッターの間に正の屈折力を有する第2fレンズ群が配置されることが好ましい。第2fレンズ群が配置されることにより、第1fレンズ群、シャッター、ミラーの軸外光線有効径を更に抑制することが可能となる。
【0027】
また、光学系の構成は物体側より順に、変倍中固定で正の屈折力を有する第1bレンズ群、変倍時に移動する負の屈折力を有する第2bレンズ群、像面補正用の第3bレンズ群、絞り、変倍中固定で正の屈折力を有する第4bレンズ群で構成されることが好ましい。この構成により、高倍率で且つ小型軽量なズームレンズを実現することが可能となる。また、絞りが変倍群よりも像側に配置されることにより、変倍によるFナンバーの変動がないため好ましい。
【0028】
また、後方光学系において以下の条件を満足することが好ましい。
0.15 < βvw × βcw × βrw < 0.60 ・・・(3)
但し、βvwは第2bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率、βcwは第3bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率、βrwは第4bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率である。条件式(3)の上限が満足されないと、変倍群よりも物体側の光学系にて発生する収差の拡大率が増大してしまい、高性能化が困難となる。条件式(3)の下限が満足されないと、第1fレンズ群、シャッター、ミラーの軸外光線有効径が増大してしまう。これにより、前方光学系の大型化を招き、小型軽量化を達成することが困難である。
【0029】
ここで更に、
0.25 < βvw × βcw × βrw < 0.45 ・・・(3)
を満足すると尚好ましい。
上記の条件式を満足することにより、実施例1は、広角、高倍率、Fナンバーが明るく、高性能且つ小型軽量な立体撮影用光学系を実現している。
【0030】
図3(A)は、実施例1に対応する数値実施例1の広角端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。図3(B)は、数値実施例1の望遠端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。球面収差は0.1mm、非点収差は0.1mm、歪曲は5%、倍率色収差は、0.025mmのスケールで描かれている。また、収差図中にて、軸上色収差図及び倍率色収差図中のe、g、Cはそれぞれの波長546nm、436nm、656nmに対する収差である。Sはサジタル、Mはメリディオナルである。また、図中のFnoはFナンバー、ωは半画角(°)を示す。
【0031】
尚、数値実施例におけるrは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndは波長546nmにおける屈折率、νdはアッベ数、*は非球面を示す。非球面は次式で定義される。
【数1】

但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A、A、A・・・は各次数の非球面係数である。
【0032】
実施例1に対応する数値実施例1は、各群焦点距離や曲率半径の値が条件式(1)〜(3)を満足している。また、更に好ましい数値範囲の条件式(1a)(2a)および(3a)についても満足しており、広角端半画角36.9°、変倍比5倍、望遠端Fナンバー2.8を達成している。
【0033】
(数値実施例1)
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 80.506 1.50 1.88300 40.8 36.14
2 21.150 10.85 30.21
3 -34.304 1.20 1.81600 46.6 29.59
4 37447.662 6.06 30.31
5 57.379 3.36 1.84666 23.8 32.79
6 404.429 1.50 32.63
7 ∞ 5.00 1.51633 64.1 32.45
8 ∞ 33.00 31.93
9 38.183 5.20 1.60311 60.6 26.79
10* 2632.058 3.00 25.74
11 ∞ 28.00 1.51633 64.1 24.45
12 ∞ 3.00 21.70
13 -403.791 1.00 1.72047 34.7 21.40
14 23.364 4.52 1.49700 81.5 21.25
15 -93.077 0.15 21.40
16 64.993 2.13 1.59240 68.3 21.48
17 -1669.583 0.15 21.37
18 24.245 2.67 1.60311 60.6 20.97
19 60.818 (可変) 20.45
20 38.987 0.70 1.88300 40.8 9.01
21 10.361 1.65 8.50
22 -21.257 0.70 1.81600 46.6 8.52
23 34.729 0.79 8.83
24 22.961 2.32 1.78472 25.7 9.48
25 -30.385 0.52 9.69
26 -14.616 0.70 1.64000 60.1 9.69
27 -27.590 (可変) 9.99
28 -22.647 0.70 1.72916 54.7 10.94
29 50.839 1.69 1.80809 22.8 11.51
30 -483.342 (可変) 11.92
31(絞り) ∞ 1.40 12.54
32 247.707 2.41 1.58913 61.1 13.37
33 -29.176 0.15 13.84
34 74.274 0.70 1.83481 42.7 14.13
35 15.125 3.77 1.50137 56.4 14.19
36 -70.116 0.15 14.66
37 21.633 3.61 1.50137 56.4 15.29
38 -41.222 0.70 1.83481 42.7 15.22
39 142.245 0.15 15.28
40 18.007 3.65 1.58913 61.1 15.54
41 7411.952 10.00 15.05
42 60.321 0.70 1.88300 40.8 10.82
43 9.331 3.26 1.49700 81.5 10.22
44 -53.604 0.29 10.14
45 28.628 1.73 1.50137 56.4 9.97
46 -799.808 5.00 9.67
47 ∞ 21.00 1.70154 41.2 30.00
48 ∞ 6.75 1.51633 64.1 30.00
49 ∞ 30.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 1.07042e+001 A 4= 5.17206e-006 A 6=-7.92727e-009 A 8=-1.41710e-012 A10=-7.07556e-015 A12= 5.64853e-018

第10面
K = 3.24310e+004 A 4= 2.28446e-006 A 6=-1.00527e-009 A 8= 8.75699e-013 A10=-1.56762e-014 A12=-6.00437e-017

各種データ
ズーム比 5.00

焦点距離 4.00 8.00 12.00 16.00 20.00
Fナンバー 2.80 2.80 2.80 2.80 2.80
画角 36.87 20.56 14.04 10.62 8.53
像高 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 220.98 220.98 220.98 220.98 220.98
BF 4.99 4.99 4.99 4.99 4.99

d19 0.93 12.88 17.97 20.92 22.85
d27 26.28 12.55 7.42 5.27 4.56
d30 1.30 3.08 3.11 2.32 1.10
d49 4.99 4.99 4.99 4.99 4.99

入射瞳位置 24.09 27.71 30.56 32.95 34.97
射出瞳位置 -56.72 -56.72 -56.72 -56.72 -56.72
前側主点位置 27.83 34.67 40.23 44.80 48.49
後側主点位置 0.99 -3.01 -7.01 -11.01 -15.01

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 14.30 112.29 31.71 26.64
2 20 -12.40 7.38 0.31 -5.32
3 28 -34.60 2.39 -0.10 -1.44
4 31 18.81 65.42 8.26 -41.99
【実施例2】
【0034】
本発明の第2の実施例について説明する。
【0035】
図4は、本発明の実施例2(数値実施例2)の立体映像撮影装置における広角端、物体距離無限遠に合焦しているときの光学断面図である。本実施例の立体撮影用光学系は、基本的に実施例1と同様な構成を有するので、個々の構成についての説明は省略する。
【0036】
図5(A)は、数値実施例2の広角端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。図5(B)は、数値実施例2の望遠端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。球面収差は0.1mm、非点収差は0.1mm、歪曲は5%、倍率色収差は、0.025mmのスケールで描かれている。
【0037】
実施例2に対応する数値実施例2は、条件式(1)〜(3)を満足している。また、更に好ましい数値範囲の条件式(1a)(2a)および(3a)についても満足しており、広角端半画角33.7°、変倍比7倍、望遠端Fナンバー3.56を達成している。
【0038】
(数値実施例2)
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 100.018 1.50 1.88300 40.8 38.80
2 26.650 8.97 33.75
3 -59.407 1.30 1.83481 42.7 33.50
4 113.421 0.15 33.64
5 56.295 4.06 1.80809 22.8 34.12
6 288.706 3.00 33.89
7 ∞ 5.00 1.51633 64.1 33.58
8 ∞ 36.00 33.18
9 37.702 5.77 1.60311 60.6 28.78
10* -12555.617 3.00 27.68
11 ∞ 29.00 1.51633 64.1 25.99
12 ∞ 3.00 23.23
13 100.852 1.00 1.72047 34.7 22.82
14 22.997 4.79 1.43875 94.9 22.30
15 -102.478 0.15 22.33
16 31.778 2.75 1.49700 81.5 22.16
17 140.216 0.15 21.83
18 27.432 2.12 1.60311 60.6 21.18
19 47.136 (可変) 20.58
20 26.407 0.70 1.88300 40.8 8.86
21 8.567 1.61 8.22
22 -25.806 0.70 1.81600 46.6 8.23
23 42.536 1.11 8.46
24 17.239 2.35 1.80809 22.8 9.24
25 -51.820 0.66 9.26
26 -16.696 0.70 1.77250 49.6 9.23
27 -213.834 (可変) 9.47
28 -20.535 0.70 1.72916 54.7 10.79
29 65.992 1.63 1.80809 22.8 11.43
30 -161.001 (可変) 11.88
31(絞り) ∞ 1.70 12.85
32 49.265 3.22 1.58913 61.1 14.17
33 -23.028 0.15 14.55
34 22.746 0.70 1.83481 42.7 14.57
35 12.401 3.79 1.50137 56.4 14.06
36 68.072 5.64 13.92
37 56.101 4.18 1.50137 56.4 13.87
38 -14.585 0.70 1.83481 42.7 13.69
39 -169.718 0.15 13.97
40 15.175 2.94 1.58913 61.1 14.29
41 52.689 10.00 13.81
42 39.477 0.70 1.88300 40.8 10.72
43 9.519 3.16 1.49700 81.5 10.19
44 -68.987 0.50 10.11
45 43.033 1.79 1.50137 56.4 9.96
46 -57.075 5.00 9.73
47 ∞ 21.00 1.70154 41.2 30.00
48 ∞ 6.75 1.51633 64.1 30.00
49 ∞ 30.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-2.53962e+001 A 4= 6.58841e-006 A 6=-4.56899e-009 A 8= 8.55051e-013 A10= 7.52786e-015 A12=-9.57386e-018

第10面
K =-1.67266e+006 A 4= 2.31183e-006 A 6= 3.97576e-010 A 8=-1.82432e-012 A10= 1.33069e-014 A12=-4.60575e-017

各種データ
ズーム比 7.00

焦点距離 4.50 9.00 13.50 24.75 31.50
Fナンバー 2.80 2.80 2.80 2.80 3.56
画角 33.69 18.43 12.53 6.91 5.44
像高 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 225.22 225.22 225.22 225.22 225.22
BF 4.96 4.96 4.96 4.96 4.96

d19 0.98 11.55 16.05 21.09 22.58
d27 23.85 10.81 5.67 2.27 2.64
d30 1.50 3.97 4.61 2.96 1.10
d49 4.96 4.96 4.96 4.96 4.96

入射瞳位置 28.90 33.86 37.81 45.50 49.13
射出瞳位置 -87.49 -87.49 -87.49 -87.49 -87.49
前側主点位置 33.18 41.99 49.34 63.62 69.90
後側主点位置 0.46 -4.04 -8.54 -19.79 -26.54

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 15.80 111.71 35.60 21.27
2 20 -9.70 7.83 1.29 -4.20
3 28 -34.40 2.33 -0.24 -1.55
4 31 21.82 72.07 13.48 -52.23
【実施例3】
【0039】
本発明の第3の実施例について説明する。
【0040】
図6は、本発明の実施例3(数値実施例3)の立体映像撮影装置における広角端、物体距離無限遠に合焦しているときの光学断面図である。本実施例の立体撮影用光学系は、基本的に実施例1及び2と同様な構成を有するので、説明は省略する。図7(A)は、数値実施例3の広角端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。図7(B)は、数値実施例3の望遠端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。球面収差は0.1mm、非点収差は0.1mm、歪曲は5%、倍率色収差は、0.025mmのスケールで描かれている。
【0041】
実施例3に対応する数値実施例3は、条件式(1)〜(3)を満足している。また、更に好ましい数値範囲の条件式(1a)(2a)および(3a)についても満足しており、広角端半画角36.9°、変倍比4倍、望遠端Fナンバー2.0を達成している。
【0042】
(数値実施例3)
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* -3184.612 1.50 1.88300 40.8 37.77
2 23.636 9.77 31.70
3 -43.222 1.20 1.81600 46.6 31.56
4 5869.106 1.28 32.58
5 52.203 3.89 1.84666 23.8 34.47
6 1289.119 1.50 34.37
7 ∞ 5.00 1.51633 64.1 34.16
8 ∞ 35.00 33.66
9 33.605 4.30 1.60311 60.6 28.54
10* 326.994 3.00 27.87
11 ∞ 30.00 1.51633 64.1 26.35
12 ∞ 3.00 23.37
13 -644.302 1.00 1.72047 34.7 23.02
14 22.413 4.90 1.49700 81.5 22.79
15 -142.104 0.15 22.94
16 101.949 2.39 1.59240 68.3 23.06
17 -120.071 0.15 23.03
18 23.761 3.06 1.60311 60.6 22.48
19 68.646 (可変) 21.94
20 69.579 0.70 1.88300 40.8 10.77
21 11.334 1.93 10.13
22 -20.021 0.70 1.81600 46.6 10.15
23 73.491 0.81 10.64
24 28.424 2.49 1.78472 25.7 11.54
25 -29.724 0.56 11.79
26 -16.625 0.70 1.64000 60.1 11.79
27 -26.261 (可変) 12.12
28 -18.427 0.70 1.72916 54.7 12.36
29 26.816 1.63 1.80518 25.4 13.45
30 1131.942 (可変) 13.74
31(絞り) ∞ 1.70 14.54
32 126.595 3.11 1.58913 61.1 15.93
33 -26.015 0.15 16.50
34 40.799 0.70 1.83481 42.7 17.00
35 20.547 3.87 1.50137 56.4 16.87
36 -69.513 8.22 17.03
37 81.309 4.18 1.48749 70.2 17.30
38 -17.980 0.70 1.83481 42.7 17.22
39 -132.696 0.24 17.65
40 16.926 3.18 1.58913 61.1 18.26
41 42.506 10.00 17.76
42 56.339 0.70 1.88300 40.8 14.89
43 12.573 0.37 14.20
44 13.469 4.36 1.49700 81.5 14.42
45 -34.851 0.15 14.45
46 25.511 2.43 1.50137 56.4 14.11
47 -175.683 5.00 13.71
48 ∞ 21.00 1.70154 41.2 30.00
49 ∞ 6.75 1.51633 64.1 30.00
50 ∞ 30.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 1.24879e+004 A 4= 9.02225e-006 A 6=-1.16605e-008 A 8= 1.77122e-011 A10=-2.78310e-014 A12= 2.62952e-017

第10面
K = 1.37597e+002 A 4= 3.22128e-006 A 6=-1.54134e-010 A 8=-6.77015e-012 A10= 1.95768e-014 A12=-1.86270e-017

各種データ
ズーム比 4.00

焦点距離 4.00 8.00 12.00 14.00 16.00
Fナンバー 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00
画角 36.87 20.56 14.04 12.09 10.62
像高 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 225.37 225.37 225.37 225.37 225.37
BF 4.99 4.99 4.99 4.99 4.99

d19 0.70 11.92 16.79 18.37 19.61
d27 18.98 7.14 3.00 2.05 1.52
d30 2.60 3.22 2.49 1.87 1.15
d50 4.99 4.99 4.99 4.99 4.99

入射瞳位置 23.48 26.96 29.54 30.61 31.55
射出瞳位置 -934.25 -934.25 -934.25 -934.25 -934.25
前側主点位置 27.47 34.90 41.39 44.40 47.28
後側主点位置 0.99 -3.01 -7.01 -9.01 -11.01

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 14.10 111.09 30.64 24.47
2 20 -14.10 7.89 -0.23 -6.52
3 28 -26.70 2.33 -0.01 -1.31
4 31 27.28 76.80 26.46 -59.09
【実施例4】
【0043】
本発明の第4の実施例について説明する。
【0044】
図8は、本発明の実施例4(数値実施例4)の立体映像撮影装置における広角端、物体距離無限遠に合焦しているときの光学断面図である。本実施例の立体撮影用光学系は、基本的に実施例1乃至3と同様な構成を有するが、実施例1乃至3の構成のミラー203R,203Lに代えて、プリズム303R、303Lを有することが異なる。本実施例においては、プリズム303R、303Lによって左右眼用の光束の光路を偏向している。他の構成については、実施例1乃至3と同様であるので説明は省略する。
【0045】
図9(A)は、数値実施例4の広角端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。図9(B)は、数値実施例4の望遠端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。球面収差は0.2mm、非点収差は0.2mm、歪曲は5%、倍率色収差は、0.036mmのスケールで描かれている。
実施例4に対応する数値実施例4は、条件式(1)〜(3)を満足している。また、更に好ましい数値範囲の条件式(1a)(2a)および(3a)についても満足しており、広角端半画角35.5°、変倍比4.5倍、望遠端Fナンバー2.8を達成している。
【0046】
(数値実施例4)
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 5927.949 1.50 1.88300 40.8 36.13
2 38.469 6.57 32.51
3 -56.910 1.20 1.88300 40.8 32.06
4 307.110 4.29 31.86
5 -56.059 1.20 1.83481 42.7 31.85
6 2120.528 0.27 32.80
7 80.356 5.19 1.92286 18.9 33.83
8 -216.404 3.00 33.94
9 ∞ 7.00 1.51633 64.1 33.70
10 ∞ 3.00 33.40
11 ∞ 45.00 1.51633 64.1 33.20
12 ∞ 3.00 31.25
13 48.500 4.02 1.60311 60.6 30.89
14* -794.479 3.00 30.82
15 ∞ 38.00 1.51633 64.1 30.73
16 ∞ 3.00 29.99
17 55.718 1.20 2.00330 28.3 29.84
18 29.698 4.78 1.49700 81.5 28.98
19 171.814 0.15 28.95
20 42.597 4.40 1.59240 68.3 29.06
21 -169.779 0.15 28.77
22 23.672 2.00 1.48749 70.2 26.43
23 28.615 (可変) 25.68
24 27.052 0.70 2.00330 28.3 12.55
25 11.748 2.40 11.71
26 -34.685 0.70 1.81600 46.6 11.71
27 42.425 1.61 11.97
28 23.272 3.87 1.80518 25.4 13.14
29 -30.290 0.43 13.18
30 -20.940 0.70 1.77250 49.6 13.15
31 -367.241 (可変) 13.32
32 -20.241 0.70 1.72916 54.7 13.60
33 58.301 2.00 1.80809 22.8 14.50
34 -234.743 (可変) 15.01
35(絞り) ∞ 1.80 15.74
36 -184.071 2.23 1.60311 60.6 16.72
37 -40.258 0.20 17.32
38 79.501 0.70 1.83481 42.7 17.96
39 23.959 4.05 1.48749 70.2 18.16
40 -66.736 0.20 18.68
41 40.831 4.08 1.50137 56.4 19.40
42 1564.154 1.00 19.58
43 18.446 4.30 1.60311 60.6 19.98
44 44.247 12.00 19.00
45 112.869 0.70 1.88300 40.8 14.67
46 12.256 0.00 13.97
47 12.291 5.85 1.49700 81.5 13.96
48 -21.674 3.43 14.00
49 -15.151 0.70 1.77250 49.6 12.98
50 -25.000 10.00 13.28
51 54.733 2.94 1.50137 56.4 15.72
52 -30.056 5.00 15.77
53 ∞ 29.00 1.60342 38.0 36.00
54 ∞ 11.00 1.51633 64.2 36.00
55 ∞ 36.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 9.94137e+004 A 4= 8.66886e-006 A 6=-1.88406e-008 A 8= 3.13520e-011 A10=-1.49429e-014 A12=-2.46060e-017

第14面
K = 9.76271e+002 A 4= 3.00514e-006 A 6= 1.30262e-010 A 8=-2.21431e-012 A10= 7.30182e-015 A12=-6.94233e-018

各種データ
ズーム比 4.50

焦点距離 5.60 11.20 16.80 22.40 25.20
Fナンバー 2.79 2.79 2.79 2.80 2.80
画角 35.54 19.65 13.39 10.12 9.02
像高 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00
レンズ全長 286.37 286.37 286.37 286.37 286.37
BF 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00

d23 1.18 13.63 19.01 22.08 23.17
d31 21.58 8.53 4.25 2.97 2.91
d34 4.40 5.00 3.90 2.10 1.09
d55 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00

入射瞳位置 25.46 29.12 31.91 34.14 35.08
射出瞳位置 -440.85 -440.85 -440.85 -440.85 -440.85
前側主点位置 30.98 40.04 48.07 55.41 58.86
後側主点位置 -0.60 -6.20 -11.80 -17.40 -20.20

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 15.00 141.92 33.30 29.29
2 24 -16.10 10.41 0.81 -6.81
3 32 -32.20 2.70 -0.19 -1.70
4 35 37.06 99.18 33.50 -92.48
【実施例5】
【0047】
本発明の第5の実施例について説明する。
【0048】
図10は、本発明の実施例5(数値実施例5)の立体映像撮影装置における広角端、物体距離無限遠に合焦しているときの光学断面図である。本実施例の立体撮影用光学系は、基本的に実施例4と同様な構成を有する。ただし、実施例4においては、偏光ビームスプリッター204及びプリズム303R、303Lへの光軸入射角度は45°であるのに対し、本実施例5においては、左右眼の基線長を短縮するために、偏光ビームスプリッター405及びプリズム403R、403Lへの光軸入射角度は52°である点で、本実施例は実施例4と異なる。本実施例においては、実施例4のプリズム303R、303L及び偏光ビームスプリッター205に代えて、プリズム403R、403L及び偏光ビームスプリッター405を有し、光軸入射角度は52°を実現している。他の構成については、実施例1乃至4と同様であるので説明は省略する。
【0049】
図11(A)は、数値実施例5の広角端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。図11(B)は、数値実施例5の望遠端における物体距離3.0mに合焦しているときの縦収差図である。球面収差は0.4mm、非点収差は0.4mm、歪曲は5%、倍率色収差は、0.05mmのスケールで描かれている。
実施例5に対応する数値実施例5は、条件式(1)〜(3)を満足している。また、更に好ましい数値範囲の条件式(1a)(2a)および(3a)についても満足しており、広角端半画角34.5°、変倍比4倍、望遠端Fナンバー2.8を達成している。
【0050】
(数値実施例5)
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 11636.568 1.80 1.88300 40.8 49.27
2 38.273 10.91 43.38
3 -65.755 1.50 1.83481 42.7 43.27
4 -1884.793 0.15 44.25
5 82.355 5.53 1.92286 18.9 45.43
6 -477.686 3.00 45.24
7 ∞ 7.00 1.51633 64.1 44.19
8 ∞ 3.00 42.82
9 ∞ 60.00 1.83481 42.7 41.92
10 ∞ 3.00 32.26
11 132.422 3.32 1.60311 60.6 31.09
12* -531.400 3.00 30.48
13 ∞ 40.00 1.83481 42.7 28.94
14 ∞ 3.00 29.11
15 343.593 1.20 2.00330 28.3 29.39
16 57.266 4.73 1.49700 81.5 29.39
17 -94.441 0.15 29.70
18 320.636 3.07 1.59240 68.3 29.89
19 -84.873 0.15 29.95
20 31.496 3.43 1.69680 55.5 29.18
21 70.898 (可変) 28.52
22 78.869 0.70 2.00330 28.3 13.88
23 17.703 2.34 13.26
24 -28.524 0.70 1.81600 46.6 13.28
25 95.138 4.64 13.70
26 53.288 4.33 1.80518 25.4 16.71
27 -25.852 0.27 17.08
28 -23.431 0.70 1.77250 49.6 17.05
29 -238.501 (可変) 17.46
30 -35.516 0.70 1.72916 54.7 17.91
31 225.645 2.50 1.80809 22.8 18.69
32 -140.549 (可変) 19.40
33(絞り) ∞ 1.70 20.41
34 52.499 4.84 1.58913 61.1 21.98
35 -43.136 0.15 22.34
36 99.064 0.70 1.83481 42.7 22.23
37 19.598 5.42 1.50137 56.4 21.78
38 -112.286 4.87 22.00
39 32.056 5.35 1.51633 64.1 22.83
40 -38.827 0.70 1.88300 40.8 22.54
41 194.530 0.40 22.47
42 21.854 3.43 1.58913 61.1 22.63
43 52.624 16.96 22.05
44 21.154 0.70 1.90366 31.3 15.38
45 13.946 4.34 14.77
46 29.975 2.70 1.50127 56.5 15.62
47 -79.348 5.00 15.61
48 ∞ 33.00 1.60859 46.4 40.00
49 ∞ 13.20 1.51680 64.2 40.00
50 ∞ 40.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 2.07727e+005 A 4= 2.06905e-006 A 6=-2.27067e-009 A 8= 2.27155e-012 A10=-1.30652e-015 A12= 8.21057e-020

第12面
K = 3.51086e+002 A 4= 6.87077e-007 A 6=-7.51880e-010 A 8= 4.94899e-012 A10=-2.21454e-014 A12= 4.20792e-017

各種データ
ズーム比 4.00

焦点距離 8.00 16.00 24.00 28.00 32.00
Fナンバー 2.80 2.79 2.80 2.80 2.80
画角 34.51 18.97 12.91 11.11 9.75
像高 5.50 5.50 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 314.08 314.08 314.08 314.08 314.08
BF 5.01 5.01 5.01 5.01 5.01

d21 1.44 16.69 23.11 25.16 26.76
d29 27.96 9.12 3.47 2.62 2.49
d32 1.40 5.00 4.22 3.03 1.55
d50 5.01 5.01 5.01 5.01 5.01

入射瞳位置 35.34 41.31 45.92 47.90 49.69
射出瞳位置 -104.28 -104.28 -104.28 -104.28 -104.28
前側主点位置 42.76 54.96 64.65 68.72 72.32
後側主点位置 -2.99 -10.99 -18.99 -22.99 -26.99

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 20.60 157.94 44.93 31.19
2 22 -16.80 13.69 -0.25 -11.78
3 30 -70.30 3.20 -0.74 -2.54
4 33 31.72 103.45 15.46 -74.11
【0051】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【0052】
【表1】

【符号の説明】
【0053】
100 立体撮影用光学系
101 前方光学系
102 後方光学系
1R、1L 左右一対の第1fレンズ群
2R、2L 左右一対の光量制御手段
3R、3L 左右一対の光路偏向手段
4 光路合成手段
5 第1bレンズ群
6 変倍、結像用レンズ群
201R、201L 左右一対の第1fレンズ群
202R、202L 左右一対のシャッター
203R、203L ミラー
205 偏光ビームスプリッター
206 第1bレンズ群
207 変倍光学系
208 絞り
209 結像光学系

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右眼用の2つの異なる視差を有した映像を時系列的に交互に1つの撮像素子に形成する立体撮影用光学系であって、該立体撮影用光学系は、物体側より順に、
一対の負の屈折力を有する第1fレンズ群と、一対の光路偏向手段と、2つの光路を同一の光軸上に合成させる光路合成手段とを有する前方光学系と、
変倍中固定で正の屈折力を有する第1bレンズ群と、変倍時に移動するレンズ群と絞りを有する後方光学系と、
を有し、
該前方光学系は、該光路合成手段までの左右眼用の光路に配置された、左右の被写体像を時分割により交互に切り替える一対の光量制御手段を有し、
以下の条件を満足することを特徴とする立体撮影用光学系。
−10.0 < f1f / fw < −1.5
0.9 < f1b / ft < 5.0
但し、 f1f:該第1fレンズ群の焦点距離
f1b:該第1bレンズ群の焦点距離
fw:該立体撮影用光学系の広角端焦点距離
ft:該立体撮影用光学系の望遠端焦点距離
【請求項2】
前記前方光学系は、前記光路偏向手段と前記光路合成手段の間に正の屈折力を有する第2fレンズ群を有することを特徴とする、請求項1に記載の立体撮影用光学系。
【請求項3】
前記後方光学系は、変倍中固定で正の屈折力を有する第1bレンズ群と、変倍の際に移動する負の屈折力を有する第2bレンズ群と、像面補正用の第3bレンズ群と、絞りと、変倍中固定で正の屈折力を有する第4bレンズ群を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の立体撮影用光学系。
【請求項4】
前記後方光学系において、前記第2bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率をβvw、前記第3bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率をβcw、前記第4bレンズ群の広角端、物体距離無限遠における結像倍率をβrwとしたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする、請求項3に記載の立体撮影用光学系。
0.15 < βvw × βcw × βrw < 0.60
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の立体撮影用光学系及び撮像装置を備えることを特徴とする立体映像撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−133015(P2012−133015A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−283492(P2010−283492)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】