複合薬剤
本発明は、補助化合物と、乳酸塩およびクエン酸塩ならびにこれらの混合物から選ばれる1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩である化合物との組合せを提供する。また、前記塩の結晶形態、前記塩の製造方法および癌治療における前記塩の使用も提供される。本発明はさらに、補助化合物と、PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)で定義された式(I)の化合物あるいは式(I”)の化合物
(式中、R1、E、AおよびMは請求項と同義である)またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドとの組合せを提供する。
(式中、R1、E、AおよびMは請求項と同義である)またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドとの組合せを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
補助化合物および式(I’)の化合物を含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、前記式(I’)の化合物は乳酸塩およびクエン酸塩ならびにこれらの混合物から選ばれる1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩である組合せ。
【請求項2】
前記塩がL−乳酸塩である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
前記塩がクエン酸塩である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項4】
前記塩がL−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項5】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が実質的に結晶性、すなわち、これら塩は50%〜100%結晶性、より具体的には、少なくとも50%結晶性、または少なくとも60%結晶性、または少なくとも70%結晶性、または少なくとも80%結晶性、または少なくとも90%結晶性、または少なくとも95%結晶性、または少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項6】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が95%〜100%結晶性、例えば少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.6%結晶性、または少なくとも99.7%結晶性、または少なくとも99.8%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性のものである、請求項5に記載の組合せ。
【請求項7】
前記塩が無水である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項8】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、WO2006/070195の実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、請求項6に記載の組合せ。
【請求項9】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり本明細書の図4および図5に記載される結晶構造を有する、請求項6または請求項8に記載の組合せ。
【請求項10】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、斜方晶系空間群P212121(#19)に属し97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、請求項6、8または9のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項11】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、請求項6、8、9または10のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項12】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、
(a)図4および図5に示される結晶構造を有する、および/または
(b)WO2006/070195の実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、
請求項6、8、9、10または11のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項13】
実質的に図6に示される粉末X線回折パターンを有する1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩の結晶形態である、請求項6、8、9、10、11または12のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項14】
前記塩が、実質的に結晶性の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、図6で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、好ましくは前記ピークは図6におけるピークと同じ相対強度を有する、請求項6、8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項15】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、前記塩が結晶性であって、下記の任意の1つまたは複数(どのような組合せでもよい)またはすべてのパラメーターによって特性決定される、すなわち前記塩は、
(a)図4および図5に示される結晶構造有する、および/または
(b)WO2006/070195の205〜209ページの実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、および/または
(f)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的にはさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的にはさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53,4.07および3.26Åの面間隔(d)における主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する、および/または
(g)WO2006/070195の図6または209〜211ページの実施例72における表5(その内容は参照により本書に援用される)に示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、前記ピークは任意に図6または表5(参照により本書に援用される)におけるピークと同様の相対強度を有する、および/または
(h)実質的に図6に示す粉末X線回折パターンを有する、および/または
(i)無水で、DSCに供された場合190℃で始まりを示し、かつ/もしくは194〜197℃で吸熱ピークを示す、および/または
(j)KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、
請求項6、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項16】
補助化合物および化合物を含む(または本質的にこれら成る)組合せであって、前記化合物は、
(I)PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)における式(I)に対応する式(I’)の化合物ならびにWO2005/002552に記載されるそのサブグループ、実施形態および例、
【化1】
式中、R1、R2、R3、R4、AおよびXは、PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)中と同義である、あるいは
(II)式(I”)の化合物、
【化2】
またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドであり、
式中、MはD1基およびD2基から選ばれ、
【化3】
【化4】
そして、
(A)MはD1基の場合:
Xは、O、NHおよびNCH3から選ばれ、
Aは、結合およびNR2基から選ばれ、ここでR2は水素またはメチルであり、
Eは、結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選ばれ、
R1は下記のものから選ばれる:
(i)ヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている3〜5環員を有するシクロアルキル基、
(ii)O、N、SおよびSO2から選ばれる1もしくは2個のヘテロ原子環員を有する4〜6環員を有する飽和複素環基(前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されているが、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、ならびに非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く)、
(iii)下記式で表される2,5−置換フェニル基、
【化5】
式中、(a)XがNHまたはN−CH3の場合、R3は塩素およびシアノから選ばれ、(b)XがOの場合、R3はCNである、
(iv)CR6R7R8基(R6及びR7はそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、R8は、水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選ばれる)、
(v)メチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリダジン−4−イル基、
(vi)置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる、置換イミダゾチアゾール基、
(vii)場合により置換されている1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは場合により置換されている2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基(各々の場合の置換基はハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれ、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、
(viii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されている3−ピリジル(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されているが、2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−(ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−アミドおよび2,6−ジメトキシ−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ニコチンアミドを除く)、
(ix)ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシド(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、また、
E−AがNR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(x)2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニル、およびtert−ブチル、
(xi)NR10R11基(R10およびR11はそれぞれC1−4アルキルあるいはR10およびR11は結合してNR10R11がO、N、SおよびSO2から選ばれる第2のヘテロ原子環員を場合により含む4〜6環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されている)、
(xii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリドン(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xiii)非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニル、また、
E−AがC(CH3)2NR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xiv)非置換フェニル、また、
EがCH2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xv)非置換テトラヒドロピラン−4−イル、そして、
(B)MがD2基である場合:
Aは、結合およびNR2基から選ばれ、ここでR2は水素またはメチルであり、
Eは、結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選ばれ、
R1は下記から選ばれる:
(xvi)下記式で表される2−置換3−フリル基、
【化6】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和環はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)、
(xvii)下記式で表される5−置換2−フリル基、
【化7】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている、ただし、前記化合物は5−ピペリジン−1−イルメチル−フラン−2−カルボン酸[3−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドではない)、
(xviii)下記式で表される基、
【化8】
(式中、R9は、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;Gは、CH、O、S、SO、SO2またはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により場合により置換されており、ここで前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで場合により置換されている)、また
(xix)下記式で表される3,5−二置換フェニル基、
【化9】
(式中、Xは、O、NHおよびNCH3から選ばれる)、そして、
(C)MがD1基の場合:
XはOであり;AはNR2基であり、ここでR2は水素であり;Eは結合であり;R1は2,6−ジフルオロフェニルであり;したがって、式(I)の化合物は下記からなる群より選ばれる酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である:酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば、(+)−L−乳酸および(±)−DL−乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸)、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸、である組合せ。
【請求項17】
前記化合物が式(I’)の化合物である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項18】
前記化合物が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項17に記載の組合せ。
【請求項19】
前記化合物が請求項16の(A)節および(B)節に記載の式(I”)の化合物である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項20】
MがD1基である、請求項19に記載の組合せ。
【請求項21】
Xが、O、NHおよびNCH3から選ばれる、請求項19または請求項20に記載の組合せ。
【請求項22】
XがOである、請求項21に記載の組合せ。
【請求項23】
AがNR2基であり、ここでR2は水素またはメチルである、請求項19〜22のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項24】
Aが結合である、請求項19〜22のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項25】
Eが結合である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項26】
EがCH2である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項27】
EがCH(CN)である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項28】
EがC(CH3)2である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項29】
R1が、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで場合により置換されている3〜5環員のシクロアルキル基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項30】
前記シクロアルキル基が、場合により置換されているシクロプロピルおよびシクロブチル基であり、より典型的には場合により置換されているシクロプロピル基である、請求項29に記載の組合せ。
【請求項31】
R1が非置換シクロプロピル基である、請求項30に記載の組合せ。
【請求項32】
R1が、O、N、SおよびSO2から選ばれる1または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和複素環基であり、前記複素環基は場合によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されているが、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、ならびに非置換および1−置換ピペリジン−4−イルは除く、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項33】
R1が下記式で表される2,5−置換フェニル基である
【化10】
(式中(a)XがNHまたはN−CH3である場合、R3は塩素とシアノから選ばれ、(b)XがOの場合、R3はCNである)、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項34】
R1がCR6R7R8基であり、ここでR6およびR7はそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、R8は水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項35】
R1が、メチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリダジン−4−イル基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項36】
R1が、置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる、置換イミダゾチアゾール基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項37】
R1が、場合により置換されている1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは場合により置換されている2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基であって、ここで各々の場合の置換基は、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシであり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項38】
R1が、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基で場合により置換されている3−ピリジルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項39】
R1が、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシドであり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項40】
E−AがNR2であり、R1が2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチルから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項41】
E−AがNR2であり、R1がNR10R11基であり、ここでR10およびR11はそれぞれC1−4アルキル、またはR10およびR11は結合してNR10R11がO、N、SおよびSO2から選ばれる第2のヘテロ原子環員を場合により含む4〜6環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項42】
E−AがNR2であり、R1がヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリドン基であり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項43】
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であり、R1が非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニルから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項44】
E−AがC(CH3)2NR2であり、R1が非置換フェニルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項45】
EがCH2であり、R1が非置換テトラヒドロピラン−4−イルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項46】
MがD2基である、請求項19および21〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項47】
R1が下記式の2−置換3−フリル基である請求項46に記載の組合せ
【化11】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれるか、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和環はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)。
【請求項48】
R1が下記式の5−置換2−フリル基である、請求項46に記載の組合せ:
【化12】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれるか、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)。
【請求項49】
R1が下記式で表される基である、請求項46に記載の組合せ:
【化13】
(式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により場合により置換されており、ここで前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで場合により置換されている)。
【請求項50】
R1が下記式の3,5−二置換フェニル基である、請求項46に記載の組合せ:
【化14】
(式中、XaはXと同様にO、NHおよびNCH3から選ばれる)。
【請求項51】
前記R1−E−A−部分が本明細書中の表1に示されている基から選ばれる、請求項19に記載の組合せ。
【請求項52】
前記R1−E−A−基が、A1、A4、A10、A11、A13、A20、A22、A23、A24、A29、A30、A31、A32、A38、A42、A43、A44、A46、A47、A49、A54およびA56から選ばれる、請求項51に記載の組合せ。
【請求項53】
前記R1−E−A−基が、A1、A4、A20、A24、A30、A44、A46およびA54から選ばれ、好ましくはA24基である、請求項52に記載の組合せ。
【請求項54】
前記式(I”)の化合物が式(II)で表される、請求項19に記載の組合せ
【化15】
(式中、R1、E、AおよびXは、先行する請求項のいずれか1項と同義である)。
【請求項55】
XがOである、請求項54に記載の組合せ。
【請求項56】
前記式(I”)の化合物が式(III)で表される、請求項19に記載の組合せ
【化16】
(式中、R1、R2およびEは、先行する請求項のいずれか1項と同義である)。
【請求項57】
Eが結合である、請求項56に記載の組合せ。
【請求項58】
EがCH2またはC(CH3)2である、請求項56に記載の組合せ。
【請求項59】
Eが結合、R2がH、およびR1がシクロアルキル基である、請求項57に記載の組合せ。
【請求項60】
R1がシクロアルキル基であり、前記化合物が化合物1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項59に記載の組合せ。
【請求項61】
前記式(I”)の化合物が、塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である、請求項19〜60のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項62】
前記化合物が、請求項16の(C)節に記載の式(I”)の化合物であり(MはD1基であり;XはOであり;AはNR2基であり、ここでR2は水素であり;Eは結合であり;およびR1は2,6−ジフルオロフェニルである)、前記化合物は次のものから成る群から選ばれる酸:酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば(+)−L−乳酸および(±)−DL−乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸)、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項63】
前記酸付加塩が、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラウリルスルホン酸、ムチン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸およびキナホイック酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項64】
前記酸付加塩が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、クエン酸、DL−乳酸、フマル酸、グルコン酸、グルクロン酸、馬尿酸、塩酸、グルタミン酸、DL−リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸(メシル酸)、エタンスルホン酸(エシル酸)、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸および酒石酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項65】
前記酸付加塩が、アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、グルコン酸、馬尿酸、グルタミン酸、セバシン酸、ステアリン酸および酒石酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項66】
前記酸付加塩が塩酸と形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項67】
前記酸付加塩が、25mg/mlより大きく、より典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい水への溶解度を有する、請求項62に記載の組合せ。
【請求項68】
前記塩が、D−グルクロン酸塩、メシル酸塩、エシル酸塩およびDL−乳酸塩から選ばれる、請求項67に記載の組合せ。
【請求項69】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のメシル酸塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項70】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のエシル酸(エタンスルホン酸)塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項71】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のDL−乳酸塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項72】
補助化合物と、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩またはクエン酸塩またはこれらの混合物を液体担体(例えば、水または緩衝系)対して1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい濃度で含有する水溶液(例えば、医薬組成物の形態で)とを含む(または実質的にこれらから成る)、組合せ。
【請求項73】
(i)前記L−乳酸塩または(ii)前記L−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物を含む、請求項72に記載の組合せ。
【請求項74】
pHが2〜6、例えば2〜5、さらに具体的には4〜6、例えば4〜5である、請求項72または請求項73に記載の組合せ。
【請求項75】
緩衝化されている、請求項74に記載の組合せ。
【請求項76】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩とクエン酸塩緩衝剤とを含み、前記溶液が例えばほぼ4.5の溶液pHを有する、請求項75に記載の組合せ。
【請求項77】
補助化合物と、L−乳酸塩およびクエン酸塩およびこれらの混合物から選ばれる1種または2種以上の対イオンでプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素とを含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、任意に(i)1種または2種以上の塩化物イオンなどのさらなる対イオンおよび/または(ii)1種または2種以上の等張化剤などの静注用賦形剤(例えば、グルコース、好ましくはD−グルコースなどのヘキソース糖)を含む、組合せ。
【請求項78】
前記乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンが溶液中に乳酸塩:クエン酸塩比で10:1以下、例えば10:1〜1:10、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満、または4:1未満、または3:1未満、または2:1未満、または1:1未満、より具体的には1:1〜1:10で存在する、請求項77に記載の組合せ。
【請求項79】
前記乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンが溶液中に乳酸塩:クエン酸塩比で1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7、または1:1〜1:6、または1:1〜1:5、例えばほぼ1:4.4で存在する、請求項78に記載の組合せ。
【請求項80】
請求項72〜79のいずれか1項に記載の組合せを凍結乾燥することにより形成された凍結乾燥された製剤である、組合せ。
【請求項81】
補助化合物と、L−乳酸塩およびクエン酸塩およびこれらの混合物から選ばれる1種または2種以上の対イオンでプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素を含む凍結乾燥製剤(例えば、医薬組成物の形態で)とを含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、任意に(i)1種または2種以上の塩化物イオンなどのさらなる対イオンおよび/または(ii)1種または2種以上の等張化剤などの静注用賦形剤(例えば、グルコース、好ましくはD−グルコースなどのヘキソース糖)を含む、組合せ。
【請求項82】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が物理的に結合した、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項83】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が、(a)混合剤(例えば、同一の単位用量内に)である、(b)化学的に/物理化学的に結合された(例えば、架橋、分子的な凝集または共通の賦形剤部分への結合による)、(c)化学的に/物理化学的に共にパックされた(例えば、脂質小胞、粒子(例えば、ミクロ粒子またはナノ粒子)またはエマルジョン滴上に、またはそれらの内部に配置された)、(d)混合されていないが共にパックされたか、または共に提供された(例えば、一連の単位用量の一部として)、請求項82に記載の組合せ。
【請求項84】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が非物理的に結合されている、請求項1〜81のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項85】
前記組合せが(a)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物との物理的結合を形成するための、前記少なくとも一方の化合物の即時結合のための説明書とを、または(b)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物との組合せ療法のための説明書とを、または(c)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物が投与された(または投与されている)患者集団への投与のための説明書とを、または(d)化合物の少なくとも一方を、他方の化合物と組合せて使用するのために特に適した量または形態で含む、請求項84に記載の組合せ。
【請求項86】
薬学的パック、キットまたは患者パック形態である、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項87】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項88】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項89】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項90】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項91】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項92】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せをcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項93】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せをcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項94】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜86のいずれか1項に記載のキナーゼ阻害組合せとを接触させることを含む方法。
【請求項95】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することによる、細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法。
【請求項96】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項97】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項98】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜母集団から選ばれる患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項99】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜母集団の一部分を形成していると診断された患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項100】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項101】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項102】
癌に罹患しているまたは罹患していると疑われる患者における癌の予防または治療(あるいは癌の罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異体を有しているかどうかを判定すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記患者が前記変異体を有する場合、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項103】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)オーロラキナーゼのアップレギュレーションに特徴的なマーカーを検出すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験がオーロラキナーゼのアップレギュレーションを示す場合に、その後、前記患者に請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項104】
(a)CDKキナーゼの過剰活性化および/または(b)正常なCDK活性への経路の感作および/または(c)サイクリンEのアップレギュレーションにより特徴付けられる病態または症状の予防または治療(あるいはこれらの罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示す場合に、その後、前記患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項105】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せが、本明細書に記載の診断試験のいずれか1つまたは複数によって前記化合物による治療に感受性がある疾病または症状を有していると確認された患者の亜母集団に投与(例えば、治療上有効な量で)される、治療方法、医療上の使用または使用のための化合物。
【請求項106】
本明細書に記載の病態の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項107】
薬剤に用いるための(例えば、本明細書に記載の病態の予防または治療において)、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項108】
本明細書に記載の病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、治療に有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項109】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せおよび薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項110】
水溶液形態で投与するための請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい水への溶解度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項111】
水溶液形態で投与するための請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は25mg/mlより大きく、典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい水への溶解度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項112】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む水溶液を含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は25mg/mlより大きく、典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい濃度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項113】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む水溶液を含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は液体担体(例えば、水)に対して1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい濃度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項114】
前記塩が、酢酸塩、メシル酸塩、エタンスルホン酸塩、DL−乳酸塩、アジピン酸塩、D−グルクロン酸塩、D−グルコン酸塩および塩酸塩からなる群から選ばれる、請求項109〜113のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項115】
前記塩がL−乳酸塩である、請求項109〜113のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項116】
液体組成物である、請求項109〜115およびそれらに従属する請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項117】
水中溶解用に乾燥された(例えば、凍結乾燥された)形態である、請求項109〜115およびそれらに従属する請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項118】
例えば注射(例えば、静脈内または皮下注射)または点滴による非経口投与に適した、請求項109〜117のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項119】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項120】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を、その必要のある被験体(被験体は補助化合物による治療を受けている)に投与することを含む、方法。
【請求項121】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を、その必要のある被験体(被験体は補助化合物による治療を受けている)に投与することを含む、方法。
【請求項122】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物において異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項123】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物において異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法
【請求項124】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物をcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項125】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物をcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項126】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)のキナーゼ阻害化合物とを接触させることを含む、方法。
【請求項127】
補助化合物による治療を受けている被験体における細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することを含む、方法。
【請求項128】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるオーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項129】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるオーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項130】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有し補助化合物で治療を受けている亜母集団から選ばれる患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項131】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有し、補助化合物で治療を受けている亜母集団の一部分を形成していると診断された患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項132】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療方法であって、補助化合物による治療を受けている被験体に請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項133】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、補助化合物による治療を受けている被験体に請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項134】
癌に罹患しているまたは罹患していると疑われる補助化合物による治療を受けている患者における癌の予防または治療(あるいは癌の罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異体を有しているかどうかを判定すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記患者が前記変異体を有する場合、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項135】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)オーロラキナーゼのアップレギュレーションに特徴的なマーカーを検出すべく、補助化合物による治療を受けている患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験がオーロラキナーゼのアップレギュレーションを示す場合に、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項136】
(a)CDKキナーゼの過剰活性化および/または(b)正常なCDK活性への経路の感作および/または(c)サイクリンEのアップレギュレーションにより特徴付けられる病態または症状の予防または治療(あるいはこれらの罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出すべく、補助化合物による治療を受けている患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示す場合に、その後、前記患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項137】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物が、本明細書に記載の診断試験のいずれか1つまたは複数によって前記化合物による治療に感受性がある疾病または症状を有していると確認された補助化合物による治療を受けている患者の亜母集団に投与(例えば、治療上有効な量で)される、治療方法、医療上の使用または使用のための化合物。
【請求項138】
補助化合物による治療を受けている被験体における本明細書に記載の病態の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項139】
補助化合物による治療を受けている被験体における(例えば、本明細書で記載される病態の予防または治療において)薬剤で用いるための請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項140】
本明細書に記載の病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、補助化合物による治療を受けている哺乳動物に治療に有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項141】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物との併用療法に用いる、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)。
【請求項142】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法に用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項143】
前記併用療法が先行する請求項のいずれか1項に記載の予防、治療または方法を含む、請求項141または請求項142に記載の化合物。
【請求項144】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物による治療を受けている患者の治療または予防で用いる薬剤の製造のための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)の使用。
【請求項145】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている患者の治療または予防で用いる薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項146】
ヒトなどの温血動物における癌の治療方法であって、有効量の補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)を、有効量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物と順次(例えば、前後に)または同時に前記動物に投与することを含む、方法。
【請求項147】
治療上有効な量の補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)および治療上有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む、哺乳動物における癌の併用療法の方法。
【請求項148】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率を緩和または低減させるための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項149】
哺乳動物における腫瘍増殖を阻害するための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項150】
癌を予防、治療または管理する必要のある患者における癌を予防、治療または管理するための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項151】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている癌に罹患する患者における反応率を促進または増加させるために用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項152】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている癌に罹患する患者における反応率を促進または増加させる方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を前記補助化合物と組合せて患者に投与することを含む方法。
【請求項153】
前記組合せが2種以上の補助化合物を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項154】
前記2種以上の補助化合物がそれぞれ独立して本明細書に記載の補助化合物のいずれかから選ばれる、請求項153に記載の発明。
【請求項155】
式(I’)の化合物を補助化合物と組合せることを含む、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの製造方法。
【請求項156】
式(XXVII)または(XXVIII)の化合物あるいはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
【化17】
式(XXIX)の化合物(式中PGはアミン保護基である)と、
【化18】
式(XXXI)の化合物とを、
【化19】
有機溶媒中EDCおよびHOBtなどのカップリング剤の存在下で反応させることを含む方法。
【請求項157】
前記式(XXIX)の化合物が、下記式(XXXII)の化合物である、請求項156に記載の方法。
【化20】
【請求項158】
3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミンまたはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
(i)式(XXVIIa)または(XXVIIIa)の化合物を
【化21】
場合により加熱と共に、溶媒中において酸で処理すること、および
(ii)反応物を中和することを含む、方法。
【請求項159】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
(i)請求項158に記載の式(XXVIIa)の化合物を、場合により加熱と共に、溶媒中において酸で処理すること、
(ii)反応物を中和すること、
(iii)工程(ii)の生成物とカルボニル化試薬とを反応させること、および
(iv)工程(iii)の生成物とシクロプロピルアミンとを反応させることを含む、方法。
【請求項160】
前記カルボニル化試薬が、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)あるいは、トリホスゲンまたはホスゲンなどのホスゲン均等物、好ましくは1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)である、請求項117に記載の方法。
【請求項161】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素を含む含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は式(XXVIII)または式(XXVIIIa)の化合物
【化22】
をシクロプロピルアミンと反応させ、その後、場合により酸付加塩を形成することを含む方法。
【請求項162】
前記請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、前記塩は結晶性で、下記の任意の1つまたは複数(どのような組合せでもよい)またはすべてパラメーターによって特性決定される、すなわち前記塩は、
(a)図4および図5に示される結晶構造を有する、および/または
(b)WO2006/070195の205〜209ページの実施例71における表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、および/または
(f)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的にはさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的にはさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53,4.07および3.26Åの面間隔(d)における主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する、および/または
(g)WO2006/070195の図6または209〜211ページの実施例72における表5(その内容は参照により本書に援用される)に示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、前記ピークは任意に図6または表5(参照により本書に援用される)におけるピークと同様の相対強度を有する、および/または
(h)実質的に図6に示す粉末X線回折パターンを有する、および/または
(i)無水で、DSCに供された場合190℃で始まりを示しおよび/または194〜197℃で吸熱ピークを示す、および/または
(j)KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項163】
前記補助化合物が、例えば、パクリタキセルおよびドセタキセルから選ばれるタキサン化合物を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項164】
前記補助化合物が、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラリトレキセド、ペメトレキセドおよびメトトレキセートから選ばれる抗代謝化合物である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項165】
前記補助化合物が、トラスツズマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、バンデタニブ、バタリニブ、アキシチニブおよびCHIR−258から選ばれるシグナル伝達阻害剤である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項166】
前記補助化合物が、サイトカイン、サイトカイン活性化剤またはレチノイド(例えば、インターフェロン(例えば、インターフェロン−γおよびインターフェロンα)、インターロイキン(例えば、インターロイキン2)、トレチノイン、アリトレチノインおよびベキサロテンから選ばれる)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項167】
前記補助化合物がカンプトテシン化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項168】
前記カンプトテシン化合物が、カンプトテシン、イリノテカンおよびトポテカンから選ばれる、請求項167に記載の発明。
【請求項169】
前記カンプトテシン化合物がトポテカンである、請求項168に記載の発明。
【請求項170】
前記カンプトテシン化合物がイリノテカンである、請求項168に記載の発明。
【請求項171】
前記補助化合物が、例えば、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンクリスチンから選ばれるビンカアルカロイド化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項172】
前記ビンカアルカロイド化合物がビノレルビンである、請求項171に記載の発明。
【請求項173】
前記ビンカアルカロイド化合物がビンブラスチンである、請求項171に記載の発明。
【請求項174】
前記ビンカアルカロイド化合物がビンクリスチンである、請求項171に記載の発明。
【請求項175】
前記補助化合物が、例えば、クロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンから選ばれる白金化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項176】
前記白金化合物が、クロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチンから選ばれる、請求項175に記載の発明。
【請求項177】
前記白金化合物がカルボプラチンまたはオキサリプラチンである、請求項176に記載の発明。
【請求項178】
前記白金化合物がカルボプラチンである、請求項177に記載の発明。
【請求項179】
前記補助化合物が、例えば、アントラサイクリン誘導体、ミトキサントロンおよびポドフィロトキシン誘導体から選ばれるトポイソメラーゼ2阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項180】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤が、ダウノルビシン、イダルビシンおよびエピルビシンから選ばれる、請求項179に記載の発明。
【請求項181】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤が、エトポシドおよびテニポシドから選ばれる、請求項179に記載の発明。
【請求項182】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドである、請求項181に記載の発明。
【請求項183】
前記補助化合物が抗アンドロゲンまたは抗エストロゲンである、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項184】
前記抗アンドロゲンがアロマターゼ阻害剤(例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンおよびアミノグルテチミド)である、請求項183に記載の発明。
【請求項185】
前記抗アンドロゲンが、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトラゾール、アナストラゾール、エキセメスタン、ビカルタミド、ルプロリド、酢酸メゲストロール、アミノグルテチミドおよびベキサロテンから選ばれる、請求項183に記載の発明。
【請求項186】
前記補助化合物がGnRHアナログ(例えば、ゴセレリンまたはルプロリド)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項187】
前記補助化合物が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項188】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、CD20、CD22、CD33およびCD52から選ばれる、請求項187に記載の発明。
【請求項189】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、リツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選ばれる、請求項187または188に記載の発明。
【請求項190】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、完全ヒト抗体およびキメラ抗体を包含する、請求項187〜189のいずれか1項に記載の発明。
【請求項191】
前記補助化合物が、例えば、ナイトロジェンマスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選ばれるアルキル化剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項192】
前記アルキル化剤がイホスファミドおよびクロラムブシルから選ばれる、請求項191に記載の発明。
【請求項193】
前記アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選ばれる、請求項191に記載の発明。
【請求項194】
前記アルキル化剤がブスルファンである、請求項191に記載の発明。
【請求項195】
前記補助化合物が、例えば、TSA、SAHA、JNJ−16241199、LAQ−824、MGCD−0103およびPXD−101から選ばれるHDAC阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項196】
前記補助化合物がCOX−2阻害剤、例えばセレコキシブを含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項197】
前記補助化合物が、例えば、テモゾロマイド、デシタビンおよび5−アザシチジンであるDNAメチル化酵素阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項198】
前記補助化合物がプロテアソーム阻害剤、例えばボルテジミブを含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項199】
前記補助化合物が、例えば、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスパリン(hydroxystaurosparine)、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選ばれるCDK阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項200】
前記CDK阻害剤が、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選ばれる、請求項199に記載の発明。
【請求項201】
前記CDK阻害剤がJNJ−7706621である、請求項200に記載の発明。
【請求項202】
抗代謝化合物、タキサン化合物、エポチロン、Hsp90阻害剤、シグナル伝達阻害剤、カンプトテシン化合物、ビンカアルカロイド化合物、白金化合物、トポイソメラーゼ2阻害剤、抗アンドロゲン、モノクローナル抗体(例えば、1つまたは複数の細胞表面抗原に対する)、アルキル化剤、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤、CDK阻害剤、オーロラ阻害剤およびチェックポイント標的剤から独立して選ばれる2種以上の補助化合物を含む請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項203】
前記2種以上の補助化合物の1種が、抗アンドロゲン、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から選ばれる、請求項202に記載の発明。
【請求項204】
前記2種以上の補助化合物が、5−FU、メトトレキセート、シクロホスファミドおよびドキソルビシンから選ばれる、請求項202に記載の発明。
【請求項205】
前記2種以上の補助化合物がフルダラビンおよびリツキサマブを含む、請求項202に記載の発明。
【請求項206】
前記2種以上の補助化合物がオーロラ阻害剤およびチェックポイント標的剤を含む、請求項202に記載の発明。
【請求項207】
前記補助化合物がオーロラ阻害剤である、請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項208】
前記補助化合物がチェックポイント標的剤である、請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項209】
前記チェックポイント標的剤が、白金化合物、ヌクレオシドアナログ、CDK阻害剤、タキサン、エポチロン、ビンカアルカロイド、ポロ様キナーゼ阻害剤、CHKキナーゼ阻害剤、BUBキナーゼファミリー阻害剤およびキネシン阻害剤から選ばれる、請求項208に記載の発明。
【請求項210】
前記チェックポイント標的剤が、(a)紡錘体微小管を安定化させ正常な紡錘体収縮を妨げる薬剤(例えば、タキサンおよびエポチロン)、(b)紡錘体形成を妨げる薬剤(例えば、ビンカアルカロイド)および(c)DNA損傷を引き起こすまたはDNA複製を破壊する薬剤(例えば、白金化合物またはヌクレオシドアナログ(5−FUなど))から選ばれる、請求項208に記載の発明。
【請求項211】
前記チェックポイント標的剤がタキサン(例えば、パクリタキセル)である、請求項210に記載の発明。
【請求項212】
レキシノイド、選択的免疫反応モジュレーターー、DNA修複阻害剤およびGタンパク質共役受容体阻害剤から独立して選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項213】
選択的免疫反応モジュレーターー、DNA修複阻害剤およびGタンパク質共役受容体阻害剤から独立して選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項1】
補助化合物および式(I’)の化合物を含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、前記式(I’)の化合物は乳酸塩およびクエン酸塩ならびにこれらの混合物から選ばれる1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩である組合せ。
【請求項2】
前記塩がL−乳酸塩である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
前記塩がクエン酸塩である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項4】
前記塩がL−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項5】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が実質的に結晶性、すなわち、これら塩は50%〜100%結晶性、より具体的には、少なくとも50%結晶性、または少なくとも60%結晶性、または少なくとも70%結晶性、または少なくとも80%結晶性、または少なくとも90%結晶性、または少なくとも95%結晶性、または少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項6】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が95%〜100%結晶性、例えば少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.6%結晶性、または少なくとも99.7%結晶性、または少なくとも99.8%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性のものである、請求項5に記載の組合せ。
【請求項7】
前記塩が無水である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項8】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、WO2006/070195の実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、請求項6に記載の組合せ。
【請求項9】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり本明細書の図4および図5に記載される結晶構造を有する、請求項6または請求項8に記載の組合せ。
【請求項10】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、斜方晶系空間群P212121(#19)に属し97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、請求項6、8または9のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項11】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、請求項6、8、9または10のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項12】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であって、前記塩が結晶性であり、
(a)図4および図5に示される結晶構造を有する、および/または
(b)WO2006/070195の実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、
請求項6、8、9、10または11のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項13】
実質的に図6に示される粉末X線回折パターンを有する1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩の結晶形態である、請求項6、8、9、10、11または12のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項14】
前記塩が、実質的に結晶性の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、図6で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、好ましくは前記ピークは図6におけるピークと同じ相対強度を有する、請求項6、8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項15】
前記塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、前記塩が結晶性であって、下記の任意の1つまたは複数(どのような組合せでもよい)またはすべてのパラメーターによって特性決定される、すなわち前記塩は、
(a)図4および図5に示される結晶構造有する、および/または
(b)WO2006/070195の205〜209ページの実施例71の表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、および/または
(f)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的にはさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的にはさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53,4.07および3.26Åの面間隔(d)における主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する、および/または
(g)WO2006/070195の図6または209〜211ページの実施例72における表5(その内容は参照により本書に援用される)に示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、前記ピークは任意に図6または表5(参照により本書に援用される)におけるピークと同様の相対強度を有する、および/または
(h)実質的に図6に示す粉末X線回折パターンを有する、および/または
(i)無水で、DSCに供された場合190℃で始まりを示し、かつ/もしくは194〜197℃で吸熱ピークを示す、および/または
(j)KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、
請求項6、8、9、10、11、12、13または14のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項16】
補助化合物および化合物を含む(または本質的にこれら成る)組合せであって、前記化合物は、
(I)PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)における式(I)に対応する式(I’)の化合物ならびにWO2005/002552に記載されるそのサブグループ、実施形態および例、
【化1】
式中、R1、R2、R3、R4、AおよびXは、PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)中と同義である、あるいは
(II)式(I”)の化合物、
【化2】
またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドであり、
式中、MはD1基およびD2基から選ばれ、
【化3】
【化4】
そして、
(A)MはD1基の場合:
Xは、O、NHおよびNCH3から選ばれ、
Aは、結合およびNR2基から選ばれ、ここでR2は水素またはメチルであり、
Eは、結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選ばれ、
R1は下記のものから選ばれる:
(i)ヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている3〜5環員を有するシクロアルキル基、
(ii)O、N、SおよびSO2から選ばれる1もしくは2個のヘテロ原子環員を有する4〜6環員を有する飽和複素環基(前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されているが、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、ならびに非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く)、
(iii)下記式で表される2,5−置換フェニル基、
【化5】
式中、(a)XがNHまたはN−CH3の場合、R3は塩素およびシアノから選ばれ、(b)XがOの場合、R3はCNである、
(iv)CR6R7R8基(R6及びR7はそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、R8は、水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選ばれる)、
(v)メチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリダジン−4−イル基、
(vi)置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる、置換イミダゾチアゾール基、
(vii)場合により置換されている1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは場合により置換されている2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基(各々の場合の置換基はハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれ、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、
(viii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されている3−ピリジル(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されているが、2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−(ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−アミドおよび2,6−ジメトキシ−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ニコチンアミドを除く)、
(ix)ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシド(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、また、
E−AがNR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(x)2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニル、およびtert−ブチル、
(xi)NR10R11基(R10およびR11はそれぞれC1−4アルキルあるいはR10およびR11は結合してNR10R11がO、N、SおよびSO2から選ばれる第2のヘテロ原子環員を場合により含む4〜6環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されている)、
(xii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリドン(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている)、
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xiii)非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニル、また、
E−AがC(CH3)2NR2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xiv)非置換フェニル、また、
EがCH2の場合、R1はさらに下記から選ばれる:
(xv)非置換テトラヒドロピラン−4−イル、そして、
(B)MがD2基である場合:
Aは、結合およびNR2基から選ばれ、ここでR2は水素またはメチルであり、
Eは、結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選ばれ、
R1は下記から選ばれる:
(xvi)下記式で表される2−置換3−フリル基、
【化6】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和環はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)、
(xvii)下記式で表される5−置換2−フリル基、
【化7】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている、ただし、前記化合物は5−ピペリジン−1−イルメチル−フラン−2−カルボン酸[3−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドではない)、
(xviii)下記式で表される基、
【化8】
(式中、R9は、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;Gは、CH、O、S、SO、SO2またはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により場合により置換されており、ここで前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで場合により置換されている)、また
(xix)下記式で表される3,5−二置換フェニル基、
【化9】
(式中、Xは、O、NHおよびNCH3から選ばれる)、そして、
(C)MがD1基の場合:
XはOであり;AはNR2基であり、ここでR2は水素であり;Eは結合であり;R1は2,6−ジフルオロフェニルであり;したがって、式(I)の化合物は下記からなる群より選ばれる酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である:酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば、(+)−L−乳酸および(±)−DL−乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸)、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸、である組合せ。
【請求項17】
前記化合物が式(I’)の化合物である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項18】
前記化合物が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項17に記載の組合せ。
【請求項19】
前記化合物が請求項16の(A)節および(B)節に記載の式(I”)の化合物である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項20】
MがD1基である、請求項19に記載の組合せ。
【請求項21】
Xが、O、NHおよびNCH3から選ばれる、請求項19または請求項20に記載の組合せ。
【請求項22】
XがOである、請求項21に記載の組合せ。
【請求項23】
AがNR2基であり、ここでR2は水素またはメチルである、請求項19〜22のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項24】
Aが結合である、請求項19〜22のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項25】
Eが結合である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項26】
EがCH2である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項27】
EがCH(CN)である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項28】
EがC(CH3)2である、請求項19〜24のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項29】
R1が、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで場合により置換されている3〜5環員のシクロアルキル基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項30】
前記シクロアルキル基が、場合により置換されているシクロプロピルおよびシクロブチル基であり、より典型的には場合により置換されているシクロプロピル基である、請求項29に記載の組合せ。
【請求項31】
R1が非置換シクロプロピル基である、請求項30に記載の組合せ。
【請求項32】
R1が、O、N、SおよびSO2から選ばれる1または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和複素環基であり、前記複素環基は場合によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されているが、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、ならびに非置換および1−置換ピペリジン−4−イルは除く、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項33】
R1が下記式で表される2,5−置換フェニル基である
【化10】
(式中(a)XがNHまたはN−CH3である場合、R3は塩素とシアノから選ばれ、(b)XがOの場合、R3はCNである)、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項34】
R1がCR6R7R8基であり、ここでR6およびR7はそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、R8は水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項35】
R1が、メチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリダジン−4−イル基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項36】
R1が、置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる、置換イミダゾチアゾール基である、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項37】
R1が、場合により置換されている1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは場合により置換されている2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基であって、ここで各々の場合の置換基は、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシであり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項38】
R1が、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基で場合により置換されている3−ピリジルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項39】
R1が、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシドであり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項40】
E−AがNR2であり、R1が2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチルから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項41】
E−AがNR2であり、R1がNR10R11基であり、ここでR10およびR11はそれぞれC1−4アルキル、またはR10およびR11は結合してNR10R11がO、N、SおよびSO2から選ばれる第2のヘテロ原子環員を場合により含む4〜6環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項42】
E−AがNR2であり、R1がヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により場合により置換されているピリドン基であり、ここで前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで場合により置換されている、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項43】
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であり、R1が非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニルから選ばれる、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項44】
E−AがC(CH3)2NR2であり、R1が非置換フェニルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項45】
EがCH2であり、R1が非置換テトラヒドロピラン−4−イルである、請求項19〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項46】
MがD2基である、請求項19および21〜28のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項47】
R1が下記式の2−置換3−フリル基である請求項46に記載の組合せ
【化11】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれるか、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和環はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)。
【請求項48】
R1が下記式の5−置換2−フリル基である、請求項46に記載の組合せ:
【化12】
(式中、R4およびR5は同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれるか、あるいはR4およびR5は結合しておりNR4R5がO、NH、NMe、SまたはSO2から選ばれる第2のヘテロ原子または基を場合により含有する5または6員飽和複素環基を形成し、前記5または6員飽和複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより場合により置換されている)。
【請求項49】
R1が下記式で表される基である、請求項46に記載の組合せ:
【化13】
(式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により場合により置換されており、ここで前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで場合により置換されている)。
【請求項50】
R1が下記式の3,5−二置換フェニル基である、請求項46に記載の組合せ:
【化14】
(式中、XaはXと同様にO、NHおよびNCH3から選ばれる)。
【請求項51】
前記R1−E−A−部分が本明細書中の表1に示されている基から選ばれる、請求項19に記載の組合せ。
【請求項52】
前記R1−E−A−基が、A1、A4、A10、A11、A13、A20、A22、A23、A24、A29、A30、A31、A32、A38、A42、A43、A44、A46、A47、A49、A54およびA56から選ばれる、請求項51に記載の組合せ。
【請求項53】
前記R1−E−A−基が、A1、A4、A20、A24、A30、A44、A46およびA54から選ばれ、好ましくはA24基である、請求項52に記載の組合せ。
【請求項54】
前記式(I”)の化合物が式(II)で表される、請求項19に記載の組合せ
【化15】
(式中、R1、E、AおよびXは、先行する請求項のいずれか1項と同義である)。
【請求項55】
XがOである、請求項54に記載の組合せ。
【請求項56】
前記式(I”)の化合物が式(III)で表される、請求項19に記載の組合せ
【化16】
(式中、R1、R2およびEは、先行する請求項のいずれか1項と同義である)。
【請求項57】
Eが結合である、請求項56に記載の組合せ。
【請求項58】
EがCH2またはC(CH3)2である、請求項56に記載の組合せ。
【請求項59】
Eが結合、R2がH、およびR1がシクロアルキル基である、請求項57に記載の組合せ。
【請求項60】
R1がシクロアルキル基であり、前記化合物が化合物1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項59に記載の組合せ。
【請求項61】
前記式(I”)の化合物が、塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である、請求項19〜60のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項62】
前記化合物が、請求項16の(C)節に記載の式(I”)の化合物であり(MはD1基であり;XはOであり;AはNR2基であり、ここでR2は水素であり;Eは結合であり;およびR1は2,6−ジフルオロフェニルである)、前記化合物は次のものから成る群から選ばれる酸:酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば(+)−L−乳酸および(±)−DL−乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸)、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である、請求項16に記載の組合せ。
【請求項63】
前記酸付加塩が、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラウリルスルホン酸、ムチン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸およびキナホイック酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項64】
前記酸付加塩が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、クエン酸、DL−乳酸、フマル酸、グルコン酸、グルクロン酸、馬尿酸、塩酸、グルタミン酸、DL−リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸(メシル酸)、エタンスルホン酸(エシル酸)、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸および酒石酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項65】
前記酸付加塩が、アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、グルコン酸、馬尿酸、グルタミン酸、セバシン酸、ステアリン酸および酒石酸からなる群から選ばれる酸から形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項66】
前記酸付加塩が塩酸と形成される、請求項62に記載の組合せ。
【請求項67】
前記酸付加塩が、25mg/mlより大きく、より典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい水への溶解度を有する、請求項62に記載の組合せ。
【請求項68】
前記塩が、D−グルクロン酸塩、メシル酸塩、エシル酸塩およびDL−乳酸塩から選ばれる、請求項67に記載の組合せ。
【請求項69】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のメシル酸塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項70】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のエシル酸(エタンスルホン酸)塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項71】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のDL−乳酸塩である、請求項68に記載の組合せ。
【請求項72】
補助化合物と、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩またはクエン酸塩またはこれらの混合物を液体担体(例えば、水または緩衝系)対して1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい濃度で含有する水溶液(例えば、医薬組成物の形態で)とを含む(または実質的にこれらから成る)、組合せ。
【請求項73】
(i)前記L−乳酸塩または(ii)前記L−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物を含む、請求項72に記載の組合せ。
【請求項74】
pHが2〜6、例えば2〜5、さらに具体的には4〜6、例えば4〜5である、請求項72または請求項73に記載の組合せ。
【請求項75】
緩衝化されている、請求項74に記載の組合せ。
【請求項76】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩とクエン酸塩緩衝剤とを含み、前記溶液が例えばほぼ4.5の溶液pHを有する、請求項75に記載の組合せ。
【請求項77】
補助化合物と、L−乳酸塩およびクエン酸塩およびこれらの混合物から選ばれる1種または2種以上の対イオンでプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素とを含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、任意に(i)1種または2種以上の塩化物イオンなどのさらなる対イオンおよび/または(ii)1種または2種以上の等張化剤などの静注用賦形剤(例えば、グルコース、好ましくはD−グルコースなどのヘキソース糖)を含む、組合せ。
【請求項78】
前記乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンが溶液中に乳酸塩:クエン酸塩比で10:1以下、例えば10:1〜1:10、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満、または4:1未満、または3:1未満、または2:1未満、または1:1未満、より具体的には1:1〜1:10で存在する、請求項77に記載の組合せ。
【請求項79】
前記乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンが溶液中に乳酸塩:クエン酸塩比で1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7、または1:1〜1:6、または1:1〜1:5、例えばほぼ1:4.4で存在する、請求項78に記載の組合せ。
【請求項80】
請求項72〜79のいずれか1項に記載の組合せを凍結乾燥することにより形成された凍結乾燥された製剤である、組合せ。
【請求項81】
補助化合物と、L−乳酸塩およびクエン酸塩およびこれらの混合物から選ばれる1種または2種以上の対イオンでプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素を含む凍結乾燥製剤(例えば、医薬組成物の形態で)とを含む(または本質的にこれらから成る)組合せであって、任意に(i)1種または2種以上の塩化物イオンなどのさらなる対イオンおよび/または(ii)1種または2種以上の等張化剤などの静注用賦形剤(例えば、グルコース、好ましくはD−グルコースなどのヘキソース糖)を含む、組合せ。
【請求項82】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が物理的に結合した、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項83】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が、(a)混合剤(例えば、同一の単位用量内に)である、(b)化学的に/物理化学的に結合された(例えば、架橋、分子的な凝集または共通の賦形剤部分への結合による)、(c)化学的に/物理化学的に共にパックされた(例えば、脂質小胞、粒子(例えば、ミクロ粒子またはナノ粒子)またはエマルジョン滴上に、またはそれらの内部に配置された)、(d)混合されていないが共にパックされたか、または共に提供された(例えば、一連の単位用量の一部として)、請求項82に記載の組合せ。
【請求項84】
前記補助化合物および式(I’)の化合物が非物理的に結合されている、請求項1〜81のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項85】
前記組合せが(a)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物との物理的結合を形成するための、前記少なくとも一方の化合物の即時結合のための説明書とを、または(b)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物との組合せ療法のための説明書とを、または(c)化合物の少なくとも一方と、他方の化合物が投与された(または投与されている)患者集団への投与のための説明書とを、または(d)化合物の少なくとも一方を、他方の化合物と組合せて使用するのために特に適した量または形態で含む、請求項84に記載の組合せ。
【請求項86】
薬学的パック、キットまたは患者パック形態である、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項87】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、先行する請求項のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項88】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項89】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項90】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項91】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項92】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せをcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項93】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せをcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項94】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜86のいずれか1項に記載のキナーゼ阻害組合せとを接触させることを含む方法。
【請求項95】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することによる、細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法。
【請求項96】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項97】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項98】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜母集団から選ばれる患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項99】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜母集団の一部分を形成していると診断された患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項100】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項101】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項102】
癌に罹患しているまたは罹患していると疑われる患者における癌の予防または治療(あるいは癌の罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異体を有しているかどうかを判定すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記患者が前記変異体を有する場合、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項103】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)オーロラキナーゼのアップレギュレーションに特徴的なマーカーを検出すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験がオーロラキナーゼのアップレギュレーションを示す場合に、その後、前記患者に請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項104】
(a)CDKキナーゼの過剰活性化および/または(b)正常なCDK活性への経路の感作および/または(c)サイクリンEのアップレギュレーションにより特徴付けられる病態または症状の予防または治療(あるいはこれらの罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示す場合に、その後、前記患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを投与することを含む方法。
【請求項105】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せが、本明細書に記載の診断試験のいずれか1つまたは複数によって前記化合物による治療に感受性がある疾病または症状を有していると確認された患者の亜母集団に投与(例えば、治療上有効な量で)される、治療方法、医療上の使用または使用のための化合物。
【請求項106】
本明細書に記載の病態の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項107】
薬剤に用いるための(例えば、本明細書に記載の病態の予防または治療において)、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せ。
【請求項108】
本明細書に記載の病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、治療に有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項109】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せおよび薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項110】
水溶液形態で投与するための請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい水への溶解度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項111】
水溶液形態で投与するための請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は25mg/mlより大きく、典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい水への溶解度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項112】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む水溶液を含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は25mg/mlより大きく、典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい濃度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項113】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せを含む水溶液を含む医薬組成物であって、式(I’)の化合物は液体担体(例えば、水)に対して1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、さらにより典型的には20mg/mlより大きい、好ましくは25mg/mlより大きい濃度を有する塩の形態である、医薬組成物。
【請求項114】
前記塩が、酢酸塩、メシル酸塩、エタンスルホン酸塩、DL−乳酸塩、アジピン酸塩、D−グルクロン酸塩、D−グルコン酸塩および塩酸塩からなる群から選ばれる、請求項109〜113のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項115】
前記塩がL−乳酸塩である、請求項109〜113のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項116】
液体組成物である、請求項109〜115およびそれらに従属する請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項117】
水中溶解用に乾燥された(例えば、凍結乾燥された)形態である、請求項109〜115およびそれらに従属する請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項118】
例えば注射(例えば、静脈内または皮下注射)または点滴による非経口投与に適した、請求項109〜117のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項119】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項120】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を、その必要のある被験体(被験体は補助化合物による治療を受けている)に投与することを含む、方法。
【請求項121】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3により仲介される病態または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を、その必要のある被験体(被験体は補助化合物による治療を受けている)に投与することを含む、方法。
【請求項122】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物において異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項123】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物において異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法
【請求項124】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物をcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項125】
補助化合物による治療を受けている哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物をcdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項126】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)のキナーゼ阻害化合物とを接触させることを含む、方法。
【請求項127】
補助化合物による治療を受けている被験体における細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することを含む、方法。
【請求項128】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるオーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項129】
補助化合物による治療を受けている被験体におけるオーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項130】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有し補助化合物で治療を受けている亜母集団から選ばれる患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項131】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有し、補助化合物で治療を受けている亜母集団の一部分を形成していると診断された患者における癌の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項132】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の予防または治療方法であって、補助化合物による治療を受けている被験体に請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項133】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる疾病または症状の罹患率の緩和または低減方法であって、補助化合物による治療を受けている被験体に請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項134】
癌に罹患しているまたは罹患していると疑われる補助化合物による治療を受けている患者における癌の予防または治療(あるいは癌の罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異体を有しているかどうかを判定すべく患者を診断試験に供すること、および(ii)前記患者が前記変異体を有する場合、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項135】
オーロラキナーゼ(例えば、オーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)のアップレギュレーションにより特徴づけられる病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)オーロラキナーゼのアップレギュレーションに特徴的なマーカーを検出すべく、補助化合物による治療を受けている患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験がオーロラキナーゼのアップレギュレーションを示す場合に、その後、前記患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項136】
(a)CDKキナーゼの過剰活性化および/または(b)正常なCDK活性への経路の感作および/または(c)サイクリンEのアップレギュレーションにより特徴付けられる病態または症状の予防または治療(あるいはこれらの罹患率の緩和または低減)方法であって、(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出すべく、補助化合物による治療を受けている患者を診断試験に供すること、および(ii)前記診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示す場合に、その後、前記患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項137】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物が、本明細書に記載の診断試験のいずれか1つまたは複数によって前記化合物による治療に感受性がある疾病または症状を有していると確認された補助化合物による治療を受けている患者の亜母集団に投与(例えば、治療上有効な量で)される、治療方法、医療上の使用または使用のための化合物。
【請求項138】
補助化合物による治療を受けている被験体における本明細書に記載の病態の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項139】
補助化合物による治療を受けている被験体における(例えば、本明細書で記載される病態の予防または治療において)薬剤で用いるための請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項140】
本明細書に記載の病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、補助化合物による治療を受けている哺乳動物に治療に有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む方法。
【請求項141】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物との併用療法に用いる、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)。
【請求項142】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法に用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項143】
前記併用療法が先行する請求項のいずれか1項に記載の予防、治療または方法を含む、請求項141または請求項142に記載の化合物。
【請求項144】
請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物による治療を受けている患者の治療または予防で用いる薬剤の製造のための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)の使用。
【請求項145】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている患者の治療または予防で用いる薬剤の製造のための、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物の使用。
【請求項146】
ヒトなどの温血動物における癌の治療方法であって、有効量の補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)を、有効量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物と順次(例えば、前後に)または同時に前記動物に投与することを含む、方法。
【請求項147】
治療上有効な量の補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)および治療上有効な量の請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を投与することを含む、哺乳動物における癌の併用療法の方法。
【請求項148】
哺乳動物における異常な細胞増殖からなる、またはそれから生じる疾病または症状の罹患率を緩和または低減させるための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項149】
哺乳動物における腫瘍増殖を阻害するための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項150】
癌を予防、治療または管理する必要のある患者における癌を予防、治療または管理するための、補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)との併用療法で用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項151】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている癌に罹患する患者における反応率を促進または増加させるために用いる、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物。
【請求項152】
補助化合物(例えば、本明細書で開示される補助化合物のいずれかから選ばれる補助化合物)による治療を受けている癌に罹患する患者における反応率を促進または増加させる方法であって、請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物を前記補助化合物と組合せて患者に投与することを含む方法。
【請求項153】
前記組合せが2種以上の補助化合物を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項154】
前記2種以上の補助化合物がそれぞれ独立して本明細書に記載の補助化合物のいずれかから選ばれる、請求項153に記載の発明。
【請求項155】
式(I’)の化合物を補助化合物と組合せることを含む、請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの製造方法。
【請求項156】
式(XXVII)または(XXVIII)の化合物あるいはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
【化17】
式(XXIX)の化合物(式中PGはアミン保護基である)と、
【化18】
式(XXXI)の化合物とを、
【化19】
有機溶媒中EDCおよびHOBtなどのカップリング剤の存在下で反応させることを含む方法。
【請求項157】
前記式(XXIX)の化合物が、下記式(XXXII)の化合物である、請求項156に記載の方法。
【化20】
【請求項158】
3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミンまたはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
(i)式(XXVIIa)または(XXVIIIa)の化合物を
【化21】
場合により加熱と共に、溶媒中において酸で処理すること、および
(ii)反応物を中和することを含む、方法。
【請求項159】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩を含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は
(i)請求項158に記載の式(XXVIIa)の化合物を、場合により加熱と共に、溶媒中において酸で処理すること、
(ii)反応物を中和すること、
(iii)工程(ii)の生成物とカルボニル化試薬とを反応させること、および
(iv)工程(iii)の生成物とシクロプロピルアミンとを反応させることを含む、方法。
【請求項160】
前記カルボニル化試薬が、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)あるいは、トリホスゲンまたはホスゲンなどのホスゲン均等物、好ましくは1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)である、請求項117に記載の方法。
【請求項161】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素を含む含む請求項1〜86のいずれか1項に記載の組合せの調製方法であって、前記方法は式(XXVIII)または式(XXVIIIa)の化合物
【化22】
をシクロプロピルアミンと反応させ、その後、場合により酸付加塩を形成することを含む方法。
【請求項162】
前記請求項1〜86のいずれか1項に記載の式(I’)の化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩であり、前記塩は結晶性で、下記の任意の1つまたは複数(どのような組合せでもよい)またはすべてパラメーターによって特性決定される、すなわち前記塩は、
(a)図4および図5に示される結晶構造を有する、および/または
(b)WO2006/070195の205〜209ページの実施例71における表4(その内容は参照により本書に援用される)の座標により定義される結晶構造を有する、および/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、および/または
(e)斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する、および/または
(f)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的にはさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的にはさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53,4.07および3.26Åの面間隔(d)における主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する、および/または
(g)WO2006/070195の図6または209〜211ページの実施例72における表5(その内容は参照により本書に援用される)に示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、前記ピークは任意に図6または表5(参照により本書に援用される)におけるピークと同様の相対強度を有する、および/または
(h)実質的に図6に示す粉末X線回折パターンを有する、および/または
(i)無水で、DSCに供された場合190℃で始まりを示しおよび/または194〜197℃で吸熱ピークを示す、および/または
(j)KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項163】
前記補助化合物が、例えば、パクリタキセルおよびドセタキセルから選ばれるタキサン化合物を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の発明。
【請求項164】
前記補助化合物が、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラリトレキセド、ペメトレキセドおよびメトトレキセートから選ばれる抗代謝化合物である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項165】
前記補助化合物が、トラスツズマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、バンデタニブ、バタリニブ、アキシチニブおよびCHIR−258から選ばれるシグナル伝達阻害剤である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項166】
前記補助化合物が、サイトカイン、サイトカイン活性化剤またはレチノイド(例えば、インターフェロン(例えば、インターフェロン−γおよびインターフェロンα)、インターロイキン(例えば、インターロイキン2)、トレチノイン、アリトレチノインおよびベキサロテンから選ばれる)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項167】
前記補助化合物がカンプトテシン化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項168】
前記カンプトテシン化合物が、カンプトテシン、イリノテカンおよびトポテカンから選ばれる、請求項167に記載の発明。
【請求項169】
前記カンプトテシン化合物がトポテカンである、請求項168に記載の発明。
【請求項170】
前記カンプトテシン化合物がイリノテカンである、請求項168に記載の発明。
【請求項171】
前記補助化合物が、例えば、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンクリスチンから選ばれるビンカアルカロイド化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項172】
前記ビンカアルカロイド化合物がビノレルビンである、請求項171に記載の発明。
【請求項173】
前記ビンカアルカロイド化合物がビンブラスチンである、請求項171に記載の発明。
【請求項174】
前記ビンカアルカロイド化合物がビンクリスチンである、請求項171に記載の発明。
【請求項175】
前記補助化合物が、例えば、クロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンから選ばれる白金化合物を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項176】
前記白金化合物が、クロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチンから選ばれる、請求項175に記載の発明。
【請求項177】
前記白金化合物がカルボプラチンまたはオキサリプラチンである、請求項176に記載の発明。
【請求項178】
前記白金化合物がカルボプラチンである、請求項177に記載の発明。
【請求項179】
前記補助化合物が、例えば、アントラサイクリン誘導体、ミトキサントロンおよびポドフィロトキシン誘導体から選ばれるトポイソメラーゼ2阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項180】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤が、ダウノルビシン、イダルビシンおよびエピルビシンから選ばれる、請求項179に記載の発明。
【請求項181】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤が、エトポシドおよびテニポシドから選ばれる、請求項179に記載の発明。
【請求項182】
前記トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドである、請求項181に記載の発明。
【請求項183】
前記補助化合物が抗アンドロゲンまたは抗エストロゲンである、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項184】
前記抗アンドロゲンがアロマターゼ阻害剤(例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンおよびアミノグルテチミド)である、請求項183に記載の発明。
【請求項185】
前記抗アンドロゲンが、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトラゾール、アナストラゾール、エキセメスタン、ビカルタミド、ルプロリド、酢酸メゲストロール、アミノグルテチミドおよびベキサロテンから選ばれる、請求項183に記載の発明。
【請求項186】
前記補助化合物がGnRHアナログ(例えば、ゴセレリンまたはルプロリド)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項187】
前記補助化合物が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項188】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、CD20、CD22、CD33およびCD52から選ばれる、請求項187に記載の発明。
【請求項189】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、リツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選ばれる、請求項187または188に記載の発明。
【請求項190】
前記細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、完全ヒト抗体およびキメラ抗体を包含する、請求項187〜189のいずれか1項に記載の発明。
【請求項191】
前記補助化合物が、例えば、ナイトロジェンマスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選ばれるアルキル化剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項192】
前記アルキル化剤がイホスファミドおよびクロラムブシルから選ばれる、請求項191に記載の発明。
【請求項193】
前記アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選ばれる、請求項191に記載の発明。
【請求項194】
前記アルキル化剤がブスルファンである、請求項191に記載の発明。
【請求項195】
前記補助化合物が、例えば、TSA、SAHA、JNJ−16241199、LAQ−824、MGCD−0103およびPXD−101から選ばれるHDAC阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項196】
前記補助化合物がCOX−2阻害剤、例えばセレコキシブを含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項197】
前記補助化合物が、例えば、テモゾロマイド、デシタビンおよび5−アザシチジンであるDNAメチル化酵素阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項198】
前記補助化合物がプロテアソーム阻害剤、例えばボルテジミブを含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項199】
前記補助化合物が、例えば、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスパリン(hydroxystaurosparine)、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選ばれるCDK阻害剤を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項200】
前記CDK阻害剤が、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選ばれる、請求項199に記載の発明。
【請求項201】
前記CDK阻害剤がJNJ−7706621である、請求項200に記載の発明。
【請求項202】
抗代謝化合物、タキサン化合物、エポチロン、Hsp90阻害剤、シグナル伝達阻害剤、カンプトテシン化合物、ビンカアルカロイド化合物、白金化合物、トポイソメラーゼ2阻害剤、抗アンドロゲン、モノクローナル抗体(例えば、1つまたは複数の細胞表面抗原に対する)、アルキル化剤、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤、CDK阻害剤、オーロラ阻害剤およびチェックポイント標的剤から独立して選ばれる2種以上の補助化合物を含む請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項203】
前記2種以上の補助化合物の1種が、抗アンドロゲン、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から選ばれる、請求項202に記載の発明。
【請求項204】
前記2種以上の補助化合物が、5−FU、メトトレキセート、シクロホスファミドおよびドキソルビシンから選ばれる、請求項202に記載の発明。
【請求項205】
前記2種以上の補助化合物がフルダラビンおよびリツキサマブを含む、請求項202に記載の発明。
【請求項206】
前記2種以上の補助化合物がオーロラ阻害剤およびチェックポイント標的剤を含む、請求項202に記載の発明。
【請求項207】
前記補助化合物がオーロラ阻害剤である、請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項208】
前記補助化合物がチェックポイント標的剤である、請求項1〜162のうちのいずれか1項に記載の発明。
【請求項209】
前記チェックポイント標的剤が、白金化合物、ヌクレオシドアナログ、CDK阻害剤、タキサン、エポチロン、ビンカアルカロイド、ポロ様キナーゼ阻害剤、CHKキナーゼ阻害剤、BUBキナーゼファミリー阻害剤およびキネシン阻害剤から選ばれる、請求項208に記載の発明。
【請求項210】
前記チェックポイント標的剤が、(a)紡錘体微小管を安定化させ正常な紡錘体収縮を妨げる薬剤(例えば、タキサンおよびエポチロン)、(b)紡錘体形成を妨げる薬剤(例えば、ビンカアルカロイド)および(c)DNA損傷を引き起こすまたはDNA複製を破壊する薬剤(例えば、白金化合物またはヌクレオシドアナログ(5−FUなど))から選ばれる、請求項208に記載の発明。
【請求項211】
前記チェックポイント標的剤がタキサン(例えば、パクリタキセル)である、請求項210に記載の発明。
【請求項212】
レキシノイド、選択的免疫反応モジュレーターー、DNA修複阻害剤およびGタンパク質共役受容体阻害剤から独立して選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【請求項213】
選択的免疫反応モジュレーターー、DNA修複阻害剤およびGタンパク質共役受容体阻害剤から独立して選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1〜162のいずれか1項に記載の発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2009−542610(P2009−542610A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−517411(P2009−517411)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002447
【国際公開番号】WO2008/001115
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002447
【国際公開番号】WO2008/001115
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
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