説明

置換環縮合アジンおよび癌治療におけるそれらの使用

本発明は、置換環縮合アジン類および癌を治療する際に前記化合物を用いる方法に関する。より詳細には、本発明は、4−アルキル−2−(ヘテロ環)−アジン類の調製および抗癌剤または癌治療用の薬物としてのそれらの使用に関する。本発明の化合物は、選択された癌に対して有利なインビボおよびインビトロ活性を示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

(式中、DはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有して、モルホリン、ピロリジン、ピペリジン、イミダゾールまたは4−メチルピペラジンを示し;
nは0、1または2から選択され;
Xは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルから選択されるか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有して、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
YはO、CHR、SまたはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有して、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
ZおよびQは、NまたはCHを示すが、ただし、それらの少なくとも1つはNであり;
JはNまたはCRを示し;ここで、Rは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有して、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
Aは(CHであり、ここで、nは2〜6であるか、または、AはDと共に環構造を形成し;
およびRは、それぞれTおよびW環上の1以上の空いている位置にあって、それぞれの存在位置において独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アルキニル、OR、SR、NR、CH、COR、SOR、SO、SONR、CO、CONR、CF、CNまたはNOを示し、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有して、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示す)
の化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルプロドラッグ(ただし、化合物:
【化2】

は除かれる)。
【請求項2】
ZはNまたはCHを示し、QはNを示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
AはDと共に環構造を形成し、該環構造は、
【化3】

(式中、nは1〜4であり、Rは分枝または非分枝のC−Cアルキルを示す)
である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
AはDと共に環構造を形成し、該環構造は、
【化4】

である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項5】
請求項2に記載の化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートのプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルのプロドラッグであって、
DはNRであり、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示し、ここで、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示してもよく、
nは0または1から選択され;
XはHまたは低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルから選択され;
YはOまたはSを示し;
ZおよびQの両方がNであり;
JはCHまたはC−Meを示し;
Aは(CHであり、ここで、nは2〜4であるか、または、AはDと共に環構造を形成し;
およびRは、それぞれT環上の6、7または8位およびW環上の3’位にあって、それぞれの存在位置において独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アルキニル、SR、NR、CH、COR、SOR、SO、SONR、CO、CONR、CF、CNまたはNOを示し、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示す、化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルプロドラッグ。
【請求項6】
請求項2に記載の化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルプロドラッグであって、
DはNRであり、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、Hまたは低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示し;
nは0であり;
XはHであり;
YはOであり;
ZおよびQの両方がNであり;
JはCHであり;
Aは(CHであり;
およびRは、それぞれT環上の6、7または8位およびW環上の3’位にあって、それぞれの存在位置において独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、CF、NOまたはNHを示す、化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルプロドラッグ。
【請求項7】
化合物は塩である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
化合物は塩酸塩である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、式Iは、
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,2−エタンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N,N−トリメチル−1,2−エタンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,4−ブタンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジプロピル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−プロパンジアミン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(1−ピロリジニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−シクロプロピル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−メチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−エチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N,2,2−テトラメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4,5−キナゾリンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−5−キナゾリンカルボキサミド;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−フルオロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4,6−キナゾリンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−6−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−6−キナゾリンカルボキサキド二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−フルオロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−アミノ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−7−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−7−キナゾリンカルボキサミド二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−フェニル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−アミノ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−8−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−8−キナゾリンカルボキサミド;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ベンゾ[g]キナゾリン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,7−ジクロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジクロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(4−クロロ−5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン塩酸塩;
−[2−(5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
,N−ジメチル−N−[2−(5−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(5−クロロ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(6−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(7−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン;
,N−ジメチル−N−[2−(7−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[8−メチル−2−(3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(6−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]アミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾチエン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(3−キノリニル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(2−ナフチル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[2−(1−メチル−2−ピロリジニル)エチル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメチル−N−[2−(1−メチル−2−ピロリジニル)エチル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キノリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;および
−[3−(1−ベンゾフラン−2−イル)−1−イソキノリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩
のうちの1つを示す化合物。
【請求項10】
癌予防法または癌治療法であって、式I:
【化5】

(式中、DはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してモルホリン、ピロリジン、ピペリジン、イミダゾールまたは4−メチルピペラジンを示し;
nは0、1または2から選択され;
Xは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルから選択されるか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
YはO、CHR、SまたはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
ZおよびQはNまたはCHを示すが、ただし、それらの少なくとも1つはNであり;
JはNまたはCRを示し、ここで、Rは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
Aは(CHであり、ここで、nは2〜6であるか、または、AはDと共に環構造を形成し;
およびRは、それぞれT環およびW環上の空いている位置の1以上にあって、それぞれの存在位置において独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アルキニル、OR、SR、NR、CH、COR、SOR、SO、SONR、CO、CONR、CF、CNまたはNOを示し、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示す)
の化合物またはその生理学的に許容される塩またはホスファートプロドラッグまたはカルボン酸またはアミノ酸エステルプロドラッグの治療上の有効量を、このような治療を必要とする対象に投与する工程を包含する方法。
【請求項11】
ZはNまたはCHを示し、QはNを示す、請求項10に記載の癌予防法または癌治療法。
【請求項12】
治療対象は、細胞停止機能の回復を必要とする、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
細胞停止機能の正常範囲の予想水準の少なくとも10%が対象において回復させられる、請求項10または11に記載の方法。
【請求項14】
細胞停止機能の正常範囲の予想水準の少なくとも50%が対象において回復させられる、請求項10または11に記載の方法。
【請求項15】
1以上の化学療法剤および/または療法の適用をさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項16】
1以上の化学療法剤および/または療法は、
シスプラチンまたは他の白金ベースの誘導体;
テモゾロマイドまたは他のDNAメチル化剤;
シクロホスファミドまたは他のDNAアルキル化剤;
ドキソルビシン、ミトキサントロン、カンプトテシンまたは他のトポイソメラーゼ阻害剤;
メトトレキセート、ゲムシタビンまたは他の代謝拮抗剤;
ドセタキセルまたは他のタキサン系抗癌剤;
キナーゼ阻害剤;および
放射線治療法
から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
1以上の化学療法剤は、式Iの化合物の投与の前、その最中またはその後に対象に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
化合物および剤は、ヒト対象の癌予防または癌治療において用いられる、請求項10〜17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
化合物および剤は、非ヒト対象中の癌細胞をターゲットにするために用いられる、請求項10〜17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項20】
活性剤としての請求項1〜9のいずれか1つに記載された式Iの化合物と、製薬的に許容される賦形剤、添加剤、担体、緩衝剤または安定剤とを含有する医薬組成物。
【請求項21】
活性剤としての請求項10に記載された式Iの化合物と、製薬的に許容される賦形剤、添加剤、担体、緩衝剤または安定剤とを含有する癌治療組成物。
【請求項22】
請求項20に記載の医薬組成物または請求項21に記載の癌治療組成物による製剤であって、組成物が経口投与用に製剤化される、製剤。
【請求項23】
組成物の剤型は、錠剤、カプセル剤、粉末剤または液剤から選択される、請求項22に記載の製剤。
【請求項24】
請求項20に記載の医薬組成物または請求項21に記載の癌治療組成物による製剤であって、組成物は、静脈内、皮膚または皮下の注射用に製剤化される、製剤。
【請求項25】
医薬の製造における、対象の癌予防または癌治療における使用のための請求項1〜9のいずれか1つに記載の式Iの化合物の有効量の使用。
【請求項26】
医薬の製造における、対象の癌予防または治療における使用のための請求項10に記載の式Iの化合物の有効量の使用。
【請求項27】
請求項10に記載の式Iの化合物を製造する方法であって、
式II:
【化6】

(式中、nは0、1または2から選択され;
YはO、CHR、SまたはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
JはNまたはCRを示し、ここで、Rは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示してよく;
およびRは、それぞれT環およびW環上の空いている位置の1以上にあって、それぞれの存在位置で独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アルキニル、OR、SR、NR、CH、COR、SOR、SO、SONR、CO、CONR、CF、CNまたはNOを示し、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示す)
の2−アリール−4−クロロキナゾリンをアミンと反応させる工程を包含する方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、式IIの化合物を製造する工程を包含し、該工程は、式III:
【化7】

(式中、nは0、1または2から選択され;
YはO、CHR、SまたはNRから選択され、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示し;
JはNまたはCRを示し、ここで、Rは、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示してよく;
およびRは、それぞれT環およびW環上の空いている位置の1以上にあって、それぞれの存在位置において独立して、1以上のH、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アルキニル、OR、SR、NR、CH、COR、SOR、SO、SONR、CO、CONR、CF、CNまたはNOを示し、ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、または、アミノ、ヒドロキシルまたはメトキシ基により置換されてもよい低級C1−C6アルキルまたはシクロアルキルを示すか、または、シクロアルキル構造の一部として1以上の酸素または窒素原子を有してアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを示す)
の化合物を塩素化する工程を包含する、方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、化合物IIIを製造する工程を包含し、該工程は、
(i)ボロン酸(Suzuki)カップリング;
(ii)置換アントラニル酸エステルのアミノ化、次いで、環化工程;
(iii)置換アントラニルアミドの環化
のいずれか1つの工程を包含する、方法。
【請求項30】
請求項27〜29のいずれか1つに記載された方法によって得られた請求項10に記載の式Iの化合物。
【請求項31】
請求項30に記載の化合物であって、式Iは、
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,2−エタンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N,N−トリメチル−1,2−エタンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,4−ブタンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジプロピル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−プロパンジアミン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(1−ピロリジニル)プロピル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−シクロプロピル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−メチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−エチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N,2,2−テトラメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4,5−キナゾリンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−5−キナゾリンカルボキサミド;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−フルオロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−4,6−キナゾリンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−6−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−6−キナゾリンカルボキサミド二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−フルオロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−アミノ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−7−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−7−キナゾリンカルボキサミド二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−フェニル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−(トリフルオロメチル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−クロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−ニトロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−アミノ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−8−キナゾリンカルボニトリル;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−8−キナゾリンカルボキサミド;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ベンゾ[g]キナゾリン−4−イル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,7−ジクロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジクロロ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジブロモ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメチル−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメトキシ−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(3−メチル−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(4−クロロ−5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン塩酸塩;
−[2−(5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
,N−ジメチル−N−[2−(5−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(5−クロロ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン;
−[2−(6−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(7−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン;
,N−ジメチル−N−[2−(7−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[8−メチル−2−(3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(6−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]アミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
−[2−(1−ベンゾチエン−2−イル)−4−キナゾリニル]−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(3−キノリニル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
,N−ジメチル−N−[2−(2−ナフチル)−4−キナゾリニル]−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−N−[2−(1−メチル−2−ピロリジニル)エチル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩;および
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメチル−N−[2−(1−メチル−2−ピロリジニル)エチル]−4−キナゾリンアミン二塩酸塩
のいずれか1つを示す化合物。
【請求項32】
請求項27に記載の式IIの化合物。
【請求項33】
請求項28に記載の式IIIの化合物。
【請求項34】
請求項33に記載の化合物であって、式IIIは、
2−(6−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(2−ナフチル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(3−キノリニル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾチエン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−クロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メチル−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−フルオロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−クロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ブロモ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−ニトロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−6−キナゾリンカルボキサミド;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メチル−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−フルオロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−クロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ブロモ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−ニトロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メチル−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−メトキシ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−クロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−8−キナゾリンカルボキサミド;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,7−ジクロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメトキシ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
8−メチル−2−(3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−クロロ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(7−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(7−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1H−インドール−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)[3,2−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メチル−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−ニトロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−5−メトキシ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[4,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6−メトキシ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−(トリフルオロメチル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7−メトキシ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−7−キナゾリンカルボキサミド;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−フェニル−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−(トリフルオロメチル)−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−8−ニトロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)ベンゾ[g]キナゾリン−4(3H)−オン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジクロロ−4(3H)−キナゾリノン;
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−6,8−ジブロモ−4(3H)−キナゾリノン;および
2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−7,8−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
のいずれか1つを示す化合物。
【請求項36】
細胞停止機能の回復を測定するためのアッセイであって、
(a)細胞培養条件下に増殖培地中に1以上の腫瘍細胞系を塗布し、かつ、これを培養する工程と、
(b)請求項10に記載の式Iの化合物を、該培養物の1以上に加える工程と、
(c)細胞分裂阻害剤を、該培養物の1以上に加える工程と、
(d)該培養物の1以上に放射線を照射する工程と、
(e)インキュベートし、採取する工程と、
(f)細胞DNA量統計データを分析して、培養物中のG期、S期およびG/M期の細胞の比率を推定する工程と
を包含する、アッセイ。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−533338(P2009−533338A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504144(P2009−504144)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【国際出願番号】PCT/NZ2007/000077
【国際公開番号】WO2007/117161
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(503447416)オークランド ユニサーヴィスィズ リミテッド (10)
【Fターム(参考)】