説明

節電システム、画像形成装置および節電プログラム

【課題】効率的な節電を行って消費電力を抑制することのできる節電システムを提供する。
【解決手段】記録媒体に画像形成を行う少なくとも一つの画像形成装置(プリンタPR1)と、通信手段(ネットワークN)を介して画像形成装置と接続され、画像形成に関する情報の送受信を行う少なくとも一つの情報処理装置PC1と、画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する検出手段(入退室管理システムCS)と、各画像形成装置と利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納手段(利用者情報格納部100)と、検出結果と利用者情報に基づいて各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御手段(節電制御部102)とを少なくとも備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、節電システム、画像形成装置および節電プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、LAN等のネットワークを介して接続される複数のプリンタ等の画像形成装置について、使用状況等に応じて、消費電力を低減したいわゆる節電モードへ移行させたり、あるいは節電モードから復帰させる節電システムが存在する。
【0003】
このような節電システムに関する技術は種々提案されている。
【0004】
例えば、特開平7−89195号公報には、節電状態のプリンタがホストコンピュータからのアクセスを確認して節電復帰条件を判断するのではなく、通信方式を切り替えて、プリンタがホストコンピュータに対して節電復帰要求の有無を確認する技術が開示されている。
【特許文献1】特開平7−89195号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、効率的な節電を行って消費電力を抑制することのできる節電システム、画像形成装置および節電プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る節電システムは、記録媒体に画像形成を行う少なくとも一つの画像形成装置と、通信手段を介して前記画像形成装置と接続され、画像形成に関する情報の送受信を行う少なくとも一つの情報処理装置と、前記画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する検出手段と、前記各画像形成装置と前記利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納手段と、前記検出手段による検出結果と、前記格納手段に格納されている利用者情報に基づいて前記各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御手段とを少なくとも備える。
【0007】
請求項2の発明に係る節電システムは、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記利用者情報に基づいて、前記節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を切り替えることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明に係る節電システムは、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明において、前記利用者情報は、利用者に関する情報、当該利用者に対応した節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明に係る節電システムは、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明において、前記節電状態は、消費電力の異なる複数の段階が設定されることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明に係る節電システムは、請求項1から請求項4の何れかに記載の発明において、前記検出手段は、前記各画像形成装置と通信手段を介して接続される入退室管理システムで構成されることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明に係る節電システムは、請求項2から請求項5の何れかに記載の発明において、前記利用者情報は、前記利用者の何れが前記各画像形成装置の電源をオンまたはオフしたかに関するオン・オフ情報を含み、前記制御手段は、前記オン・オフ情報に基づいて、前記節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を切り替えることを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明に係る画像形成装置は、装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する入退室管理システムに対して通信手段を介して接続して入退室に関する情報を取得する取得手段と、装置自身と利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納手段と、
【0013】
前記取得手段によって取得した入退室に関する情報と、前記格納手段に格納されている利用者情報に基づいて装置自身の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明に係る節電プログラムは、画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する検出処理過程と、前記各画像形成装置と前記利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納処理過程と、前記検出処理過程による検出結果と、格納されている利用者情報に基づいて前記各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御処理過程とを演算手段で実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0016】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室の検出結果と、利用者情報に基づいて各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御するので、効率的な節電を行って消費電力を抑制することができるという効果がある。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者情報に基づいて、節電状態へ遷移する条件または節電状態から復帰する条件を切り替えるので、より効率的な節電を行って消費電力を抑制することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者情報は、利用者に関する情報、当該利用者に対応した節電状態へ遷移する条件または節電状態から復帰する条件を含むので、利用者に応じてより効率的な節電を行って消費電力を抑制することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、節電状態は、消費電力の異なる複数の段階が設定されるので、きめ細かく効率的な節電を行って消費電力を抑制することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、検出手段は、各画像形成装置と通信手段を介して接続される入退室管理システムで構成されるので、利用者の入退室を確実に検知して、きめ細かく効率的な節電を行って消費電力を抑制することができる。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者の何れが各画像形成装置の電源をオンまたはオフしたかに関するオン・オフ情報に基づいて、節電状態へ遷移する条件または節電状態から復帰する条件を切り替えるので、きめ細かく効率的な節電を行って消費電力を抑制することができる。
【0022】
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、効率的な節電を行って消費電力を抑制することができるという効果がある。
【0023】
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、効率的な節電を行って消費電力を抑制することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0025】
図1から図6を参照して、本発明についての実施の形態に係る節電システムS1について説明する。
【0026】
図1および図2に示すように、節電システムS1は、LAN等のネットワークNを介して接続されるパーソナルコンピュータ等で構成される情報処理装置PC1、PC2と、ネットワークNを介して情報処理装置PC1、PC2と接続されて画像形成(印刷)に関する画像処理を行うプリンタPR1、PR2(画像形成装置の一例)と、プリンタPR1、PR2が設置された部屋への利用者の入退室を検出する入退室管理システムCS(検出手段の一例)を少なくとも備える。
【0027】
なお、図2の機能ブロックにおいて、プリンタPR1、PR2について、本発明と直接関係しない構成については図示および説明を省略する。
【0028】
また、本実施の形態では、プリンタおよび情報処理装置は、それぞれ2台がネットワークNに接続されるが、これに限らず、それぞれ3台以上を接続する場合であってもよい。
【0029】
プリンタPR1、PR2の印刷方式は、特には限定されず、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、インクジェット方式のプリンタ等の何れであってもよい。
【0030】
本実施の形態において、プリンタPR1、PR2は、同様の構成を備えるものとする。
【0031】
プリンタPR1(PR2)は、各プリンタPR1、PR2と利用者(ユーザ)とを関連づけした利用者情報を格納する不揮発性メモリやハードディスク装置等で構成される利用者情報格納部100(格納手段の一例)と、入退室管理システムCSによる検出結果を取得する入退室情報取得部101(取得手段の一例)と、前記検出結果および利用者情報格納部100に格納されている利用者情報に基づいて各プリンタPR1、PR2の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御するマイクロコンピュータ等で構成される節電制御部102(制御手段の一例)とを備える。
【0032】
入退室管理システムCSは、特には限定されないが、監視カメラ、生体認証装置(指紋、光彩等による個人認証装置等)、IDカード認証装置、入退室ゲート等により構成され、プリンタPR1、PR2が設置された部屋への利用者の入退室を監視し、入退室情報をプリンタPR1、PR2の入退室情報取得部101の要求に応じて送信するようになっている。
【0033】
プリンタPR1、PR2の節電制御部102は、利用者情報に基づいて、節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を切り替えるようにできる。
【0034】
また、利用者情報は、利用者に関する情報(利用者の氏名、所属、役職等に関する情報など)、当該利用者に対応した節電状態へ遷移する条件または節電状態から復帰する条件を含むようにできる。この場合に、各条件は、テーブルとして利用者情報格納部100に格納されるようにしてもよい。
【0035】
また、節電状態は、消費電力の異なる複数の段階(例えば、スタンバイモード、節電モード等)が設定されるようにしてもよい。
【0036】
また、利用者情報は、利用者の何れが各プリンタPR1、PR2の電源をオンまたはオフしたかに関するオン・オフ情報を含み、節電制御部102は、オン・オフ情報に基づいて、節電状態へ遷移する条件または節電状態から復帰する条件を切り替えるようにしてもよい。
【0037】
このように、プリンタPR1、PR2が利用者を特定することにより、プリンタPR1、PR2の節電状態に合わせ、入退室管理システムCSに対して入退室状況の確認を行い、節電状態への遷移、節電状態からの復帰の切り替えが可能となり、消費電力が抑えられる。
【0038】
さらに、部屋に複数のプリンタPR1、PR2が設置される場合において、各プリンタPR1、PR2が室内にそのプリンタの利用者が入室しているか、退室しているかを確認して、節電状態に移行できるので、節電効果が高まる。
【0039】
次に、図3を参照して、利用者情報格納部100に格納される節電処理用のデータベースDBの構成例について述べる。
【0040】
データベース(DB)管理情報1〜N(Nは整数)は、例えば、データベース(DB)指定情報と、入退室情報と、制御テーブルとから構成されている。
【0041】
データベース指定情報は、例えば、利用者に関する情報、制御タイプに関する情報(例えば、スタンバイモード、節電モード等)から構成される。
【0042】
また、入退室情報は、利用者の入室、退室の有無、ログインの有無等から構成される。
【0043】
また、制御テーブルは、退室時の節電レベルの設定に関する情報、印刷処理中の退室に対する処理設定に関する情報、印刷待機中の入室に対する処理設定に関する情報等から構成される。
【0044】
次に、図4〜図6のフローチャートを参照して、上記構成の節電システムS1で実行される各種処理の処理手順について説明する。
【0045】
図4のフローチャートは、プリンタPR1、PR2で実行される節電処理用データベース(DB)生成処理の処理手順を示す。
【0046】
まず、ステップS10では、情報処理装置PC1、PC2からネットワークNを介して送信される印刷データに基づいて、印刷処理の受付けを行うと共に、利用者情報の取得を行ってからステップS11に移行する。
【0047】
ステップS11では、節電処理用データベースのデータベース管理情報に、その利用者のデータベース指定情報の有無を確認し、有る場合にはステップS13に移行して、印刷処理を実行してから処理を終了する。
【0048】
一方、無い場合には、ステップS12に移行して、節電処理用データベースに、その利用者のデータベース管理情報を生成してからステップS13に移行して、印刷処理を実行してから処理を終了する。
【0049】
これにより、プリンタPR1、PR2と関連付けする利用者の情報を漏れなく利用者情報格納部100に登録することができる。
【0050】
図5のフローチャートは、プリンタPR1、PR2で実行される節電処理用データベース(DB)生成処理の処理手順を示す。
【0051】
まず、ステップS20では、節電処理用データベース(DB)の設定を受けつけると共に、利用者情報の取得を行ってからステップS21に移行する。
【0052】
ステップS21では、節電処理用データベースのデータベース管理情報に、その利用者のデータベース指定情報の有無を確認し、有る場合にはステップS23に移行して、データベース管理情報の更新または削除を実行してから処理を終了する。
【0053】
一方、無い場合には、ステップS22に移行して、節電処理用データベースに、その利用者のデータベース管理情報を生成してからステップS23に移行して、データベース管理情報の更新または削除を実行してから処理を終了する。
【0054】
これにより、プリンタPR1、PR2と関連付けする利用者の情報の設定を漏れなく利用者情報格納部100に登録することができる。
【0055】
図6のフローチャートは、プリンタPR1、PR2で実行される節電状態遷移処理の処理手順を示す。
【0056】
ステップS30では、入退室情報取得部101は、入退室管理システムCSに対して、利用者の入退室情報を要求して、取得してからステップS31に移行する。
【0057】
ステップS31では、節電処理用データベースに登録されている利用者が全て退室しているか否かが判定され、「Yes」の場合にはステップS32に移行し、「No」の場合にはステップS33に移行する。
【0058】
ステップS32では、例えば、機能の停止および消費電力の低減を行う節電レベルに遷移させてから処理を終了する。
【0059】
また、ステップS33では、前回、入退室管理システムCSからの情報を確認したとき、全利用者が退室していて、節電レベルを遷移させたか否かが判定され、「Yes」の場合にはステップS34に移行し、「No」の場合にはステップS35に移行する。
【0060】
ステップS34では、例えば、機能を起動させ、消費電力を上昇させる(一種の復帰動作)節電レベルに遷移させてから処理を終了する。
【0061】
また、ステップS35では、節電状態を含め、現在の状態を維持して処理を終了する。
【0062】
これにより、利用者の利用状況等に応じてより効率的な節電を行って消費電力が抑制される。
【0063】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0064】
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
【0065】
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
【0066】
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
【0067】
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
【0068】
さらには、画像処理装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明による節電システム、画像形成装置および節電プログラムは、複写装置、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】実施の形態に係る節電システムS1の構成を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係る節電システムS1の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】利用者情報格納部100に格納される節電処理用のデータベースDBの構成例を示す説明図である。
【図4】節電処理用データベース生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】節電処理用データベースの設定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】節電状態遷移処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0071】
S1 節電システム
N ネットワーク
PC1 情報処理装置
PR1、PR2 プリンタ
100 利用者情報格納部
101 入退室情報取得部
102 節電制御部
CS 入退室管理システム
DB データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に画像形成を行う少なくとも一つの画像形成装置と、
通信手段を介して前記画像形成装置と接続され、画像形成に関する情報の送受信を行う少なくとも一つの情報処理装置と、
前記画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する検出手段と、
前記各画像形成装置と前記利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納手段と、
前記検出手段による検出結果と、前記格納手段に格納されている利用者情報に基づいて前記各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御手段と、
を少なくとも備えることを特徴とする節電システム。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記利用者情報に基づいて、前記節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の節電システム。
【請求項3】
前記利用者情報は、利用者に関する情報、当該利用者に対応した節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を含むことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の節電システム。
【請求項4】
前記節電状態は、消費電力の異なる複数の段階が設定されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の節電システム。
【請求項5】
前記検出手段は、
前記各画像形成装置と通信手段を介して接続される入退室管理システムで構成されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の節電システム。
【請求項6】
前記利用者情報は、
前記利用者の何れが前記各画像形成装置の電源をオンまたはオフしたかに関するオン・オフ情報を含み、
前記制御手段は、
前記オン・オフ情報に基づいて、前記節電状態へ遷移する条件または前記節電状態から復帰する条件を切り替えることを特徴とする請求項2から請求項5の何れかに記載の節電システム。
【請求項7】
装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する入退室管理システムに対して通信手段を介して接続して入退室に関する情報を取得する取得手段と、
装置自身と利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納手段と、
前記取得手段によって取得した入退室に関する情報と、前記格納手段に格納されている利用者情報に基づいて装置自身の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御手段と、
を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
画像形成装置が設置された部屋への利用者の入退室を検出する検出処理過程と、
前記各画像形成装置と前記利用者とを関連づけした利用者情報を格納する格納処理過程と、
前記検出処理過程による検出結果と、格納されている利用者情報に基づいて前記各画像形成装置の消費電力を低減する節電状態への遷移または節電状態からの復帰を制御する制御処理過程と、
を演算手段で実行することを特徴とする節電プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−204956(P2010−204956A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−49755(P2009−49755)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】